説明

非接触スキャナ

【課題】読み取り対象の帳票等を密着して載置することができる原稿台を備えた非接触スキャナを提供する。
【解決手段】読み取り対象の原稿を載置する原稿台10の表面に複数の空気孔12を設け、これらの空気孔12を複数の領域に区分すると共に、領域毎に空気孔12から空気を吸引する空気吸引手段を設ける。原稿台10の所定の位置に原稿が載置された後、制御手段によって基準点Oを含む領域から遠方の領域に向かって各領域に対応する空気吸引手段を順次作動させる。これにより、しわや折り目のある原稿でも、原稿台10の表面に密着させることができる。また、読み取り終了後、操作者に近い領域の空気孔から空気を排出して帳票の一部を浮き上がらせることにより、帳票を取り出しやすくする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿台上に帳票等を置いてその上方に配置されたカメラ等によって撮影する非接触スキャナ、特にその原稿台に読み取り対象の帳票等が密着するようにセットする機構に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図2は、下記特許文献1に記載された従来の非接触スキャナの外観図である。
この非接触スキャナは、例えば銀行の顧客窓口で銀行端末に連動して帳票等を読み取るもので、読み取り対象の帳票1を載置する原稿台2を有している。原稿台2の表面には、帳票1の側端を突き当てて位置合わせをするためのガイド3が設けられている。また、原稿台2の脇には、帳票1の表面を光学的に非接触で読み取るデジタルカメラ等の撮像装置4をこの帳票1の上方に固定するためのスキャナ台5と支持腕6が配置されている。
【0003】
この非接触スキャナを用いて帳票1を読み取る場合、オペレータは読み取り対象の帳票1の読み取り面を上にして原稿台2の上に置き、その帳票1の側端をガイド3に突き当てて位置合わせを行った後、端末側で読み取り開始の操作を行う。
【0004】
このような非接触スキャナは、例えばコピー機のように光源とセンサを原稿に沿って搬送しながら読み取る複雑な機構を必要とせず、簡単な構成で薄手の帳票のみならず分厚い原稿や通帳のように綴じたものまで、特別な操作を必要とせずに簡便に読み取ることができるというメリットがある。
【0005】
【特許文献1】特開2001−186304号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記非接触スキャナは、原稿1を原稿台2の上に置くだけであるので、その原稿1に折り目やしわ等があると一部が浮き上がってしまい、ピントがずれて鮮明なイメージを取得することができないという問題があった。このような問題を解決するために、セットした原稿1の上にアクリルやガラスの透明な板を被せる方法もあるが、原稿をセットする度に透明板を被せたり外したりする手間がかかる。また、透明板の表面の反射により、天井の照明灯などが写り込んでしまうおそれもあった。
【0007】
本発明は、読み取り対象の帳票等を密着して載置することができる原稿台を備えた非接触スキャナを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、原稿台上に読み取り対象の原稿を載置してその上方に配置された撮像装置によって該原稿の画像情報を読み取る非接触スキャナにおいて、前記原稿台は、前記原稿を載置する表面に形成された空気孔と、前記空気孔から空気を吸引する空気吸引手段と、前記原稿台の表面に前記原稿が載置された後、前記空気吸引手段を作動させ、該原稿を該原稿台の表面に密着させる制御手段を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、読み取り対象の原稿を載置する原稿台の表面に空気孔を設けると共に、その空気孔から空気を吸引する空気吸引手段を設け、原稿台に原稿が載置された後、制御手段によって空気吸引手段を作動させるようにしている。これにより、しわや折り目のある原稿でも、原稿台の表面に密着させることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
この発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、次の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。但し、図面は、もっぱら解説のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
【実施例1】
【0011】
図1は、本発明の実施例を示す非接触スキャナの外観図である。
この非接触スキャナは、図2の非接触スキャナと同様に、例えば銀行の顧客窓口で銀行端末に連動して帳票等を読み取るもので、読み取り対象の帳票を載置する原稿台10を有している。原稿台10の表面には、帳票の側端を突き当てて位置合わせをするための原稿ガイド11が設けられ、帳票がセットされる領域には減圧した空気によって帳票を吸着するための複数の空気孔12が一定間隔に配置されている。更に、原稿台10の表面の端部には、スイッチ等の操作部13Sと発光ダイオード等の表示部13Dが設けられている。なお、原稿台10の内部には、後述するように、空気孔12から空気を吸引したり排出したりするための制御装置が組み込まれている。
