説明

風船を密閉して発光させる器具及びその方法

【課題】 風船を密閉して発光させる器具及びその方法を提供すること。
【解決手段】 風船を密閉して照光する器具であって、風船のネックへの挿入を密閉するハウジングと、該ハウジングのインレットからアウトレットへ膨張ガスを導く該ハウジング内のフローパスと、該フローパスに配置されて該膨張ガスを該インレットから該アウトレットに流れさせるフロー制御システムと、該ハウジングとともに取り付けられた光源と、該ハウジング内に配置され該光源のための電力を供給する電源と、該ハウジングとともに取り付けられて、該電源と該光源の間の回路を完成することにより該光源に選択的に該電源を接続するように操作可能なスイッチと、該スイッチを操作するために該ハウジングの周囲に環状に配置されたスイッチ起動部材と、を備えた器具の提供。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は2004年6月5日になされた米国仮出願続き番号第60/577,329号に対する優先権を主張するものであり、参照によってここに盛り込まれる。
本発明は、風船を照光する補助ライトの分野に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、風船を内部から照らすために光を用いることが提案されてきた。内部が照らされた風船は魅力的であるので、大人や子どもから欲しがられる。照光された風船は、フェアやサーカス更には夜のイベントの際に屋外に設けられるアレンジメントにおいて、ノベルティ品として用いられてきた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、風船を密閉して発光させる器具及びその方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、ラテックス風船を密閉し、膨らまし且つ発光させる器具とその方法を有利に提供する。本発明のライトは、風船のネックに該ライトを接続するハウジングと、該ハウジング内に配置された電源と、該ハウジング内に配置されて該電源に接続された光源と、該ハウジング内に配置され、該ハウジングと該風船の間の気密シールに応答して該光源にエネルギーを供給するように該電源と該光源に接続されたスイッチと、該風船へガスを流れさせるが該風船から出させないフロー制御システムと、を備える。
【0005】
該ハウジングは、該風船ライトのその他の部品を保護する囲いを提供し、好ましくは、該風船の該ネックで該風船に該風船ライトを接続する役目をもする。
【0006】
該ハウジングは、輝点を削減して風船に均等照明を提供するように、該光源によって発せられた光が通り抜けて輝くのを可能にする材料及び光学形状を備える。
【0007】
該スイッチは、該ハウジングが該風船と該風船ライトの該ハウジングとの間に気密シールを生成する該風船の該ネックに挿入されたときに、起動される。該光源は該スイッチが起動されるとエネルギー供給され、これによって該風船を発光させる。
【0008】
該風船ライトは、該光源が該風船の該ネックへの該器具の挿入によりエネルギーが与えられたときに、視覚的に知覚可能な光像を形成する形状を備えていても良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、ラテックス風船を密閉し、膨らまし且つ発光させる器具とその方法を有利に提供する。該器具は、風船のネックに挿入されたとき、該器具のハウジングと風船の間に気密シールを生成する。風船ライトは風船とハウジングの間の該気密シールに応答して作動するので、器具が風船内にない場合明かりは点いていない。風船の外部に露出された該器具のエンドは、ガスが風船の中へ入り込むのは許容するがガスが風船から出て行くのを防ぐ一方向弁を含んでいる。器具のハウジング内の空気経路は、ガスがフロー制御システムを通り抜けて風船内へ流れることを可能とする。さらに、風船内の器具のエンドは、その内部から風船を照光するライトを含んでいる。ハウジング材料および光学形状は、風船内の集中輝点ないし過熱点を防ぐ光屈折を助け、風船に均等な照明を提供する。電源を備えた器具の全重量は、風船内にヘリウムが含まれている期間全体を通じて、ヘリウムで満たされたラテックス風船によって浮き上がらせられるのに十分軽い。本発明は、器具が風船のネックへ挿入されて器具のハウジングと風船の間の気密シールを生成している場合に、風船が空気抜きされることを可能にする。したがって、器具を除去することなく必要な場合に風船を繰り返し膨らませることができる。
