説明

電気通信システム、及び電気通信方法

利用者装置がデータのセットを少なくとも第1の電気通信ネットワークに送信する方法であって、前記利用者装置が、充電式電源を備え、前記方法が、少なくとも第2の電気通信ネットワークが提供するネットワーク関連情報を、前記利用者装置によって取得する動作と、前記電源の充電を検出すると、前記少なくとも第1の電気通信ネットワークに対する前記ネットワーク関連情報を含むデータのセットの送信を起動する動作とを含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して電気通信ネットワーク及び電気通信システムに関係すると共に、更に具体的には、ネットワークの適用範囲の情報を収集することに使用可能な電気通信ネットワーク及び電気通信システムに関係する。
【背景技術】
【0002】
電気通信ネットワークは、充電式電源を備える携帯機器を使用して利用者装置へ通信するか、または利用者装置から通信するための設備を提供する。
【0003】
電気通信ネットワークの配置及び維持のために、適用範囲の配置ソフトウェア(coverage deployment software)、及び特に不十分な適用範囲または利用者装置の高い高密度化を伴う領域に関する適用範囲の現場での無線測定(field radio measurement)は、非常に重要である。
【0004】
過去のネットワーク配置及び現在のネットワーク配置(2G及び3G)は、能率的に室内の適用範囲を扱うことが、電気通信ネットワークの加入者に対して良い品質のサービスを保証するための秘訣であることを示す。室内環境が提供する通信は、前記加入者のための利用の観点から、非常に重要であるが、しかし、建物に対する出入権(access rights)のために、電気通信ネットワークオペレータが前記建物の中の室内の適用範囲を測定する手段は、非常に限られている。
【0005】
韓国特許出願公開第2001/0050257号明細書、及び米国特許出願公開第2006/183487号明細書のような以前の特許文献は、サービスの品質を改良する施策をとるのに、不十分な適用範囲を有するゾーンを検出するために、既知の地理的位置におけるネットワークのレベル情報に依存する。しかしながら、たとえグローバルポジショニングシステムに基づく位置情報サービス(Location Based Services:LBS)が広く広められたとしても、衛星信号が完全に取得されることができない場所では、これらの方法は、室内の適用範囲を検出するという問題には適当ではない。更に、それらのシステムは、全てが多量の利用者装置の能力を消費する、測定、計算、及び情報処理を必要とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国特許出願公開第2001/0050257号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2006/183487号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
今日、現存する、そして将来の電気通信基盤に容易に実行され得る情報収集の解決法の必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
欠点を克服すること、及び/または、従来技術に対して改善を行うことが本システムの目的である。
【0009】
それを提供するために、本発明は、請求項1による電気通信方法を提案する。
【0010】
携帯型の利用者装置は、使用に依存する自律性を有するバッテリを備えている。そのバッテリは、利用者装置が適切に働くように、定期的に充電される必要がある。本システム、及び方法は、その充電が、一般的に、多くの利用者によって、家で、仕事場で、または専用のクレードルのおかげで車内で実行されるという出願人の意見に依存している。最初の2つの状況において、利用者装置は、ほとんど建物の中に存在すると共に、電源コードの長さによって制限された移動度を有している可能性がある。すなわち、多くの場合、利用者装置が充電状態にあるという事実は、利用者装置が室内の場所にあるが、しかし、まだ利用者が手を届かせたい場所にある、という暗黙の徴候である。
【0011】
本発明の一実施例による方法は、分析のためにネットワークに報告された利用者装置の電源に関する充電イベントの検出に基づいて、室内の適用範囲の推定、及び潜在的なネットワークの適用範囲の検出及び識別の問題を説明する。
【0012】
主な利点は、以下のようなものである。
・全ての利用者が非常に規則正しい基準(もし毎日でなければ1週間に数回)で実行する動作(バッテリの充電)に頼ること。
・現場測定キャンペーンと比較されたコストの有効性。
