電池式電動日除けネットスクリーン装置
【課題】窓から差し込む日光を屋外側から遮断し、窓を開けていても虫が屋内に入り込むことがなく、日除けシートがバタつかず風を屋内に通すことができ、屋内から簡単に操作ができる日除け装置。
【解決手段】虫を通さず風を通す網目の異なる２枚のネットシートの間に硬質で弾力のある細棒を数十センチ間隔で配置し、ネットシートと細棒が一体となるように所定間隔で縫製してネットスクリーンとし、これを電池式電動巻上機に巻き付け下端部にウエイトバーを接続し、巻上機収納ボックスに収納する。屋外窓枠の左右に沿った部分にネットシートとウエイトバーの両端部を収納する溝を有する側枠と窓枠の下枠に沿って受枠を取付け、上枠部分に上記記載の巻上機収納ボックスを設置し、側枠に沿ってネットシートの引出・巻取りを屋内側から自在に操作可能な電池式電動日除けネットスクリーン装置。
【解決手段】虫を通さず風を通す網目の異なる２枚のネットシートの間に硬質で弾力のある細棒を数十センチ間隔で配置し、ネットシートと細棒が一体となるように所定間隔で縫製してネットスクリーンとし、これを電池式電動巻上機に巻き付け下端部にウエイトバーを接続し、巻上機収納ボックスに収納する。屋外窓枠の左右に沿った部分にネットシートとウエイトバーの両端部を収納する溝を有する側枠と窓枠の下枠に沿って受枠を取付け、上枠部分に上記記載の巻上機収納ボックスを設置し、側枠に沿ってネットシートの引出・巻取りを屋内側から自在に操作可能な電池式電動日除けネットスクリーン装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、建物の窓枠に沿って屋外側から取付けられ、窓から屋内に風を通し日光と虫を遮る電池式電動日除けネットスクリーンに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
近年、都市化が進みヒートアイランド現象や地球の温暖化が問題となり、環境の改善を図る目的として屋内の温度上昇を抑制し、かつ景観を向上させる目的でビルやマンション等の屋上や屋根におけるスペースを有効活用して設置可能な屋上緑化設備が普及しつつある。
【０００３】
このような屋上緑化設備は、軽量で建築物の屋上表面温度の変化を抑制できるので、建築物の耐久性を向上させるとともに建築物への遮温性が高く光熱費の低減が図れる。しかし、夏場等の日光熱が高い時には、窓から差し込む日光によって屋内が暖められるためカーテンやブラインドを窓辺に取付け日光を遮断していたが屋内側から日光を遮断しているため日光熱が屋内に入り込み屋内の温度上昇を招いている。
【０００４】
そこで、日光を窓の屋内側ではなく屋外側で防ぐ公知技術として特許文献１の日除けスクリーンがある。しかし、窓から屋内に入る日差しを遮る日除けスクリーンは、太陽光以外にも風等を遮るスクリーンシートのため、外の景観が見えず窓を開けていても風が入りにくく屋内が暗くなるといった課題を有している。
【０００５】
また、引き出されたスクリーンは地面に固定されたチェーンロープに、スクリーン先端部の引出部を引っ掛け固定するため、巻取りや引出しのたびに外に出なければならない。さらに日射角度に応じてロールスクリーンをスライドさせなければならず、二階建て以上の建築物窓には設置ができない課題も有していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
【特許文献１】特開２０１０−１３３０８６号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
本発明の目的は、窓から差し込む日光を屋外側で遮断し、屋内を暗くすることなく、窓を開けていても虫が屋内に入り込むことを防ぎ、外の景観が見え、日除けシートがバタつかず風を屋内に通すことができ、屋内から簡単に操作ができる電池式電動日除け装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明は、上記目的を達成するために、虫を通さない網目のネットシートと風を通す遮光ネットシートを重ね１枚のネットシートを形成する。このネットシートに硬質で弾力のある細棒を数十センチ間隔で配置し、ネットシートと細棒が一体となるように所定間隔で縫製し日除けネットスクリーンを形成する。これを電池式電動巻上機の巻上げ軸に巻き付け、ウエイトバーを当該日除けネットスクリーンの下端部に接続し巻上機収納ボックスに収納する。
【０００９】
