説明

3次元ディスプレイとその方法

【目的】ディスプレイの対応するフレームに従いシャッター眼鏡のアイグラスを正確に制御して開く3次元ディスプレイを提供し、かつ映像表示の輝度を強化するディスプレイ方法を提供する。
【解決手段】3次元ディスプレイとその方法が提供される。ディスプレイが映像表示装置とシャッター眼鏡とを含む。映像表示装置がビデオ信号を受信して左眼フレームまたは右眼フレームを表示し、左眼フレームまたは右眼フレームが表示されているか否かに従ってシャッター同期信号を出力する。シャッター眼鏡が映像表示装置に連結され、シャッター同期信号に従って左眼グラスまたは右眼グラスを開く。それにより、ディスプレイおよび方法が、左眼および右眼が不完全なフレームを受け取ることを防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、一般的に3次元ディスプレイ技術に関し、特に、3次元ディスプレイとそのディスプレイ方法に関する。
【背景技術】
【0002】
技術の進歩および発達により、人々の物質的かつ精神的なレベルでの充実感に対する必要性は、減るばかりか増えるのみである。人々は、3次元(three dimensional = 3D)ディスプレイを通して、その想像力を表明することを熱望し、その場に身をおくような効果を生々しく体験する。従って、いかにディスプレイにより3D映像(3D image)またはビデオを提供するかが現在の3Dディスプレイ技術の探求する主要な目標となっている。
【0003】
外観について言えば、3Dディスプレイ技術は、おおまかに、ユーザーに特別にデザインした一対の眼鏡(メガネ)を着用することを求めるステレオスコープ技術(stereoscopic techniques)と、裸眼で直接見させる自動ステレオスコープ技術(auto- stereoscopic techniques)とに分けられる。とりわけ、ステレオスコープ3Dディスプレイ技術は、カラーフィルター眼鏡(color filter glasses)、偏光眼鏡(polarizing glasses )およびシャッター(shutter glasses)眼鏡などに分けられる。ステレオスコープ3Dディスプレイ技術の操作原理は、眼鏡レンズを使用して3Dディスプレイにより表示される左眼および右眼フレームを選択し、左眼および右眼がそれぞれ3D視覚効果を発生させるために左眼および右眼フレームを見るものである。
【0004】
図1は、従来の3D映像ディスプレイシステムを示す概略的な説明図である。図1において、3D映像ディスプレイシステム10中、メディア再生装置30がビデオ信号VSおよびシャッター同期信号SSを発生させる。具体的には、ビデオ信号VSが3Dディスプレイ100の映像表示装置110を制御して対応する映像を表示するのに対して、シャッター同期信号SSがシャッター眼鏡を制御して左眼グラス(レンズ)または右眼グラスを開く。映像表示装置110が右眼フレームを表示する時、シャッター眼鏡120が右眼グラスを開き、左眼グラスを閉じて、右眼が右眼フレームを受け取る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
映像3D効果を強化し残像を防止するために、典型的な設計は、通常、映像がフル表示された後でシャッター眼鏡を開く必要がある。しかし、ビデオ信号VSおよびシャッター同期信号SSがメディア再生装置30により発生されるため、メディア再生装置30が映像表示装置110の内部回路構成による処理時間遅延に合わせて映像の全表示時間を計算し、それによってシャッター同期信号SSを発生させることが求められる。また、内部回路構成設計および映像表示装置110に採用されるパネル構造における差異のため、映像表示装置110における内部回路構成の処理時間遅延が同一ではない。メディア再生装置30が誤判定または映像表示装置110の内部回路構成へのサポートに失敗する時、正確でないシャッター同期信号SSが発生する。さらに、正確でないシャッター同期信号SSは、シャッター眼鏡が正確でない時間に開くことを引き起こし、残像および映像3D効果の低下という結果となる。
【0006】
(発明の目的)
そこで、この発明の目的は、ディスプレイの対応するフレームに従いシャッター眼鏡のアイグラス(eye glasses)を正確に制御して開く3次元ディスプレイを提供することにある。
【0007】
この発明の目的は、映像表示の輝度を強化するディスプレイ方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、ディスプレイ方法を提供し、映像表示装置とシャッター眼鏡とを含む3次元ディスプレイに適し、ディスプレイ方法が以下のステップを含む。右眼フレームが前記映像表示装置中に書き込まれようとする時、シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の左眼グラスを閉じる。前記右眼フレームが書かれた時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の右眼グラスを開く。左眼フレームが前記映像表示装置中に書き込まれようとする時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを閉じる。前記左眼フレームが書かれた時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開く。
