説明

電気的接地故障を判定するためのシステムおよび方法

【課題】電気接地故障を判定するためのシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】第1の接触導体209と連通している正リード、および回路の負リード接続部211と連通している負リードを有する電圧源262を設けるステップであって、第1の接触導体209が、第1の抵抗器Rp224を介して接地225に接続され、回路の負リード接続部211が、第2の抵抗器Rn226を介して接地225に接続されている、ステップと、第1の接触導体209と関連する第1の電位を監視するステップと、監視された第1の電位に少なくとも部分的に基づいて第1の接触導体209と関連する状態を判定するステップとを含む接地漏れ電気故障を判定するための方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2011年5月26日出願の「Systems and methods for determining electrical faults」と題された特許非仮出願第13/116,869号の便益を主張するものであり、その内容は、完全に記載されているかのようにその全体を参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は一般に、電気故障を検出することに関し、詳細には、接点またはスイッチ配線と関連する故障状態を検出することに関する。
【背景技術】
【0003】
機械と関連する状況または状態を判定するための工業システムにおいて、リモートスイッチがしばしば使用される。リモートスイッチは、開放位置にあっても、または閉鎖位置にあってもよく、そのスイッチ位置は、一般にそれぞれのスイッチごとに1対のワイヤを含む、通常長い相互接続ケーブルによって電子回路を制御するために通じていることが可能である。このようなリモート切替えシステムおよび感知システムと関連する1つの問題は、相互接続ケーブルと関連する配線が損傷を受け得ることであり、結果的に開放接続が生じ、あるいはワイヤが互いにおよび/またはアースもしくはシャーシ接地に短絡することになる。リモートスイッチに対するワイヤが破損した場合、スイッチは、開放位置にあるような制御回路素子に見える場合がある。ワイヤの対が短絡した場合、スイッチは、閉鎖位置にあるような制御回路素子に見える場合がある。ワイヤが接地に短絡した場合、漏れ電流が感知回路を誤った方向に導く場合がある。ワイヤが損傷を受けた場合、制御システムは、誤信号を受信する可能性があり、誤った決定がその誤信号に基づいてなされる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願公開第2008/0269970号明細書
【発明の概要】
【0005】
上述の要求のうちのいくつかまたはすべては、本発明の特定の実施形態によって対処可能である。本発明の特定の実施形態は、電気故障を判定するためのシステムおよび方法を含むことが可能である。
【0006】
本発明の例示の実施形態によれば、接地漏れ電気故障を判定するための方法が提供される。方法は、第1の接触導体と連通している正リード、および第2の電場導体と連通している負リードを有する電圧源を設けるステップであって、第1の接触導体が、第1の抵抗器Rpを介して接地に接続され、第2の電場導体が、第2の抵抗器Rnを介して接地に接続される、ステップと、第1の接触導体と関連する第1の電位を監視するステップと、監視された第1の電位に少なくとも部分的に基づいて第1の接触導体と関連する状態を判定するステップとを含む。
【0007】
別の例示の実施形態によれば、電気故障を判定するための別の方法が提供される。方法は、第1の接触導体と連通している正リード、および第2の電場導体と連通している負リードを有する電圧源を設けるステップと、抵抗器Ryによって電圧源の正リードに接続され、抵抗器R1によって電圧源の負リードに接続される第2の接触導体を設けるステップと、電源基準を受け取るステップと、電圧比較回路素子によって、第2の接触導体から伝えられた電圧を表す電場電圧に基づく電場電圧値を発生基準電圧値と比較するステップであって、発生基準電圧値が、電源基準に少なくとも部分的に基づいている、ステップと、電場電圧値および発生基準電圧の比較に少なくとも部分的に基づいて比較値出力を生成するステップと、比較値出力に少なくとも部分的に基づいて複数の電場状態のうちの1つを判定するステップとを含む。
【0008】
別の例示の実施形態によれば、電気故障を判定するためのシステムが提供される。システムは、第1の接触導体と連通している正リード、および第2の電場導体と連通している負リードを有する電圧源を含み、第1の接触導体が、第1の抵抗器Rpを介して接地に接続され、第2の電場導体が、第2の抵抗器Rnを介して接地に接続されている。システムはまた、第1の接触導体と関連する第1の電位を監視するために構成され、監視された第1の電位に少なくとも部分的に基づいて第1の接触導体と関連する状態を判定するためにさらに構成されているコントローラも含む。
【0009】
本発明の他の実施形態および態様は、本明細書に詳細に説明され、主張される本発明の一部を考慮する。他の実施形態および態様を、以下の詳細な説明、添付の図面、および特許請求の範囲を参照して理解することができる。
【0010】
次に、添付の表および図面を参照することとし、それらは、必ずしも原寸に比例して描かれているものとは限らない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の例示の実施形態による例示的な電気故障検出システムのブロック図である。
【図2】本発明の例示の実施形態による例示的な故障検出回路/システムの概略図である。
【図3】本発明の例示の実施形態による例示方法の流れ図である。
【図4】本発明の例示の実施形態による別の例示方法の流れ図である。
【図5】本発明の例示の実施形態による別の例示方法の流れ図である。
【図6】本発明の例示の実施形態による別の例示方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施形態が図示されている添付の図面を参照して、以下、本発明の実施形態をさらに十分に説明する。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で実施可能であり、本明細書に説明する実施形態に限定するものと解釈すべきでなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示が完璧かつ完全になるように、また当業者に本発明の範囲を十分に伝えるように提供される。全体を通じて、同様の符号は同様の要素を示す。
【0013】
本発明の特定の例示の実施形態は、リモートスイッチと関連する開放、短絡、および/または接地故障のワイヤ状態を検出することを可能にできる。
【0014】
特定の例示の実施形態によれば、接点入力システム内で開放ワイヤを検出するステップは、端子盤と制御盤との間のリボンケーブル内で破損した信号ワイヤ、例えば、および/または端子盤と電場ワイヤードスイッチとの間で破損したワイヤを検出することが可能な回路素子を使用するステップを含むことが可能である。本発明の例示の実施形態はまた、接地故障の状態を検出するためにも使用可能である。
【0015】
様々な抵抗器、比較回路、コントローラなどは、本発明の例示の実施形態により、電気故障を検出するために使用可能であり、次に、添付の図面を参照して説明する。
【0016】
本発明の例示の実施形態は、リモートスイッチと、そのスイッチをシステムの他の部分に接続する導体とに関連する電流フローおよび/または電圧を感知するためのシステムおよび方法を含む。
【0017】
図1は、本発明の例示の実施形態による電気故障検出システム100を示している。例示の実施形態では、システム100は、1つまたは複数の関連スイッチ/回路素子104を含む装置102を含むことが可能である。例えば、その装置は、スイッチ/回路素子104と相互作用することが可能な機械または他のデバイスを含むことが可能である。例示の実施形態では、システム100はまた、制御システム106も含むことが可能である。例示の実施形態では、制御システム106は、スイッチ/回路素子104から遠隔に位置付けられてもよい。例示の実施形態によれば、ケーブル108は、スイッチ/回路素子104を制御システム106に接続することが可能である。
