高い安全性を確保した文書処理のためのシステムおよび方法
【課題】 高い安全性を確保した文書処理のためのシステムにおいて、ユーザが、ログエントリあるいは文書に関する他の情報を生成することなく、内密に文書を生成あるいは印刷することができなかった。
【解決手段】 文書の印刷後、文書処理ジョブがログされないように、システムは任意のキャラクタでジョブの内容を書き換えた後、そのファイルを削除する。そして重ね書きの程度は、設定されるレベルに応じて変更される。
【解決手段】 文書の印刷後、文書処理ジョブがログされないように、システムは任意のキャラクタでジョブの内容を書き換えた後、そのファイルを削除する。そして重ね書きの程度は、設定されるレベルに応じて変更される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、高い安全性を確保した文書処理のためのシステム、および方法に関し、さらに詳細には、ユーザが、ログエントリあるいは文書に関する他の情報を生成することなく、内密に文書を生成あるいは印刷することができる、高い安全性を確保した文書処理のためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
一般的に、多機能周辺装置のような文書処理装置は、文書を内密にあるいは安全に生成する機能を持っている。ユーザは、印刷される文書に関連した個人識別番号に加えて、任意の適切な手段を介して秘密文書の生成あるいはプリントオプションを選択する。文書処理装置に印刷用文書を準備したら、ユーザは次に任意の適切な手段を介して個人識別番号を入力する。すると、文書が印刷される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
ユーザが適切な個人識別番号を提供する場合のみ、文書は印刷されるが、文書処理装置は、なおプリント・ジョブの記録を続ける。文書処理装置のログには、ユーザ名および印刷文書名が含まれる。高い安全性を確保した文書処理を可能にし、そのような処理に関係するログ情報を生成しないシステムおよび方法が必要であった。
【０００４】
本発明により、前述の問題点が改善され、ユーザあるいは文書についての情報を生成しない高い安全性を確保した文書処理を可能にする機構が提供される。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明によれば、高い安全性を確保した文書処理のためのシステムおよび方法が提供される。
さらに本発明によれば、文書処理についてのログ情報を生成することなく、高い安全性を確保した文書処理のためのシステムおよび方法が提供される。
さらに本発明によれば、ユーザに、個人識別番号およびユーザ名および文書名のエイリアスを使用して、内密に文書を生成する機能を提供するシステムおよび方法が提供される。
【０００６】
またさらに、本発明によれば、高い安全性を確保した文書処理のためのシステムが提供される。そのシステムは、選択された処理が必要な文書を表す電子文書データの受信に適した手段、およびその電子文書に関連した識別子を表すキーデータの保護に適した保護手段を含む。そのシステムは、同様に、電子文書およびキーデータを、関連する文書処理装置に送信するのに適した手段、およびキーコードに関する入力をユーザに促すのに適した文書処理装置に関連した手段を有している。そのシステムはさらに、ユーザ入力をキーデータと比較するのに適した比較手段、および、比較手段のアウトプットに従って文書処理装置を選択的に使用可能にするのに適した手段を含む。
【０００７】
好ましい実施例では、システムはさらに文書処理装置の動作を選択的にログするのに適したログ手段と、有効ログデータを受信するのに適した手段、および有効ログデータの受信に従って、ログ手段を起動するのに適した手段を含む。さらにシステムは、電子文書データをスプーリングするのに適したメモリ手段と、有効ログデータに従ってスプールされた電子文書データに選択的に上書きするのに適した手段を含むことが好ましい。キーデータ保護手段は、選択されたエイリアスおよび選択された個人識別番号を表すデータを保護するのに適した手段を有することが好ましい。
【０００８】
文書処理装置は、プリントデバイス、複写装置、ファクシミリ機および多機能周辺装置の少なくとも１つであることが好ましい。
またさらに、本発明によれば、安全に文書を処理する方法が提供される。その方法は、選択された処理が必要な文書を表す電子文書データを受信するステップ、および電子文書に関連した識別子を表すキーデータを保護するステップを含む。その方法は、同様に、電子文書およびキーデータを、関連する文書処理装置に伝達するステップ、およびキーコードに関する入力をユーザに促すステップを有している。その方法はさらに、ユーザ入力をキーデータと比較するステップ、および、比較手段のアウトプットに従って文書処理装置を選択的に使用可能にするステップを含む。
【０００９】
本発明によれば、ユーザが、ログエントリあるいは文書に関する他の情報を生成することなく、内密に文書を生成あるいは印刷することができる高い安全性を確保した文書処理のためのシステムおよび方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１０】
好ましい実施例では、その方法はさらに文書処理装置の動作を選択的にログするステップと、有効ログデータを受信するステップ、および有効ログデータの受信に従って、ログ手段を起動するステップを含む。さらにその方法は、電子文書データをスプーリングするメモリステップと、有効ログデータに従ってスプールされた電子文書データに選択的に上書きするステップを含むことが好ましい。キーデータを保護するステップは、選択されたエイリアスおよび選択された個人識別番号を表すデータの保護を有することが好ましい。
【００１１】
文書処理装置は、プリントデバイス、複写装置、ファクシミリ機および多機能周辺装置の少なくとも１つであることが好ましい。
