説明

魚用簡易トレイ

【課題】管状の串材を口部から通して顎部を貫通させることにより、魚類を複数匹連結し、これらの連結した魚類が串材から脱落するのを防止する魚用簡易トレイを提供すること。
【解決手段】
長手形状の魚類を並列に収納すべく構成した成型樹脂よりなる魚用簡易トレイにおいて、並列する各魚類の仕切り部分に仕切用突縁を形成すると共に、トレイの両側の傾斜壁に並列魚類を串刺しにした串材の両端部が係合する係止凹部を形成した魚用簡易トレイである。これにより、トレイ本体内で魚類が串材から脱落し難くなり、商品の価値を落とすことが少なくなる。また、トレイ本体内に魚類を整列させた状態で収納できるので、食品売場で陳列された商品としての見栄えを良くすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スーパーマーケット等の食品売場で陳列して販売する魚用簡易トレイに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、発泡層を有する樹脂により成型され、食品を収容して食品売場で陳列するために使用する包装用容器が開示されている(例えば特許文献1に記載)。通常、スーパーで販売されている鰯や柳葉魚等の魚類の商品は、一本のストロー状の串材を、口部から通して顎部を貫通させて、これらを複数匹連結して、透明な袋状の包装物内に収納して販売している。または、発泡スチロール製のトレイ本体内に串材で魚類を複数匹連結して収納して販売している。
【0003】
一般的に、柳葉魚の製造工程は以下の通りである。まず、原料である柳葉魚を塩水に浸漬し、雌または雄を選別する。この後、洗浄・乾燥させた後に、トレイ本体内に並べる。そして、トレイ本体に並べた複数匹の柳葉魚を串材で連結する。この後、ラミネートフィルムを貼り付けて、商品ラベルを貼って梱包して出荷している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−036966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、複数匹の柳葉魚は、管状や棒状の串材で連結されているのみで、袋内で複数匹の魚類が串材と共に移動しやすく、又は各魚類間の距離が変わりやすい構造を有していた。このため、搬送時の衝撃や、商品を手にしたときに、串材に連結されている複数匹の魚類が脱落しやすくなっていた。このために、食品売場において脱落した状態で陳列され、商品の価値を落とすおそれがあった。
【0006】
また、トレイ本体内においても、串材を係止して保持する手段を有しなかったため、トレイ本体内で、複数匹の柳葉魚が串材に連結された状態で移動しやすくなり、搬送時の衝撃等により串材から魚が脱落するおそれがあった。
【0007】
この発明は、管状の串材を口部から通して顎部を貫通させることにより、魚類を複数匹連結し、これらの連結した魚類が串材から脱落するのを防止する魚用簡易トレイを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明は、長手形状の魚類を並列に収納すべく構成した成型樹脂よりなる魚用簡易トレイにおいて、並列する各魚類の仕切り部分に仕切用突縁を形成すると共に、トレイの両側の傾斜壁に並列魚類を串刺しにした串材の両端部が係合する係止凹部を形成したことを特徴とする魚用簡易トレイである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、仕切用突縁の頭部側を当該仕切用突縁の突縁頂部より低くして頭部仕切用突縁を形成し、しかも、トレイの両側の傾斜壁に並列魚類を串刺しにした串材の両端部が係合する係止凹部を形成し、頭部仕切用突縁は、少なくとも係止凹部よりも低位置となるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の魚用簡易トレイである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、隣接する仕切用突縁の一方は中央に向かって漸次凹状に形成して腹部仕切用突縁としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の魚用簡易トレイである。
【0011】
請求項4に記載の発明は、トレイの側縁を開放状の傾斜壁とすると共に、収納魚類の尾部方向の尾部傾斜壁を頭部方向の頭部傾斜壁よりも幅広で傾斜角度を小さく形成したことを特徴とする請求項3に記載の魚用簡易トレイである。
【0012】
請求項5に記載の発明は、仕切用突縁の頭部に形成した頭部仕切用突縁と、仕切用突縁の尾部に形成した尾部仕切用突縁とを、それぞれ頭部傾斜壁と尾部傾斜壁とまでそれぞれ伸延して伸延部を形成することにより、その伸延部を三角形状突縁とし、これを傾斜壁の補強リブとして機能させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の魚用簡易トレイである。
【0013】