・情報の非侵入的な取得。
【0013】
本発明は、請求項1〜13による、必要とされるときに更にネットワークパラメータを変更するために、ネットワーク関連情報を取得して、送信して、処理する方法に関係する。
【0014】
本発明は、同様に、請求項14〜18による、必要とされるときに更にネットワークパラメータを変更するために、ネットワーク関連情報を取得して、送信して、処理する方法に関係する。
【0015】
本発明は、同様に、請求項19〜22による、ネットワーク関連情報を取得して、送信する利用者設備に関係する。
【0016】
本発明は、同様に、請求項23による、ネットワーク関連情報を取得して、送信するコンピュータプログラムに関係する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施例によるシステムを概略的に例証する図である。
【図2】本発明の実施例による利用者装置と電気通信ネットワークとの間で交換されるメッセージの情報フィールドまたはパラメータを概略的に例証する図である。
【図3】本発明の実施例による利用者装置によって実行される方法を概略的に例証する図である。
【図4】本発明の実施例による電気通信ネットワークにおいて実行される方法を概略的に例証する図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施例が、一例としてのみ、同等の構成要素が一致する参照符号を提供される添付の図面を参照して、ここから説明されることになる。
【0019】
電気通信ネットワークは、携帯型の利用者装置(UE)が通信することを可能にする。携帯型の利用者装置(UE)は、使用に依存する自律性を有すると共に充電する必要がある、電源またはバッテリを有している。そのバッテリは、利用者装置が適切に働くように、定期的に充電される必要がある。充電は、一般的に、多くの利用者によって、家で、仕事場で、または専用のクレードルのおかげで車内で実行される。最初の2つの状況において、利用者装置は、ほとんど建物の中に存在すると共に、電源コードの長さによって制限された移動度を有している可能性がある。すなわち、多くの場合、利用者装置が充電モードにあるという事実は、利用者装置が室内の場所にあるが、しかし、まだ利用者が手を届かせたい場所にある、という暗黙の徴候である。
【0020】
本発明の一実施例によれば、方法が提供されると共に、その方法は以下の動作を含む。
・エネルギー源に接続されている/接続されていないを示す利用者装置の状態を取得する動作。
・この状態を、セルID、ビット誤り率(Bit Error Rate:BER)、またはフレーム誤り率(Frame Error Rate:FER)のような他の情報、またはあらゆる関連した無線指標(wireless indicator)と共に記憶する動作。
・これ以降イベントメッセージ(event message)と呼ばれるメッセージを使用して、それらのデータを、リアルタイムに、もしくは遅れて(例えば、通信状態に依存するか、もしくは利用者装置(UE)が何かをするのに忙しいならば(例えば他のアプリケーションによって))、例えば基地局(BS)を経由して電気通信ネットワークに伝達する動作。
・例えば、ネットワークの無線適用範囲の地図製作を行うために、それらのデータを収集すると共に、ネットワーク内のデータベースに記憶する動作。
・更にネットワークの無線適用範囲を向上させるために、室内の場所におけるネットワークの適用範囲の指標を与えるそれらのデータを分析すると共に、例えばそれらをできる限り利用者の住所のような外部情報と関連付ける動作。
【0021】
リアルタイムに、もしくは遅れて、データを伝達するために、データ(のセット)の送信を起動する動作の後に、きっかけとなるイベントを検出すると前記データのセットを送信する動作が続いており、きっかけとなるイベントは、
−データ送信を可能にする少なくとも第1の電気通信ネットワークの稼働率の十分なネットワーク、
−利用者装置の稼働率、
−少なくとも第1の電気通信ネットワークから受信された要求、
−電源の充電を検出してからの遅延、
−電源の充電、
の内の少なくとも1つであり得る。
【0022】
本発明による方法は、更に、利用者装置(UE)がネットワーク関連情報をそこから収集すると共にそこに送信する同じネットワークに関して、徹底的に例証されるが、しかし、ネットワーク関連情報が1つまたはいくらかの電気通信ネットワークから収集されると共に1つまたはいくらかの電気通信ネットワーク(同じである必要はない)に送信される状況は、同様に本発明の範囲内にある。
【0023】
本発明の1つの代表的な実施例によれば、いくらかのサブシステムまたはシステムユニット、及びそれらの関連データ及びメッセージが、更に一例として説明される。
