説明

顧客管理装置

【課題】ワンタッチ操作で利用時間の管理及び時間延長の管理が簡単にでき、部屋の利用時間を正確に管理して部屋の利用効率を向上する。
【解決手段】顧客管理装置10は、割当番号毎に設けられ、スタート釦、リセット釦及び複数の表示灯を配列した経過時間表示灯を配置した複数の番号別操作表示部16、選択された割当番号を表示する番号表示器12、残り時間を表示する時間表示器14を備える。装置の制御部は、任意の番号別操作表示部のスタート釦を押圧した際に時間表示器14に所定の基本時間を表示してタイマをスタートし、所定の残り時間に達した時と残り時間なしに達した時に番号表示器12に割当番号を表示すると共に時間表示器14に残り時間を表示して報知する。時間延長部は、制御部によるタイマ動作中にスタート釦を操作した際に、タイマによる現在の残り時間を所定の延長時間を加算した時間に更新する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラオケ、レンタルルーム、テーブル等の利用時間を集中管理する顧客管理装置に関する。

【背景技術】
【0002】
従来、カラオケルーム等の顧客管理にあっては、フロントの担当者による人為的な管理が通常行われている。
【0003】
この人為的な顧客管理は、利用客がフロントで利用申込を行ってチェックインした時刻を利用開始時刻としてボードに記載し、例えば基本時間となる2時間後の終了時刻を求めてボード上に記録する。残り時間が例えば30分となったら、該当する部屋の利用客に通知し、延長の有無を確認する。終了時刻に達したら該当する部屋の利用客に通知し、フロントで利用料金を精算してもらう。
【0004】
またボードに利用開始時刻と終了時刻を記入して管理する代わりに、部屋毎に市販のタイマを準備し、利用開始時刻にタイマを例えば120分にセットしてスタートし、終了時刻到達でアラームを出すような管理も行われている。
【0005】
更に、カラオケ装置の利用開始時間と利用時間を管理装置に記憶し、残り時間が10分以下となったときに、その部屋のカラオケ装置に制限時間情報電文を送信してモニタに表示して知らせ、必要があれば利用時間延長電文をカラオケ装置の操作で応答送信して管理装置の利用時間を書き換えるようにしたオンライン型のカラオケシステムも提案されている。
【特許文献1】特開平08−292776号公報
【特許文献2】特開平09−179573号公報
【特許文献3】特開平10−149181号公報
【特許文献4】特開平10−026989号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような従来の顧客管理にあっては、担当者が利用開始時刻と終了時刻をボードなどに記載して人為的に管理していることから、管理作業が大変であり、フロントで利用客に対応しながら現在利用中の部屋の時間を監視しなければならず、混雑している時間帯では、どうしても利用時間の管理が十分にできず、基本利用時間を大幅に越えたような管理をしてしまい、部屋の利用効率が低下し、採算性を悪化させる要因となっている。
【0007】
また市販のタイマを利用した顧客管理にあっては、タイマをスタートすれば部屋毎にある程度正確な終了時刻の管理が可能であるが、利用客から途中で延長申し込みを受けた場合、タイマの現在の残り時間に規定の延長時間を加えた時間をタイマに再度セットしてスタートする操作が必要であり、延長のためのタイマ操作が煩雑であり、更に、延長のためのタイマ操作に手間取ることで、タイマによる延長時間に対し実際の延長時間が長くなってしまい、この点も部屋の利用効率が低下し、採算性を悪化させる要因となっている。
【0008】
更に、管理装置と各部屋のカラオケ装置をオンライン接続して集中管理するシステムにあっては、効率的な集中管理を行うことできるが、設置工事などが煩雑であり、コスト的にも高価になるという問題がある。
【0009】
本発明は、ワンタッチ操作で部屋やテーブル等の利用時間の管理及び時間延長の管理が簡単にでき、利用時間を正確に管理して貸室の利用効率を向上するコスト的に安価な顧客管理装置を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】
【0010】
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明の顧客管理装置は、
割当番号毎に設けられ、スタート釦、リセット釦及び経過時間表示器を配置した複数の番号別操作表示部と、
選択された割当番号を表示する番号表示器と、
残り時間を表示する時間表示器と、
任意の番号別操作表示部のスタート釦を押圧した際に時間表示器に所定の基本時間を表示してタイマをスタートし、所定の残り時間に達した時と残り時間なしに達した時に番号表示器に割当番号を表示すると共に時間表示器に残り時間を表示して報知する制御部と、
制御部によるタイマ動作中にスタート釦を操作した際に、タイマによる現在の残り時間を所定の延長時間を加算した時間に更新する時間延長部と、
を備えたことを特徴とする。
【0011】
ここで、制御部は、タイマの残り時間が所定の第1残り時間に達した時と、その後に所定の第2残り時間に達した時に報知する。第1残り時間は例えば30分であり、第2残り時間は例えば5分である。
【0012】
制御部はタイマスタート時に経過時間表示器に設けた複数の表示灯の全てを点灯し、タイマの残り時間が多段階に設定した所定の残り時間に達する毎に、経過時間表示器の点灯数を段階的に減らす。
【0013】
制御部はタイマの残り時間が所定の第1残り時間に達した時に経過時間表示器の表示灯点灯数を1つとして点滅させ、その後に第2残り時間に達した時に表示色を変更して点滅させ、更に残り時間なしに達した時に変更した表示色の点灯に切り替える。
【0014】
制御部は前記タイマの残り時間が第1残り時間、第2残り時間及び残り時間なしとなった際に、チャイムを鳴動させる。
【0015】
本発明の顧客管理装置は、更に、基本時間、延長時間、第1残り時間、第2残り時間を設定する時間設定部を備える。時間設定部は、割当番号毎に基本時間を設定可能とする。
【0016】
本発明の顧客管理装置は、更に、複数の番号別操作表示部を備えた増設ユニットを有し、増設ユニットを装置本体に連結可能としたことを特徴とする。ここで、装置本体は、番号別操作表示部をm行n列に配置し、増設ユニットは番号別操作表示部を1行n列に配置する。
【0017】
本発明は、更に、番号別操作表示部に初期設定されたデフォルト番号を任意の番号に設定変更する番号変更部を設ける。
【0018】
本発明は、更に、番号別操作表示部が全て作動中のときに、最も残り時間の少ない番号別操作表示部の番号を抽出して番号表示器に表示すると共に時間表示器に残り時間を待ち時間として表示する待ち時間表示処理部を設ける。
【0019】
本発明は、更に、待ち時間を前記番号別操作表示部の番号と共に表示する複数の待ち時間表示器と、番号別操作表示部が全て作動中のときに、残り時間の少ない方から順に待ち時間表示器の数分の番号別操作表示部の番号と残り時間を抽出し、複数の待ち時間表示器に番号と待ち時間を表示させる待ち時間表示処理部を設ける。