【0018】
本発明の例示の実施形態によれば、制御システム106は、端子盤110および関連する回路素子を含むことが可能であり、それを少なくとも部分的に使用して、ケーブル108をリモートスイッチ/回路素子104から制御システム106に接続することが可能である。制御システムはまた、端子盤110と連通していることが可能な、およびリモートスイッチ/回路素子104の状態を感知するための基準電圧を供給するために利用可能な電池または電源112も含むことが可能である。制御システムの例示の実施形態は、取得回路116に接続するためのコネクタ、ワイヤ、リボンケーブルなどを含むことが可能な内部相互接続部114を含むことが可能である。例示の実施形態によれば、取得回路116は、チップなどの上に1つまたは複数のマイクロプロセッサ、プログラム可能システムを含むことが可能なコントローラ118と連通していることが可能である。例示の実施形態によれば、電池/電源112は、コントローラおよび/または取得回路116と連通していることが可能である。例示の実施形態では、制御システム106は、端子回路素子110およびコントローラ118と連通している接地漏れ検出回路素子120を含むことが可能である。
【0019】
図2は、例示の故障検出回路200の概略図であり、この中の特定のブロックは、図1のそれぞれのブロックに対応することが可能である。例示の故障検出回路200は、接地故障、開放導体、短絡導体、またはリモートスイッチに接続するケーブルもしくはワイヤと関連する他の状態を検出するために利用可能である。例示の実施形態によれば、故障検出回路200は、1つまたは複数のスイッチ/関連する回路素子250を含む。回路200は、スイッチ202を含むことが可能である。例示の実施形態では、スイッチ202が開放しているとき、わずかな量の電流が抵抗器Rx 204を流れることが可能であるように、抵抗器Rx 204は、スイッチ202と並列接続で配置可能である。例示の実施形態によれば、主に、スイッチが閉鎖しているときを検出すること、および短絡したケーブルと閉鎖スイッチ202とを区別するために使用可能なわずかな電圧降下をもたらすように、抵抗器Rz 206をスイッチ202と直列に配置可能である。例示の実施形態によれば、Rz 206は、任意選択の短絡回路207とバイパスまたは置換可能である。
【0020】
例示の実施形態によれば、スイッチ202、関連する並列抵抗器Rx 204、および直列抵抗器Rz 206は、制御システム256から遠隔に位置付けられてよく、1つまたは複数のケーブルによって端子盤回路260に接続可能である。例えば、スイッチを端子盤回路に接続するケーブルは、2つ以上の絶縁導体を含むことが可能である。例示の実施形態では、ケーブルは、端子盤回路素子260と、電源262の正リードと、スイッチ202との結合部の間に接続をもたらすことが可能な第1の接触コネクタ209を含むことが可能である。別の例示の実施形態によれば、第2の接触導体205が、スイッチ202から(またはRz 206から)端子盤回路素子260への接続をもたらすことが可能である。例示の実施形態では、端子盤回路260は、スイッチ202と並列に抵抗器Ry 208を含むことが可能である。例示の実施形態では、端子盤回路260はまた、直列抵抗器Rz 206と直列に、および回路の負リード接続部211につながる直列分岐抵抗器R1 210も含むことが可能である。例示の実施形態では、端子盤回路260はまた、直列抵抗器Rz 206と直列に、しかし取得回路266につながる直列分岐抵抗器R2 212も含むことが可能である。
【0021】
例示の実施形態によれば、電源262または電池214のあるリード(例えば、正リード)が、端子盤回路260、抵抗器Ry 208、並列抵抗器Rx 204、およびスイッチ202と接続可能である。例示の実施形態では、電源262の別のリード(例えば、負リード)が、回路の負リード接続部211に接続可能である。例示の実施形態では、端子盤回路260は、リボンケーブルなど、内部相互接続部264を介して取得盤回路266と連通していることが可能である。
【0022】
本発明の例示の実施形態によれば、取得盤回路266は、端子盤回路260のR2 212と直列連通している直列抵抗器R3 216を含むことが可能である。例示の実施形態では、抵抗器R4 218が、R3 216と、回路の負リード接続部211との直列回路を形成することが可能である。例示の実施形態では、電圧分割器回路網が、R4 218とR3 216との組合せにより構築可能であり、それにより、感知入力電圧219が、比較器回路220の入力において存在することが可能である。例示の実施形態によれば、デジタル/アナログ変換器(DAC)222が、信号(例えば、PWM信号、または他のデジタル信号)をコントローラ268から受信することが可能であり、DAC 222は、感知入力電圧219と比較するための比較器220においてアナログ入力221を供給することが可能である。例示の実施形態では、比較器220の信号出力223をコントローラ268に供給して、評価することが可能である。別の例示の実施形態では、コントローラ268は、アナログ入力221を比較器220に供給するためのそれ自体の内部回路素子を含むことが可能であり、DAC 222の必要性を排除する。しかし、別の例示の実施形態では、コントローラ268は、感知入力電圧219を評価するため、基準値に対するその値を判定するため、およびスイッチ202と関連する様々な接続部およびケーブルの状態を評価するために求められる必要な回路素子のすべてを含むことが可能である。この例示の実施形態では、外部比較器220およびDAC 222は、排除されても、または(比較器220およびDAC 222を囲む破線の四角形で示されるように)バイパスされてもよく、コントローラ268は、感知入力電圧を直接処理することが可能である。
【0023】
例示の実施形態によれば、電源262回路はまた、コントローラ268が感知入力電圧219または比較器信号出力223をそれに対して評価することが可能なベースライン基準値232を構築するために、コントローラ268と連通していることが可能である。例えば、スイッチ202、関連回路素子250、ケーブル、および様々な抵抗器208、210、212、216、218と関連する様々な電圧は、電池214または電源262の電圧から最終的に得られるので、コントローラ268によって生成されるか、または読み取られる比較電圧レベルは、電池214または電源262の電圧に基づくことが可能であり、それにより、電池214または電源262の電圧は変動するので、それに応じて比較電圧レベルが上下し得る。
【0024】
例示の実施形態では、任意選択の電源電圧インターフェース回路230が、電源262とコントローラ268との間で利用可能である。例示の実施形態では、任意選択の電源電圧インターフェース回路230は、電源262のアナログ電圧を感知するために、およびデジタル信号232をコントローラ268に示すために動作可能なアナログ/デジタル変換器を含むことが可能である。しかし、先に示したように、コントローラ268がアナログ入力に必要なオンボード回路素子を含む場合、任意選択の電源電圧インターフェース回路230は、(電源電圧インターフェース回路230を囲む破線の四角形によって示されるように)必要でなくてもよい。
【0025】