【0024】
図1は、利用者装置(User Equipment:UE)10がイベントユニット20、及び通信ユニット30を含む本発明によるシステムを示す。前記利用者装置(UE)は、基地局(Base Station:BS)40を経由して、電気通信ネットワークに存在するイベント管理ユニット50と通信する。
【0025】
イベントユニット20は、バッテリ充電イベントを取得することと、現在の環境(ネットワークの適用範囲パラメータ、位置等)に関する追加情報を追加することを担当している。イベントサブシステムは、利用者装置のバッテリを充電するために、エネルギー源、例えば電気用プラグと接続された利用者装置の情報を取得する。イベントサブシステムは、利用者装置によって取得されたイベントを記憶することが可能である。
【0026】
通信ユニット30は、無線通信を扱うことを担当するサブシステムである。それは、信号状態、そして、特に、利用者装置の位置の適用範囲と関連付けられた信号強度の情報を有している。従って、利用者装置がそのバッテリを充電するためにプラグに差し込まれるとき、信号強度(または、ネットワークの適用範囲の品質の判断のためのあらゆる関連したパラメータ)が、測定されると共に、電気通信ネットワークのイベント管理サブシステム50に更に送信されることになるイベントメッセージに統合される。前記メッセージは、フレームに構造化され得る。通信ユニット30は、電気通信ネットワークの基地局(BS)40と情報をやりとりする。基地局(BS)への通信は、媒体アクセス制御(Media Access Control:MAC)階層のイベントチャンネル上で、イベント情報の配信の適切なスケジューリング及び優先順位付けが保証され得る。
【0027】
可能性がある実装において、イベントチャンネル上で転送されるべきメッセージのフレームは、以下のとおりであり得る。
・メッセージをネットワークを介した伝送の準備が整ったフレームに変えるために加えられるMACヘッダ。
・イベント関連情報(例えばバッテリの充電、充電時間、位置等)を含むイベント属性。
・任意の属性(例えばサービス情報)。
・情報の送信ビットにおけるエラー検出を可能にするためのチェックサム。
【0028】
基地局40は、イベントメッセージを収集すると共に、イベント管理ユニット50に転送する。
【0029】
このイベント管理ユニット50は、基地局(BS)からイベントメッセージを受信する。このユニットは、以下を可能にする。
・リアルタイムの管理。
・イベント情報の保存。
・収集された情報に基づく分析。
【0030】
イベント管理ユニット50は、更に、統計及びレポート手段(例えば、統計及びレポートサーバ)に接続され得る。
【0031】
携帯型の利用者装置とイベント管理サブシステムとの間のメッセージまたはデータの転送は、上述の実施例において基地局(BS)としての機能を果たすセットトップボックス(Set Top Box)のような他の装置に対する電力線通信(Power Line Communication:PLC)、あるいは物理的接続または無線接続を介して実行され得る。
【0032】
本発明のアプリケーションの例は、以下のような室内の適用範囲の測定であり得る。
・セルラーアクセスネットワークのセルにおける室内の適用範囲の分布。
・時間及び利用者情報と相関性があるか否かの更に細かい分析。
【0033】
この情報は、ネットワークの高密度化及び/または管理の運営上の決定を支援する証拠を提供する。
【0034】
図2は、イベントサブシステムによって生成されたイベントメッセージの情報構造を示す。
【0035】
ヘッダパラメータは、イベントの説明を与え得る。イベントタイプフィールドまたはパラメータは、イベントのタイプを与え得る。イベントデータパラメータは、充電の持続時間を与え得る。優先順位パラメータは、そのイベントが扱われるべきである優先順位のレベルを与え得る。フィールドは、信号強度のような信号状態、アプリケーションのための帯域幅、またはそのバッテリが充電状態にある時の利用者装置のネットワークの適用範囲に関連したあらゆるパラメータに関する情報のために確保され得る。複数のネットワークの信号特性が、マルチモード利用者装置(例えば、4G+WLAN、または4G+DVB−H、またはISDBT等)の場合にも、同様に与えられ得る。
【0036】
ネットワークデータフィールドは、例えばセルID等のような、利用者装置が接続される基地局に関する情報を与え得る。利用者データフィールドは、利用者に関する情報(例えばプロファイル、ID等)を与え得る。タイムスタンプパラメータは、イベントが起動された(例えばバッテリ充電開始/停止)時刻を与え得る。サービスデータフィールドは、位置情報を発したサービスIDに関する情報を与え得る。位置情報フィールドは、離散点の位置に関する座標またはIDのような位置情報、正確さのレベル、速度等を含み得る。