さらに、本発明の別の目的および解釈は、単に本発明の実施に適した最良の形態のうちの一つの実例として、本発明の好ましい実施例が記述されている以下の記述から、当業者には容易に明白になる。従って本発明は、別の異なる実施例が可能であり、それぞれの細部は本発明から逸脱することなしに、多様で明白な解釈の修正が可能である。従って、図面および詳細は事実上実例と見なされるが、限定的なものではない。
【実施例】
【００１２】
本発明は、高い安全性を確保した文書処理のためのシステム、および方法に関し、
さらに詳細には、ユーザが、ログエントリあるいは文書に関する他の情報を生成することなく、内密に文書を生成あるいは印刷することができる、高い安全性を確保した文書処理のためのシステムおよび方法に関する。
図１は、本発明の高い安全性を確保した文書処理のためのシステム１００の例である。
システム１００は文書処理装置１０２から成る。システム１００の文書処理装置１０２は、一般的にはプロセッサ・コンポーネント、関連するメモリおよび通信コンポーネントを含むコントローラ１０４を有している。コントローラ１０４は、文書処理装置１０２の動作を管理し、また、文書処理装置１０２と他の装置間の通信が可能になるよう、文書処理装置１０２を制御する。文書処理装置は、プリントデバイス、複写装置、スキャニング装置、ファクシミリあるいは多機能周辺装置であることが好ましい。
【００１３】
例えば、図１に示されるように、システム１００は、コンピュータ・ネットワーク１１０に存在し、複数のコンピュータ１０６、１０８が、通信および文書処理装置１０２の機能を使用すること可能にしている。ネットワーク１１０は、例えば、イーサネット、トークン・リングあるいはインターネット等のような既知の技術による任意の適切なネットワークであるが、それに制限されない。コンピュータ１０６および１０８は、ネットワーク１１０を通じ、コントローラ１０４を介して、文書管理装置１０２にデータを送信する。文書処理装置１０２は、コンピュータ・ネットワーク１１０に接続される必要はないが、例えば単独のコンピュータなどに接続し、スタンドアロンでの使用が適切であることは、当業者により認識される。当業者は、そのようなスタンドアローン設定が、本発明の動作に影響しないことを理解する。
【００１４】
当業者は、文書処理装置１０２が、例えば東芝ｅ−Ｓｔｕｄｉｏシリーズのコントローラを含むがそれに限定されない、既知で任意の文書処理装置であることを認識する。
文書処理装置は、関連するユーザが、高い安全性を確保した文書処理を要求し、それに関するパラメータを選択する関連したユーザ・インタフェース１１２によってデータ通信する。ユーザ・インタフェースは、高い安全性を確保した文書処理に関係する情報を表示するための表示手段を有していることが好ましい。ある実施例においては、ユーザ・インタフェースは文書処理装置に付随する、あるいは関連する表示手段、またはモニタであり、ユーザはインターフェースを使用して高い安全性を確保した文書処理に関する情報にアクセス、あるいはその情報を変更する。他の実施例においては、ユーザは、任意の適切な手段を介して文書処理装置に接続されたウェブ・アドミニストレータ等を通じて、リモート・ユーザ・インタフェースによりそのような情報を遠隔でアクセスあるいは変更する。実行可能なユーザ・インタフェースが、タッチ・スクリーン、キーパッド、ペン入力等のような多様な形式を適切にとることが認識される。
【００１５】
図２は、本発明の高い安全性を確保した文書処理のための方法を図示するフローチャート図２００である。２０２で、文書データは任意の適切な手段を介して文書処理装置に受信される。文書データは、関連するユーザからの文書生成の依頼に応じて、文書処理装置内のスプーリング手段で受信されることが好ましい。文書生成のパラメータおよび高い安全性を確保した文書処理に関する情報も文書処理装置に送信されることが好ましい。
図３は、文書生成のパラメータおよび高い安全性を確保した文書処理のオプションを選択するためのサンプル・テンプレート３００である。３０２で、ユーザは、プライベート・プリント等のジョブ・タイプを選択する。３０４で、ユーザは、生成される文書の向きを選択する。３０６で、ユーザは両面のオプションを選択する。次に、複写枚数を３０８で選択し、ソートを３１０、グルーピングを３１２で選択する。
【００１６】
ユーザは、３１４でステープリングを、あるいは３１６で穴あけオプションを選択することにより、仕上げオプションの選択をする。
３１８で、ユーザはプリント・プロファイルを入力する。ユーザはＯｐｅｎボタン３２０の選択によりプリント・プロファイルの開始、またはＳａｖｅボタン３２２の選択によりプリント・プロファイルの保存ができる。ユーザは、３２４で、文書を生成する部に対する部コードを入力する。次に、３２６で宛先を選択する。
【００１７】
ユーザには、３２８で初期設定値に戻すオプションがある。ユーザはＯＫボタン３３０を選択して情報を保存するか、あるいはＣａｎｃｅｌボタン３３２を選択して情報を取り消す。ユーザは、Ｈｅｌｐボタン３３４を選択し、情報を完成するためにヘルプを要請する。
ユーザは、Ｓｅｔｔｉｎｇｓボタン３１８を選択し、高い安全性を確保した文書処理オプションを選択する。次に、高い安全性を確保した文書処理、およびそれに関連するパラメータを選択するための画面が提示される。
【００１８】
図４は、高い安全性を確保した文書処理のパラメータを選択するためのサンプル・テンプレート４００である。４０２で、ユーザは文書識別番号を提供するか、または提供される。文書識別番号はユーザにより選択されるか、あるいは任意の適切な手段を介してシステムにより生成され、ユーザに提供される。４０４で、処理ジョブを記録するかどうか、ユーザが選択する。ユーザは、４０６でユーザ名のエイリアス、および４０８で文書名のエイリアスを入力する。実際のユーザ名および文書名の変わりに、エイリアスのユーザ名および文書名が、ログインする。情報の保存を望む場合、ユーザは４１０でＯＫボタンを選択する。情報の保存を望まない場合、ユーザはＣａｎｃｅｌボタン４１２を選択する。ユーザにより提供される情報は、後の高い安全性を確保した文書処理動作での使用に備えて適切な記憶メディアに保管される。
【００１９】