【0009】
この発明の実施形態に従って、前記右眼フレームが前記映像表示装置中に書き込まれようとする時、前記シャッター同期信号を映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを閉じる上記ステップが、前記右眼フレームに対応するフレーム期間にスタート信号がイネーブルにされる(enabled)時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを閉じることを含む。
【0010】
この発明の実施形態に従って、前記右眼フレームが書かれた時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開く上記ステップが、前記右眼フレームに対応するフレーム期間にデータラッチ信号により伝送される最終データ書き込みパルスがイネーブルにされる(enabled)ことからディスエーブルにされること(disabled)に変化する時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開くことを含むものである。
【0011】
この発明の実施形態に従って、前記右眼フレームが書かれた時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開く上記ステップが、最終走査信号が前記右眼フレームに対応するフレーム期間中にイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開くことを含む。
【0012】
この発明の実施形態に従って、前記左眼フレームが前記映像表示装置中に書き込まれようとする時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを閉じる上記ステップが、スタート信号が前記左眼フレームに対応するフレーム期間にイネーブルにされる時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを閉じることを含むものである。
【0013】
この発明の実施形態に従って、前記左眼フレームが書かれた時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開く上記ステップが、前記左眼フレームに対応するフレーム期間にデータラッチ信号により伝送される最終データ書き込みパルスがイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開くことを含むものである。
【0014】
この発明の実施形態に従って、前記左眼フレームが書かれた時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開く上記ステップが、最終走査信号が前記左眼フレームに対応するフレーム期間にイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開くことを含むものである。
【0015】
この発明の実施形態に従って、前記右眼グラスおよび前記左眼グラスが、前もって閉じるにセットされるものである。
【0016】
この発明の実施形態に従って、前記左眼グラスが、前記シャッター同期信号により伝送される第1パルス中に開かれ、前記右眼グラスが、前記シャッター同期信号により伝送される第2パルス中に開かれ、そのうち、前記第1パルスおよび前記第2パルスが異なるフレーム期間に位置するものである。
【0017】
この発明がディスプレイ方法を提供し、映像表示装置とシャッター眼鏡とを備える3次元ディスプレイに適する。そのディスプレイ方法が次のステップを含む。右眼フレームが前記映像表示装置に書き込まれようとする時、シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の右眼グラスを開き、左眼グラスを閉じる。左眼フレームが前記映像表示装置に書き込まれようとする時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開き、前記右眼グラスを閉じることを含む。前記映像表示装置がブラックフレームを表示する時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記左眼グラスの状態および前記右眼グラスの状態を維持し、そのうち、前記ブラックフレームが前記左眼フレームおよび前記右眼フレームの間に表示されるものである。
【0018】
