説明

非絶縁シートのプリント配線基板への貼付方法、プリント配線基板、及び、光ディスク装置

【課題】プリント配線基板の製造工程において、容易に、しかも効率的に非絶縁シートをプリント配線基板へ貼り付けることが可能な貼付方法を提供することを課題とする。
【解決手段】絶縁基板上に形成され、部品をはんだ付けするためのパターンランドと、当該パターンランド上の一部をソルダーレジストで覆うソルダーレジスト層とを備えたプリント配線基板10の表面に、電磁波を遮蔽するための非絶縁シート20を貼り付ける非絶縁シート20のプリント配線基板10への貼付方法において、前記ソルダーレジスト層の上に、前記非絶縁シート20の端面を接着する環状の絶縁層30を形成する工程と、当該絶縁層30に前記非絶縁シート20の端面を接着する工程とを備え、前記非絶縁シート20の端面が前記絶縁層30の所定の範囲内に存するように、前記絶縁層30が形成されることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁波遮蔽のための非絶縁シートをプリント配線基板へ効率的に貼り付ける、非絶縁シートのプリント配線基板への貼付方法に関し、更に、当該非絶縁シートを貼り付けたプリント配線基板、及び、それを用いた光ディスク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子機器等の内部に実装した電子部品が発生する電磁波を低減して、他の電子機器等への影響することを防止したり、外部からの電磁波が上記電子機器に影響を与えて誤動作等をすることを防止するために、電磁波を遮蔽するEMI(ElectroMagnetic Interference)シート等の非絶縁シートが用いられている。
【0003】
例えば、特許文献1では、樹脂からなる基材フィルムと、この基材フィルムの上面に積層した金属層と、この金属層の上面に積層した樹脂からなる保護フィルムとを有し、この保護フィルムの端縁を上記基材フィルムの端縁よりも外側に有することにより、配設すべき部分が小さい場合にも対応でき短絡防止が可能な電磁波シールドフィルムの技術が開示されている。
【0004】
また、特許文献2では、透明基材フィルムと、外周部の少なくとも一部に設けられた電極部を有する透明導電材層と、透明導電材層の透明基材フィルムに対向しない側の表面を、電極部を含めて覆うように設けられた粘着剤層とを有する電磁波シールドフィルムであって、電極部を覆う粘着剤層は、取り付け時に印加する圧力で押しのけ、対向する接地電極と導通させることにより、接地が容易な電磁波シールドフィルムとその製造方法が開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2006−135020号公報
【特許文献2】特開2006−196760号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1、2に記載の電磁波シールドフィルムをプリント配線基板に貼り付ける場合には、プリント配線基板との絶縁性を確保するために、プリント配線基板と当該電磁波シールドフィルムとの間に絶縁シートを更に挟み込む必要がある。これは、プリント配線基板上のソルダーレジストにより絶縁は確保されてはいるが、ソルダーレジストの厚さが薄いので傷等により導体部がむき出しになり、短絡や断線する可能性があるためである。更に、絶縁シートを挟み込むことにより、ソルダーレジストに当該電磁波シールドフィルムを直接貼り付けた場合に比べて、電磁波シールドフィルムによる電磁波遮蔽の効果が低減するという問題がある。
【0007】
上記問題点に鑑み、本発明は、非絶縁シートとプリント配線基板との間に絶縁シートを挟む必要がなく、プリント配線基板の製造工程において、容易に、しかも効率的に非絶縁シートをプリント配線基板へ貼り付けることが可能な非絶縁シートのプリント配線基板への貼付方法を提供することを課題とする。
【0008】
また、上記貼付方法を用いることにより、電磁波を効果的に遮蔽することができる安価なプリント配線基板を提供することを課題とする。
【0009】