ある実施例においては、ユーザは文書処理装置に付随する、あるいは関連するユーザ・インタフェースを介して要求された情報を入力し、そのインターフェースを使用して高い安全性を確保した文書処理に関する情報にアクセス、あるいはその情報を変更する。他の実施例においては、ユーザは、任意の適切な手段を介して文書処理装置に接続されたウェブ・アドミニストレータ等を通じて、リモート・ユーザ・インタフェースにより要求された情報を遠隔で入力する。
【００２０】
２０４で、文書処理ジョブは、任意の適切な手段を介して作成される。文書処理ジョブは、文書処理装置のコントローラ内のジョブ管理手段により作成されることが好ましい。２０６で、文書ファイルは任意の適切な手段を介して生成の準備がされている。文書ファイルは、文書処理装置内のＲＩＰマネージャ手段によりラスタされることが好ましい。
２０８で、高い安全性を確保した文書処理ジョブを要求するユーザは、ジョブが任意の適切な手段を介して生成される準備ができていることを通知される。
【００２１】
２１０で、ユーザへの通知に際して、ユーザは、任意の適切な手段を介して文書を生成するために、特定の文書識別番号を入力するように促される。ある実施例においては、ユーザは文書処理装置に付随する、あるいは関連するユーザ・インタフェースを介して要求された情報を入力し、そのインターフェースを使用して高い安全性を確保した文書処理に関する情報にアクセス、あるいはその情報を変更する。他の実施例においては、ユーザは、任意の適切な手段を介して文書処理装置に接続されたウェブ・アドミニストレータ等を通じて、リモート・ユーザ・インタフェースにより要求された情報を遠隔で入力する。
【００２２】
ユーザが正確な文書識別番号を入力すると、２１２に進み、ジョブ管理手段はフェイス・ファイルを文書生成管理手段に送信する。２１４で、生成されたフェイス・ファイルは、次に任意の適切な手段を介して生成されるために送信される。
【００２３】
２１６で、ジョブが生成されると、システムは任意の適切な手段を介してユーザにより提供された情報をチェックすることにより、文書処理ジョブがログされることになっているかどうか決定する。文書処理ジョブがログされる場合、２１８で示されるように、その文書処理ジョブは、ユーザが用意したユーザ名およびドキュメント名のエイリアスでログされる。文書処理ジョブがログされない場合、２２０に示されるように、システムは任意の適切な手段により任意のキャラクタでジョブの内容（コンテンツ）を書き換えた後、そのファイルを削除する。重ね書きの程度は、プライバシーのレベルに応じて減少する。具体例として、特定の状況に当てはまる他の規格と同様に、ある種のセキュリティの出願は、米国国防総省規格（現在はＤｏＤ５２２０．２２）に応じて隠される。
【００２４】
好ましい実施例では、本発明はソフトウェアで実施されているが、技術に習熟した当業者が容易に認識できるように、ハードウェアで、あるいはソフトウェアとハードウェアの組合せで実施することもできる。
【００２５】
本発明は、好ましい実施例について詳細に説明されているが、添付の特許請求の範囲に定義される発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、変更、代替および修正を行なうことができる。本発明の本質を説明するために記述され図示されている細部や材料および配列について、添付された特許請求の範囲に示される本発明の原理および範囲内で、当業者により多様な変更を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【００２６】
【図１】本発明のシステムのブロック図である。
【図２】本発明の方法を図示するフローチャートである。
【図３】高い安全性を確保した文書処理のためのパラメータを選択するテンプレートのサンプルである。
【図４】高い安全性を確保した文書処理ジョブに割り当てられた文書識別番号およびエイリアスを選択するテンプレートのサンプルである。
【技術分野】
【０００１】
本発明は、高い安全性を確保した文書処理のためのシステム、および方法に関し、さらに詳細には、ユーザが、ログエントリあるいは文書に関する他の情報を生成することなく、内密に文書を生成あるいは印刷することができる、高い安全性を確保した文書処理のためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
一般的に、多機能周辺装置のような文書処理装置は、文書を内密にあるいは安全に生成する機能を持っている。ユーザは、印刷される文書に関連した個人識別番号に加えて、任意の適切な手段を介して秘密文書の生成あるいはプリントオプションを選択する。文書処理装置に印刷用文書を準備したら、ユーザは次に任意の適切な手段を介して個人識別番号を入力する。すると、文書が印刷される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
ユーザが適切な個人識別番号を提供する場合のみ、文書は印刷されるが、文書処理装置は、なおプリント・ジョブの記録を続ける。文書処理装置のログには、ユーザ名および印刷文書名が含まれる。高い安全性を確保した文書処理を可能にし、そのような処理に関係するログ情報を生成しないシステムおよび方法が必要であった。
【０００４】
本発明により、前述の問題点が改善され、ユーザあるいは文書についての情報を生成しない高い安全性を確保した文書処理を可能にする機構が提供される。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明によれば、高い安全性を確保した文書処理のためのシステムおよび方法が提供される。
さらに本発明によれば、文書処理についてのログ情報を生成することなく、高い安全性を確保した文書処理のためのシステムおよび方法が提供される。
さらに本発明によれば、ユーザに、個人識別番号およびユーザ名および文書名のエイリアスを使用して、内密に文書を生成する機能を提供するシステムおよび方法が提供される。
【０００６】