この発明の実施形態に従って、前記右眼フレームが前記映像表示装置に書き込まれようとする時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開き、前記左眼グラスを閉じる上記ステップが、前記右眼フレームに対応するフレーム期間にスタート信号がイネーブルにされる時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開き、前記左眼グラスを閉じることを含むものである。
【0019】
この発明の実施形態に従って、前記左眼フレームが映像表示装置に書き込まれようとする時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力し前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開き、前記右眼グラスを閉じる前記ステップが、前記左眼フレームに対応するフレーム期間にスタート信号がイネーブルにされる時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開き、前記右眼グラスを閉じることを含むものである。
【0020】
この発明の実施形態に従って、前記左眼グラスが第1レベルで前記シャッター同期信号により開かれ、前記右眼グラスが第2レベルで前記シャッター同期信号により開かれ、そのうち、前記第1レベルが前記第2レベルと同じでないものである。
【0021】
この発明は、映像表示装置とシャッター眼鏡とを含む3次元ディスプレイを提供する。前記映像表示装置がビデオ信号を受信して左眼フレームまたは右眼フレームを表示し、前記左眼フレームまたは前記右眼フレームに従ってシャッター同期信号を出力するよう構成される。前記シャッター眼鏡が前記映像表示装置に連結され、前記シャッター同期信号に従って左眼グラスおよび右眼グラスのうち1つを開くように構成される。
【0022】
この発明の実施形態に従って、前記映像表示装置がタイミング制御器とゲートドライバーとソースドライバーとディスプレイパネルと同期信号発生器とを含む。前記タイミング制御器が前記ビデオ信号を受信して、前記左眼フレームまたは前記右眼フレームが表示されているかに従ってスタート信号、ゲートクロック信号、データラッチ信号を発生させるように構成される。前記ゲートドライバーが前記タイミング制御器に連結され、前記スタート信号および前記ゲートクロック信号に従って複数の走査信号を発生させるように構成される。前記ソースドライバーが前記タイミング制御器に連結され、前記データラッチ信号に従って複数のディスプレイデータを出力するように構成される。前記ディスプレイパネルが前記ゲートドライバーおよび前記ソースドライバーに連結され、前記複数の走査信号に従って前記ディスプレイデータを受信して前記左眼フレームまたは前記右眼フレームを表示するよう構成される。前記同期信号発生器が前記タイミング制御器に連結され、前記スタート信号、前記ゲートクロック信号または前記データラッチ信号に従って前記シャッター同期信号を発生させるように構成される。
【0023】
この発明の実施形態に従って、前記スタート信号が前記右眼フレームに対応するフレーム期間中にイネーブルにされる時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼フレームを閉じる。
【0024】
この発明の実施形態に従って、前記右眼フレームに対応するフレーム期間中に前記データラッチ信号により伝送される最終データ書き込みパルスがイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開くものである。
【0025】
この発明の実施形態に従って、前記右眼フレームに対応するフレーム期間に前記複数の走査信号の最終走査信号がイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開く。
【0026】
この発明の実施形態に従って、前記左眼フレームに対応するフレーム期間に前記スタート信号がイネーブルにされる時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを閉じるものである。
【0027】
この発明の実施形態に従って、前記左眼フレームに対応するフレーム期間に前記データラッチ信号により伝送される最終データ書き込みパルスがイネーブルされることからディスエーブルにされることへ変化する時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開くものである。
【0028】
この発明の実施形態に従って、前記左眼フレームに対応するフレーム期間に前記複数の走査信号の最終走査信号がイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開くものである。
【0029】
この発明の実施形態に従って、前記右眼フレームに対応するフレーム期間に前記スタート信号がイネーブルにされる時、前記同期信号発生器がシャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開き、前記左眼グラスを閉じるものである。
【0030】