また、上記プリント配線基板を光ディスク装置に組み込むことにより、誤動作が少なく、しかも外部への電磁波の不要輻射を低減することができる光ディスク装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明による非絶縁シートのプリント配線基板への貼付方法は、絶縁基板上に形成され、部品をはんだ付けするためのパターンランドと、当該パターンランド上の一部をソルダーレジストで覆うソルダーレジスト層とを備えたプリント配線基板の表面に、電磁波を遮蔽するための非絶縁シートを貼り付ける非絶縁シートのプリント配線基板への貼付方法において、前記ソルダーレジスト層の上に、前記非絶縁シートの端面を接着する環状の絶縁層を形成する工程と、当該絶縁層に前記非絶縁シートの端面を接着する工程とを備え、前記非絶縁シートの端面が前記絶縁層の所定の範囲内に存するように、前記絶縁層が形成されることを特徴とする。
【0011】
このように、非絶縁シートの端面を絶縁層の所定の範囲内に接着させることにより、絶縁処理がされていない非絶縁シートのカット面を容易に、しかも効率的に絶縁層の上に固定することができ、当該カット面によりプリント配線基板に傷がつくことを防止できる。
【0012】
また、本発明による非絶縁シートのプリント配線基板への貼付方法は、前記絶縁層がシルク印刷により形成され、前記絶縁層の所定の範囲は、絶縁層の外縁と内縁との間の距離が2〜4mmであることを特徴とする。
【0013】
このように、既存のプリント配線基板の製造工程を用いることができ、容易に、しかも効率的に非絶縁シートをプリント配線基板に貼り付けることができる。
【0014】
また、上記非絶縁シートのプリント配線基板への貼付方法を用いて製造したプリント配線基板を提供することができる。
【0015】
また、上記プリント配線基板を組み込んだ光ディスク装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、既存のプリント配線基板の製造工程を用いることができるので、容易に、しかも効率的に非絶縁シートをプリント配線基板に貼り付ける貼付方法を提供することができる。
【0017】
また、上記貼付方法を用いることにより、電磁波を効果的に遮蔽することができる安価なプリント配線基板を提供することができる。
【0018】
また、上記プリント配線基板を光ディスク装置に組み込むことにより、誤動作が少なく、しかも外部への電磁波の不要輻射を低減することができる光ディスク装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】
添付の図1は、本発明の一実施形態になるプリント配線基板へ非絶縁シートを貼り付ける貼付方法を説明する図である。図1に示すプリント配線基板10は電子部品等を搭載した面を示し、非絶縁シート(以下、「EMIシート」という)20が貼り付けられる面を示している。図1に示すように、プリント配線基板10には、EMIシート20を貼り付ける領域30が環状にシルク印刷されている。シルク印刷された領域30は、額縁形状の外縁31と内縁32とにより囲まれた範囲であり、絶縁層を形成している。
【0021】
添付の図2は、上記EMIシートの断面図である。図1に示すシルク印刷の外縁31は、EMIシート20を上記領域30に貼り付けるときに、EMIシート20のカット面21がその外縁31よりはみ出ない程度に、EMIシート20の外周より僅かに大きくなるように位置している。シルク印刷の内縁32は、外縁31より2〜4mmより内側に位置している。EMIシート20を接着するときは、シルク印刷の外縁31と内縁32との幅(2〜4mm)の範囲内に、即ち、斜線で示す範囲にEMIシートの端面22が接着されるようになる。ここで、端面22とは、EMIシート20の端の部分でプリント配線基板10の上記斜線で示す範囲に貼り付ける面をいう。
【0022】
EMIシート20は、上述したように電子部品等から発生する電磁波を遮蔽するために用いるものであり、導電性の材質からなる。EMIシート20の材質は、例えば、金属粉末(Fe、Si、Alなど)とそれを固める塩素化ポリエチレン等からなる。
【0023】
EMIシート20の一方の面には、プリント配線基板10に貼り付けるための粘着テープ23が貼り付けられている。粘着テープ23は、ポリエステルフィルムの両面に粘着剤が塗られたものであり、一方の面はEMIシート20に貼り付けられ、他の面はプリント配線基板10に貼り付けられる。粘着テープ23における粘着剤は、例えば、アクリル系粘着剤等が用いられる。
