説明

骨の鉱化作用を増大させるためのスクレロスチンに特異的な抗体および方法

【課題】TGF−β結合タンパク質に特異的に結合する抗体に関する組成物および方法を提供する。
【解決手段】TGF−β結合タンパク質スクレロスチンと、TGF−βスーパーファミリーのメンバー(骨形態形成タンパク質)との間の相互作用を妨害することによる骨ミネラル密度の変化に関係するスクレロスチン(SOST)ポリペプチドを含む免疫原、あるいはSOSTポリペプチドに特異的に結合する抗体またはそのフラグメント。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
SOSTポリペプチドに特異的に結合する単離された抗体またはその抗原結合フラグメントであって、該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含み、ここで、該抗体は、(i)骨形態形成タンパク質(BMP)I型レセプター結合部位、および(ii)BMP II型レセプター結合部位のうちの少なくとも1つに対する該SOSTポリペプチドの結合を競合的に阻害し、該BMP I型レセプター結合部位は、GenBank登録番号NM_004329(配列番号71);D89675(配列番号72);NM_001203(配列番号73);S75359(配列番号74);NM_030849(配列番号75);D38082(配列番号76);NP_001194(配列番号77);BAA19765(配列番号78);およびAAB33865(配列番号79)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP I型レセプターポリペプチドに結合し得、該BMP II型レセプター結合部位は、GenBank登録番号U25110(配列番号80);NM_033346(配列番号81);Z48923(配列番号83);CAA88759(配列番号84);およびNM_001204(配列番号82)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP II型レセプターポリペプチドに結合し得る、抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項2】
前記抗体または前記その抗原結合フラグメントが、配列番号2、3、4、5、6、12、13、14、15、21、22、25、26、47、48、49、および50からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドに特異的に結合する、請求項1に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項3】
配列番号2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、21、22、23、24、25、26、27、28、47、48、49、および50からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、少なくとも20個のアミノ酸かつ多くても75個のアミノ酸のペプチドを用いて非ヒト動物を免疫することによって産生される、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項4】
請求項3に記載の抗体またはその抗原結合フラグメントであって、ここで、該抗体は、SOSTポリペプチドに特異的に結合し、該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含む、抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項5】
請求項4に記載の抗体またはその抗原結合フラグメントであって、該抗体は、(i)骨形態形成タンパク質(BMP)I型レセプター結合部位、および(ii)BMP II型レセプター結合部位のうちの少なくとも1つに対する該SOSTポリペプチドの結合を競合的に阻害し、該BMP I型レセプター結合部位は、GenBank登録番号NM_004329(配列番号71);D89675(配列番号72);NM_001203(配列番号73);S75359(配列番号74);NM_030849(配列番号75);D38082(配列番号76);NP_001194(配列番号77);BAA19765(配列番号78);およびAAB33865(配列番号79)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP I型レセプターポリペプチドに結合し得、該BMP II型レセプター結合部位は、GenBank登録番号U25110(配列番号80);NM_033346(配列番号81);Z48923(配列番号83);CAA88759(配列番号84);およびNM_001204(配列番号82)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP II型レセプターポリペプチドに結合し得る、抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項6】
配列番号2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、21、22、23、24、25、26、27、28、47、48、49、および50からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、少なくとも20個のアミノ酸かつ多くても75個のアミノ酸のペプチドを用いて非ヒト動物を免疫することによって産生される、抗体またはその抗原結合フラグメントであって、ここで、該抗体は、SOSTポリペプチドに特異的に結合し、該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含み、該抗体は、(i)骨形態形成タンパク質(BMP)I型レセプター結合部位、および(ii)BMP II型レセプター結合部位のうちの少なくとも1つに対する該SOSTポリペプチドの結合を競合的に阻害し、該BMP I型レセプター結合部位は、GenBank登録番号NM_004329(配列番号71);D89675(配列番号72);NM_001203(配列番号73);S75359(配列番号74);NM_030849(配列番号75);D38082(配列番号76);NP_001194(配列番号77);BAA19765(配列番号78);およびAAB33865(配列番号79)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP I型レセプターポリペプチドに結合し得、該BMP II型レセプター結合部位は、GenBank登録番号U25110(配列番号80);NM_033346(配列番号81);Z48923(配列番号83);CAA88759(配列番号84);およびNM_001204(配列番号82)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP II型レセプターポリペプチドに結合し得る、抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項7】
SOSTポリペプチドに特異的に結合して、SOSTホモ二量体の形成を妨害する、単離された抗体またはその抗原結合フラグメントであって、該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含む、抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項8】