【0012】
また、原稿台10の脇には、帳票の表面を光学的に非接触で読み取るデジタルカメラ等の撮像装置20と、この撮像装置20を帳票の上方に固定するためのスキャナ台21と支持腕22が配置されている。
【0013】
図3は、原稿台10の表面の詳細図である。
この図3に示すように、原稿台10の上端から左端にかけて原稿ガイド11がL字型に設けられ、この原稿ガイド11の内側の左上の角が帳票設置の基準点Oとなっている。読み取り対象の帳票は、その左上の隅が基準点Oに位置するように、原稿ガイド11に突き当ててセットすることができる。
【0014】
また、帳票がセットされる領域に設けられた空気孔12は、縦方向及び横方向に、例えば5cm間隔で配置されている。各空気孔12の直径は、例えば5mm程度である。これらの空気孔12は、図3に示すように、基準点Oからの距離に従ってグループ分けされている。この例では、基準点Oに近い領域A1に属するグループ、少し離れた領域A2に属するグループ、離れた領域A3に属するグループと、オペレータ(原稿を取り扱う操作者)に対して左手前の領域A4Lに属するグループ、及び右手前の領域A4Rに属するグループの5グループに分けられている。
【0015】
図4は、図1の非接触スキャナの制御装置を含むシステム構成図である。
このシステムは、図1に示された撮像装置20、表示部13D及び操作部13Sの他、画像保持出力部14、利き手判定部15、吸引・排出ポンプ16、空気管17a〜17e、空気制御弁18a〜18e、及び制御部19で構成されている。
【0016】
表示部13Dは、制御部19からオペレータに対して操作が可能である旨の操作可能信号RDYを表示する発光ダイオード等である。また、操作部13Sは、オペレータが帳票をセットした後、読み込み動作の開始を指示するスイッチ等で、例えば押しボタンを押下することで、動作開始信号STAが制御部19に与えられるようになっている。
【0017】
画像保持出力部14は、撮像装置20から出力される画像信号IMGを、制御部19から与えられる保持信号HLDに従って保持し、画像情報OUTとして図示しない銀行端末等へ出力するものである。
【0018】
利き手判定部15は、撮像装置20から出力される画像信号IMGを監視し、原稿台10の表面にセットされる帳票の移動方向に基づいてオペレータが右利きであるか、左利きであるかを判定し、判定結果の信号R/Lを制御部19に出力するものである。即ち、利き手判定部15は、帳票が右下から左上の基準点Oに向かって移動しながらセットされたときには、そのオペレータは右利きであると判定する。逆に、帳票が左から右に移動しながらセットされた場合、利き手判定部15は、そのオペレータが左利きであると判定する。
【0019】
吸引・排出ポンプ16は、制御部19から与えられる吸引制御信号ABSと排出制御信号EXHに従って、空気の吸引または排出を行うものである。この吸引・排出ポンプ16は、大きな吸引力を必要としないので、ファンの回転方向を切り替えることができる小型の換気扇等を使用することができる。
【0020】
空気管17a〜17eは、原稿台10に設けられた空気孔12と吸引・排出ポンプ16の間を接続するためのパイプである。空気管17aの一端は吸引・排出ポンプ16に接続され、他端は分岐して領域A1に属するグループの各空気孔12に接続されている。また、空気管17bの一端は吸引・排出ポンプ16に接続され、他端は分岐して領域A2に属するグループの各空気孔12に接続されている。同様に、空気管17c〜17eの一端は吸引・排出ポンプ16に接続され、これらの空気管17c〜17eの他端は、それぞれ分岐して領域A3,A4L,A4Rに属するグループの各空気孔12に接続されている。
【0021】
また、空気制御弁18a〜18eは、それぞれ空気管17a〜17eの途中に設けられ、制御部19からの開閉制御信号V1,V2,V3,V4L,V4Rによって空気の流れをオン/オフ制御するものである。これらの画像保持出力部14、利き手判定部15、吸引・排出ポンプ16、空気管17a〜17e、空気制御弁18a〜18e、及び制御部19は、原稿台10の内部に収容されている。
【0022】
図5は、図4の動作を示すタイミングチャートである。以下、この図5を参照しつつ、図4の非接触スキャナ・システムの動作を説明する。
【0023】
吸引・排出ポンプ16が吸引動作をしていないとき、オペレータによる帳票のセット等の操作が可能であるので、制御部19から表示部13Dに操作可能信号RDYが与えられ、発光ダイオード等が点灯している。
【0024】
オペレータが、原稿台10の表面に読み取り対象の帳票をセットすると、その帳票の移動する状況が撮像装置20によって撮影され、画像信号IMGが出力されて画像保持出力部14と利き手判定部15に与えられる。
【0025】
利き手判定部15は、撮像装置20から逐次与えられる画像信号IMGを分析し、帳票の動く方向を判定する。例えば、帳票の端部が右から左に移動することが検出されると、オペレータは帳票を右手に持ってセットしている可能性が高いので、右利きと判定して判定結果の信号R/Lを制御部19に出力する。
