説明

高所作業車

【課題】作業台7を、基台フレーム2の上面よりも低くし基台フレーム2に近接させた伸縮ポストブーム5の下端部に作業台取付手段6を介して取付け、且つ、基台フレーム2上面上に位置した走行移動姿勢を取るよう構成してなる高所作業車では、高所作業時に、伸縮ポストブーム6の下端部を、作業台7の下方に存在する障害物(道路設備あるいは橋梁等の構造物)に衝突させこれら部分を損傷させるという問題があった。
【解決手段】作業台取付手段6を、伸縮ポストブーム5下端部に対して作業台7を昇降自在に案内する昇降案内機構10を具備して構成すると共に、昇降案内機構10により作業台7を、その下面高さが伸縮ポストブーム5の下端よりも高く走行移動姿勢を取る作業台上昇位置と、その下面高さが伸縮ポストブーム5の下端よりも低い作業台降下位置との間で昇降可能に構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路設備あるいは橋梁等の保守・点検等に用いられる高所作業車の改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
本発明の改良対象たる高所作業車を図3乃至図5に示している。
【0003】
図3乃至図5に示すように、本発明の改良対象たる高所作業車は、車両1、車両1のシャーシフレーム1a上に取り付けた基台フレーム2、基台フレーム2の前方位置に旋回駆動自在に立設した旋回ポスト3、旋回ポスト3に起伏駆動自在に取り付けた伸縮駆動自在な伸縮ブーム4、上段側の外側ブーム5a〜5d内に下段側の内側ブーム5b〜5eを順次伸縮自在に嵌挿してなる伸縮駆動可能な伸縮ポストブーム5であって前記伸縮ブーム4の起伏駆動に関わらず常に垂直姿勢を維持するようその最外側ブーム5aを前記伸縮ブーム4の先端部に取り付けた伸縮ポストブーム5、および、伸縮ポストブーム5の下端部に作業台取付手段106を介して取り付けられ伸縮ポストブーム5の側方で水平揺動可能な作業台7とでもって構成されている。
【0004】
高所作業車による高所作業は、作業現場で、車両1の前後両側に張出して接地可能なよう基台フレーム2に配置したアウトリガ9により車両1を安定させた上で、旋回ポスト3の旋回駆動、伸縮ブーム4の起伏並びに伸縮作動、伸縮ポストブーム5の伸縮作動、作業台5の水平揺動作動を併用して、作業台7を任意の空間位置に位置させ、道路設備あるいは橋梁等の保守・点検等の高所作業をするものである。前記伸縮ポストブーム5は、その伸縮作動により作業台7の高さ位置を伸縮ブーム4の先端部の下側域で任意に調整するものであるから、この種の高所作業車は、特に、高所作業対象が、伸縮ブーム4の作動(起伏および伸縮作動)による伸縮ブーム4先端部の高さ変動域よりも下側にあるような高所作業に適している。
【0005】
そして、この種の高所作業車では、伸縮ポストブーム5を可能な限り長尺なものにすることで、伸縮ブーム4先端部の下側域での作業台7の昇降ストロークを確保するようにしている。このため、高所作業車の走行移動状態においては、前記伸縮ポストブーム5を当該伸縮ポストブーム5の下端が前記基台フレーム2の上面よりも低くなるようにして基台フレーム2に近接(図3乃至図5に示すように基台フレーム2の後側に近接、あるいは、基台フレーム2の側方に配置した切欠き部内に位置させることで基台フレーム2の側方に近接)させ、且つ、前記作業台7を基台フレーム2上面上に位置させた走行移動姿勢を取るよう構成している。
【0006】
このような走行移動姿勢を取ることにより、縮小状態の伸縮ポストブーム5の上端高さを高所作業車の走行移動時に低く抑えることができる。換言すれば、高所作業車の走行移動時の伸縮ポストブーム5の上端高さを低く抑えながら、伸縮ポストブーム5の伸縮ストロークを大きくとることができる。
なお、8は、伸縮ポストブーム5の周りで作業台7を水平面内で旋回作動させるための作業台旋回駆動装置を示している。
