説明

顧客受付処理システム

【課題】 顧客が窓口手続において優先受付の選択を行うことができ、優先受付の有無及び手続待ち時間に応じた手数料を顧客に請求する顧客受付処理システムを提供する。
【解決手段】 受付番号を表示した受付票を発券する受付端末と、受付番号を通知する受付番号通知部と、手続処理を実行する窓口端末と、受付端末に設けられ優先処理を選択すると受付番号を含む優先受付情報を出力し、非優先処理を選択すると受付番号を含む非優先受付情報を出力する受付情報生成部と、優先受付情報及び非優先受付情報が格納される受付情報格納部と、受付情報格納部の優先受付情報を前記非優先受付情報よりも優先して選択し、その受付番号を受付番号通知部に出力する優先処理部と、優先手続処理であると基本手数料に加算処理を行い、非優先手続処理であると基本手数料に対し待ち時間に対応させた減算処理を行う手数料計算部とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、窓口手続に対する顧客受付を行い、窓口手続を行うと手続処理に基づいた手数料を顧客に対して請求する顧客受付処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、金融機関の窓口手続において、顧客は、窓口係員に各種の手続きを依頼するために、受付端末から受付番号の記載された受付カードを取得し、該受付番号が呼び出されるまで待合用の座席に座るなどして待機していた。ところで、手続待ちの顧客の多い時間帯では、窓口手続待ちが長時間に及ぶことが多く、顧客からは、不満の声があがっていた。そのため、各金融機関では、窓口手続待ちにおける顧客の不満を減少させるための顧客受付処理システムを導入しており、例えば、従来文献1には、取引履歴が長い顧客や取引金額が大きい顧客のようないわゆる優良顧客、もしくは取引金額がある一定以上あり緊急処理を希望する顧客に対して窓口手続の優先受付を行う顧客受付処理システムが開示されている。
【特許文献1】特開2005−182424号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の顧客受付処理システムの如く特定の顧客に対して優先受付を行うと、顧客の取り扱いが不公平となる欠点がある。更に、上記システムでは、窓口手続待ちの顧客が多い混雑時、手続待ちの顧客の少ない閑散時における待ち時間の差異に関わらず、顧客は、窓口手続に対して常に一定額の手数料を請求されるという問題点があった。
【0004】
以上の問題点を鑑み、本発明の目的は、顧客が窓口手続において優先受付の選択を行うことができ、優先受付の有無及び手続待ち時間に応じた手数料を顧客に請求することで、顧客毎の満足度を向上し得る顧客受付処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
本発明の顧客受付処理システムは、顧客に対し窓口手続の受付順を示す受付番号を表示した受付票を発券する受付端末と、受付番号を示す受付番号データを受けると受付番号を顧客に対し通知する受付番号通知部と、通知を受けた顧客に対し手続処理を実行する窓口端末と、受付端末に設けられ、顧客が優先処理を選択すると受付番号データ及び優先情報を含む優先受付情報を出力し、顧客が非優先処理を選択すると受付番号データ及び非優先情報を含む非優先受付情報を出力する受付情報生成部と、優先受付情報及び非優先受付情報が格納される受付情報格納部と、受付情報格納部の優先受付情報を非優先受付情報よりも優先して選択し、その受付番号データを受付番号通知部に出力すると共に、非優先受付情報の受付番号データを受付番号通知部に出力する優先処理部と、窓口端末で手続を開始する通知を受けた顧客が優先手続処理であると基本手数料に加算処理を行い、通知を受けた顧客が非優先手続処理であると基本手数料に対し顧客の待ち時間に対応させた減算処理を行う手数料計算部とを含むことを特徴とする。
【0006】
上記構成において、受付情報生成部は、受付時間取得部で取得した受付時間を示すデータを少なくとも非優先受付情報に含ませ、非優先受付情報の受付時間データと現在の時間とから待ち時間を計算して待ち時間を手数料計算部に通知する待ち時間計算部を有することを特徴とする。
【0007】
受付端末は、受付番号以外に受付時間を表示する受付票を発券する発券部を有し、窓口端末は、受付票から受付時間を読み取る読取部と、読み取った受付時間と現在の時間とから待ち時間を計算して待ち時間を手数料計算部に通知する時間計算部とを有することを特徴とする。
【0008】
手数料計算部が減算処理を行うと、基本手数料に対する減額を計算する減額計算部と、減額毎に発生するポイントが設定されているポイント格納部と、減額計算部が減額を計算すると、減額に応じたポイントをポイント格納部から検索するポイント検索部と、ポイント検索部がポイントを検索すると、ポイントと予め登録した顧客の個人情報とを対応させた顧客情報を出力する顧客情報生成部と、顧客情報が格納される顧客情報格納部とを有することを特徴とする。
【0009】
手数料計算部は、基本手数料に対し顧客情報格納部で保持する顧客情報のポイント分の減算処理を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、顧客に窓口手続において優先受付の選択を行わせ、かつ優先受付の有無及び手続待ち時間に応じて増減した手数料を顧客に対して請求することで、顧客毎の満足度を向上し得る顧客受付処理システムを提供することができる。
【0011】
以下、本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明する。
【実施例1】
【0012】
<実施例1の構成>
本発明の実施例1の顧客受付処理システムは、図1に示すように、受付端末100と、該受付端末100とネットワーク10を介して接続されている受付管理サーバ200と、該受付管理サーバ200とネットワーク20を介して接続されている窓口管理サーバ300と、該窓口管理サーバ300とネットワーク30を介して接続されている受付番号読出端末400及び受付番号表示端末500と、該受付管理サーバ200及び窓口管理サーバ300とネットワーク20を介して接続されている窓口端末600と、該窓口端末600と接続されているバーコードリーダ700と、該窓口端末600とネットワーク40を介して接続されているデータベース管理装置800とで構成されている。
【0013】
ところで、説明を簡便に行うべく、図1には、受付番号読出端末400と、受付番号表示端末500と、窓口端末600とが1台づつ示されているが、ネットワーク30にはこれらの端末と同様の機能を有する多数の端末が接続されている。また、1台の窓口端末600には、1台のバーコードリーダ700が接続されているものとする。
【0014】
受付端末100は、顧客1からの窓口手続の申し込みを受け付ける端末であり、ネットワーク10に接続されている通信部101と、端末全体を制御する制御部102と、表示部103と、優先受付選択部104と、受付時間取得部105と、バーコード情報生成部106と、発券部107とを備える。
【0015】
受付端末100の制御部102は、図示しないメモリの制御プログラムを実行し、窓口手続の申し込みを行う顧客1に対し、窓口手続において優先受付もしくは通常受付の選択を促す優先受付選択画面を表示部103に表示させる。ここで、図2に優先受付選択画面の一例を示す。
【0016】
顧客1が表示部103に表示された優先受付選択画面を参照し、優先受付選択部104に備えるタッチパネルなどを用いて優先受付を選択すると、制御部102は、優先受付選択を示す優先受付選択情報「1」を生成する。一方、顧客1が通常受付を選択すると、制御部102は、通常受付選択を示す優先受付選択情報「0」を生成する。
【0017】
制御部102は、優先受付選択情報を生成すると、受付時間取得部105へ受付時間取得を指示する。受付時間取得部105は、受付時間取得の指示を受けると、受付端末100の図示しないタイマーの示す時間を受付時間として取得する。