【0037】
図3は、本発明の一実施例による利用者装置に関する方法を説明する。方法は、以下のようである。
−動作310において、利用者装置の電源の充電が検出される。
−任意の動作315において、例えばキーの押下、電話器が開くこと/閉まること、バーコードまたはRFIDのスキャンニングのようなイベント取得が、同様に検出され得る。
−動作320において、図1及び図2で以前に説明されたネットワーク関連情報が取得される。
−任意の動作340において、利用者装置の位置情報が取得され得る。
−動作330において、ネットワーク関連情報を含むと共に、任意に位置を含むイベントメッセージが、電気通信ネットワークに送信される。
−課題:電源検出が1つの特別な場合であるイベント取得を行うであろう動作“315”を作成することは可能であろうか。
【0038】
図4は、本発明の一実施例による電気通信ネットワークにおける方法を説明する。方法は、以下のようである。
−動作410において、図3において説明されたイベントメッセージが、電気通信ネットワークによって受信される。
−任意の動作415において、イベントメッセージに含まれるネットワーク関連情報が、電気通信ネットワークによって記憶され得る。
−追加の動作420において、(イベントメッセージに含まれる、)ネットワーク関連情報を含むと共に任意に利用者装置(UE)の位置を含む受信されたデータに従って、ネットワークパラメータが変更され得る。
−動作430において、電気通信ネットワークの適用範囲が、更に、受信されたデータを用いて最適化される(適用範囲、信号の品質、サービスの品質等)。
【0039】
制限された適用範囲を有する領域を確認する場合に、ネットワーク関連情報を使用すること、及び改善策を講じることに関して、それらがネットワークオペレータの方針によって変わり得るので、動作420及び動作430は、任意である。
【0040】
利用者装置は、複数のネットワークからネットワーク関連情報を収集するか、もしくは取得し得る。本発明の代表的な実施例において、利用者装置は、バッテリの充電を検出すると、3Gの電気通信ネットワーク(例えば、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System:UMTS)、Wifiネットワーク、及びWimaxネットワークから、ネットワーク関連情報を収集すると共に、この情報を単独の3GのUMTSネットワークに送信し得る。このマルチモードの特徴は、例えば、他のネットワーク−放送は良い例である−の適用範囲を改良するために、1つのネットワークの十分な接続性を使用することに関して例証され得る。
【0041】
第2のネットワークの内の少なくとも1つが提供するネットワーク関連情報が収集される場合、それは、更に、利用者装置(UE)が接続され得るか、または接続されることになる第1の電気通信ネットワークの内の少なくとも1つに、直ちに、もしくはきっかけとなるイベントに基づいて、例えばその後で、あるいは前記第1のネットワークの内の少なくとも1つからの要求があると、送信され得る。“直ちに”は、充電イベントを検出すると、そしてネットワーク関連情報を収集すると、リアルタイムに、または続けて行うことを意味する。“その後で”は、ネットワーク関連情報が記憶され、そしてその後で送信され得ることを意味する。“要求があると”は、利用者装置が(例えば月に1度、または別の方法で)収集されたネットワークの情報またはイベントメッセージを第1のネットワークの内の少なくとも1つに送信することに関する要求を、第1のネットワークの内の少なくとも1つが利用者装置に送信することを意味する。
【0042】
更に、ネットワーク関連情報を取得するか、もしくは収集する動作は、それが、例えば、定期的に、もしくは充電を検出するイベントの前に実行され得るという意味において、検出と関連しなくても良い。
【0043】
利用者装置(UE)及び電気通信ネットワークによって実行される動作は、両方ともコンピュータプログラムによって実行され得る。
【0044】
位置指示子として電源への接続を使用することは、イベントの1つの例である。以下のような他のタイプのイベントを扱うことが可能である。
・RFIDスキャンニング。
・2次元バーコード。
・GPSベースの位置決めイベント。
・Zigbee(ジグビー:屋内の場所のための低い電力消費UWB)。
・(ブルートゥース及びIR(赤外線)のような)短距離データ伝送。PCと携帯電話との間でデータを転送することは、(PCから約30cm離れた)位置に関する情報を与え得る。
【0045】
GPSベースの位置決めイベントの場合、位置決めの要求を起動したサービスに特有のサービスタグは、イベント構造に統合され得る。
