説明

電池パック及びそれを備えた電動工具

【課題】従来の技術では、3.0Ahと電池容量が大きな電池パックの差込み部を小型化すると全長が高くなる問題を解決するため、コンパクト化を図ることができる電池パックを提供する。
【解決手段】5本の電池セル31〜35は、横置きの状態で互いの長軸が平行となるように2段に積み重ねて配置し、下段側に配置されている電池セルを3本とし、上段側に配置する電池セルを2本としている。従って、本実施形態では下段側に配置される電池セルの数が上段側に配置される電池セルの数よりも多い。このように配置された電池セルの外郭は台形形状となっており、この主ケース部21の形状もこの外郭形状に合わせて台形形状とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池を使用する電池パックおよびそれを用いた電動工具に関する。
【背景技術】
【0002】
電動工具に用いられる電池パックとして、たとえば特許文献1に記載されているものが知られている。これはケース内に複数の電池セルを収容して構成されており、横倒しの状態で並べた2つのセルを多段に積み重ねて配置されている。
【0003】
【特許文献1】特開平1−315963号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の構成では、電池セルの並列配置の数を2つとしており、これによって電池パックの横幅寸法を抑えてスリムにすることができる。しかしながら、ケース内に多数の電池セルを収容しようとした場合、電池パックが縦方向に長くなり、これによって電池パックを電動工具に装着したときに工具全体としてマスが分散し、工具使用時の作業性が犠牲になることが考えられる。また、縦寸法を抑えるために、並列配置する電池セルの数を増やすことも考えられるが、そうすると電池パックの横幅寸法が大きくなって、上記と同様に作業性が犠牲になることが懸念される。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電池パック内に多数の電池セルを収容する場合に、電池パックをコンパクト化しつつ電池パック装着時の電動工具の作業性を確保することができる電池パック等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、複数の電池セルと、複数の電池セルを収容するケースとを備え、電池セルは、ケース内に横置きの状態で複数を並べて配置するとともに複数段に積み重ねて配置し、下段側に配置される電池セルの数を上段側に配置される電池セルの数よりも多くなるように設定し、ケースは、複数の電池セルの外形形状に沿った形状に形成されていることを特徴としている。
【0007】
請求項2の発明では、複数の電池セルのうち、上段側の電池セルと下段側の電池セルとは、複数の電池セルの積み重ね方向及び並び方向の双方に直行する軸線が、並び方向で互いに異なる位置に配されていることを特徴としている。
【0008】
請求項3の発明では、ケースには、ケースが外部の電気機器に対して正規の装着位置に達したときに外部の電気機器に設けられたロック受け部と係合するロック片が形成されており、ロック片は、ケースのうち、上段側の電池セルの高さ位置から積み重ね方向に延びていることを特徴としている。
【0009】
請求項4の発明では、ケースは、下段側の電池セルの高さ位置で積み重ね方向に分割可能な構成とされていることを特徴としている。
【0010】
請求項5の発明では、複数の電池セルのうち最上段に配置されている電池セルの上に、縦置き姿勢の電池セルを配置して構成されており、ロック片は、最上段に配置された電池セルから縦置き姿勢の電池セルにかけて延びていることを特徴としている。
【0011】
請求項6の発明では、ロック片は、ケースの上端とロック片が延出されている側面との間で形成される仮想線よりも電池パック側に位置していることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の電池パック。
【0012】
請求項7の発明では、複数の電池セルの一方側及び他方側の面にそれぞれ配された電極を並列接続または直列接続し、上段側の電池セルから上方に向けて突き出すタブ端子部を有する端子板を備えることを特徴としている。
【0013】
請求項8の発明では、請求項1から請求項7のいずれかに記載の電池パックを着脱可能に装着されることを特徴とする電動工具。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、電池セルにおける積み重ね方向の寸法及び並び方向の寸法の双方を抑えることができる。また、電池パックの外形形状が台形とされることにより、電池パックの重心位置を下げることができるため、電池パック単体で置いておく場合に、外部からの衝撃や振動等か与えられたとしても倒れることがなく、安定させることができる。また、電動工具に装着したときにも工具全体としてのマスの分散を抑えることができ作業性を向上させることができる。
【0015】
請求項2の発明によれば、電池セルを上段側の電池セルを下段側の電池セルの間に配置することができるため、電池セルの積み重ね方向の寸法をさらに小さくすることができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、ロック片が並び方向の寸法が小さい上段側の電池セルの高さ位置から伸びているため、作業者がロック片を操作する際に操作しづらいといった不具合がなく、操作性を向上させることができる。