【0018】
制御部102が受付時間を取得すると、受付端末100の図示しない受付番号生成部は、通し番号の受付番号を生成する。受付端末100の図示しない受付番号生成部が受付番号を生成すると、制御部102は、バーコード情報生成部106へバーコード生成を指示する。
【0019】
バーコード情報生成部106は、バーコード生成の指示を受けると、生成した受付番号と、受付時間と、優先受付選択情報とをコード変換し、1次元バーコードを生成する。
【0020】
バーコード情報生成部106が1次元バーコードを生成すると、制御部102は、発券部107へ発券を指示する。
【0021】
発券部107は、発券の指示を受けると、生成した1次元バーコードと、受付番号と、受付時間とに基づいて受付端末100に予め保持されているカード表面に印刷表示を行い、受付番号票2を発券する。
【0022】
発券部107が受付番号票2を発券すると、顧客1は、該受付番号票2を携えて窓口近くの待ち合い所に設置された椅子などに座りながら、該受付番号の窓口受付が行われるのを待機する。
【0023】
発券部107が受付番号票2を発券すると、制御部102は、受付番号と、優先受付選択情報とを対応付けた受付情報を生成し、該受付情報を受付管理サーバ200へ送信する。
【0024】
受付管理サーバ200は、受付端末100から取得した受付情報の管理を行い、通信部201と、サーバ全体を制御する制御部202と、受付情報管理部203と、優先受付情報DB204と、非優先受付情報DB205とを備える。
【0025】
優先受付情報DB204は、優先受付選択情報「1」である優先受付を選択した顧客の受付番号を格納しており、取得した受付情報の受付番号と、該受付番号の顧客に対する手続が窓口で処理中であるか否かを示す窓口情報とを対応付けた優先受付情報を保持する。図3に該優先受付情報DB204の一例を示す。
【0026】
非優先受付情報DB205は、優先受付選択情報「0」である通常受付を選択した顧客の受付番号を格納しており、取得した受付情報の受付番号と、上記窓口情報とを対応付けた非優先受付情報を保持する。ここで、非優先受付情報DB205の構成は、上記優先受付情報DB204の構成と同じである。
【0027】
受付管理サーバ200の制御部202は、受付端末100から受付情報を受けると、受付情報管理部203へ受付情報の新規登録を指示する。
【0028】
受付情報管理部203は、優先受付情報DB204で保持する優先受付情報の新規登録、削除及び非優先受付情報DB205で保持する非優先受付情報の新規登録、削除などの管理を行う。即ち、受付情報管理部203は、新規登録の指示を受けると、取得した優先受付選択情報が「1」か「0」かを判定し、「1」であると、優先受付情報DB204に取得した受付情報の受付番号を受付順に格納する。また、取得した優先受付選択情報が「0」であると、非優先受付情報DB205に取得した受付情報の受付番号を受付順に格納する。
【0029】
制御部202は、窓口管理サーバ300から後述する窓口空き信号を取得すると、優先受付情報DB204で保持する優先受付情報の窓口処理の項目に「未処理」が存在するか否かを受付順に検索し、存在すると、該優先受付情報の受付番号を窓口管理サーバ300へ送信する。そして、制御部202は、受付番号を送信すると、上記優先受付情報の窓口情報を未処理から「処理中」に変更する。
【0030】
また、制御部202は、優先受付情報DB204に上記「窓口情報=未処理」の優先受付情報が存在しないと、非優先受付情報DB205で保持する非優先受付情報の窓口処理の項目に「未処理」が存在するか否かを受付順に検索し、存在すると、該非優先受付情報の受付番号を窓口管理サーバ300へ送信する。そして、制御部202は、受付番号を送信すると、上記非優先受付情報の窓口情報を未処理から「処理中」に変更する。
【0031】
更に、制御部202は、非優先受付情報DB205に上記「窓口情報=未処理」の非優先受付情報が存在しないと、受付情報無信号を生成し、該受付情報無信号を窓口管理サーバ300へ送信する。
【0032】
一方、制御部202は、窓口端末600から後述する手続終了信号と、受付番号とを受けると、受付情報管理部203へ受付情報の削除を指示する。
【0033】
受付情報管理部203は、受付情報の削除の指示を受けると、取得した受付番号に基づいて優先受付情報DB204で保持する優先受付情報に該受付番号が存在するか否かを検索し、存在すると、当該優先受付情報を削除する。また、受付情報管理部203は、優先受付情報DB204に存在しないと、取得した受付番号に基づいて非優先受付情報DB205で保持する非優先受付情報を検索し、当該非優先受付情報を削除する。
【0034】
窓口管理サーバ300は、ネットワーク30を介して受付番号呼出端末400と、受付番号表示端末500とに接続されており、ネットワーク20を介して窓口端末600と接続されている。そして、窓口管理サーバ300は、各窓口への受付番号割り当てを行っており、全窓口の担当受付番号を把握する機能を備え、顧客待ちの窓口を検知すると、窓口空き信号を生成し、該窓口空き信号を受付管理サーバ200へ送信する。
【0035】
また、窓口管理サーバ300は、受付管理サーバ200から受付番号を取得すると、該受付番号を受付番号呼出端末400と、受付番号表示端末500と、窓口端末600とに送信する。ここで、受付番号呼出端末400と、受付番号表示端末500と、窓口端末600とは同じ窓口に設置されているものとする。
【0036】
更に、窓口管理サーバ300は、窓口端末600から後述する手続終了信号と、終了した受付番号とを取得すると、該受付番号の担当窓口が顧客待ちになったことを把握して窓口空き信号を生成し、該窓口空き信号を受付管理サーバ200へ送信する。
【0037】
受付番号呼出端末400は、受付番号を音声出力して顧客に通知するため端末であり、窓口管理サーバ300から受付番号を取得すると、該受付番号呼出端末400に備えるスピーカーを用いて該受付番号を呼び出す。
【0038】
受付番号表示端末500は、受付番号を文字出力して顧客に通知するための端末であり、窓口管理サーバ300から受付番号を取得すると、該受付番号表示端末500に備える電光掲示板に該受付番号を文字出力させる。
【0039】
顧客1は、該顧客1の保持する受付番号票2に表示された受付番号が受付番号呼出端末400から呼び出されると共に受付番号表示端末500に表示されると、担当窓口まで赴く。そして、顧客1は、受付番号票2と、手続に必要な書類などを窓口係員に提出する。
【0040】
窓口端末600は、顧客1からの各種手続要求に基づいた処理を行うために窓口係員が操作するPC(Personal Computer)などであり、ネットワーク20及び40に接続されている通信部601と、端末全体を制御する制御部602と、表示部603と、入力部604と、手続開始時間取得部605と、待ち時間計算部606と、手数料計算部607とで構成されている。
【0041】
窓口端末600の制御部602は、窓口管理サーバ300から受付番号を取得すると、図示しないメモリの制御プログラムを実行し、表示部603に窓口係員に受付番号を通知する通知画面を表示させる。
【0042】
窓口係員は、窓口端末600の表示部603の上記通知画面を参照して担当する受付番号を確認し、顧客1が提出した受付番号票2に表示された受付番号と、該担当する受付番号とが一致するか否かを見比べる。そして、窓口係員は、上記担当する受付番号と、上記受付番号とが一致することを確認すると、窓口端末600を操作してバーコードリーダ700から受付番号票2に印字されたバーコードの読み取りを行う。
【0043】
バーコードリーダ700は、受付番号票2に印字されたバーコードから受付番号と、受付時間と、優先受付選択情報とを読み取ると、該受付番号と、該受付時間と、該優先受付選択情報とを窓口端末600へ送信する。
【0044】
