面接着ジグ、面接着真空装置及びそれを用いた接着方法
【課題】真空雰囲気下で接着体と被接着体とを接着する面接着ジグ、面接着真空装置及びこれを用いた接着方法を提供する。
【解決手段】複数の定着ポケット122を含む定着部120、各定着ポケット122の下部に位置し、定着ポケット122と接近または離隔可能な可動部140及び可動部140の下部に位置して、可動部140を可動させる圧力変化によって伸長または収縮される第1弾性膜150を含む第1フレーム110及び第1フレーム110に離隔または接近可能であり、定着ポケット122に対応する位置に圧力変化によって伸長または収縮される第2弾性膜170を含む第2フレーム160を含む面接着ジグ100。
【解決手段】複数の定着ポケット122を含む定着部120、各定着ポケット122の下部に位置し、定着ポケット122と接近または離隔可能な可動部140及び可動部140の下部に位置して、可動部140を可動させる圧力変化によって伸長または収縮される第1弾性膜150を含む第1フレーム110及び第1フレーム110に離隔または接近可能であり、定着ポケット122に対応する位置に圧力変化によって伸長または収縮される第2弾性膜170を含む第2フレーム160を含む面接着ジグ100。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、面接着ジグ、面接着真空装置及びそれを用いた接着方法に関し、より詳細には、真空雰囲気下で接着体と被接着体とを接着する面接着ジグ、面接着真空装置及びそれを用いた接着方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、液晶表示装置は、薄膜トランジスターアレー(thin film transistor array)を備える第1基板とこれに液晶を介在して接合されるカラーフィルター層を備えた第2基板で構成された液晶パネルを製造した後、駆動IC(Integrated Circuit)ドライバーなどを付着するなどの作業を通じて完成される。このように完成された液晶表示装置は、画像の具現化を必要とする色々な装置、例えば、携帯用電話機、ノートパソコン及びPDAなどの携帯用表示装置に使われうる。
【0003】
ここで、携帯用表示装置を組立てるためには、液晶パネルを所定のフレーム構造物内に定着させ、画像が表示される部分が露出されるようにウィンドウ(window)が形成されたケース内にこれをハウジング(housing)した後、ケースのウィンドウを通じて露出される液晶パネルの画像表示部を保護するためにガラスまたはプラスチックのような保護窓が液晶パネルから所定間隔離隔されて形成される。ところが、このような保護窓は、相当な厚さと重さとを有し、外部衝撃により容易に破損される。したがって、保護窓の代わりに、例えば、ポリメチルメタクリレート(Poly Methyl Meta Acrylate;PMMA)、ポリエチレンテレフタレート(Poly Etylene Terephthalate;PET)、ポリカーボネート(Poly Carbonate;PC)からなる透明フィルムに緩衝機能を有する透明な接着層を介在して、液晶パネルが画面表示部に接着する液晶表示装置が開発された。
【0004】
しかし、前記したような接着層を備えた透明フィルムを液晶パネルに接着する過程で、接着が時差をおいて行われる場合、接着層と液晶パネルとの間に気泡が発生する確率が高まるが、これは結局、液晶表示装置の不良に繋がる。
【特許文献1】韓国特許出願公開第2005−0099384号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする技術的課題は、接着体と被接着体との間の気泡発生を抑制しうる面接着ジグを提供することである。
【0006】
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、接着体と被接着体との破損なしに面接着を行なえる面接着ジグを提供することである。
【0007】
本発明が解決しようとするさらに他の技術的課題は、前記したような面接着ジグを含む面接着真空装置を提供することである。
【0008】
本発明が解決しようとするさらに他の技術的課題は、前記したような面接着真空装置を用いて接着体と被接着体とを接着する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記技術的課題を達成するための本発明の一実施形態による面接着ジグは、複数の定着ポケットを含む定着部、前記各定着ポケットの下部に位置し、前記定着ポケットと接近または離隔可能な可動部及び前記可動部の下部に位置して、前記可動部を可動させる圧力変化によって伸長または収縮される第1弾性膜を含む第1フレーム及び前記第1フレームに離隔または接近が可能であり、前記各定着ポケットに対応する位置に圧力変化によって伸長または収縮される第2弾性膜を含む第2フレームを含む。
【0010】
前記他の技術的課題を達成するための本発明の一実施形態による面接着真空装置は、複数の定着ポケットを含む定着部、前記各定着ポケットの下部に位置し、前記定着ポケットと接近または離隔可能な可動部及び前記可動部の下部に位置して、前記可動部を可動させる圧力変化によって伸長または収縮される第1弾性膜を含む第1フレーム及び前記第1フレームに接近または離隔可能であり、前記各定着ポケットに対応する位置に圧力変化によって伸長または収縮される第2弾性膜を含む第2フレームを含む面接着ジグ、前記面接着ジグを収容するチェンバー及び前記面接着ジグ及び前記チェンバーに各々連結された真空手段を含む。
【0011】
前記さらに他の技術的課題を達成するための本発明の一実施形態による接着方法は、接着体及び被接着体を前記面接着ジグの可動部及び定着ポケットに各々実装する段階、前記面接着ジグの第1フレームに前記面接着ジグの第2フレームを接近させて前記面接着ジグをチェンバー内に収容する段階、前記面接着ジグ及び前記チェンバーを各々真空化する段階及び前記チェンバーの真空を解除して前記面接着ジグの第1及び第2弾性膜を加圧して前記被接着体と前記接着体とを面接着する段階を含む。
【0012】
その他の実施形態の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0013】
本発明による面接着ジグを用いて接着体と被接着体とを接着する場合、接着体と被接着体に圧力が均一に作用し、これらの間の接着が時差なしに同時に起こるので、気泡発生を抑制できるだけでなく、接着体と被接着体との材質がガラスのような材質である場合にも、破損なしに接着可能なので、結局工程効率を高めうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の利点及び特徴、そしてそれらの達成方法は、添付図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば、明確になる。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されず、相異なる多様な形態で具現でき、単に本実施形態は本発明の開示を完全にし、当業者に発明の範疇を完全に知らせるために提供され、本発明は請求項の範疇により定義されるだけである。明細書全体に亙って同一な参照符号は、同一な構成要素を示す。また、添付図面において、各層または領域の大きさや厚さは、明細書の明確性のために誇張されている。
【0015】
以下、図1ないし図4Bを参照して、本発明の一実施形態による面接着ジグについて説明する。図1及び図2は、本発明の一実施形態による面接着ジグを概略的に示す斜視図及び断面図であり、図3は、本発明の一実施形態による面接着ジグに含まれる第1フレームを概略的に示す斜視図であり、図4A及び図4Bは、本発明の一実施形態による面接着ジグに含まれる第2フレームを概略的に示す平面図である。
【0016】
本発明の一実施形態による面接着ジグは、第1及び第2フレームを含む。
【0017】
図1ないし図3に示されたように、第1フレーム110は、被接着体が位置する定着部120、接着体が位置する可動部140及び可動部の上下移動を可能にする第1弾性膜150を含む。
【0018】
定着部120は、第1フレーム110の最上部に位置する部分であって、被接着体が実装される複数の定着ポケット122が形成されている。このような定着ポケット122は、被接着体の形状によって多様な形状、例えば、四角形、円形、楕円形などの形態を有し、例えば、長方形の形態を有し得る。定着ポケット122は、被接着体の定着を容易にするために上部ポケット122aと下部ポケット122bとで構成されるが、例えば、第1周りを有する上部ポケット122aと第2周りを有する下部ポケット122bとが連結されており、上部ポケット122aと下部ポケット122bの中心は重複されており、第1周りは、第2周りよりさらに大きい。したがって、定着ポケット122の上部ポケット122aは、下部ポケット122bの周りよりさらに大きい周りを有しているので、定着ポケット122の内面は段差を有する。このような定着部120は、圧力に耐えられるステンレスや、クロムメッキなどによる防錆加工処理をした鉄、またはアルミニウムなどの金属製で形成されうる。
【0019】
前記したような定着部120の外周縁に沿って定着部120を支持し、定着部120下部の空間を確保するための支持部130が形成されている。支持部130の上部には、後述する第2フレーム160が第1フレーム110に接近して密封された空間を形成できるように、定着部120の外周縁と所定間隔離隔して密封材132が形成されうる。また、支持部130には、定着部120と支持部130により形成される内部空間(以下、内部空間と称する)を満たしている空気を外部に排出させる少なくとも1つの排出口134が形成されうる。また、支持部130には、内部空間を真空化するための外部の真空手段と連結される真空連結部(図示せず)が形成されうる。また、支持部130には、内部空間の真空程度、加圧程度などの状態を検出できるセンサー連結部(図示せず)が形成されうる。この際、各排出口134、真空連結部及びセンサー連結部は、少なくとも後述する第1弾性膜150が形成されている位置よりは上部に形成されねばならない。このような支持部130は、定着部120を支持し、圧力に耐えられるステンレスや、クロムメッキなどによる防錆加工処理をした鉄、またはアルミニウムなどの金属製で形成されうる。
【0020】
