説明

電波モジュールの取付構造及びナンバープレート

【課題】 美観を損なうことを未然に回避し、また、電波モジュールの存在が第三者に容易に知られることを未然に回避する。
【解決手段】 ナンバープレート1のプレート本体2の全体が電波透過型の樹脂を材料として構成され、電波モジュール3を構成するアンテナ6、回路基板4及び回路素子7などの構成部品がプレート本体2に内蔵されている。電波モジュール3がナンバープレート1に内蔵されることにより、電波モジュール3がナンバープレート1の表面に露出することがない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電波モジュールがナンバープレートに取付けられる電波モジュールの取付構造及び車両ボデーに取付可能なナンバープレートに関する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
電子ナンバープレート用の電波モジュールがナンバープレートに取付けられる構造として、出願人は、特願2004−259687や特願2005−129688を出願した。このうち、特願2004−259687は、電池を交換不可能な構造の電波モジュールが
ナンバープレートに取付けられる構造に関するものであり、特願2005−129688は、電池を交換可能な構造の電波モジュールがナンバープレートに取付けられる構造に関するものである。
【0003】
しかしながら、上記した特願2004−259687や特願2005−129688に記載されている電波モジュールの取付構造では、電波モジュールがナンバープレートの表面に取付けられ、電波モジュールがナンバープレートの表面に露出することから、美観を損なうという問題がある。また、電波モジュールの存在が第三者に容易に知られるが故に故意に悪戯されたり盗難されたりするという問題もある。
【0004】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、美観を損なうことを未然に回避することができ、また、電波モジュールの存在が第三者に容易に知られることを未然に回避して故意に悪戯されたり盗難されたりすることをも未然に回避することができる電波モジュールの取付構造及びナンバープレートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載した発明によれば、車両ボデーに取付可能なナンバープレートのプレート本体の一部または全体が電波を透過する電波透過材料から構成され、電波モジュールを構成するアンテナ、回路基板及び回路素子がプレート本体の電波透過材料から構成されている箇所に内蔵されている。これにより、電波モジュールがナンバープレートの表面に取付けられる従来のものとは異なって、電波モジュールがナンバープレートに内蔵される(埋込まれる)ことにより、電波モジュールがナンバープレートの表面に露出することがなく、美観を損なうことを未然に回避することができ、また、電波モジュールの存在が第三者に容易に知られることを未然に回避して故意に悪戯されたり盗難されたりすることをも未然に回避することができる。
【0006】
請求項2に記載した発明によれば、電波モジュールに動作電力を供給可能な電池がナンバープレートの周囲側面にて電波モジュールに対して着脱可能に構成されている。これにより、電波モジュールとは別体の電池(メイン電池)から電波モジュールに動作電力が供給されることにより、電波モジュールとしての製品寿命を長くすることができ、また、電波モジュールに一体の電池(サブ電池)の使用条件を制限することで容量を小さくして小型化することをもできる。さらに、この場合は、電池(メイン電池)がナンバープレートの周囲側面にて電波モジュールに対して着脱されることにより、電池(メイン電池)がナンバープレートの表面から突出することを回避することをもできる。
【0007】
請求項3に記載した発明によれば、電池の電波モジュールに対する着脱方向がナンバープレートの上方向、横方向及び下方向のいずれかとなるように構成されている。これにより、電池(メイン電池)をナンバープレートの上方向、横方向及び下方向のいずれかから着脱することができる。
【0008】
請求項4に記載した発明によれば、電波モジュールに動作電力を供給可能な電池がナンバープレートの表面にて電波モジュールに対して着脱可能に構成されている。これにより、上記した請求項2に記載したものと同様にして、電波モジュールとは別体の電池(メイン電池)から電波モジュールに動作電力が供給されることにより、電波モジュールとしての製品寿命を長くすることができ、また、電波モジュールに一体の電池(サブ電池)の使用条件を制限することで容量を小さくして小型化することをもできる。
【0009】