この発明の実施形態に従って、前記左眼フレームに対応するフレーム期間に前記スター信号がイネーブルにされる時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開き、前記右眼グラスを閉じるものである。
【0031】
(作用)
つまり、この発明の実施形態にかかる3次元ディスプレイとそのディスプレイ方法がここで広範に記述され、3次元ディスプレイが書かれたフレームおよびフレーム書き込み状態に従ってシャッター同期信号を出力して、ディスプレイフレームに従いシャッター眼鏡を制御し対応するアイグラス(eye glasses)を開く。従って、映像表示装置が表示データの書き込み期間にシャッター眼鏡のアイグラスを開いて、右眼と左眼とが不完全なフレームを受信するという問題が防止される。
【発明の効果】
【0032】
以上の観点から、この発明の実施形態にかかる3次元ディスプレイおよびそのディスプレイ方法がここに広く記載されて、3次元ディスプレイが書かれたフレームおよびフレーム書き込み状態に従いシャッター同期信号を出力して、ディスプレイフレームに基づきシャッター眼鏡を制御して対応するアイグラスを開く。従って、映像表示装置が表示データの書き込み期間にシャッター眼鏡のアイグラスを開いて、右眼と左眼とが不完全なフレームを受信するという問題が防止される。また、ビデオ信号が伝送する左眼、右眼フレームおよびブラックフレーム間で入れ替わる時、フレームディスプレイの輝度が強化され、オーバードライブ表のメモリーサイズが縮小される。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】従来の3D(three dimensional )映像ディスプレイシステムを示す概略的な説明図である。
【図2】この発明に実施形態にかかる3D映像ディスプレイシステムを示す概略的な説明図である。
【図3】この発明の実施形態にかかる図2中で記述したスタート信号、データラッチ信号およびシャッター同期信号を示す波形図である。
【図4】この発明に実施形態にかかる図2中で記述したスタート信号、ゲートクロック信号およびシャッター同期信号を示す波形図である。
【図5】この発明の実施形態にかかる図2中で記述したスタート信号およびシャッター同期信号を示す波形図である。
【図6】この発明の実施形態にかかるディスプレイ方法を説明するフローチャートである。
【図7】この発明の別な実施形態にかかるディスプレイ方法を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図2は、この発明に実施形態にかかる3D映像ディスプレイシステムを示す概略的な説明図である。図2において、3D映像ディスプレイシステム20中、メディア再生装置50がビデオ信号VSを提供し、3Dディスプレイ200がビデオ信号VSに従って3D映像を表示する。メディア再生装置50は、例えば、パーソナルコンピューターまたはメディアディスク再生装置である。また、ビデオ信号VSがDサブミニアチュア(D-subminiature = D-sub)インターフェース、デジタル視覚インターフェース(Digital Visual Interface = DVI)または高解像度マルチメディアインターフェース(High Definition Multimedia Interface = HDMI)を介して伝送される。3Dディスプレイ200が映像表示装置210とシャッター眼鏡220とを含む。
【0035】
映像表示装置210がビデオ信号VSを受信し、ビデオ信号VSに従って左眼フレームまたは右眼フレームを表示し、左眼フレームまたは右眼フレームのディスプレイに従ってシャッター同期信号SSを発生させる。シャッター眼鏡220が映像表示装置210に連結され、シャッター同期信号SSに基づきその左眼グラスまた右眼グラスのうち1つを開く。シャッター同期信号SSは、例えば、赤外線(infrared radiation)、ブルートゥース(Bluetooth)またはWiFiのような有線インターフェースまたは無線インターフェースを通して伝送される。
【0036】
映像表示装置210がタイミング制御器211とソースドライバー213とゲートドライバー215とディスプレイパネル217と同期信号発生器219とを含む。タイミング制御器211がビデオ信号VSを受信し、スタート信号STVとゲートクロック信号CPVとデータラッチ信号TPがビデオ信号VSにより伝送されるフレームデータが左眼フレームまたは右眼フレームを表示するかどうか従って発生される。ゲートドライバー215がタイミング制御器211に連結され、ゲートドライバー215がスタート信号STVとゲートクロック信号CPVとに従って複数の走査信号SCを発生させる。ソースドライバー213がタイミング制御器211に連結され、ソースドライバー213がデータラッチ信号TPに従って複数のディスプレイデータDSを発生させる。ディスプレイパネル217がゲートドライバー215およびソースドライバー213に連結され、ディスプレイパネル217が走査信号SCに従って受信するディスプレイデータDSにより左眼フレームまたは右眼フレームを表示する。同期信号発生器219がタイミング制御器211に連結され、同期信号発生器219がスタート信号STV、ゲートクロック信号CPVまたはデータラッチ信号TPに従ってシャッター同期信号SSを発生させる。