前記抗体が、配列番号29、30、31、33、34、35、36、41、42、43、51、52、53、および54からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドに結合する、請求項7に記載の抗体。
【請求項9】
配列番号29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、51、52、53、および54からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、少なくとも20個のアミノ酸かつ多くても75個のアミノ酸のペプチドを用いて非ヒト動物を免疫することによって産生される、抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項10】
前記抗体または前記その抗原結合フラグメントが、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含むSOSTポリペプチドに特異的に結合する、請求項9に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項11】
前記抗体または前記その抗原結合フラグメントが、SOSTホモ二量体の形成を妨害する、請求項10に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項12】
配列番号29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、51、52、53、および54からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、少なくとも20個のアミノ酸かつ多くても75個のアミノ酸のペプチドを用いて非ヒト動物を免疫することによって産生される、抗体またはその抗原結合フラグメントであって、ここで、該抗体または該その抗原結合フラグメントは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含むSOSTポリペプチドに特異的に結合し、該抗体は、SOSTホモ二量体の形成を妨害する、抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項13】
前記抗体が、ポリクローナル抗体である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の抗体。
【請求項14】
前記抗体が、モノクローナル抗体である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の抗体。
【請求項15】
前記モノクローナル抗体が、マウスモノクローナル抗体、ヒトモノクローナル抗体、ラットモノクローナル抗体、およびハムスターモノクローナル抗体からなる群より選択される。請求項14に記載の抗体。
【請求項16】
請求項14に記載の抗体を産生するハイブリドーマ細胞。
【請求項17】
請求項14に記載の抗体を発現し得る宿主細胞。
【請求項18】
前記抗体が、ヒト化抗体またはキメラ抗体である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の抗体。
【請求項19】
請求項18に記載の抗体を発現し得る宿主細胞。
【請求項20】
前記抗原結合フラグメントが、F(ab’)、Fab’、Fab、Fd、およびFvからなる群より選択される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の抗体。
【請求項21】
単鎖抗体を含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の抗体。
【請求項22】
請求項21に記載の抗体を発現し得る宿主細胞。
【請求項23】
請求項1〜12のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント、ならびに生理学的に受容可能なキャリアを含有する組成物。
【請求項24】
SOSTポリペプチドの6個、7個、8個、9個、10個、11個、または12個の連続アミノ酸を含むペプチドを含む免疫原であって、該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含み、ここで、該ペプチドは、SOSTポリペプチドに特異的に結合して、(i)骨形態形成タンパク質(BMP)I型レセプター結合部位、および(ii)BMP II型レセプター結合部位のうちの少なくとも1つに対する該SOSTポリペプチドの結合を競合的に阻害する抗体を、非ヒト動物中で誘発し得、該BMP I型レセプター結合部位は、GenBank登録番号NM_004329(配列番号71);D89675(配列番号72);NM_001203(配列番号73);S75359(配列番号74);NM_030849(配列番号75);D38082(配列番号76);NP_001194(配列番号77);BAA19765(配列番号78);およびAAB33865(配列番号79)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP I型レセプターポリペプチドに結合し得、該BMP II型レセプター結合部位は、GenBank登録番号U25110(配列番号80);NM_033346(配列番号81);Z48923(配列番号83);CAA88759(配列番号84);およびNM_001204(配列番号82)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP II型レセプターポリペプチドに結合し得る、免疫原。
【請求項25】
SOSTポリペプチドの少なくとも21個の連続アミノ酸かつ多くても50個の連続アミノ酸を含むペプチドを含む免疫原であって、該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含み、ここで、該ペプチドは、SOSTポリペプチドに特異的に結合して、(i)骨形態形成タンパク質(BMP)I型レセプター結合部位、および(ii)BMP II型レセプター結合部位のうちの少なくとも1つに対する該SOSTポリペプチドの結合を競合的に阻害する抗体を、非ヒト動物中で誘発し得、該BMP I型レセプター結合部位は、GenBank登録番号NM_004329(配列番号71);D89675(配列番号72);NM_001203(配列番号73);S75359(配列番号74);NM_030849(配列番号75);D38082(配列番号76);NP_001194(配列番号77);BAA19765(配列番号78);およびAAB33865(配列番号79)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP I型レセプターポリペプチドに結合し得、該BMP II型レセプター結合部位は、GenBank登録番号U25110(配列番号80);NM_033346(配列番号81);Z48923(配列番号83);CAA88759(配列番号84);およびNM_001204(配列番号82)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP II型レセプターポリペプチドに結合し得る、免疫原。