【0024】
EMIシート20のカット面21がシルク印刷の外縁31よりはみ出ないようにしたのは、絶縁処理がされていないカット面21により、ソルダーレジスト等が削り取られるなど、プリント配線基板10に傷がつき、短絡や断線の原因になることを防止するためである。シルク印刷された領域30、即ち、絶縁層の上にEMIシート20の端面22が貼り付けられることにより、EMIシート20のカット面21が固定され、上記のような傷がつくことを防ぐことができる。
【0025】
また、シルク印刷工程は、プリント配線基板の製造工程における既存のシルク印刷工程をそのまま使用することができるため、追加の材料や作業が発生することはない。また、シルク印刷はスクリーン印刷であるから、予め、印刷する位置を正確に決定することができる。このため、シルク印刷をする位置は、EMIシート20をプリント配線基板10に貼るときのEMIシート20の位置ずれを考慮して決定することができる。更に、EMIシート20を裁断するときに生ずる寸法の誤差により、EMIシート20の端面22がシルク印刷の領域30からはみ出ないようにシルク印刷の領域30、即ち、範囲を決定することができる。
【0026】
なお、シルク印刷する領域の形状は、上記の額縁形状以外にも、円形、多角形等、種々のEMIシートの形状に合わせて決定することができる。
【0027】
添付の図3は、上記シルク印刷されたプリント配線基板とEMIシートを示す断面図である。図3に示すように、プリント配線基板10における絶縁基板11上には回路配線のための導体12や電子部品をはんだ付けするための図示しないパターンランドが形成されている。これらの導体12やパターンランドの一部には、短絡防止のためのソルダーレジスト層13が形成されている。ところが、ソルダーレジスト層13は、絶縁層であるが、厚さが20〜30μmと薄いので、上述したように、EMIシート20のカット面21により傷つけられて導体12がむき出しになる可能性がある。このため、ソルダーレジスト層13の上に直接、EMIシート20の端面22を貼り付けることはできない。よって、従来は、ソルダーレジスト層13の上に図示しない絶縁シートを貼り付け、その上にEMIシート20を貼り付けていた。このため、別途、材料として絶縁シートを必要とし、プリント配線基板の製造工程においてこの絶縁シートを貼り付ける工程を必要としていた。更に、この絶縁シートを貼り付けることにより、ソルダーレジスト層にEMIシートを直接貼り付けた場合に比べて、EMIシート20の電磁波の遮蔽の効果が減少していた。
【0028】
そこで、本発明では、ソルダーレジストからなる絶縁層13を保護するために、図3に示すようにシルク印刷のインクにより、ソルダーレジスト層13の上に絶縁層30を形成することにした。印刷される絶縁性インクに含まれる絶縁層形成用材料としては、一般に電気的に絶縁性を示す材料であればよく、例えば、熱硬化性のエポキシ樹脂等が挙げられる。
【0029】
図4は、上記EMIシートを貼付したプリント配線基板を示す断面図である。プリント配線基板1は、EMIシート20をプリント配線基板10に押圧により貼り付けたものである。粘着テープ23を介して、EMIシート20の端面22はシルク印刷により形成された絶縁層30の範囲内に接着され、端面22以外の部分は、ソルダーレジスト層13上に接着される。このようにしてEMIシート20のカット面21がシルク印刷により形成された絶縁層30の上に固定されるため、EMIシート20のカット面21により、ソルダーレジスト層13が傷つけられて導体12がむき出しになることを防止することができる。さらに、シルク印刷による絶縁層の領域の面積が、従来の別途貼り付けた絶縁シートの面積よりはるかに少なくて済むので、電磁波の遮蔽効果が減少することがない。
【0030】
なお、図4に示すプリント配線基板1は単層で構成されているが、絶縁基板の間にプリント配線を挟みこんで構成されるような多層のプリント配線基板にも適用できる。
【0031】
