説明

非接触情報媒体の通信システム

【課題】 低コストでセキュリティ性を有し、携帯性、利便性に優れた非接触情報媒体の通信システムを提供すること。
【解決手段】 カード用アンテナ32を有するICカード30Aと、信号入出力回路11に接続されたリーダライタ用アンテナ12を有しICカード30Aと通信する機能を有するリーダライタ10Aとを備え、ICカード30Aのカード用アンテナ32と電磁結合するように構成された第1のアンテナ21と、第1のアンテナ21に接続されリーダライタ10Aのリーダライタ用アンテナ12に電磁結合するように構成された第2のアンテナ22とを有するアンテナ変換カード20を備え、アンテナ変換カード20とICカード30Aとを重ねてリーダライタ10Aのリーダライタ用アンテナ12に近接させることによりICカード30Aとリーダライタ10Aとの間の通信を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触ICタグや非接触ICカードなどの非接触情報媒体を用いた電磁誘導方式によるデータ通信システムに関し、特にセキュリティ機能を向上した非接触情報媒体の通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ICカードなどの非接触情報媒体を用いた通信システムは、キャッシュカード、クレジットカードを用いた電子決済、社員証を用いた入退出管理など、さまざまな用途において、さまざまな利用形態で用いられている。これらのシステムでは、ICカードへの情報の入出力や記録情報に基づいたサービスなどを提供する場合、ICカードの不正使用や情報漏洩等に対するセキュリティ対策およびセキュリティレベルに応じた運用方法が重要な課題となっている。
【0003】
従来、本来の所有者以外の人物が不正入手したカードの使用や不正アクセス等を防ぐための手段として、ICカードの使用時に、暗証番号やパスワードを用いるのが一般的であった。さらに近年では、指紋認証や静脈認証などに代表される生体認証を用いることにより、本来の所有者以外の人物の不正使用を防ぐという手段が用いられている。
【0004】
しかしながら、これらの手段では、安全性を高めることができる一方で、利便性の低下やシステムコストの増加を伴うという問題点がある。
【0005】
この問題点を鑑み、特許文献1では、セキュリティ対策にかかるコストの増大を抑えた通信システムとして、RFIDタグ(ICタグ)の形状、構成を工夫し、さらには誘導アンテナ装置を介した場合のみRFIDアクセス装置(リーダライタ)と通信することが可能となるRFID通信システムを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−94875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1のRFID通信システムは、RFIDタグの内部に電磁シールドされた電磁シールド空間を持ち、かつ、その電磁シールド空間内でRFIDタグのアンテナと誘導アンテナ装置のタグ側アンテナが電磁結合可能な位置関係となるような位置関係規制手段を有する構成である。このため特許文献1の方法でICタグやICカードを構成した場合、従来の一般的なICタグおよびICカードに比べ形状が複雑で、且つ構成要素も多くなるため、1つ当たりの製造コストが高くなってしまう。また、特殊な形態の誘導アンテナ装置を必要とするため、その製造コストがかかることや携帯性や利便性が損なわれるという問題もある。
【0008】
そこで、本発明の課題は、低コストでセキュリティ性を有し、携帯性、利便性に優れた非接触情報媒体の通信システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明による非接触情報媒体の通信システムの第1の発明は、アンテナを有する非接触情報媒体と、信号入出力回路と該信号入出力回路に接続されたアンテナを有し前記非接触情報媒体と通信する機能を有するリーダライタとを備える通信システムにおいて、前記非接触情報媒体のアンテナと電磁結合するように構成された第1のアンテナと、該第1のアンテナに接続され前記リーダライタのアンテナに電磁結合するように構成された第2のアンテナとを有するアンテナ変換素子を備え、該アンテナ変換素子と前記非接触情報媒体とを重ねて前記リーダライタのアンテナに近接させることにより前記非接触情報媒体と前記リーダライタとの間の通信を行うことを特徴とする。
【0010】
また、本発明による非接触情報媒体の通信システムの第2の発明は、アンテナを有する非接触情報媒体と、信号入出力回路と該信号入出力回路に切換え器により接続された2つのアンテナを有し前記非接触情報媒体と通信する機能を有するリーダライタとを備える通信システムにおいて、前記非接触情報媒体のアンテナと電磁結合するように構成された第1のアンテナと、該第1のアンテナに接続され前記リーダライタの一方のアンテナに電磁結合するように構成された第2のアンテナとを有するアンテナ変換素子を備え、前記リーダライタの他方のアンテナは前記非接触情報媒体のアンテナと電磁結合するように構成され、前記切換え器により前記リーダライタの他方のアンテナが前記信号処理回路に接続された時には前記非接触情報媒体を前記リーダライタの他方のアンテナに近接させることにより前記非接触情報媒体と前記リーダライタとの間の通信を行い、前記切換え器により前記リーダライタの一方のアンテナが前記信号処理回路に接続された時には前記アンテナ変換素子と前記非接触情報媒体とを重ねて前記リーダライタの一方のアンテナに近接させることにより前記非接触情報媒体と前記リーダライタとの間の通信を行うことを特徴とする。