またさらに、本発明によれば、高い安全性を確保した文書処理のためのシステムが提供される。そのシステムは、選択された処理が必要な文書を表す電子文書データの受信に適した手段、およびその電子文書に関連した識別子を表すキーデータの保護に適した保護手段を含む。そのシステムは、同様に、電子文書およびキーデータを、関連する文書処理装置に送信するのに適した手段、およびキーコードに関する入力をユーザに促すのに適した文書処理装置に関連した手段を有している。そのシステムはさらに、ユーザ入力をキーデータと比較するのに適した比較手段、および、比較手段のアウトプットに従って文書処理装置を選択的に使用可能にするのに適した手段を含む。
【０００７】
好ましい実施例では、システムはさらに文書処理装置の動作を選択的にログするのに適したログ手段と、有効ログデータを受信するのに適した手段、および有効ログデータの受信に従って、ログ手段を起動するのに適した手段を含む。さらにシステムは、電子文書データをスプーリングするのに適したメモリ手段と、有効ログデータに従ってスプールされた電子文書データに選択的に上書きするのに適した手段を含むことが好ましい。キーデータ保護手段は、選択されたエイリアスおよび選択された個人識別番号を表すデータを保護するのに適した手段を有することが好ましい。
【０００８】
文書処理装置は、プリントデバイス、複写装置、ファクシミリ機および多機能周辺装置の少なくとも１つであることが好ましい。
またさらに、本発明によれば、安全に文書を処理する方法が提供される。その方法は、選択された処理が必要な文書を表す電子文書データを受信するステップ、および電子文書に関連した識別子を表すキーデータを保護するステップを含む。その方法は、同様に、電子文書およびキーデータを、関連する文書処理装置に伝達するステップ、およびキーコードに関する入力をユーザに促すステップを有している。その方法はさらに、ユーザ入力をキーデータと比較するステップ、および、比較手段のアウトプットに従って文書処理装置を選択的に使用可能にするステップを含む。
【０００９】
本発明によれば、ユーザが、ログエントリあるいは文書に関する他の情報を生成することなく、内密に文書を生成あるいは印刷することができる高い安全性を確保した文書処理のためのシステムおよび方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１０】
好ましい実施例では、その方法はさらに文書処理装置の動作を選択的にログするステップと、有効ログデータを受信するステップ、および有効ログデータの受信に従って、ログ手段を起動するステップを含む。さらにその方法は、電子文書データをスプーリングするメモリステップと、有効ログデータに従ってスプールされた電子文書データに選択的に上書きするステップを含むことが好ましい。キーデータを保護するステップは、選択されたエイリアスおよび選択された個人識別番号を表すデータの保護を有することが好ましい。
【００１１】
文書処理装置は、プリントデバイス、複写装置、ファクシミリ機および多機能周辺装置の少なくとも１つであることが好ましい。
さらに、本発明の別の目的および解釈は、単に本発明の実施に適した最良の形態のうちの一つの実例として、本発明の好ましい実施例が記述されている以下の記述から、当業者には容易に明白になる。従って本発明は、別の異なる実施例が可能であり、それぞれの細部は本発明から逸脱することなしに、多様で明白な解釈の修正が可能である。従って、図面および詳細は事実上実例と見なされるが、限定的なものではない。
【実施例】
【００１２】
本発明は、高い安全性を確保した文書処理のためのシステム、および方法に関し、
さらに詳細には、ユーザが、ログエントリあるいは文書に関する他の情報を生成することなく、内密に文書を生成あるいは印刷することができる、高い安全性を確保した文書処理のためのシステムおよび方法に関する。
図１は、本発明の高い安全性を確保した文書処理のためのシステム１００の例である。
システム１００は文書処理装置１０２から成る。システム１００の文書処理装置１０２は、一般的にはプロセッサ・コンポーネント、関連するメモリおよび通信コンポーネントを含むコントローラ１０４を有している。コントローラ１０４は、文書処理装置１０２の動作を管理し、また、文書処理装置１０２と他の装置間の通信が可能になるよう、文書処理装置１０２を制御する。文書処理装置は、プリントデバイス、複写装置、スキャニング装置、ファクシミリあるいは多機能周辺装置であることが好ましい。
【００１３】
例えば、図１に示されるように、システム１００は、コンピュータ・ネットワーク１１０に存在し、複数のコンピュータ１０６、１０８が、通信および文書処理装置１０２の機能を使用すること可能にしている。ネットワーク１１０は、例えば、イーサネット、トークン・リングあるいはインターネット等のような既知の技術による任意の適切なネットワークであるが、それに制限されない。コンピュータ１０６および１０８は、ネットワーク１１０を通じ、コントローラ１０４を介して、文書管理装置１０２にデータを送信する。文書処理装置１０２は、コンピュータ・ネットワーク１１０に接続される必要はないが、例えば単独のコンピュータなどに接続し、スタンドアロンでの使用が適切であることは、当業者により認識される。当業者は、そのようなスタンドアローン設定が、本発明の動作に影響しないことを理解する。
【００１４】
当業者は、文書処理装置１０２が、例えば東芝ｅ−Ｓｔｕｄｉｏシリーズのコントローラを含むがそれに限定されない、既知で任意の文書処理装置であることを認識する。
文書処理装置は、関連するユーザが、高い安全性を確保した文書処理を要求し、それに関するパラメータを選択する関連したユーザ・インタフェース１１２によってデータ通信する。ユーザ・インタフェースは、高い安全性を確保した文書処理に関係する情報を表示するための表示手段を有していることが好ましい。ある実施例においては、ユーザ・インタフェースは文書処理装置に付随する、あるいは関連する表示手段、またはモニタであり、ユーザはインターフェースを使用して高い安全性を確保した文書処理に関する情報にアクセス、あるいはその情報を変更する。他の実施例においては、ユーザは、任意の適切な手段を介して文書処理装置に接続されたウェブ・アドミニストレータ等を通じて、リモート・ユーザ・インタフェースによりそのような情報を遠隔でアクセスあるいは変更する。実行可能なユーザ・インタフェースが、タッチ・スクリーン、キーパッド、ペン入力等のような多様な形式を適切にとることが認識される。