【0046】
特に、RFIDまたは2次元バーコードの管理は、離散点として定義された位置決めイベントを管理する方法を提供する。
【符号の説明】
【0047】
10 利用者装置
20 イベントユニット
30 通信ユニット
40 基地局
50 イベント管理ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者装置(10)がデータのセットを少なくとも第1の電気通信ネットワーク(40、50)に送信する方法であって、
前記利用者装置(10)が、充電式電源を備え、
前記方法が、
−少なくとも第2の電気通信ネットワークが提供するネットワーク関連情報を、前記利用者装置(10)によって取得する動作と、
−前記電源の充電を検出すると、前記少なくとも第1の電気通信ネットワーク(40、50)に対する前記ネットワーク関連情報を含むデータのセットの送信を起動する動作とを含む
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ネットワーク関連情報を取得する動作は、前記電源の充電を検出すると起動される
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ネットワーク関連情報が、前記利用者装置(10)によって測定された前記少なくとも第2の電気通信ネットワーク(40、50)の信号強度を含む
ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の方法。
【請求項4】
前記利用者装置(10)が、更に、その位置を取得するように動作可能であると共に、
前記ネットワーク関連情報が、前記利用者装置(10)によって取得された前記位置を含む
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記データのセットの送信を起動する動作の後に、きっかけとなるイベントを検出すると前記データのセットを送信する動作が続いており、
前記きっかけとなるイベントが、
−データ送信を可能にする前記少なくとも第1の電気通信ネットワークの稼働率の十分なネットワーク、
−前記利用者装置の稼働率、
−前記少なくとも第1の電気通信ネットワークから受信された要求、
−前記電源の充電を検出してからの遅延、
−前記電源の充電、
の内の少なくとも1つである
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記データのセットが、前記利用者装置(10)の前記電源の充電を示す表示を含む
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の電気通信ネットワークと前記第2の電気通信ネットワークが同じである
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
第1の電気通信ネットワーク(40、50)において、少なくとも第2の電気通信ネットワークが提供するネットワーク関連情報を、前記第1の電気通信ネットワーク(40、50)の利用者装置(10)から受信する方法であって、
前記利用者装置(10)が、充電式電源を備え、
前記方法が、
−前記利用者装置(10)からデータのセットを受信する動作を含み、
前記データのセットが、
−前記データのセットを送信する前に前記利用者装置(10)によって取得されたネットワーク関連情報と、
−前記電源の充電を示す表示とを含み、
前記充電が、前記利用者装置(10)による前記データのセットの送信を起動する
ことを特徴とする方法。
【請求項9】
前記ネットワーク関連情報が、前記利用者装置(10)によって測定された前記少なくとも第2の電気通信ネットワーク(40、50)の信号強度を含む
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記利用者装置(10)が、更に、その位置を取得するように動作可能であると共に、
前記ネットワーク関連情報が、前記利用者装置(10)によって取得された前記位置を含む
ことを特徴とする請求項8または請求項9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
受信された前記ネットワーク関連情報に従って前記第1の電気通信ネットワークパラメータを変更する動作を更に含む
ことを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記ネットワーク関連情報を使用して前記第1の電気通信ネットワーク(40、50)の適用範囲を最適化する動作を更に含む
ことを特徴とする請求項8から請求項11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