【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、スタート釦、リセット釦、時間経過表示器を備えた番号別操作表示部が装置本体のパネル上に部屋ごとに配置されており、利用開始時には対応する部屋利用操作部のスタート釦をオン操作するだけで、基本時間をセットしたタイマをスタートして時間管理を開始でき、操作が簡単であることから混雑する時間帯であっても効率良く部屋やテーブルを割り当てて時間監視を開始できる。
【0021】
また利用中に時間延長の申し込みがあった場合には、その割当番号のスタート釦をオン操作するだけで、現在の残り時間に延長時間を加算した時間にタイマ残り時間が更新され、延長操作はワンタッチで迅速且つ確実にでき、タイムロスはほとんどない。
【0022】
また残り時間の状況は、経過時間表示器の表示灯の数が段階的に減少していくことで、各部屋やテーブル毎に残り時間を数値表示していなくともマクロ的に把握でき、多数の部屋やテーブルを一括して表示管理していても、各部屋やテーブルの状況を簡単に把握できる。
【0023】
また残り時間例えば30分及び5分につき、割当番号表示、残り時間表示、チャイム鳴動による報知が行われ、担当者はこれを受けて表示された番号の部屋やテーブルに対する延長有無の確認や利用終了が近づいたことによる待ち利用客への案内などの適切な対応がとれる。
【0024】
この結果、多数の部屋やテーブルの利用管理を簡単且つ容易に行うことができ、担当者の負担が大幅に低減し、また部屋やテーブルの利用時間や延長時間の正確な運用管理が可能となって利用効率を高め、採算性を向上することができる。また正確で適切な時間管理は利用客に対する信頼とサービスの向上にもつながる。
【0025】
更に、番号別操作表示部に初期設定しているデフォルト番号については、各店舗によっては店舗特有のテーブル番号やルーム番号があることから、表示する番号を自由に変更できるようにし、利便性を向上する。
【0026】
更に、全てのテーブルや部屋が使用中となった場合には、最も残り時間の短い番号別操作表示部を選択して待ち時間と共に表示することで、空き待ちの利用客に対し次に空くまでの時間を正確に伝えることができる。
【0027】
また複数の空き時間表示器を設けて番号と空き時間を表示することで、複数の空き待ちの利用者に空き待ち時間を正確に伝えることができる。