【0010】
本発明を、発明の好ましい実施形態が示されている添付図面を参照しつつ、以下においてより十全に記載することとする。本発明は、しかしながら、様々な形式で実施され得るものであり、ここに述べられる描写された実施形態に限定されるようには解釈されるべきでない。むしろ、これらの描写された実施形態は、本開示が充分且つ完全となって当業者に対し発明の範囲を十全に伝えるために提供されるものである。同様の番号は全体を通じて同様のエレメントを指示し、プライム表記法が用いられたときは別の実施形態における類似エレメントを指示する。
【0011】
図1から図5は、本発明、すなわち自給式、自己密閉式の、風船30のための風船ライト10を図示する。風船30は、様々なサイズの風船で一般に利用されている円柱状又は先細ネック31を有する、ラテックス玩具風船のようなものである。風船ライト10は、たとえば上部ハウジング11及び下部ハウジング12を備えるハウジング9と、電源23と、光源21と、その他の電気部品とともに回路に接続されるカンチレバースイッチ接触22を備えるスイッチ20と、を備える。ハウジング9は、その実施形態が図1乃至図3に示されており、光源21及び電源23を含め電気部品を包む役目をする。図5に示されるように、ハウジング9は風船30のネック31に風船ライト10を結合する役目をする。電源23は、たとえば、1つ以上のバッテリーを備え、図1及び図4に示されるように、ハウジング9内に配置されて電気回路に接続されている。光源21は、これは発光ダイオードのような任意の適当なライトであって良いことを当業者は知っているであろうが、上部ハウジング11内に配置されており、該電気回路を介して電源23に接続されている。スイッチ20は、該電気回路を介して光源21に接続されているが、該ハウジングが風船30のネック31へ挿入されるまで電源23に接続されない。ハウジング9に対して風船ネック31を密閉する所為は、スイッチ20のカンチレバー接触スイッチ22を回路を閉じるように電源23に押しつけ、スイッチ20を初期化して光源21にエネルギーを与える。当業者は、光源21への電力潮流の制御に関係する機能を提供する既知の集積回路をスイッチ20が含んでも良いということを理解するであろう。
【0012】
当業者は、風船30が、特に一般に使用されたラテックス風船において、少なくとも2倍緩んだサイズまで伸びる円柱状の又は僅かに先細のネック31を有することを知るであろう。また、風船30は、たとえば、12インチ直径、14インチ直径、16インチ直径などの様々なサイズで利用可能である。風船ライト10のハウジング11、12は、異なるサイズの風船30に適応するために異なる直径を有することができる。本発明は、任意のかかるタイプの風船ネック31に接合するように意図されている。
【0013】
図1乃至図4に最も良く示されるように、風船ライト10のハウジング9は、発せられた光がハウジング9つを通って光ることを可能にするように半透明又は透明の材料を含むことができる。たとえば、上部ハウジング11は、フレネルレンズ等のように、光源21から発せられた光を風船30の内部へ導き又は分散する構成に形作られた半透明又は透明の材料から形成されうる。別の実施形態において、上部ハウジング11は、光源21からの光が通り抜けることを可能にするためにアパチャー(不図示)を含んでいても良い。また、下部ケース12’は、好ましくは超音波シールされたプラスチック材料から組立てられ、これによってフロー制御システム25のための囲いが備えられる。
【0014】