【特許文献1】特開平9−12286号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の改良対象たる上記の如き従来の高所作業車は、上述したように、伸縮ポストブーム5を当該伸縮ポストブーム5の下端が前記基台フレーム2の上面よりも低くなるようにして基台フレーム2に近接させ、且つ、前記作業台7を基台フレーム2上面上に位置させた走行移動姿勢を取るよう構成している。このような走行移動姿勢を実現するため、作業台取付手段106は、作業台7の下面高さが伸縮ポストブーム5の下端よりも高い位置となるよう、作業台7を伸縮ポストブームの下端部に取り付けている。そして、従来の高所作業車における作業台取付手段106は、作業台7と伸縮ポストブーム5の下端部(下端)との相対的な高さ変動ができないもので構成されていた。
【0008】
このため、上記した従来の高所作業車においては、伸縮ポストブーム5の下端部が、常に作業台7の下面より下に突出しており、この突出部分(伸縮ポストブーム5下端部)を作業台7に搭乗した作業員が目視することが困難なところから、作業台7の下方に障害物(道路設備あるいは橋梁等の構造物)が存在するような高所作業において、当該突出部分と障害物を衝突させてこれら部分を損傷させるという問題があった。
【0009】
本発明の課題は、このような問題を解決した高所作業車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る高所作業車は、上記の課題を達成するため下記のように構成する。
【0011】
(本願請求項1の発明)
請求項1に係る高所作業車は、上記した従来の高所作業車における作業台取付手段106を下記のように構成したものである。
すなわち、作業台取付手段6を、伸縮ポストブーム5下端部に対して作業台7を昇降自在に案内する昇降案内機構10を具備するもので構成すると共に、この昇降案内機構10により作業台7を、その下面高さが伸縮ポストブーム5の下端よりも高く前記走行移動姿勢を取ることが可能な作業台上昇位置と、その下面高さが伸縮ポストブーム5の下端よりも低い作業台降下位置との間で昇降できるよう構成したものである。
【0012】
(本願請求項2の発明)
請求項2は、上記した請求項1の従属項であって、請求項1における昇降案内機構10を、伸縮ポストブーム5の下端に取り付けた伸縮ポストブーム下端側ブラケット11、作業台7側に取り付けた作業台側ブラケット12、および、これら伸縮ポストブーム下端側ブラケット11と作業台側ブラケット12間を連結する平行リン13とで構成したものである。
(本願請求項3の発明)
請求項3は、上記した請求項1の従属項であって、請求項1における昇降案内機構10を、作業台7または伸縮ポストブーム5下端部に鉛直に配置したガイドレール14と、伸縮ポストブーム5の下端部または作業台に配置され前記ガイドレール14に昇降自在に係合したガイド体15とで構成したものである。
(本願請求項4の発明)
請求項4は、請求項1乃至請求項3の従属項であって、請求項1乃至請求項3における作業台取付手段6は、その昇降案内機構10により昇降案内される作業台7を昇降駆動するための昇降駆動装置を持たず、作業台7がその自重により前記作業台降下位置に移動し、前記基台フレーム2から作業台に作用する上向き力により前記作業台上昇位置に移動させられるよう構成したものである。
(本願請求項5の発明)
請求項5は、請求項1乃至3の従属項であって、請求項1乃至請求項3における作業台取付手段6は、その昇降案内機構10により昇降案内される作業台7を昇降駆動するための昇降駆動装置16を具備しており、この昇降駆動装置16により作業台7を前記作業台降下位置と作業台上昇位置との間で昇降駆動できるよう構成したものである。
【発明の効果】
【0013】
(本願請求項1の発明の効果)
本発明の請求項1に係る高所作業車は、上記「課題を解決するための手段」の(請求項1に係る高所作業車)の欄に示した構成を持つものである。
【0014】
このように構成することで、従来の高所作業車と同様の走行移動姿勢を取ることができるものでありながら、作業台取付手段6が具備する昇降案内機構10により、作業台7を作業台降下位置(作業台7の下面高さが伸縮ポストブーム5の下端よりも低い位置)、すなわち、作業台7の下方に伸縮ポストブーム5の下端部が作業台7の下側に突出しない位置にして高所作業をすることができる。このようにして高所作業をすることにより、伸縮ポストブーム5の下端部と作業台7下方の障害物との衝突させこれら部分を損傷させるという問題を解消することができるという効果がある。