請求項6に記載の発明は、係止凹部は、トレイ両側の傾斜壁に断面略直角三角形状に形成し、断面略直角三角形状の斜辺に該当する部分を係止凹部の開放部として、上方より串材を嵌挿可能とすると共に、断面直角三角形状の底辺及び垂辺に該当する部分を串材端部の載置係合部分としたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の魚用簡易トレイである。
【発明の効果】
【0014】
(1)請求項1に記載の本発明では、トレイ本体内で複数個の魚類を串材により連結し、その串材の端部をトレイ本体の左右の傾斜壁に形成した係止凹部により係合させるので、トレイ本体内で魚類が串材から脱落し難くなり、商品の価値を落とすことが少なくなる。また、仕切用突縁を配設することで、トレイ本体内に魚類を整列させた状態で収納できるので、食品売場で陳列された商品としての見栄えを良くすることができる。
【0015】
(2)請求項2に記載の本発明では、仕切用突縁を設けても、頭側の仕切用突縁は係止凹部より低位置になるようにしているので、係止凹部に係止される串材を低位置とした頭部仕切用突縁上に位置させることができる。そして、上下方向に配設した仕切用突縁が串材の妨げとはならない。
【0016】
(3)請求項3に記載の本発明では、隣接する仕切用突縁の一方は中央に向かって漸次凹状に形成して腹部仕切用突縁を有するので、その腹部仕切用突縁により魚類の腹部の形状に沿わせて魚類を拘止することができ、魚類をトレイ本体内に自然な形で収納できる。
【0017】
(4)請求項4に記載の本発明では、例えば、トレイ本体に収納する魚類の尾部側の傾斜壁を頭部側の傾斜壁よりも傾斜角度を小さくすることにより、頭部側を固定しやすくすると共に、傷がつきやすい魚類の尾部側を保護しやすくする効果を有する。
【0018】
(5)請求項5に記載の本発明では、頭部仕切用突縁と尾部仕切用突縁とを、それぞれ頭部傾斜壁と尾部傾斜壁とまでそれぞれ伸延して伸延部を形成し、その伸延部を三角形状突縁とすることにより、その伸延部によりトレイ本体の弾性変形が規制され、これを傾斜壁の補強リブとして機能させることができ、トレイ本体の収納スペースを確保した状態でのトレイ本体の強度を増すことができる。
【0019】
(6)請求項6に記載の本発明では、断面略直角三角形状の係止凹部に串材を係止するようにしているので、串材を斜辺部からなる開放部より挿入しやすくすると共に、挿入した串材を底辺及び垂辺からなる載置係合部分で係止することで搬送時等に多少衝撃があっても係止凹部からの串材の脱落を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本実施形態におけるトレイ本体の全体構造を示した斜視図である。
【図2】本実施形態におけるトレイ本体の全体構造を示した平面図である。
【図3】本実施形態におけるトレイ本体の図2に示すA−A線の断面構造を示した断面図である。
【図4】本実施形態におけるトレイ本体の図2に示すB−B線の断面構造を示した断面図である。
【図5】本実施形態におけるトレイ本体の図2に示すC−C線の断面構造を示した断面図である。
【図6】係止凹部を傾斜壁の頭部側及び尾部側に配設した構成を示す平面図である。
【図7】仕切用突縁の凹部を対向するように配設した構成を示す平面図である。
【図8】隣接する仕切用突縁を削除した構成を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
[食品用トレイの構造]
まず、本実施形態における魚用簡易トレイ10の構造について図1を参照して説明する。本実施形態では、長手形状の魚類Sを並列に収納すべく構成した成型樹脂よりなる魚用簡易トレイ10について説明する。
【0022】
本実施形態における魚用簡易トレイ10は、そのトレイ本体11が軽量になるように発泡スチロールなどの素材で形成される。図1に示すように、トレイ本体11は、その本体が略矩形を有し、上方が開口した浅底の構造を有する。通常、トレイ本体11は、射出成型により形成される。
【0023】
図1に示すように、トレイ本体11は、底面部12と、傾斜壁13と、周縁部14とにより構成されている。トレイ本体11は、例えば柳葉魚等の魚類Sが複数収納可能とする大きさを有する。トレイ本体11に収納する魚類Sは、鰯や柳葉魚などで、冷蔵又は冷凍状態で収納されている。
【0024】
図2に示すように、周縁部14はその四隅にRが形成されており、また、この周縁部14に包装時の透明な食品用ラップフィルムを係止可能としている。そして、周縁部14によって、上方が開口された開口部が画成されている。
【0025】
図1に示すように、底面部12には、トレイ本体11内に収納される複数の魚類Sを所定間隔を有して載置するように仕切用突縁15が形成されている。仕切用突縁15は下記に詳細に説明する。
【0026】
傾斜壁13は、断面視して底面部12端部から周縁部14に向かって所定の傾斜角度を有して上方に傾斜させて形成されている。本実施形態では、この傾斜壁13に係止凹部16を配設したり、補強用リブを配設したりしている。