屋外窓枠の左右に沿った部分に日除けネットスクリーンと細棒の両端部分が収納される溝を有した側枠と、窓枠の下枠に沿ってウエイトバーを受止める受枠を取付け、巻上機収納ボックスに収納された電池式電動日除けネットスクリーンを窓枠の上部に沿って左右の側枠と合致するように設置する。
【発明の効果】
【００１０】
電池式電動日除けネットスクリーンは、わざわざ屋外の窓枠付近に電源装置を設けることなく窓辺に取付けられる装置である。上空より屋内に差し込む日光を２枚の異なる網目で遮断し、屋外窓枠を囲むように設置された枠組の中で引出・巻取りされるスクリーンは
、屋外側から明かりを屋内に取入れ虫の侵入を遮り、風によりスクリーンのバタつき等の被煽動がなく風を屋内に通し、屋内からは外景色がスッキリ見え、ワンタッチで屋内からスクリーンの引出・巻取りが自在に操作可能な電動ネットスクリーン装置である。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】網目の異なる２枚のネットシートの間に細棒を配置した説明図である。
【図２】電池式電動巻上機の説明図である。
【図３】電池式電動巻上機に細棒を形成したネットシートを巻き付け、ウエイトバーを接続した説明図である。
【図４】屋外窓枠の左右に沿って溝を有する２本の側枠と下枠に沿って受枠を取付けた説明図である。
【図５】屋外窓枠に沿って設置された枠組に巻上機を設置し、ネットスクリーンを引出した状態を示す斜視図である。
【図６】屋外窓側に枠組と電池式電動日除けネットスクリーンを設置した状況を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１２】
虫を通さず風を通す網目の異なる２枚のネットシートの間に硬質で弾力のある細棒を数十センチ間隔で配置し、ネットシートと細棒が一体となるように所定間隔で縫製してネットスクリーンとし、このネットスクリーンの上端部を電池式電動巻上機に巻き付け、スクリーンの下端部にウエイトバーを接続し、電池式巻上機に巻き上げて巻上機収納ボックスに収納する。屋外窓枠の左右に沿った部分にネットシートとウエイトバーの両端部を収納する溝を有する側枠と窓枠の下枠に沿って受枠を取付け、上枠部分に上記記載の巻上機収納ボックスを設置し、側枠に沿ってネットシートの引出・巻取りを屋内側から自在に操作可能な電池式電動日除けネットスクリーン装置。
【実施例】
【００１３】
以下、本発明について、実施例を図に基づいて詳細に説明する。
図１は、ネットスクリーンを形成する２枚のネットシートで、１枚目は虫を通さない網目で遮光率が約６９％の格子状ネットシート１、２枚目は遮光率が約８０％の平織ネットシート２で、いずれも屋内から外景色がスッキリ見える黒色糸で織り上げられたネットシートを重ね、当該ネットシート間に硬質で弾力のある細棒３を約数十センチ間隔で配置し、２枚のネットシートと細棒３が一体となるように所定間隔で縫製し、ネットスクリーン４とする。
【００１４】
ネットスクリーンに取付けられる細棒は直径約５ミリの太さで折れ曲がることがなく弾力性を有する硬質樹脂棒で、ネットスクリーンの幅と同じ長さで取付けられ、窓枠に沿って設けられる側枠組に形成されたネットスクリーンは、細棒により側枠の溝内より抜け出ることがなく風でバタついたり煽られたりすることもなく虫の侵入を防止し、上空から差し込む日光を２枚のネットシートの重なり合った網目で遮断し、明るさと風を屋内に通す日除けネットスクリーンである。
【００１５】
図２は、電動巻上機の筒状巻取り軸５の内部にスクリーンを引出・巻上げるモーター６と電源となる乾電池７が組み込まれ、リモコン操作により巻取り軸が自在に回転駆動するようになっている電池式電動巻上機８である。
【００１６】
この巻取り軸にネットスクリーンの上端部が連結され、巻取り軸の回転によりスクリーンの引出や巻上げが行われる。また、巻取り軸より引出されたネットスクリーンの下端部には、スクリーンの長さ方向に張力を発揮するウエイトバーが連結される。
【００１７】
図３は、ネットスクリーン４の上端部を電池式電動巻上機８の巻取り軸に連結し、スクリーンを巻付け、引出されるスクリーンの下端部に左右端部が細棒３と同じ太さの直径約５ミリに形成されたウエイトバー９を接続し、巻上機収納ボックスに収納する。なお、ウエイトバーの太さは、直径約２センチで側枠組の溝内を自在に昇降移動ができるように形成されている。
【００１８】
