2’−分枝ヌクレオシドおよびフラビウイルス科ウイルス突然変異
【課題】HCV感染の治療を最適化、および、フラビウイルス科ウイルス感染を治療するための2’−分枝ヌクレオシド、特に2’−分枝ピリミジンヌクレオシドの最適な投与の提供。
【解決手段】治療が必要なヒトに、フラビウイルス科ウイルスにおけるRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXTにおいてセリンから別のアミノ酸への変化をもたらすヌクレオチドの突然変異以外の位置で、突然変異を直接または間接的に誘発する1つ以上の薬物および/またはこうした突然変異に関係する1つ以上の薬物と併用または交代で、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩、エステルもしくはプロドラッグを投与することを含む、フラビウイルス科ウイルス感染を治療するための方法。フラビウイルス科ウイルスの突然変異株の検出方法およびこの治療方法も包含する。
【解決手段】治療が必要なヒトに、フラビウイルス科ウイルスにおけるRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXTにおいてセリンから別のアミノ酸への変化をもたらすヌクレオチドの突然変異以外の位置で、突然変異を直接または間接的に誘発する1つ以上の薬物および/またはこうした突然変異に関係する1つ以上の薬物と併用または交代で、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩、エステルもしくはプロドラッグを投与することを含む、フラビウイルス科ウイルス感染を治療するための方法。フラビウイルス科ウイルスの突然変異株の検出方法およびこの治療方法も包含する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
C型肝炎ウイルスゲノムの第8443位ヌクレオチドにおけるGからCへの突然変異の存在を検出することを含む、C型肝炎ウイルスに感染した宿主におけるウイルス耐性を特定する方法。
【請求項2】
ウイルス耐性が2’−分枝ヌクレオシドに対するものである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ウイルス耐性が2’−C−メチル−分枝ヌクレオシドに対するものである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ウイルス耐性の特定が、宿主の血液をアッセイして野生型から突然変異C型肝炎ウイルスへの血清変換を試験することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
ウイルス耐性の特定が、宿主からのウイルス培養サンプルからのウイルスプラーク成長の表現型分析を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
表現型分析が、
(i)宿主からウイルス培養サンプルを得ること;
(ii)サンプルを培養して、前記サンプルと野生型ウイルスの間でプラーク成長を比較すること;および
(iii)前記サンプルのプラーク成長が、野生型ウイルスのプラーク成長よりも小さいかどうかを判定すること、
を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
ウイルス耐性の特定が、ウイルスの複製適性の判定を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ウイルスの複製適性の判定が、
(i)宿主からウイルス培養サンプルを得ること;
(ii)サンプルウイルスの複製適性を判定すること;および
(iii)サンプルウイルスの複製適性が野生型の複製適性よりも低いかどうかを判定すること、
を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
ウイルス耐性の特定が、
(i)C型肝炎ウイルスの核酸配列を含むサンプルを、C型肝炎ウイルスのRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンをコードするコドンに相補的な配列を有する検出可能なオリゴヌクレオチドプローブと接触させること;
(ii)前記プローブを前記配列にハイブリダイズさせること;および
(iii)前記プローブの前記配列へのハイブリダイゼーションを検出すること、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
段階(i)のオリゴヌクレオチドプローブが、C型肝炎ウイルスのRNAポリメラーゼ領域の第8443位ヌクレオチドでシチジンを特定するよう設計されている、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
薬物耐性のC型肝炎ウイルスを特定するアレイであって、C型肝炎ウイルスのRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンをコードするコドンに相補的な配列を有するオリゴヌクレオチドプローブを含む、アレイ。
【請求項12】
オリゴヌクレオチドプローブが、C型肝炎ウイルスのRNAポリメラーゼ領域の第8443位ヌクレオチドでシチジンを特定するよう設計されている、請求項11に記載のアレイ。
【請求項13】
C型肝炎ウイルスに感染した宿主におけるウイルス耐性を特定するキットであって、
(i)C型肝炎ウイルスのRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンをコードするコドンに相補的なオリゴヌクレオチド;
(ii)前記オリゴヌクレオチドの3’末端からの核酸の重合に必要とされる材料;および
(iii)オリゴヌクレオチドプライマー伸長産物の存在を判定する手段、