【0027】
[係止凹部の構造]
図2に示すように、本実施形態における魚用簡易トレイ10に収納される魚類Sは、一本の管状の串材17や棒材を、口部から通して顎部を貫通させて、複数匹連結した状態で収納可能としている。
【0028】
そして、本実施形態における魚用簡易トレイ10は、串材17を係止する係止凹部16が形成されている。トレイ本体11は、例えば、射出成型により形成され、上記係止凹部16を形成するために突起等が金型に形成されている。
【0029】
図1及び図2に示すように、係止凹部16は、左右の傾斜壁13の魚類Sの頭側部にそれぞれ下方に凹状に形成されている。この係止凹部16は、前記魚類Sを複数匹連結する串材17を係止する溝となる。そして、複数匹の魚類Sが連結された状態で、串材17の左右端部を、トレイ本体11の左右の傾斜壁13の頭部側に配設された各係止凹部16に係合するようにしている。
【0030】
このように、串材17の左右両端を各係止凹部16で係止することにより、トレイ本体11内で複数個の魚類Sを連結した状態で保持することができ、搬送時に多少の衝撃があった場合でも魚類Sが串材17から脱落し難くなり、また、食品売場で陳列した状態での商品の価値を落とすことが少なくなる。
【0031】
具体的には、係止凹部16は、図3の拡大図に示すように、トレイ両側の傾斜壁13に断面略直角三角形状に形成し、断面略直角三角形状の斜辺18に該当する部分を係止凹部16の開放部としている。この係止凹部16の開放部を形成することにより串材17が上方より挿入しやすくなる。
【0032】
また、図3の拡大図に示すように、断面略直角三角形状の底辺19及び垂辺20に該当する部分を串材17端部の載置係合部分28としているので、挿入する串材17を載置係合部分28で係止させることで、搬送時等に多少衝撃があっても係止凹部16から串材17の脱落を防止することができる。
【0033】
次に、図5に示すように、本実施形態では、仕切用突縁15の頭部側を当該仕切用突縁15の突縁頂部27より低くして頭部仕切用突縁21を形成している。そして、頭部仕切用突縁21は、腹部仕切用突縁22の突縁頂部27の高さより低くなるように形成されている。
【0034】
頭部仕切用突縁21は、少なくとも係止凹部16よりも低位置となるように構成している。この低く形成した頭部仕切用突縁21の上方には、複数の魚類Sを連結する串材17が架け渡される。本実施形態では、各魚類S間に仕切用突縁15を上下方向に配設しているが、この仕切用突縁15の頭部側を係止凹部16より低くすることで、上下方向に仕切用突縁15を設けていても左右方向に串材17を架け渡しできる。
【0035】
なお、係止凹部16は、トレイ本体11の上下方向の頭部側の傾斜壁13のみに形成することもできるし、頭部側及び尾部側の両側にも形成することができる。すなわち、図6に示すように、トレイ本体11の尾部側にも魚類Sの頭部側が収納できるように、係止凹部16を頭部側及び尾部側の両側に配設している。この際、図6に示すように、頭部仕切用突縁21をトレイ本体11の頭部側及び尾部側にも形成している。
【0036】
このように、係止凹部16を頭部側及び尾部側の両側に形成することにより、トレイ本体11の向きに関係なく魚類Sを載置することができる。すなわち、製造工程において、トレイ本体11の向きに関係なく魚類Sの梱包が可能となる。
【0037】
[仕切用突縁の構造]
次に、図4に示すように、底面部12には並列する各魚類Sの仕切り部分に仕切用突縁15を形成している。仕切用突縁15は、底面部12の所定箇所から上方に突出させ、その全体が上下方向に伸延する略長細形状の凸部を有する。その仕切用突縁15は、底面部12に所定間隔を有して複数個配設されている。そして、魚類Sを、各仕切用突縁15の間の谷部に載置することにより、所定間隔を有して複数匹の魚類Sを載置することができる。
【0038】
また、隣接する仕切用突縁15の一方は中央に向かって漸次凹状に形成して腹部仕切用突縁22としている。この腹部仕切用突縁22により、魚類Sの腹部の形状に合わせて魚類Sを載置でき、トレイ本体11内に魚類Sを自然な形で収納できる。
【0039】
このように、仕切用突縁15は、トレイ本体11内において載置された魚類Sが所定間隔を有して安定した位置に保持される。この結果、魚類Sが梱包された魚用簡易トレイ10を食品用売場に陳列したときの商品の見栄えが良くなり、消費者への購買意欲を高めることができる。
【0040】
隣接する仕切用突縁15は、腹部を拘止する凹部を左右対称にして形成することができる。例えば、図7に示すように、腹部仕切用突縁22の凹部23を対向するように配置することで、魚類Sの腹部を左右対称にしてトレイ本体11内に載置することができる。
【0041】
または、図8に示すように、隣接する腹部仕切用突縁22同士の一部を取り除くことにより、魚類Sの背中部を対向させてトレイ本体11内に載置することもできる。これにより、魚類S間の距離の一部を無くして、その左右幅を小さくしてトレイ本体11をコンパクトに形成することができる。