【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
図1は本発明による顧客管理装置の実施形態を示した説明図である。図1(A)において、本発明の顧客管理装置10は、カラオケルーム管理、レンタルーム管理、テーブル管理等の顧客管理に使用され、横幅が約30センチメートル、高さが約15センチメートル、厚さが約2センチメートルの略キーボード程度の大きさを持ったユニットであり、パネル面11の上部中央部2桁の8セグメント表示素子を備えた番号表示器12と、3桁の8セグメント表示素子を備えた時間表示器14を設けている。
【0029】
パネル面11の番号表示器12及び時間表示器14の下側には複数の番号別操作表示部16を配列しており、この実施形態にあっては番号別操作表示部16を2行8列に16個配置している。
【0030】
番号別操作表示部16は、図2に取り出して示すようにスタート釦18とリセット釦20を設け、その左側に縦一列に表示灯L1〜L4を並べた経過時間表示器22を設けている。スタート釦18及びリセット釦20のそれぞれは、内部に押釦スイッチ構造を備えている。表示灯L1〜L4は例えばLEDを発光素子として使用しており、表示灯L2〜L3については表示色が緑色であるが、表示灯L1については緑色と赤色の2色LEDを使用している。
【0031】
再び図1(A)を参照するに、時間表示器14の右側にはチャイム切替スイッチ24が設けられ、この例では「チャイム1」と「チャイム2」を切り替えてチャイム音を変化できるようにしている。またチャイム切替スイッチ24の右側にはボリューム26が設けられ、スライド抵抗の操作によりチャイム音量を調整できるようにしている。チャイム切替スイッチ24,ボリューム26の下側の音響孔25の背後にはチャイムが収納されている。
【0032】
顧客管理装置10は、図1(B)の側面図に示すように、卓上に設置した状態で手前側となる図示の下側に連結部28を突出して形成しており、この連結部28に対し、後の説明で明らかにする増設ユニットを連結接続して、番号別操作表示部16の数を増設できるようにしている。
【0033】
図3は図1の顧客管理装置の機能構成を示したブロック図である。図3において、顧客管理装置10はMPU30を内蔵しており、MPU30に対しては番号表示器12を駆動する表示ドライバ32、時間表示器14を駆動する表示ドライバ34、チャイム27を駆動するチャイムドライバ36、更に複数の番号別操作表示部16のスイッチ入力と表示駆動を行うための操作表示ドライバ38を備えている。更にMPU30に対しては、増設ユニットを接続するためのコネクタ46が設けられる。
【0034】
MPU30にはプログラムの実行により実現される機能として、時間設定部40、制御部42及び時間延長部44が設けられている。
【0035】
時間延長部40は本発明のカラオケ装置10の時間管理に必要な
(1)共通基本時間タイマT0
(2)共通延長時間タイマTe
(3)第1残り時間通知タイマT1
(4)第2残り時間通知タイマT2
(5)個別番号基本時間タイマ(T0)i
を初期設定により設定するようにしている。但し、iは割当番号である。
【0036】
ここで時間設定部40により初期設定される前記(1)〜(5)の各時間は、
(1)共通基本時間タイマT0=1〜999分
(2)共通延長時間タイマTe=1〜999分
(3)第1残り時間通知タイマT1=1〜99分
(4)第2残り時間通知タイマT2=1〜9分
・ 個別番号基本時間タイマ(T0)i=1〜999分
の時間範囲で任意に設定できるようにしている。
【0037】
時間設定部40による基本時間、延長時間、第1及び第2残り時間、更に部屋別基本時間の設定操作は、図1(A)の時間表示器14の各桁ごとに対応して設けているスイッチ釦14a,14b,14cにより、8セグメント素子の表示を0〜9の範囲で変化させて、設定を必要とする時間を表示し、この状態で所定の登録操作、例えばスタート釦18を一定時間以上押し続けるような操作などにより、初期登録を行うことができる。
【0038】
制御部42は、任意の番号別操作表示部16のスタート釦18を押圧してオンした際に、時間表示器14に所定の基本時間例えばT0=120分(2時間)を表示してタイマをスタートする。タイマのスタート時、図2に取り出して示している経過時間表示器22には、表示灯L1〜L4の全てを緑色に点灯している。
【0039】
残り時間が90分になると表示灯L4を消灯し、表示灯L1〜L3の表示状態とする。残り時間が60分になると表示灯L3を消灯し、表示灯L1,L2の緑色の点灯状態とする。残り時間が60分になると表示灯L2を消灯し、同時に表示灯L1を緑色で点滅駆動する。
【0040】
この残り時間60分は第1残り時間通知タイマT1の設定時間T1=60分に対応している。更に、残り時間が第2残り時間通知タイマT2の設定時間、例えばT2=5分となると、表示灯L1が赤色の点滅に切り替わる。この状態で残り時間が0になると、表示灯L1は赤色の点滅状態から赤色の点灯状態に切り替わる。
【0041】
更に制御部42にあっては、タイマによる残り時間に対応してチャイム27を駆動している。チャイム駆動は、第1残り時間通知タイマT1の設定時間例えばT1=60分となった時、及び第2残り時間通知タイマT2の設定時間例えばT2=5分となった時、更に残り時間が0となった時に行われる。
【0042】
例えば第1残り時間通知タイマT1による残り時間30分となった場合には、チャイム27を「ピンポン、ピンポン」と鳴動する。続いて、第2残り時間通知タイマT2で残り時間5分となった時に、チャイム27により同じく「ピンポン、ピンポン」と鳴動する。更に残り時間が0となった場合にはチャイム27を5秒間、例えば「ピヨピヨピヨ・・・」と鳴動させる。
【0043】
図3のMPU30に設けた時間延長部44は、制御部42によるタイマの動作中に対応する番号別操作表示部16のスタート釦18を操作した場合、タイマによる現在の残り時間に初期設定された延長時間タイマTeの設定時間を加えた時間を求め、この延長時間を加えた時間にタイマ時間を更新する。
【0044】
このため、カラオケルームやテーブルの使用中における時間延長はスタート釦18のワンタッチ操作で簡単に行うことができる。もちろん、タイマの動作中に時間延長のためのスタート釦18の操作を行わずに、残り時間が0となった後にスタート釦18を押した場合には、再度、基本時間T0からのタイマスタートが再開されることになる。
【0045】
図4は本発明による増設ユニットの説明図である。図4において、増設ユニット48は図4(A)に示すように、1行8列に8個の番号別操作表示部16を配列したユニットであり、番号別操作表示部16は図1の顧客管理装置10と同様、図2に取り出して示すスタート釦18、リセット釦20及び表示灯L1〜L4を備えた経過時間表示器22で構成されている。
【0046】