定着部120と支持部130により形成された空間内に被接着体が実装される可動部140が形成される。可動部140は、接着体を被接着体に接近または離隔させる。可動部140は、接着体の実装を容易にするために接着体が実装される面(以下、上部面と称する)は、接着体の大きさよりさらに大きくなければならない。また、可動部140の上部面で接着体が置かれる以外の領域に該当する面からこれに対向する面(以下、下部面と称する)を貫通する1つ以上の通路が形成され、このような通路内にはベアリング142が装着されたガイド144が形成される。ガイド144の一側は、ネジなどの固定手段146により定着部120に固定され、可動部140は、このようなガイド144に沿って上下に移動される。可動部140は、多様な材質からなりうるが、後述する加熱手段から発生する熱を接着体まで伝達しうる熱伝導性材質、例えば、アルミニウムで形成されうる。
【0021】
可動部140の下部には、可動部140が上下に移動できる可動力を提供する第1弾性膜150が位置する。第1弾性膜150は、支持部130にネジのような固定手段152により固定されており、圧力変化によって伸長または収縮されて、第1弾性膜150の上部にある可動部140をガイド144に沿って上下に移動させ、接着体を被接着体に接近させる。このような第1弾性膜150は、少なくとも耐熱性、弾性及び伸縮性を有する材質で形成し、例えば、シリコンゴムで形成しうる。このような第1弾性膜150は、シリコンゴムに限定されず、耐熱性、弾性及び伸縮性を有するものであれば、合成樹脂で形成しうる。この際、第1弾性膜150の厚さは、例えば、1ないし4mmの厚さを有しうるが、これは可動部140の重さ、被接着体と接着体との離隔距離などに合わせて多様に変化されうる。
【0022】
引続き、面接着ジグ100の第2フレーム160について説明する。図1、図2、図4A及び図4Bに示したように、第2フレーム160は、第1フレーム110と接合して真空空間を形成するためのものであって、第1フレーム110についてカバーのような役割を行う。このような第2フレーム160は、第1フレーム110に接近及び離隔可能に、例えば、ヒンジなどの連結手段(図示せず)で第2フレーム160と連結されうる。
【0023】
第2フレーム160は、図4Aに示したように、第1フレーム110の定着部120の複数の定着ポケット122の全体を包囲する形状、すなわち、中央に開口161を含んでその開口161に第2弾性膜170を含む形状であり得る。また、第2フレーム160は、図4Bに示したように、第1フレーム110の定着部120に形成されている定着ポケット122を二分する形状、すなわち、2つの開口162、163を含み、各開口162、163に第2弾性膜170を含む形状でもあり得る。この際、第2弾性膜170は、ネジのような固定手段172により第2フレーム160の胴体に固定されうる。本明細書では、前記したように、第2フレーム160の形状を限定して説明したが、これは単に例示的なものに過ぎず、面接着ジグ100の用途に合わせて多様な変形が可能である。
【0024】
第2フレーム160は、圧力に耐えられるステンレスや、クロムメッキなどによる防錆加工処理をした鉄、またはアルミニウムなどの金属製で形成されうる。また、第2弾性膜170は、圧力変化によって伸長または収縮されうる耐熱性、弾性及び伸縮性を有する材質で形成され、例えば、シリコンゴムで形成されうる。このような第2弾性膜170は、シリコンゴムに限定されず、耐熱性、弾性及び伸縮性を有するものであれば、合成樹脂などでも形成されうる。この際、第2弾性膜170の厚さは、例えば、1ないし4mmの厚さを有しうるが、これに限定されず、面接着用ジグの用途に合わせて多様な変形が可能である。
【0025】
図5に示したように、前記したような第1フレーム110と第2フレーム160とで形成されている本発明の一実施形態による面接着ジグ100は、接着体が被接着体に対して接着力を向上させるために第2フレーム160の下部に加熱手段180をさらに含みうる。加熱手段180は、例えば、ホットプレートであって、必要によって、油や蒸気などの加熱流体を循環させるための流路を形成するか、電子誘導加熱などを使用する。
【0026】
また、本発明の一実施形態による面接着ジグ100は、可動部140の上部面上に図6に示したような緩衝材190をさらに含みうる。これは、接着体と被接着体との接着のときに、これらに加えられる圧力の特定部位への集中を防止する。したがって、接着体と被接着体に加圧される場合、このような緩衝材により接着体と被接着体は、可動部140の上部面に対して平行を維持して全面が時差なしに同時に接触して接着されうる。このような緩衝材190としては、圧力を均等分配する弾性材質からなるものならば、特に限定されず、加圧程度、接着体と被接着体の種類によって多様な材質のものを使用しうる。
【0027】
引続き、図7を参照して、本発明の一実施形態による面接着ジグを含む面接着真空装置について説明する。図7は、本発明の一実施形態による面接着ジグを含む面接着真空装置の斜視図である。
【0028】
図7に示したように、本発明の一実施形態による面接着真空装置200は、面接着ジグ100、面接着ジグ100が収容されるチェンバー210、面接着ジグ100及びチェンバー210に各々連結されている真空手段及び面接着ジグ100とチェンバー210との真空程度、加圧程度などをモニタリングしうる表示部220及びこれを調節しうる制御部230などを含む。ここで、面接着ジグ100は、前述した本発明の一実施形態による面接着ジグ100と同一なので、重複する説明は省略する。
【0029】
面接着ジグ100が収容される面接着真空装置200のチェンバー210は、少なくとも面接着ジグ100が収容されるのに十分な内部空間を有し、面接着ジグ100の収容及び流出を可能にする開閉部240が形成されている。このような開閉部240は、開閉部240が閉じられている場合にも、外部からチェンバー210内部を観察できるように透明窓を含みうる。また、開閉部240または開閉部240と接触するチェンバー210本体側にはチェンバー210の内部を真空化する時、その内部の真空形成及び維持に有利に密封材(図示せず)が形成されうる。また、面接着ジグ100をチェンバー210内に収容する場合、面接着ジグ100が置かれる場所として、例えば、スライド方式でチェンバー210内外に移動しうる支持台250を含みうる。
【0030】
また、チェンバー210には、面接着ジグ100及びチェンバー210の内部を各々真空化するための真空手段260が連結される真空管(図示せず)と面接着ジグ100及びチェンバー210内のそれぞれの真空程度及び加圧程度を検出するためのセンサー(図示せず)などが形成されている。また、面接着ジグ100に加熱手段が含まれている場合、加熱手段に電源を提供するための電源部(図示せず)がチェンバー210内に形成されうる。
【0031】
面接着真空装置200の表示部220は、センサーを通じて検出された面接着ジグ100及びチェンバー210内のそれぞれの真空程度及び加圧程度を表示する。このような表示部220に表示された面接着ジグ100及びチェンバー210内の真空程度及び加圧程度を確認し、制御部230で面接着ジグ100及びチェンバー210内部の真空程度及び加圧程度を所望通り制御しうる。
【0032】
引続き、図8ないし図13を参照して、本発明の一実施形態による面接着真空装置を用いた接着方法について説明する。
【0033】
まず、図8及び図9を参照して、本発明の一実施形態による接着方法により接着される被接着体及び接着体について説明する。図8は、本発明の一実施形態による接着方法により接着される被接着体の分解斜視図であり、図9は、本発明の一実施形態による接着方法により接着される接着体の斜視図である。
【0034】
図8に示したように、被接着体は、例えば、液晶パネルアセンブリ300であり得る。このような液晶パネルアセンブリ300は、例えば、厚さの薄型化が重要視される両側方向に映像を表示する両方向液晶パネルアセンブリ300であって、バックライトユニット、第1ないし第3収納容器、第1及び第2ディスプレイユニットを含む。
【0035】
まず、バックライトユニットは、光源311、導光板312、光量制御シート313、第1及び第2光学シート類314、315を含む。光源311は、導光板312の一側に位置し、例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)からなり、これ以外にも光源311として冷陰極蛍光ランプ(Cold Cathode Fluorescence Lamp;CCFL)が使われうる。光源311が、例えば、多数の発光ダイオードからなる場合、多数の発光ダイオードは、軟性印刷回路基板311aに一列に固定され、軟性印刷回路基板311aを通じて印加される駆動電圧によって光を発生させる。
【0036】
導光板312は、光源311から入射される光路を変更して両方向、すなわち、第1及び第2出射面312a、312bに各々出射させる。光量制御シート313は、第2出射面312bを通じて入射された光の一部を反射させ、残りの一部は透過させて同時に光を拡散させる。
【0037】
第1光学シート類314は、第1出射面312aを通じて第1方向に出射される光の輝度均一性と正面輝度とを向上させる。
【0038】
第2光学シート類315は、第2出射面312bを通じて第2方向に出射される光のうち、光量制御シート313を透過した光の輝度特性を向上させる。また、第2光学シート類315は、第2出射面312b及び光量制御シート313とほぼ類似した表面積を有するように形成しうるが、ユーザーが要求する大きさ及び位置によって多様な変化が可能である。この際、第2光学シート類315は、第2光学シート類315を通過した光を用いて映像を表示する、後述する第2ディスプレイユニット360の大きさに対応する大きさを有することができる。
【0039】
前記したような光源311及び導光板312は、例えば、四角フレーム形状を有する第1収納容器320により収納位置がガイドされる。第2収納容器330は、第1収納容器320と接合されて収納空間を形成し、収納空間には、光量制御シート313、光源311及び導光板312が順次に実装される。第2収納容器330には、第2光学シート類315の大きさに対応する開口332が形成されており、光量制御シート313を透過した光は開口332を通じて第2光学シート類315側に進行する。また、第2収納容器330には、液晶パネルアセンブリ300を面接着ジグ100の定着ポケット122に実装させることを容易にするために少なくとも互いに対向する1対の面に各々係止片334が形成される。このような係止片334については後述する。第3収納容器340は、第1収納容器330の背面から開口と対応する位置に接合される。第3収納容器340は、第2光学シート類315を固定する。