[傾斜壁の構造]
【0042】
また、図5に示すように、本実施形態では、トレイ本体11の側縁を開放状の傾斜壁13とすると共に、収納する魚類Sの尾部方向の尾部傾斜壁26を頭部方向の頭部傾斜壁25よりも幅広で傾斜角度を小さく形成している。
【0043】
尾部方向の尾部傾斜壁26の傾斜角度を小さく形成しているのは、傾斜壁13の傾斜角度を高くしてしまうと魚類Sの尾に傷がつきやすくなるからである。また、尾部が根元から先端に向かって立ち上り形状に保型することができる。
【0044】
また、図5に示すように、収納する魚類Sの尾部方向の尾部傾斜壁26を頭部方向の頭部傾斜壁25よりも幅広に形成することで、魚類Sの尾部側の形状に一致させるようにトレイ本体11内に載置することができ、これにより、トレイ内で魚類Sの保持位置を一定にすることができ、商品としての魚類Sの見栄えを良くするようにしている。
【0045】
さらに、本実施形態では、図1に示すように、仕切用突縁15の頭部に形成した頭部仕切用突縁21と、仕切用突縁15の尾部に形成した尾部仕切用突縁29とを、それぞれ頭部傾斜壁25と尾部傾斜壁26とまでそれぞれ伸延して伸延部24を形成することにより、その伸延部24を三角形状突縁としている。
【0046】
伸延部24を三角形状突縁とすることにより、通常の平坦な底面部12を有する従来の魚用簡易トレイに比べて、左右方向に伸延する折り曲げ線を中心とするトレイ本体11の折り曲げ変形が規制される。これにより、上記伸延部を傾斜壁の補強リブとして機能させることができ、トレイ本体11の収納スペースを確保した状態でのトレイ本体11の強度を増すことができる。
【0047】
また、収納する魚類Sの尾部側の伸延部24を三角形状突縁とすることにより、収納する魚類Sの尾部傾斜壁26を幅広に形成することになり、魚類Sの尾部側の形状に一致させるようにトレイ本体11内に載置することができる。
【符号の説明】
【0048】
S 魚類
10 魚用簡易トレイ
11 トレイ本体
12 底面部
13 傾斜壁
14 周縁部
15 仕切用突縁
16 係止凹部
17 串材
18 斜辺
19 底辺
20 垂辺
21 頭部仕切用突縁
22 腹部仕切用突縁
23 凹部
24 伸延部
25 頭部傾斜壁
26 尾部傾斜壁
27 突縁頂部
28 載置係合部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手形状の魚類を並列に収納すべく構成した成型樹脂よりなる魚用簡易トレイにおいて、
並列する各魚類の仕切り部分に仕切用突縁を形成すると共に、
トレイの両側の傾斜壁に並列魚類を串刺しにした串材の両端部が係合する係止凹部を形成したことを特徴とする魚用簡易トレイ。
【請求項2】
仕切用突縁の頭部側を当該仕切用突縁の突縁頂部より低くして頭部仕切用突縁を形成し、
しかも、トレイの両側の傾斜壁に並列魚類を串刺しにした串材の両端部が係合する係止凹部を形成し、
頭部仕切用突縁は、少なくとも係止凹部よりも低位置となるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の魚用簡易トレイ。
【請求項3】
隣接する仕切用突縁の一方は中央に向かって漸次凹状に形成して腹部仕切用突縁としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の魚用簡易トレイ。
【請求項4】
トレイの側縁を開放状の傾斜壁とすると共に、収納魚類の尾部方向の尾部傾斜壁を頭部方向の頭部傾斜壁よりも幅広で傾斜角度を小さく形成したことを特徴とする請求項3に記載の魚用簡易トレイ。
【請求項5】
仕切用突縁の頭部に形成した頭部仕切用突縁と、仕切用突縁の尾部に形成した尾部仕切用突縁とを、それぞれ頭部傾斜壁と尾部傾斜壁とまでそれぞれ伸延して伸延部を形成することにより、その伸延部を三角形状突縁とし、これを傾斜壁の補強リブとして機能させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の魚用簡易トレイ。
【請求項6】
係止凹部は、トレイ両側の傾斜壁に断面略直角三角形状に形成し、断面略直角三角形状の斜辺に該当する部分を係止凹部の開放部として、上方より串材を嵌挿可能とすると共に、断面直角三角形状の底辺及び垂辺に該当する部分を串材端部の載置係合部分としたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の魚用簡易トレイ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−111496(P2012−111496A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−259337(P2010−259337)
【出願日】平成22年11月19日(2010.11.19)
【出願人】(510306328)新廣瀬商事株式会社 (1)
【Fターム(参考)】