窓口端末600の制御部602は、受付番号と、受付時間と、優先受付選択情報とを取得すると、手続開始時間取得部605へ手続開始時間取得を指示する。
【0045】
手続開始時間取得部605は、手続開始時間取得の指示を受けると、窓口端末600の図示しないタイマーの示す時間を手続開始時間として取得する。そして、手続開始時間取得部605が手続開始時間を取得すると、制御部602は、待ち時間計算部606へ待ち時間取得を指示する。
【0046】
待ち時間計算部606は、待ち時間取得の指示を受けると、受付時間と、上記取得した手続開始時間とに基づいて窓口受付待ち時間を示す待ち時間を計算する。
【0047】
そして、待ち時間計算部606が待ち時間を計算すると、制御部602は、窓口端末600の図示しないメモリの制御プログラムを実行し、窓口係員が手続処理を行うための手続処理画面を表示部603に表示させる。
【0048】
窓口係員は、表示部603に上記手続処理画面が表示されたことを確認すると共に、顧客1に対して、手続手数料の支払いを現金で行うか、カードもしくは通帳を用いるかを確認する。そして、顧客1から支払いにカードもしくは通帳を用いることを伝えられると、窓口係員は、顧客1に対しカードもしくは通帳の提出を指示する。
【0049】
そして、窓口係員は、顧客1に手続手数料の支払い方法の確認を行うと、窓口端末600の表示部603に表示された手続処理画面を参照し、入力部604に備えるキーボードから顧客種別と、手続種類とを入力する。これにより、制御部602は、計算した待ち時間と、優先受付情報と、顧客種別と、手続種類とをデータベース管理装置800へ送信する。ここで、顧客種別とは、例えば手続手数料を行う際に自行のカード及び通帳を用いる場合には、「自行顧客」とし、他行のカード及び通帳を用いる場合には「他行顧客」とし、現金を用いる場合には、「現金顧客」といったように、顧客を手数料支払方法により分類するためのものである。
【0050】
窓口端末600の制御部602は、データベース管理装置800から後述する基本手数料と、後述する優先処理増率と、後述する待ち時間減率とを取得すると、手数料計算部607へ手数料計算を指示する。
【0051】
手数料計算部607は、手数料計算の指示を受けると、基本手数料と、優先処理増率と、待ち時間減率とに基づいて手数料を計算する。ここで、優先受付を選択した顧客に対しては、手数料=基本手数料×優先処理増率×待ち時間減率の計算式を用いるものとする。また、通常受付を選択した顧客に対しては、手数料=基本手数料×待ち時間減率の計算式を用いるものとする。
【0052】
手数料計算部607が手数料を計算すると、制御部602は、図示しないメモリの制御プログラムを実行し、表示部603に表示された手続処理画面に基本手数料と、優先処理増率と、待ち時間減率と、計算した手数料とを表示させる。
【0053】
窓口係員は、窓口端末600の表示部603に表示された手続処理画面に基づいて顧客1が提出した手続書類の手続処理を行う。そして、窓口端末600の表示部603の上記手続処理画面上に基本手数料と、優先処理増率と、待ち時間減率と、手数料とが表示されると、該手数料を手続書類の手数料記載の欄に記載し、顧客1に対して、該手数料を通知する。
【0054】
顧客1が上記手数料を支払うと、窓口係員は、手続書類に受領印を押印し、該手続書類のお客様控えを顧客1に返却し、一つの取引処理を終了させる。
【0055】
窓口係員は、顧客1の窓口手続が終了すると、窓口端末600の入力部604に備えるキーボードを用いて担当した受付番号の手続処理が終了したことを示す手続処理画面上の手続終了ボタンを押す。
【0056】
窓口端末600の制御部602は、手続終了ボタンが押されると、手続終了信号を生成し、該手続終了信号と、受付番号とを受付管理サーバ200と、窓口管理サーバ300とへ送信する。
【0057】
データベース管理装置800は、手数料計算に用いる情報をデータベース化して保持しており、ネットワーク40と接続する通信部801と、装置全体を制御する制御部802と、各種手続手数料データベース(DB)803と、優先処理増率データベース(DB)804と、待ち時間減率データベース(DB)805とを備える。
【0058】
各種手続手数料DB803は、窓口における各種手続の基本手数料(データ)を保持している。ここで、基本手数料は、上記説明した顧客種別及び手続種類毎に設定されている。そして、優先処理増率DB804は、優先受付を選択した顧客に対する手続種類に応じた優先処理増率を保持している。図4に優先処理増率DBの一例を示す。また、待ち時間減率DB805は、待ち時間に応じた減率を保持している。図5に待ち時間減率DBの一例を示す。
【0059】
制御部802は、窓口端末600から待ち時間と、顧客種別と、手続種類と、優先受付情報とを取得すると、該顧客種別及び手続種類に基づいて各種手続手数料DB803を検索し、該当する手続種類の基本手数料を取得する。
【0060】
そして、制御部802は、取得した優先受付選択情報が「1」であると、手続種類に基づいて優先処理増率DB804を検索し、該当する手続種類の優先処理増率を取得する。一方、制御部802は、取得した優先受付選択情報が「0」であると、優先処理増率=1を生成する。
【0061】
更に、制御部802は、取得した待ち時間に基づいて待ち時間減率DB805を検索し、該当する待ち時間減率を取得する。
【0062】
制御部802は、基本手数料と、優先処理増率と、待ち時間減率とを取得すると、窓口端末600へ送信する。
【0063】
<実施例1の動作>
次に、本発明の顧客受付処理システムの実施例1の動作について説明する。
【0064】
ここでは、顧客が受付端末100で優先受付を選択した場合についての説明を行う。
【0065】
受付端末100の図示しないセンサが顧客1を検知すると、制御部102は、図示しないメモリの制御プログラムを実行し、表示部103に例えば図2に示すような「優先受付をご希望の方は「優先」を、通常受付ご希望の方は「通常」のボタンを選択してください。」というメッセージを示す優先受付選択画面を表示させる(ステップS101)。
【0066】
顧客1が表示部103に表示された上記優先受付選択画面を参照し、優先受付選択部104に備えるタッチパネルなどを用いて「優先」ボタンを選択すると、制御部102は、優先受付選択を示す優先受付選択情報「1」を生成する(ステップS102)。
【0067】
制御部102は、優先受付選択情報「1」を生成すると、受付時間取得部105へ受付時間取得を指示する。そして、受付時間取得部105は、受付時間取得の指示を受けると、受付端末100の図示しないタイマーの示す時間例えば「2006.03.03.0912」を受付時間として取得する(ステップS103)。
【0068】
そして、受付時間取得部105が上記受付時間を取得すると、制御部102は、受付端末100の図示しない受付番号生成部へ受付番号生成を指示する。そして、受付端末100の図示しない受付番号生成部は、受付番号生成の指示を受けると、例えば通し番号である受付番号「005」を生成する(ステップS104)。
【0069】
受付端末100の図示しない受付番号生成部が受付番号「005」を生成すると、制御部102は、バーコード情報生成部106へバーコード生成を指示する。バーコード情報生成部106は、バーコード生成の指示を受けると、生成した受付番号「005」と、上記受付時間と、優先受付選択情報「1」とをデータ化して、1次元バーコードを生成する(ステップS105)。
【0070】
そして、バーコード情報生成部106が1次元バーコードを生成すると、制御部102は、発券部107へ発券を指示する。発券部107は、発券の指示を受けると、生成した受付番号「005」と、上記受付時間と、1次元バーコードとに基づいて受付端末100で予め保持するカードに印刷表示した例えば図1に示すような受付番号票2を印刷して発券する(ステップS106)。
【0071】