本発明の例示の実施形態によれば、故障検出回路200は、1つまたは複数のスイッチ202の導体、例えば、第1の接触導体209および/または第2の接触導体205がアース接地またはシャーシ接地と接触するとき検出に利用可能な接地漏れ検出回路270を含むことが可能である。例示の実施形態では、接地漏れ検出回路270は、電源262の正リードに結合可能な第1の電場導体209と連通しており、スイッチ202と連通していてもよい。例示の実施形態では、第1の電場導体209は、抵抗器Rp 224の一方の端部に接続可能である。例示の実施形態では、抵抗器Rp 224の他方の端部は、アースおよび/またはシャーシ接地225に接続可能である。例示の実施形態では、第1の電場導体209はまた、漏れ比較器回路228の正入力に接続可能であり、その回路は、例示の実施形態によれば、アナログ/デジタル変換器を有することが可能である。例示の実施形態では、漏れ比較器回路228は、入力における差動電圧に比例した出力を供給することが可能な演算増幅器を含むことが可能である。
【0026】
例示の実施形態によれば、接地漏れ検出回路270は、一方の端部においてはアースおよび/またはシャーシ接地に、他方の端部においては回路の負リード接続部211に結合されている抵抗器Rn 226を含むことが可能である。例示の実施形態によれば、第2の電場導体は、電源214の負のリードに結合可能である。例示の実施形態によれば、回路の負リード接続部211はまた、比較器回路228の負入力に結合可能である。例示の実施形態によれば、接地漏れ検出回路270は、漏れ比較器228への入力(209、211)において示される差分電圧を表す出力信号234を供給することが可能である。例えば、回路の通常動作中、スイッチワイヤ(209、205、211)がアースまたはシャーシ接地に短絡しない場合、漏れ比較器の入力(209、211)において示される差動電圧は、電源262の電圧とほぼ等しくてよい。しかし、第1の接触導体209と連通している回路の一部分が接地と接触するか、または接地への漏れを生じる場合、第1の接触導体209における電圧は、ほぼ接地電位に下がってよい。例示の実施形態によれば、第2の接触導体205がアースまたはシャーシ接地と接触していない場合、結果的に、電源262は正リードまたは第1の電場導体209においてアースまたはシャーシ接地225で参照され、次に、回路の負リード接続部211は接地電圧より下に押し下げられることになり得、電流は、シャーシまたはアース接地225から抵抗器Rn 226を流れることが可能であり、回路の負リード接続部211において接地225に対する回路網の負電圧が生成される。例示の実施形態により、この状態は、漏れ比較器228の入力の両端間に負の差動電圧を示すことが可能であり、したがって、接地漏れ信号234は、接地された第1の電場導体を示すことが可能である。
【0027】
例示の実施形態によれば、接地漏れ検出器回路270は、比較器228およびデジタル/アナログ変換器229を含むことが可能である。例示の実施形態では、シャーシまたはアース接地225は、基準用に比較器228に結合可能である。例示の実施形態では、マイクロプロセッサまたはコントローラ268が任意の数の基準出力信号233を供給して、接地漏れ検出回路出力234と接地漏れを比較することが可能である。例示の実施形態によれば、接地漏れ検出回路出力234は、漏れ比較器228差動入力の存在する電圧を示しても、またはその電圧に比例してもよく、あるいは接地漏れ検出回路出力234は、デジタル/アナログ変換器229から漏れ比較器228に入力される(およびコントローラ268からのデジタル基準出力233から抽出される)信号が比較器228における他の入力のいずれよりも高いか、または低いかを示すことが可能なデジタル高信号でも、またはデジタル低信号でもよい。
【0028】
別の例示の実施形態によれば、回路の負リード接続部211は、アースまたはシャーシ接地225と接触しても、あるいは漏れ電流を接地に導いてもよく、この場合、通常の(接地されていない)回路の負リード接続部211(すなわち、負電源電位)と、接地されている回路の負リード接続部211との間のいずれの電位差も、抵抗器Rn 226を流れる(または流れない)漏れ電流によって検出可能であることができ、このような電流は、漏れ比較器228の負入力において示される電位を変化させることがあり得る。
【0029】
例示の実施形態によれば、第1の電場導体209および回路の負リード接続部211がともに、アースもしくはシャーシ接地225と、または(接地とは関係なく)互いに接触する(あるいは漏れ電流を導く)場合、漏れ比較器228の入力に示される差動電圧は、約ゼロであってよい。そのため、本発明の例示の実施形態によれば、接地漏れ検出器回路素子270は、(1)第1の電場導体209が接地225に短絡した、もしくは漏れ電流を導いている、(2)回路の負リード接続部211が接地225に短絡した、もしくは漏れ電流を導いている、および/または(3)第1の電場導体209と回路の負リード接続部211とがともに、接地225もしくは互いに短絡した、または漏れ電流を導いていることを含むが、それらに限定されない少なくとも3つの接地故障状態を区別することを可能にできる。
【0030】
本発明の例示の実施形態によれば、漏れ比較器回路228は、接地漏れ信号234をコントローラ268によって読み取るためのデジタル形式に変換する任意選択のアナログ/デジタル変換器を含むことが可能である。別の例示の実施形態では、漏れ比較器回路228は、アナログ構成要素を含むことが可能であり、コントローラ268がコントローラ268によってまたはコントローラのマイクロプロセッサによって処理するあるいは読み取るため、アナログ信号をインターフェースおよび変換するために必要な構成要素を含む場合、接地漏れ信号234はアナログであってよい。
【0031】
次に、全体的な故障検出システム200に戻ると、例示の実施形態では、電場電圧値入力219に示される種々の相対電圧レベルは、スイッチ202と関連する様々な配線と関連して対応する状態を示すことが可能である。例えば、および様々な抵抗器(204、206、208、210、212、216、218)について選択された値の選択に応じて、フル電源262のおよそ60%の電圧値は、感知接点が開放または閉鎖していることを示すことが可能である。別の例示の実施形態では、フル電源262のおよそ10%の電圧値は、内部接続部264またはケーブルワイヤが、端子盤回路260と取得盤回路266との間で開放していることを示すことが可能である。別の例示の実施形態では、フル電源262のおよそ20%の電圧値は、(Rx 204がスイッチに取り付けられている場合)スイッチへの配線が開放していることを示すことが可能である。例示の実施形態によれば、様々な抵抗器(204、206、208、210、212、216、218)は、入力回路を変更するように動作することが可能であり、それにより、接点制御電圧は、複数の値を有する(閾値は、電池または電源262の電圧に比例していることが可能であるので、一般的な値を%で示す)。例えば、電源基準232は、電場電圧入力値219と比較するための基準を設けることが可能である。例えば、電場電圧入力219が、およそフル電源262の電圧(およそ100%)であるとき、このような状態は、閉鎖スイッチ202を示すことが可能である。例示の実施形態では、電場電圧入力219が電源262のおよそ24%〜28%の電圧であるとき、それは、並列抵抗器Rx 204が取り付けられている場合の開放スイッチ202を示すことが可能である。例示の実施形態では、電場電圧入力219がフル電源262のおよそ13%〜およそ17%の電圧であるとき、このような状態は、接点に対する開放ワイヤ、または並列抵抗器Rxを含まない開放スイッチ202について示すことが可能である。例示の実施形態では、電場電圧入力219がフル電源262のおよそ0%の電圧であるとき、このような状態は、端子盤回路素子260と取得盤回路素子266との間の相互接続ケーブル264のワイヤ開放を示すことが可能である。
【0032】
本発明の例示の実施形態によれば、いくつかの状況が、開放ワイヤまたは接地故障を感知するために生じ得る。第1の状況では、および例示の実施形態によれば、感知抵抗器Rx 204およびRy 208が存在し、Rz 206が存在し得るか、またはバイパスされ得、スイッチ202が第1の接触導体209において存在する接地故障により開放しているか、または閉鎖している。この状況では、接地漏れ検出器回路素子270(および具体的には、任意選択の比較器およびデジタル/アナログ変換器231)は、抵抗器Rp 224とRn 226との両端間の電圧差に基づいて第1の接触導体209における接地故障を検出することが可能である。
