説明

電解質膜とその製造方法および膜電極接合体

【課題】燃料電池の運転において、含水による電解質膜の膨張によって膜内に大きなストレスが形成されるのを回避することができ、高性能かつ耐久性のある膜電極接合体を製造することができる電解質膜を得る。
【解決手段】多孔質補強膜32と一体化したフッ素型電解質樹脂膜35を加水分解処理してイオン伝導性を付与する。加水分解処理時の含水により、多孔質補強膜32による規制を受けて膨張した補強膜一体型電解質樹脂膜35Aを、その膜体の外周をクランプ20等により固定した状態で乾燥させて、無含水状態の電解質膜とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池用の膜電極接合体を作るのに用いられる電解質膜とその製造方法、および膜電極接合体に関する。
【背景技術】
【0002】
燃料電池の一形態として固体高分子形燃料電池が知られている。固体高分子形燃料電池は他の形態の燃料電池と比較して作動温度が低く(−30℃〜120℃程度)、低コスト、コンパクト化が可能なことから、自動車の動力源等として期待されている。
【0003】
固体高分子形燃料電池は、図7に示すように、膜電極接合体(MEA)50を主要な構成要素とし、それを燃料(水素)ガス流路および空気ガス流路を備えたセパレータ51,51で挟持して、単セルと呼ばれる1つの燃料電池52を形成している。膜電極接合体50は、イオン交換膜である電解質膜(固体高分子電解質膜)55の一方側にアノード側の電極触媒層56aとガス拡散層57aからなるアノード側ガス拡散電極58aを積層し、他方の側にカソード側の電極触媒層56bとガス拡散層57bからなるカソード側ガス拡散電極58bを積層した構造を持つ。
【0004】
燃料電池を構成する膜電極接合体において、電解質膜は、含水することによりプロトン伝導性を発揮する。また、電解質膜を構成する樹脂は、親水性のスルホン酸基を有するため、多くの水を膜内に含水する。そのため膜の膨張が起こり、面内方向や膜厚方向に+方向の寸法変化が発生する。また、運転停止時等に含水率が低減すると−方向の寸法変化が発生する。この寸法変化のうち収縮方向(−方向)の寸法変化は、単セルの構造を工夫することにより規制することが容易であるが、+方向の寸法変化、特に面内方向の伸び側を規制することは難しい。
【0005】
電解質膜に膨潤(膨張)による寸法変化が起こると、膜電極接合体制作時にシワが発生したり、面内挙動による膜劣化が促進したり、電極触媒層との膨潤変化量の違いによる界面での剥離や電極触媒層のひび割れが発生しやすくなり、膜電極接合体の性能低下や耐久性低下を起こしやすい。
【0006】
上記の課題に対する対処として、特許文献1には、延伸処理した電解質膜であって、電解質膜を含水量の多い状態で外周部を固定して乾燥するようにした電解質膜が提案されている。ここでは、電解質膜の含水量が多い場合は、膜を乾燥させるときに面積が減少するため、含水量が多い状態で膜の外周部を固定して乾燥処理すると、固定せずに乾燥した場合に比べ、膜が外周方向に引っ張られた状態で乾燥するために、膜面積が相対的に増大することを利用しており、発電中に電解質膜の含水率が高くなっても、当初の状態以上に膜が膨張することはないので、膨張による膜のダメージは少なくなる、というものである。
【特許文献1】特開2001−35510号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載される電解質膜は、発電中に電解質膜の含水率が高くなっても当初の状態以上に膜が膨張することはない利点がある。しかし、そのような電解質膜を得るまでに、多くの処理工程を必要とする。本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、少ない処理工程でもって発電中の含水により膜が初期の状態以上に膨張するのを抑制できる電解質膜およびその製造方法を提供することを課題とする。また、上記の電解質膜を備えた耐久の高い膜電極接合体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、燃料電池用の膜電極接合体を作るのに用いられる電解質膜の製造方法であって、イオン伝導性を持たない電解質樹脂前駆体であるフッ素型電解質樹脂を多孔質補強膜に溶融含浸させて補強膜と一体化したフッ素型電解質樹脂膜とする工程と、得られたフッ素型電解質樹脂膜を高含水状態に含水させてフッ素型電解質樹脂にイオン伝導性を付与する加水分解処理工程と、加水分解処理後の膜体を外周を固定した状態で乾燥して無含水状態とする工程とを備えることを特徴とする。また、本発明は、上記の製造方法で製造される電解質膜をも開示する。さらに、前記の電解質膜の両面に電極を備えた膜電極接合体をも開示する。なお、上記の各発明において、用いる多孔質補強膜は任意であるが、好ましくは、多孔質PTFE薄膜が用いられる。