顧客1は、受付端末100から受付番号票2が発券されると、該受付番号票2に表示された受付番号「005」の窓口手続が行われるまで待ち合い所に備える椅子などに座りながら待機する。
【0072】
受付端末100の制御部102は、発券部107で受付番号票2を発券すると、生成した受付番号「005」と、優先受付選択情報「1」とを対応付けた受付情報を生成し、該受付情報を通信部101を介して受付管理サーバ200へ送信する(ステップS107)。
【0073】
受付管理サーバ200の制御部202は、上記受付情報を取得すると、受付情報管理部203へ受付情報の新規登録を指示する。
【0074】
受付情報管理部203は、新規登録の指示を受けると、取得した上記受付情報の優先受付選択情報が「1」であるので、優先受付情報DB204で保持する優先受付情報に該受付情報の受付番号「005」を受付順に格納する(ステップS108)。
【0075】
一方、窓口管理サーバ300は、顧客待ちの窓口を検知すると、窓口空き信号を生成し、該窓口空き信号を受付管理サーバ200へ送信する。
【0076】
受付管理サーバ200の制御部202は、窓口空き信号を取得すると、優先受付情報DB204で保持する優先受付情報の窓口処理の項目に「未処理」が存在するか否かを検索し、最も古い受付順の、例えば、「受付番号=005、窓口処理=未処理」が存在すると、該受付番号「005」を通信部201を介して窓口管理サーバ300へ送信する。そして、制御部202は、受付番号「005」を送信すると、上記優先受付情報の窓口情報を「処理中」に変更する(ステップS109)。
【0077】
窓口管理サーバ300は、受付番号「005」を取得すると、該受付番号を受付番号呼出端末400と、受付番号表示端末500と、窓口端末600とへ送信する(ステップS110)。
【0078】
受付番号呼出端末400は、受付番号「005」を取得すると、該受付番号呼出端末400に備えるスピーカーから該受付番号「005」を音声出力する(ステップS111)。
【0079】
受付番号表示端末500は、受付番号「005」を取得すると、前記の受付番号の表示に代えて該受付番号表示端末500に備える電光掲示板に該受付番号「005」の文字を表示する(ステップS112)。
【0080】
受付番号呼出端末400からの受付番号「005」の呼び出し、もしくは受付番号表示端末500の電光掲示板に受付番号「005」が表示されると、顧客1は、受付番号票2を携えて該当窓口に赴き、窓口係員へ該受付番号票2と、例えば「振込用紙」とを提出する(ステップS113)。
【0081】
窓口端末600の制御部602は、受付番号「005」を取得すると、図示しないメモリの制御プログラムを実行し、表示部603に窓口係員に担当受付番号「005」を通知するための例えば「次の担当受付番号は、005です。」というメッセージを示す通知画面を表示させる(ステップS114)。
【0082】
窓口係員は、顧客1から受付番号票2と、「振込用紙」とを受け取ると、窓口端末600の表示部603に表示された上記通知画面上の担当受付番号「005」と、該受付番号票2に記載された受付番号「005」とを見比べ、一致することを確認すると、窓口端末600に接続されているバーコードリーダ700を用いて該受付番号票2に印字された1次元バーコードを読み取る(ステップS115)。
【0083】
バーコードリーダ700は、1次元バーコードから受付番号「005」と、受付時間「2006.03.03.0912」と、優先受付情報「1」とを読み取ると、該受付番号と、該受付時間と、該優先受付情報とを窓口端末600へ送信する(ステップS116)。
【0084】
窓口端末600の制御部602は、受付番号「005」と、上記受付時間と、優先受付選択情報「1」とを取得すると、手続開始時間取得部605へ手続開始時間取得を指示する。手続開始時間取得部605は、手続開始時間取得の指示を受けると、窓口端末600で保持する図示しないタイマーの示す時間例えば「2006.03.03.0915」を手続開始時間として取得する(ステップS117)。
【0085】
手続開始時間取得部605が上記手続開始時間を取得すると、制御部602は、待ち時間計算部606へ待ち時間計算を指示する。待ち時間計算部606は、待ち時間計算の指示を受けると、取得した受付時間「2006.03.03.0912」と、手続開始時間「2006.03.03.0915」とに基づいて、待ち時間「3分」を計算する(ステップS118)。
【0086】
そして、待ち時間計算部606が待ち時間「3分」を計算すると、制御部602は、図示しないメモリの制御プログラムを実行し、表示部603に受付番号「005」と、上記受付時間と、上記手続開始時間と、待ち時間「3分」と、優先受付選択情報「1」とに基づいた手続処理画面を表示させる。
【0087】
窓口係員は、表示部603に表示された手続処理画面を参照すると、顧客1に対して例えば「手続手数料の支払を現金で行いますか?カードもしくは通帳をご利用なさいますか?」と質問する。顧客1が「カードを使います。」と伝えると共に窓口係員にカードを提出すると、窓口係員は、該カードが例えば自行のカードであることを確認する。
【0088】
そして、窓口係員が窓口端末600の表示部603に表示された手続処理画面を参照し、入力部604に備えるキーボードから顧客種別例えば「自行顧客」と、手続種類「振込」とを入力すると、制御部602は、計算した待ち時間「3分」と、優先受付選択情報「1」と、顧客種別「自行顧客」と、手続種類「振込」とを通信部601を介してデータベース管理装置800へ送信する(ステップS119)。
【0089】
データベース管理装置800の制御部802は、待ち時間「3分」と、優先受付選択情報「1」と、顧客種別「自行顧客」と、手続種類「振込」とを取得すると、該顧客種別及び手続種類とに基づいて各種手続手数料DB803を検索し、振込手数料例えば「210円」を取得する(ステップS120)。
【0090】
そして、制御部802は、上記振込手数料を取得すると、優先受付選択情報「1」に基づいて優先処理増率DB804を検索し、優先受付増率例えば「1.5」を取得する(ステップS121)。
【0091】
更に、制御部802は、上記優先受付増率を取得すると、待ち時間「3分」に基づいて待ち時間減率DB805を検索し、待ち時間が少ないので、例えば、待ち時間減率「1」を取得する(ステップS122)。
【0092】
制御部802は、振込手数料「210円」と、優先受付増率「1.5」と、待ち時間減率「1」とを取得すると、通信部801を介して窓口端末600へ送信する(ステップS123)。
【0093】
窓口端末600の制御部602は、振込手数料「210円」と、優先受付増率「1.5」と、待ち時間減率「1」とを取得すると、手数料計算部607へ手数料計算を指示する。手数料計算部607は、手数料計算の指示を受けると、取得した振込手数料「210円」と、優先受付増率「1.5」と、待ち時間減率「1」とに基づいて例えば「手数料:210円×1.5×1=315円」を計算する(ステップS124)。
【0094】
手数料計算部607が手数料「315円」を計算すると、制御部602は、図示しないメモリの制御プログラムを実行し、表示部603の手続処理画面上の手数料計算結果の欄に、振込手数料「210円」と、優先受付増率「1.5」と、待ち時間減率「1」と、該手数料「315円」とを表示させる(ステップS125)。
【0095】
窓口係員は、窓口端末600の表示部603の手続処理画面上に手数料「315円」が表示されると、窓口係員は、顧客1に対して例えば「手数料は315円になります。」と通知する。
【0096】
顧客1が窓口係員からの通知に基づいて315円を支払うと、窓口係員は、振込用紙の手数料記載の欄に「手数料=315円」と記載し、該振込用紙に受領印を押印する。そして、窓口係員は、振込用紙からお客様控えを切り取り、該お客様控えを顧客1へ返却する。
【0097】
窓口係員は、顧客1の手続を終了して窓口端末600の入力部604に備えるキーボードを用いて受付番号「005」の手続処理が終了したことを示す手続処理画面上の手続終了ボタンを押す(ステップS126)。