【0011】
ここで、前記非接触情報媒体はICカードであって、前記アンテナ変換素子はカード状の形状を有していてもよく、さらに、前記ICカードと前記アンテナ変換素子はほぼ同一の形状を有していてもよい。
【0012】
また、前記非接触情報媒体および前記アンテナ変換素子を前記リーダライタに近接した所定に位置に置くための手段を備えてもよい。
【0013】
以上のように、本発明の第1の発明では、リーダライタには非接触情報媒体とアンテナ形状が異なる形状のアンテナを用いて、非接触情報媒体とリーダライタとの間の通信は、非接触情報媒体のアンテナと電磁結合する第1のアンテナとリーダライタのアンテナと電磁結合する第2のアンテナを備えるアンテナ変換素子を介することにより可能となる構成としている。
【0014】
すなわち、本発明の構成では、互いに形状の等しいアンテナを持つ非接触情報媒体とリーダライタだけでは、通信することができず、非接触情報媒体とアンテナ変換素子を重ねて利用したときに、リーダライタからの電力及びコマンド等の情報がアンテナ変換素子の第2のアンテナを介してアンテナ変換素子の第1のアンテナに伝わり、第1のアンテナと非接触情報媒体のアンテナとが電磁結合することにより非接触情報媒体に伝送され、同様に、非接触情報媒体からの応答はアンテナ変換素子の第1のアンテナを通してリーダライタのアンテナと電磁結合する第2のアンテナに伝送され、リーダライタのアンテナがこれを受信し、通信が成立するものである。
【0015】
また、第2の発明では、リーダライタは2つのアンテナを有し、切換え器の選択によりリーダライタと非接触情報媒体とが直接的に通信可能となる状態を備え、必要なセキュリティのレベルに応じてアンテナ変換素子を要するか否かを選択することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の構成を持つ非接触情報媒体の通信システムは、ICタグやICカードなどの通常の非接触情報媒体をそのまま用いることができるので製造コストを抑え、携帯性や利便性を確保している。また、非接触情報媒体とリーダリーダライタだけでは直接通信ができないことにより、セキュリティ性を持たせたシステムである。非接触情報媒体とリーダライタの通信時に必要となるアンテナ変換素子も、一般的なICタグやICカードの形状とすることができ、かつ、ICチップ等を必要としない構成であるため安価に製造でき、携帯性もよく、リーダライタとの通信時には、非接触情報媒体とアンテナ変換素子を重ねて使用するだけで良いため、利便性を損なうこともない。
【0017】
非接触情報媒体として、キャッシュカードやクレジットカード等に用いられる一般的形状のICカードの形態を適用することができ、この場合、さらに製造コストを抑え、携帯性を確保できる。また、アンテナ変換素子もICカードとほぼ同じ形状とすることによりさらに良好な携帯性が得られる。
【0018】
以上のように、本発明によれば、低コストでセキュリティ性を有し、携帯性、利便性に優れた非接触情報媒体の通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明による非接情報媒体の通信システムの第1の実施の形態を示す模式的な構成図。
【図2】本発明による非接情報媒体の通信システムの第2の実施の形態を示す模式的な構成図。
【図3】本発明による非接情報媒体の通信システムの第3の実施の形態を示す模式的な構成図。
【図4】ICカードおよびアンテナ変換カードをリーダライタに近接した所定の位置に置くための手段の例を示す斜視図であり、図4(a)は位置表示を設ける場合、図4(b)はカード形状に合わせたガイドを設ける場合を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
図1は本発明による非接情報媒体の通信システムの第1の実施の形態を示す模式的な構成図である。図1において、カード用アンテナ32を有する非接触情報媒体であるICカード30Aと、信号入出力回路11と信号入出力回路11に接続されたリーダライタ用アンテナ12を有しICカード30Aと通信する機能を有するリーダライタ10Aとを備える通信システムにおいて、ICカード30Aのカード用アンテナ32と電磁結合するように構成された第1のアンテナ21と、第1のアンテナ21に接続されリーダライタ10Aのリーダライタ用アンテナ12に電磁結合するように構成された第2のアンテナ22とを有するカード形状のアンテナ変換素子であるアンテナ変換カード20を備え、アンテナ変換カード20とICカード30Aとを重ねてリーダライタ10Aのリーダライタ用アンテナ12に近接させることによりICカード30Aとリーダライタ10Aとの間の通信を行う。