【請求項26】
配列番号2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、21、22、23、24、25、26、27、28、47、48、49、および50からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、少なくとも20個のアミノ酸かつ多くても75個のアミノ酸のペプチドを含む免疫原。
【請求項27】
前記ペプチドが、SOSTポリペプチドに特異的に結合する抗体を非ヒト動物中で誘発し得る、請求項26に記載の免疫原であって、該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含む、免疫原。
【請求項28】
前記抗体が、(i)骨形態形成タンパク質(BMP)I型レセプター結合部位、および(ii)BMP II型レセプター結合部位のうちの少なくとも1つに対する前記SOSTポリペプチドの結合を競合的に阻害する、請求項27に記載の免疫原であって、ここで、該BMP I型レセプター結合部位は、GenBank登録番号NM_004329(配列番号71);D89675(配列番号72);NM_001203(配列番号73);S75359(配列番号74);NM_030849(配列番号75);D38082(配列番号76);NP_001194(配列番号77);BAA19765(配列番号78);およびAAB33865(配列番号79)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP I型レセプターポリペプチドに結合し得、該BMP II型レセプター結合部位は、GenBank登録番号U25110(配列番号80);NM_033346(配列番号81);Z48923(配列番号83);CAA88759(配列番号84);およびNM_001204(配列番号82)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP II型レセプターポリペプチドに結合し得る、免疫原。
【請求項29】
配列番号2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、21、22、23、24、25、26、27、28、47、48、49、および50からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、少なくとも20個のアミノ酸かつ多くてもの75個のアミノ酸のペプチドを含む免疫原であって、ここで、該ペプチドは、SOSTポリペプチドに特異的に結合する抗体を非ヒト動物中で誘発し得、該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含み、該抗体は、(i)骨形態形成タンパク質(BMP)I型レセプター結合部位、および(ii)BMP II型レセプター結合部位のうちの少なくとも1つに対する該SOSTポリペプチドの結合を競合的に阻害し、該BMP I型レセプター結合部位は、GenBank登録番号NM_004329(配列番号71);D89675(配列番号72);NM_001203(配列番号73);S75359(配列番号74);NM_030849(配列番号75);D38082(配列番号76);NP_001194(配列番号77);BAA19765(配列番号78);およびAAB33865(配列番号79)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP I型レセプターポリペプチドに結合し得、該BMP II型レセプター結合部位は、GenBank登録番号U25110(配列番号80);NM_033346(配列番号81);Z48923(配列番号83);CAA88759(配列番号84);およびNM_001204(配列番号82)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP II型レセプターポリペプチドに結合し得る、免疫原。
【請求項30】
配列番号29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、51、52、53、および54からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、少なくとも20個のアミノ酸かつ多くても75個のアミノ酸のペプチドを含む免疫原。
【請求項31】
前記ペプチドが、SOSTポリペプチドに特異的に結合する抗体を非ヒト動物中で誘発し得る、請求項30に記載の免疫原であって、該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含む、免疫原。
【請求項32】
前記抗体が、SOSTホモ二量体の形成を妨害する、請求項31に記載の免疫原。
【請求項33】
配列番号29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、51、52、53、および54からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、少なくとも20個のアミノ酸かつ多くても75個のアミノ酸のペプチドを含む免疫原であって、ここで、該ペプチドは、SOSTポリペプチドに特異的に結合する抗体を非ヒト動物中で誘発し得、該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含み、該抗体は、SOSTホモ二量体の形成を妨害する、免疫原。
【請求項34】
SOSTポリペプチドの6個、7個、8個、9個、10個、11個、または12個の連続アミノ酸を含むペプチドを含む免疫原であって、該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含み、ここで、該ペプチドは、該SOSTポリペプチドに特異的に結合して、SOSTホモ二量体の形成を妨害する抗体を非ヒト動物中で誘発し得る、免疫原。
【請求項35】
SOSTポリペプチドの少なくとも21個の連続アミノ酸かつ多くても50個の連続アミノ酸を含むペプチドを含む免疫原であって、該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含み、ここで、該ペプチドは、該SOSTポリペプチドに特異的に結合してSOSTホモ二量体の形成を妨害する抗体を非ヒト動物中で誘発し得る、免疫原。
【請求項36】
前記ペプチドが、キャリア分子と会合している、請求項24〜35のいずれか1項に記載の免疫原。
【請求項37】
前記キャリア分子が、キャリアポリペプチドである、請求項36に記載の免疫原。
【請求項38】
前記キャリアポリペプチドが、キーホールリンペットヘモシアニンである、請求項37に記載の免疫原。
【請求項39】