フロー制御システム25は次の3つの部分を含むことができる。すなわち、下部ハウジング12、12’、蓋カバー16及び空気路開口36を覆うメンブレン17である。メンブレン17は、人間の呼吸の圧力によって変形することができる弾性材から形成することができる。ある実施形態において、メンブレン17はシリコンから形成することができ、メンブレン17の密閉性能を高めるためにペトロラタムのようなシール材で下部ハウジング12と接触するたとえばメンブレン17の一部56上でコートしても良い。メンブレン17は、膨張ガス38によってかけられた圧力によって下部ハウジング12との接触から離れることができ、膨張ガス38が開口36を通って入ることを可能にする。下部ハウジング12、12’を備えた蓋カバー16の構成は、メンブレン17が再配置可能なように、蓋カバー16とハウジング12、12’との間でメンブレン17の動きを制限する。たとえば、部分56では、メンブレン17が、封印されていない位置に留められてしまうといったように、フロー制御能力を損なうように不適切に配置されるようになるのを防ぐ一方で、膨張ガス38が入ることを可能にする。発明の一側面において、下部ハウジング12と蓋カバー16の間に形成されたチャンバ58は、メンブレン17の水平及び垂直の移動をチャンバ58内で制限するように構成することができる。水平になろうとするメンブレン17の弾性特性は、シール材とともに、多少又はゼロの内圧であってもハウジング12、12’の内側表面に対するシールを生成する。しかしながら、風船30を少しでも膨らませた後の利用可能な内圧によって、該圧力は、メンブレン17に対してハウジング12、12’の内側表面への追加的な押しつけを提供し、開口36に対する気密なシールを生成する。したがって、メンブレン17は、開口36を覆って密閉するために風船30内の膨張ガス38の(矢印52によって表わされた)第1圧力に応答し、開口36を覆うことからメンブレン17を移動するために開口36に吹き込まれる膨張ガス38の第1圧力より大きな(矢印54によって表わされた)第2圧力に応答し、これによって膨張ガス38が入るのを許容する。
【0015】
図9に表された発明の一側面において、フロー制御システム25は、フラップ62を有する峰部材60を含んでいても良い。このフラップ62は、オリジナルの、すなわち移動されていない状態において部材60の開口64を密閉する。フラップ62は、膨張ガス38が通り抜けて流れることを可能にするために、膨張ガス38からの圧力に応じて開口64から遠ざかって(点線66によって指示された)移動状態に移動することができる。峰部材60の密閉性能を高めるために、フラップ62は開口64でペトロラタムのようなシール材で覆われても良い。
【0016】
図10に表された発明の一側面において、フロー制御システム25は、着席した、すなわち移動されていない状態において下部ハウジング12に対してシールするリム部70を有する傘型部材68を含んでいても良い。リム部70は、膨張ガス38が傘型部材68を流れ過ぎることを可能にするために、膨張ガス38からの圧力に応じて、下部ハウジング12との接触から遠ざかって(点線72によって指示された)移動状態に移動することができる。リム部70は、傘型部材68の密閉性能を高めるために、それらが下部ハウジング12と接触する箇所でペトロラタムのようなシール材で覆われても良い。
【0017】
図1、図3及び図4に示されるように、下部ハウジング12は、リボンループ14上に見られるスレッドに対して補完的なスレッド18を有していても良い。リボンループ14上にねじ込むことによって、風船ライト10を備えたヘリウムで満たされた風船30は、風船30の維持に使用される長いリボン32を結ぶのに便利な場所を有する。選択的に、風船30及びハウジング9は、接着テープ、又は当業者に知られているようなその他の接合法によってリボン32にしっかりと繋がれていても良い。図1乃至図5に図示されるように、ハウジング9は、風船ライトが風船ネック31へ一旦挿入されると風船30へガスを流すために、ハウジング9内に開口36のようなインレットからの膨張ガス38をハウジング9のアウトレット40へ導く少なくとも1つのフローパス19を含んでいる。フローパス19は、蓋カバー16を通るアパチャー13を含んでいても良い。
【0018】