【0040】
第1ディスプレイユニット350は、第1光学シート類314の上部から第1収納容器320に実装される。第1ディスプレイユニット350は、第1映像を表示するための第1液晶表示パネル352を含む。第1液晶表示パネル352は、導光板312の第1出射面312aから出射されて第1光学シート類314を通過した第1方向の光を用いて第1映像を表示する。一方、第1ディスプレイユニット350は、第1液晶表示パネル352の駆動のための第1駆動チップ354をさらに含む。第1駆動チップ354は、第1液晶表示パネル352に直接実装されうる。
【0041】
第2ディスプレイユニット360は、第3収納容器340に実装される。第2ディスプレイユニット360は、第2映像を表示するための第2液晶表示パネル362及び第2駆動チップ(図示せず)を含む。第2液晶表示パネル362は、導光板312の第2出射面312bから出射され、光量制御シート313及び第2光学シート類315を通過した第2方向の光を用いて第2映像を表示する。この際、前記第2映像は、前記第1映像と同じか、または相違なる映像であり得る。
【0042】
一方、第1液晶表示パネル352と第2液晶表示パネル362は、ユーザーの要求によって、相等しいか、または相異なる大きさに形成されうる。本明細書では、第2液晶表示パネル362は、第1液晶表示パネル352より小さい場合について例示する。
【0043】
また、両方向液晶パネルアセンブリ300は、第1液晶表示パネル352を固定するために第1収納容器320と接合される第1シャシー370と、第2液晶表示パネル362を固定するために第3収納容器340と接合される第2シャシー380とをさらに含む。第1及び第2シャシー370、380は、第1及び第2液晶表示パネル352、362の離脱を防止すると同時に、外部の衝撃から第1及び第2液晶表示パネル352、362を保護する。第1シャシー370には、第2収納容器330の係止片334が形成される部分に相応する位置に所定深さの溝372が形成されている。
【0044】
次いで、図9に示したように、接着体400は、一面に接着層420が形成されている透明フィルム410であり得る。透明フィルム410は、例えば、第1ディスプレイユニット350の第1液晶表示パネル352を保護するためのものである。透明フィルム410は、スクラッチに強く、耐薬品性があり、第1液晶表示パネル352を通じて具現される画像が外部から観察されるように、例えば、90%以上の光透過率を有さねばならない。したがって、透明フィルム410は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)またはポリメチルメタクリレート(PMMA)などで形成されうる。この際、透明フィルム410の厚さは2ないし8mmであり得るが、これに限定されるものではない。
【0045】
接着層420は、透明フィルム410の一面に形成されて被接着体との接着のためのものである。このような接着層420は、接着機能以外に外部衝撃を吸収して、被接着体である液晶パネルアセンブリ300に加えられる衝撃を緩衝させる役割をする。このような接着層420としては、接着特性に優れつつも、第1液晶表示パネル352を通じて具現される画像を外部から観察可能に、例えば、90%以上の光透過率を有させねばならない。したがって、接着層420は、例えば、シリコン樹脂またはアクリル樹脂を含みうる。この際、接着層420の厚さは、2ないし5mmであり得るが、これに限定されるものではない。
【0046】
次いで、図10ないし図13を参照して、本発明の一実施形態による接着方法を具体的に説明する。図10は、本発明の一実施形態による接着方法を順次に示す工程フローチャートであり、図11は、本発明の一実施形態による面接着ジグに接着体及び被接着体が各々実装された形状を概略的に示す断面図であり、図12は、本発明の一実施形態による面接着ジグがチェンバーに収容された形状を概略的に示す斜視図であり、図13は、本発明の一実施形態による面接着ジグが加圧されて接着体及び被接着体の面接着された形状を概略的に示す断面図である。
【0047】
図10に示したように、まず、面接着ジグに接着体及び被接着体を各々実装する(S1)。
【0048】
さらに詳細に説明すれば、図11に示したように、面接着ジグ100の第1フレーム110から第2フレーム160を離隔した状態で、第1フレーム110の可動部140の上部面に緩衝材190を実装した後、緩衝材190の上部に接着体の透明フィルム410と緩衝材190とが接触するように実装する。この際、可動部140の下部面で可動部140を上方に押し上げる力が存在しないので、可動部140は、定着ポケット122と所定間隔d、例えば、3mmほど離隔している状態で位置する。
【0049】
次いで、第2フレーム160の定着ポケット122に被接着体を実装する。前述したように、定着ポケット122は、第1周りを有する上部ポケット122aと、上部ポケット122aと連結して形成されており、第1周りより小さな第2周りを有する下部ポケット122bで構成される。定着ポケット122の上部ポケット122aと下部ポケット122bの周り差により定着ポケット122の内部には、段差が形成されている。このような定着ポケット122の内部の段差に被接着体、例えば、液晶パネルアセンブリ300の第2収納容器(図8の330)の係止片(図8の334)がかかって、定着ポケット122に位置するようになる。この際、定着ポケット122の下部ポケット122bにより液晶パネルアセンブリ300の第1液晶表示パネル(図8の352)が接着体400側に露出されるので、第1液晶表示パネル352と下部ポケット122bとの形状は、実質的に同じ形状を有さねばならない。のみならず、接着体400は、第1液晶表示パネル352に付着されて保護する役割を行うので、接着体、第1液晶表示パネル352及び下部ポケット122bは、実質的に同じ形状を有さねばならない。
【0050】
次いで、第1フレーム側に第2フレームを接近させて面接着ジグ100を密封する。
【0051】
引続き、面接着ジグをチェンバー内に収容する(図10のS2)。
【0052】
図12に示したように、面接着真空装置200のチェンバー210に形成されている開閉部240を開いてチェンバー210内に面接着ジグ100を収容し、面接着ジグ100の内部を真空化するために面接着ジグ100の真空連結部とチェンバー210内に形成されている真空管(図示せず)を連結する。また、面接着ジグ100の内部の状態をモニタリングするために面接着ジグ100のセンサー連結部(図示せず)とチェンバー210内に形成されているセンサー(図示せず)を連結する。また、面接着ジグ100に含まれている加熱手段(図5の180)に電源を提供するためにチェンバー210内の電源部(図示せず)と連結する。次いで、開閉部240を閉じる。
【0053】
引続き、面接着ジグ100及びチェンバー210を各々真空化する(図10のS3)。
【0054】
図12に示したように、面接着ジグ100及びチェンバー210と各々連結されている真空手段260、例えば、真空ポンプなどを可動して面接着ジグ100の内部とチェンバー(図7の210)の内部を各々真空化する。面接着真空装置200の表示部220を見ながら面接着ジグ100及びチェンバー210内の真空程度をモニタリングし、制御部230を通じて真空程度を調節する。まず、チェンバー210内の真空を完了した後、引続き、面接着ジグ100を真空化して真空を完了する。このとき、面接着ジグ100と前記チェンバー210の真空度は、例えば、0〜0.5atm程度である。
【0055】
このような真空化段階の前、後または同時に面接着ジグ100に含まれている加熱手段(図7の180)を用いて面接着ジグ100の内部の温度を高めうる。面接着ジグ100の内部温度を高めることで接着体(図11の400)と被接着体(図11の300)との接着時に、接着をさらに容易にし、かつ接着強度をさらに高めうる。この際、加熱手段180の加熱温度は、80℃以下の温度であり、例えば、25ないし35℃の温度であり得る。
【0056】
引続き、チェンバー210の真空を解除して、被接着体と接着体とを面接着する(図10のS4)。
【0057】
図13に示したように、面接着ジグ100の真空を維持したまま、チェンバー(図7の210)内の真空を解除すれば、面接着ジグ100の上下部に各々圧力が作用する。すなわち、面接着ジグ100の第1フレーム110、160に各々形成されている第1及び第2弾性膜150、170は、チェンバー210側で面接着ジグ100側に作用する圧力により各々面接着ジグ100の内部に伸長される。この際、面接着ジグ100内に残っている空気は、排出口134を通じて外部に排気される。
【0058】
これにより、第1フレーム110の第1弾性膜150の上部に位置する可動部140は、第1弾性膜150が面接着ジグ100の内部に伸長する力によりガイド144に沿って定着ポケット122に実装されている被接着体、例えば、液晶パネルアセンブリ300側に移動する。これは、可動部140の上部面の緩衝材190に位置した接着体400、例えば、一面に接着層(図9の420)が形成されている透明フィルム(図9の410)が液晶パネルアセンブリ300側に移動することを意味する。
【0059】
また、第2フレーム160の第2弾性膜170は、定着ポケット122に実装されている液晶パネルアセンブリ300を上部から加圧して、可動部140が定着ポケット122の下部ポケット122b側に移動して、接着層420を備えた透明フィルム410が液晶パネルアセンブリ300と接着する間に液晶パネルアセンブリ300が定着ポケット122から離脱することを防止する。
【0060】
