顆粒膜細胞アポトーシスの調節
本発明は、顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する方法に関する。該方法は次の各段階、(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階
の内の一以上を含む。
の内の一以上を含む。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項2】
顆粒膜細胞のアポトーシスは、濃度及び/又は活性が高められたBMP−15及び/又はBMP−6に顆粒膜細胞を曝露することにより阻害される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
顆粒膜細胞のアポトーシスは、BMP−15及び/又はBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤に顆粒膜細胞を曝露することにより阻害される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記剤は、ALK6及び/又はBMPRII受容体シグナル伝達経路の活性を上昇させる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
アポトーシスの阻害は卵成熟及び/又は発育能力を促進する、請求項2〜4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
顆粒膜細胞はインビトロにおける卵丘卵母細胞複合体内の顆粒膜細胞である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
顆粒膜細胞はインビボにおける顆粒膜細胞である、請求項2〜5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
アポトーシスの阻害は雌性被験体の受胎能を促進する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
顆粒膜細胞のアポトーシスは、顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を低下させる剤に顆粒膜細胞を曝露することにより促進される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
顆粒膜細胞のアポトーシスは、BMP−15及び/又はBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を低下させる剤に顆粒膜細胞を曝露することにより促進される、請求項1又は9に記載の方法。
【請求項11】
前記剤は、ALK6及び/又はBMPR11受容体シグナル伝達経路の活性を低下させる、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
顆粒膜細胞はインビボにおける顆粒膜細胞である、請求項9〜11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
アポトーシスの阻害は雌性被験体の受胎能を低下させる、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
雌性被験体の卵成熟及び/又は卵胞成熟に関連する疾病又は症状を予防及び/又は治療する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項15】
卵母細胞の成熟を調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項16】
卵母細胞の発育能力を調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項17】
卵母細胞から作製された胚の発育能力を調節する方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項18】
卵胞の成熟を調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項19】
卵胞の閉鎖を調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項20】
卵胞の発育を調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項21】
雌性被験体の排卵率を調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項22】
雌性被験体の受胎能を調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項23】
凍結融解に起因する顆粒膜細胞のアポトーシスを低減する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項24】
凍結融解に起因する卵丘卵母細胞複合体、卵胞、卵巣組織又は卵巣の損傷を低減する方法であって、該方法は、卵丘卵母細胞複合体、卵胞、卵巣組織又は卵巣を
(i)BMP−15及び/又はBMP−6の有効量、
(ii)卵丘卵母細胞複合体、卵胞、卵巣組織又は卵巣における顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する剤の有効量、
(iii)卵丘卵母細胞複合体、卵胞、卵巣組織又は卵巣における顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する剤の有効量、
の内の一以上に曝露することを含む方法。
【請求項25】
顆粒膜細胞のアポトーシスを低減するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)BMP−15及び/又はBMP−6の有効量、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する剤の有効量、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する剤の有効量、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項26】
卵丘卵母細胞複合体培養培地であって、該培地は、
(i)BMP−15及び/又はBMP−6の有効量、
(ii)卵丘卵母細胞複合体内又は卵胞内の顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
(iii)卵丘卵母細胞複合体内又は卵胞内の顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
の内の一以上を含有する培地。
【請求項27】
卵母細胞インビトロ成熟培地であって、該培地は、
(i)BMP−15及び/又はBMP−6の有効量、
(ii)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
(iii)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
の内の一以上を含有する培地。
【請求項28】
卵母細胞及び/又は卵胞の培養培地であって、該培地は、
(i)BMP−15及び/又はBMP−6の有効量、
(ii)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
(iii)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
の内の一以上を含有する培地。
【請求項29】
培地は卵母細胞の発育能力を改善するために使用される、請求項28に記載の培地。
【請求項30】