【0017】
請求項4の発明によれば、電池パックのケース内に電池セルを収容する際に、並び方向の寸法が大きい位置で分割さてたことにより、電池セルを収容する等の組み立て作業の作業性を向上させることができる。
【0018】
請求項5の発明によれば、ロック片のみが電池パックから延出することがないため、電池パックを持ち歩く際にロック片が引っかかったりして不便を感じることがない。また、ロック片の延出長を長くすることができるため、ロック片を操作するときの操作性を軽くすることができる。
【0019】
請求項6の発明によれば、電池パックが横倒しにされたとしてもロック片にはその衝撃が伝わらないため、ロック片を好適に保護できる。
【0020】
請求項7の発明によれば、タブ端子部を上段側の電池セルから上方へ向けて突き出す構成としたため、電池セルの並び方向の寸法を抑えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明をドライバドリルに適用した一実施形態について図1ないし図5を参照して説明する。なお、図1において、矢印により上下前後方向を示すとともに、矢印Iの方向を電池パック1の差込方向(挿入方向)とする。図1に示すように、ドライバドリル100は側面視T字状に形成されており、横長形状の本体部内110には、駆動源であるモータが横置きで収容されている。本体部110の中央下端位置からは作業者が当該ドライバドリル100を把持するためのハンドル部130が下方へ延伸形成されている。また、ハンドル部130下端には矩形状の台座140が形成されており、この台座140の下側から電池パック1がドライバドリル100に装着されている。
【0022】
ハンドル部130内部には、後述する電池パック1の差込部22を収容する収容空間が形成されている。台座140下面には、電池パック1の電極端子が接続される雄型の本体側電極端子が下方に向いた姿勢で配置されており、この本体側電極端子とモータとが電線を介して電気的に接続された状態となっている。従って、電池パック1の差込部22をハンドル部130の収容空間に進入させた後、進入動作が停止したところで両端子が接続される。
【0023】
図3から図5に示すように、電池パック1のケース体10は、上下に3分割されたケース分割体11,12,13を合体させることで形成されている。このケース体10は、前後に延びる主ケース部21とこの主ケース部21から上方へ(主ケース部21に対して直交方向に)突出した差込部22とで構成されており、側面視L字型の形態とされている。これら3つのケース分割体11,12,13は、主ケース体21と差込部22との間でケース分割体11と12とが分割されるとともに、主ケース部21はケース分割体12と13とで分割されるようになっている。各ケース分割体11,12,13はねじ止めにより一体化されている。
【0024】
主ケース部21の前方視形状は、台形形状とされており、下面の横幅寸法W2が上面の横幅寸法W1よりも大きくなっている。この主ケース部21は上述したようにケース分割体12,13で構成されており、横幅寸法が最大となる高さ位置(寸法W2となる位置)で上下に分割されるようになっている。主ケース部21の後面には、内部に収容されている電池セル31〜36の残存容量を表示するための表示ランプ150及びこの表示ランプ150で残存量表示を行うための操作ボタン151が配置されいてる。
【0025】
主ケース部21の左右両側面のうち差込部22と同じ前後位置には、差込部22がドライバドリル100の収容空間内に収容されたときに、当該ドライバドリル100に形成されているロック受け部に係止可能な1対のロック片211が形成されている。このロック片211は、電池パック1側に撓み変形可能な状態で、後述する上段側の電池セル34,35の収容位置から差込部22にかけて延びている。従って、一対のロック片211の左右幅は、主ケース体21の最大横幅寸法(W2)よりも小さい幅寸法(W1)となっている。また、主ケース部21と差込部22との境界領域のうち、両ロック片211に対応する位置に、それぞれのロック片211側へ突出形成された撓み規制部材212が形成されている。この撓み規制部材212によって、ロック片211の電池パック1側への撓み変形量が所定量に規制されるようになっている。
【0026】
主ケース部10の内部には、5本の電池セル31〜35、電池セル31〜36の保護機能を備えた保護回路が実装された回路基板40、及び、ドライバドリル100の本体側電極端子に接続される複数の電極端子が収容されている。5本の電池セル31〜35は、横置きの状態で互いの長軸Lが平行となるように2段に積み重ねて配置し、下段側に配置されている電池セル31〜33を3本とし、上段側に配置する電池セル34,35を2本としている。従って、本実施形態では下段側に配置される電池セル31〜33の数が上段側に配置される電池セル34,35の数よりも多い。このように配置された電池セル31〜35の外郭は台形形状となっており、この主ケース部21の形状もこの外郭形状に合わせて台形形状とされいる。また、各電池セル31〜35の長軸Lを横方向で互いに異なる位置となるように配置することで、上段の電池セル34,35を下段の電池セル31〜33の間に配置され、電池セル31〜35全体としての上下寸法が小さくされている。