本発明の一側面は、光源21がエネルギーを与えられた場合に視覚的に知覚可能な画像を形成する能力を含んでいる。たとえば、光の像を強調するために、風船ライト10は1つ以上の色で光を発するように構成されていても良い。風船30の内部の色で視覚的に知覚可能な像を生成するために、光源21それ自体が着色光を発しても良く、あるいは、ハウジング11、12が1つ以上のカラーを有する材料を備えても良い。該発明のこの側面の特に有用で審美的な適用は、風船30が内部から後方照射されたときに目に知覚可能に映るエンブレム画像を形成することを含む。その像は、風船30が照光されたときに表示される広告を有利に形成しても良い。そのような広告は、企業のロゴを含んでいても良い。
【0019】
本発明の別の実施形態が図4に示される。この実施形態において、スイッチ20’は、集積回路27と、電源23及びスイッチ20’に接続された接触スイッチ22’とを備える。接触スイッチ22’は、光源21と電源23の間の回路を完成させる。スイッチ20’内の集積回路は、以下のものを含むことができるがこれらに限られるものでない。すなわち、手動選択ボタン、運動センサ、赤外線受信機、及び又はRF受信機を含むことができる。当業者は、これらの部品の追加により、該ボタンの手動による押し下げ、突然の運動、赤外線送信、及び又はワイヤレス送信を通じて風船ライト10の制御を可能にするであろうということを理解するであろう。たとえば、スイッチ20’は、発光光で視覚効果を生成するために、風船30の突然の運動に応答して光源21にエネルギーを断続的に与えても良い。また、光源21に断続的にエネルギー供給することは、照明効果をさらに生成するために所定の時間間隔で達成されても良い。たとえば、異なる所定の作動開始間隔を有している風船ライト10は、多くの風船30に接合することができ、これによって各風船30は他の風船30とは異なった時間で断続的に光を放つことができる。
【0020】
図6は非発光モードで構成された本発明の典型的な実施形態の断面図であり、図7は発光モードで構成された本発明の典型的な実施形態の断面図である。図6と図7に示された典型的な実施形態は、風船30のネック42への挿入を密閉するハウジング9を含む。ハウジング9は、開口36のようなインレットからの膨張ガス38をハウジング9のアウトレット40へ導くために、ハウジング9内にフローパス19を含んでいる。フロー制御システム25は、ネック42が密閉してハウジング9の周囲に配置されている風船30を膨らませるために、膨張ガス38が開口36からアウトレット40に流れ込むことを可能にするフローパス19に配置することができる。該発明の一側面において、密閉は、風船30のへり小玉44が図6および7に示されているようにアウトレット40を通り過ぎて配置されるべく、ハウジング9がネック42にぐっと深く挿入されることを保証することにより達成されても良い。
【0021】
光源21はハウジング9とともに取り付けられても良く、また1つ以上の電池などの電源23が光源21へ電力を供給するためにハウジング9内に配置されていても良い。スイッチ20はハウジング9とともに取り付けることができ、電源23と光源21の間の回路の完成により、光源21に選択的に電源23を接続するように操作可能とすることができる。o−リングのようなスイッチ起動部材46を、スイッチ20を選択的に操作するためにハウジング9の周囲に環状に配置することができる。たとえば、カンチレバースイッチ接触22のようなスイッチ20の一部は、ハウジング9から放射状に外へ突き出るように構成され、スイッチ起動部材46が該突起部上のハウジング9の周囲に配置されている場合に、スイッチ20が光源21に電源23を接続するように回路を閉じて操作されるようになっている。
【0022】
該発明の一側面において、ハウジング9は、スイッチ起動部材46を受けるためにハウジング9の外側表面に形成されたスイッチ起動部材環状凹部48を含んでいる。カンチレバースイッチ接触22のようなスイッチ20の一部は、スイッチ起動部材46が図7に示されるように凹部48に配置されている場合に、該スイッチの該突起部が動かされて、スイッチ20はが光源21に電源23を接続するように回路を閉じて操作されるように、凹部48へ放射状に突き出ている。凹部48は、スイッチ20を起動するために、スイッチ起動部材46を適切な位置に維持しておくのを助ける。スイッチ起動部材46は、スイッチ20を起動するために該部材が凹部48に十分にしっかりと収まり、また光源21から電源23を遮断する位置へスイッチ22が戻ることを可能にするために部材46が凹部48からそれを取り除くようにストレッチすることを可能にするように、弾性材から形成されていても良い。