以上、説明したように、本発明になる、プリント配線基板にEMIシートを貼り付ける貼付方法は、既存のプリント配線基板の製造工程の中のシルク印刷工程を用いることにより、効率的に、しかも容易にプリント配線基板10にEMIシート20を貼り付けることができる。
【0032】
また、従来のように、EMIシートとプリント配線基板との間に絶縁シートを挟む必要がないため、絶縁シートを挟み込んだ場合より電磁波の遮蔽効果を向上させることができる。
【0033】
更に、このようにして製造された、本発明になるEMIシートが貼り付けられたプリント配線基板1は、例えば、パーソナルコンピュータ等の内部に収容される電子機器のプリント配線基板に用いられ、電磁波を低減して、他の電子機器等への影響することを防止したり、外部からの電磁波が上記電子機器に影響を与えて誤動作等をすることを防止するために用いられる。
【0034】
添付の図5は、本発明になるプリント配線基板が用いられる光ディスク装置、即ち、パーソナルコンピュータ等、電子装置100の筐体110内に搭載され、そのディスク搭載面が当該装置前面ベゼル120の一部に露出するように取り付けられている、所謂、装置内臓型の光ディスク装置200の外観を示している。
【0035】
続いて、添付の図6は、上記した装置内蔵型の光ディスク装置200の全体構成を示す外観図である。図6において、符号201は、当該光ディスク装置により光学的に情報を記録する円盤状の記録媒体である光ディスクを示しており、当該光ディスク201は、光ディスク装置の一部を構成するディスク移送部材(所謂、トレイ)202の上(ディスク載置平面部220)に搭載されて装置の内部へ移送される。なお、このディスク移送部材(トレイ)202の略中央部には、第一の貫通部202aが形成されており、その下方には、上記光ディスク201を回転駆動するための回転装置であるディスクモータ203が配置されている。
【0036】
また、図中において、符号204は光ピックアップを、205は上記光ピックアップ204を含むユニットメカシャーシを、206は上記ユニットメカシャーシ205を含めたユニットシャーシを、そして、207は各種の電子部品を取り付けた本発明になるプリント配線基板を、それぞれ示している。なお、図からも明らかなように、上記光ピックアップ204と上記プリント配線基板207との間には、これらを電気的に接続するための幅広のフレキシブルケーブル(FFC)208が取り付けられている。また、図中の符号209は、光ディスク装置の筐体上蓋であり、210は筐体下蓋である。
【0037】
なお、上記の光ピックアップ204は、図示しない、波長の異なる複数のレーザダイオードやそのドライバ回路と共に、光学系のレンズやこれらを駆動するためのアクチュエータ、反射レーザ光を受講して電気信号に変換する、例えば、フォトトランジスタ等の受光素子からなる検出回路、温度検出手段、更には、これら複数のレーザダイオードを切り替えるための機構等が内蔵されている。
【0038】
更に、上記光ピックアップ204は、上記ユニットメカシャーシ205に取り付けられた一対の案内軸(ガイドバー)251、252に沿って、移動可能に取り付けられており、ここでは図示しない駆動用のモータを含む移動機構により、装置に搭載された光ディスク201の半径方向に移動される。
【0039】
上記のような光ディスク装置200に、本発明になるプリント配線基板を用いることにより、効果的に電磁波を遮蔽して、光ディスク装置200が誤動作するのを防止したり、外部の電子機器へ影響を与えることを防止することができる。
【0040】
なお、本発明になるEMIシートを貼付したプリント配線基板は、光ディスク装置200に用いる例を示したが、当該プリント配線基板は、電磁波を遮蔽する必要がある他の電子機器等にも用いることができることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の一実施形態になるプリント配線基板へ非絶縁シートを貼り付ける貼付方法を説明する図である。
【図2】上記の非絶縁シートなるEMIシートの断面図である。
【図3】上記のシルク印刷されたプリント配線基板とEMIシートを示す断面図である。
【図4】上記のEMIシートを貼付したプリント配線基板を示す断面図である。
【図5】本発明になる光ディスク装置を搭載したパーソナルコンピュータを示す外観斜視図である。