請求項5に記載した発明によれば、電波モジュールに動作電力を供給可能な電池がナンバープレートの裏面にて電波モジュールに対して着脱可能に構成されている。これにより、上記した請求項2,4に記載したものと同様にして、電波モジュールとは別体の電池(メイン電池)から電波モジュールに動作電力が供給されることにより、電波モジュールとしての製品寿命を長くすることができ、また、電波モジュールに一体の電池(サブ電池)の使用条件を制限することで容量を小さくして小型化することをもできる。さらに、この場合は、電池(メイン電池)がナンバープレートの裏面にて電波モジュールに対して着脱されることにより、電池(メイン電池)がナンバープレートの表面から突出することを回避することをもできる。
【0010】
請求項6に記載した発明によれば、車両ボデーに取付可能であって、プレート本体の一部または全体が電波を透過する電波透過材料から構成され、電波モジュールを構成するアンテナ、回路基板及び回路素子がプレート本体の電波透過材料から構成されている箇所に内蔵されている。これにより、上記した請求項1に記載したものと同様の作用効果を得ることができる。すなわち、電波モジュールがナンバープレートに内蔵される(埋込まれる)ことにより、電波モジュールがナンバープレートの表面に露出することがなく、美観を損なうことを未然に回避することができ、また、電波モジュールの存在が第三者に容易に知られることを未然に回避して故意に悪戯されたり盗難されたりすることをも未然に回避することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図1ないし図3を参照して説明する。図1は、電子ナンバープレート用の電波モジュール(以下、単に電波モジュールと称する)が内蔵されている(埋込まれている)ナンバープレートにメイン電池筐体が取付けられている態様を縦断側面図及び正面図として示している。ナンバープレート1は、そのプレート本体2の全体が例えば電波透過型の樹脂を材料(本発明でいう電波透過材料)として構成されている。このナンバープレート1は、現行の金属材料から構成されているナンバープレートと比較すると、その材料が異なるのみであり、縦方向の寸法(図3中「H1」にて示す)、横方向の寸法(図3中「W1」にて示す)及び厚さ方向の寸法(図3中「D1」にて示す)は略同等に構成されている。
【0012】
電波モジュール3は、ナンバープレート1を正面から見て例えば左下側部分に内蔵されており、回路基板4及びサブ電池5を構成部品として構成されている。回路基板4は、例えばチップ内蔵可能な熱可塑性樹脂からなる多層基板やベアチップ実装可能なセラミック基板から構成されており、その表面(図1(a)では右側面)に例えば導体パターンにより形成されているパッチアンテナ6が配置されていると共に、その裏面(図1(a)では左側面)に制御部や通信部や記憶部などの各機能ブロックを構成する回路素子7が実装されている。
【0013】
サブ電池5は、例えば小型のコイン型電池から構成されており、その正極がターミナル8を介して回路基板4に電気的に接続されていると共に負極がターミナル9を介して回路基板4に電気的に接続されている。接続コネクタ10は、詳しくは後述するメイン電池筐体の接続コネクタが嵌合可能な構造となっており、その2本の接続端子11a,11bは回路基板4に接続されている。
【0014】
メイン電池筐体12は、図2にも示すように、例えば矩形状のメイン電池13が内蔵されて(埋込まれて)構成されており、その接続コネクタ14が上記した電波モジュール3の接続コネクタ10に嵌合可能な構造となっている。ナンバープレート1のプレート本体2の左下部分(回路基板4の下部分)には、上記したメイン電池筐体12がナンバープレート1に取付けられる(電波モジュール3に装着される)ためにメイン電池筐体12がナンバープレート1の下方から上方に向かって差込まれる空間部15が形成されている。
【0015】
この場合、メイン電池筐体12がナンバープレート1に取付けられる手順としては、図3にも示すように、メイン電池筐体12がナンバープレート1の下方から上方に向かってプレート本体2に形成されている空間部15に差込まれることにより、メイン電池筐体12がナンバープレート1の側面からナンバープレート1に取付けられる。このとき、メイン電池筐体12の接続コネクタ14が電波モジュール3の接続コネクタ10に正常に嵌合された態様で、メイン電池筐体12に形成されている爪部16がプレート本体2に形成されている引掛部17に引掛けられると共にメイン電池筐体12に形成されているストッパ部18がプレート本体2に形成されている切込部19に当接され、メイン電池筐体12がプレート本体2に対して位置決めされる。そして、このようにしてメイン電池筐体12がナンバープレート1に正常に取付けられて電波モジュール3に正常に装着されることにより、メイン電池13の電力が電波モジュール3の動作電力として電波モジュール3に供給可能となる。