図6、7に示すように、ケース分割体12の下端面の開口幅W2は上端面の開口幅W1よりもを大きい。これは電池パック1の本体取り付け側となるケース分割体12の上端面の開口幅W1を小さくすることによる本体取り付け部の小型化と、下端面の開口幅W2を大きくすることでドライバ本体100が転倒しにくい形状とし、かつ電池パック1の全高L1を低くすることを目的としている。また、このような寸法としたことにより差込部22の先端と主ケース部21の側面との間で形成される仮想線Bよりもロック片211が電池パック1側に位置することになり、電池パック1が横倒しされても、ロック片211にその衝撃が伝わらないようになっている。
【0027】
一方、差込部22には縦置き姿勢の電池セル36が1本収容されており、主ケース部21に配置された上段側の電池セル34,35の中央部分に配されている。また、下段の電池セル31〜33の下側、及び縦置きされた電池セル36の上側にはそれぞれ弾性変形可能な緩衝部材212が設けられている。
【0028】
ケース体10に収容されている6本の電池セル31〜36は、2本を並列接続し、さらにこれら並列接続した電池セルの組を直列接続して構成している。図8,9に示すように、主ケース部21に収容されている5本の電池セル31〜35は、上記の接続関係となるように、各電池セル31〜35の両端面に配置された電極を端子板213で接続されている。具体的には、各電池セル31〜35は、同一端面に配置されている電極が端子板213で接続されているとともに、上段の電池セル34,35に貼り付けられた端子板213から後述する回路基盤40から延びる電線を接続するためのタブ214が上方へ向けて突出形成されている。
【0029】
上段の電池セル34,35の上側には板面を当該電池セルの円周面に対面させた状態で回路基板40が配置されている。回路基板40には、雌型の電極端子が本体側電極端子180を上方から受け入れられるようにして実装されている。電極端子は7本実装されており、このうち5本の電極端子が横置きの電池セル34,35の並び方向に沿って互いに隣接した状態で一列に並べて配置されている。また、残り2本の電極端子が縦置きの電池セル36と5本の電極端子の間に配置されている。 これらの電極端子には、それぞれ充電電力供給、電池温度出力、電池種別出力、エラー出力等の機能が割り当てられている。
【0030】
主ケース部21の上面には段部21Aが形成されており、この段部21Aを境にして、当該主ケース部21の中央位置から差込部22までの領域における高さ寸法が、主ケース部21の先端側の高さ寸法よりも大となっている。この段部21Aには、電池セル34,35の並び方向に沿って5本のスリット215が形成されているとともに、これら5本のスリット215と差込部22との間にさらに2本のスリット216が形成されている。これらのスリット215,216のうち、スリット215は前方および上方に開口するL字型の開口形状とされているとともに、スリット216は前方のみが開口した形状とされている。これらのスリット215,216はケース分割体11,12を合体させたときに電極端子の位置に対応して配置されており、工具100の本体側電極端子が電極端子に接続されるときには、本体側電極端子がこれらのスリット215,216を介してケース体10内に進入可能となっている。
【0031】
図5に示すように、差込部22の基端側には、差込部22の突出方向と直交方向に膨出形成された挿入規制用凸部22Aが設けられているとともに、ドライバドリル100の収容空間130A内には挿入規制用凸部22Aに対応した挿入規制部(不図示)が形成されている。この挿入規制用凸部22Aの膨出位置は、電池パック1内に内蔵される電池の電池種に応じて決定されており、例えば、公称電圧の低い電池パック1については、挿入規制用凸部22Aの膨出位置を差込部22の基端側に配置する一方、公称電圧の高い電池パック1については、逆にその膨出位置を差込部22の先端側に配置するようにする。そして、電池パック1が装着されるドライバドリル100側については、電池パック1が正規装着されたときに、当該ドライバドリル100に使用可能な電池パック1のうち最も公称電圧の高いものに形成された挿入規制用凸部22Aに係合する挿入規制部を形成しておく。
【0032】
本実施形態の電池パック1では、各電池セル31〜36及び回路基板40を一体化した後に、これらをケース分割体12の下側から収容し、その後、上下のケース分割体11,13をケース分割体12にねじ止めして一体化する。従って、電池セル31〜36を一体化したままケース内10に収容することができるため、組み立て時の作業性を向上させることができる。
本実施形態の電池パック1では、主ケース部21に収容されている電池セル31〜35を台形形状に配置しているため、電池パック1の上下寸法及び幅寸法の双方を抑えることができる。また、電池パック1の外形形状が台形形状とされることにより、電池パック1の重心位置を下げることができるため、電池パック1単体で置いておく場合に、外部からの衝撃や振動等か与えられたとしても倒れることがなく安定させることができるとともに、電池パック1を電動工具に装着した場合にも外部の衝撃によって転倒しにくくなる。