この際、第1及び第2弾性膜150、170に作用する圧力は、接着体400を被接着体に接近させるほどの十分な圧力でなければならず、例えば、0.1ないし3kgf/cm2であり得る。このような圧力により液晶パネルアセンブリ300は、接着層420を介在して透明フィルム410と接着されるが、この際、液晶パネルアセンブリ300と透明フィルムのあらゆる面が実質的に同時に接着される。すなわち、面接着される。これは、第1及び第2弾性膜150、170に各々作用する圧力が、第1及び第2弾性膜150、170の全体面積に均一に作用して、第1及び第2弾性膜150、170を通じて各々液晶パネルアセンブリ300と接着層420とを備えた透明フィルム410に伝達される圧力が可動部140と接着体400との間に位置する緩衝材190により特定部分に伝達されず、均一に分配されて、液晶パネルアセンブリ300と接着層420を備えた透明フィルム410の接着時の平坦度を向上させて、面接着がなされる。したがって、液晶パネルアセンブリ300と接着層420とを備えた透明フィルム410の間には、時間的な差無しに一括的に接着されるので、気泡の発生無しに接着がなされる。液晶パネルアセンブリ300と接着層420とを備えた透明フィルム410を接着した後、その状態を約2秒間保持する。
【0061】
次いで、面接着ジグ100の加圧を解除した後、開閉部240を開放して、面接着ジグ100をチェンバー210の外に出した後、第2フレーム160を第1フレーム110から離隔して、透明フィルム410が付着された液晶パネルアセンブリ300を分離する。
【0062】
本明細書では、被接着体として両方向液晶パネルアセンブリについて説明したが、これは例示的なものに過ぎず、1つの液晶表示パネルのみを含む液晶パネルアセンブリにも、本発明の一実施形態による面接着ジグを用いて透明フィルムを接着しうる。また、本明細書では、接着体として高分子樹脂からなる柔軟性のある透明フィルムに接着層が形成されている場合について説明したが、これは例示的なものに過ぎず、柔軟性のない材質からなる接着体である場合にも、本発明の一実施形態による面接着ジグを用いた接着は時差のない同時接着が行われて、面全体に均一に圧力が分配されるので、接着体の破損なしに接着がなされうる。また、本明細書では、本発明の一実施形態による面接着ジグを用いて液晶パネルアセンブリに透明フィルムを接着する場合について説明したが、これに制限されるものではなく、例えば、熱可塑性または熱硬化性樹脂フィルム同士で、または高分子樹脂フィルムと基材、例えば、木材板、金属板、有機材料、無機材料または複合材料からなるシートなどの接着にも適用できるということは言うまでもない。
【0063】
以上、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されず、本発明の技術的要旨を外れない範囲内で当業者により多様に変形実施されうる。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明の面接着ジグ、面接着真空装置及びこれを用いた接着方法は、液晶表示装置のような平板表示装置に適用される。但し、前述した面接着ジグ、面接着真空装置及びこれを用いた接着方法が適用される装置は、例示的なものに過ぎない。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の一実施形態による面接着ジグを概略的に示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態による面接触ジグを概略的に示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態による面接着ジグに含まれる第1フレームを概略的に示す斜視図である。
【図4A】本発明の一実施形態による面接着ジグに含まれる第2フレームを概略的に示す平面図である。
【図4B】本発明の一実施形態による面接着ジグに含まれる第2フレームを概略的に示す平面図である。
【図5】本発明の他の実施形態による面接着ジグを概略的に示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態による面接着ジグに含まれる緩衝材を概略的に示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態による面接着ジグを含む面接着真空装置の斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態による接着方法により接着される被接着体の分解斜視図である。
【図9】本発明の一実施形態による接着方法により接着される接着体の斜視図である。
【図10】本発明の一実施形態による接着方法の工程を順次に示す工程フローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態による面接着ジグに接着体及び被接着体が各々実装された形状を概略的に示す断面図である。
【図12】本発明の一実施形態による面接着ジグがチェンバーに収容された形状を概略的に示す斜視図である。
【図13】本発明の一実施形態による面接着ジグが加圧されて接着体及び被接着体が面接着された形状を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
【0066】
100 面接着ジグ、
110 第1フレーム、
120 定着部、
122 定着ポケット、
140 可動部、
150 第1弾性膜、
160 第2フレーム、
170 第2弾性膜、
200 面接着真空装置、
210 チェンバー、
260 真空手段、
300 液晶パネルアセンブリ(被接着体)、
400 接着体。
【技術分野】
【0001】
本発明は、面接着ジグ、面接着真空装置及びそれを用いた接着方法に関し、より詳細には、真空雰囲気下で接着体と被接着体とを接着する面接着ジグ、面接着真空装置及びそれを用いた接着方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、液晶表示装置は、薄膜トランジスターアレー(thin film transistor array)を備える第1基板とこれに液晶を介在して接合されるカラーフィルター層を備えた第2基板で構成された液晶パネルを製造した後、駆動IC(Integrated Circuit)ドライバーなどを付着するなどの作業を通じて完成される。このように完成された液晶表示装置は、画像の具現化を必要とする色々な装置、例えば、携帯用電話機、ノートパソコン及びPDAなどの携帯用表示装置に使われうる。
【0003】
ここで、携帯用表示装置を組立てるためには、液晶パネルを所定のフレーム構造物内に定着させ、画像が表示される部分が露出されるようにウィンドウ(window)が形成されたケース内にこれをハウジング(housing)した後、ケースのウィンドウを通じて露出される液晶パネルの画像表示部を保護するためにガラスまたはプラスチックのような保護窓が液晶パネルから所定間隔離隔されて形成される。ところが、このような保護窓は、相当な厚さと重さとを有し、外部衝撃により容易に破損される。したがって、保護窓の代わりに、例えば、ポリメチルメタクリレート(Poly Methyl Meta Acrylate;PMMA)、ポリエチレンテレフタレート(Poly Etylene Terephthalate;PET)、ポリカーボネート(Poly Carbonate;PC)からなる透明フィルムに緩衝機能を有する透明な接着層を介在して、液晶パネルが画面表示部に接着する液晶表示装置が開発された。
【0004】
しかし、前記したような接着層を備えた透明フィルムを液晶パネルに接着する過程で、接着が時差をおいて行われる場合、接着層と液晶パネルとの間に気泡が発生する確率が高まるが、これは結局、液晶表示装置の不良に繋がる。
【特許文献1】韓国特許出願公開第2005−0099384号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする技術的課題は、接着体と被接着体との間の気泡発生を抑制しうる面接着ジグを提供することである。
【0006】
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、接着体と被接着体との破損なしに面接着を行なえる面接着ジグを提供することである。
【0007】
本発明が解決しようとするさらに他の技術的課題は、前記したような面接着ジグを含む面接着真空装置を提供することである。
【0008】
本発明が解決しようとするさらに他の技術的課題は、前記したような面接着真空装置を用いて接着体と被接着体とを接着する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記技術的課題を達成するための本発明の一実施形態による面接着ジグは、複数の定着ポケットを含む定着部、前記各定着ポケットの下部に位置し、前記定着ポケットと接近または離隔可能な可動部及び前記可動部の下部に位置して、前記可動部を可動させる圧力変化によって伸長または収縮される第1弾性膜を含む第1フレーム及び前記第1フレームに離隔または接近が可能であり、前記各定着ポケットに対応する位置に圧力変化によって伸長または収縮される第2弾性膜を含む第2フレームを含む。
【0010】
前記他の技術的課題を達成するための本発明の一実施形態による面接着真空装置は、複数の定着ポケットを含む定着部、前記各定着ポケットの下部に位置し、前記定着ポケットと接近または離隔可能な可動部及び前記可動部の下部に位置して、前記可動部を可動させる圧力変化によって伸長または収縮される第1弾性膜を含む第1フレーム及び前記第1フレームに接近または離隔可能であり、前記各定着ポケットに対応する位置に圧力変化によって伸長または収縮される第2弾性膜を含む第2フレームを含む面接着ジグ、前記面接着ジグを収容するチェンバー及び前記面接着ジグ及び前記チェンバーに各々連結された真空手段を含む。
【0011】
前記さらに他の技術的課題を達成するための本発明の一実施形態による接着方法は、接着体及び被接着体を前記面接着ジグの可動部及び定着ポケットに各々実装する段階、前記面接着ジグの第1フレームに前記面接着ジグの第2フレームを接近させて前記面接着ジグをチェンバー内に収容する段階、前記面接着ジグ及び前記チェンバーを各々真空化する段階及び前記チェンバーの真空を解除して前記面接着ジグの第1及び第2弾性膜を加圧して前記被接着体と前記接着体とを面接着する段階を含む。
【0012】
その他の実施形態の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0013】