【００１５】
図２は、本発明の高い安全性を確保した文書処理のための方法を図示するフローチャート図２００である。２０２で、文書データは任意の適切な手段を介して文書処理装置に受信される。文書データは、関連するユーザからの文書生成の依頼に応じて、文書処理装置内のスプーリング手段で受信されることが好ましい。文書生成のパラメータおよび高い安全性を確保した文書処理に関する情報も文書処理装置に送信されることが好ましい。
図３は、文書生成のパラメータおよび高い安全性を確保した文書処理のオプションを選択するためのサンプル・テンプレート３００である。３０２で、ユーザは、プライベート・プリント等のジョブ・タイプを選択する。３０４で、ユーザは、生成される文書の向きを選択する。３０６で、ユーザは両面のオプションを選択する。次に、複写枚数を３０８で選択し、ソートを３１０、グルーピングを３１２で選択する。
【００１６】
ユーザは、３１４でステープリングを、あるいは３１６で穴あけオプションを選択することにより、仕上げオプションの選択をする。
３１８で、ユーザはプリント・プロファイルを入力する。ユーザはＯｐｅｎボタン３２０の選択によりプリント・プロファイルの開始、またはＳａｖｅボタン３２２の選択によりプリント・プロファイルの保存ができる。ユーザは、３２４で、文書を生成する部に対する部コードを入力する。次に、３２６で宛先を選択する。
【００１７】
ユーザには、３２８で初期設定値に戻すオプションがある。ユーザはＯＫボタン３３０を選択して情報を保存するか、あるいはＣａｎｃｅｌボタン３３２を選択して情報を取り消す。ユーザは、Ｈｅｌｐボタン３３４を選択し、情報を完成するためにヘルプを要請する。
ユーザは、Ｓｅｔｔｉｎｇｓボタン３１８を選択し、高い安全性を確保した文書処理オプションを選択する。次に、高い安全性を確保した文書処理、およびそれに関連するパラメータを選択するための画面が提示される。
【００１８】
図４は、高い安全性を確保した文書処理のパラメータを選択するためのサンプル・テンプレート４００である。４０２で、ユーザは文書識別番号を提供するか、または提供される。文書識別番号はユーザにより選択されるか、あるいは任意の適切な手段を介してシステムにより生成され、ユーザに提供される。４０４で、処理ジョブを記録するかどうか、ユーザが選択する。ユーザは、４０６でユーザ名のエイリアス、および４０８で文書名のエイリアスを入力する。実際のユーザ名および文書名の変わりに、エイリアスのユーザ名および文書名が、ログインする。情報の保存を望む場合、ユーザは４１０でＯＫボタンを選択する。情報の保存を望まない場合、ユーザはＣａｎｃｅｌボタン４１２を選択する。ユーザにより提供される情報は、後の高い安全性を確保した文書処理動作での使用に備えて適切な記憶メディアに保管される。
【００１９】
ある実施例においては、ユーザは文書処理装置に付随する、あるいは関連するユーザ・インタフェースを介して要求された情報を入力し、そのインターフェースを使用して高い安全性を確保した文書処理に関する情報にアクセス、あるいはその情報を変更する。他の実施例においては、ユーザは、任意の適切な手段を介して文書処理装置に接続されたウェブ・アドミニストレータ等を通じて、リモート・ユーザ・インタフェースにより要求された情報を遠隔で入力する。
【００２０】
２０４で、文書処理ジョブは、任意の適切な手段を介して作成される。文書処理ジョブは、文書処理装置のコントローラ内のジョブ管理手段により作成されることが好ましい。２０６で、文書ファイルは任意の適切な手段を介して生成の準備がされている。文書ファイルは、文書処理装置内のＲＩＰマネージャ手段によりラスタされることが好ましい。
２０８で、高い安全性を確保した文書処理ジョブを要求するユーザは、ジョブが任意の適切な手段を介して生成される準備ができていることを通知される。
【００２１】
２１０で、ユーザへの通知に際して、ユーザは、任意の適切な手段を介して文書を生成するために、特定の文書識別番号を入力するように促される。ある実施例においては、ユーザは文書処理装置に付随する、あるいは関連するユーザ・インタフェースを介して要求された情報を入力し、そのインターフェースを使用して高い安全性を確保した文書処理に関する情報にアクセス、あるいはその情報を変更する。他の実施例においては、ユーザは、任意の適切な手段を介して文書処理装置に接続されたウェブ・アドミニストレータ等を通じて、リモート・ユーザ・インタフェースにより要求された情報を遠隔で入力する。
【００２２】
ユーザが正確な文書識別番号を入力すると、２１２に進み、ジョブ管理手段はフェイス・ファイルを文書生成管理手段に送信する。２１４で、生成されたフェイス・ファイルは、次に任意の適切な手段を介して生成されるために送信される。
【００２３】
２１６で、ジョブが生成されると、システムは任意の適切な手段を介してユーザにより提供された情報をチェックすることにより、文書処理ジョブがログされることになっているかどうか決定する。文書処理ジョブがログされる場合、２１８で示されるように、その文書処理ジョブは、ユーザが用意したユーザ名およびドキュメント名のエイリアスでログされる。文書処理ジョブがログされない場合、２２０に示されるように、システムは任意の適切な手段により任意のキャラクタでジョブの内容（コンテンツ）を書き換えた後、そのファイルを削除する。重ね書きの程度は、プライバシーのレベルに応じて減少する。具体例として、特定の状況に当てはまる他の規格と同様に、ある種のセキュリティの出願は、米国国防総省規格（現在はＤｏＤ５２２０．２２）に応じて隠される。
【００２４】
好ましい実施例では、本発明はソフトウェアで実施されているが、技術に習熟した当業者が容易に認識できるように、ハードウェアで、あるいはソフトウェアとハードウェアの組合せで実施することもできる。