【0016】
尚、上記した構成においては、例えばピンなどがプレート本体2に形成されている横穴部20から挿入され、メイン電池筐体12に形成されている爪部16のプレート本体2に形成されている引掛部17に対する係合が解除されることにより、メイン電池筐体12がナンバープレート1の下方に引抜かれることが可能となり、メイン電池筐体12がナンバープレート1の下方に引抜かれることにより、メイン電池筐体12がナンバープレート1から取外されることが可能となる。
【0017】
また、上記した構成において、ナンバープレート1のプレート本体2に内蔵されているサブ電池5は、メイン電池筐体12に内蔵されているメイン電池13のバックアップ電池として機能する。具体的には、電波モジュール3は、メイン電池筐体12が電波モジュール3に正常に装着されている場合には、メイン電池13から供給される電力を動作電力として動作し、一方、メイン電池筐体12が例えば電池交換のために一時的に取外されたり第三者の悪意により不正に取外されたりした場合には、メモリ情報を保持したり不正取外しなどの異常を検出したりするためにサブ電池5から供給される電力を動作電力として動作するように構成されている。また、サブ電池5は必ずしも搭載されている必要はなく、つまり、メイン電池筐体12が取外された場合であってもメモリ情報を保持したり不正取外しなどの異常を検出したりする必要がなければ、サブ電池5が省略されていても良い。
【0018】
尚、このように構成されてなるナンバープレート1は、現行のナンバープレートと同様にして、封緘21と共に取付けボルト22により車両ボデーに取付けられ、封印23が封緘21に嵌合されることにより、容易に取外されることが防止される。また、メイン電池筐体12のナンバープレート1への取付けは、ナンバープレート1の下方に作業スペースが確保されていれば、ナンバープレート1が車両ボデーに取付けられている態様でも実施することが可能となる。
【0019】
以上に説明したように第1の実施形態によれば、ナンバープレート1のプレート本体2の全体を電波透過型の樹脂を材料として構成し、電波モジュール3をプレート本体2に内蔵するように構成したので、電波モジュール3がナンバープレート1の表面に取付けられる従来のものとは異なって、電波モジュール3がナンバープレート1に内蔵されることにより、電波モジュール3がナンバープレート1の表面に露出することがなく、美観を損なうことを未然に回避することができ、また、電波モジュール3の存在が第三者に容易に知られることを未然に回避して故意に悪戯されたり盗難されたりすることをも未然に回避することができる。
【0020】
また、電波モジュール3に動作電力を供給可能なメイン電池筐体12がナンバープレート1の周囲側面にて電波モジュール3に対して着脱可能に構成したので、電波モジュール3としての製品寿命を長くすることができ、また、サブ電池5の使用条件を制限することで容量を小さくして小型化することをもできる。さらに、この場合は、メイン電池筐体12がナンバープレート1の周囲側面にて電波モジュール3に対して着脱されることにより、メイン電池筐体12がナンバープレート3の表面から突出することを回避することをもできる。
【0021】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図4ないし図6を参照して説明する。上記した第1の実施形態は、メイン電池筐体12がナンバープレート1の周囲側面にて電波モジュール3に対して着脱される構成であるが、これに対して、この第2の実施形態は、メイン電池筐体がナンバープレートの表面にて着脱される構成である。
【0022】
すなわち、図4において、ナンバープレート31は、上記した第1の実施形態で説明したナンバープレート1と同様にして、そのプレート本体32の全体が例えば電波透過型の樹脂を材料として構成されている。このナンバープレート31も、現行の金属材料から構成されているナンバープレートと比較すると、その材料が異なるのみであり、縦方向の寸法(図6中「H2」にて示す)、横方向の寸法(図6中「W2」にて示す)及び厚さ方向の寸法(図6中「D2」にて示す)は略同等に構成されている。
【0023】
電波モジュール33は、ナンバープレート31を正面から見て例えば左側部分に内蔵されており、回路基板34及びサブ電池35を構成部品として構成されている。回路基板34は、上記した第1の実施形態で説明した回路基板4と同様にして、その表面(図4(a)では右側面)に例えば導体パターンにより形成されているパッチアンテナ36が配置されていると共に、その裏面(図4(a)では左側面)に制御部や通信部や記憶部などの各機能ブロックを構成する回路素子37が実装されている。