【0037】
ビデオ信号VSが伝送される左眼フレームおよび右眼フレーム間で入れ替わると仮定し、シャッター眼鏡220が操作される時、シャッター眼鏡220の左眼グラスおよび右眼グラスが前もって閉めるにセットされている。右眼フレームがディスプレイパネル217に書き込まれようとする時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SSを出力してシャッター眼鏡220の左眼グラスを閉じる。また、右眼フレームが書かれた時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SSを出力してシャッター眼鏡220の右眼グラスを開く。そのため、充分な右眼フレームが右眼に提供される。左眼フレームがディスプレイパネル217に書き込まれようとする時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SSを出力してシャッター眼鏡220の右眼グラスを閉じる。また、左眼フレームが書かれた時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SSを出力してシャッター眼鏡220の左眼グラスを開く。従って、充分な左眼フレームが左眼に提供される。
【0038】
上記した観点から、左眼フレームまたは右眼フレームがディスプレイパネル217に書き込まれようとしているか否か、あるいは書き込みが完了したか否かに従って、映像表示装置210がシャッター同期信号SSを出力してシャッター眼鏡220を制御し、左眼フレームが表示されている時に左眼グラスが開き、右眼フレームが表示されている時に右眼グラスが開く。シャッター同期信号SSが映像表示装置210中の書き込みフレームだけででなくフレーム書き込み状態に従って出力されるので、そのため、フレームが充分に表示されている時、左眼または右眼がフレームが映像を受け取っているか否かが制御される。それ故に、左眼および右眼が不正確な映像を受け取ってしまうような不正確なシャッター同期信号SSを防止できる。また、スタート信号STV、ゲートクロック信号CPVおよびデータラッチ信号TPを参照することによって、フレームがディスプレイパネル217に書き込まれようとしているか否か、およびフレームが書き込まれたか否かが決定できるが、更に詳細な部分は後述する。
【0039】
図3は、この発明の実施形態にかかる図2中で記述したスタート信号STV、データラッチ信号TPおよびシャッター同期信号SSを示す波形図である。図2と図3とにおいて、ここにフレーム期間PF1中に右眼フレームが表示され、フレーム期間PF2中に左眼フレームが表示されていると仮定する。上述した観点から、フレーム期間PF1中にスタート信号STVがイネーブルにされる(例えば、スタート信号STVがハイレベル)時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SS(例えば、シャッター同期信号SSがローレベル)をディスエーブルにして、シャッター眼鏡220の左眼グラスが閉じられる。そのため、右眼フレームがディスプレイパネル217に書き込まれようとしている時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SSを出力してシャッター眼鏡220の左眼グラスを閉じる。
【0040】
さらに、フレーム期間PF1中、データラッチ信号TPの最終データ書き込みパルス(例えば、パルスTP1)がイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する(例えば、パルスTP1がローレベルであり、かつディスプレイデータDSの最終行がディスプレイパネル217へ出力されている)時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SS(例えば、シャッター同期信号がハイレベル)をイネーブルにして、シャッター眼鏡220の右眼グラスが開かれる。従って、右眼フレームが書かれた時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SSを出力してシャッター眼鏡220の右眼グラスを開く。フレーム期間PF2中にスタート信号STVがイネーブルにされる時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SSをディスエーブルにして、シャッター眼鏡220の右眼グラスが閉じられる。そのため、左眼フレームが書き込まれようとする時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SSを出力してシャッター眼鏡220の右眼グラスを閉じる。
【0041】