【００２５】
本発明は、好ましい実施例について詳細に説明されているが、添付の特許請求の範囲に定義される発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、変更、代替および修正を行なうことができる。本発明の本質を説明するために記述され図示されている細部や材料および配列について、添付された特許請求の範囲に示される本発明の原理および範囲内で、当業者により多様な変更を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【００２６】
【図１】本発明のシステムのブロック図である。
【図２】本発明の方法を図示するフローチャートである。
【図３】高い安全性を確保した文書処理のためのパラメータを選択するテンプレートのサンプルである。
【図４】高い安全性を確保した文書処理ジョブに割り当てられた文書識別番号およびエイリアスを選択するテンプレートのサンプルである。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
選択された処理が必要な文書を表す電子文書データの受信に適した手段と、
前記電子文書に関連した識別子を表すキーデータの保護に適した保護手段と、
前記電子文書および前記キーデータを、関連する文書処理装置に伝達するのに適した手段と、
前記キーコードに関する入力をユーザに促すのに適した前記文書処理装置に関連した手段と、
ユーザ入力を前記キーデータと比較するのに適した比較手段、
および前記比較手段のアウトプットに従って前記文書処理装置を選択的に使用可能にするのに適した手段からなる高い安全性を確保した文書処理のためのシステム。
【請求項２】
前記文書処理装置の動作を選択的にログするのに適したログ手段と、
有効ログデータを受信するのに適した手段、および
有効ログデータの受信に従って、前記ログ手段を起動するのに適した手段をさらに含む、請求項１に記載の高い安全性を確保した文書処理のためのシステム。
【請求項３】
前記文書処理装置が、プリントデバイス、複写装置、ファクシミリ機および多機能周辺装置の少なくとも１つである、請求項１に記載の高い安全性を確保した文書処理のためのシステム。
【請求項４】
電子文書データをスプーリングするのに適したメモリ手段、および
有効ログデータに従ってスプールされた電子文書データに選択的に上書きするのに適した手段を含む、請求項２に記載の高い安全性を確保した文書処理のためのシステム。
【請求項５】
キーデータ保護手段が、選択されたエイリアスおよび選択された個人識別番号を表すデータを保護するのに適した手段を含む、請求項１に記載の高い安全性を確保した文書処理のためのシステム。
【請求項６】
ユーザ・パラメータ選択データの受信に適した手段をさらに含み、前記ユーザ・パラメータ選択データが文書処理の出力パラメータを表すデータである、請求項２に記載の高い安全性を確保した文書処理のためのシステム。
【請求項７】
前記キーコードに関する入力をユーザに促すのに適した前記手段、有効ログデータを受信するのに適した前記手段、および前記ユーザ・パラメータ選択データを受信するのに適した前記手段が、関連するユーザ・インタフェースを介して存在する、請求項６に記載の高い安全性を確保した文書処理のためのシステム。
【請求項８】
選択された処理が必要な文書を表す電子文書データを受信するステップと、
前記電子文書に関連した識別子を表すキーデータを保護するステップと、
前記電子文書および前記キーデータを、関連する文書処理装置に伝達するステップと、
前記キーコードに関する入力をユーザに促すステップと、
前記ユーザ入力を前記キーデータと比較するステップ、および
前記比較手段のアウトプットに従って前記文書処理装置を選択的に使用可能にするステップからなる高い安全性を確保した文書処理のための方法。
【請求項９】
前記文書処理装置の動作を選択的にログすること、
有効ログデータを受信すること、および
有効ログデータの受信に従って、前記ログ手段を起動することをさらに含む、請求項８に記載の高い安全性を確保した文書処理のための方法。
【請求項１０】
前記文書処理装置が、プリントデバイス、複写装置、ファクシミリ機および多機能周辺装置の少なくとも１つである、請求項８に記載の高い安全性を確保した文書処理のための方法。
【請求項１１】
前記電子文書データをスプーリングすること、および
前記有効ログデータに従って、スプールされた電子文書データに選択的に上書きすることをさらに含む、請求項９に記載の高い安全性を確保した文書処理のための方法。
【請求項１２】
選択されたエイリアスおよび選択された個人識別番号を表すデータを保護することをさらに含む、請求項８に記載の高い安全性を確保した文書処理のための方法。
【請求項１３】
ユーザ・パラメータ選択データの受信するステップをさらに含み、前記ユーザ・パラメータ選択データが前記文書処理の出力パラメータを表すデータである、請求項９に記載の高い安全性を確保した文書処理のための方法。
【請求項１４】
前記キーコードに関する入力をユーザに促し、有効ログデータを受信し、および前記ユーザ・パラメータ選択データを受信することが、関連するユーザ・インタフェースを介して行われる、請求項１３に記載の高い安全性を確保した文書処理のための方法。
【請求項１５】
選択された処理が必要な文書を表す電子文書データを受信するための指示と、
前記電子文書に関連した識別子を表すキーデータを保護するための指示と、
前記電子文書および前記キーデータを、関連する文書処理装置に伝達するための指示と、
前記キーコードに関する入力をユーザに促すための指示と、
前記ユーザ入力を前記キーデータと比較するための指示、および
前記比較手段のアウトプットに従って前記文書処理装置を選択的に使用可能にするための指示からなる、高い安全性を確保した文書処理のために保存された、コンピュータで読み取り可能な指示を含む指示のコンピュータで読み取り可能な媒体。
【請求項１６】
前記文書処理装置の動作を選択的にログするための指示と、
有効ログデータを受信するための指示、および