【0009】
本発明による製造方法では、多孔質補強膜と一体化したフッ素型電解質樹脂膜に対してイオン伝導性を付与するための加水分解処理工程が行われ、それを乾燥することにより電解質膜とされる。加水分解処理時における電解質樹脂の膨張は多孔質補強膜の挙動に規制されるので、その膨張を、多孔質補強膜の材料を適宜選定することにより、例えば面方向では20%以下、膜厚方向では50%以下等に抑制することができる。そして、その膨張は、外周を固定した状態で無含水状態に乾燥した後の電解質膜においてもほぼそのまま維持される。イオン伝導性を付与した後の電解質膜を、別工程で高含水率にして膨張させ、それをクランプ等で保持して乾燥させる製造方法と比較して、本発明による製造方法は、製造工程が簡略化される。
【0010】
さらに、上記の製造方法で作られる電解質膜は、無含水状態においての面内方向の膨張率はほぼ同じであり、かつ、得られた電解質膜を用いて膜電極接合体を製造して燃料電池(単セル)とし、発電により電解質膜が高含水率となったときに、電解質膜は無含水状態にあったときを超えて膨潤(膨張)することはない。そのために、単セルで規制された膜エッジ部の膜膨張等によるストレスから解放される。
【0011】
さらに、上記の方法により製造される電解質膜は、イオン伝導性を付与する加水分解処理時に、多孔質補強膜によって延伸(膨張)が規制されるので、後の実施例に示すように、イオン伝導性を付与した後の電解質膜を高含水率にして膨張させ、その膨張状態を維持したままで乾燥して得られる電解質膜と比較して、電解質膜のガス透過性が抑制される。そのために、製造される膜電極接合体の耐久性を向上させることができる。また、イオン伝導性を持たない電解質樹脂前駆体であるフッ素型電解質樹脂を多孔質補強膜に溶融含浸させる方法を採用しており、膜内の内部応力も均一化できるために、電解質膜自体の強度特性が安定化し面内の収縮応力を均一化させることができる。結果として、電解質膜の含水と乾燥が繰り返しても、補強膜と電解質樹脂との間に剥離が生じるのを抑制できる。それらのことからも、上記の方法により製造される電解質膜およびそれを用いた膜電極接合体の耐久性は向上する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、発電時に無含水状態にあったときを超えて膨潤(膨張)することのない電解質膜を比較的容易に製造することができる。本発明による電解質膜を備えた膜電極接合体の耐久性は大きく向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら、本発明による電解質膜およびその製造方法を実施の形態に基づき説明する。図1は、多孔質補強膜にフッ素型電解質樹が含浸した補強膜一体型フッ素型電解質樹脂膜を製造する工程の一例を示し、図2は製造された補強膜一体型フッ素型電解質樹脂膜の一例を模式的に示している。図3は加水分解処理された補強膜一体型フッ素型電解質樹脂膜を乾燥処理するときの一態様を示している。
【0014】
最初に、イオン伝導性を持たない電解質樹脂前駆体からなるフッ素型電解質樹脂膜31と、多孔質補強膜(この例では多孔質PTFE薄膜)32を、出発材料として用意する。図1aに示すように、多孔質補強膜32の上下面にフッ素型電解質樹脂膜31、31を配置して、それを加熱プレート33,34で挟み込む。加熱プレート33,34を加熱し、フッ素型電解質樹脂膜31が溶融する温度(200〜280℃)で加熱保持する。
【0015】
その状態で、加熱プレート33,34を挟持幅が狭くなる方向に僅かに移動させる。それにより、図1bに示すように、溶融したフッ素型電解質樹脂は補強膜32に含浸していく。含浸後、図1cに示すように、加熱プレート33,34の加熱を停止し冷却する。冷却後、加熱プレート33,34を開くことにより、図2に示すように、多孔質補強膜にフッ素型電解質樹が含浸した、補強膜一体型フッ素型電解質樹脂膜35が形成される。
【0016】
次に、得られた補強膜一体型フッ素型電解質樹脂膜35に対して、電解質膜前駆体であるフッ素型電解質樹脂にイオン伝導性を付与するために、従来知られた方法により加水分解処理工程を行う。加水分解処理時の含水により、電解質樹脂および多孔質補強膜32はともに膨張するが、その膨張は多孔質補強膜32の挙動に規制される。例えば、補強膜32として多孔質PTFE薄膜を用いるときに、膨張を、面方向では20%以下、膜厚方向では50%以下等に抑制することができる。