培地は、血清、アルブミン、卵胞液、フェチュイン、卵胞刺激ホルモン(FSH)及び抗アポトーシス成長因子を実質的に含有していない、請求項26〜29のいずれか一項に記載の培地。
【請求項31】
培地は、40mM〜400mM NaCl、0.1mM〜20mM KCl及び0.1mM〜40mMグルコースの内の一以上を更に含有する、請求項26〜30のいずれか一項に記載の培地。
【請求項32】
雌性被験体の排卵率を調節するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有するBMP−15及び/又はBMP−6の或る特定量、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有する剤の或る特定量、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有する剤の或る特定量、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項33】
雌性被験体の卵巣周期又は月経周期の各周期において成熟する卵胞の数を調節するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有するBMP−15及び/又はBMP−6の或る特定量、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有する剤の或る特定量、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有する剤の或る特定量、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項34】
雌性被験体の受胎能を調節するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有するBMP−15及び/又はBMP−6の或る特定量、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有する剤の或る特定量、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有する剤の或る特定量、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項35】
(i)BMP−15及び/又はBMP−6、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
の内の一以上を含有する組成物又は培地であって、
更に、40mM〜400mM NaCl、0.1mM〜20mM KCl、及び0.1mM〜40mMグルコースを含有する組成物又は培地。
【請求項36】
凍結融解に起因する顆粒膜細胞アポトーシスを低減するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)活性BMP−15及び/又は活性BMP−6、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項37】
凍結に起因する卵丘卵母細胞複合体、卵胞、卵巣組織又は卵巣の損傷を低減するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)有効量の活性BMP−15及び/又は活性BMP−6、
(ii)卵丘卵母細胞複合体、卵胞、卵巣組織又は卵巣の顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
(iii)卵丘卵母細胞複合体、卵胞、卵巣組織又は卵巣の顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項38】
卵母細胞を用いた補助生殖方法であって、該方法は、次の各成分、
(i)BMP−15及び/又はBMP−6、
(ii)卵母細胞に関連する一以上の顆粒膜細胞のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより前記一以上の顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
(iii)卵母細胞に関連する一以上の顆粒膜細胞のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより前記一以上の顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
の内の一以上を含有する培地において卵母細胞を培養する段階を含む方法。
【請求項39】
卵母細胞のインビトロ受精方法であって、該方法は、次の各成分、
(i)BMP−15及び/又はBMP−6、
(ii)卵母細胞に関連する一以上の顆粒膜細胞のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより前記一以上の顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
(iii)卵母細胞に関連する一以上の顆粒膜細胞のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより前記一以上の顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
の内の一以上を含有する培地において卵母細胞を培養する段階を含む方法。
【請求項40】
卵母細胞から作製された胚を用いた補助生殖方法であって、該方法は、次の各成分、
(i)BMP−15及び/又はBMP−6、
(ii)卵母細胞に関連する一以上の顆粒膜細胞のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより前記一以上の顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
(iii)卵母細胞に関連する一以上の顆粒膜細胞のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより前記一以上の顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
の内の一以上を含有する培地において卵母細胞及び/又は胚を培養する段階を含む方法。
【請求項41】
卵母細胞の発育能力を評価する方法であって、該方法は、
(i)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のアポトーシスの程度を決定する段階と、
(ii)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内で見られるアポトーシスの程度により卵母細胞の発育能力を評価する段階とを含む方法。
【請求項42】
卵母細胞の発育能力を評価する方法であって、該方法は、
(i)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のアポトーシスの程度を決定する段階と、
(ii)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内で見られるアポトーシスの程度により卵母細胞の発育能力を評価する段階とを含み、
アポトーシスのレベルの低下は、高い発育能力を有する卵母細胞であることを示し、アポトーシスのレベルの上昇は、低い発育能力を有する卵母細胞であることを示す方法。
【請求項43】
卵母細胞の発育能力を評価する方法であって、該方法は、
(i)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性、卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性レベル、卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性レベル、の内の一以上を決定する段階と、