本発明による面接着ジグを用いて接着体と被接着体とを接着する場合、接着体と被接着体に圧力が均一に作用し、これらの間の接着が時差なしに同時に起こるので、気泡発生を抑制できるだけでなく、接着体と被接着体との材質がガラスのような材質である場合にも、破損なしに接着可能なので、結局工程効率を高めうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の利点及び特徴、そしてそれらの達成方法は、添付図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば、明確になる。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されず、相異なる多様な形態で具現でき、単に本実施形態は本発明の開示を完全にし、当業者に発明の範疇を完全に知らせるために提供され、本発明は請求項の範疇により定義されるだけである。明細書全体に亙って同一な参照符号は、同一な構成要素を示す。また、添付図面において、各層または領域の大きさや厚さは、明細書の明確性のために誇張されている。
【0015】
以下、図1ないし図4Bを参照して、本発明の一実施形態による面接着ジグについて説明する。図1及び図2は、本発明の一実施形態による面接着ジグを概略的に示す斜視図及び断面図であり、図3は、本発明の一実施形態による面接着ジグに含まれる第1フレームを概略的に示す斜視図であり、図4A及び図4Bは、本発明の一実施形態による面接着ジグに含まれる第2フレームを概略的に示す平面図である。
【0016】
本発明の一実施形態による面接着ジグは、第1及び第2フレームを含む。
【0017】
図1ないし図3に示されたように、第1フレーム110は、被接着体が位置する定着部120、接着体が位置する可動部140及び可動部の上下移動を可能にする第1弾性膜150を含む。
【0018】
定着部120は、第1フレーム110の最上部に位置する部分であって、被接着体が実装される複数の定着ポケット122が形成されている。このような定着ポケット122は、被接着体の形状によって多様な形状、例えば、四角形、円形、楕円形などの形態を有し、例えば、長方形の形態を有し得る。定着ポケット122は、被接着体の定着を容易にするために上部ポケット122aと下部ポケット122bとで構成されるが、例えば、第1周りを有する上部ポケット122aと第2周りを有する下部ポケット122bとが連結されており、上部ポケット122aと下部ポケット122bの中心は重複されており、第1周りは、第2周りよりさらに大きい。したがって、定着ポケット122の上部ポケット122aは、下部ポケット122bの周りよりさらに大きい周りを有しているので、定着ポケット122の内面は段差を有する。このような定着部120は、圧力に耐えられるステンレスや、クロムメッキなどによる防錆加工処理をした鉄、またはアルミニウムなどの金属製で形成されうる。
【0019】
前記したような定着部120の外周縁に沿って定着部120を支持し、定着部120下部の空間を確保するための支持部130が形成されている。支持部130の上部には、後述する第2フレーム160が第1フレーム110に接近して密封された空間を形成できるように、定着部120の外周縁と所定間隔離隔して密封材132が形成されうる。また、支持部130には、定着部120と支持部130により形成される内部空間(以下、内部空間と称する)を満たしている空気を外部に排出させる少なくとも1つの排出口134が形成されうる。また、支持部130には、内部空間を真空化するための外部の真空手段と連結される真空連結部(図示せず)が形成されうる。また、支持部130には、内部空間の真空程度、加圧程度などの状態を検出できるセンサー連結部(図示せず)が形成されうる。この際、各排出口134、真空連結部及びセンサー連結部は、少なくとも後述する第1弾性膜150が形成されている位置よりは上部に形成されねばならない。このような支持部130は、定着部120を支持し、圧力に耐えられるステンレスや、クロムメッキなどによる防錆加工処理をした鉄、またはアルミニウムなどの金属製で形成されうる。
【0020】
定着部120と支持部130により形成された空間内に被接着体が実装される可動部140が形成される。可動部140は、接着体を被接着体に接近または離隔させる。可動部140は、接着体の実装を容易にするために接着体が実装される面(以下、上部面と称する)は、接着体の大きさよりさらに大きくなければならない。また、可動部140の上部面で接着体が置かれる以外の領域に該当する面からこれに対向する面(以下、下部面と称する)を貫通する1つ以上の通路が形成され、このような通路内にはベアリング142が装着されたガイド144が形成される。ガイド144の一側は、ネジなどの固定手段146により定着部120に固定され、可動部140は、このようなガイド144に沿って上下に移動される。可動部140は、多様な材質からなりうるが、後述する加熱手段から発生する熱を接着体まで伝達しうる熱伝導性材質、例えば、アルミニウムで形成されうる。
【0021】
可動部140の下部には、可動部140が上下に移動できる可動力を提供する第1弾性膜150が位置する。第1弾性膜150は、支持部130にネジのような固定手段152により固定されており、圧力変化によって伸長または収縮されて、第1弾性膜150の上部にある可動部140をガイド144に沿って上下に移動させ、接着体を被接着体に接近させる。このような第1弾性膜150は、少なくとも耐熱性、弾性及び伸縮性を有する材質で形成し、例えば、シリコンゴムで形成しうる。このような第1弾性膜150は、シリコンゴムに限定されず、耐熱性、弾性及び伸縮性を有するものであれば、合成樹脂で形成しうる。この際、第1弾性膜150の厚さは、例えば、1ないし4mmの厚さを有しうるが、これは可動部140の重さ、被接着体と接着体との離隔距離などに合わせて多様に変化されうる。
【0022】
引続き、面接着ジグ100の第2フレーム160について説明する。図1、図2、図4A及び図4Bに示したように、第2フレーム160は、第1フレーム110と接合して真空空間を形成するためのものであって、第1フレーム110についてカバーのような役割を行う。このような第2フレーム160は、第1フレーム110に接近及び離隔可能に、例えば、ヒンジなどの連結手段(図示せず)で第2フレーム160と連結されうる。
【0023】
第2フレーム160は、図4Aに示したように、第1フレーム110の定着部120の複数の定着ポケット122の全体を包囲する形状、すなわち、中央に開口161を含んでその開口161に第2弾性膜170を含む形状であり得る。また、第2フレーム160は、図4Bに示したように、第1フレーム110の定着部120に形成されている定着ポケット122を二分する形状、すなわち、2つの開口162、163を含み、各開口162、163に第2弾性膜170を含む形状でもあり得る。この際、第2弾性膜170は、ネジのような固定手段172により第2フレーム160の胴体に固定されうる。本明細書では、前記したように、第2フレーム160の形状を限定して説明したが、これは単に例示的なものに過ぎず、面接着ジグ100の用途に合わせて多様な変形が可能である。
【0024】
第2フレーム160は、圧力に耐えられるステンレスや、クロムメッキなどによる防錆加工処理をした鉄、またはアルミニウムなどの金属製で形成されうる。また、第2弾性膜170は、圧力変化によって伸長または収縮されうる耐熱性、弾性及び伸縮性を有する材質で形成され、例えば、シリコンゴムで形成されうる。このような第2弾性膜170は、シリコンゴムに限定されず、耐熱性、弾性及び伸縮性を有するものであれば、合成樹脂などでも形成されうる。この際、第2弾性膜170の厚さは、例えば、1ないし4mmの厚さを有しうるが、これに限定されず、面接着用ジグの用途に合わせて多様な変形が可能である。
【0025】
図5に示したように、前記したような第1フレーム110と第2フレーム160とで形成されている本発明の一実施形態による面接着ジグ100は、接着体が被接着体に対して接着力を向上させるために第2フレーム160の下部に加熱手段180をさらに含みうる。加熱手段180は、例えば、ホットプレートであって、必要によって、油や蒸気などの加熱流体を循環させるための流路を形成するか、電子誘導加熱などを使用する。
【0026】
また、本発明の一実施形態による面接着ジグ100は、可動部140の上部面上に図6に示したような緩衝材190をさらに含みうる。これは、接着体と被接着体との接着のときに、これらに加えられる圧力の特定部位への集中を防止する。したがって、接着体と被接着体に加圧される場合、このような緩衝材により接着体と被接着体は、可動部140の上部面に対して平行を維持して全面が時差なしに同時に接触して接着されうる。このような緩衝材190としては、圧力を均等分配する弾性材質からなるものならば、特に限定されず、加圧程度、接着体と被接着体の種類によって多様な材質のものを使用しうる。
【0027】
引続き、図7を参照して、本発明の一実施形態による面接着ジグを含む面接着真空装置について説明する。図7は、本発明の一実施形態による面接着ジグを含む面接着真空装置の斜視図である。
【0028】
図7に示したように、本発明の一実施形態による面接着真空装置200は、面接着ジグ100、面接着ジグ100が収容されるチェンバー210、面接着ジグ100及びチェンバー210に各々連結されている真空手段及び面接着ジグ100とチェンバー210との真空程度、加圧程度などをモニタリングしうる表示部220及びこれを調節しうる制御部230などを含む。ここで、面接着ジグ100は、前述した本発明の一実施形態による面接着ジグ100と同一なので、重複する説明は省略する。
【0029】
面接着ジグ100が収容される面接着真空装置200のチェンバー210は、少なくとも面接着ジグ100が収容されるのに十分な内部空間を有し、面接着ジグ100の収容及び流出を可能にする開閉部240が形成されている。このような開閉部240は、開閉部240が閉じられている場合にも、外部からチェンバー210内部を観察できるように透明窓を含みうる。また、開閉部240または開閉部240と接触するチェンバー210本体側にはチェンバー210の内部を真空化する時、その内部の真空形成及び維持に有利に密封材(図示せず)が形成されうる。また、面接着ジグ100をチェンバー210内に収容する場合、面接着ジグ100が置かれる場所として、例えば、スライド方式でチェンバー210内外に移動しうる支持台250を含みうる。
【0030】