ここで、番号別操作表示部16のスタート釦18はスイッチカバーが着脱自在であり、スタート釦18のスイッチカバーに順番に番号を刻印表示しておくことで、例えば図1の1〜16番の表示、及び図4の増設ユニットにおける、これに続く17〜24番の割当番号表示ができる。
【0047】
また増設ユニット48は、図4(B)に示すように、上部側にコネクタ52を内蔵しており、また下部となる先端側に他の増設ユニット48を連結するための連結部50を設けている。
【0048】
図5は図4の増設ユニット48の機能構成を示したブロック図である。図5において、増設ユニット48には、複数の番号別操作表示部16と、番号別操作表示部16に設けているスタート釦18、リセット釦20の各スイッチ、及び表示灯L1〜L4を備えた経過時間表示器22の処理を行う操作表示ドライバ38が設けられ、操作表示ドライバ38は本体側に接続するためのコネクタ52を接続し、更に次の増設ユニットを接続するためのコネクタ53を接続している。
【0049】
図6(A)は図1の装置本体に図4の増設ユニット48を1段組み合わせた説明図であり、増設ユニット48を増設することで、本発明の顧客管理装置10の管理する部屋やテーブルの数を16から24部屋に増やすことができる。
【0050】
また図6(B)の断面図に示すように、本体装置となる顧客管理装置10内には実装回路部56を備えた回路ボード54が組み込まれ、同様に増設ユニット48にも実装回路部60を設けた回路ボード58が組み込まれており、顧客管理装置10の連結部28を増設ユニット48の後部開口部に適宜の連結構造により連結することで、同時に電気的なコネクタ接続を行って組み合わせるようにしている。
【0051】
図7及び図8は、図3のMPU30に設けた制御部42による本発明の顧客管理処理のフローチャートである。図7において、ステップS1で初期処理としてタイマ登録処理を行っている。このタイマ登録処理は、共通基本時間タイマT0、共通延長時間タイマTe、第1残り時間通知タイマT1、第2残り時間通知タイマT2の4つについて行い、更に必要に応じて部屋別又はテーブル別に、個別番号、基本時間タイマ(T0)iを設定することができる。
【0052】
この例ではT0=120分、T1=30分、T2=5分とした場合を例にとっている。ステップS1のタイマ登録処理の初期設定が済むと、ステップS2で任意の割当番号i番のスタート釦18のオン操作をチェックしている。例えば割当番号1番のスタート釦18のオン操作が判別されると、ステップS3で番号表示器12に割当番号「1」を表示すると同時に時間表示器14に「000」分を表示する。
【0053】
続いてステップS4で再度、同じ1番のスタート釦18のオンをチェックしており、スタート釦18のオンを判別すると、ステップS5に進み、共通基本時間T0=120分を時間表示器14に表示してタイマをスタートする。このタイマスタート時にあっては、経過時間表示器22の表示灯L1〜L4を全て緑色に点灯する。
【0054】
次にステップS7で残り時間90分か否かチェックしており、残り時間90分に達すると、ステップS8に進み、表示灯L4を消灯し、表示灯L1〜L3を緑色点灯とする。
【0055】
次にステップS9で残り時間60分をチェックしており、残り時間60分に達すると、ステップS10で表示L3を消灯し、表示灯L1,L2を緑色点灯とする。更にステップS11で残り時間30分か否かチェックしており、残り時間30分に達すると、ステップS12で表示灯L2を消灯し、表示灯L1を緑色点滅に切り替える。同時にステップS13でチャイム27を「ピンポン、ピンポン」と鳴動させる。
【0056】
続いて図8のステップS14に進んで、残り時間5分をチェックしており、残り時間5分に達するとステップS15に進み、チャイム27を「ピンポン、ピンポン」と鳴動した後、ステップS16で表示灯L1を赤色点滅に切り替える。
【0057】
続いてステップS17で残り時間0分か否かチェックしており、残り時間0分に達すると、ステップS18に進み、表示灯L1を赤色点灯状態とした後、ステップS19で5秒間、チャイム27を「ピロピロ、ピロピロ・・・」鳴動させる。
【0058】
この状態で、ステップS20でリセット釦20のオンをチェックしており、リセット釦20がオンされると、ステップS21に進み、表示状態を全てクリアした後、ステップS22で停止指示の有無をチェックし、停止指示がなければ図7のステップS2に戻り、次の管理操作に備える。
【0059】
なお図7,図8のステップS2〜S22の処理は、図1の顧客管理装置10に設けている番号別操作表示部16ごとに並列的に処理が実行される。
【0060】
図9は図3のMPU30に設けた時間延長部44による時間延長処理のフローチャートである。図9の時間延長処理にあっては、ステップS1でタイマスタートか否かチェックしており、タイマスタート中であれば、ステップS2でスタート釦18のオンをチェックしている。
【0061】
ステップS2でスタート釦18のオンを判別すると、ステップS3で残り時間の有無をチェックする。残り時間があれば、ステップS4に進み、現在のタイマ時間に初期設定した延長時間を加算した時間にタイマ時間に更新する。この処理をステップS5で停止指示があるまで繰り返す。
【0062】
図10は図1の顧客管理装置の他の実施形態による機能構成を示したブロック図であり、MPU30にはプログラムの実行により実現される機能として、時間設定部40、制御部42及び時間延長部44に加え、番号変更部62と待ち時間表示部64を設けたことを特徴とする。これ以外の点は図3と同じである。
【0063】
番号変更部62は、図1の番号別操作表示部16に初期設定されたデフォルト番号1〜16を任意の番号に設定変更する。図11は番号変更部62により管理させる番号テーブル66であり、デフォルト番号として1〜16を設定しているが、必要に応じて変更番号の欄に示すように、例えば00〜99の範囲にある任意の番号に設定変更することができる。
【0064】
図11の番号テーブル66にあっては、デフォルト番号における「4」、「9」、「13」を除いた番号を変更番号として設定している。また番号テーブル66の変更番号としては、数字以外にアルファベットや任意の図形や記号を変更番号として設定することができる。
【0065】
ここで、番号を変更した場合には、図1における番号別操作表示部16の「1」〜「16」の表示番号については、店舗側で準備した変更後の番号シールを貼り付けることで対応するが、本発明の顧客管理装置の導入時に予め番号が判明していれば、番号別操作表示部16のスタート釦18に「1」〜「16」の表示番号については最初から変更した番号を付けるようにする。
【0066】
このような表示の変更機能により、店舗に固有なテーブル番号やルーム番号に合せた顧客の時間管理を行うことができ、装置の表示番号と店舗の使用番号との相違による混乱を未然に防止できる。
【0067】
なお、図1の顧客管理装置10に図6のように増設ユニット48を連結した場合には、図11の番号テーブル66はデフォルト番号に増設ユニット48分の「17」〜「24」が追加され、同様に、任意の番号、アルファベット、記号に変更することができる。