また、各電池セル31〜35の長軸Lを横方向で互いに異なる位置となるように配置することで、上段の電池セル34,35を下段の電池セル31〜33の間に配置でき、電池パック1の上下寸法を小さくすることができる。また、タブ214を上段側の電池セル34,35から上方へ向けて突き出す構成としたため、電池パック1の横幅寸法を抑えることができる。
【0033】
ロック片211を横幅寸法の小さい上段の電池セル34,35の高さ位置から延ばしたため、電動工具100に電池パック1を装着するためにあるいは外すために作業者がロック片211を操作する際に、ロック片211を確実に内側へ撓ませるだけの操作力を発揮することができ、操作性を向上させることができる。また、ロック片211が差込部22にかけて延出されているために、ロック片211の延出長を確保でき、ロック片211を操作するときの操作性を軽くすることができる。また、差込部22の存在によってロック片211のみが電池パック1から突き出すことがないため、電池パック1を持ち歩く際にロック片211が引っかかったりして不便を感じることがない。
【0034】
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本実施形態の電動工具を示した側面図である。
【図2】本実施形態の電動工具を示した後面図である。
【図3】電池パックの側面図である。
【図4】電池パックの上面図である。
【図5】電池パックのI-I線断面図である。
【図6】電池パックのケース分割体の上方視図である。
【図7】電池パックのケース分割体の下方視図である。
【図8】電池セル群の前方視図である。
【図9】電池セル群の後方視図である。
【符号の説明】
【0036】
1…電池パック
21…主ケース部
22…差込部
31,32,33,34,35,36…電池セル
40…回路基板
100…ドライバドリル
110…本体部
120…モータ
130…ハンドル部
211…ロック片
212…緩衝部材
213…端子板
214…タブ
215,216…スリット
B…仮想線
L…長軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の電池セルと、前記複数の電池セルを収容するケースとを備え、
前記複数の電池セルは、前記ケース内に横置きの状態で複数を並べて配置するとともに複数段に積み重ねて配置し、下段側に配置される電池セルの数を上段側に配置される電池セルの数よりも多くなるように設定し、
前記ケースは、前記複数の電池セルの外形形状に沿った形状に形成されていることを特徴とする電池パック。
【請求項2】
前記複数の電池セルのうち、上段側の電池セルと下段側の電池セルとは、前記複数の電池セルの積み重ね方向及び並び方向の双方に直行する軸線が、前記並び方向で互いに異なる位置に配されていることを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
【請求項3】
前記ケースには、前記ケースが外部の電気機器に対して正規の装着位置に達したときに前記外部の電気機器に設けられたロック受け部と係合するロック片が形成されており、
前記ロック片は、前記ケースのうち、上段側の電池セルの高さ位置から前記積み重ね方向に延びていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電池パック。
【請求項4】
前記ケースは、前記下段側の電池セルの高さ位置で積み重ね方向に分割可能な構成とされていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電池パック。
【請求項5】
前記複数の電池セルのうち最上段に配置されている電池セルの上に、縦置き姿勢の電池セルを配置して構成されており、
前記ロック片は、前記最上段に配置された電池セルから前記縦置き姿勢の電池セルにかけて延びていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電池パック。
【請求項6】
前記ロック片は、前記ケースの上端と前記ロック片が延出されている側面との間で形成される仮想線よりも電池パック側に位置していることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の電池パック。
【請求項7】
前記複数の電池セルの一方側及び他方側の面にそれぞれ配された電極を並列接続または直列接続し、前記上段側の電池セルから上方に向けて突き出すタブ端子部を有する端子板を備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の電池パック。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれかに記載の電池パックを着脱可能に装着されることを特徴とする電動工具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−135273(P2010−135273A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−312672(P2008−312672)
【出願日】平成20年12月8日(2008.12.8)
【出願人】(000005094)日立工機株式会社 (1,861)
【Fターム(参考)】