【0098】
窓口端末600の制御部602は、手続終了ボタンが押されると、手続終了信号を生成し、該手続終了信号と、受付番号「005」とを通信部601を介して受付管理サーバ200と、窓口管理サーバ300へ送信する(ステップS127)。
【0099】
受付管理サーバ200の制御部202は、手続終了信号と、受付番号「005」とを取得すると、受付情報管理部203へ受付情報の削除を指示する。そして、受付情報管理部203は、受付情報の削除の指示を受けると、取得した受付番号「005」に基づいて優先受付情報DB204を検索し、当該受付番号「005」の優先受付情報を削除する(ステップS128)。
【0100】
一方、窓口管理サーバ300は、手続終了信号を取得すると、窓口空き信号を生成し、該窓口空き信号を受付管理サーバ200へ送信する(ステップS129)。
【0101】
<実施例1の効果>
実施例1の顧客受付処理システムによれば、受付番号票2に受付情報をバーコード化して表示し、窓口担当者が窓口端末600に接続したバーコードリーダ700から該受付番号票上のバーコードを読み取ると、該窓口端末600で該受付情報を取得することができるので、窓口担当者の窓口端末600における入力処理を軽減することができる。
【実施例2】
【0102】
<実施例2の構成>
本発明の実施例2の顧客受付処理システムは、図6に示すように、受付端末100aと、該受付端末100aとネットワーク10を介して接続されている受付管理サーバ200と、該受付管理サーバ200とネットワーク20を介して接続されている窓口管理サーバ300と、該窓口管理サーバ300とネットワーク30を介して接続されている受付番号読出端末400及び受付番号表示端末500と、該受付管理サーバ200及び窓口管理サーバ300とネットワーク20を介して接続されている窓口端末600aと、該窓口端末600aとネットワーク40を介して接続されており、該受付端末100aとネットワーク50を介して接続されているデータベース管理装置800aとで構成されている。
【0103】
実施例2は、実施例1の顧客受付処理システムにおいて、顧客1の窓口端末100からの選択に基づいてデータ化され1次元バーコードとして受付番号票2で保持していた優先受付選択情報を、データベース管理装置800aで保持するように変更したものである。
【0104】
受付端末100aは、ネットワーク10及び50に接続されている通信部101と、装置全体を制御する制御部102aと、表示部103と、優先受付選択部104と、受付時間取得部105と、発券部107aとを備える。
【0105】
制御部102aは、受付端末100aの図示しない受付番号生成部が受付番号を生成すると、発券部107aへ発券を指示する。
【0106】
発券部107aは、発券の指示を受けると、生成した受付番号と、受付時間とに基づいて受付端末100aに予め保持されているカード表面に印刷表示を行い、受付番号票2aを発券する。ここで、受付番号票2aには、実施例1の受付番号票2上に表示された1次元バーコードが存在しない。
【0107】
発券部107aが受付番号票2aを発券すると、制御部102aは、受付番号と、優先受付選択情報と、受付時間とを対応付けた顧客受付情報を生成し、該顧客受付情報をデータベース管理装置800aへ送信する。
【0108】
データベース管理装置800aは、ネットワーク40及びネットワーク50と接続する通信部801と、装置全体を制御する制御部802aと、各種手続手数料DB803と、優先処理増率DB804と、待ち時間減率DB805と、顧客受付情報管理部806と、顧客受付情報データベース(DB)807とを備える。
【0109】
顧客受付情報DB807は、窓口端末100aから受付を行った顧客の受付情報を受付番号順に格納しており、受付番号と、優先受付選択情報と、受付時間とを対応付けた顧客受付情報を保持する。図7に顧客受付情報DB807の一例を示す。
【0110】
制御部802aは、受付端末100aから顧客受付情報を取得すると、顧客受付情報管理部806へ顧客受付情報の新規登録を指示する。
【0111】
顧客受付情報管理部806は、顧客受付情報DB807で保持する顧客受付情報の新規登録、削除などの管理を行う。即ち、顧客受付情報管理部806は、新規登録の指示を受けると、取得した顧客受付情報を顧客受付情報DB807で保持する顧客受付情報に受付順に記憶する。
【0112】
また、制御部802aは、窓口端末600aから顧客受付情報検索指示信号と、受付番号を取得すると、取得した受付番号に基づいて顧客受付情報DB807から、当該顧客受付情報を検索する。そして、制御部802aは、当該顧客受付情報を検索すると、検索した該受付情報を窓口端末600aへ送信する。
【0113】
更に、制御部802aは、窓口端末600aから手続終了信号と、受付番号とを取得すると、顧客受付情報管理部806へ顧客受付情報の削除を指示する。
【0114】
顧客受付情報管理部806は、顧客受付情報の削除の指示を受けると、取得した受付番号に基づいて顧客受付情報DB807で保持する当該顧客受付情報を削除する。
【0115】
窓口端末600aは、ネットワーク20及び40に接続されている通信部601と、端末全体を制御する制御部602aと、表示部603と、入力部604と、手続開始時間取得部605と、待ち時間計算部606と、手数料計算部607とで構成されている。
【0116】
窓口係員は、窓口端末600aの表示部603の通知画面を参照して担当する受付番号を確認し、顧客1が提出した受付番号票2aに表示された受付番号と、該担当する受付番号とが一致するか否かを見比べる。そして、窓口係員は、上記担当する受付番号と、上記受付番号とが一致することを確認すると、入力部604に備えるキーボードから受付番号票2aに表示された受付番号を入力する。
【0117】
制御部602aは、入力部604から受付番号が入力されると、顧客受付情報検索指示信号を生成し、該顧客受付情報検索指示信号と、該受付番号とをデータベース管理装置800aへ送信する。
【0118】
そして、制御部602aは、データベース管理装置800aから顧客受付情報(受付番号、受付時間、優先受付選択情報)を取得すると、手続開始時間取得部605へ手続開始時間取得を指示する。
【0119】
更に、制御部602aは、窓口係員により表示部603の手続処理画面上の手続終了ボタンが押されると、手続終了信号を生成し、該手続終了信号と、受付番号とを受付管理サーバ200と、窓口管理サーバ300と、データベース管理装置800aとへ送信する。
【0120】
尚、その他の構成は実施例1の顧客受付処理システムの構成と同じである。
【0121】
<実施例2の動作>
次に、本発明の顧客受付処理システムの実施例2の動作について説明する。ここでは、実施例1の動作と異なる動作のみの説明を行う。
【0122】
実施例1のステップS101〜104と同じ動作を行う。
【0123】
受付端末100aの図示しない受付番号生成部が受付番号「005」を生成すると、制御部102aは、発券部107aへ発券を指示する。発券部107aは、発券の指示を受けると、生成した受付番号「005」と、受付時間「2006.0303.0912」とに基づいて受付端末100aで予め保持するカードに印刷表示した例えば図6に示すような受付番号票2aを印刷して発券する(ステップS201)。
【0124】
実施例1のステップS107、108と同じ動作を行う。
【0125】
制御部102aは、上記受付情報を受付管理サーバ200へ送信すると共に、生成した受付番号「005」と、優先受付選択情報「1」と、上記受付時間とを対応付けた顧客受付情報を生成し、該顧客受付情報を通信部101を介してデータベース管理装置800aへ送信する(ステップS202)。
【0126】
データベース管理装置800aの制御部802aは、上記顧客受付情報を取得すると、顧客受付情報管理部806へ顧客受付情報の新規登録を指示する。
