説明

鞘付きトング

【課題】パソコンやタッチパネル式の電子機器を操作しながら食事をとらねばならない場合、衛生面から、素手で掴む形式の食品は敬遠されがちであった。又、怪我や障がいの為に、一般的な食事の為の道具の使用が難しい人は、気軽に外で食事をとることができなかった。両方の解決策として衛生面に配慮したトングを提供する。
【解決手段】トングの、対象物に触れる部分( 2 )を、分解可能な鞘( 6 )に収納する。それにより、トングを衛生的に持ち運ぶことが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トングの先端部分を専用の鞘に収めることにより、衛生的、かつコンパクトに持ち運べるようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
従来は、トングを携帯しようとする場合、対象物に触れる先端部分を清潔に保つために、トング本体を袋に入れる等の工夫が必要であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001-017298
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
仕事の都合などで、やむなくパソコンやタッチパネル式の電子機器を操作しながら食事をとらねばならない場合、衛生面から、素手で掴む形式の食品は敬遠されがちであった。又、怪我や障がいの為に、箸やフォーク・ナイフ等の、一般的な食事の為の道具の使用が難しい人は、気軽に外で食事をとることができなかった。なお、特許文献1の発明を、一般的な食事の為の道具の使用が難しい人が、一人で用意することは、容易ではないと思われる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
トングの、対象物に触れる部分を、分解可能な鞘に収納する。
【発明の効果】
【0006】
軽食をとる際、本発明品を使用することにより、食器の準備と片付けの煩わしさが軽減される。又、怪我や障がいの為に、箸やフォーク・ナイフ等の、一般的な食事の為の道具の使用が難しい人の携帯用食器として活用できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明の鞘開口部側からの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ) . トングの、持つ部分( 1 )と対象物に触れる部分( 2 )の間につば( 3 )を設ける。それにより、鞘( 6 )が必要以上に持つ部分側に移動する事を防ぐ。又、使用中のトングをテーブル等に置いた時、常に、対象物に触れる部分( 2 )を浮いた状態に保ち、箸置きの役割をする。
(ロ) . トングの、対象物に触れる部分( 2 )の外側に突起( 4 )を設け、鞘( 6 )の内側には突起に対応した窪み( 5 )を設ける。トングの収納時、窪み( 5 )に突起( 4 )を納めることにより、鞘( 4 )の不用意な脱落を防ぐ。
(ハ) . 鞘( 6 )は 2 つの対称形の部品( 7 )から成る。対称形の部品( 7 )の合わせ面にそれぞれ凸凹の溝( 8 )を設けることにより、鞘( 4 )をスライドさせて分解可能とし、洗浄を容易にする。
【符号の説明】
【0009】
1 持つ部分
2 対象物に触れる部分
3 つば
4 突起
5 窪み
6 鞘
7 対称形の部品
8 凸凹の溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トングの、対象物に触れる部分を、鞘に収納する。
【請求項2】
その鞘をスライドさせることにより分解可能とし、洗浄を容易にする。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−55574(P2012−55574A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−203478(P2010−203478)
【出願日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【出願人】(710005430)
【Fターム(参考)】