説明

2−ハロフリル/チエニル−3−カルボキサミド

本発明は、式(I)の中でA、Hal、R、M及びZが本明細書において引用されるように定義される、式(I)の新規の2−ハロフリル/チエニル−3−カルボキサミド、前記物質を生成するためのいくつもの方法、及び望ましくない微生物を抑制するためのそれらの使用に関する。本発明は又、新規の中間体生成物及び後者の生成にも関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

の2−ハロフリル/チエニル−3−カルボキサミド。
(式中、
AはO(酸素)又はS(硫黄)を表し、
Halはハロゲンを表し、
Rは、水素、C−C−アルキル、C−Cアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;各事例において1個ないし9個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキル;ホルミル、ホルミル−C−C−アルキル、(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;各事例において1個ないし13個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有するハロ−(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、ハロ−(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、(C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−シクロアルキル)カルボニル;各事例において1個ないし9個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有する(C−C−ハロアルキル)カルボニル、(C−C−ハロアルコキシ)カルボニル、(ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−ハロシクロアルキル)カルボニル;又は−C(=O)C(=O)R、−CONR又は−CHNRを表し、
は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;各事例において1個ないし9個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキルを表し、
及びRは互いに独立して各々、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;各事例において1個ないし9個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキルを表し、
及びRはさらに、それらが結合される窒素原子とともに、酸素、硫黄及びNRからなる群からの隣接していない1つ又は2つの更なるへテロ原子を複素環が含有してもよい、ハロゲン及びC−C−アルキルからなる群と同一の又は異別の置換体により必要に応じて単置換又は多置換される5個ないし8個の環原子を有する飽和した複素環を形成し、
及びRが互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;各事例において1個ないし9個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロシクロアルキルを表し、
及びRはさらに、それらが結合される窒素原子とともに、酸素、硫黄及びNRからなる群からの隣接していない1つ又は2つの更なるへテロ原子を複素環が含有してもよい、ハロゲン及びC−C−アルキルからなる群と同一の又は異別の置換体により必要に応じて単置換又は多置換される5個ないし8個の環原子を有する飽和した複素環を形成し、
は水素又はC−C−アルキルを表し、
Mは、各々Rにより単置換される、フェニル、チオフェン、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン又はピラジン環を表すか、又はR7−Aにより置換されるチアゾール環を表し、
は、水素、フッ素、塩素、メチル、イソプロピル、メチルチオ又はトリフルオロメチルを表し、
7−Aは、水素、メチル、メチルチオ又はトリフルオロメチルを表し、
Zは、Z、Z、Z又はZを表し、その中で
は、同一の又は異別の置換体によって必要に応じて単置換ないし五置換されるフェニルを表し、
は、同一の又は異別の置換体によって必要に応じて単置換ないし多置換されるビシクロアルキル又はシクロアルキルを表し、
は、未置換のC−C20−アルキルを表すか又は、ハロゲン、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルコキシ、ハロアルキルアミノ、ハロジアルキルアミノ、−SiR10及びC−C−シクロアルキルからなる群と同一又は異別の置換体により単置換又は多置換されるC−C20−アルキルを表し、この事例において、その一部についての前記シクロアルキル部分はハロゲン及びC−C−アルキルからなる群と同一又は異別の置換体により必要に応じて単置換又は多置換されてもよく、
は、各々がハロゲン、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルコキシ、ハロアルキルアミノ、ハロ−ジアルキルアミノ、−SiR10及びC−C−シクロアルキルからなる群と同一の又は異別の置換体により必要に応じて単置換又は多置換されるC−C20−アルケニル又はC−C20−アルキニルを表し、この事例において、その一部についてのシクロアルキル部分はハロゲン及びC−C−アルキルからなる群と同一又は異別の置換体により必要に応じて単置換又は多置換されてもよく、
及びRは互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルを表し、
10は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキルを表すか、又は各事例において必要に応じて置換されるフェニル又はフェニルアルキルを表し、
又は、
M及びZが互いに、1H−2,3−ジヒドロインデン−4−イル、1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−4−イル又は1,3−ジヒドロ−2−ベンゾチエン−4−イルを表し、その各々がメチルによって必要に応じて単置換ないし三置換される。)
【請求項2】
請求項1に記載の式(I)の2−ハロフリル/チエニル−3−カルボキサミド。
(式中、
AがO(酸素)又はS(硫黄)を表し、
Halがフッ素、塩素、臭素又はヨウ素を表し、
Rが、水素、C−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;各事例において1個ないし9個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキル;ホルミル、ホルミル−C−C−アルキル、(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;各事例において1個ないし13個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有するハロ(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、ハロ−(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、(C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−シクロアルキル)カルボニル;各事例において1個ないし9個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有する(C−C−ハロアルキル)カルボニル、(C−C−ハロアルコキシ)カルボニル、(ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−ハロシクロアルキル)カルボニル、又は−C(=O)C(=O)R、−CONR又は−CHNRを表し、
が、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;各事例において1個ないし9個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキルを表し、
及びRは互いに独立して各々、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;各事例において1個ないし9個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、ハロC−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキルを表し、
及びRはさらに、それらが結合される窒素原子とともに、ハロゲン及びC−C−アルキルからなる群と同一又は異別の置換体により必要に応じて単置換ないし四置換される5個又は6個の環原子を有する飽和した複素環を形成し、この事例において、前記複素環は酸素、硫黄及びNRからなる群と隣接していない1個又は2個の更なるヘテロ原子を含有してもよく、
及びRは互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;各事例において1個ないし9個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロシクロアルキルを表し、
及びRはさらに、それらが結合される窒素原子とともに、ハロゲン及びC−C−アルキルからなる群と同一又は異別の置換体により必要に応じて単置換又は多置換される5個又は6個の環原子を有する飽和した複素環を形成し、この事例では、前記複素環は酸素、硫黄及びNRからなる群と隣接していない1個又は2個の更なるヘテロ原子を含有してもよく、
は、水素又はC−C−アルキルを表し、
Mは、「」で記されている結合が前記アミドへ結合され及び「#」で記されている結合がラジカルZへ結合する、以下の化2の環のうちの1つを表し、
【化2】