【0017】
その後、必要に応じて、水洗処理や硫酸浸漬処理等を行い、最後に、図3に示すように、イオン伝導性が付与された補強膜一体型フッ素型電解質樹脂膜35Aの外周をクランプ20のクランプ片21で把持する等、適宜の手段で固定した状態で、補強膜一体型フッ素型電解質樹脂膜35Aに乾燥処理を施す。それにより、加水分解処理時に生じた多孔質補強膜32の挙動に規制された膨張をそのまま維持した状態で、本発明による電解質膜が形成される。そして、その膨張は、無含水状態に乾燥した後の電解質膜においてもほぼそのまま維持される。
【0018】
上記の製造方法により得られる本発明による電解質膜は、前記したように、多孔質補強膜32によって膨張(延伸)が規制されることから、イオン伝導性を付与した後の電解質膜を高含水率にして膨張させ、その膨張状態を維持したままで乾燥して得られる電解質膜と比較して、電解質膜のガス透過性が抑制されており、製造される膜電極接合体の耐久性を向上させることができる。また、フッ素型電解質樹脂を多孔質補強膜32に溶融含浸させる方法を採用しており、膜内の内部応力も均一化できるために、電解質膜自体の強度特性が安定化し面内の収縮応力を均一化させることができる。結果として、電解質膜の含水と乾燥が繰り返しても、多孔質補強膜32と電解質樹脂との間に剥離が生じるのを抑制できるので、本発明による電解質膜を備えた膜電極接合体の耐久性は向上する。
【実施例】
【0019】
図1〜図3に基づき説明した製造方法で得られる電解質膜Aおよびそれを用いた膜電極接合体の特性を比較例とともに説明する。
[実施例1]
多孔質補強膜として膜厚10μm、気孔率80%の多孔質PTFE薄膜を用い、上記した製造方法により、EW値1000,膜厚40μmの電解質膜Aを得た。その膨潤率は5%以下であった。
【0020】
試験1:電解質膜Aのガス透過率を、電解質膜の片面に80℃、湿度20%の水素を20cc/minで一定供給し、反対面側で真空吸引したときのリーク量で評価した。その結果を図4のグラフにAとして示した。
【0021】
試験2:電解質膜Aに対して、90℃の温水を2時間含浸→1時間乾燥のサイクルを300回繰り返す試験を行い、試験後の電解質膜Aを白色下地の上に置いて、上から撮像することにより剥離性を評価した。その撮像写真を図5のA膜に示した。
【0022】
試験3:電解質膜Aを用いて従来法により膜電極接合体を製造し、発電時間(耐久時間)によるガスリーク変化量(MPa)を計測した。その結果を図6にAとして示した。
【0023】
[比較例1]
アルコール溶液に加水分解されたイオン伝導性を備えたH型の電解質樹脂(約20wt%)を溶かしたものを、膜厚10μm、気孔率80%の多孔質PTFE薄膜に対してコーティングと乾燥を繰り返すことで、キャスト成形膜と呼ばれる、EW値1000,膜厚40μmの電解質膜Bを得た。その膨潤率はほぼ10%であった。
【0024】
試験1:電解質膜Bのガス透過率を実施例1と同様にして測定し評価した。その結果を図4のグラフにBとして示した。
【0025】
試験3:電解質膜Bを用いた以外は、実施例1と同様にして膜電極接合体を製造し、実施例1と同様にして発電時間(耐久時間)によるガスリーク変化量(MPa)を計測した。その結果を図6にBとして示した。
【0026】
[比較例2]
アルコール溶液に加水分解されたイオン伝導性を備えたH型の電解質樹脂(約20wt%)を溶かしたものを、保護シートの上にコーティングと乾燥を繰り返すことで電解質膜を得た。それをフル含水状態で拘束することなく膨潤させ、膨潤した電解質膜の外周4辺を、図3に示すように、クランプ装置20のクランプ片21を用いて固定保持した。その状態で、無含水状態となるまで常温(25℃)で乾燥処理することにより、EW値1000,膜厚40μmの電解質膜Cを得た。その膨潤率はほぼ15%であった。
【0027】
試験1:電解質膜Cのガス透過率を実施例1と同様にして測定し評価した。その結果を図4のグラフにCとして示した。
【0028】
試験3:電解質膜Cを用いた以外は、実施例1と同様にして膜電極接合体を製造し、実施例1と同様にして発電時間(耐久時間)によるガスリーク変化量(MPa)を計測した。その結果を図6にCとして示した。
【0029】
[比較例3]
アルコール溶液に加水分解されたイオン伝導性を備えたH型の電解質樹脂(約20wt%)を溶かしたものを、膜厚10μm、気孔率80%の多孔質PTFE薄膜に対してコーティングと乾燥を繰り返すことで電解質膜を得た。それを温水(80℃)につけて、100%含水状態まで拘束することなく膨潤させた。膨潤した電解質膜を[比較例2]と同様にクランプ装置20を用いて固定保持し、その状態で無含水状態となるまで常温(25℃)で乾燥処理して電解質膜Dを得た。電解質膜Dに対して、実施例1と同じ剥離性評価を行った。その撮像写真を図5のD膜として示した(試験2)。