【0033】
第2の状況では、および例示の実施形態によれば、感知抵抗器Rx 204およびRy 208が存在し、Rz 206が存在し得るか、またはバイパスされ得、スイッチ202が第2の接触導体205において存在する接地故障により開放しているか、または閉鎖している。この状況では、取得盤回路素子266(および具体的には、任意選択の比較器およびデジタル/アナログ変換器272)は、このような電場状態に対応することが可能な比較値に基づいて第2の接触導体205における接地故障を検出することが可能である。
【0034】
第3の状況では、および例示の実施形態によれば、感知抵抗器Rx 204およびRy 208が接続されていないか、または開放していることが可能であり、Rz 206が存在し得るか、またはバイパスされ得、スイッチ202が第1の接触導体209において存在する接地故障により開放しているか、または閉鎖している。この状況では、接地漏れ検出器回路素子270(および具体的には、任意選択の比較器およびデジタル/アナログ変換器231)は、抵抗器Rp 224とRn 226との両端間の電圧差に基づいて第1の接触導体209における接地故障を検出することが可能である。
【0035】
第4の状況では、および例示の実施形態によれば、感知抵抗器Rx 204およびRy 208が接続されていないか、または開放していることが可能であり、Rz 206がバイパスされ得、スイッチ202が第2の接触導体205において存在する接地故障により閉鎖している。この状況では、接地漏れ検出器回路素子270(および具体的には、任意選択の比較器およびデジタル/アナログ変換器231)は、抵抗器Rp 224とRn 226との両端間の電圧差に基づいて第2の接触導体205における接地故障を検出することが可能である。
【0036】
第5の状況では、および例示の実施形態によれば、感知抵抗器Rx 204およびRy 208が接続されていないか、または開放していることが可能であり、Rz 206が存在し得るか、またはバイパスされ得、スイッチ202が第2の接触導体205において存在する接地故障により開放している。この状況では、取得盤回路素子266(および具体的には、任意選択の比較器およびデジタル/アナログ変換器272)は、このような電場状態に対応することが可能な比較値に基づいて第2の接触導体205における接地故障を検出することが可能である。
【0037】
例示の実施形態では、抵抗器の値の選択は、電流引込みによって管理され得る。例えば、一実施形態によれば、並列抵抗器Rx 204およびRy 208の値は、開放感知電圧をそれほど高くしないようにするために、およびRxとRyを介して引き込まれる電流を制限するために十分高く設定可能である。例えば、抵抗があまりにも高い場合、適切に接続するための開放電圧は、開放ワイヤの場合とそれほど異ならない可能性があり、検出閾値の維持を困難にする。本発明の例示の実施形態によれば、抵抗器Rx 204およびRy 208は、およそ750Kオームに設定可能である。他の例示の実施形態は、本発明の範囲から逸脱することなく、約1Kオームから約1Mオームの範囲に抵抗値のいずれかを設定することを含む。
【0038】
本発明の例示の実施形態によれば、コントローラ268は、取得比較器222によって電場電圧値入力219と比較するための基準電圧値入力221に対する一連の比較電圧を供給することが可能である。例示の実施形態では、基準電圧値入力221に対する比較電圧は、デジタル/アナログ変換器222により変換可能である。別の例示の実施形態では、コントローラ268は、アナログ信号としてこれを供給可能にすることができる。例示の実施形態では、および基準電圧値入力221に基づいて、比較器は、種々の基準電圧に比較して電場電圧値入力219の関係を判定するために利用可能である。例えば、コントローラ268は、第1の基準を生成して、基準電圧値入力221によって比較器220に示すことで開始することが可能である。比較値出力223が、高または低のいずれかであると評価可能であり、その値は記録可能である。次いで、コントローラ268は、第2の基準(など)を生成して、基準電圧値入力221によって比較器220に示すことが可能であり、やはり比較値出力223は、高または低のいずれかであると評価可能であり、その値は記録可能である。例示の実施形態によれば、このプロセスは、種々の基準により(例えば、4回)繰返し可能であり、電場状態が評価可能である。例えば、比較値出力223の順序が「低(Low)−低(Low)−低(Low)−低(Low)」である場合、それは、端子盤回路素子260と取得盤回路素子266との間のワイヤ故障(開放)を示すことが可能である。例示の実施形態によれば、比較値出力223の順序が、「高(High)−高(High)−高(High)−高(High)」である場合、それは、通常動作の下、閉鎖接点202を示すことが可能である。このような一連の4つの基準電圧値入力221は、5つの故障を評価するために作成可能である。例示の実施形態では、3つの故障タイプの評価には、一連の2つ基準電圧値入力221が必要であり得る。
【0039】
例示の実施形態によれば、複数のスイッチ202、および複数のスイッチ202と関連する複数の関連電場ワイヤ(209、211)が、先に示したもの、ならびに図1および図2に示したものと類似しているが、任意選択のマルチプレクサを追加した回路を使用して評価可能である。例えば、このようなマルチプレクサは、取得比較器回路素子220の前に挿入可能である。例示の実施形態では、複数の入力(例えば、複数の電場電圧値入力219)が、マルチプレクサへの入力として使用可能である。例示の実施形態では、マルチプレクサの出力は、比較器220への入力をもたらすことが可能である。例示の実施形態では、マルチプレクサの切替え順序およびタイミングは、コントローラ268によって制御可能である。
【0040】
本発明の例示の実施形態により、入力回路250での接地故障は、第1の接触導体209における入力側での故障を含み得、それは、電池214の正側での接地故障と等価である。この故障は、接地漏れ検出器回路素子270によって直接検出可能である。本発明の例示の実施形態により、入力回路250での接地故障は、第2の接触導体205におけるスイッチ回路素子250出力側での故障を含み得る。このような故障は、2つのバランス抵抗器Rp 224およびRn 226をもはや流れない、具体的には、接地故障が、Rp(224)の両端間に並列抵抗を効果的に加える場合の比較的小さい電流の増分を迂回させることがあり得る。各入力回路250内のこの少量の電位接地故障電流は、安全ガイドライン内である量に抵抗器Rx 204、Ry 208、およびRz 206によって制限されることになる。
【0041】
例示の実施形態によれば、ジャンパ207が取り付けられ、スイッチ202が閉じている場合、この状態は、電池214の正側から接地に対する直接接続の最悪の場合を招くことがあり得、それにより、Rp 224の両端間の電圧がコントローラ268を介してDAC 229によって設定されるその閾値範囲の外側であるために、1つの接地故障だけで、検出させるには十分である。しかし、ジャンパ207が取り付けられていない場合、並列抵抗は、スイッチ202が開いているときは、Rz 206と直列であるとともにRy 208と並列であるRx 204か、またはスイッチが閉じているときは、Rz 206およびRy 208の並列かのいずれかの組合せである。この並列抵抗は、典型的には、100Kオーム以上の範囲の構成要素から形成されるので、通常、10Kオーム〜100Kオームの範囲にあるRp 224との並列では、たった1つの接地故障だけで、Rn 226の両端間の電圧に比較して、Rp 224の両端間の電圧に比較的小さい変化をもたらすには十分な電流を迂回させることが可能である。この比較的より小さい量の電圧変化が、第2の接触導体205における個々の接地故障による場合、比較器228に状況を変えさせるために、迂回電流は(コントローラ268を介して、DAC 229によって設定される)閾値をパスするほど十分に大きくなくてもよく、第2の接触導体205における個々の接地故障は見逃されることになり得る。しかし、このような故障はやはり、安全ガイドラインに入っていることが可能であり、それは、典型的には、全接地故障により接地まで通過する電流の量と関係している。例えば、この場合、電流はやはり、個々のスイッチ入力回路における抵抗の並列組合せによって安全ガイドライン内に制限可能である。例示の実施形態によれば、他の入力回路が、それらの入力配線の第2の接触導体205において生じる接地故障を有するので、接地への追加の電流経路が、比較器228およびコントローラ268による検出により、Rn 226の両端間の電圧に対するRp 224の両端間の電圧の追加の変更をもたらすことがあり得る。