は、水素、フッ素、塩素、メチル、イソプロピル、メチルチオ又はトリフルオロメチルを表し、
7−Aは、水素、メチル又はトリフルオロメチルを表し、
Zは、Z、Z、Z又はZを表し、この事例では、
は、各事例における置換体がリストWから選択される、同一又は異別の置換体により必要に応じて単置換ないし五置換されるフェニルを表し、
は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル;各事例において1個ないし8個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル、ヒドロキシアルキル、オキソアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、ジアルコキシアルキル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル又はアルキルスルホニル;
各事例において2個ないし6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルケニル又はアルケニルオキシ;
各事例において1個ないし6個の炭素原子及び1個ないし13個の同一又は異別のハロゲン原子を有する直鎖又は分岐鎖ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル又はハロアルキルスルホニル;
各事例において2個ないし6個の炭素原子及び1個ないし11個の同一又は異別のハロゲン原子を有する、直鎖又は分岐鎖ハロアルケニル又はハロアルケニルオキシ;
各事例において個々の炭化水素鎖において1個ないし6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、個々の炭化水素鎖において2個ないし6個の炭素原子を有するアルケニルカルボニル又はアルキニルカルボニル;
各事例において3個ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキル又はシクロアルキルオキシ;
二重結合され3個又は4個の炭素原子を有するアルキレン、2個又は3個の炭素原子を有するオキシアルキレン又は1個若しくは2個の炭素原子を有するジオキシアルキレンで、それらの各々は必要に応じて、フッ素、塩素、オキソ、メチル、トリフルオロメチル及びエチルからなる群と同一又は異別の置換体により必要に応じて単置換ないし四置換され;
又は−C(Q)=N−Qの分類であり、その中で、
は水素、ヒドロキシル又は1個ないし4個の炭素原子を有するアルキル、1個ないし4個の炭素原子及び1個ないし9個のフッ素原子、塩素原子、及び/又は臭素原子を有するハロアルキル又は、1個ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキルを表し、及び
はヒドロキシル、アミノ、メチルアミノ、フェニル、ベンジルを表すか又は各事例において必要に応じてシアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ又はフェニルにより置換される、1個ないし4個の炭素原子を有するアルキル又はアルコキシを表すか、又は各事例において2個ないし4個の炭素原子を有するアルケニルオキシ又はアルキニルオキシを表し、
及びフェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ベンゾイル、ベンゾイルエテニル、シナモイル、ヘテロシクリル又は、各事例において1個ないし3個の炭素原子を個々のアルキル部分において有するフェニルアルキル、フェニルアルキルオキシ、フェニルアルキルチオ又はヘテロシクリルアルキルでもあり、これらのラジカルの各々は必要に応じて、ハロゲン及び/又は直鎖若しくは分岐鎖の、1個ないし4個の炭素原子を有するアルキル若しくはアルコキシにより前記環状部分において単置換ないし三置換され、
は、各事例において3個ないし10個の炭素原子を有し、及びハロゲン及び/又はC−Cアルキルからなる群と同一又は異別の置換体により各事例において必要に応じて単置換ないし四置換されるシクロアルキル又はビシクロアルキルを表し、
は未置換のC−C20−アルキル又は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキルアミノ、ハロ−ジ(C−C−アルキル)アミノ、−SiR10及びC−C−シクロアルキルからなる群と同一又は異別の置換体により単置換又は多置換されるC−C20−アルキルを表し、この事例において、その一部についての前記シクロアルキル部分はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群と同一又は異別の置換体によって必要に応じて単置換ないし四置換されてもよく、
は、各々がフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキルアミノ、ハロ−ジ(C−C−アルキル)アミノ、−SiR10及びC−C−シクロアルキルからなる群と同一又は異別の置換体により必要に応じて単置換又は多置換されるC−C20−アルケニル又はC−C20−アルキニルを表し、この事例において、その一部についての前記シクロアルキル部分はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群と同一又は異別の置換体によって必要に応じて単置換ないし四置換されてもよく、
及びRは互いに独立して、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキルを表し、
10は、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、フェニル又はベンジルを表し、
又は
M及びZは互いに、1,1,3−トリメチル−1H−2,3−ジヒドロインデン−4−イル、1,3−ジメチル−1H−2,3−ジヒドロインデン−4−イル、1,1,3−トリメチル−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−4−イル、1,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−4−イル、1,1,3−トリメチル−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾチエン−4−イル又は1,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾチエン−4−イルを表す。)
【請求項3】
a)式(II)のカルボン酸誘導体
【化3】