【0024】
サブ電池35は、上記した第1の実施形態で説明したサブ電池5と同様にして、例えば小型のコイン型電池から構成されており、その正極がターミナル38を介して回路基板34に電気的に接続されていると共に負極がターミナル39を介して回路基板34に電気的に接続されている。接続コネクタ40は、詳しくは後述するメイン電池筐体の接続コネクタに嵌合可能な構造となっている。
【0025】
メイン電池筐体41は、図5にも示すように、例えば矩形状のメイン電池42が内蔵されて(埋込まれて)構成されており、その接続コネクタ43に上記した電波モジュール33の接続コネクタ40が嵌合可能な構造となっている。この場合、電波モジュール33の接続コネクタ40がメイン電池筐体41の接続コネクタ43に嵌合する箇所には外部からの水分や粉塵などが入り込むのを防止するためのOリング(シール部材)44が配設されていると共に、メイン電池筐体41がナンバープレート31の表面に正常に取付けられたときのガタツキを防止するための緩衝部材45が配設されている。
【0026】
この場合、メイン電池筐体41がナンバープレート31に取付けられる手順としては、図6にも示すように、メイン電池筐体41がナンバープレート31の表面からナンバープレート31に取付けられる。このとき、電波モジュール33の接続コネクタ40がメイン電池筐体41の接続コネクタ43に正常に嵌合された態様で、メイン電池筐体41に形成されている爪部46a,46bがプレート本体32に形成されている穴部47a,47bの引掛部48a,48bに引掛けられ、メイン電池筐体41がプレート本体32に対して位置決めされる。そして、このようにしてメイン電池筐体41がナンバープレート31に正常に取付けられて電波モジュール33に正常に装着されることにより、メイン電池42の電力が電波モジュール33の動作電力として電波モジュール33に供給可能となる。
【0027】
尚、上記した構成においても、例えばピンなどがプレート本体32に形成されている穴部47a,47bから挿入され、メイン電池筐体41に形成されている爪部46a,46bのプレート本体32に形成されている穴部47a,47bの引掛部48a,48bに対する係合が解除されることにより、メイン電池筐体41がナンバープレート31から取外されることが可能となる。
【0028】
また、上記した構成においても、ナンバープレート31のプレート本体32に内蔵されているサブ電池35は、メイン電池筐体41に内蔵されているメイン電池42のバックアップ電池として機能する。さらに、このように構成されてなるナンバープレート31は、現行のナンバープレートと同様にして、封緘21と共に取付けボルト22により車両ボデーに取付けられ、封印23が封緘21に嵌合されることにより、容易に取外されることが防止される。尚、この場合は、メイン電池筐体41がナンバープレート31の表面からナンバープレート31に取付可能であることから、上記した第1の実施形態に記載したものとは異なって、ナンバープレート31の周囲に作業スペースが確保されていない場合(四方が車両ボデーに囲まれている場合)であっても、メイン電池筐体41のナンバープレート31への取付けを実施することが可能となる。
【0029】
以上に説明したように第2の実施形態によれば、ナンバープレート31のプレート本体32の全体を電波透過型の樹脂を材料として構成し、電波モジュール33をプレート本体32に内蔵するように構成したので、上記した第1の実施形態に記載したものと同様にして、電波モジュール33がナンバープレート31に内蔵されることにより、電波モジュール33がナンバープレート31の表面に露出することがなく、美観を損なうことを未然に回避することができ、また、電波モジュール33の存在が第三者に容易に知られることを未然に回避して故意に悪戯されたり盗難されたりすることをも未然に回避することができる。
【0030】
また、電波モジュール33に動作電力を供給可能なメイン電池筐体41がナンバープレート31の表面にて電波モジュール33に対して着脱可能に構成したので、電波モジュール3としての製品寿命を長くすることができ、また、サブ電池35の使用条件を制限することで容量を小さくして小型化することをもできる。
【0031】
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