また、チェンバー210には、面接着ジグ100及びチェンバー210の内部を各々真空化するための真空手段260が連結される真空管(図示せず)と面接着ジグ100及びチェンバー210内のそれぞれの真空程度及び加圧程度を検出するためのセンサー(図示せず)などが形成されている。また、面接着ジグ100に加熱手段が含まれている場合、加熱手段に電源を提供するための電源部(図示せず)がチェンバー210内に形成されうる。
【0031】
面接着真空装置200の表示部220は、センサーを通じて検出された面接着ジグ100及びチェンバー210内のそれぞれの真空程度及び加圧程度を表示する。このような表示部220に表示された面接着ジグ100及びチェンバー210内の真空程度及び加圧程度を確認し、制御部230で面接着ジグ100及びチェンバー210内部の真空程度及び加圧程度を所望通り制御しうる。
【0032】
引続き、図8ないし図13を参照して、本発明の一実施形態による面接着真空装置を用いた接着方法について説明する。
【0033】
まず、図8及び図9を参照して、本発明の一実施形態による接着方法により接着される被接着体及び接着体について説明する。図8は、本発明の一実施形態による接着方法により接着される被接着体の分解斜視図であり、図9は、本発明の一実施形態による接着方法により接着される接着体の斜視図である。
【0034】
図8に示したように、被接着体は、例えば、液晶パネルアセンブリ300であり得る。このような液晶パネルアセンブリ300は、例えば、厚さの薄型化が重要視される両側方向に映像を表示する両方向液晶パネルアセンブリ300であって、バックライトユニット、第1ないし第3収納容器、第1及び第2ディスプレイユニットを含む。
【0035】
まず、バックライトユニットは、光源311、導光板312、光量制御シート313、第1及び第2光学シート類314、315を含む。光源311は、導光板312の一側に位置し、例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)からなり、これ以外にも光源311として冷陰極蛍光ランプ(Cold Cathode Fluorescence Lamp;CCFL)が使われうる。光源311が、例えば、多数の発光ダイオードからなる場合、多数の発光ダイオードは、軟性印刷回路基板311aに一列に固定され、軟性印刷回路基板311aを通じて印加される駆動電圧によって光を発生させる。
【0036】
導光板312は、光源311から入射される光路を変更して両方向、すなわち、第1及び第2出射面312a、312bに各々出射させる。光量制御シート313は、第2出射面312bを通じて入射された光の一部を反射させ、残りの一部は透過させて同時に光を拡散させる。
【0037】
第1光学シート類314は、第1出射面312aを通じて第1方向に出射される光の輝度均一性と正面輝度とを向上させる。
【0038】
第2光学シート類315は、第2出射面312bを通じて第2方向に出射される光のうち、光量制御シート313を透過した光の輝度特性を向上させる。また、第2光学シート類315は、第2出射面312b及び光量制御シート313とほぼ類似した表面積を有するように形成しうるが、ユーザーが要求する大きさ及び位置によって多様な変化が可能である。この際、第2光学シート類315は、第2光学シート類315を通過した光を用いて映像を表示する、後述する第2ディスプレイユニット360の大きさに対応する大きさを有することができる。
【0039】
前記したような光源311及び導光板312は、例えば、四角フレーム形状を有する第1収納容器320により収納位置がガイドされる。第2収納容器330は、第1収納容器320と接合されて収納空間を形成し、収納空間には、光量制御シート313、光源311及び導光板312が順次に実装される。第2収納容器330には、第2光学シート類315の大きさに対応する開口332が形成されており、光量制御シート313を透過した光は開口332を通じて第2光学シート類315側に進行する。また、第2収納容器330には、液晶パネルアセンブリ300を面接着ジグ100の定着ポケット122に実装させることを容易にするために少なくとも互いに対向する1対の面に各々係止片334が形成される。このような係止片334については後述する。第3収納容器340は、第1収納容器330の背面から開口と対応する位置に接合される。第3収納容器340は、第2光学シート類315を固定する。
【0040】
第1ディスプレイユニット350は、第1光学シート類314の上部から第1収納容器320に実装される。第1ディスプレイユニット350は、第1映像を表示するための第1液晶表示パネル352を含む。第1液晶表示パネル352は、導光板312の第1出射面312aから出射されて第1光学シート類314を通過した第1方向の光を用いて第1映像を表示する。一方、第1ディスプレイユニット350は、第1液晶表示パネル352の駆動のための第1駆動チップ354をさらに含む。第1駆動チップ354は、第1液晶表示パネル352に直接実装されうる。
【0041】
第2ディスプレイユニット360は、第3収納容器340に実装される。第2ディスプレイユニット360は、第2映像を表示するための第2液晶表示パネル362及び第2駆動チップ(図示せず)を含む。第2液晶表示パネル362は、導光板312の第2出射面312bから出射され、光量制御シート313及び第2光学シート類315を通過した第2方向の光を用いて第2映像を表示する。この際、前記第2映像は、前記第1映像と同じか、または相違なる映像であり得る。
【0042】
一方、第1液晶表示パネル352と第2液晶表示パネル362は、ユーザーの要求によって、相等しいか、または相異なる大きさに形成されうる。本明細書では、第2液晶表示パネル362は、第1液晶表示パネル352より小さい場合について例示する。
【0043】
また、両方向液晶パネルアセンブリ300は、第1液晶表示パネル352を固定するために第1収納容器320と接合される第1シャシー370と、第2液晶表示パネル362を固定するために第3収納容器340と接合される第2シャシー380とをさらに含む。第1及び第2シャシー370、380は、第1及び第2液晶表示パネル352、362の離脱を防止すると同時に、外部の衝撃から第1及び第2液晶表示パネル352、362を保護する。第1シャシー370には、第2収納容器330の係止片334が形成される部分に相応する位置に所定深さの溝372が形成されている。
【0044】
次いで、図9に示したように、接着体400は、一面に接着層420が形成されている透明フィルム410であり得る。透明フィルム410は、例えば、第1ディスプレイユニット350の第1液晶表示パネル352を保護するためのものである。透明フィルム410は、スクラッチに強く、耐薬品性があり、第1液晶表示パネル352を通じて具現される画像が外部から観察されるように、例えば、90%以上の光透過率を有さねばならない。したがって、透明フィルム410は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)またはポリメチルメタクリレート(PMMA)などで形成されうる。この際、透明フィルム410の厚さは2ないし8mmであり得るが、これに限定されるものではない。
【0045】
接着層420は、透明フィルム410の一面に形成されて被接着体との接着のためのものである。このような接着層420は、接着機能以外に外部衝撃を吸収して、被接着体である液晶パネルアセンブリ300に加えられる衝撃を緩衝させる役割をする。このような接着層420としては、接着特性に優れつつも、第1液晶表示パネル352を通じて具現される画像を外部から観察可能に、例えば、90%以上の光透過率を有させねばならない。したがって、接着層420は、例えば、シリコン樹脂またはアクリル樹脂を含みうる。この際、接着層420の厚さは、2ないし5mmであり得るが、これに限定されるものではない。
【0046】
次いで、図10ないし図13を参照して、本発明の一実施形態による接着方法を具体的に説明する。図10は、本発明の一実施形態による接着方法を順次に示す工程フローチャートであり、図11は、本発明の一実施形態による面接着ジグに接着体及び被接着体が各々実装された形状を概略的に示す断面図であり、図12は、本発明の一実施形態による面接着ジグがチェンバーに収容された形状を概略的に示す斜視図であり、図13は、本発明の一実施形態による面接着ジグが加圧されて接着体及び被接着体の面接着された形状を概略的に示す断面図である。
【0047】
図10に示したように、まず、面接着ジグに接着体及び被接着体を各々実装する(S1)。
【0048】
さらに詳細に説明すれば、図11に示したように、面接着ジグ100の第1フレーム110から第2フレーム160を離隔した状態で、第1フレーム110の可動部140の上部面に緩衝材190を実装した後、緩衝材190の上部に接着体の透明フィルム410と緩衝材190とが接触するように実装する。この際、可動部140の下部面で可動部140を上方に押し上げる力が存在しないので、可動部140は、定着ポケット122と所定間隔d、例えば、3mmほど離隔している状態で位置する。
【0049】
次いで、第2フレーム160の定着ポケット122に被接着体を実装する。前述したように、定着ポケット122は、第1周りを有する上部ポケット122aと、上部ポケット122aと連結して形成されており、第1周りより小さな第2周りを有する下部ポケット122bで構成される。定着ポケット122の上部ポケット122aと下部ポケット122bの周り差により定着ポケット122の内部には、段差が形成されている。このような定着ポケット122の内部の段差に被接着体、例えば、液晶パネルアセンブリ300の第2収納容器(図8の330)の係止片(図8の334)がかかって、定着ポケット122に位置するようになる。この際、定着ポケット122の下部ポケット122bにより液晶パネルアセンブリ300の第1液晶表示パネル(図8の352)が接着体400側に露出されるので、第1液晶表示パネル352と下部ポケット122bとの形状は、実質的に同じ形状を有さねばならない。のみならず、接着体400は、第1液晶表示パネル352に付着されて保護する役割を行うので、接着体、第1液晶表示パネル352及び下部ポケット122bは、実質的に同じ形状を有さねばならない。
【0050】
次いで、第1フレーム側に第2フレームを接近させて面接着ジグ100を密封する。
【0051】
引続き、面接着ジグをチェンバー内に収容する(図10のS2)。
【0052】