【0015】
(本願請求項2の発明の効果)
本発明の請求項2に係る高所作業車は、上記「課題を解決するための手段」の(請求項2に係る高所作業車)の欄に示した構成を持つものである。
【0016】
このように構成することにより、作業台取付手段6が具備する昇降案内機構10を簡単な構成で実現できるという効果がある。
【0017】
(本願請求項3の発明の効果)
本発明の請求項3に係る高所作業車は、上記「課題を解決するための手段」の(請求項3に係る高所作業車)の欄に示した構成を持つものである。
【0018】
このように構成することにより、作業台取付手段6が具備する昇降案内機構10を簡単な構成で実現できるという効果があると共に、この昇降案内機構10により、伸縮ポストブーム5に沿って作業台7を鉛直に昇降案内できるので、作業台7を、当該作業台7の側方(横側方)に存在する障害物に衝突させることなく昇降させることができるという効果がある。
【0019】
(本願請求項4の発明の効果)
本発明の請求項4に係る高所作業車は、上記「課題を解決するための手段」の(請求項4に係る高所作業車)の欄に示した構成を持つものである。
このように構成することにより、作業台7は、走行移動状態から高所作業状態にする際の伸縮ブーム4の作動により作業台降下位置に移動させることができ、また、高所作業状態から走行移動状態にする際の伸縮ブーム4あるいは伸縮ポストブーム5の作動により作業台上昇位置に移動させることができる。このため、作業台取付手段6は、その昇降案内機構10により昇降案内される作業台7を昇降駆動するための昇降駆動装置を必要としないので構造が簡単になるという効果がある。
【0020】
(本願請求項5の発明の効果)
本発明の請求項5に係る高所作業車は、上記「課題を解決するための手段」の(請求項5に係る高所作業車)の欄に示した構成を持つものである。
このように構成することにより、昇降案内機構10により昇降案内される作業台7を、
前記作業台降下位置と作業台上昇位置との間で昇降駆動できるので、伸縮ブーム4先端部に対する作業台7の昇降域が、伸縮ポストブーム5の伸縮ストロークに作業台取付手段6の昇降ストロークを加えたものとなり、その分、伸縮ブーム4先端部に対する作業台7の昇降域を大きくできるという効果を達成することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明に係る高所作業車の実施例を、図1および図2に基づいて説明する。本発明に係る高所作業車は、従来の高所作業車の作業台取付手段106の構成のみを変更したものであるから、以下の説明では、この変更部分について説明することとし、それ以外(変更部分以外)の部分の構成および作用については、図3乃至図5に示し上述した従来の高所作業車の高所作業車のものを援用するものとする。
【実施例1】
【0022】
図1は、高所作業車の走行移動姿勢の後面図である。この図1は、従来の高所作業車の走行移動姿勢の後面図を示す図4に対応するものである。
【0023】
図4において、伸縮ポストブーム5の下端部に作業台7を取り付けるための作業台取付手段6は、伸縮ポストブーム5下端部に対して作業台7を昇降自在に案内する昇降案内機構10を具備するもので構成している。この昇降案内機構10により作業台7は、当該作業台7の下面高さが伸縮ポストブーム5の下端よりも高い作業台上昇位置と、当該作業台7の下面高さが伸縮ポストブーム6の下端よりも低い作業台降下位置との間で昇降できるようになっている。
【0024】
前記作業台上昇位置では、作業車を走行移動姿勢(伸縮ポストブーム5を当該伸縮ポストブーム5の下端が前記基台フレーム2の上面よりも低くなるようにして基台フレーム2に近接させ、且つ、前記作業台7を基台フレーム2上面上に位置させた姿勢)を取ることができるようになっている。