【0026】
オペレータは、帳票を帳票ガイド11に合わせて所定の位置にセットした後、操作部13Sのスイッチを押下して読み取り開始を指示する。これにより、制御部13Sから制御部19に、動作開始信号STAが与えられる。
【0027】
制御部19は、動作開始信号STAが与えられると、直ちに吸引・排出ポンプ16に対して吸引制御信号ABSを出力すると共に、空気制御弁18aに対して開閉制御信号V1を出力し、この空気制御弁18aをオン(開)状態にする。これにより、吸引・排出ポンプ16が吸引動作を開始し、空気管17aから空気を吸引する。この時点では、その他の空気制御弁18b〜18eはオフ(閉)状態となっているので、空気管17b〜17eによる空気の吸引は行われない。これにより、原稿台表面の基準点O付近の領域A1にある空気孔12から空気が吸引され、この領域で帳票が原稿台10の表面に密着する。
【0028】
一定時間後、制御部19は空気制御弁18bに対して開閉制御信号V2を出力し、この空気制御弁18bを開状態にする。これにより、空気管17aに加えて空気管17bからも空気の吸引が行われ、領域A1と領域A2にある空気孔12から空気が吸引されて、これらの領域で帳票が原稿台10の表面に密着する。
【0029】
その一定時間後に、制御部19は空気制御弁18cに対して開閉制御信号V3を出力し、この空気制御弁18cを開状態にする。更にその一定時間後に、制御部19は空気制御弁18d,18eに対して開閉制御信号V4L,V4Rを出力し、これらの空気制御弁18d,18eを開状態にする。これにより、帳票は、基準点Oから順番に放射状に原稿台10の表面に吸引されるので、途中に空気が溜まることなく原稿台10の表面に完全に密着される。
【0030】
すべての空気制御弁18a〜18eが開状態となって帳票が原稿台10に密着された後、制御部19は、画像保持出力部14に対して保持信号HLDを出力する。これにより、画像保持出力部14は、撮像装置20から与えられる画像信号IMGを保持し、保持した画像信号IMGを画像情報OUTとして銀行端末等へ出力する。
【0031】
制御部19は保持信号HLDを出力した後、吸引・排出ポンプ16に対する吸引制御信号ABSを停止すると共に、空気制御弁18a〜18eに対して閉状態にするための開閉制御信号V1〜V4Rを出力する。更に、これにより、吸引・排出ポンプ16は動作を停止し、帳票の原稿台10への吸引も停止される。また、制御部19は、表示部13Dに操作可能信号RDYを出力し、オペレータによる帳票の操作が可能であることを表示する。
【0032】
その後、制御部19は、吸引・排出ポンプ16に対して排出制御信号EXHを出力すると共に、利き手判定部15から出力されている判定結果の信号R/L(この場合は、右利き)に基づいて空気制御弁18eに対して開閉制御信号V4Rを出力し、この空気制御弁18eを開状態にする。これにより、吸引・排出ポンプ16が排出動作を開始し、空気管17eから空気制御弁18eを通して空気が流れ、原稿台10の領域A4Rの空気孔12から空気が排出される。(なお、信号R/Lによって左利きとの判定結果が与えられていれば、制御部19は、空気制御弁18dに対して開閉制御信号V4Lを出力し、この空気制御弁18dを開状態にする。)
【0033】
領域A4Rの空気孔12から空気が排出されることにより、原稿台10の上に置かれていた帳票の右の手前の部分が、原稿台10から浮き上がる。オペレータは、帳票の原稿台10から浮き上がった部分を右手で掴み、読み取りが終了した帳票を取り外す。
【0034】
以上のように、本実施例の非接触スキャナは、次のような利点がある。
(1) 原稿台10の表面に複数の空気孔12を設け、この空気孔12から原稿台10と帳票の間の空気を吸引するようにしているので、原稿台10に帳票を密着させることができる。
(2) 複数の空気孔12から空気を吸引するときに、一斉に吸引するのではなく、基準点Oから放射状に順番に吸引するようにしているので、折り目やしわのある帳票でも完全に原稿台10に密着させることができる。
(3) 読み取り終了後、手前の箇所の空気孔12から空気を排出しているので、帳票の端部が浮き上がり、容易に帳票を取り出すことができる。
(4) セットされる帳票の移動方向によってオペレータが右利きか左利きかを判定する利き手判定部15を有している。これにより、帳票の排出時に帳票の利き手側の端部のみを浮き上がらせることができるので、帳票の取り出しが更に容易になる。
【0035】
なお、本発明は、上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(a) この非接触スキャナの用途は、銀行端末に限らない。例えば、読み取り範囲が自由であることを利用して、大きな地図や図面等を読み取るものに適用することもできる。
(b) コンピュータと連動させずに、画像を撮影するための原稿台としても使用できる。