有効ログデータの受信に従って、前記ログ手段を起動するための指示をさらに含む、請求項１５に記載の、高い安全性を確保した文書処理のために保存された、コンピュータで読み取り可能な指示を含む指示のコンピュータで読み取り可能な媒体。
【請求項１７】
前記文書処理装置が、プリントデバイス、複写装置、ファクシミリ機および多機能周辺装置の少なくとも１つである、請求項１５に記載の、高い安全性を確保した文書処理のために保存された、コンピュータで読み取り可能な指示を含む指示のコンピュータで読み取り可能な媒体。
【請求項１８】
前記電子文書データをスプーリングための指示、および
前記有効ログデータ従って、スプールされた電子文書データに選択的に上書きするための指示をさらに含む、請求項１７に記載の、高い安全性を確保した文書処理のために保存された、コンピュータで読み取り可能な指示を含む指示のコンピュータで読み取り可能な媒体。
【請求項１９】
キーデータ保護手段が、選択されたエイリアスおよび選択された個人識別番号を表すデータを保護するのに適した手段を含む、請求項１５に記載の、高い安全性を確保した文書処理のために保存された、コンピュータで読み取り可能な指示を含む指示のコンピュータで読み取り可能な媒体。
【請求項２０】
選択された処理が必要な文書を表す電子文書データを受信するステップと、
前記電子文書に関連した識別子を表すキーデータを保護するステップと、
前記電子文書および前記キーデータを、関連する文書処理装置に伝達するステップと、
前記キーコードに関する入力をユーザに促すステップと、
前記ユーザ入力を前記キーデータと比較するステップ、および
前記比較手段のアウトプットに従って前記文書処理装置を選択的に使用可能にするステップからなる、高い安全性を確保した文書処理のためのコンピュータによる実行方法。
【請求項２１】
前記文書処理装置の動作を選択的にログすること、
有効ログデータを受信すること、および
有効ログデータの受信に従って、前記ログ手段を起動することをさらに含む、請求項２０に記載の、高い安全性を確保した文書処理のためのコンピュータによる実行方法。
【請求項２２】
前記文書処理装置が、プリントデバイス、複写装置、ファクシミリ機および多機能周辺装置の少なくとも１つである、請求項２０に記載の高い安全性を確保した文書処理のためのコンピュータによる実行方法。
【請求項２３】
前記電子文書データをスプーリングすること、および
前記有効ログデータに従って、スプールされた電子文書データに選択的に上書きすることをさらに含む、請求項２１に記載の、高い安全性を確保した文書処理のためのコンピュータによる実行方法。
【請求項２４】
選択されたエイリアスおよび選択された個人識別番号を表すデータを保護することをさらに含む、請求項２０に記載の、高い安全性を確保した文書処理のためのコンピュータによる実行方法。
【請求項１】
選択された処理が必要な文書を表す電子文書データの受信に適した手段と、
前記電子文書に関連した識別子を表すキーデータの保護に適した保護手段と、
前記電子文書および前記キーデータを、関連する文書処理装置に伝達するのに適した手段と、
前記キーコードに関する入力をユーザに促すのに適した前記文書処理装置に関連した手段と、
ユーザ入力を前記キーデータと比較するのに適した比較手段、
および前記比較手段のアウトプットに従って前記文書処理装置を選択的に使用可能にするのに適した手段からなる高い安全性を確保した文書処理のためのシステム。
【請求項２】
前記文書処理装置の動作を選択的にログするのに適したログ手段と、
有効ログデータを受信するのに適した手段、および
有効ログデータの受信に従って、前記ログ手段を起動するのに適した手段をさらに含む、請求項１に記載の高い安全性を確保した文書処理のためのシステム。
【請求項３】
前記文書処理装置が、プリントデバイス、複写装置、ファクシミリ機および多機能周辺装置の少なくとも１つである、請求項１に記載の高い安全性を確保した文書処理のためのシステム。
【請求項４】
電子文書データをスプーリングするのに適したメモリ手段、および
有効ログデータに従ってスプールされた電子文書データに選択的に上書きするのに適した手段を含む、請求項２に記載の高い安全性を確保した文書処理のためのシステム。
【請求項５】
キーデータ保護手段が、選択されたエイリアスおよび選択された個人識別番号を表すデータを保護するのに適した手段を含む、請求項１に記載の高い安全性を確保した文書処理のためのシステム。
【請求項６】
ユーザ・パラメータ選択データの受信に適した手段をさらに含み、前記ユーザ・パラメータ選択データが文書処理の出力パラメータを表すデータである、請求項２に記載の高い安全性を確保した文書処理のためのシステム。
【請求項７】
前記キーコードに関する入力をユーザに促すのに適した前記手段、有効ログデータを受信するのに適した前記手段、および前記ユーザ・パラメータ選択データを受信するのに適した前記手段が、関連するユーザ・インタフェースを介して存在する、請求項６に記載の高い安全性を確保した文書処理のためのシステム。
【請求項８】
選択された処理が必要な文書を表す電子文書データを受信するステップと、
前記電子文書に関連した識別子を表すキーデータを保護するステップと、
前記電子文書および前記キーデータを、関連する文書処理装置に伝達するステップと、
前記キーコードに関する入力をユーザに促すステップと、
前記ユーザ入力を前記キーデータと比較するステップ、および
前記比較手段のアウトプットに従って前記文書処理装置を選択的に使用可能にするステップからなる高い安全性を確保した文書処理のための方法。
【請求項９】
前記文書処理装置の動作を選択的にログすること、
有効ログデータを受信すること、および
有効ログデータの受信に従って、前記ログ手段を起動することをさらに含む、請求項８に記載の高い安全性を確保した文書処理のための方法。
【請求項１０】
前記文書処理装置が、プリントデバイス、複写装置、ファクシミリ機および多機能周辺装置の少なくとも１つである、請求項８に記載の高い安全性を確保した文書処理のための方法。
【請求項１１】
前記電子文書データをスプーリングすること、および