図1では、上記昇降案内機構10を、伸縮ポストブーム5の下端に取り付けた伸縮ポストブーム下端側ブラケット11、作業台7側に取り付けた作業台側ブラケット12、および、これら伸縮ポストブーム下端側ブラケット11と作業台側ブラケット12間を連結する平行リンク13とで構成している。このような構成は、昇降案内機構10を簡単な構成で実現できるという効果がある。
図1において、作業台取付手段6は、上述した昇降案内機構10を具備する作業台取付手段6は、更に、昇降駆動装置16を具備している。そして、作業台7は、この昇降駆動装置16により、前記作業台降下位置と作業台上昇位置との間で昇降駆動できるよう構成している。このように構成することにより、昇降案内機構10により昇降案内される作業台7を、前記作業台降下位置と作業台上昇位置との間で昇降駆動できるので、伸縮ブーム4先端部に対する作業台7の昇降域が、伸縮ポストブーム5の伸縮ストロークに作業台取付手段6の昇降ストロークを加えたものとなり、その分、伸縮ブーム4先端部に対する作業台7の昇降域を大きくできるという効果を達成することができるという効果がある。
なお、作業台取付手段6は、それが具備する昇降案内機構10により昇降案内される作業台7を昇降駆動するための昇降駆動装置を持たず、作業台7がその自重により前記作業台降下位置に移動し、前記基台フレーム2から作業台に作用する上向き力により前記作業台上昇位置に移動させられるよう構成しても良い。作業台取付手段6を、このように構成することより、作業台取付手段6の構造を簡単にすることができるものである。
【実施例2】
【0025】
図2は、高所作業車の走行移動姿勢を示す後面図である。この図2は、図1と同様に従来の高所作業車の走行移動姿勢を示す図4に対応するものである。
伸縮ポストブーム5の下端部に作業台7を取り付けるための作業台取付手段6が具備する昇降案内機構10は、図1に示し上述した「実施例1」では、伸縮ポストブーム下端側ブラケット11、作業台側ブラケット12、および、これら伸縮ポストブーム下端側ブラケット11と作業台側ブラケット12間を連結する平行リンク13とで構成しているが、図2に示す昇降案内機構10を、作業台7の側面(横側面)に鉛直に配置したガイドレール14と、伸縮ポストブーム5の下端部に配置され前記ガイドレール14に昇降自在に係合したガイド体15とで構成したものを示している。
昇降案内機構10のこのような構成は、この昇降案内手段10により、伸縮ポストブーム5に沿って作業台7を鉛直に昇降案内できるので、作業台7を、当該作業台7の側方(横側方)に存在する障害物に衝突させることなく昇降させることができるという効果がある。
【0026】
なおこの場合、作業台昇降機構10は、そのガイドレール14を伸縮ポストブーム5の下端部側に配置する共に、そのガイド体15を作業台7側に配置しても良いものである。
図2においても、作業台取付手段6は、上述した昇降案内機構10を具備する作業台取付手段6は、更に、昇降駆動装置16を具備している。そして、作業台7は、この昇降駆動装置16により、前記作業台降下位置と作業台上昇位置との間で昇降駆動できるよう構成している。このように構成することにより、昇降案内機構10により昇降案内される作業台7を、前記作業台降下位置と作業台上昇位置との間で昇降駆動できるので、伸縮ブーム4先端部に対する作業台7の昇降域が、伸縮ポストブーム5の伸縮ストロークに作業台取付手段6の昇降ストロークの一部を加えたものとなり、その分、伸縮ブーム4先端部に対する作業台7の昇降域を大きくできるという効果を達成することができるという効果がある。
なお、作業台取付手段6は、それが具備する昇降案内機構10により昇降案内される作業台7を昇降駆動するための昇降駆動装置を持たず、作業台7がその自重により前記作業台降下位置に移動し、前記基台フレーム2から作業台に作用する上向き力により前記作業台上昇位置に移動させられるよう構成しても良い。作業台取付手段6を、このように構成することより、作業台取付手段6の構造を簡単にすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明に係る高所作業車の一実施例を示す走行移動姿勢の後面図である。