【0127】
顧客受付情報管理部806は、新規登録の指示を受けると、顧客受付情報DB807に上記顧客受付情報「受付番号=005、優先受付選択情報=1、受付時間=2006.0303.0912」を受付順に格納する(ステップS203)。
【0128】
実施例1のステップS109〜114と同じ動作を行う。
【0129】
窓口係員は、顧客1から受付番号票2aと、例えば「振込用紙」とを受け取ると、窓口端末600aの表示部603に表示された上記通知画面上の担当受付番号「005」と、該受付番号票2aに記載された受付番号「005」とを見比べ、一致することを確認すると、入力部604に備えたキーボードから受付番号を示す「005」を入力する(ステップS204)。
【0130】
窓口係員が入力部604から受付番号を示す「005」を入力すると、制御部602aは、該受付番号「005」を通信部61を介してデータベース管理装置800aへ送信する(ステップS205)。
【0131】
データベース管理装置800aの制御部802aは、受付番号「005」を取得すると、該受付番号に基づいて顧客受付情報DB807から当該顧客受付情報「受付番号=005、優先受付選択情報=1、受付時間=2006.0303.0912」を検索する(ステップS206)。
【0132】
そして、制御部802aは、上記顧客受付情報を検索すると、該顧客受付情報を通信部801を介して窓口端末600aへ送信する。
【0133】
窓口端末600aの制御部602aは、上記顧客受付情報を取得すると、手続開始時間取得部605へ手続開始時間取得を指示する。手続開始時間取得部605は、手続開始時間取得の指示を受けると、窓口端末600aで保持する図示しないタイマーの示す時間例えば「2006.03.03.0915」を手続開始時間として取得する(ステップS207)。
【0134】
実施例1のステップS118〜126と同じ動作を行う。
【0135】
窓口端末600aの制御部602aは、手続終了ボタンが押されると、手続終了信号を生成し、該手続終了信号と、受付番号「005」とを通信部601を介して受付管理サーバ200と、窓口管理サーバ300と、データベース管理装置800aとへ送信する(ステップS208)。
【0136】
実施例1のステップS128、129と同じ動作を行う。
【0137】
データベース管理装置800aの制御部802bは、手続終了信号と、受付番号「005」とを取得すると、顧客受付情報管理部806へ受付情報の削除を指示する。そして、顧客受付情報管理部806は、削除の指示を受けると、取得した受付番号「005」に基づいて顧客受付情報DB807を検索し、当該受付番号「005」の顧客受付情報を削除する(ステップS209)。
【0138】
<実施例2の効果>
実施例2の顧客受付処理システムによれば、窓口端末100aにおいて顧客1が選択した優先受付情報をデータベース管理装置800aの顧客受付情報DB807で保持することにより、実施例1に備えたバーコードリーダ700を必要としないので、実施例1と比べて低コストのシステムを構成することが出来る。
【実施例3】
【0139】
<実施例3の構成>
本発明の実施例3の顧客受付処理システムは、図8に示すように、受付端末100aと、該受付端末100aとネットワーク10を介して接続されている受付管理サーバ200と、該受付管理サーバ200とネットワーク20を介して接続されている窓口管理サーバ300と、該窓口管理サーバ300とネットワーク30を介して接続されている受付番号読出端末400及び受付番号表示端末500と、該受付管理サーバ200及び窓口管理サーバ300とネットワーク20を介して接続されている窓口端末600bと、該窓口端末600bとネットワーク40を介して接続されており、該受付端末100aとネットワーク50を介して接続されているデータベース管理装置800bとで構成されている。
【0140】
実施例3は、実施例2の顧客受付処理システムにおいて、顧客1が自行の顧客であり、顧客1が窓口手続処理に対して支払う手数料が基本手数料より少ない場合には、待ち時間が長時間に及んだと見なし、その減額に応じたポイントを与え、該ポイントを次回取引時の手数料減算に用いる機能を追加したものである。そして、本実施例では、顧客1が自行の顧客であると、実施例2で計算した手数料から、前回取引時に発生した累積ポイント分を差し引いた金額を手数料として顧客1に請求するよう変更したものである。
【0141】
窓口端末600bは、ネットワーク20及び40に接続されている通信部601と、端末全体を制御する制御部602bと、表示部603と、入力部604と、手続開始時間取得部605と、待ち時間計算部606と、手数料計算部607bと、減額計算部608とで構成されている。
【0142】
窓口係員は、顧客1に手続手数料の支払い方法の確認を行い、顧客1が「自行顧客」であると、窓口端末600bの入力部604に備えるキーボードから該顧客1の通帳及びカードに表示された口座番号と、顧客種別と、手続種類とを入力する。窓口係員が入力部604から口座番号と、顧客種別と、手続種類とを入力すると、制御部602bは、計算した待ち時間と、優先受付情報と、口座番号と、顧客種別と、手続種類とをデータベース管理装置800bへ送信する。
【0143】
一方、窓口係員は、顧客1が「他行顧客」及び「現金顧客」であると、入力部604に備えるキーボードから顧客種別と、手続種類とを入力する。窓口係員が入力部604から顧客種別と、手続種類とを入力すると、制御部602bは、計算した待ち時間と、優先受付情報と、顧客種別と、手続種類とをデータベース管理装置800bへ送信する。
【0144】
窓口端末600bの制御部602bは、データベース管理装置800bから基本手数料と、優先処理増率と、待ち時間減率と、後述する累積ポイントとを取得すると、手数料計算部607bへ手数料計算を指示する。
【0145】
手数料計算部607bは、手数料計算の指示を受けると、基本手数料と、優先処理増率と、待ち時間減率と、累積ポイントとに基づいて手数料を計算する。ここで、優先処理を選択した顧客に対しては、手数料=基本手数料×優先処理増率×待ち時間減率−累積ポイントであるとする。また、優先処理を選択しなかった顧客に対しては、手数料=基本手数料×待ち時間減率―累積ポイントであるとする。累積ポイントは、1ポイント=1円で計算するものとする。
【0146】
手数料計算部607bが手数料を計算すると、制御部602bは、減額計算部608へ減額計算を指示する。
【0147】
減額計算部608は、減額計算の指示を受けると、計算した手数料が基本手数料に比べてどれだけ減額されているかを計算する。ここで、減額=基本手数料−手数料で計算するものとする。
【0148】
減額計算部608が減額を計算すると、制御部602bは、口座番号と、該減額とをデータベース管理装置800bへ送信する。
【0149】
そして、制御部602bは、データベース管理装置800bから後述する発生ポイントを取得すると、図示しないメモリの制御プログラムを実行し、表示部603に表示された手続処理画面に取得した基本手数料と、優先処理増率と、待ち時間減率と、累積ポイントと、手数料と、減額と、該発生ポイントとを表示させる。
【0150】
窓口係員は、窓口端末600bの表示部603に表示された手続処理画面に基づいて顧客1が提出した手続書類の手続処理を行う。そして、窓口端末600bの表示部603の上記手続処理画面上に基本手数料と、優先処理増率と、待ち時間減率と、累積ポイントと、手数料と、減額と、発生ポイントとが表示されると、該手数料を手続書類の手数料記載の欄に記載し、顧客に対して該手数料を通知する。
【0151】
ここで、顧客1が、手数料計算の詳細を要求してきたら、窓口係員は、窓口端末600bの表示部603の手続処理画面を参照し、顧客1に請求する手数料の詳細を説明する。そして、顧客1が上記手数料を支払うと、窓口係員は、手続書類に受領印を押印し、該手続書類のお客様控えを顧客1に返却し、一つの取引処理を終了させる。