【0022】
ここで、ICカード30Aにおいて、カード用アンテナ32はカード外周側に配置されたコイル状のアンテナであり、その入出力端はICチップ31と接続されている。アンテナ変換カード20において、第1のアンテナ21はカード外周側に配置されたカード用アンテナ32と同様な形状を有するアンテナであり、第2のアンテナ22はカード中央部に配置され、リーダライタ用アンテナ12と同様な形状で、小型のコイル状のアンテナである。
【0023】
ここで、本発明のリーダライタ10Aのリーダライタ用アンテナ12とアンテナ変換カード20の第2のアンテナ22はそれらの間で電磁結合を有効に行うために、上記のように同じ形状であることが望ましく、ICカード30Aのカード用アンテナ32とアンテナ変換カード20の第1のアンテナ21も電磁結合を有効に行うために、同じ形状であることが望ましい。また、アンテナ変換カード20の第2のアンテナ22は第1のアンテナ21との不要な電磁結合を避けるため図1のようにカード中央部に配置することが望ましい。
【0024】
本実施の形態の動作は以下の通りである。ICカード30Aとアンテナ変換カード20を長辺、短辺の方向を揃え、重ねた状態でリーダライタ10Aのリーダライタ用アンテナ12とアンテナ変換カード20の第2のアンテナ22が同じ位置になるように置く。この状態にあるとき、リーダライタ10Aからの電力および情報は、リーダライタ10Aの信号入出力回路11からリーダライタ用アンテナ12へ送られ、リーダライタ用アンテナ12とアンテナ変換カード20の第2のアンテナ22との電磁結合により、第1のアンテナ21に伝えられ、第1のアンテナ21とICカード30Aのカード用アンテナ32が電磁結合して、最終的にICチップ31に伝送される。
【0025】
同様に、ICチップ31からの応答は、カード用アンテナ32、アンテナ変換カード20の第1のアンテナ21、第2のアンテナ22、リーダライタ用アンテナ12の順に送られ、リーダライタ10Aが受信することより通信が成立する。
【0026】
以上の動作方法より明らかなように、本発明では、アンテナ変換カード20とICカード30Aが大きくずれることなく重なり、リーダライタ10Aのリーダライタ用アンテナ12とアンテナ変換カード20の第2のアンテナ22の位置が大きくずれることなく重なることにより良好な通信状態が得られることになる。図4はICカードおよびアンテナ変換カードをリーダライタに近接した所定の位置に置くための手段の例を示す斜視図であり、図4(a)は位置表示を設ける場合、図4(b)はカード形状に合わせたガイドを設ける場合を示す。位置決めが容易に出来るように、リーダライタ10Aの一部に図4(a)のような位置表示40を設けたり、図4(b)のようにガイド41を設けるなどしてICカードおよびアンテナ変換カードを置く位置を限定することにより、確実に通信を行うことができる。
【0027】
本実施の形態の非接触情報媒体の通信システムを適用する運用例としては、ICカード30Aを社員証とした入退出システムにおいて、社員証を持っていれば入場できるエリアの出入口には、一般的なリーダライタを用意してICカード30Aのみで入退出し、さらに限定されたエリアには本実施の形態のリーダライタ10Aを設置して、限定エリアへの入場が許可された人にのみ付与されたアンテナ変換カード20と、社員証のICカード30Aとを重ねて使用することで入退出が可能となるなどの運用を行うことができる。
【0028】
図2は本発明による非接触情報媒体の通信システムの第2の実施の形態を示す模式的な構成図である。本実施の形態の通信システムは、リーダライタ10Bのリーダライタ用アンテナ13が第1の実施の形態のカード用アンテナ32と同様な形状であり、逆にICカード30Bのカード用アンテナ33が第1の実施の形態のリーダライタ用アンテナ12と同様な小型の形状のアンテナであることを除けば第1の実施の形態と同じである。すなわち、アンテナ変換カード20の第1のアンテナ21がリーダライタ用アンテナ13と電磁結合し、第2のアンテナ22がカード用アンテナ33と電磁結合する。
【0029】
したがって、本実施の形態の構成においても、第1の実施の形態と同様に、リーダライタ10BとICカード30Bとの間の通信には、アンテナ変換カード20が必要となるが、本構成の場合は、ICカード30Bのアンテナが小型であるため、外部と電磁結合しにくく、外部からのスキミングが困難であるという特徴がある。
【0030】
図3は本発明による非接触情報媒体の通信システムの第3の実施の形態を示す模式的な構成図である。本実施の形態の非接触情報媒体の通信システムは、リーダライタ10Cが信号入出力回路11に切換え器14により接続された2つのリーダライタ用アンテナ12および13を有することを除いては第1の実施の形態の通信システムと同じである。切換え器14によりリーダライタ用アンテナ13が信号入出力回路11に接続された時にはリーダライタ用アンテナ13と同様な形状のカード用アンテナ32を有するICカード30Cをリーダライタ用アンテナ13に近接させることによりICカード30Cとリーダライタ10Cとの間の通信が可能となり、切換え器14によりリーダライタ用アンテナ12が信号入出力回路11に接続された時には、第1の実施の形態と同様にアンテナ変換カード20とICカード30Cとを重ねてリーダライタ用アンテナ12に近接させることによりICカード30Cとリーダライタ10Cとの間の通信が可能となる。