【0042】
次に、電気故障を判定するための例示の方法300を図3の流れ図を参照して説明する。方法300は、ブロック302から開始し、例示の実施形態によれば、少なくとも1つのスイッチと並列連通している少なくとも1つの第1のスイッチ検出器抵抗器を備えるスイッチ回路素子を設けるステップを含む。
【0043】
ブロック304では、および例示の実施形態によれば、方法300は、スイッチ回路素子と並列連通しており、電源と連通している少なくとも1つの端子盤抵抗器を備える端子盤回路素子を設けるステップを含む。ブロック306では、および例示の実施形態によれば、方法300は、電源基準を受け取るステップを含む。ブロック308では、および例示の実施形態によれば、方法300は、電圧比較回路素子によって、スイッチ回路素子および端子盤回路素子から伝えられた電圧を示す電場電圧に基づく電場電圧値を発生基準電圧値と比較するステップを含み、発生基準電圧値が、電源基準に少なくとも部分的に基づいている。ブロック310では、および例示の実施形態によれば、方法300は、電場電圧値および発生基準電圧の比較に少なくとも部分的に基づいて比較値出力を生成するステップを含む。ブロック312では、および例示の実施形態によれば、方法300は、比較値出力に少なくとも部分的に基づいて複数の電場状態のうちの1つを判定するステップを含む。方法300は、ブロック312の後に終了する。
【0044】
次に、接地漏れ電気故障を判定するための例示の方法400を図4の流れ図を参照して説明する。方法400は、ブロック402から開始し、例示の実施形態によれば、電場電圧値を電圧比較回路素子に送るステップを含み、電場電圧値が、切替え回路素子と並列連通している少なくとも1つの端子盤抵抗器から伝えられた電圧に少なくとも部分的に基づいている。ブロック404では、および例示の実施形態によれば、方法400は、発生基準電圧値を電圧比較回路素子に送るステップを含む。ブロック406では、および例示の実施形態によれば、方法400は、電圧比較回路素子の出力に少なくとも部分的に基づいて複数の電場状態のうちの少なくとも1つを判定するステップを含む。方法400は、ブロック406の後に終了する。
【0045】
次に、接地漏れ電気故障を判定するための例示の方法500を図5の流れ図を参照して説明する。方法500は、ブロック502から開始し、例示の実施形態によれば、第1の接触導体と連通している正リードと、第2の電場導体と連通している負リードとを有する電圧源を設けるステップを含み、第1の接触導体が、第1の抵抗器Rpを介して接地に接続され、第2の電場導体が、第2の抵抗器Rnを介して接地に接続されている。ブロック504では、および例示の実施形態によれば、方法500は、第1の接触導体と関連する第1の電位を監視するステップを含む。ブロック506、および例示の実施形態によれば、方法500は、監視された第1の電位に少なくとも部分的に基づいて第1の接触導体と関連する状態を判定するステップを含む。方法500は、ブロック506の後に終了する。
【0046】
次に、接地漏れ電気故障を判定するための例示の方法600を図6の流れ図を参照して説明する。方法600は、ブロック602から開始し、例示の実施形態によれば、第1の接触導体と連通している正リードと、回路の負リード接続部と連通している負リードとを有する電圧源を設けるステップを含み、第1の接触導体が、第1の抵抗器Rpを介して接地に接続され、回路の負リード接続部が、第2の抵抗器Rnを介して接地に接続されている。ブロック604では、および例示の実施形態によれば、方法600は、第1の接触導体と関連する第1の電位を監視するステップを含む。ブロック606では、および例示の実施形態によれば、方法600は、監視された第1の電位に少なくとも部分的に基づいて第1の接触導体と関連する状態を判定するステップを含む。方法600は、ブロック606の後で終了する。
【0047】
本発明の例示の実施形態は、複数の電場状態のうちの1つを判定するステップを含み、判定するステップは、命令を含み、電圧比較回路素子(220)と連通している、コントローラ(118)によって少なくとも部分的に実行される。本発明の例示の実施形態は、スイッチ回路素子(250)を含み、このスイッチ回路素子(250)は、少なくとも1つのスイッチ(202)と直列連通している少なくとも1つの第2のスイッチ検出器抵抗器(206)をさらに含む。
【0048】
本発明の例示の実施形態は、端子盤回路素子(110)およびコントローラ(118)と連通している漏れ検出回路素子(228)を備える接地漏れ検出器回路素子(120)を設けるステップであって、接地漏れ検出回路素子(120)が、電源(112)および第1の電場導体(209)と連通しており、接地漏れ検出回路素子(120)が、回路の負リード接続部(211)と直列連通している少なくとも第1の分割器抵抗器(224)および第2の分割器抵抗器(226)を含み、第1の分割器抵抗器(224)と第2の分割器抵抗器(226)との間に接続された接地を含む抵抗器回路網を備える、ステップと、接地漏れ検出器回路素子(120)により1つまたは複数の電圧を生成するステップであって、その1つまたは複数の電圧が、通常動作、接地されている第1の電場導体(209)、または接地されている回路の負リード接続部(211)のうちの1つまたは複数の状態にそれぞれ対応する、ステップと、接地漏れ検出器回路素子(120)によって生成された1つまたは複数の電圧に少なくとも基づいて1つまたは複数の状態を判定するステップとを含む。例示の実施形態は、複数の電場状態を判定するステップを含み、その複数の電場状態が、(a)ワイヤ開放状態、(b)スイッチ開放状態、(c)スイッチ閉鎖状態、(d)ワイヤ対ワイヤの短絡状態、(e)接地されているワイヤ状態、(f)端子盤回路素子と取得盤回路素子との間のワイヤ故障、または(g)通常状態のうちの1つまたは複数を含む。例示の実施形態は、切替え回路素子(202)を含み、切替え回路素子(202)が、複数の電場状態のそれぞれに応答して電場電圧値(219)を生成するように動作可能であり、それにより、取得盤回路素子(116)の電圧比較回路素子(220)によって発生基準電圧値(221)に対して比較されると、電場状態を判定するためにコントローラによって利用可能な出力(223)が生成されることになる。
【0049】
次に、電気故障を判定するための別の例示の方法400を図4の流れ図を参照して説明することにする。方法400は、ブロック402から開始し、例示の実施形態によれば、電場電圧値を電圧比較回路素子に送るステップを含み、電場電圧値が、切替え回路素子と並列連通している少なくとも1つの端子盤抵抗器から伝えられた電圧に少なくとも部分的に基づいている。ブロック404では、および例示の実施形態によれば、方法400は、発生基準電圧値を電圧比較回路素子に送るステップを含む。ブロック406では、および例示の実施形態によれば、方法400は、電圧比較回路素子の出力に少なくとも部分的に基づいて複数の電場状態のうちの少なくとも1つを判定するステップを含む。方法400は、ブロック406の後に終了する。
【0050】