【0068】
待ち時間表示処理部64は、図1の番号別操作表示部16が全て作動中のときに、最も残り時間の少ない番号別操作表示部 16の番号を抽出して番号表示器12に表示すると共に時間表示器14に残り時間を待ち時間として表示する。
【0069】
図12は待ち時間表示処理部64による待ち時間の管理に使用する時間管理キュー68の説明図である。時間管理キュー68は部屋番号と残り時間(現タイマ時間)の項目をもち、番号別操作表示部16に設けているスタート釦18を操作したタイマスタート時に、その番号と残り時間が格納され、且つ残り時間の少ない順にソートされ、残り時間が最も短い位置は先頭ポインタPにより指定されている。
【0070】
またタイマ作動中にスタート釦18を操作する延長処理が行われると、現在の残り時間(現タイマ時間)に所定の延長時間を加算した時間を残り時間としてキューの内容を更新し、更新後に残り時間の少ない順にソートする。
【0071】
待ち時間表示処理部16は時間管理キュー68に全ての番号別操作表示部16の番号と残り時間が格納された場合に、先頭ポインタPで指定されている番号と最も短い残り時間を読出し、例えば番号「8」と残り時間「T8」を読出し、番号表示器12と時間表示器14がスタート釦18のオン操作による表示が一定時間後に解除されて使用可能状態にある条件に、図1の番号表示器12に番号「8」を表示し、同時に時間表示器14に待ち時間として「T8」の値を表示する。
【0072】
図13は図10の待ち時間表示処理部64による処理手順のフローチャートである。図13において、ステップS1でスタート釦18のオン操作を判別するとタイマが起動されることから、ステップS2に進んで図13の時間管理キュー68に番号と残り時間(現タイマ時間)を格納し、残り時間の少ない順に先頭から並ぶようにソート処理を実行する。
【0073】
またステップS2でタイマ作動中におけるスタート釦18のオン操作による時間延長を判別すると、ステップS4に進んで時間管理キュー68の該当する残り時間に延長時間を加算して更新した残り時間に変更した後に、残り時間の少ない順に先頭から並ぶようにソート処理を実行する。
【0074】
ステップ5で全ての番号別操作表示部16が作動中となったことを判別すると、待ち時間の表示が必要となるため、ステップS6に進んで時間管理キュー68の先頭ポインタPが指定している番号と残り時間を読出し、ステップS7で番号表示器12と時間表示器14が空き状態にあること、即ち待ち時間表示可能状態にあることを判別してステップS8で番号と待ち時間を表示し、ステップS9で停止指示が判別されるまで、ステップS1からの処理を繰り返す。
【0075】
このように顧客管理装置10に設けている全ての番号別操作表示部16のスタート釦18がオン操作されてタイマ動作中の場合、即ち全てのテーブルや部屋が使用状態の場合には、最も短い待ち時間と番号が表示されるようになり、このため店舗の担当者は、現在、空き待ちとなっている利用者に対し、どの程度待てば空くかの待ち時間を正確に伝えることができる。
【0076】
図14は図1の顧客管理装置の他の実施形態による機能構成を示したブロック図であり、この実施形態にあっては、専用の待ち時間表示部を設け、更に、複数番号分、例えば1〜5番までの待ち時間を表示するようにしたことを特徴とする。それ以外の構成は、図1の実施形態と同じである。
【0077】
図14において、顧客管理装置10には更に待ち時間表示部70が設けられ、そこには5つの番号表示器72−1〜72−5と時間表示器74−1〜74−5の組が設けられている。
【0078】
待ち時間表示部70には、番号別操作表示部16の全てのスタート釦18がオン操作されてタイマ作動中となった場合に、残り時間の短い順に1番から5番までの番号と残り時間が抽出され、番号表示器72−1〜72−5による番号表示と時間表示器74−1〜74−5による待ち時間表示が行われる。
【0079】
この待ち時間表示部70の表示処理は図10に示した待ち時間表示処理部64の機能として実現され、図12の時間管理キュー68により各番号毎に残り時間を格納して時間の短い順に先頭から並ぶようにソートする。そして、番号別操作表示部16の全てが作動中となった場合には、先頭ポインタPを1番として5番までの番号及び残り時間を読出して待ち時間表示部70の番号表示器72−1〜72−5による番号表示と時間表示器74−1〜74−5による待ち時間表示を行う。
【0080】
図15は図13の待ち時間表示部70を対象とした図10の待ち時間表示処理部64による処理手順のフローチャートである。図15において、ステップS1でスタート釦18のオン操作を判別するとタイマが起動されることから、ステップS2に進んで図13の時間管理キュー68に番号と残り時間(現タイマ時間)を格納し、残り時間の少ない順に先頭から並ぶようにソート処理を実行する。
【0081】
またステップS2でタイマ作動中におけるスタート釦18のオン操作による時間延長を判別すると、ステップS4に進んで時間管理キュー68の該当する残り時間に延長時間を加算して更新した残り時間に変更した後に、残り時間の少ない順に先頭から並ぶようにソート処理を実行する。
【0082】
ステップ5で全ての番号別操作表示部16が作動中となったことを判別すると、待ち時間の表示が必要となるため、ステップS6に進んで時間管理キュー68の先頭ポインタPの指定位置を1番として5番までの番号と残り時間を読出し、ステップS7で待ち時間表示部70の番号表示器72−1〜72−5に番号を表示すると共に時間表示器74−1〜74−5に待ち時間を表示し、ステップS8で停止指示が判別されるまで、ステップS1からの処理を繰り返す。
【0083】
このため、全てのテーブルや部屋が使用状態の場合には、待ち時間の短い順に例えば1番から5番までの待ち時間が番号と共に表示されるようになり、店舗の担当者は、現在、空き待ちとなっている複数の利用者に対し、どの程度待てば空くかの待ち時間を正確に伝えることができる。
【0084】
なお上記の実施形態は、図3に示したように、MPU30によるプログラム制御で顧客管理装置の時間設定、制御及び時間延長の各処理を行う場合を例にとっているが、MPU30の代わりに専用の制御回路であってもよい。
【0085】
また上記の実施例は、部屋やテーブルごとに番号を割り当てて顧客管理する場合を例にとるものであったが、顧客1人1人あるいはグルーブ単位に番号札を渡すなどして番号を割り当てることによって顧客管理するようにしても良い。
【0086】
また上記の実施形態における待ち時間表示処理にあっては、図12の時間管理キューを使用して番号と残り時間を残り時間の短い順にソートして管理しているが、キューを使用せずに作動中の現タイマ時間の比較処理により残り時間の大小関係を判定して待ち時間表示を行うようにしていも良い。
【0087】
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。