(式中、
A及びHalが請求項1に定義されているとおりであり及び
がハロゲン又はヒドロキシルを表す。)
が、式(III)のアニリン誘導体
【化4】

(式中R、M及びZが請求項1に定義されているとおりである。)と
適宜触媒の存在下で、適宜濃縮剤の存在下で、適宜酸結合剤の存在下で及び適宜希釈剤の存在下で反応するか、又は
b)式(IV)のハロカルボキサミド
【化5】

(式中、
A、Hal、R及びMが請求項1に定義されているとおりであり、
が臭素、ヨウ素又はトリフルオロメチルスルホン酸塩を表す。)
が、式(V)のボロン酸誘導体
【化6】

(式中、
が請求項1に定義されているとおりであり、及び
及びGが各々水素を表すか又は一緒になってテトラメチルエチレンを表す。)
と触媒の存在下で、適宜酸結合剤の存在下で及び適宜希釈剤の存在下で反応するか、又は
c)式(VI)のボロン酸誘導体
【化7】

(式中、
A、Hal、R及びMが請求項1に定義されているとおりであり、
及びGが各々水素を表すか又は一緒になってテトラメチルエチレンを表す。)
が、式(VII)のフェニル誘導体
【化8】

(式中、
が請求項1に定義されているとおりであり、及び
が塩素、臭素、ヨウ素又はトリフルオロメチルスルホン酸塩を表す。)
と、適宜触媒の存在下で、適宜酸結合剤の存在下で及び適宜希釈剤の存在下で反応するか、又は
d)式(IV)のハロカルボキサミド
【化9】

(式中、
A、Hal、R及びMが請求項Iに定義されているとおりであり、
が臭素、ヨウ素又はトリフルオロメチルスルホン酸塩を表す。)
が、式(VII)のフェニル誘導体
【化10】