(ii)上の決定の結果を用いて卵母細胞の発育能力を評価する段階とを含み、
BMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性の上昇、及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性の上昇は、高い発育能力を有する卵母細胞であることを示し、BMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性の低下、及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性の低下は、低い発育能力を有する卵母細胞であることを示す方法。
【請求項44】
卵母細胞の発育能力を評価する方法であって、該方法は、
(i)卵母細胞内のBMP−15及び/又はBMP−6の発現レベルを決定する、及び/又は卵母細胞が分泌するBMP−15及び/又はBMP−6の濃度を決定する段階と、
(ii)卵母細胞の発育能力を評価する段階とを含み、
BMP−15及び/又はBMP−6の発現及び/又は濃度の上昇は、高い発育能力を有する卵母細胞であることを示し、BMP−15及び/又はBMP−6の発現及び/又は濃度の低下は、低い発育能力を有する卵母細胞であることを示す方法。
【請求項45】
卵母細胞の発育能力を調節する方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項46】
卵母細胞を用いた補助生殖方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)卵母細胞又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項47】
卵母細胞のインビトロ受精方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)卵母細胞又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項48】
卵母細胞から作製された胚を用いた補助生殖方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)卵母細胞又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項49】
卵母細胞の成熟を調節する及び/又は卵母細胞の質を調節する方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項50】
卵母細胞の発育能力を改善するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)一以上の付加的な裸化卵母細胞、
(ii)一以上の卵母細胞分泌因子、
(iii)GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6、又はそれらのバリアント若しくはアナログ、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(vi)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項51】
卵母細胞培養培地であって、該培地は、
(i)一以上の付加的な裸化卵母細胞、
(ii)一以上の卵母細胞分泌因子、
(iii)GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6、又はそれらのバリアント若しくはアナログ、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(vi)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する培地。
【請求項52】
培地は、インビトロにおける卵母細胞の成熟のために卵母細胞の発育能力を改善するため、及び/又は卵母細胞の質を改善するために使用される、請求項51に記載の培地。
【請求項53】
卵母細胞を用いた補助生殖方法であって、該方法は、
(i)一以上の裸化卵母細胞、
(ii)一以上の卵母細胞分泌因子、
(iii)GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6、又はそれらのバリアント若しくはアナログ、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(vi)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する培地において卵母細胞を培養する段階を含む方法。
【請求項54】
卵母細胞のインビトロ受精方法であって、該方法は、
(i)一以上の裸化卵母細胞、
(ii)一以上の卵母細胞分泌因子、
(iii)GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6、又はそれらのバリアント若しくはアナログ、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(vi)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する培地において卵母細胞を培養する段階を含む方法。
【請求項55】
卵母細胞から作製された胚の発育又は発育能力を改善する方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(vi)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項56】
胚の発育又は発育能力を改善する方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)胚が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)胚が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)胚内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)胚内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(v)胚内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項57】
胚を用いた補助生殖方法であって、該方法は、
(i)一以上の裸化卵母細胞、
(ii)一以上の卵母細胞分泌因子、
(iii)GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6、又はそれらのバリアント若しくはアナログ、
(iv)胚内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(v)胚内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(vi)胚内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する培地において胚を培養する段階を含む方法。
【請求項58】
胚が胚盤胞ステージに進行する可能性を高める方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)胚が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)胚が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)胚内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)胚内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(v)胚内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項59】