【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1】本発明による顧客管理装置の実施形態を示した説明図
【図2】図1の番号別操作表示部を取り出して示した説明図
【図3】図1の機能構成を示したブロック図
【図4】本発明による増設ユニットの説明図
【図5】図4の増設ユニットの機能構成を示したブロック図
【図6】装置本体に増設ユニットを一段組合わせた説明図
【図7】図3のMPUに設けた制御部による本発明の顧客管理処理のフローチャート
【図8】図7に続く顧客管理処理のフローチャート
【図9】図3のMPUに設けた時間延長部による時間延長処理のフローチャート
【図10】本発明による顧客管理装置の他の実施形態における機能構成を示したブロック図
【図11】図10の番号変更部で管理する番号テーブルの説明図
【図12】図10の待ち時間表示部で管理する時間管理キューの説明図
【図13】図10の待ち時間表示処理のフローチャート
【図14】待ち時間表示部を備えた本発明による顧客管理装置の他の実施形態を示した説明図
【図15】図14の実施形態における待ち時間表示処理のフローチャート
【符号の説明】
【0089】
10:顧客管理装置
11:パネル面
12:番号表示器
14:時間表示器
16:番号別操作表示部
18:スタート釦
20:リセット釦
22:経過時間表示器
24:チャイム切替スイッチ
25:音響孔
26:ボリューム
27:チャイム
28,50:連結部
30:MPU
32,34:表示ドライバ
36:チャイムドライバ
38:操作表示ドライバ
40:時間設定部
42:制御部
44:時間延長部
46,52,53:コネクタ
48,52:増設ユニット
54,58:回路ボード
56,60:実装回路部
62:番号変更部
64:待ち時間表示部
66:番号テーブル
68:時間管理キュー
70:待ち時間表示部
72−1〜72−5:番号表示器
74−1〜74−5:時間表示器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
割当番号毎に設けられ、スタート釦、リセット釦及び経過時間表示器を配置した複数の番号別操作表示部と、
選択された番号を表示する番号表示器と、
残り時間を表示する時間表示器と、
任意の番号別操作表示部のスタート釦を押圧した際に前記時間表示器に所定の基本時間を表示してタイマをスタートし、所定の残り時間に達した時と残り時間なしに達した時に前記番号表示器に割当番号を表示すると共に前記時間表示器に残り時間を表示して報知する制御部と、
前記制御部によるタイマ動作中に前記スタート釦を操作した際に、前記タイマによる現在の残り時間を所定の延長時間を加算した時間に更新する時間延長部と、
を備えたことを特徴とする顧客管理装置。

