説明

飲料飛散防止注口弁

【課題】従来のペットボトルの注口はネジ蓋を取付けるために、2cmほどの円形口から飲料を注いでいた。飲料を注ぐ、その度にペットボトル内が外気圧と差を生じ、強弱を繰返しながら脈打ちしていたために、飲料は飛跳ね飛散していた。また、注ぐ時間も一定でなかった。
【解決手段】ペットボトル出口に整流パイプ又はストローを取り付け、注ぎ出す飲料を整流し、ペットボトル内を外気圧と同圧にする事で、強弱の脈打ちを繰返す事なく注ぐ事を可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はペットボトルの飲料を他の容器に注ぐ時に、注ぐ飲料の脈打ような強弱を防ぐ注ぎ口に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のペットボトルの注ぎ口は、ネジ付蓋を取付けるために直径2cmほどの円形口から、飲料を注いでいた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ペットボトルから他の容器に飲料を注ぐ際、飲料は脈打つような強弱を繰り返しながら注ぎ口から注がれるめに容器から飛び跳ね飛散していた。
【0004】
また、脈打つような強弱を繰り返しながら注がれるために、注ぎ口から注がれる量も一定でなく、注ぐ時間も不安定であった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決する物であり、ペットボトルの注ぎ口から飲料が強弱のある脈打をする事無く、その事に伴い飛び跳ねによる飛散も無く、注ぐ量の増減も無く、他の容器に注ぐ事のできる飲料飛散防止注口弁である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために、ペットボトルの注ぎ口に貫通した多数の穴の有る樹脂、ステンレスの素材のツバ付ボスに、そのツバ付ボスより6cm前後長いのストロー、もしくは、ステンレスパイプを3等分割、あるいは、4等分割の位置に取付けた物である。あるいは、上記の構造を一体成型した物である。
【発明の効果】
【0007】
上記のように、貫通した多数の穴のあるツバ付ボスによって、飲料の流れは貫通穴の数だけの整流になり、3等分割、あるいは、4等分割の位置に取付けられたストロー、もしくは、ステンレスパイプからペットボトル内に外気圧と同じなる様に空気が送り込まれて、強弱のない、脈打ちの無い一定の流れを得ることができる。
【0008】
上記ような事によって、飲料の脈打ちも無くなり飛散する事無くなる。また、注ぐ時間も早く、安定して飲料を注ぐ事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明を図1〜図2に基づいて説明する。
【0010】
貫通した多数の穴を有し、注ぎ口が凹部になった樹脂、ステンレスの素材のツバ付ボス(1)に3等分配、あるいは、4等分割の位置に取付けた6cm前後のストロー、もしくは、スステンレスパイプ(2)で構成さている。
【0011】
上記の構成を説明すると、ツバ付ボス(1)の貫通した多数の穴によって、穴の数だけの飲料の整流ができ、整流した飲料を凹部の注口で整流をまとめ絞り、ストロー、もしくは、ステンレスパイプ(2)によってペットボトル内を外気圧と同じになる様に注ぐ度に保たれる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】飲料飛散防止注口弁の正面図と側面図
【図2】飲料飛散防止注口弁の使用図
【符号の説明】
【0013】
1・・・ツバ付ボス
2・・・ストロー、もしくは、ステンレスパイプ
3・・・ストロー、もしくは、ステンレスパイプ(2)の取付け箇所

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペットボトルの飲料の注ぎ時の強弱の脈打ちによって、飛跳ねによる飛散を防ぐために、貫通した穴を有するツバ付ボス、ペットボトル内を外気圧と同じするストロー、もしくは、ステンレスパイプで構成された飲料飛散防止注口弁。
また、上記の構成を一体化した飲料飛散防止注口弁。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2011−98774(P2011−98774A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−272622(P2009−272622)
【出願日】平成21年11月9日(2009.11.9)
【出願人】(592062840)
【Fターム(参考)】