卵母細胞の発育能力を評価する方法であって、該方法は、
(i)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を決定する段階、及び/又は
(ii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を決定する段階、及び/又は
(iii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を決定する段階、及び/又は
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を決定する段階、及び
(v)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性、及び/又は卵母細胞内又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性によって卵母細胞の発育能力を評価する段階を含み、
卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性の上昇、及び/又は卵母細胞内又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性の上昇は、高い発育能力を有する卵母細胞であることを示し、卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性の低下、及び/又は卵母細胞内又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性の低下は、低い発育能力を有する卵母細胞であることを示す方法。
【請求項60】
卵母細胞の発育能力を評価するための方法であって、該方法は、
(i)卵母細胞内のGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の発現レベルを決定する、及び/又は卵母細胞が分泌したGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度を決定する段階と、
(ii)卵母細胞の発育能力を評価する段階とを含み、
GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の発現及び/又は濃度の上昇は、高い発育能力を有する卵母細胞であることを示し、GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の発現及び/又は濃度の低下は、低い発育能力を有する卵母細胞であることを示す方法。
【請求項61】
胚の発育及び/又は発育能力を改善するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)一以上の付加的な裸化卵母細胞、
(ii)一以上の卵母細胞分泌因子、
(iii)GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6、又はそれらのバリアント若しくはアナログ、
(iv)胚内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(v)胚内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(vi)胚内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項62】
胚培養培地であって、該培地は、
(i)一以上の付加的な裸化卵母細胞、
(ii)一以上の卵母細胞分泌因子、
(iii)GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6、又はそれらのバリアント若しくはアナログ、
(iv)胚内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(v)胚内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(vi)胚内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する培地。
【請求項63】
培地は、胚の発育能力を改善するため、又は胚が胚盤胞ステージに進行する可能性を高めるために使用される、請求項62に記載の培地。
【請求項64】
卵丘卵母細胞複合体の発現を調節する方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)卵丘卵母細胞複合体が曝露されるTGF−β1、GDF−9、BMP−15及びアクチビンの内の一以上の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)卵丘卵母細胞複合体内のALK4、ALK5及びALK7受容体の内の一以上により仲介されるシグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項65】
雌性被験体の排卵を調節する方法であって、該方法は、
(i)雌性被験体において卵丘卵母細胞複合体が曝露されるTGF−β1、GDF−9、BMP−15及びアクチビンの内の一以上の濃度及び/又は活性を調節する剤、
(ii)雌性被験体において卵丘卵母細胞複合体内のALK4、ALK5及びALK7受容体の内の一以上により仲介されるシグナル伝達経路の活性を調節する剤、
の内の一以上を雌性被験体に投与する段階を含む方法。
【請求項66】
雌性被験体の受胎能を調節する方法であって、該方法は、
(i)雌性被験体において卵丘卵母細胞複合体が曝露されるTGF−β1、GDF−9、BMP−15及びアクチビンの内の一以上の濃度及び/又は活性を調節する剤、
(ii)雌性被験体において卵丘卵母細胞複合体内のALK4、ALK5及びALK7受容体の内の一以上により仲介されるシグナル伝達経路の活性を調節する剤、
の内の一以上を雌性被験体に投与する段階を含む方法。
【請求項1】
顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項2】
顆粒膜細胞のアポトーシスは、濃度及び/又は活性が高められたBMP−15及び/又はBMP−6に顆粒膜細胞を曝露することにより阻害される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
顆粒膜細胞のアポトーシスは、BMP−15及び/又はBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤に顆粒膜細胞を曝露することにより阻害される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記剤は、ALK6及び/又はBMPRII受容体シグナル伝達経路の活性を上昇させる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
アポトーシスの阻害は卵成熟及び/又は発育能力を促進する、請求項2〜4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
顆粒膜細胞はインビトロにおける卵丘卵母細胞複合体内の顆粒膜細胞である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
顆粒膜細胞はインビボにおける顆粒膜細胞である、請求項2〜5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