【請求項2】
請求項1記載の顧客管理装置に於いて、前記制御部は、前記タイマの残り時間が所定の第1残り時間に達した時と、その後に所定の第2残り時間に達した時に残り時間を報知することを特徴とする顧客管理装置。

【請求項3】
請求項2記載の顧客管理装置に於いて、前記第1残り時間は30分であり、前記第2残り時間は5分であることを特徴とする顧客管理装置。

【請求項4】
請求項1記載の顧客管理装置に於いて、前記制御部は前記タイマスタート時に前記経過時間表示器に設けた複数の表示灯の全てを点灯し、前記タイマの残り時間が多段階に設定した所定の残り時間に達する毎に、前記経過時間表示器の点灯数を段階的に減らすことを特徴とする顧客管理装置。

【請求項5】
請求項4記載の顧客管理装置に於いて、前記制御部は前記タイマの残り時間が所定の第1残り時間に達した時に前記経過時間表示器の表示灯点灯数を1つとして点滅させ、その後に第2残り時間に達した時に表示色を変更して点滅させ、更に残り時間なしに達した時に変更した表示色の点灯に切り替えることを特徴とする顧客管理装置。

【請求項6】
請求項2記載の顧客管理装置に於いて、前記制御部は前記タイマの残り時間が前記第1残り時間、第2残り時間及び残り時間なしとなった際に、チャイムを鳴動させることを特徴とする顧客管理装置。

【請求項7】
請求項2記載の顧客管理装置に於いて、更に、前記基本時間、延長時間、第1残り時間、第2残り時間を設定する時間設定部を備えたことを特徴とする顧客管理装置。

【請求項8】
請求項2記載の顧客管理装置に於いて、前記時間設定部は、割当番号毎に基本時間を設定可能とすることを特徴とする顧客管理装置。

【請求項9】
請求項2記載の顧客管理装置に於いて、更に、前記複数の番号別操作表示部を備えた増設ユニットを有し、前記増設ユニットを装置本体に連結可能としたことを特徴とする顧客管理装置。

【請求項10】
請求項9記載の顧客管理装置に於いて、装置本体は、前記番号別操作表示部をm行n列に配置し、前記増設ユニットは前記番号別操作表示部を1行n列に配置したことを特徴とする顧客管理装置。

【請求項11】
請求項1記載の顧客管理装置に於いて、更に、前記番号別操作表示部に初期設定されたデフォルト番号を任意の番号に設定変更する番号変更部を設けたことを特徴とする顧客管理装置。