【0152】
制御部602bは、窓口係員により入力部604を介して上記手続処理画面上の手続終了ボタンが押されると、手続終了信号信号を生成し、該手続終了信号と、受付番号とを受付管理サーバ200と、窓口管理サーバ300とへ送信する。そして、制御部602bは、上記手続終了信号を生成すると、口座情報が入力されているか否かを判定し、入力されていると、該手続終了信号と、受付番号と、口座情報と、発生ポイントとをデータベース管理装置800bへ送信する。
【0153】
一方、制御部602bは、口座情報が入力されていないと、上記手続終了信号と、受付番号とをデータベース管理装置800bへ送信する。
【0154】
データベース管理装置800bは、ネットワーク40及びネットワーク50と接続する通信部801と、装置全体を制御する制御部802bと、各種手続手数料DB803と、優先処理増率DB804と、待ち時間減率DB805と、顧客受付情報管理部806と、顧客受付情報DB807と、ポイントデータベース(DB)808と、顧客情報管理部809と、顧客情報データベース(DB)810とを備える。
【0155】
ポイントDB808は、窓口端末600bで計算した減額の金額をポイントに変換するためのデータベースであり、減額と、該減額に応じて発生する発生ポイントとで構成されている。図9にポイントDBの一例を示す。
【0156】
顧客情報DB810は、自行顧客の口座情報(口座番号など)と、顧客情報(氏名など)と、累積ポイントとで構成されている。図10に顧客情報DBの一例を示す。ここで、累積ポイントは、以前の窓口手続処理時に発生したポイント数であり、1取引毎に更新されるものとする。
【0157】
制御部802bは、窓口端末600bから待ち時間と、顧客種別と、口座番号と、手続種類と、優先受付情報とを取得すると、該口座番号に基づいて顧客情報DB810を検索し、当該口座番号を保持する顧客の累積ポイントを取得する。一方、制御部802bは、窓口端末600bから口座番号を取得せず、待ち時間と、顧客種別と、手続種類と、優先受付情報のみを取得すると、累積ポイント=0を生成する。
【0158】
そして、制御部802bは、基本手数料と、優先処理増率と、待ち時間減率と、累積ポイントとを取得すると、該基本手数料と、該優先処理増率と、該待ち時間減率と、該累積ポイントとを窓口端末600bへ送信する。
【0159】
また、制御部802bは、窓口端末600bから口座番号と、減額とを取得すると、該減額に基づいてポイントDB808を検索し、当該発生ポイントを取得する。そして、制御部802bは、発生ポイントを取得すると、該発生ポイントを窓口端末600bへ送信する。
【0160】
更に、制御部802bは、窓口端末600bから手続終了信号と、受付番号と、口座番号と、発生ポイントとを取得すると、顧客受付情報管理部806へ受付情報の削除を指示する。そして、顧客受付情報管理部806は、削除の指示を受けると、取得した受付番号に基づいて顧客受付情報DB807を検索し、当該受付番号の顧客受付情報を削除する。
【0161】
顧客受付情報管理部806が上記顧客受付情報を削除すると、制御部802bは、顧客情報管理部809へ累積ポイントの更新を指示する。
【0162】
顧客情報管理部809は、累積ポイント更新の指示を受けると、取得した口座番号に基づいて顧客情報DB810を検索し、該顧客情報の累積ポイントを取得した発生ポイントに基づいて更新する。
【0163】
尚、その他の構成は実施例2の顧客受付処理システムの構成と同じである。
【0164】
<実施例3の動作>
次に、本発明の顧客受付処理システムの実施例3の動作について説明する。ここでは、実施例2の動作と異なる動作のみの説明を行う。
【0165】
実施例1のステップS101〜104と同じ動作を行う。
【0166】
実施例2のステップS201と同じ動作を行う。
【0167】
実施例1のステップS107、108と同じ動作を行う。
【0168】
実施例2のステップS202、203と同じ動作を行う。
【0169】
実施例1のステップS109〜114と同じ動作を行う。
【0170】
実施例2のステップS204〜207と同じ動作を行う。
【0171】
実施例1のステップS118と同じ動作を行う。
【0172】
窓口係員が窓口端末600bの表示部603に表示された手続処理画面を参照し、入力部604に備えるキーボードから顧客種別「自行顧客」と、手続種類「振込」と、例えば口座番号「1234567」とを入力すると、制御部602bは、計算した待ち時間「3分」と、優先受付選択情報「1」と、顧客種別「自行顧客」と、手続種類「振込」と、上記口座番号とを通信部601を介してデータベース管理装置800bへ送信する(ステップS301)。
【0173】
データベース管理装置800bの制御部802bは、待ち時間「3分」と、優先受付選択情報「1」と、顧客種別「自行顧客」と、手続種類「振込」と、上記口座番号とを取得すると、該顧客種別及び手続種類とに基づいて各種手続手数料DB803を検索し、振込手数料例えば「210円」を取得する(ステップS302)。
【0174】
実施例1のステップ121、122と同じ動作を行う。
【0175】
制御部802bは、上記待ち時間減率を取得すると、上記口座番号に基づいて顧客情報DB810の当該顧客情報の累積ポイント例えば「6」を取得する(ステップS303)。
【0176】
そして、制御部802bは、例えば振込手数料「210円」と、優先受付増率「1.5」と、待ち時間減率「1」と、累積ポイント「6」とを取得すると、通信部801を介して窓口端末600bへ送信する(ステップS304)。
【0177】
窓口端末600bの制御部602bは、振込手数料「210円」と、優先受付増率「1.5」と、待ち時間減率「1」と、累積ポイント「6」を取得すると、手数料計算部607bへ手数料計算を指示する。手数料計算部607bは、手数料計算の指示を受けると、取得した振込手数料「210円」と、優先受付増率「1.5」と、待ち時間減率「1」と、累積ポイント「6」に基づいて例えば「手数料:210円×1.5×1−6=309円」を計算する(ステップS305)。
【0178】
手数料計算部607bが手数料「309円」を計算すると、制御部602bは、減額計算部608へ減額計算を指示する。減額計算部608は、減額計算の指示を受けると、取得した振込手数料「210円」と、計算した手数料「309円」とに基づいて例えば「減額:210−309=−99円」を計算する(ステップS306)。
【0179】
減額計算部608が減額「−99円」を計算すると、制御部602bは、上記口座番号と、該減額とを通信部801を介してデータベース管理装置800bへ送信する。
【0180】
データベース管理装置800bの制御部802bは、上記口座番号と、減額「−99円」とを取得すると、該減額に基づいてポイントDB808を検索し、当該発生ポイント「0」を取得する。そして、制御部802bは、発生ポイント「0」を取得すると、該発生ポイントを通信部801を介して窓口端末600bへ送信する(ステップS307)。
【0181】
窓口端末600bの制御部602bは、発生ポイント「0」を取得すると、図示しないメモリの制御プログラムを実行し、表示部603に表示された手続処理画面に取得した基本手数料「210円」と、優先処理増率「1.5」と、待ち時間減率「1」と、累積ポイント「6」と、手数料「309円」と、減額「−99円」と、該発生ポイント「0」とを表示させる(ステップS308)。
【0182】
窓口係員は、窓口端末600bの表示部603の手続処理画面上に手数料「309円」が表示されると、窓口係員は、顧客1に対して例えば「手数料は309円になります。」と通知する。
【0183】
顧客1が窓口係員からの通知に基づいて309円を支払うと、窓口係員は、振込用紙の手数料記載の欄に「手数料=309円」と記載し、該振込用紙に受領印を押印する。そして、窓口係員は、振込用紙からお客様控えを切り取り、該お客様控えを顧客1へ返却する。
【0184】