【図6】上記光ディスク装置の内部構造を示す展開斜視図である。
【符号の説明】
【0042】
1…EMIシートが貼付されたプリント配線基板
10…プリント配線基板
11…絶縁基板
12…導体
13…ソルダーレジスト層
20…EMIシート
21…カット面
22…端面
23…粘着テープ
30…シルク印刷された領域(絶縁層)
31…外縁
32…内縁
200…光ディスク装置
201…光ディスク
202…トレイ
204…光ピックアップ
207…プリント配線基板。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁基板上に形成され、部品をはんだ付けするためのパターンランドと、当該パターンランド上の一部をソルダーレジストで覆うソルダーレジスト層とを備えたプリント配線基板の表面に、電磁波を遮蔽するための非絶縁シートを貼り付ける非絶縁シートのプリント配線基板への貼付方法において、
前記ソルダーレジスト層の上に、前記非絶縁シートの端面を接着する環状の絶縁層を形成する工程と、
当該絶縁層に前記非絶縁シートの端面を接着する工程とを備え、
前記非絶縁シートの端面が前記絶縁層の所定の範囲内に存するように、前記絶縁層が形成される
ことを特徴とする非絶縁シートのプリント配線基板への貼付方法。
【請求項2】
請求項1に記載の非絶縁シートのプリント配線基板への貼付方法おいて、
前記絶縁層は、シルク印刷により形成され、
前記絶縁層の所定の範囲は、絶縁層の外縁と内縁との間の距離が2〜4mmである
ことを特徴とする非絶縁シートのプリント配線基板への貼付方法。
【請求項3】
絶縁基板上に形成され、部品をはんだ付けするためのパターンランドと、当該パターンランド上の一部をソルダーレジストで覆うソルダーレジスト層とを備えたプリント配線基板の表面に、電磁波を遮蔽する非絶縁シートが貼り付けられたプリント配線基板において、
前記ソルダーレジスト層の上に形成された絶縁層と、当該絶縁層に端面が接着された前記非絶縁シートとを備え、
前記非絶縁シートの端面が前記絶縁層の範囲内に存するように前記絶縁層が形成される
ことを特徴とするプリント配線基板。
【請求項4】
請求項3に記載のプリント配線基板おいて、
前記絶縁層は、シルク印刷により形成され、
前記絶縁層の所定の範囲は、外縁と内縁との間の距離が2〜4mmである
ことを特徴とするプリント配線基板。
【請求項5】
少なくとも、光ディスクを所定の回転速度で駆動する第1の駆動部と、当該第1の駆動部により回転駆動される光ディスクの記録面に、半導体レーザからの光ビームを照射し、前記記録面からの反射光を受光して電気信号を生成する光ピックアップ部と、前記光ピックアップ部で生成された電気信号に基づいて、所望の信号を生成する信号処理部と、前記光ピックアップ部を前記光ディスク半径方向へ移動する第2の駆動部と、前記生成された電気信号に基づいて、前記各部を制御する制御部とを備え、
前記信号処理部及び前記制御部が、絶縁基板上に形成され、部品をはんだ付けするためのパターンランドと、当該パターンランド上の一部をソルダーレジストで覆うソルダーレジスト層とを備えたプリント配線基板の表面に、電磁波を遮蔽する非絶縁シートが貼り付けられたプリント配線基板上に配置される光ディスク装置において、
前記ソルダーレジスト層の上に形成された絶縁層と、当該絶縁層に端面が接着された前記非絶縁シートとを備え、
前記非絶縁シートの端面が前記絶縁層の範囲内に存するように前記絶縁層が形成される
ことを特徴とする光ディスク装置。
【請求項6】
請求項5に記載の光ディスク装置において、
前記絶縁層は、シルク印刷により形成され、
前記絶縁層の所定の範囲は、外縁と内縁との間の距離が2〜4mmである
ことを特徴とする光ディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−43823(P2009−43823A)
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−205403(P2007−205403)
【出願日】平成19年8月7日(2007.8.7)
【出願人】(501009849)株式会社日立エルジーデータストレージ (646)
【Fターム(参考)】