ネットワーク関連パラメータを要求する予備の動作を更に含む
ことを特徴とする請求項8から請求項12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
データのセットを第1の電気通信ネットワーク(40、50)におけるイベント管理装置(50)に送信するように動作可能な利用者装置(10)を備える電気通信システムであって、
前記利用者装置が、充電式電源を備え、
前記利用者装置(10)が、
−少なくとも第2の電気通信ネットワークが提供するネットワーク関連情報を、前記利用者装置(10)によって取得し、
−前記電源の充電を検出すると、前記少なくとも第1の電気通信ネットワーク(40、50)に対する前記ネットワーク関連情報を含むデータのセットの送信を起動するように動作可能であると共に、
前記イベント管理装置(50)が、前記利用者装置(10)から前記データのセットを受信するように動作可能である
ことを特徴とする電気通信システム。
【請求項15】
前記ネットワーク関連情報が、前記利用者装置(10)によって測定された前記少なくとも第2の電気通信ネットワーク(40、50)の信号強度を含む
ことを特徴とする請求項14に記載の電気通信システム。
【請求項16】
前記ネットワーク関連情報が、前記電源の充電を示す表示を含むと共に、
前記充電が、前記利用者装置(10)による前記データのセットの送信を起動する
ことを特徴とする請求項14または請求項15のいずれか一項に記載の電気通信システム。
【請求項17】
前記利用者装置(10)が、更に、その位置を取得するように動作可能であると共に、
前記ネットワーク関連情報が、前記利用者装置(10)によって取得された前記位置を含む
ことを特徴とする請求項14から請求項16のいずれか一項に記載の電気通信システム。
【請求項18】
前記システムが、前記ネットワーク関連情報を使用して前記第1の電気通信ネットワーク(40、50)の適用範囲を最適化するように更に動作可能である
ことを特徴とする請求項14から請求項17のいずれか一項に記載の電気通信システム。
【請求項19】
データのセットを第1の電気通信ネットワーク(40、50)に送信する利用者装置であって、
前記利用者装置(10)が、充電式電源を備え、
前記利用者装置(10)が、
−少なくとも第2の電気通信ネットワークが提供するネットワーク関連情報を、前記利用者装置(10)によって取得し、
−前記電源の充電を検出すると、前記少なくとも第1の電気通信ネットワーク(40、50)に対する前記ネットワーク関連情報を含むデータのセットの送信を起動するように動作可能である
ことを特徴とする利用者装置。
【請求項20】
前記ネットワーク関連情報が、前記利用者装置(10)によって測定された前記電気通信ネットワーク(40、50)の信号強度を含む
ことを特徴とする請求項19に記載の利用者装置。
【請求項21】
前記利用者装置(10)が、更に、その位置を取得するように動作可能であると共に、
前記ネットワーク関連情報が、前記利用者装置(10)によって取得された前記位置を含む
ことを特徴とする請求項19または請求項20のいずれか一項に記載の利用者装置。
【請求項22】
前記データのセットが、前記利用者装置(10)の前記電源の充電を示す表示を含む
ことを特徴とする請求項19から請求項21のいずれか一項に記載の利用者装置。
【請求項23】
コンピュータ読み取り可能な媒体に格納されたコンピュータが実行可能な命令を提供するコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムが、データプロセッサに読み込まれたときに、前記データプロセッサに、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載された、利用者装置(10)がデータのセットを少なくとも第1の電気通信ネットワーク(40、50)に送信する方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2011−511497(P2011−511497A)
【公表日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−538698(P2010−538698)
【出願日】平成20年12月17日(2008.12.17)
【国際出願番号】PCT/EP2008/067721
【国際公開番号】WO2009/080646
【国際公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
【出願人】(591034154)フランス・テレコム (290)
【Fターム(参考)】