アポトーシスの阻害は雌性被験体の受胎能を促進する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
顆粒膜細胞のアポトーシスは、顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を低下させる剤に顆粒膜細胞を曝露することにより促進される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
顆粒膜細胞のアポトーシスは、BMP−15及び/又はBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を低下させる剤に顆粒膜細胞を曝露することにより促進される、請求項1又は9に記載の方法。
【請求項11】
前記剤は、ALK6及び/又はBMPR11受容体シグナル伝達経路の活性を低下させる、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
顆粒膜細胞はインビボにおける顆粒膜細胞である、請求項9〜11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
アポトーシスの阻害は雌性被験体の受胎能を低下させる、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
雌性被験体の卵成熟及び/又は卵胞成熟に関連する疾病又は症状を予防及び/又は治療する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項15】
卵母細胞の成熟を調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項16】
卵母細胞の発育能力を調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項17】
卵母細胞から作製された胚の発育能力を調節する方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵母細胞に関連する顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項18】
卵胞の成熟を調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項19】
卵胞の閉鎖を調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項20】
卵胞の発育を調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより卵胞内での顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項21】
雌性被験体の排卵率を調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項22】
雌性被験体の受胎能を調節する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項23】
凍結融解に起因する顆粒膜細胞のアポトーシスを低減する方法であって、該方法は次の各段階、
(i)顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項24】
凍結融解に起因する卵丘卵母細胞複合体、卵胞、卵巣組織又は卵巣の損傷を低減する方法であって、該方法は、卵丘卵母細胞複合体、卵胞、卵巣組織又は卵巣を
(i)BMP−15及び/又はBMP−6の有効量、
(ii)卵丘卵母細胞複合体、卵胞、卵巣組織又は卵巣における顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する剤の有効量、
(iii)卵丘卵母細胞複合体、卵胞、卵巣組織又は卵巣における顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する剤の有効量、
の内の一以上に曝露することを含む方法。
【請求項25】
顆粒膜細胞のアポトーシスを低減するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)BMP−15及び/又はBMP−6の有効量、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する剤の有効量、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する剤の有効量、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項26】
卵丘卵母細胞複合体培養培地であって、該培地は、
(i)BMP−15及び/又はBMP−6の有効量、
(ii)卵丘卵母細胞複合体内又は卵胞内の顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
(iii)卵丘卵母細胞複合体内又は卵胞内の顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
の内の一以上を含有する培地。
【請求項27】
卵母細胞インビトロ成熟培地であって、該培地は、
(i)BMP−15及び/又はBMP−6の有効量、
(ii)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
(iii)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
の内の一以上を含有する培地。
【請求項28】
卵母細胞及び/又は卵胞の培養培地であって、該培地は、
(i)BMP−15及び/又はBMP−6の有効量、
(ii)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
(iii)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
の内の一以上を含有する培地。
【請求項29】
培地は卵母細胞の発育能力を改善するために使用される、請求項28に記載の培地。
【請求項30】
培地は、血清、アルブミン、卵胞液、フェチュイン、卵胞刺激ホルモン(FSH)及び抗アポトーシス成長因子を実質的に含有していない、請求項26〜29のいずれか一項に記載の培地。
【請求項31】
培地は、40mM〜400mM NaCl、0.1mM〜20mM KCl及び0.1mM〜40mMグルコースの内の一以上を更に含有する、請求項26〜30のいずれか一項に記載の培地。
【請求項32】
雌性被験体の排卵率を調節するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有するBMP−15及び/又はBMP−6の或る特定量、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有する剤の或る特定量、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有する剤の或る特定量、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項33】
雌性被験体の卵巣周期又は月経周期の各周期において成熟する卵胞の数を調節するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有するBMP−15及び/又はBMP−6の或る特定量、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有する剤の或る特定量、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有する剤の或る特定量、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項34】