図４は、屋外窓枠に沿って設置される枠組を示すもので、側枠１０は細棒とウエイトバーが自在に昇降できる幅と深さの溝が形成され、枠組の断面は壁面側に固定できるようにユ型に加工されており窓枠の左右に設置される。下受枠１１はウエイトバーを受止めるもので、外窓の下枠に沿って側枠の下端部と連結するように取付け、屋外窓枠上部に取付けられる電動巻上機に巻上げられたネットスクリーンが枠組内で作動するように巻上機収納ボックスが設置される。
【００１９】
図５は、屋外窓枠に沿って設置された枠組の上部に巻上機が収納された巻上機収納ボックス１２を設置し、左右側枠組１０の上部からウエイトバー９とネットスクリーン４と細棒３の両端部分が溝内を伝って巻上機から引出され窓枠を覆った状態を示したものである
。窓枠に沿って形成された枠組の枠内でネットスクリーンの引出・巻上げが行えることによりスクリーンが風でバタついたり煽られたりすることもなく風を屋内に通し、窓からの虫の侵入も防止することができる。
【００２０】
図６は、屋外窓を囲むように窓枠の左右に沿った部分に側枠１０と、窓枠の下枠に沿って下受枠１１を取付け、窓枠の上枠部分にネットスクリーン４が収納された巻上機収納ボックス１２を取付けた完成図である。
【００２１】
なお、窓が開閉できる箇所に取付けられる日除けネットスクリーン装置は、電動式のネットスクリーン装置だけでなく、手動で操作が可能な日除けネットスクリーンを窓辺に設置しても良い。
【産業上の利用可能性】
【００２２】
屋内への日光を遮り、明かりを取入れ風を屋内に入れることができ、虫の侵入を防止することができる便利な日除けネットスクリーンは、これからのエコ住宅の設備品として、また屋上緑化との組合せによるエコシステムとしてこれから大いに用いられる電池式電動日除けシステムである。
【符号の説明】
【００２３】
１ 格子状ネットシート
２ 平織ネットシート
３ 細棒
４ ネットスクリーン
５ 巻取り軸
６ モーター
７ 乾電池
８ 電池式電動巻上機
９ ウエイトバー
１０ 側枠
１１ 下受枠
１２ 巻上機収納ボックス
【技術分野】
【０００１】
本発明は、建物の窓枠に沿って屋外側から取付けられ、窓から屋内に風を通し日光と虫を遮る電池式電動日除けネットスクリーンに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
近年、都市化が進みヒートアイランド現象や地球の温暖化が問題となり、環境の改善を図る目的として屋内の温度上昇を抑制し、かつ景観を向上させる目的でビルやマンション等の屋上や屋根におけるスペースを有効活用して設置可能な屋上緑化設備が普及しつつある。
【０００３】
このような屋上緑化設備は、軽量で建築物の屋上表面温度の変化を抑制できるので、建築物の耐久性を向上させるとともに建築物への遮温性が高く光熱費の低減が図れる。しかし、夏場等の日光熱が高い時には、窓から差し込む日光によって屋内が暖められるためカーテンやブラインドを窓辺に取付け日光を遮断していたが屋内側から日光を遮断しているため日光熱が屋内に入り込み屋内の温度上昇を招いている。
【０００４】
そこで、日光を窓の屋内側ではなく屋外側で防ぐ公知技術として特許文献１の日除けスクリーンがある。しかし、窓から屋内に入る日差しを遮る日除けスクリーンは、太陽光以外にも風等を遮るスクリーンシートのため、外の景観が見えず窓を開けていても風が入りにくく屋内が暗くなるといった課題を有している。
【０００５】
また、引き出されたスクリーンは地面に固定されたチェーンロープに、スクリーン先端部の引出部を引っ掛け固定するため、巻取りや引出しのたびに外に出なければならない。さらに日射角度に応じてロールスクリーンをスライドさせなければならず、二階建て以上の建築物窓には設置ができない課題も有していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
【特許文献１】特開２０１０−１３３０８６号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
本発明の目的は、窓から差し込む日光を屋外側で遮断し、屋内を暗くすることなく、窓を開けていても虫が屋内に入り込むことを防ぎ、外の景観が見え、日除けシートがバタつかず風を屋内に通すことができ、屋内から簡単に操作ができる電池式電動日除け装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明は、上記目的を達成するために、虫を通さない網目のネットシートと風を通す遮光ネットシートを重ね１枚のネットシートを形成する。このネットシートに硬質で弾力のある細棒を数十センチ間隔で配置し、ネットシートと細棒が一体となるように所定間隔で縫製し日除けネットスクリーンを形成する。これを電池式電動巻上機の巻上げ軸に巻き付け、ウエイトバーを当該日除けネットスクリーンの下端部に接続し巻上機収納ボックスに収納する。