(式中、
が請求項1に定義されているとおりであり、及び
が塩素、臭素、ヨウ素又はトリフルオロメチルスルホン酸塩を表す。)
と、パラジウム触媒又はニッケル触媒の存在下で及び4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビス−1,3,2−ジオキサボロランの存在下で、適宜酸結合剤の存在下で及び適宜希釈剤の存在下で反応するか、又は
e)式(I−a)の2−ハロフリル/チエニル−3−カルボキサミド
【化11】

(式中、
A、Hal、R及びMが請求項1に定義されているとおりであり、
は、各事例においてハロゲン、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルコキシ、ハロアルキルアミノ、ハロジアルキルアミノ、−SiR10及びC−C−シクロアルキルからなる群と同一又は異別の置換体によって必要に応じて単置換又は多置換されるC−C20−アルケニル又はC−C20−アルキニルを表し、この事例において、その一部についての前記シクロアルキル部分はハロゲン及び/又はC−Cアルキルによって必要に応じて置換されてもよい。)
が、適宜希釈剤の存在下で及び適宜触媒の存在下で水素化されるか、又は
f)式(VIII)のヒドロキシアルキルカルボキサミド
【化12】

(式中、
A、Hal、R及びMが請求項1に定義されるとおりであり、
は、ハロゲン、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルコキシ、ハロアルキルアミノ、ハロジアルキルアミノ、−SiR10及びC−C−シクロアルキルからなる群と同一又は異別の置換体によって必要に応じてさらに単置換又は多置換されるC−C20−ヒドロキシアルキルを表し、この事例において、その一部についての前記シクロアルキルはハロゲン及び/又はC−C−アルキルにより必要に応じて置換されてもよい。)
が、適宜希釈剤の存在下で及び適宜酸の存在下で脱水されるか、又は
g)式(IV)のハロカルボキサミド
【化13】

(式中、
A、Hal、R及びMが請求項1に定義されているとおりであり、
が臭素、ヨウ素又はトリフルオロメチルスルホン酸塩を表す。)
が、式(IX)のアルキン
【化14】

(式中、
はハロゲン、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルコキシ、ハロアルキルアミノ、ハロジアルキルアミノ、−SiR10及びC−C−シクロアルキルからなる群と同一又は異別の置換体により必要に応じて単置換又は多置換されるC−C18−アルキルを表し、この事例において、その一部についての前記シクロアルキル部分がハロゲン及び/又はC−C−アルキルによって必要に応じて置換されてもよい。)
と、又は式(X)のアルケン
【化15】

(式中、
、G及びGは互いに独立して各々、水素又は、ハロゲン、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルコキシ、ハロアルキルアミノ、ハロジアルキルアミノ、−SiR10及びC−C−シクロアルキルからなる群と同一又は異別の置換体により必要に応じて単置換又は多置換されるアルキルを表し、この事例において、その一部についての前記シクロアルキル部分がハロゲン及び/又はC−C−アルキルによって必要に応じて置換されてもよく、及び(置換体のない)開いた鎖の分子部分の炭素原子の総数が20という数を超過しない。)
と、適宜希釈剤の存在下で、適宜酸結合剤の存在下で及び適宜1つ以上の触媒の存在下で反応するか、又は
h)式(XI)のケトン
【化16】

(式中、
A、Hal、R及びMが請求項1に定義されているとおりであり、
は水素又は、ハロゲン、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルコキシ、ハロアルキルアミノ、ハロジアルキルアミノ、−SiR10及びC−C−シクロアルキルからなる群と同一又は異別の置換体により必要に応じて単置換又は多置換されるC−C18−アルキルを表し、この事例において、その一部についての前記シクロアルキル部分はハロゲン及び/又はC−C−アルキルにより必要に応じて置換されてもよい。)
が、式(XII)のリン化合物
【化17】

(式中、
10は、ハロゲン、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルコキシ、ハロアルキルアミノ、ハロジアルキルアミノ、−SiR10及びC−C−シクロアルキルからなる群と同一又は異別の置換体により必要に応じて単置換又は多置換されるC−C18−アルキルを表し、この事例において、その一部についての前記シクロアルキル部分はハロゲン及び/又はC−C−アルキルにより必要に応じて置換されてもよく、
Pxは−P(CCl、−P(CBr、−P(C、−P(=O)(OCH又は−P(=O)(OCの群を表す。)
と、適宜希釈剤の存在下で反応するか、又は
i)式(I−b)の2−ハロフリル/チエニル−3−カルボキサミド
【化18】