前記有効ログデータに従って、スプールされた電子文書データに選択的に上書きすることをさらに含む、請求項９に記載の高い安全性を確保した文書処理のための方法。
【請求項１２】
選択されたエイリアスおよび選択された個人識別番号を表すデータを保護することをさらに含む、請求項８に記載の高い安全性を確保した文書処理のための方法。
【請求項１３】
ユーザ・パラメータ選択データの受信するステップをさらに含み、前記ユーザ・パラメータ選択データが前記文書処理の出力パラメータを表すデータである、請求項９に記載の高い安全性を確保した文書処理のための方法。
【請求項１４】
前記キーコードに関する入力をユーザに促し、有効ログデータを受信し、および前記ユーザ・パラメータ選択データを受信することが、関連するユーザ・インタフェースを介して行われる、請求項１３に記載の高い安全性を確保した文書処理のための方法。
【請求項１５】
選択された処理が必要な文書を表す電子文書データを受信するための指示と、
前記電子文書に関連した識別子を表すキーデータを保護するための指示と、
前記電子文書および前記キーデータを、関連する文書処理装置に伝達するための指示と、
前記キーコードに関する入力をユーザに促すための指示と、
前記ユーザ入力を前記キーデータと比較するための指示、および
前記比較手段のアウトプットに従って前記文書処理装置を選択的に使用可能にするための指示からなる、高い安全性を確保した文書処理のために保存された、コンピュータで読み取り可能な指示を含む指示のコンピュータで読み取り可能な媒体。
【請求項１６】
前記文書処理装置の動作を選択的にログするための指示と、
有効ログデータを受信するための指示、および
有効ログデータの受信に従って、前記ログ手段を起動するための指示をさらに含む、請求項１５に記載の、高い安全性を確保した文書処理のために保存された、コンピュータで読み取り可能な指示を含む指示のコンピュータで読み取り可能な媒体。
【請求項１７】
前記文書処理装置が、プリントデバイス、複写装置、ファクシミリ機および多機能周辺装置の少なくとも１つである、請求項１５に記載の、高い安全性を確保した文書処理のために保存された、コンピュータで読み取り可能な指示を含む指示のコンピュータで読み取り可能な媒体。
【請求項１８】
前記電子文書データをスプーリングための指示、および
前記有効ログデータ従って、スプールされた電子文書データに選択的に上書きするための指示をさらに含む、請求項１７に記載の、高い安全性を確保した文書処理のために保存された、コンピュータで読み取り可能な指示を含む指示のコンピュータで読み取り可能な媒体。
【請求項１９】
キーデータ保護手段が、選択されたエイリアスおよび選択された個人識別番号を表すデータを保護するのに適した手段を含む、請求項１５に記載の、高い安全性を確保した文書処理のために保存された、コンピュータで読み取り可能な指示を含む指示のコンピュータで読み取り可能な媒体。
【請求項２０】
選択された処理が必要な文書を表す電子文書データを受信するステップと、
前記電子文書に関連した識別子を表すキーデータを保護するステップと、
前記電子文書および前記キーデータを、関連する文書処理装置に伝達するステップと、
前記キーコードに関する入力をユーザに促すステップと、
前記ユーザ入力を前記キーデータと比較するステップ、および
前記比較手段のアウトプットに従って前記文書処理装置を選択的に使用可能にするステップからなる、高い安全性を確保した文書処理のためのコンピュータによる実行方法。
【請求項２１】
前記文書処理装置の動作を選択的にログすること、
有効ログデータを受信すること、および
有効ログデータの受信に従って、前記ログ手段を起動することをさらに含む、請求項２０に記載の、高い安全性を確保した文書処理のためのコンピュータによる実行方法。
【請求項２２】
前記文書処理装置が、プリントデバイス、複写装置、ファクシミリ機および多機能周辺装置の少なくとも１つである、請求項２０に記載の高い安全性を確保した文書処理のためのコンピュータによる実行方法。
【請求項２３】
前記電子文書データをスプーリングすること、および
前記有効ログデータに従って、スプールされた電子文書データに選択的に上書きすることをさらに含む、請求項２１に記載の、高い安全性を確保した文書処理のためのコンピュータによる実行方法。
【請求項２４】
選択されたエイリアスおよび選択された個人識別番号を表すデータを保護することをさらに含む、請求項２０に記載の、高い安全性を確保した文書処理のためのコンピュータによる実行方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２００６−３１６９８（Ｐ２００６−３１６９８Ａ）
【公開日】平成１８年２月２日（２００６．２．２）
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願２００５−１９９３６４（Ｐ２００５−１９９３６４）
【出願日】平成１７年６月１０日（２００５．６．１０）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．イーサネット
【出願人】（０００００３０７８）株式会社東芝 (54,554)
【出願人】（０００００３５６２）東芝テック株式会社 (5,631)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年２月２日（２００６．２．２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−１９９３６４（Ｐ２００５−１９９３６４）
【出願日】平成１７年６月１０日（２００５．６．１０）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．イーサネット
【出願人】（０００００３０７８）株式会社東芝 (54,554)
【出願人】（０００００３５６２）東芝テック株式会社 (5,631)
【Ｆターム（参考）】
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