本発明の例示の実施形態は、切替え回路素子(250)を含み、切替え回路素子(250)が、少なくとも1つのスイッチ(202)と直列連通している少なくとも1つの第2のスイッチ検出器抵抗器(206)をさらに含み、少なくとも1つの第2のスイッチ検出器抵抗器(206)が、少なくとも1つのスイッチ(202)と、少なくとも1つの端子盤抵抗器(208)との間に生じる電場ワイヤ故障を判定することを容易にする。例示の実施形態は、電圧比較回路素子(220)において複数の電場電圧値(219)を受け取るステップであって、複数の電場電圧値(219)のそれぞれが、対応する複数のスイッチ(202)と並列連通している複数の端子盤抵抗器(208)のうちの少なくとも1つから伝えられた電圧に少なくとも部分的に基づいている、ステップと、複数の電場電圧値(219)および発生基準電圧値(221)に少なくとも部分的に基づいて複数のスイッチ(202)と関連する複数の電場状態のうちの少なくとも1つを判定するステップであって、発生基準電圧値(221)が、電源基準(232)に少なくとも部分的に基づいている、ステップとを含む。
【0051】
本発明の例示の実施形態は、電気故障を判定するためのシステムを含む。システムは、少なくとも1つのスイッチ(202)と並列連通している少なくとも1つの第1のスイッチ検出器抵抗器(204)を備えるスイッチ回路素子(104)と、スイッチ回路素子(104)と並列連通し、電源(112)と連通している少なくとも1つの端子盤抵抗器(208)を備える端子盤回路素子(110)と、第1の入力として発生基準電圧値(221)を、および第2の入力として電場電圧値(219)を受け取るように、ならびに比較値(223)を出力するように動作可能な電圧比較回路素子(220)を備える取得盤回路素子(116)であって、電場電圧値(219)が、スイッチ回路素子(104)および端子盤回路素子(110)から伝えられた電圧を示す、取得盤回路素子と、少なくとも1つのプロセッサおよび命令を含むコントローラ(118)であって、コントローラが、電源基準(232)を受け取り、電源基準(232)に少なくとも部分的に基づいて電圧比較回路素子(220)に対する発生基準電圧値(221)を制御し、電圧比較回路素子(220)から比較値出力(223)を受け取り、比較値(223)に少なくとも部分的に基づいて複数の電場状態のうちの1つを判定するようになされている、コントローラとを含む。
【0052】
例示の実施形態では、スイッチ回路素子(250)は、少なくとも1つのスイッチ(202)と直列連通している少なくとも1つの第2のスイッチ検出器抵抗器(206)をさらに備える。例示の実施形態は、電圧を生成するように動作可能であり、電源(112)および第1の電場導体(209)と直列連通している抵抗器分割器回路を含む、接地漏れ検出器回路素子(120)をさらに含み、抵抗器分割器回路が、回路の負リード接続部(211)と直列連通している少なくとも第1の分割器抵抗器(224)および第2の分割器抵抗器(226)を含み、第1の分割器抵抗器(224)と第2の分割器抵抗器(226)との間に接続された接地を含む。例示の実施形態では、接地漏れ検出器回路素子(120)は、端子盤回路素子(110)およびコントローラ(118)と連通している漏れ検出回路素子(228)をさらに含み、漏れ検出回路素子(228)が、スイッチ回路素子(104)と関連する電圧(209)と、接地(225)と関連する1つまたは複数の電圧とを比較するように動作可能である。本発明の例示の実施形態はシステムを含み、ここでは接地漏れ検出器回路素子(120)の両端間に発生した電圧が、通常動作、接地されている第1の電場導体(209)、または接地されている回路の負リード接続部(211)のうちの1つまたは複数に対応する。システムの例示の実施形態はあるシステムを含み、ここでは接地漏れ検出器回路素子(120)の両端間に発生した電圧が、第1のスイッチ検出器抵抗器(204)、第2のスイッチ検出器抵抗器(206)、第1の分割器抵抗器(224)、第2の分割器抵抗器(226)、第1の電場導体(209)、または回路の負リード接続部(211)のうちの1つまたは複数の接続に対応する。システムの例示の実施形態は、アナログ/デジタル変換器デバイス、またはデジタル/アナログ変換器デバイスのうちの1つまたは複数を含む取得盤回路素子(116)を含む。本発明の例示の実施形態によれば、複数の電場状態は、(a)ワイヤ開放状態、(b)スイッチ開放状態、(c)スイッチ閉鎖状態、(d)ワイヤ対ワイヤの短絡状態、(e)接地されているワイヤ状態、(f)端子盤回路素子と取得盤回路素子との間のワイヤ故障、または(g)通常動作のうちの1つまたは複数を含むことが可能である。例示の実施形態では、スイッチ回路素子(202)は、複数の各電場状態のそれぞれに応答して、電場電圧値(219)を生成するように動作可能であり、それにより、取得盤回路素子(116)の電圧比較回路素子(220)によって発生基準電圧値(221)に対して比較されると、電場状態を判定するためにコントローラによって利用可能な出力(223)が生成されることになる。例示の実施形態では、複数の電場状態のそれぞれの状態と関連する出力(223)は、発生基準電圧値(221)に対する電場電圧値(219)の相対比較を表し、発生基準電圧値(221)が、電源基準(232)に少なくとも部分的に基づいている。例示の実施形態では、複数の電場状態のそれぞれの状態と関連する出力(223)は、それぞれの電場電圧値(219)によって示される発生基準電圧値(221)のパーセンテージを表す。
【0053】
本発明の例示の実施形態によれば、接地漏れ電気故障を判定するための方法が提供される。方法は、第1の接触導体と連通している正リード、および第2の電場導体と連通している負リードを有する電圧源を設けるステップであって、第1の接触導体が、第1の抵抗器Rpを介して接地に接続され、第2の電場導体が、第2の抵抗器Rnを介して接地に接続されている、ステップと、第1の接触導体と関連する第1の電位を監視するステップと、監視された第1の電位に少なくとも部分的に基づいて第1の接触導体と関連する状態を判定するステップとを含む。例示の実施形態では、第1の接触導体(209)と関連する状態を判定するステップは、電圧源(262)と関連する電圧を判定するステップにさらに基づき、その状態は、第1の接触導体(209)が接地(225)に接続されているかどうかを判定するステップを含む。方法の例示の実施形態は、回路の負リード接続部(211)と関連する第2の電位を監視するステップと、電圧源(262)と関連する電圧を監視するステップと、監視された第2の電位と、電圧源(262)と関連する監視された電圧とに少なくとも部分的に基づいて回路の負リード接続部(211)と関連する状態を判定するステップとを含むことが可能である。例示の実施形態では、回路の負リード接続部(211)と関連する状態を判定するステップは、回路の負リード接続部(211)が、接地(225)に接続されているかどうかを判定するステップを含む。例示の実施形態によれば、第1の接触導体(209)と関連する第1の電位が、接地(225)に対して監視される。例示の実施形態では、回路の負リード接続部(211)と関連する第2の電位が、接地(225)に対して監視される。本発明の例示の実施形態によれば、電圧源(262)は、電池(214)を含む。
【0054】
本発明の例示の実施形態は、接地漏れ電気故障を判定するための方法を含む。方法は、第1の接触導体(209)と連通している正リード、および回路の負リード接続部(211)と連通している負リードを有する電圧源(262)を設けるステップと、抵抗器Ry(208)によって電圧源(262)の正リードに接続され、抵抗器R1(210)によって電圧源(262)の負リードに接続される第2の接触導体(205)を設けるステップと、電源基準(232)を受け取るステップと、電圧比較回路素子(220)によって、第2の接触導体(205)から伝えられた電圧を表す電場電圧に基づく電場電圧値(219)を発生基準電圧値(221)と比較するステップであって、発生基準電圧値が、電源基準(232)に少なくとも部分的に基づいている、ステップと、電場電圧値(219)および発生基準電圧(221)の比較に少なくとも部分的に基づいて比較値出力(223)を生成するステップと、比較値出力(223)に少なくとも部分的に基づいて複数の電場状態のうちの1つを判定するステップとを含む。
【0055】