(式中、
A、Hal、R、M及びZは請求項1において定義されているとおりである。)
が、式(XIII)のハロゲン化物
【化19】

(式中、
はC−Cアルキル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル;各事例において1個ないし9個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロシクロアルキル;ホルミル、ホルミル−C−C−アルキル、(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;各事例において1個ないし13個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有するハロ−(C−C−アルキル)カルボニル−C−C−アルキル、ハロ−(C−C−アルコキシ)カルボニル−C−C−アルキル;(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、(C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)−カルボニル、(C−C−シクロアルキル)カルボニル;各事例において1個ないし9個のフッ素原子、塩素原子及び/又は臭素原子を有する(C−C−ハロアルキル)カルボニル、(C−C−ハロアルコキシ)カルボニル、(ハロ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−ハロシクロアルキル)カルボニル;又は−C(=O)C(=O)R、−CONR又は−CHNRを表し、
、R、R、R及びRは上述に定義されるとおりであり、
は塩素、臭素又はヨウ素を表す。)
と、塩基の存在下及び希釈剤の存在下で反応する、
ということを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の2−ハロフリル/チエニル−3−カルボキサミドを調製するためのプロセス。
【請求項4】
増量剤及び/又は界面活性剤に加えて、請求項1に記載の式(I)の少なくとも1つの2−ハロフリル/チエニル−3−カルボキサミドを含むことを特徴とする、望ましくない微生物を抑制するための組成物。
【請求項5】
望ましくない微生物を抑制するための、請求項1に記載の式(I)の2−ハロフリル/チエニル−3−カルボキサミドの使用。
【請求項6】
請求項1に記載の式(I)の2−ハロフリル/チエニル−3−カルボキサミドが望ましくない微生物及び/又はその生息地へ適用されることを特徴とする、前記微生物を抑制するための方法。
【請求項7】
請求項1に記載の式(I)の2−ハロフリル/チエニル−3−カルボキサミドが増量剤及び/又は界面活性剤と混合されることを特徴とする、望ましくない微生物を抑制するための組成物を調製するためのプロセス。
【請求項8】
式(IV)のハロカルボキサミド。
【化20】

(式中、
A、Hal、R及びMが請求項1に定義されているとおりであり、
が臭素又はヨウ素を表す。)
【請求項9】
式(VI)のボロン酸誘導体。
【化21】

(式中、
A、Hal、R及びMが請求項1に定義されているとおりであり、
及びGが各々水素を表すか又は一緒になってテトラメチルエチレンを表す。)
【請求項10】
式(VIII)のヒドロキシアルキルカルボキサミド。
【化22】

(式中、
A、Hal、R及びMが請求項1に定義されているとおりであり、
が、ハロゲン、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルコキシ、ハロアルキルアミノ、ハロジアルキルアミノ、−SiR10及び/又はC−C−シクロアルキルからなる群と同一又は異別の置換体により必要に応じてさらに単置換又は多置換されるC−C20−ヒドロキシアルキルを表し、この事例において、その一部についての前記シクロアルキル部分はハロゲン及び/又はC−C−アルキルによって必要に応じて置換されてもよい。)
【請求項11】
式(XI)のケトン。
【化23】

(式中、
A、Hal、R及びMが請求項1に定義されているとおりであり、
が水素を表すか又は、ハロゲン、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルコキシ、ハロアルキルアミノ、ハロジアルキルアミノ、−SiR10及びC−C−シクロアルキルからなる群と同一又は異別の置換体により必要に応じて単置換又は多置換されるC−C18−アルキルを表し、この事例において、その一部についての前記シクロアルキル部分がハロゲン及び/又はC−C−アルキルにより必要に応じて置換されてもよい。)

【公表番号】特表2007−520504(P2007−520504A)
【公表日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−551758(P2006−551758)
【出願日】平成17年1月22日(2005.1.22)
【国際出願番号】PCT/EP2005/000629
【国際公開番号】WO2005/075452
【国際公開日】平成17年8月18日(2005.8.18)
【出願人】(302063961)バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト (524)
【Fターム(参考)】