図12に示したように、面接着真空装置200のチェンバー210に形成されている開閉部240を開いてチェンバー210内に面接着ジグ100を収容し、面接着ジグ100の内部を真空化するために面接着ジグ100の真空連結部とチェンバー210内に形成されている真空管(図示せず)を連結する。また、面接着ジグ100の内部の状態をモニタリングするために面接着ジグ100のセンサー連結部(図示せず)とチェンバー210内に形成されているセンサー(図示せず)を連結する。また、面接着ジグ100に含まれている加熱手段(図5の180)に電源を提供するためにチェンバー210内の電源部(図示せず)と連結する。次いで、開閉部240を閉じる。
【0053】
引続き、面接着ジグ100及びチェンバー210を各々真空化する(図10のS3)。
【0054】
図12に示したように、面接着ジグ100及びチェンバー210と各々連結されている真空手段260、例えば、真空ポンプなどを可動して面接着ジグ100の内部とチェンバー(図7の210)の内部を各々真空化する。面接着真空装置200の表示部220を見ながら面接着ジグ100及びチェンバー210内の真空程度をモニタリングし、制御部230を通じて真空程度を調節する。まず、チェンバー210内の真空を完了した後、引続き、面接着ジグ100を真空化して真空を完了する。このとき、面接着ジグ100と前記チェンバー210の真空度は、例えば、0〜0.5atm程度である。
【0055】
このような真空化段階の前、後または同時に面接着ジグ100に含まれている加熱手段(図7の180)を用いて面接着ジグ100の内部の温度を高めうる。面接着ジグ100の内部温度を高めることで接着体(図11の400)と被接着体(図11の300)との接着時に、接着をさらに容易にし、かつ接着強度をさらに高めうる。この際、加熱手段180の加熱温度は、80℃以下の温度であり、例えば、25ないし35℃の温度であり得る。
【0056】
引続き、チェンバー210の真空を解除して、被接着体と接着体とを面接着する(図10のS4)。
【0057】
図13に示したように、面接着ジグ100の真空を維持したまま、チェンバー(図7の210)内の真空を解除すれば、面接着ジグ100の上下部に各々圧力が作用する。すなわち、面接着ジグ100の第1フレーム110、160に各々形成されている第1及び第2弾性膜150、170は、チェンバー210側で面接着ジグ100側に作用する圧力により各々面接着ジグ100の内部に伸長される。この際、面接着ジグ100内に残っている空気は、排出口134を通じて外部に排気される。
【0058】
これにより、第1フレーム110の第1弾性膜150の上部に位置する可動部140は、第1弾性膜150が面接着ジグ100の内部に伸長する力によりガイド144に沿って定着ポケット122に実装されている被接着体、例えば、液晶パネルアセンブリ300側に移動する。これは、可動部140の上部面の緩衝材190に位置した接着体400、例えば、一面に接着層(図9の420)が形成されている透明フィルム(図9の410)が液晶パネルアセンブリ300側に移動することを意味する。
【0059】
また、第2フレーム160の第2弾性膜170は、定着ポケット122に実装されている液晶パネルアセンブリ300を上部から加圧して、可動部140が定着ポケット122の下部ポケット122b側に移動して、接着層420を備えた透明フィルム410が液晶パネルアセンブリ300と接着する間に液晶パネルアセンブリ300が定着ポケット122から離脱することを防止する。
【0060】
この際、第1及び第2弾性膜150、170に作用する圧力は、接着体400を被接着体に接近させるほどの十分な圧力でなければならず、例えば、0.1ないし3kgf/cm2であり得る。このような圧力により液晶パネルアセンブリ300は、接着層420を介在して透明フィルム410と接着されるが、この際、液晶パネルアセンブリ300と透明フィルムのあらゆる面が実質的に同時に接着される。すなわち、面接着される。これは、第1及び第2弾性膜150、170に各々作用する圧力が、第1及び第2弾性膜150、170の全体面積に均一に作用して、第1及び第2弾性膜150、170を通じて各々液晶パネルアセンブリ300と接着層420とを備えた透明フィルム410に伝達される圧力が可動部140と接着体400との間に位置する緩衝材190により特定部分に伝達されず、均一に分配されて、液晶パネルアセンブリ300と接着層420を備えた透明フィルム410の接着時の平坦度を向上させて、面接着がなされる。したがって、液晶パネルアセンブリ300と接着層420とを備えた透明フィルム410の間には、時間的な差無しに一括的に接着されるので、気泡の発生無しに接着がなされる。液晶パネルアセンブリ300と接着層420とを備えた透明フィルム410を接着した後、その状態を約2秒間保持する。
【0061】
次いで、面接着ジグ100の加圧を解除した後、開閉部240を開放して、面接着ジグ100をチェンバー210の外に出した後、第2フレーム160を第1フレーム110から離隔して、透明フィルム410が付着された液晶パネルアセンブリ300を分離する。
【0062】
本明細書では、被接着体として両方向液晶パネルアセンブリについて説明したが、これは例示的なものに過ぎず、1つの液晶表示パネルのみを含む液晶パネルアセンブリにも、本発明の一実施形態による面接着ジグを用いて透明フィルムを接着しうる。また、本明細書では、接着体として高分子樹脂からなる柔軟性のある透明フィルムに接着層が形成されている場合について説明したが、これは例示的なものに過ぎず、柔軟性のない材質からなる接着体である場合にも、本発明の一実施形態による面接着ジグを用いた接着は時差のない同時接着が行われて、面全体に均一に圧力が分配されるので、接着体の破損なしに接着がなされうる。また、本明細書では、本発明の一実施形態による面接着ジグを用いて液晶パネルアセンブリに透明フィルムを接着する場合について説明したが、これに制限されるものではなく、例えば、熱可塑性または熱硬化性樹脂フィルム同士で、または高分子樹脂フィルムと基材、例えば、木材板、金属板、有機材料、無機材料または複合材料からなるシートなどの接着にも適用できるということは言うまでもない。
【0063】
以上、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されず、本発明の技術的要旨を外れない範囲内で当業者により多様に変形実施されうる。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明の面接着ジグ、面接着真空装置及びこれを用いた接着方法は、液晶表示装置のような平板表示装置に適用される。但し、前述した面接着ジグ、面接着真空装置及びこれを用いた接着方法が適用される装置は、例示的なものに過ぎない。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の一実施形態による面接着ジグを概略的に示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態による面接触ジグを概略的に示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態による面接着ジグに含まれる第1フレームを概略的に示す斜視図である。
【図4A】本発明の一実施形態による面接着ジグに含まれる第2フレームを概略的に示す平面図である。
【図4B】本発明の一実施形態による面接着ジグに含まれる第2フレームを概略的に示す平面図である。
【図5】本発明の他の実施形態による面接着ジグを概略的に示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態による面接着ジグに含まれる緩衝材を概略的に示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態による面接着ジグを含む面接着真空装置の斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態による接着方法により接着される被接着体の分解斜視図である。
【図9】本発明の一実施形態による接着方法により接着される接着体の斜視図である。
【図10】本発明の一実施形態による接着方法の工程を順次に示す工程フローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態による面接着ジグに接着体及び被接着体が各々実装された形状を概略的に示す断面図である。
【図12】本発明の一実施形態による面接着ジグがチェンバーに収容された形状を概略的に示す斜視図である。
【図13】本発明の一実施形態による面接着ジグが加圧されて接着体及び被接着体が面接着された形状を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
【0066】
100 面接着ジグ、
110 第1フレーム、
120 定着部、
122 定着ポケット、
140 可動部、
150 第1弾性膜、
160 第2フレーム、
170 第2弾性膜、
200 面接着真空装置、
210 チェンバー、
260 真空手段、
300 液晶パネルアセンブリ(被接着体)、
400 接着体。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の定着ポケットを含む定着部、前記各定着ポケットの下部に位置し、前記定着ポケットと接近または離隔可能な可動部及び前記可動部の下部に位置して、前記可動部を可動させる圧力変化によって伸長または収縮される第1弾性膜を含む第1フレームと、
前記第1フレームに離隔または接近可能であり、前記各定着ポケットに対応する位置に圧力変化によって伸長または収縮される第2弾性膜を含む第2フレームと、を含むことを特徴とする面接着ジグ。
【請求項2】
前記定着ポケットの内部は、段差を有することを特徴とする請求項1に記載の面接着ジグ。
【請求項3】
前記第1及び第2弾性膜は、シリコン系ゴムを含むことを特徴とする請求項1に記載の面接着ジグ。
【請求項4】
前記可動部の上部面に緩衝材をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の面接着ジグ。
【請求項5】
前記緩衝材は、圧力を均等分配する弾性材質からなることを特徴とする請求項4に記載の面接着ジグ。
【請求項6】
前記可動部は、前記定着部に上下移動が可能な形態に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の面接着ジグ。
【請求項7】