【請求項12】
請求項1記載の顧客管理装置に於いて、更に、前記番号別操作表示部が全て作動中のときに、最も残り時間の少ない番号別操作表示部の番号を抽出して前記番号表示器に表示すると共に前記時間表示器に前記残り時間を待ち時間として表示する待ち時間表示処理部を設けたことを特徴とする顧客管理装置。

【請求項13】
請求項1記載の顧客管理装置に於いて、更に、
待ち時間を前記番号別操作表示部の番号と共に表示する複数の待ち時間表示器と、
前記番号別操作表示部が全て作動中のときに、残り時間の少ない方から順に前記待ち時間表示器の数分の前記番号別操作表示部の番号と残り時間を抽出し、前記複数の待ち時間表示器に番号と待ち時間を表示させる待ち時間表示処理部を設けたことを特徴とする顧客管理装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
割当番号毎に設けられ、スタート釦、リセット釦及び経過時間表示器を配置した複数の番号別操作表示部と、
選択された番号を表示する番号表示器と、
残り時間を表示する時間表示器と、
任意の番号別操作表示部のスタート釦を押圧した際に前記時間表示器に所定の基本時間を表示してタイマをスタートし、所定の残り時間に達した時と残り時間なしに達した時に前記番号表示器に割当番号を表示すると共に前記時間表示器に残り時間を表示して報知する制御部と、
前記制御部によるタイマ動作中に前記スタート釦を操作した際に、前記タイマによる現在の残り時間を所定の延長時間を加算した時間に更新する時間延長部と、
前記番号別操作表示部に初期設定されたデフォルト番号を任意の番号に設定変更する番号変更部と、
を備えたことを特徴とする顧客管理装置。

【請求項2】
請求項1記載の顧客管理装置に於いて、前記制御部は、前記タイマの残り時間が所定の第1残り時間に達した時と、その後に所定の第2残り時間に達した時に残り時間を報知することを特徴とする顧客管理装置。

【請求項3】
請求項2記載の顧客管理装置に於いて、前記第1残り時間は30分であり、前記第2残り時間は5分であることを特徴とする顧客管理装置。

【請求項4】
請求項1記載の顧客管理装置に於いて、前記制御部は前記タイマスタート時に前記経過時間表示器に設けた複数の表示灯の全てを点灯し、前記タイマの残り時間が多段階に設定した所定の残り時間に達する毎に、前記経過時間表示器の点灯数を段階的に減らすことを特徴とする顧客管理装置。

【請求項5】
請求項4記載の顧客管理装置に於いて、前記制御部は前記タイマの残り時間が所定の第1残り時間に達した時に前記経過時間表示器の表示灯点灯数を1つとして点滅させ、その後に第2残り時間に達した時に表示色を変更して点滅させ、更に残り時間なしに達した時に変更した表示色の点灯に切り替えることを特徴とする顧客管理装置。

【請求項6】
請求項2記載の顧客管理装置に於いて、前記制御部は前記タイマの残り時間が前記第1残り時間、第2残り時間及び残り時間なしとなった際に、チャイムを鳴動させることを特徴とする顧客管理装置。

【請求項7】
請求項2記載の顧客管理装置に於いて、更に、前記基本時間、延長時間、第1残り時間、第2残り時間を設定する時間設定部を備えたことを特徴とする顧客管理装置。

【請求項8】
請求項2記載の顧客管理装置に於いて、前記時間設定部は、割当番号毎に基本時間を設定可能とすることを特徴とする顧客管理装置。

【請求項9】
請求項2記載の顧客管理装置に於いて、更に、前記複数の番号別操作表示部を備えた増設ユニットを有し、前記増設ユニットを装置本体に連結可能としたことを特徴とする顧客管理装置。

【請求項10】
請求項9記載の顧客管理装置に於いて、装置本体は、前記番号別操作表示部をm行n列に配置し、前記増設ユニットは前記番号別操作表示部を1行n列に配置したことを特徴とする顧客管理装置。

【請求項11】
請求項1記載の顧客管理装置に於いて、更に、前記番号別操作表示部が全て作動中のときに、最も残り時間の少ない番号別操作表示部の番号を抽出して前記番号表示器に表示すると共に前記時間表示器に前記残り時間を待ち時間として表示する待ち時間表示処理部を設けたことを特徴とする顧客管理装置。

【請求項12】
請求項1記載の顧客管理装置に於いて、更に、
待ち時間を前記番号別操作表示部の番号と共に表示する複数の待ち時間表示器と、
前記番号別操作表示部が全て作動中のときに、残り時間の少ない方から順に前記待ち時間表示器の数分の前記番号別操作表示部の番号と残り時間を抽出し、前記複数の待ち時間表示器に番号と待ち時間を表示させる待ち時間表示処理部を設けたことを特徴とする顧客管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2006−275871(P2006−275871A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−97465(P2005−97465)
【出願日】平成17年3月30日(2005.3.30)
【出願人】(301072063)有限会社エコー総合企画 (3)
【Fターム(参考)】