【0023】
ハウジング9は、スイッチ起動部材46及び該風船のへり小玉44の少なくとも1つを受けるために、ハウジング9の外側表面に形成された第2環状凹部50を更に含んでいても良い。たとえば、第2環状凹部50は、スイッチ起動部材46を、それがスイッチ20を起動するために使用されていない場合に維持するための配設位置をたとえば提供するために、アウトレット40から離れた側面上にスイッチ起動凹部48から一定間隔離されて配置されても良い。この位置において、図6に示されるように、スイッチ起動部材46は、第2の環状凹部50に配置された風船ネック42の一部のハウジング9に対する追加密閉を提供する。スイッチ起動部材46は、スイッチ20を選択的に起動及び遮断するために、スイッチ起動部材環状凹部48から第2凹部50へ移動することができる。該発明の別の側面において、選択的にスイッチ20を起動又は遮断するために、スイッチ起動部材46が開口40の方向にスイッチ起動部材環状凹部48の内外へ移動される一方で、図7に示されるように、第2環状凹部50は風船30のへり小玉44を保持するために用いられても良い。
【0024】
図8は本発明の別の典型的な実施形態の断面図であり、この実施形態ではハウジング9に設けられた風船30の外側部分を照光するために光源21がハウジング9の開口36に隣接して配置されるように風船ライト10が構成されている。
【0025】
該発明の別の側面において、上部ハウジング11及び/又は下部ハウジング12は、光源21として用いられる紫外線(UV)発光ダイオードによって発せられたUV光のような紫外線光、すなわちブラックライトに応じて蛍光を発する蛍光材料から形成され、ないしは含んでいても良い。別の実施形態においては、風船ライト10に取り付けられた風船30が、UV光に応じて蛍光を発する蛍光材料から形成され、ないしは含んでいても良い。
【0026】
図4に表された別の典型的な実施形態において、スイッチ20は、たとえば、集積回路27と連動して光源21のフラッシュ率、色、又は輝度といった光源21の動作モードを設定するためのモードスイッチ74を含んでいても良い。該モードスイッチは、モードスイッチ74と接触する第1エンド76と、上部ハウジング11から、ユーザが第2エンド78でモード起動部材75を動かすことによりハウジング11の外から該スイッチを起動することを可能にする外側に伸びる第2エンド78と、を有するモード起動部材75によって操作することができる。
【0027】
図面及び明細書において、そこでは本発明の典型的で好適な実施形態が開示され、そして特殊な用語が使用されたものの、当該用語は限定目的のためでなく記述的な意味においてのみ用いられている。当該発明は、これらの図示された実施形態に具体的に言及しつつ相当詳細に記載された。先の明細書に記載され、添付された特許請求の範囲において定義された本発明の趣旨及び範囲内において多様な変形及び変更が可能であることは、しかしながら、明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施形態による風船ライトを示す断面図である。
【図2】図2は、図1に示された風船ライトの側面図である。
【図3】図3は、図1の風船ライトのハウジングに関する断面図である。
【図4】図4は、本発明の追加的実施形態についての断面図である。
【図5】図5は、ラテックス風船のネックに取り付けた図1の風船ライトを示す。
【図6】図6は、明かりの点けられていないモードに構成された本発明の典型的実施形態についての断面図である。
【図7】図7は、明かりの点けられたモードに構成された本発明の典型的実施形態についての断面図である。
【図8】図8は、本発明の別の典型的実施形態に係る断面図である。
【図9】図9は、本発明の別の典型的実施形態に係る断面図である。
【図10】図10は、本発明の別の典型的実施形態に係る断面図である。
【符号の説明】
【0029】
9 ハウジング
10 風船ライト
19 フローパス
20 スイッチ
21 光源
23 電源
25 フロー制御システム
46 スイッチ起動部材


【特許請求の範囲】
【請求項1】