を含むキット。
【請求項14】
オリゴヌクレオチドプローブが、C型肝炎ウイルスのRNAポリメラーゼ領域の第8443位ヌクレオチドでシチジンを特定するよう設計されている、請求項13に記載のキット。
【請求項1】
C型肝炎ウイルスゲノムの第8443位ヌクレオチドにおけるGからCへの突然変異の存在を検出することを含む、C型肝炎ウイルスに感染した宿主におけるウイルス耐性を特定する方法。
【請求項2】
ウイルス耐性が2’−分枝ヌクレオシドに対するものである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ウイルス耐性が2’−C−メチル−分枝ヌクレオシドに対するものである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ウイルス耐性の特定が、宿主の血液をアッセイして野生型から突然変異C型肝炎ウイルスへの血清変換を試験することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
ウイルス耐性の特定が、宿主からのウイルス培養サンプルからのウイルスプラーク成長の表現型分析を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
表現型分析が、
(i)宿主からウイルス培養サンプルを得ること;
(ii)サンプルを培養して、前記サンプルと野生型ウイルスの間でプラーク成長を比較すること;および
(iii)前記サンプルのプラーク成長が、野生型ウイルスのプラーク成長よりも小さいかどうかを判定すること、
を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
ウイルス耐性の特定が、ウイルスの複製適性の判定を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ウイルスの複製適性の判定が、
(i)宿主からウイルス培養サンプルを得ること;
(ii)サンプルウイルスの複製適性を判定すること;および
(iii)サンプルウイルスの複製適性が野生型の複製適性よりも低いかどうかを判定すること、
を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
ウイルス耐性の特定が、
(i)C型肝炎ウイルスの核酸配列を含むサンプルを、C型肝炎ウイルスのRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンをコードするコドンに相補的な配列を有する検出可能なオリゴヌクレオチドプローブと接触させること;
(ii)前記プローブを前記配列にハイブリダイズさせること;および
(iii)前記プローブの前記配列へのハイブリダイゼーションを検出すること、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
段階(i)のオリゴヌクレオチドプローブが、C型肝炎ウイルスのRNAポリメラーゼ領域の第8443位ヌクレオチドでシチジンを特定するよう設計されている、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
薬物耐性のC型肝炎ウイルスを特定するアレイであって、C型肝炎ウイルスのRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンをコードするコドンに相補的な配列を有するオリゴヌクレオチドプローブを含む、アレイ。
【請求項12】
オリゴヌクレオチドプローブが、C型肝炎ウイルスのRNAポリメラーゼ領域の第8443位ヌクレオチドでシチジンを特定するよう設計されている、請求項11に記載のアレイ。
【請求項13】
C型肝炎ウイルスに感染した宿主におけるウイルス耐性を特定するキットであって、
(i)C型肝炎ウイルスのRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンをコードするコドンに相補的なオリゴヌクレオチド;
(ii)前記オリゴヌクレオチドの3’末端からの核酸の重合に必要とされる材料;および
(iii)オリゴヌクレオチドプライマー伸長産物の存在を判定する手段、
を含むキット。
【請求項14】
オリゴヌクレオチドプローブが、C型肝炎ウイルスのRNAポリメラーゼ領域の第8443位ヌクレオチドでシチジンを特定するよう設計されている、請求項13に記載のキット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2011−24578(P2011−24578A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−167465(P2010−167465)
【出願日】平成22年7月26日(2010.7.26)
【分割の表示】特願2004−553823(P2004−553823)の分割
【原出願日】平成15年11月17日(2003.11.17)
【出願人】(502423808)イデニクス(ケイマン)リミテツド (16)
【出願人】(505177151)ウニベルシタ・デツリ・ストウデイ・デイ・カリアリ (2)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−167465(P2010−167465)
【出願日】平成22年7月26日(2010.7.26)
【分割の表示】特願2004−553823(P2004−553823)の分割
【原出願日】平成15年11月17日(2003.11.17)
【出願人】(502423808)イデニクス(ケイマン)リミテツド (16)
【出願人】(505177151)ウニベルシタ・デツリ・ストウデイ・デイ・カリアリ (2)
【Fターム(参考)】
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