例示の実施形態では、複数の電場状態のうちの少なくとも1つが、接地に接続される第2の接触導体(205)を含む。例示の実施形態では、電源基準(232)を受け取るステップが、電池(214)の電圧に基づいている。
【0056】
本発明の例示の実施形態によれば、接地漏れ電気故障を判定するためのシステムが提供される。システムは、第1の接触導体(209)と連通している正リード、および回路の負リード接続部(211)と連通している負リードを有する電圧源(262)であって、第1の接触導体(209)が、第1の抵抗器Rp(224)を介して接地(225)に接続され、回路の負リード接続部(211)が、第2の抵抗器Rn(226)を介して接地(225)に接続されている、電圧源と、第1の接触導体(209)と関連する第1の電位を監視するために構成され、監視された第1の電位に少なくとも部分的に基づいて第1の接触導体(209)と関連する状態を判定するためにさらに構成されているコントローラ(268)とを含むことが可能である。例示の実施形態によれば、第1の接触導体(209)と関連する状態を判定するステップは、電源(262)と関連する電圧を判定するステップにさらに基づき、その状態は、第1の接触導体(209)が接地(225)に接続されているかどうかを判定するステップを含む。
【0057】
例示の実施形態では、システムは、回路の負リード接続部(211)と関連する第2の電位を監視し、電源(262)と関連する電圧を監視し、監視された第2の電位と、電源(262)と関連する監視された電圧とに少なくとも部分的に基づいて回路の負リード接続部(211)と関連する状態を判定することが可能である。例示の実施形態によれば、コントローラ(268)は、回路の負リード接続部(211)が、接地(225)に接続されているかどうかを判定するためにさらに構成可能である。例示の実施形態では、第1の接触導体(209)と関連する第1の電位は、接地(225)に対して監視される。例示の実施形態では、回路の負リード接続部(211)と関連する第2の電位は、接地(225)に対して監視される。例示の実施形態によれば、電圧源(262)は、電池(214)を含むことが可能である。
【0058】
例示の実施形態では、第2の接触導体(205)が、抵抗器Ry(208)によって電圧源(262)の正リードに接続され、抵抗器R1(210)によって電圧源(262)の負リードに接続されている。例示の実施形態によれば、コントローラ(268)は、電源基準(232)を受け取るステップと、電圧比較回路素子(220)によって、第2の接触導体(205)から伝えられた電圧を表す電場電圧に基づく電場電圧値(219)を発生基準電圧値(221)と比較するステップであって、発生基準電圧値が、電源基準(232)に少なくとも部分的に基づいている、ステップと、電場電圧値(219)および発生基準電圧(221)の比較に少なくとも部分的に基づいて比較値出力(223)を生成するステップと、比較値出力(223)に少なくとも部分的に基づいて複数の電場状態のうちの1つを判定するステップのためにさらに構成されている。例示の実施形態では、複数の電場状態のうちの少なくとも1つが、接地に接続される第2の接触導体(205)を含む。例示の実施形態では、コントローラ(268)は、監視された第1または第2の電位のうちの1つまたは複数を1つまたは複数のアナログ基準信号と比較するステップに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のデジタル比較信号を受け取るステップのためにさらに構成されている。
【0059】
したがって、本発明の例示の実施形態は、電場ワイヤ故障の検出を実現する特定のシステムおよび方法を創出する技術的効果をもたらすことが可能である。本発明の例示の実施形態は、接地故障検出を判定するためのシステムおよび方法を実現するさらなる技術的効果をもたらすことが可能である。
【0060】
本発明の例示の実施形態では、故障検出システム100および/または故障検出回路素子200は、動作のいずれをも容易にするために実行される任意の数のハードウェアおよび/またはソフトウェアのアプリケーションを含むことが可能である。
【0061】
例示の実施形態では、1つまたは複数のI/Oインターフェースが、故障検出システム100および/または故障検出回路素子200と、1つまたは複数の入力/出力デバイスとの間の通信を容易にすることが可能である。例えば、ユニバーサルシリアルバスポート、シリアルポート、ディスクドライブ、CD−ROMドライブ、および/またはディスプレイ、キーボード、キーパッド、マウス、コントロールパネル、タッチスクリーンディスプレイ、マイクロフォンなどの1つまたは複数のユーザインターフェースデバイスが、故障検出システム100および/または故障検出回路素子200とのユーザ相互作用を容易にすることが可能である。1つまたは複数のI/Oインターフェースは、多種多様な入力デバイスからのデータおよび/またはユーザ命令を受け取るか、あるいは収集するために利用可能である。受け取ったデータは、本発明の様々な実施形態で所望の1つまたは複数のコンピュータプロセッサによって処理可能、および/または1つまたは複数のメモリデバイスに保存可能である。
【0062】
1つまたは複数の回路網インターフェースが、1つまたは複数の適切な回路網および/または接続に対する故障検出システム100および/または故障検出回路素子200の入力および出力の接続を容易にすることが可能であり、例えば、その接続は、システムと関連する任意の数のセンサとの通信を容易にする。1つまたは複数の回路網インターフェースは、外部のデバイスおよび/またはシステムと通信するための、例えば、ローカルエリアネットワーク、広域ネットワーク、インターネット、セルラネットワーク、無線周波ネットワーク、(Telefonaktiebolaget LM Ericssonが所有する)Bluetooth(登録商標)が使用可能なネットワーク、(Wi−Fi Allianceが所有する)Wi−Fi(登録商標)が使用可能なネットワーク、衛星ネットワーク、任意の有線ネットワーク、任意の無線ネットワークなどの1つまたは複数の適切なネットワークへの接続をさらに容易にすることが可能である。
【0063】
必要に応じて、本発明の実施形態は、図1および図2に示した構成要素を多かれ少なかれ有する故障検出システム100および/または故障検出回路素子200を含むことが可能である。
【0064】
本発明を本発明の例示の実施形態により、システムおよび方法のブロック図と流れ図、および/またはコンピュータプログラム製品を参照して上述している。ブロック図と流れ図の1つまたは複数のブロック、およびブロック図と流れ図のブロックの組合せはそれぞれ、コンピュータ実行可能プログラム命令によって実施可能であることは理解されるであろう。同様に、ブロック図と流れ図のいくつかのブロックは、本発明のいくつかの実施形態により、必ずしも示した順序で実行される必要も、または必ずしもすべて実行される必要もなくてよい。
【0065】
これらのコンピュータ実行可能プログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、プロセッサ、または特定のマシンを製造する他のプログラム可能データ処理装置上にロード可能であり、それにより、コンピュータ、プロセッサ、または他のプログラム可能データ処理装置において実行する命令は、流れ図の1つまたは複数のブロックに明示される1つまたは複数の機能を実施するために手段を創出する。これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置を特定のやり方で機能するように導くことが可能なコンピュータ可読メモリに保存可能でもあり、それにより、そのコンピュータ可読メモリに保存された命令は、流れ図の1つまたは複数のブロックに明示される1つまたは複数の機能を実施する命令手段を含む製造品を製作する。一例として、本発明の実施形態は、コンピュータ可読プログラムコードまたは実装されているプログラム命令を中に含むコンピュータ使用可能媒体を含むコンピュータプログラム製品を提供することが可能であり、そのコンピュータ可読プログラムコードが、流れ図の1つまたは複数のブロックに明示される1つまたは複数の機能を実施するために実行されるようになされている。コンピュータプログラム命令はまた、一連の動作要素またはステップが、コンピュータまたはコンピュータ実施プロセスをもたらす他のプログラム可能装置において実行されることになるコンピュータあるいは他のコンピュータプログラム可能データ処理装置上にロード可能であり、それにより、コンピュータまたは他のプログラム可能装置において実行する命令が、流れ図の1つまたは複数のブロックに明示される機能を実施するための要素またはステップを提供する。