風船を密閉して照光する器具であって、
風船のネックへの挿入を密閉するハウジングと、
該ハウジングのインレットからアウトレットへ膨張ガスを導く該ハウジング内のフローパスと、
該フローパスに配置されて該膨張ガスを該インレットから該アウトレットに流れさせるフロー制御システムと、
該ハウジングとともに取り付けられた光源と、
該ハウジング内に配置され該光源のための電力を供給する電源と、
該ハウジングとともに取り付けられて、該電源と該光源の間の回路を完成することにより該光源に選択的に該電源を接続するように操作可能なスイッチと、
該スイッチを操作するために該ハウジングの周囲に環状に配置されたスイッチ起動部材と、を備えたことを特徴とする器具。
【請求項2】
該スイッチ起動部材は、該風船の該ネックの一部を備えることを特徴とする請求項1記載の器具。
【請求項3】
該スイッチ起動部材は、o−リングを備えることを特徴とする請求項1記載の器具。
【請求項4】
ハウジングの外側表面に形成され該スイッチ起動部材を受ける第1環状凹部を更に備えることを特徴とする請求項1記載の器具。
【請求項5】
該スイッチの少なくとも一部は、該第1環状凹部に配置された該スイッチ起動部材によって操作可能となるように該第1環状凹部へ放射状に外へ突き出ていることを特徴とする請求項4記載の器具。
【請求項6】
ハウジングの外側表面に形成された、スイッチ起動部材及び該風船のへり小玉の少なくとも1つを受けるための第2環状凹部を更に備えることを特徴とする請求項4記載の器具。
【請求項7】
風船を更に備えることを特徴とする請求項1記載の器具。
【請求項8】
該ハウジングとともに取り付けられ且つ該回路に設けられた、該ハウジングの動作に応答して該電源を該光源に選択的に接続する動作感知スイッチを更に備えることを特徴とする請求項1記載の器具。
【請求項9】
該ハウジングとともに取り付けられ且つ該回路に設けられた、受信信号に応答して該電源を該光源に選択的に接続するワイヤレス受信機を更に備えることを特徴とする請求項1記載の器具。
【請求項10】
該ワイヤレス受信機は、ラジオ波受信機を備えることを特徴とする請求項9記載の器具。
【請求項11】
該ワイヤレス受信機は、赤外波受信機を備えることを特徴とする請求項9記載の器具。
【請求項12】
該光源は、該ハウジングの該インレットに隣接して配置されて該ハウジング上に取り付けられる風船の外部の少なくとも一部を照光することを特徴とする請求項1記載の器具。
【請求項13】
該スイッチは、集積された電気回路を備えることを特徴とする請求項1記載の器具。
【請求項14】
風船を密閉して照光する器具であって、
風船のネックへの挿入を密閉するハウジングと、
該ハウジングのインレットからアウトレットへ膨張ガスを導く該ハウジング内のフローパスと、
該膨張ガスを該インレットから該アウトレットに流れさせる該フローパスに配置されたフロー制御システムと、
該ハウジングとともに取り付けられた光源と、
該ハウジング内に配置され該光源のための電力を供給する電源と、
該ハウジングとともに取り付けられて、該電源と該光源の間の回路を完成することにより該光源に選択的に該電源を接続するように該風船の一部によって操作可能なスイッチと、を備え、
該ハウジングが該風船内に十分に挿入された場合に、該一部が該スイッチと接触するようにしたことを特徴とする器具。
【請求項15】
該一部は、該風船の該ネックの一部を備えることを特徴とする請求項14記載の器具。
【請求項16】
該一部は、該風船の該ネックのへり小玉の一部を備えることを特徴とする請求項14記載の器具。
【請求項17】
ハウジングの外側表面に形成されて該風船のへり小玉を受ける環状凹部を更に備えることを特徴とする請求項16記載の器具。
【請求項18】
該スイッチの少なくとも一部は、該凹部に配置されたへり小玉によって操作可能となるように該凹部へ放射状に外へ突き出ていることを特徴とする請求項17記載の器具。
【請求項19】
風船を更に備えることを特徴とする請求項14の器具。
【請求項20】
該ハウジングとともに取り付けられ且つ該回路に設けられた、該ハウジングの動作に応答して該電源を該光源に選択的に接続する動作感知スイッチを更に備えることを特徴とする請求項14記載の器具。
【請求項21】