SOSTポリペプチドに特異的に結合する抗体を産生するための方法であって、該方法は、請求項24〜29のいずれか1項に記載の免疫原で非ヒト動物を免疫する工程を包含し、ここで、(a)該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含み;(b)該抗体は、(i)骨形態形成タンパク質(BMP)I型レセプター結合部位、および(ii)BMP II型レセプター結合部位のうちの少なくとも1つに対する該SOSTポリペプチドの結合を競合的に阻害し;(c)該BMP I型レセプター結合部位は、GenBank登録番号NM_004329(配列番号71);D89675(配列番号72);NM_001203(配列番号73);S75359(配列番号74);NM_030849(配列番号75);D38082(配列番号76);NP_001194(配列番号77);BAA19765(配列番号78);およびAAB33865(配列番号79)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP I型レセプターポリペプチドに結合し得;そして(d)該BMP II型レセプター結合部位は、GenBank登録番号U25110(配列番号80);NM_033346(配列番号81);Z48923(配列番号83);CAA88759(配列番号84);およびNM_001204(配列番号82)からなる群より選択される配列に示されるアミノ酸配列を含むBMP II型レセプターポリペプチドに結合し得る、方法。
【請求項40】
SOSTポリペプチドに特異的に結合する抗体を産生するための方法であって、該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、58、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含み、該方法は、請求項30〜35のいずれか1項に記載の免疫原で非ヒト動物を免疫する工程を包含し、ここで、該抗体は、SOSTホモ二量体の形成を妨害する、方法。
【請求項41】
TGF−βシグナル伝達経路を調節する抗体を同定するための方法であって、該方法は、
(a)抗体/SOSTペプチド複合体を形成させるために十分な条件下および時間の間、配列番号1、20、58、60、62、および68のいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含むSOSTポリペプチドに特異的に結合する抗体と、配列番号2〜19、および21〜54からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのSOSTポリペプチドとを接触させる工程;ならびに
(b)抗体/SOSTペプチド複合体の濃度を検出して、それにより、TGF−βシグナル伝達経路を調節する抗体の存在を検出する工程、
を包含する、方法。
【請求項42】
SOSTポリペプチドに対するBMPの結合を妨害する抗体を同定するための方法であって、該方法は、
(a)抗体/SOSTペプチド複合体を形成させるために十分な条件下および時間の間、(i)配列番号1、20、58、60、62、および68のいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含むSOSTポリペプチドに特異的に結合する抗体と、(ii)配列番号2〜19、21〜28、および47〜50からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのSOSTペプチドとを接触させる工程;ならびに
(b)抗体/SOSTペプチド複合体の濃度を検出して、それにより、SOSTポリペプチドに対するBMPの結合を妨害する抗体の存在を検出する工程、
を包含する、方法。
【請求項43】
SOSTホモ二量体の形成を妨害する抗体を同定するための方法であって、該方法は、
(a)(i)抗体/SOSTペプチド複合体を形成させるために十分な条件下および時間の間、配列番号1、20、58、60、62、および68のいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含むSOSTポリペプチドに特異的に結合する抗体と、(ii)配列番号29〜46、および51〜54からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのSOSTペプチドとを接触させる工程;ならびに
(b)抗体/SOSTペプチド複合体の濃度を検出し、それにより、SOSTホモ二量体の形成を妨害する抗体の存在を検出する工程、
を包含する、方法。
【請求項44】
骨のミネラル含有量を増大させる抗体を同定するための方法であって、該方法は、
(a)抗体/SOSTペプチド複合体を形成させるために十分な条件下および時間の間、(i)配列番号1、20、58、60、62、および68のいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含むSOSTポリペプチドに特異的に結合する抗体と、(ii)配列番号2〜19、および21〜54からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのSOSTペプチドとを接触させる工程;ならびに
(b)抗体/SOSTペプチド複合体の濃度を検出し、それにより、骨のミネラル含有量を増大させる抗体の存在を検出する工程、
を包含する、方法。
【請求項45】
前記抗体が、生物学的サンプル中に存在する抗体、および精製された抗体からなる群より選択される、請求項41〜44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項46】
前記精製された抗体が、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、および抗体の抗原結合フラグメントからなる群より選択される、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記ポリペプチドが、配列番号5、6、および14からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、請求項2に記載の抗体。
【請求項48】
前記ペプチドが、配列番号5、6、10、11、14、および18からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、請求項3〜6のいずれか1項に記載の抗体。
【請求項49】
前記ペプチドが、配列番号5、6、10、11、14、および18からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、請求項26〜29のいずれか1項に記載の免疫原。
【請求項50】
SOSTポリペプチドに特異的に結合する抗体を産生する方法であって、該方法は、請求項49に記載の免疫原を用いて非ヒト動物を免疫する工程を包含し、ここで、該SOSTポリペプチドは、配列番号1、20、28、60、62、または68に示されるアミノ酸配列を含む、方法。
【請求項51】
前記SOSTペプチドが、配列番号5、6、10、11、14、および18からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、請求項41、42、および44のいずれか1項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−105729(P2011−105729A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−276055(P2010−276055)
【出願日】平成22年12月10日(2010.12.10)
【分割の表示】特願2006−517261(P2006−517261)の分割
【原出願日】平成16年6月15日(2004.6.15)
【出願人】(504196975)セルテック アール アンド ディー, インコーポレイテッド (5)
【Fターム(参考)】