前記第1フレームの下部に加熱手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の面接着ジグ。
【請求項8】
前記加熱手段は、ホットプレートであることを特徴とする請求項7に記載の面接着ジグ。
【請求項9】
複数の定着ポケットを含む定着部、前記各定着ポケットの下部に位置し、前記定着ポケットと接近または離隔可能な可動部及び前記可動部の下部に位置して、前記可動部を可動させる圧力変化によって伸長または収縮される第1弾性膜を含む第1フレーム及び前記第1フレームに接近または離隔可能であり、前記各定着ポケットに対応する位置に圧力変化によって伸長または収縮される第2弾性膜を含む第2フレームを含む面接着ジグと、
前記面接着ジグを収容するチェンバーと、
前記面接着ジグ及び前記チェンバーに各々連結された真空手段と、を含むことを特徴とする面接着真空装置。
【請求項10】
前記定着ポケットの内部は、段差を有することを特徴とする請求項9に記載の面接着真空装置。
【請求項11】
前記第1及び第2弾性膜は、シリコン系ゴムを含むことを特徴とする請求項9に記載の面接着真空装置。
【請求項12】
前記可動部上に緩衝材をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の面接着真空装置。
【請求項13】
前記緩衝材は、圧力を均等分配する弾性材質からなることを特徴とする請求項12に記載の面接着真空装置。
【請求項14】
前記可動部は、前記定着部に上下移動が可能な形態に装着されていることを特徴とする請求項9に記載の面接着真空装置。
【請求項15】
前記第1フレーム下部に加熱手段をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の面接着真空装置。
【請求項16】
前記加熱手段は、ホットプレートであることを特徴とする請求項15に記載の面接着真空装置。
【請求項17】
接着体及び被接着体を請求項1の面接着ジグの可動部及び定着ポケットに各々実装する段階と、
前記面接着ジグの第1フレームに前記面接着ジグの第2フレームを接近させて前記面接着ジグをチェンバー内に収容する段階と、
前記面接着ジグ及び前記チェンバーを各々真空化する段階と、
前記チェンバーの真空を解除して、前記面接着ジグの第1及び第2弾性膜を加圧して前記被接着体と前記接着体とを面接着する段階と、を含むことを特徴とする接着方法。
【請求項18】
前記可動部に前記接着体を実装する段階前に、前記可動部に緩衝材を実装する段階をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の接着方法。
【請求項19】
前記緩衝材は、圧力を均等分配する弾性材質からなることを特徴とする請求項18に記載の接着方法。
【請求項20】
前記真空化段階で前記面接着ジグと前記チェンバーとの真空度は、0ないし0.5atmであることを特徴とする請求項17に記載の接着方法。
【請求項21】
前記面接着段階で前記第1及び第2弾性膜の加圧程度は、0.1ないし3kgf/cm2であることを特徴とする請求項17に記載の接着方法。
【請求項22】
前記真空化段階の前、後または同時に前記面接着ジグを加熱する段階をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の接着方法。
【請求項23】
前記面接着ジグの加熱は、前記第1フレームの下部に位置した加熱手段を用いることを特徴とする請求項22に記載の接着方法。
【請求項24】
前記加熱温度は、80℃以下であることを特徴とする請求項23に記載の接着方法。
【請求項25】
前記定着ポケットの内部は、段差を有することを特徴とする請求項17に記載の接着方法。
【請求項26】
前記被接着体は、液晶パネルアセンブリであることを特徴とする請求項17に記載の接着方法。
【請求項27】
前記液晶パネルアセンブリは、前記定着ポケットの段差上に位置する係止片を含むことを特徴とする請求項26に記載の接着方法。
【請求項28】
前記接着体は、一面に接着層が形成されている透明フィルムであることを特徴とする請求項17に記載の接着方法。
【請求項29】
前記接着層は、90%以上の光透過性を有するシリコンまたはアクリル系樹脂を含むことを特徴とする請求項28に記載の接着方法。
【請求項1】
複数の定着ポケットを含む定着部、前記各定着ポケットの下部に位置し、前記定着ポケットと接近または離隔可能な可動部及び前記可動部の下部に位置して、前記可動部を可動させる圧力変化によって伸長または収縮される第1弾性膜を含む第1フレームと、
前記第1フレームに離隔または接近可能であり、前記各定着ポケットに対応する位置に圧力変化によって伸長または収縮される第2弾性膜を含む第2フレームと、を含むことを特徴とする面接着ジグ。
【請求項2】
前記定着ポケットの内部は、段差を有することを特徴とする請求項1に記載の面接着ジグ。
【請求項3】
前記第1及び第2弾性膜は、シリコン系ゴムを含むことを特徴とする請求項1に記載の面接着ジグ。
【請求項4】
前記可動部の上部面に緩衝材をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の面接着ジグ。
【請求項5】
前記緩衝材は、圧力を均等分配する弾性材質からなることを特徴とする請求項4に記載の面接着ジグ。
【請求項6】
前記可動部は、前記定着部に上下移動が可能な形態に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の面接着ジグ。
【請求項7】
前記第1フレームの下部に加熱手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の面接着ジグ。
【請求項8】
前記加熱手段は、ホットプレートであることを特徴とする請求項7に記載の面接着ジグ。
【請求項9】
複数の定着ポケットを含む定着部、前記各定着ポケットの下部に位置し、前記定着ポケットと接近または離隔可能な可動部及び前記可動部の下部に位置して、前記可動部を可動させる圧力変化によって伸長または収縮される第1弾性膜を含む第1フレーム及び前記第1フレームに接近または離隔可能であり、前記各定着ポケットに対応する位置に圧力変化によって伸長または収縮される第2弾性膜を含む第2フレームを含む面接着ジグと、
前記面接着ジグを収容するチェンバーと、
前記面接着ジグ及び前記チェンバーに各々連結された真空手段と、を含むことを特徴とする面接着真空装置。
【請求項10】
前記定着ポケットの内部は、段差を有することを特徴とする請求項9に記載の面接着真空装置。
【請求項11】
前記第1及び第2弾性膜は、シリコン系ゴムを含むことを特徴とする請求項9に記載の面接着真空装置。
【請求項12】
前記可動部上に緩衝材をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の面接着真空装置。
【請求項13】
前記緩衝材は、圧力を均等分配する弾性材質からなることを特徴とする請求項12に記載の面接着真空装置。
【請求項14】
前記可動部は、前記定着部に上下移動が可能な形態に装着されていることを特徴とする請求項9に記載の面接着真空装置。
【請求項15】
前記第1フレーム下部に加熱手段をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の面接着真空装置。
【請求項16】
前記加熱手段は、ホットプレートであることを特徴とする請求項15に記載の面接着真空装置。
【請求項17】
接着体及び被接着体を請求項1の面接着ジグの可動部及び定着ポケットに各々実装する段階と、
前記面接着ジグの第1フレームに前記面接着ジグの第2フレームを接近させて前記面接着ジグをチェンバー内に収容する段階と、
前記面接着ジグ及び前記チェンバーを各々真空化する段階と、
前記チェンバーの真空を解除して、前記面接着ジグの第1及び第2弾性膜を加圧して前記被接着体と前記接着体とを面接着する段階と、を含むことを特徴とする接着方法。
【請求項18】
前記可動部に前記接着体を実装する段階前に、前記可動部に緩衝材を実装する段階をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の接着方法。
【請求項19】
前記緩衝材は、圧力を均等分配する弾性材質からなることを特徴とする請求項18に記載の接着方法。
【請求項20】
前記真空化段階で前記面接着ジグと前記チェンバーとの真空度は、0ないし0.5atmであることを特徴とする請求項17に記載の接着方法。
【請求項21】
前記面接着段階で前記第1及び第2弾性膜の加圧程度は、0.1ないし3kgf/cm2であることを特徴とする請求項17に記載の接着方法。
【請求項22】
前記真空化段階の前、後または同時に前記面接着ジグを加熱する段階をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の接着方法。
【請求項23】
前記面接着ジグの加熱は、前記第1フレームの下部に位置した加熱手段を用いることを特徴とする請求項22に記載の接着方法。
【請求項24】
前記加熱温度は、80℃以下であることを特徴とする請求項23に記載の接着方法。
【請求項25】
前記定着ポケットの内部は、段差を有することを特徴とする請求項17に記載の接着方法。
【請求項26】
前記被接着体は、液晶パネルアセンブリであることを特徴とする請求項17に記載の接着方法。
【請求項27】
前記液晶パネルアセンブリは、前記定着ポケットの段差上に位置する係止片を含むことを特徴とする請求項26に記載の接着方法。
【請求項28】
前記接着体は、一面に接着層が形成されている透明フィルムであることを特徴とする請求項17に記載の接着方法。
【請求項29】
前記接着層は、90%以上の光透過性を有するシリコンまたはアクリル系樹脂を含むことを特徴とする請求項28に記載の接着方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2007−39686(P2007−39686A)
【公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−205263(P2006−205263)
【出願日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】
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