【０００９】
屋外窓枠の左右に沿った部分に日除けネットスクリーンと細棒の両端部分が収納される溝を有した側枠と、窓枠の下枠に沿ってウエイトバーを受止める受枠を取付け、巻上機収納ボックスに収納された電池式電動日除けネットスクリーンを窓枠の上部に沿って左右の側枠と合致するように設置する。
【発明の効果】
【００１０】
電池式電動日除けネットスクリーンは、わざわざ屋外の窓枠付近に電源装置を設けることなく窓辺に取付けられる装置である。上空より屋内に差し込む日光を２枚の異なる網目で遮断し、屋外窓枠を囲むように設置された枠組の中で引出・巻取りされるスクリーンは
、屋外側から明かりを屋内に取入れ虫の侵入を遮り、風によりスクリーンのバタつき等の被煽動がなく風を屋内に通し、屋内からは外景色がスッキリ見え、ワンタッチで屋内からスクリーンの引出・巻取りが自在に操作可能な電動ネットスクリーン装置である。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】網目の異なる２枚のネットシートの間に細棒を配置した説明図である。
【図２】電池式電動巻上機の説明図である。
【図３】電池式電動巻上機に細棒を形成したネットシートを巻き付け、ウエイトバーを接続した説明図である。
【図４】屋外窓枠の左右に沿って溝を有する２本の側枠と下枠に沿って受枠を取付けた説明図である。
【図５】屋外窓枠に沿って設置された枠組に巻上機を設置し、ネットスクリーンを引出した状態を示す斜視図である。
【図６】屋外窓側に枠組と電池式電動日除けネットスクリーンを設置した状況を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１２】
虫を通さず風を通す網目の異なる２枚のネットシートの間に硬質で弾力のある細棒を数十センチ間隔で配置し、ネットシートと細棒が一体となるように所定間隔で縫製してネットスクリーンとし、このネットスクリーンの上端部を電池式電動巻上機に巻き付け、スクリーンの下端部にウエイトバーを接続し、電池式巻上機に巻き上げて巻上機収納ボックスに収納する。屋外窓枠の左右に沿った部分にネットシートとウエイトバーの両端部を収納する溝を有する側枠と窓枠の下枠に沿って受枠を取付け、上枠部分に上記記載の巻上機収納ボックスを設置し、側枠に沿ってネットシートの引出・巻取りを屋内側から自在に操作可能な電池式電動日除けネットスクリーン装置。
【実施例】
【００１３】
以下、本発明について、実施例を図に基づいて詳細に説明する。
図１は、ネットスクリーンを形成する２枚のネットシートで、１枚目は虫を通さない網目で遮光率が約６９％の格子状ネットシート１、２枚目は遮光率が約８０％の平織ネットシート２で、いずれも屋内から外景色がスッキリ見える黒色糸で織り上げられたネットシートを重ね、当該ネットシート間に硬質で弾力のある細棒３を約数十センチ間隔で配置し、２枚のネットシートと細棒３が一体となるように所定間隔で縫製し、ネットスクリーン４とする。
【００１４】
ネットスクリーンに取付けられる細棒は直径約５ミリの太さで折れ曲がることがなく弾力性を有する硬質樹脂棒で、ネットスクリーンの幅と同じ長さで取付けられ、窓枠に沿って設けられる側枠組に形成されたネットスクリーンは、細棒により側枠の溝内より抜け出ることがなく風でバタついたり煽られたりすることもなく虫の侵入を防止し、上空から差し込む日光を２枚のネットシートの重なり合った網目で遮断し、明るさと風を屋内に通す日除けネットスクリーンである。
【００１５】
図２は、電動巻上機の筒状巻取り軸５の内部にスクリーンを引出・巻上げるモーター６と電源となる乾電池７が組み込まれ、リモコン操作により巻取り軸が自在に回転駆動するようになっている電池式電動巻上機８である。
【００１６】
この巻取り軸にネットスクリーンの上端部が連結され、巻取り軸の回転によりスクリーンの引出や巻上げが行われる。また、巻取り軸より引出されたネットスクリーンの下端部には、スクリーンの長さ方向に張力を発揮するウエイトバーが連結される。
【００１７】