雌性被験体の受胎能を調節するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有するBMP−15及び/又はBMP−6の或る特定量、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有する剤の或る特定量、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより被験体における顆粒膜細胞のアポトーシスを調節する作用を有する剤の或る特定量、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項35】
(i)BMP−15及び/又はBMP−6、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
の内の一以上を含有する組成物又は培地であって、
更に、40mM〜400mM NaCl、0.1mM〜20mM KCl、及び0.1mM〜40mMグルコースを含有する組成物又は培地。
【請求項36】
凍結融解に起因する顆粒膜細胞アポトーシスを低減するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)活性BMP−15及び/又は活性BMP−6、
(ii)顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(iii)顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項37】
凍結に起因する卵丘卵母細胞複合体、卵胞、卵巣組織又は卵巣の損傷を低減するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)有効量の活性BMP−15及び/又は活性BMP−6、
(ii)卵丘卵母細胞複合体、卵胞、卵巣組織又は卵巣の顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
(iii)卵丘卵母細胞複合体、卵胞、卵巣組織又は卵巣の顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤の有効量、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項38】
卵母細胞を用いた補助生殖方法であって、該方法は、次の各成分、
(i)BMP−15及び/又はBMP−6、
(ii)卵母細胞に関連する一以上の顆粒膜細胞のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより前記一以上の顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
(iii)卵母細胞に関連する一以上の顆粒膜細胞のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより前記一以上の顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
の内の一以上を含有する培地において卵母細胞を培養する段階を含む方法。
【請求項39】
卵母細胞のインビトロ受精方法であって、該方法は、次の各成分、
(i)BMP−15及び/又はBMP−6、
(ii)卵母細胞に関連する一以上の顆粒膜細胞のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより前記一以上の顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
(iii)卵母細胞に関連する一以上の顆粒膜細胞のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより前記一以上の顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
の内の一以上を含有する培地において卵母細胞を培養する段階を含む方法。
【請求項40】
卵母細胞から作製された胚を用いた補助生殖方法であって、該方法は、次の各成分、
(i)BMP−15及び/又はBMP−6、
(ii)卵母細胞に関連する一以上の顆粒膜細胞のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより前記一以上の顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
(iii)卵母細胞に関連する一以上の顆粒膜細胞のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節することにより前記一以上の顆粒膜細胞のアポトーシスを阻害する剤、
の内の一以上を含有する培地において卵母細胞及び/又は胚を培養する段階を含む方法。
【請求項41】
卵母細胞の発育能力を評価する方法であって、該方法は、
(i)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のアポトーシスの程度を決定する段階と、
(ii)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内で見られるアポトーシスの程度により卵母細胞の発育能力を評価する段階とを含む方法。
【請求項42】
卵母細胞の発育能力を評価する方法であって、該方法は、
(i)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のアポトーシスの程度を決定する段階と、
(ii)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内で見られるアポトーシスの程度により卵母細胞の発育能力を評価する段階とを含み、
アポトーシスのレベルの低下は、高い発育能力を有する卵母細胞であることを示し、アポトーシスのレベルの上昇は、低い発育能力を有する卵母細胞であることを示す方法。
【請求項43】
卵母細胞の発育能力を評価する方法であって、該方法は、
(i)卵母細胞に関連する顆粒膜細胞が曝露されるBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性、卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性レベル、卵母細胞に関連する顆粒膜細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性レベル、の内の一以上を決定する段階と、
(ii)上の決定の結果を用いて卵母細胞の発育能力を評価する段階とを含み、
BMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性の上昇、及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性の上昇は、高い発育能力を有する卵母細胞であることを示し、BMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性の低下、及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性の低下は、低い発育能力を有する卵母細胞であることを示す方法。
【請求項44】
卵母細胞の発育能力を評価する方法であって、該方法は、
(i)卵母細胞内のBMP−15及び/又はBMP−6の発現レベルを決定する、及び/又は卵母細胞が分泌するBMP−15及び/又はBMP−6の濃度を決定する段階と、
(ii)卵母細胞の発育能力を評価する段階とを含み、
BMP−15及び/又はBMP−6の発現及び/又は濃度の上昇は、高い発育能力を有する卵母細胞であることを示し、BMP−15及び/又はBMP−6の発現及び/又は濃度の低下は、低い発育能力を有する卵母細胞であることを示す方法。