電波モジュールが内蔵される位置はナンバープレートのプレート本体のいずれであっても良い。メイン電池筐体がナンバープレートのプレート面と略同色で構成されても良く、そのように構成すれば、違和感を抑制することができる。また、ナンバープレートのプレート本体の全体が電波透過型の樹脂を材料とする構成に限らず、ナンバープレートのプレート本体の一部が電波透過型の樹脂を材料とし、電波モジュールが電波透過型の樹脂を材料とする箇所に内蔵されている構成であっても良い。
【0032】
サブ電池及びメイン電池は、充電不可能な(使い切り型の)一次電池に限らず、充電可能な二次電池でも良い。その場合、特にメイン電池が二次電池である場合には、メイン電池筐体が電波モジュールに対して正常に装着され、各機能ブロックへの動作電力の供給元がサブ電池からメイン電池へ切替えられた後に、メイン電池からサブ電池へ電力が供給されてサブ電池が充電される構成であっても良い。
第1の実施形態において、メイン電池筐体の電波モジュールに対する着脱方向がナンバープレートの下方向である構成に限らず、メイン電池筐体の電波モジュールに対する着脱方向がナンバープレートの上方向や横方向であっても良い。
メイン電池筐体がナンバープレートの周囲側面や表面に配置される構成に限らず、メイン電池筐体がナンバープレートの裏面に配置される構成であっても良い。その場合は、メイン電池筐体の配置場所に自由度があることから、複数のメイン電池筐体が同時に配置される構成であっても良いし、大容量のメイン電池が内蔵されているメイン電池筐体が配置される構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すもので、メイン電池筐体がナンバープレートに取付けられている態様を示す縦断側面図(a)及び正面図(b)
【図2】ナンバープレートの一部を破断して示す正面図
【図3】メイン電池筐体がナンバープレートに取付けられる手順を示す図
【図4】本発明の第2の実施形態を示すもので、メイン電池筐体がナンバープレートに取付けられている態様を示す縦断側面図(a)及び一部を破断して示す正面図(b)
【図5】ナンバープレート及びメイン電池筐体の縦断側面図
【図6】図3相当図
【符号の説明】
【0034】
図面中、1はナンバープレート、2はプレート本体、3は電波モジュール、4は回路基板、6はパッチアンテナ(アンテナ)、7は回路素子、13はメイン電池(電池)、31はナンバープレート、32はプレート本体、33は電波モジュール、34は回路基板、36はパッチアンテナ(アンテナ)、37は回路素子、42はメイン電池(電池)である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両ボデーに取付可能なナンバープレートのプレート本体の一部または全体が電波を透過する電波透過材料から構成され、電波モジュールを構成するアンテナ、回路基板及び回路素子が前記プレート本体の前記電波透過材料から構成されている箇所に内蔵されていることを特徴とする電波モジュールの取付構造。
【請求項2】
請求項1に記載した電波モジュールの取付構造において、
前記電波モジュールに動作電力を供給可能な電池が前記ナンバープレートの周囲側面にて前記電波モジュールに対して着脱可能に構成されていることを特徴とする電波モジュールの取付構造。
【請求項3】
請求項2に記載した電波モジュールの取付構造において、
前記電池の前記電波モジュールに対する着脱方向が前記ナンバープレートの上方向、横方向及び下方向のいずれかとなるように構成されていることを特徴とする電波モジュールの取付構造。
【請求項4】
請求項1に記載した電波モジュールの取付構造において、
前記電波モジュールに動作電力を供給可能な電池が前記ナンバープレートの表面にて前記電波モジュールに対して着脱可能に構成されていることを特徴とする電波モジュールの取付構造。
【請求項5】
請求項1に記載した電波モジュールの取付構造において、
前記電波モジュールに動作電力を供給可能な電池が前記ナンバープレートの裏面にて前記電波モジュールに対して着脱可能に構成されていることを特徴とする電波モジュールの取付構造。
【請求項6】
車両ボデーに取付可能であって、プレート本体の一部または全体が電波を透過する電波透過材料から構成され、電波モジュールを構成するアンテナ、回路基板及び回路素子が前記プレート本体の前記電波透過材料から構成されている箇所に内蔵されていることを特徴とするナンバープレート。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−30617(P2007−30617A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−214526(P2005−214526)
【出願日】平成17年7月25日(2005.7.25)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】