図３は、ネットスクリーン４の上端部を電池式電動巻上機８の巻取り軸に連結し、スクリーンを巻付け、引出されるスクリーンの下端部に左右端部が細棒３と同じ太さの直径約５ミリに形成されたウエイトバー９を接続し、巻上機収納ボックスに収納する。なお、ウエイトバーの太さは、直径約２センチで側枠組の溝内を自在に昇降移動ができるように形成されている。
【００１８】
図４は、屋外窓枠に沿って設置される枠組を示すもので、側枠１０は細棒とウエイトバーが自在に昇降できる幅と深さの溝が形成され、枠組の断面は壁面側に固定できるようにユ型に加工されており窓枠の左右に設置される。下受枠１１はウエイトバーを受止めるもので、外窓の下枠に沿って側枠の下端部と連結するように取付け、屋外窓枠上部に取付けられる電動巻上機に巻上げられたネットスクリーンが枠組内で作動するように巻上機収納ボックスが設置される。
【００１９】
図５は、屋外窓枠に沿って設置された枠組の上部に巻上機が収納された巻上機収納ボックス１２を設置し、左右側枠組１０の上部からウエイトバー９とネットスクリーン４と細棒３の両端部分が溝内を伝って巻上機から引出され窓枠を覆った状態を示したものである
。窓枠に沿って形成された枠組の枠内でネットスクリーンの引出・巻上げが行えることによりスクリーンが風でバタついたり煽られたりすることもなく風を屋内に通し、窓からの虫の侵入も防止することができる。
【００２０】
図６は、屋外窓を囲むように窓枠の左右に沿った部分に側枠１０と、窓枠の下枠に沿って下受枠１１を取付け、窓枠の上枠部分にネットスクリーン４が収納された巻上機収納ボックス１２を取付けた完成図である。
【００２１】
なお、窓が開閉できる箇所に取付けられる日除けネットスクリーン装置は、電動式のネットスクリーン装置だけでなく、手動で操作が可能な日除けネットスクリーンを窓辺に設置しても良い。
【産業上の利用可能性】
【００２２】
屋内への日光を遮り、明かりを取入れ風を屋内に入れることができ、虫の侵入を防止することができる便利な日除けネットスクリーンは、これからのエコ住宅の設備品として、また屋上緑化との組合せによるエコシステムとしてこれから大いに用いられる電池式電動日除けシステムである。
【符号の説明】
【００２３】
１ 格子状ネットシート
２ 平織ネットシート
３ 細棒
４ ネットスクリーン
５ 巻取り軸
６ モーター
７ 乾電池
８ 電池式電動巻上機
９ ウエイトバー
１０ 側枠
１１ 下受枠
１２ 巻上機収納ボックス
【特許請求の範囲】
【請求項１】
網目の異なる２枚のネットシートの間に硬質で弾力のある細棒を数十センチ間隔で配置し、ネットシートと細棒が一体となるように所定間隔で縫製し、風は通すが日光と虫を遮断できるネットスクリーンとする。該ネットスクリーンの上端部を電池式電動巻上機に巻き付け、ネットスクリーンの下端部にウエイトバーを接続し、屋外窓枠に沿った部分に設けた枠組の上部に巻上機収納ボックスを設置し、側枠内の溝に沿ってネットシートの引出・巻取りを屋内で操作が可能なことを特徴とする電池式電動日除けネットスクリーン装置。
【請求項１】
網目の異なる２枚のネットシートの間に硬質で弾力のある細棒を数十センチ間隔で配置し、ネットシートと細棒が一体となるように所定間隔で縫製し、風は通すが日光と虫を遮断できるネットスクリーンとする。該ネットスクリーンの上端部を電池式電動巻上機に巻き付け、ネットスクリーンの下端部にウエイトバーを接続し、屋外窓枠に沿った部分に設けた枠組の上部に巻上機収納ボックスを設置し、側枠内の溝に沿ってネットシートの引出・巻取りを屋内で操作が可能なことを特徴とする電池式電動日除けネットスクリーン装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２０１３−１９１４５（Ｐ２０１３−１９１４５Ａ）
【公開日】平成２５年１月３１日（２０１３．１．３１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−１５２１１８（Ｐ２０１１−１５２１１８）
【出願日】平成２３年７月８日（２０１１．７．８）
【出願人】（３９１００２１９９）株式会社丹勝 (29)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２５年１月３１日（２０１３．１．３１）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年７月８日（２０１１．７．８）
【出願人】（３９１００２１９９）株式会社丹勝 (29)
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]