(c) オペレータが操作部13Sによって動作開始信号STAを出力するようにしているが、基準点Oの付近に帳票センサを配置し、この帳票センサが帳票のセットを検出したときに動作開始信号STAを出力するようにしても良い。
(d) 原稿台表面の空気孔の配置は等間隔である必要はない。基準点を中心とした同心円状に配置しても良いし、ランダムに配置しても良い。また、空気孔の領域分割によるグループ分けは、例示したものに限定されない。
(e) 空気孔のグループ毎に空気制御弁を設けて空気の吸引・排出を制御しているが、空気制御弁を設けずにグループ毎に吸引・排出ポンプを設け、その吸引・排出ポンプの動作を制御するようにしても良い。いずれにしても、グループ毎に空気の吸引等の制御ができる空気吸引手段や空気排出手段であれば良い。
(f) 利き手判定部15は、撮像装置20から出力される画像信号IMGに基づいてオペレータの利き手を判定しているが、原稿台10の表面に複数のセンサを設けてそのセンサ出力に基づいて判定するように構成することもできる。
(g) 利き手判定部を設けずに、読み取り終了後にオペレータに近い領域A4Rと領域S4Lの両方の空気孔12から空気を排出するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施例を示す非接触スキャナの外観図である。
【図2】従来の非接触スキャナの外観図である。
【図3】原稿台10の表面の詳細図である。
【図4】図1の非接触スキャナの制御装置を含むシステム構成図である。
【図5】図4の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
【0037】
10 原稿台
11 原稿ガイド
12 空気孔
13D 表示部
13S 操作部
14 画像保持出力部
15 利き手判定部
16 吸引・排出ポンプ
17 空気管
18 空気制御弁
19 制御部
20 撮像装置
21 スキャナ台
22 支持腕

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿台上に読み取り対象の原稿を載置してその上方に配置された撮像装置によって該原稿の画像情報を読み取る非接触スキャナにおいて、
前記原稿台は、
前記原稿を載置する表面に形成された空気孔と、
前記空気孔から空気を吸引する空気吸引手段と、
前記原稿台の表面に前記原稿が載置された後、前記空気吸引手段を作動させ、該原稿を該原稿台の表面に密着させる制御手段とを、
備えたことを特徴とする非接触スキャナ。
【請求項2】
前記空気孔は、前記原稿を載置する表面を複数の領域に区分してその領域毎に複数個形成され、
前記空気吸引手段は、前記各領域に対応して設けられてその領域に形成された空気孔から空気を吸引するように構成され、
前記制御手段は、前記原稿台の表面の基準点に基づいて定められた位置に前記原稿が載置された後、該基準点を含む領域から遠方の領域に向かってそれぞれの領域に対応して設けられた前記空気吸引手段を順次作動させて該原稿を該原稿台の表面に密着させるように制御することを、
特徴とする請求項1記載の非接触スキャナ。
【請求項3】
前記空気孔から空気を排出する空気排出手段を設け、前記制御手段は、前記原稿の画像情報の読み取りが終了した後、前記空気排出手段を作動させて該原稿を前記原稿台から浮き上がらせるように構成したことを特徴とする請求項1または2記載の非接触スキャナ。
【請求項4】
前記空気排出手段は、前記複数の領域の内で、前記原稿を取り扱う操作者に近い領域に形成された空気孔から空気を排出するように構成し、
前記制御手段は、前記原稿の画像情報の読み取りが終了した後、前記空気排出手段を作動させて該原稿の一部を前記原稿台から浮き上がらせるように構成したことを特徴とする請求項3記載の非接触スキャナ。
【請求項5】
前記原稿が前記原稿台の定められた位置に載置されるときの移動方向を検出することによって該原稿を取り扱う操作者が右利きか左利きかを判定する利き手判定手段と、
前記複数の領域の内で、前記操作者の右手に近い領域に形成された空気孔から空気を排出する第1の空気排出手段と、
前記複数の領域の内で、前記操作者の左手に近い領域に形成された空気孔から空気を排出する第2の空気排出手段とを設け、
前記制御手段は、前記原稿の画像情報の読み取りが終了した後、前記利き手判定手段の判定結果に基づいて前記第1または第2の空気排出手段を作動させて該原稿の一部を前記原稿台から浮き上がらせるように構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の非接触スキャナ。
【請求項6】
前記利き手判定手段は、前記撮像装置から得られる画像信号に基づいて前記操作者の利き手を判定することを特徴とする請求項5記載の非接触スキャナ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2009−206901(P2009−206901A)
【公開日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−47875(P2008−47875)
【出願日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【Fターム(参考)】