実施例1のステップS126と同じ動作を行う。
【0185】
窓口端末600bの制御部602bは、手続終了ボタンが押されると、手続終了信号を生成し、該手続終了信号と、受付番号「005」とを通信部601を介して受付管理サーバ200と、窓口管理サーバ300へ送信すると共に、該手続終了信号と、該受付番号「005」と、上記口座番号と、発生ポイント「0」とを通信部601を介してデータベース管理装置800bへ送信する(ステップS309)。
【0186】
実施例1のステップS128、129と同じ動作を行う。
【0187】
データベース管理装置800bの制御部802bは、手続終了信号と、受付番号「005」と、上記口座番号と、発生ポイント「0」とを取得すると、顧客受付情報管理部806へ受付情報の削除を指示する。そして、顧客受付情報管理部806は、削除の指示を受けると、取得した受付番号「005」に基づいて顧客受付情報DB807を検索し、当該受付番号「005」の顧客受付情報を削除する(ステップS310)。
【0188】
顧客受付情報管理部806が顧客受付情報を削除すると、制御部802bは、顧客情報管理部809へ累積ポイントの更新を指示する(ステップS311)。
【0189】
顧客情報管理部809は、累積ポイント更新の指示を受けると、取得した上記口座番号に基づいて顧客情報DB810を検索し、該顧客情報の累積ポイントを取得した発生ポイント「0」に基づいて更新する(ステップS312)。
【0190】
<実施例3の効果>
実施例3の顧客受付処理システムによれば、待ち時間の長い自行顧客に対して待ち時間に応じて減額した手数料を請求するだけでなく、該減額に応じたポイントを与えることにより、自行顧客に対するサービスを向上することが出来る。
【0191】
尚、上記実施例1乃至3において、受付情報管理部203に、非優先受付情報の受付時間から、例えば、30分以上の待ち時間の非優先受付情報を検知させ、非優先であってもその受付番号を出力させるようにしてもよい。
【0192】
また、実施例3において、前回の取引時に発生した累積ポイントを、今回の手続手数料から自動的に減額して顧客1に請求するという構成にしたが、累積ポイントを使用するか貯めるかについては顧客1の判断に基づいて行うという構成にしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0193】
前記した実施例では、金融機関における顧客受付処理システムについて説明したが、これに限る必要はなく、手続処理を有料で行う例えば病院などの顧客受付処理システムなどに用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0194】
【図1】本発明に係る実施例1の顧客受付処理システムを示すブロック図である。
【図2】本発明に係る優先受付選択画面の一例を示す図である。
【図3】本発明に係る優先受付情報DBの一例を示す図である。
【図4】本発明に係る優先処理増率DBの一例を示す図である。
【図5】本発明に係る待ち時間減率DBの一例を示す図である。
【図6】本発明に係る実施例2の顧客受付処理システムを示すブロック図である。
【図7】本発明に係る顧客受付情報DBの一例を示す図である。
【図8】本発明に係る実施例3の顧客受付処理システムを示すブロック図である。
【図9】本発明に係るポイントDBの一例を示す図である。
【図10】本発明に係る顧客情報DBの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0195】
1 顧客
2 受付番号票
10、20、30、40、50 ネットワーク
100 受付端末
101 通信部
102 制御部
103 表示部
104 優先受付選択部
105 受付時間取得部
106 バーコード情報生成部
107 発券部
200 受付管理サーバ
201 通信部
202 制御部
203 受付情報管理部
204 優先受付情報DB
205 非優先受付情報DB
300 窓口管理サーバ
400 受付番号呼出端末
500 受付番号表示端末
600 窓口端末
601 通信部
602 制御部
603 表示部
604 入力部
605 手続開始時間取得部
606 待ち時間計算部
607 手数料計算部
608 減額計算部
700 バーコードリーダ
800 データベース管理装置
801 通信部
802 制御部
803 各種手続手数料データベース(DB)
804 優先処理増率データベース(DB)
805 待ち時間減率データベース(DB)
806 顧客受付情報管理部
807 顧客受付情報データベース(DB)
808 ポイントデータベース(DB)
809 顧客情報管理部
810 顧客情報データベース(DB)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客に対し窓口手続の受付順を示す受付番号を表示した受付票を発券する受付端末と、前記受付番号を示す受付番号データを受けると前記受付番号を前記顧客に対し通知する受付番号通知部と、前記通知を受けた顧客に対し手続処理を実行する窓口端末とを備える顧客受付処理システムにおいて、
前記受付端末に設けられ、前記顧客が優先処理を選択すると受付番号データ及び優先情報を含む優先受付情報を出力し、前記顧客が非優先処理を選択すると受付番号データ及び非優先情報を含む非優先受付情報を出力する受付情報生成部と、
前記優先受付情報及び非優先受付情報が格納される受付情報格納部と、
前記受付情報格納部の前記優先受付情報を前記非優先受付情報よりも優先して選択し、その受付番号データを前記受付番号通知部に出力すると共に、前記非優先受付情報の受付番号データを前記受付番号通知部に出力する優先処理部と、
前記窓口端末で手続を開始する通知を受けた顧客が優先手続処理であると基本手数料に加算処理を行い、通知を受けた顧客が非優先手続処理であると基本手数料に対し前記顧客の待ち時間に対応させた減算処理を行う手数料計算部とを含むことを特徴とする顧客受付処理システム。
【請求項2】
前記受付情報生成部は、受付時間取得部で取得した受付時間を示すデータを少なくとも前記非優先受付情報に含ませ、
前記非優先受付情報の受付時間データと現在の時間とから前記待ち時間を計算して前記待ち時間を前記手数料計算部に通知する待ち時間計算部を有することを特徴とする請求項1記載の顧客受付処理システム。
【請求項3】
前記受付端末は、受付番号以外に受付時間を表示する受付票を発券する発券部を有し、
前記窓口端末は、前記受付票から受付時間を読み取る読取部と、読み取った受付時間と現在の時間とから前記待ち時間を計算して前記待ち時間を前記手数料計算部に通知する時間計算部とを有することを特徴とする請求項1記載の顧客受付処理システム。
【請求項4】
前記手数料計算部が減算処理を行うと、前記基本手数料に対する減額を計算する減額計算部と、
減額毎に発生するポイントが設定されているポイント格納部と、
前記減額計算部が減額を計算すると、前記減額に応じたポイントを前記ポイント格納部から検索するポイント検索部と、
前記ポイント検索部がポイントを検索すると、前記ポイントと予め登録した前記顧客の個人情報とを対応させた顧客情報を出力する顧客情報生成部と、
前記顧客情報が格納される顧客情報格納部とを有することを特徴とする請求項1記載の顧客受付処理システム。
【請求項5】
前記手数料計算部は、前記基本手数料に対し前記顧客情報格納部で保持する前記顧客情報のポイント分の減算処理を行うことを特徴とする請求項1及び4記載の顧客受付処理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−257314(P2007−257314A)
【公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−81000(P2006−81000)
【出願日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【Fターム(参考)】