【請求項45】
卵母細胞の発育能力を調節する方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項46】
卵母細胞を用いた補助生殖方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)卵母細胞又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項47】
卵母細胞のインビトロ受精方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)卵母細胞又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項48】
卵母細胞から作製された胚を用いた補助生殖方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)卵母細胞又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項49】
卵母細胞の成熟を調節する及び/又は卵母細胞の質を調節する方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項50】
卵母細胞の発育能力を改善するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)一以上の付加的な裸化卵母細胞、
(ii)一以上の卵母細胞分泌因子、
(iii)GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6、又はそれらのバリアント若しくはアナログ、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(vi)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項51】
卵母細胞培養培地であって、該培地は、
(i)一以上の付加的な裸化卵母細胞、
(ii)一以上の卵母細胞分泌因子、
(iii)GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6、又はそれらのバリアント若しくはアナログ、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(vi)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する培地。
【請求項52】
培地は、インビトロにおける卵母細胞の成熟のために卵母細胞の発育能力を改善するため、及び/又は卵母細胞の質を改善するために使用される、請求項51に記載の培地。
【請求項53】
卵母細胞を用いた補助生殖方法であって、該方法は、
(i)一以上の裸化卵母細胞、
(ii)一以上の卵母細胞分泌因子、
(iii)GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6、又はそれらのバリアント若しくはアナログ、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(vi)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する培地において卵母細胞を培養する段階を含む方法。
【請求項54】
卵母細胞のインビトロ受精方法であって、該方法は、
(i)一以上の裸化卵母細胞、
(ii)一以上の卵母細胞分泌因子、
(iii)GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6、又はそれらのバリアント若しくはアナログ、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(v)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(vi)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する培地において卵母細胞を培養する段階を含む方法。
【請求項55】
卵母細胞から作製された胚の発育又は発育能力を改善する方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(vi)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項56】
胚の発育又は発育能力を改善する方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)胚が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)胚が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)胚内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)胚内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(v)胚内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項57】
胚を用いた補助生殖方法であって、該方法は、
(i)一以上の裸化卵母細胞、
(ii)一以上の卵母細胞分泌因子、
(iii)GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6、又はそれらのバリアント若しくはアナログ、
(iv)胚内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(v)胚内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(vi)胚内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する培地において胚を培養する段階を含む方法。
【請求項58】
胚が胚盤胞ステージに進行する可能性を高める方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)胚が曝露される卵母細胞分泌因子の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)胚が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(iii)胚内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(iv)胚内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
(v)胚内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項59】
卵母細胞の発育能力を評価する方法であって、該方法は、
(i)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性を決定する段階、及び/又は
(ii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を決定する段階、及び/又は
(iii)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を決定する段階、及び/又は
(iv)卵母細胞内及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を決定する段階、及び
(v)卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性、及び/又は卵母細胞内又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性によって卵母細胞の発育能力を評価する段階を含み、
卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性の上昇、及び/又は卵母細胞内又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性の上昇は、高い発育能力を有する卵母細胞であることを示し、卵母細胞及び/又は卵母細胞に関連する卵丘細胞が曝露されるGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度及び/又は活性の低下、及び/又は卵母細胞内又は卵母細胞に関連する卵丘細胞内のGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性の低下は、低い発育能力を有する卵母細胞であることを示す方法。
【請求項60】
卵母細胞の発育能力を評価するための方法であって、該方法は、
(i)卵母細胞内のGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の発現レベルを決定する、及び/又は卵母細胞が分泌したGDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の濃度を決定する段階と、
(ii)卵母細胞の発育能力を評価する段階とを含み、
GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の発現及び/又は濃度の上昇は、高い発育能力を有する卵母細胞であることを示し、GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6の発現及び/又は濃度の低下は、低い発育能力を有する卵母細胞であることを示す方法。
【請求項61】
胚の発育及び/又は発育能力を改善するために使用される組成物であって、該組成物は、
(i)一以上の付加的な裸化卵母細胞、
(ii)一以上の卵母細胞分泌因子、
(iii)GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6、又はそれらのバリアント若しくはアナログ、
(iv)胚内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(v)胚内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(vi)胚内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する組成物。
【請求項62】
胚培養培地であって、該培地は、
(i)一以上の付加的な裸化卵母細胞、
(ii)一以上の卵母細胞分泌因子、
(iii)GDF−9及び/又はBMP−15及び/又はBMP−6、又はそれらのバリアント若しくはアナログ、
(iv)胚内のGDF−9依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(v)胚内のBMP−15依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
(vi)胚内のBMP−6依存性シグナル伝達経路の活性を上昇させる剤、
の内の一以上を含有する培地。
【請求項63】
培地は、胚の発育能力を改善するため、又は胚が胚盤胞ステージに進行する可能性を高めるために使用される、請求項62に記載の培地。
【請求項64】
卵丘卵母細胞複合体の発現を調節する方法であって、該方法は、次の各段階、
(i)卵丘卵母細胞複合体が曝露されるTGF−β1、GDF−9、BMP−15及びアクチビンの内の一以上の濃度及び/又は活性を調節する段階、
(ii)卵丘卵母細胞複合体内のALK4、ALK5及びALK7受容体の内の一以上により仲介されるシグナル伝達経路の活性を調節する段階、
の内の一以上を含む方法。
【請求項65】
雌性被験体の排卵を調節する方法であって、該方法は、
(i)雌性被験体において卵丘卵母細胞複合体が曝露されるTGF−β1、GDF−9、BMP−15及びアクチビンの内の一以上の濃度及び/又は活性を調節する剤、
(ii)雌性被験体において卵丘卵母細胞複合体内のALK4、ALK5及びALK7受容体の内の一以上により仲介されるシグナル伝達経路の活性を調節する剤、
の内の一以上を雌性被験体に投与する段階を含む方法。
【請求項66】
雌性被験体の受胎能を調節する方法であって、該方法は、
(i)雌性被験体において卵丘卵母細胞複合体が曝露されるTGF−β1、GDF−9、BMP−15及びアクチビンの内の一以上の濃度及び/又は活性を調節する剤、
(ii)雌性被験体において卵丘卵母細胞複合体内のALK4、ALK5及びALK7受容体の内の一以上により仲介されるシグナル伝達経路の活性を調節する剤、
の内の一以上を雌性被験体に投与する段階を含む方法。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図4F】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図15A】
【図15B】
【図16A】
【図16B】
【図17A】
【図17B】
【図17C】
【図17D】
【図18A】
【図18B】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22A】
【図22B】
【図23A】
【図23B】
【図24】
【図25A】
【図25B】
【図26A】
【図26B】
【図27】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図4F】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図15A】
【図15B】
【図16A】
【図16B】
【図17A】
【図17B】
【図17C】
【図17D】
【図18A】
【図18B】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22A】
【図22B】
【図23A】
【図23B】
【図24】
【図25A】
【図25B】
【図26A】
【図26B】
【図27】
【公表番号】特表2009−501533(P2009−501533A)
【公表日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−521742(P2008−521742)
【出願日】平成18年7月18日(2006.7.18)
【国際出願番号】PCT/AU2006/001002
【国際公開番号】WO2007/009166
【国際公開日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【出願人】(506003336)アデレード リサーチ アンド イノベイション ピーティーワイ エルティーディー (3)
【氏名又は名称原語表記】ADELAIDE RESEARCH & INNOVATION PTY LTD
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年7月18日(2006.7.18)
【国際出願番号】PCT/AU2006/001002
【国際公開番号】WO2007/009166
【国際公開日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【出願人】(506003336)アデレード リサーチ アンド イノベイション ピーティーワイ エルティーディー (3)
【氏名又は名称原語表記】ADELAIDE RESEARCH & INNOVATION PTY LTD
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]