【0066】
したがって、ブロック図と流れ図のブロックは、明示される機能を実行するための手段の組合せ、明示される機能を実行するための要素またはステップの組合せ、および明示される機能を実行するためにプログラム命令手段を支持する。ブロック図と流れ図の各ブロック、およびブロック図と流れ図のブロックの組合せが、明示される機能、要素またはステップ、あるいは専用のハードウェアおよびコンピュータ命令の組合せを実行する専用ハードウェアベースのコンピュータシステムによって実行可能であることも理解されるであろう。
【0067】
本発明を、最も実践的であると現在考えられていること、および様々な実施形態と関連して説明してきたが、本発明が、開示される実施形態に限定されるべきものでなく、むしろ添付の特許請求の範囲内に含まれる様々な修正形態および均等な構成を網羅するものと意図されることを理解すべきである。本明細書では、特定の用語が使用されているが、それらは、一般的かつ記述的な意味のみで使用されており、限定を目的とするものではない。
【0068】
この記述された説明は、例を使用して、最良のモードを含む本発明を開示し、またいずれのデバイスまたはシステムを製造および使用すること、ならびにいずれの組み込まれた方法を実行することを含む本発明を当業者が実施することを可能にする。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲に定義され、当業者なら思い付く他の例を含むことが可能である。このような他の例は、それらが特許請求の文言とは異ならない構造的要素を有する場合、またはそれらが特許請求の範囲の文言とは実質的に異ならない均等の構造的要素を含む場合、特許請求の範囲内にあるものと意図される。
【符号の説明】
【0069】
100 電気故障検出システム
102 装置
104 スイッチ/回路素子
106 制御システム
108 スイッチへの/からのケーブル
110 端子盤回路素子
112 電池/電源
114 内部接続部
116 取得盤回路素子
118 コントローラ
120 接地漏れ検出器回路素子
200 故障検出システムの例示の実施形態
202 スイッチ(複数可)
204 Rx
205 第2の電場接触導体
206 Rz
207 任意選択のバイパスまたはRz
208 Ry
209 第1の接触導体
210 R1
211 第2の接触導体
212 R2
214 電池
216 R3
218 R4
219 電場電圧値入力
220 取得比較器
221 基準電圧値入力
222 デジタル/アナログ変換器
223 比較値
224 Rp
225 アースまたはシャーシ接地
226 Rn
228 漏れ比較器
229 任意選択のデジタル/アナログ変換器
230 任意選択の電源電圧インターフェース回路素子
231 任意選択の比較器およびD/A
232 電源基準
233 接地漏れ比較用デジタル基準出力
234 接地漏れ検出回路出力
252 装置
256 制御システム
260 端子盤回路素子
262 電池または電源
264 相互接続部
266 取得盤回路素子
268 コントローラ
270 接地漏れ検出器回路素子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の接触導体(209)と連通している正リード、および回路の負リード接続部(211)と連通している負リードを有する電圧源(262)を設けるステップであって、前記第1の接触導体(209)が、第1の抵抗器Rp(224)を介して接地(225)に接続され、前記回路の負リード接続部(211)が、第2の抵抗器Rn(226)を介して前記接地(225)に接続されている、ステップと、
前記第1の接触導体(209)と関連する第1の電位を監視するステップと、
前記監視された第1の電位に少なくとも部分的に基づいて前記第1の接触導体(209)と関連する状態を判定するステップと
を含む接地漏れ電気故障を判定するための方法。
【請求項2】
前記第1の接触導体(209)と関連する状態を判定する前記ステップが、前記電圧源(262)と関連する電圧を判定するステップにさらに基づき、前記状態が、前記第1の接触導体(209)は接地(225)に接続されているかどうかを判定するステップを含む請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記回路の負リード接続部(211)と関連する第2の電位を監視するステップと、
前記電圧源(262)と関連する電圧を監視するステップと、
前記監視された第2の電位、および前記電圧源(262)と関連する前記監視された電圧に少なくとも部分的に基づいて前記回路の負リード接続部(211)と関連する状態を判定するステップと
をさらに含む請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記回路の負リード接続部(211)と関連する状態を判定する前記ステップが、前記回路の負リード接続部(211)は接地(225)に接続されているかどうかを判定するステップを含む請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記第1の接触導体(209)と関連する前記第1の電位が、前記接地(225)に対して監視される請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記回路の負リード接続部(211)と関連する前記第2の電位が、前記接地(225)に対して監視される請求項3記載の方法。
【請求項7】
前記電圧源(262)が、電池(214)を備える、請求項1記載の方法。
【請求項8】
第1の接触導体(209)と連通している正リード、および回路の負リード接続部(211)と連通している負リードを有する電圧源(262)を設けるステップと、
抵抗器Ry(208)によって前記電圧源(262)の正リードに接続され、抵抗器R1(210)によって前記電圧源(262)の負リードに接続される第2の接触導体(205)を設けるステップと、
電源基準(232)を受け取るステップと、
電圧比較回路素子(220)によって、第2の接触導体(205)から伝えられた電圧を表す電場電圧に基づく電場電圧値(219)を発生基準電圧値(221)と比較するステップであって、前記発生基準電圧値が、前記電源基準(232)に少なくとも部分的に基づいている、ステップと
前記電場電圧値(219)および前記発生基準電圧(221)の前記比較に少なくとも部分的に基づいて比較値出力(223)を生成するステップと、
前記比較値出力(223)に少なくとも部分的に基づいて複数の電場状態のうちの1つを判定するステップと
を含む接地漏れ電気故障を判定するための方法。
【請求項9】
前記複数の電場状態のうちの少なくとも1つが、接地に接続される第2の接触導体(205)を含む請求項8記載の方法。
【請求項10】
前記電源基準(232)を受け取る前記ステップが、電池(214)の電圧に基づいている、請求項8記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2013−48085(P2013−48085A)
【公開日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−153241(P2012−153241)
【出願日】平成24年7月9日(2012.7.9)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】