【0030】
[評価]
試験1:図4に示すように、実施例1(本発明による電解質膜A)は、比較例1(電解質膜B)および比較例2(電解質膜C)と比較してガス透過率(リーク量)が小さい。これは、補強膜(多孔質PTFE薄膜)に溶融含浸させたフッ素型電解質樹脂に対して、イオン伝導性を付与する加水分解処理を行ったことにより、電解質樹脂の含水による膨潤が多孔質PTFE薄膜によって規制された結果と考えられる。
【0031】
試験2:図5のA膜の写真では、実施例1(本発明による電解質膜A)に剥離がなく実質的に平面であるために下地の白色がそのまま現れている。それに対してD膜の写真では、比較例3(電解質膜D)に剥離が生じており、その領域(点線で囲まれた領域)が映像として写っている。実施例1(本発明による電解質膜A)では、前記のようにイオン伝導性を持たない電解質樹脂前駆体であるフッ素型電解質樹脂を多孔質補強膜に溶融含浸させる方法を採用したことにより、比較例3(電解質膜D)と比較して膜内の内部応力を均一化できた結果と考えられる。
【0032】
試験3:図6に示すように、実施例1(本発明による電解質膜A)は膨潤率が5%以下と、比較例1の電解質膜Bおよび比較例2の電解質膜Cと比較して小さく、そのために、本発明による電解質膜Aを用いて製造した膜電極接合体は、900時間経過後であってもガスリーク変化量はきわめて小さい。比較例1の電解質膜Bを用いて製造した膜電極接合体はほぼ530時間で、また比較例2の電解質膜Cを用いて製造した膜電極接合体はほぼ340時間で、耐久試験での判定基準とされる0.01MPaを超えており、本発明による製造方法で得られる電解質膜の有効性がここでも示される。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明による電解質膜の製造方法を工程順に説明する図。
【図2】補強膜と一体化したフッ素型電解質樹脂膜の断面を示す模式図。
【図3】実施例および比較例において電解質膜をクランプ装置で固定した状態を説明する図。
【図4】実施例と比較例の電解質膜におけるガス透過率を示すグラフ。
【図5】実施例と比較例による電解質膜の写真を模式的に示す図。
【図6】実施例と比較例の電解質膜を用いて製造した膜電極接合体でのガスリーク変化量を示すグラフ。
【図7】燃料電池(単セル)および膜電極接合体を説明するための図。
【符号の説明】
【0034】
20…クランプ装置、21…クランプ片、31…イオン伝導性を持たない電解質樹脂前駆体からなるフッ素型(フッ素型)電解質樹脂膜、32…多孔質補強膜(多孔質PTFE薄膜)、33,34…加熱プレート、35…補強膜一体型フッ素型電解質樹脂膜

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料電池用の膜電極接合体を作るのに用いられる電解質膜の製造方法であって、
イオン伝導性を持たない電解質樹脂前駆体であるフッ素型電解質樹脂を多孔質補強膜に溶融含浸させて補強膜と一体化したフッ素型電解質樹脂膜とする工程と、
得られたフッ素型電解質樹脂膜を高含水状態に含水させてフッ素型電解質樹脂にイオン伝導性を付与する加水分解処理工程と、
加水分解処理後の膜体を外周を固定した状態で乾燥して無含水状態とする工程と、
を備えることを特徴とする電解質膜の製造方法。
【請求項2】
多孔質補強膜として多孔質PTFE薄膜を用いることを特徴とする請求項1に記載の電解質膜の製造方法。
【請求項3】
燃料電池用の膜電極接合体を作るのに用いられる電解質膜であって、イオン伝導性を持たない電解質樹脂前駆体であるフッ素型電解質樹脂を多孔質補強膜に溶融含浸させて得られた補強膜と一体化したフッ素型電解質樹脂膜にイオン伝導性を付与する加水分解処理を施した後、外周を固定した状態で乾燥させたことを特徴とする電解質膜。
【請求項4】
請求項3に記載の電解質膜の両面に電極を備えた膜電極接合体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−218261(P2008−218261A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−55446(P2007−55446)
【出願日】平成19年3月6日(2007.3.6)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】