該ハウジングとともに取り付けられ且つ該回路に設けられた、受信信号に応答して該電源を該光源に選択的に接続するワイヤレス受信機を更に備えることを特徴とする請求項14記載の器具。
【請求項22】
該スイッチは、集積された電気回路を備えることを特徴とする請求項14記載の器具。
【請求項23】
風船を密閉して照光する器具であって、
風船のネックへの挿入を密閉するハウジングと、
該ハウジングのインレットからアウトレットへ膨張ガスを導く該ハウジング内のフローパスと、
該フローパスに配置されて該膨張ガスを該インレットから該アウトレットに流れさせるフロー制御システムと、
該ハウジングとともに取り付けられた光源と、
該ハウジング内に配置され該光源のための電力を供給する電源と、
該ハウジングとともに取り付けられて、該電源と該光源の間の回路を完成することにより該光源に選択的に該電源を接続するように操作可能なスイッチと、
該スイッチを操作するために該ハウジングの周囲に環状に配置されたスイッチ起動部材と、を備え、
該フロー制御システムは、メンブレンを備え、
該メンブレンは、該インレットを密閉するように該風船内の該膨張ガスの第1圧力に応答し、該メンブレンを該インレットを密閉することから遠ざけるように該第1圧力より大きな該インレットに導入される該膨張ガスの第2圧力に応答することにより該膨張ガスが該インレットに導入されることを特徴とする器具。
【請求項24】
該メンブレンは、該メンブレンの密閉能力を改善するためのシール材を備えることを特徴とする請求項23記載の器具。
【請求項25】
該メンブレンを収容し、該メンブレンがフロー制御能力を損なうように不適切に配置されられるようになることを防ぐように該メンブレンの運動を制限するように構成されたチャンバを更に備えることを特徴とする請求項23記載の器具。
【請求項26】
該メンブレンは、複数のフラップを有する峰形の形状を備え、
該複数のフラップは、移動されていない状態において先端で接触してメンブレン開口を該先端で密閉し、
該フラップは、該膨張ガスがメンブレン開口を通って流れるのを可能にするために、該第2圧力に応じて該メンブレン開口を形成すべく互いとの接触から遠ざかるように移動可能であることを特徴とする請求項23記載の器具。
【請求項27】
該メンブレンは、移動されていない状態において該ハウジングに対して密閉するリム部を備える傘型の形状を備え、
該リム部は、該膨張ガスを該メンブレンの周囲に流れさせるために、該第2圧力に応じて移動された状態において該ハウジングとの接触から遠ざかるように移動可能であることを特徴とする請求項23記載の器具。
【請求項28】
該ハウジングは、紫外線(UV)光に応じて蛍光を発する蛍光材料を備えることを特徴とする請求項23記載の器具。
【請求項29】
該光源は、UV光生成装置を備えることを特徴とする請求項28記載の器具。
【請求項30】
紫外線(UV)光に応じて蛍光を発する蛍光材料を備えるハウジング上に取り付けられた風船を更に備えることを特徴とする請求項28記載の器具。
【請求項31】
該回路内に、該光源の動作モードを設定するモードスイッチを更に備えることを特徴とする請求項23記載の器具。
【請求項32】
該モードスイッチと接触する第1エンド及び該ハウジングから外側に伸びる第2エンドを備えるモード起動部材を更に備え、
ユーザが第2エンドで該モード起動部材を動かすことにより該ハウジングの外から該スイッチを起動できるようにしたことを特徴とする請求項31記載の器具。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2008−501423(P2008−501423A)
【公表日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−515487(P2007−515487)
【出願日】平成17年6月1日(2005.6.1)
【国際出願番号】PCT/US2005/019079
【国際公開番号】WO2005/120946
【国際公開日】平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願人】(506402160)
【出願人】(506402274)
【Fターム(参考)】