【0031】
本実施の形態では、リーダライタ側のアンテナを切換えることにより、ICカード30Cのみで通信可能な状態と、アンテナ変換カード20を用いて通信する必要がある状態とを任意に切換えることができるため、例えば運用方法として、時間によって切換え器14を切換えることで、ICカード30Cを所有していれば通信できる時間帯と、ICカード30Cとアンテナ変換カード20の両方を持っている人のみ通信できる時間帯とを分けることが可能になる。
【0032】
本発明は、上記の実施の形態のように非接触情報媒体の通信システムを構成することにより、低コストでセキュリティ性を有し、携帯性、利便性に優れた非接触情報媒体の通信システムが得られ、ICカード等を用いた情報通信分野において広く利用が可能であり、例えばセキュリティ性が必要な、入退出システムやカード決済システム等に利用することができる。
【0033】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではないことはいうまでもなく、例えば、ICカードのみでなくICタグ等のその他の非接触情報媒体を用いた通信システムにおいても広く適用することが可能である。この場合、アンテナ変換素子の形態を非接触情報媒体と同様な形状にすることも可能であり、一方、携帯性、利便性やリーダライタとの電磁結合の有効性などを考慮して非接触情報媒体と異なる形状にすることも可能である。
【符号の説明】
【0034】
10A、10B、10C リーダライタ
11 信号入出力回路
12、13 リーダライタ用アンテナ
14 切換え器
20 アンテナ変換カード
21 第1のアンテナ
22 第2のアンテナ
30A、30B、30C ICカード
31 ICチップ
32、33 カード用アンテナ
40 位置表示
41 ガイド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アンテナを有する非接触情報媒体と、信号入出力回路と該信号入出力回路に接続されたアンテナを有し前記非接触情報媒体と通信する機能を有するリーダライタとを備える通信システムにおいて、前記非接触情報媒体のアンテナと電磁結合するように構成された第1のアンテナと、該第1のアンテナに接続され前記リーダライタのアンテナに電磁結合するように構成された第2のアンテナとを有するアンテナ変換素子を備え、該アンテナ変換素子と前記非接触情報媒体とを重ねて前記リーダライタのアンテナに近接させることにより前記非接触情報媒体と前記リーダライタとの間の通信を行うことを特徴とする接触情報媒体の通信システム。
【請求項2】
アンテナを有する非接触情報媒体と、信号入出力回路と該信号入出力回路に切換え器により接続された2つのアンテナを有し前記非接触情報媒体と通信する機能を有するリーダライタとを備える通信システムにおいて、前記非接触情報媒体のアンテナと電磁結合するように構成された第1のアンテナと、該第1のアンテナに接続され前記リーダライタの一方のアンテナに電磁結合するように構成された第2のアンテナとを有するアンテナ変換素子を備え、前記リーダライタの他方のアンテナは前記非接触情報媒体のアンテナと電磁結合するように構成され、前記切換え器により前記リーダライタの他方のアンテナが前記信号処理回路に接続された時には前記非接触情報媒体を前記リーダライタの他方のアンテナに近接させることにより前記非接触情報媒体と前記リーダライタとの間の通信を行い、前記切換え器により前記リーダライタの一方のアンテナが前記信号処理回路に接続された時には前記アンテナ変換素子と前記非接触情報媒体とを重ねて前記リーダライタの一方のアンテナに近接させることにより前記非接触情報媒体と前記リーダライタとの間の通信を行うことを特徴とする非接触情報媒体の通信システム。
【請求項3】
前記非接触情報媒体はICカードであり、前記アンテナ変換素子はカード状の形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の非接触情報媒体の通信システム。
【請求項4】
前記ICカードと前記アンテナ変換素子はほぼ同一の形状を有することを特徴とする請求項3に記載の非接触情報媒体の通信システム。
【請求項5】
前記非接触情報媒体および前記アンテナ変換素子を前記リーダライタに近接した所定に位置に置くための手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の非接触情報媒体の通信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−39947(P2011−39947A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−188797(P2009−188797)
【出願日】平成21年8月18日(2009.8.18)
【出願人】(000134257)NECトーキン株式会社 (1,832)
【Fターム(参考)】