【図2】本発明に係る高所作業車の他の実施例を示す走行移動状態の後面図である。
【図3】従来の高所作業車の走行移動姿勢の側面図である。
【図4】従来の高所作業車の走行移動姿勢の後面図である。
【図5】従来の高所作業車の走行移動姿勢の平面図である。
【符号の説明】
【0028】
1 車両
1a シャーシフレーム
2 基台フレーム
3 旋回ポスト
4 伸縮ブーム
5 伸縮ポストブーム
5a〜5d 外側ブーム
5b〜5e 内側ブーム
6 作業台取付手段
7 作業台
10 昇降案内機構
11 伸縮ポストブーム下端側ブラケット
12 作業台側ブラケット
13 平行リンク
14 ガイドレール
15 ガイド体
16 昇降駆動装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両1、車両1のシャーシフレーム1a上に取り付けた基台フレーム2、基台フレーム2の前方位置に旋回駆動自在に立設した旋回ポスト3、旋回ポスト3に起伏駆動自在に取り付けた伸縮駆動自在な伸縮ブーム4、上段側の外側ブーム5a〜5d内に下段側の内側ブーム5b〜5eを順次伸縮自在に嵌挿してなる伸縮駆動可能な伸縮ポストブーム5であって前記伸縮ブーム4の起伏駆動に関わらず常に垂直姿勢を維持するようその最外側ブーム5aを前記伸縮ブーム4の先端部に取り付けた伸縮ポストブーム5、および、伸縮ポストブーム5の下端部に作業台取付手段6を介して取り付けられ伸縮ポストブーム5の側方で水平旋回可能な作業台7とからなり、前記伸縮ポストブーム5を当該伸縮ポストブーム5の下端が前記基台フレーム2の上面よりも低くなるようにして基台フレーム2に近接させ、且つ、前記作業台7を基台フレーム2上面上に位置させた走行移動姿勢を取るよう構成した高所作業車であって、
前記作業台取付手段6を、伸縮ポストブーム5下端部に対して作業台7を昇降自在に案内する昇降案内機構10を具備するもので構成すると共に、この昇降案内機構10により作業台7を、その下面高さが伸縮ポストブーム5の下端よりも高く前記走行移動姿勢を取ることが可能な作業台上昇位置と、その下面高さが伸縮ポストブーム5の下端よりも低い作業台降下位置との間で昇降できるよう構成したことを特徴とする高所作業車。
【請求項2】
前記昇降案内機構10を、伸縮ポストブーム5の下端に取り付けた伸縮ポストブーム下端側ブラケット11、作業台7側に取り付けた作業台側ブラケット12、および、これら伸縮ポストブーム下端側ブラケット11と作業台側ブラケット12間を連結する平行リン13とで構成してあることを特徴とする請求項1記載の高所作業車。
【請求項3】
前記昇降案内機構10を、作業台7または伸縮ポストブーム5下端部に鉛直に配置したガイドレール14と、伸縮ポストブーム5の下端部または作業台に配置され前記ガイドレール14に昇降自在に係合したガイド体15とで構成してあることを特徴とする請求項1記載の高所作業車。
【請求項4】
前記作業台取付手段6は、その昇降案内機構10により昇降案内される作業台7を昇降駆動するための昇降駆動装置を持たず、作業台7がその自重により前記作業台降下位置に移動し、前記基台フレーム2から作業台に作用する上向き力により前記作業台上昇位置に移動させられるよう構成してあることを特徴とする請求項1乃至3の高所作業車。
【請求項5】
前記作業台取付手段6は、その昇降案内機構10により昇降案内される作業台7を昇降駆動するための昇降駆動装置16を具備しており、この昇降駆動装置16により作業台7を前記作業台降下位置と作業台上昇位置との間で昇降駆動できるよう構成してあることを特徴とする請求項1乃至3の高所作業車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−76848(P2007−76848A)
【公開日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−268589(P2005−268589)
【出願日】平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願人】(000148759)株式会社タダノ (419)
【Fターム(参考)】