さらに、フレーム期間PF2中、データラッチ信号TPの最終データ書き込みパルス(例えば、パルスTP2)がイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する(左眼フレーム中のディスプレイデータDSの最終行がディスプレイパネル217へ出力されている)時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SSをイネーブルにしてシャッター眼鏡220の左眼グラスが開かれる。従って、左眼フレームが書かれた時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SSを出力してシャッター眼鏡220の左眼グラスを開く。
【0042】
上述した観点から、右眼グラスの開く期間はパルスPSS1のパルス幅であり、それに対して、左眼グラスの開く期間はパルスPSS2のパルス幅である。一般的に言って、アイグラスの開く期間はフレーム期間の少なくとも10%である。具体的には、パルスPSS1のパルス幅がフレーム期間PF1の少なくとも10%であり、パルスPSS2のパルス幅がフレーム期間PF2の少なくとも10%である。また、ディスプレイデータDSの伝送時間が減少した時、アイグラスの開く期間が増加し、開く期間がフレーム期間の32%に増加する。
【0043】
図4は、この発明に実施形態にかかる図2中で記述したスタート信号STV、ゲートクロック信号CPVおよびシャッター同期信号SSを示す波形図である。図3と図4とにおいて、上記した実施形態は、データラッチ信号TPを使用してフレームが書かれたか否か決定していたが、一方、この実施形態は、走査信号SCを使用してフレームが書かれたか否かを決定する。また、走査信号SCがスタート信号STVおよびゲートクロック信号CPVに従って発生され、ゲートクロック信号CPVは、最終走査信号SCが伝送されたか否か判定するために使用される。この発明の実施形態中、パルスCP1およびパルスCP2がフレーム期間PF1およびフレーム期間PF2中の最終走査信号SCに対応すると仮定する。
【0044】
従って、フレーム期間PF1中、最終走査信号SCに対応するパルスCP1がイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変わる(例えば、右眼フレーム中のディスプレイデータDSの最終行がディスプレイパネル217へ書き込まれた)時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SSをイネーブルにしてシャッター眼鏡220の右眼グラスが開かれる。また、フレーム期間PF2中、最終走査信号SCに対応するパルスPF1がイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変わる(例えば、左眼フレーム中のディスプレイデータDSの最終行がディスプレイパネル217へ書き込まれた)時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SSをイネーブルにして、シャッター眼鏡220の左眼グラスが開かれる。
【0045】
注意すべきことは、この実施形態に従って、最終走査信号SCの状態が計算により決定され、ゲートクロック信号CPVのパルスを計数する。しかし、この発明の別な実施形態中、信号線が最終走査信号SCの出力端から同期信号発生器219へ引っ張られて、最終走査信号SCの状態を直接計測する。さらに、最終走査信号SCがイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変わる時、シャッター同期信号SSが生成されて、フレームに対応するアイグラスを開く。
【0046】
再び、図2において、ビデオ信号VSが伝送する左眼フレーム、ブラックフレームおよび右眼フレーム間で入れ替わると仮定し、かつ伝送順序が左眼フレーム、ブラックフレーム、右眼フレーム、ブラックフレームからまた左眼フレームへ戻ると仮定する。このような循環のもと、右眼フレームがディスプレイパネル217へ書き込まれようとする時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SSを出力してシャッター眼鏡220の右眼グラスを開き、左眼グラスを閉じる。
【0047】
ブラックフレームがディスプレイパネル217へ書かれた時、同期信号発生器219が右眼フレームの書かれた時と同一レベルを有するシャッター同期信号SSを出力して左眼グラスの閉じた状態および右眼グラスの開いた状態を維持する。左眼フレームがディスプレイパネル217へ書き込まれようとする時、同期信号発生器219がシャッター同期信号SSを出力してシャッター眼鏡220の左眼グラスを開き、右眼グラスを閉じる。ブラックフレームが再び書かれ、ディスプレイパネル217中に表示される時、同期信号発生器219が左眼フレームの書かれた時と同一レベルを有する同期信号SSを出力して左眼フレームの開いた状態ならびに右眼フレームの閉じた状態を維持する。
【0048】
図5は、この発明の実施形態にかかる図2中で記述したスタート信号STVおよびシャッター同期信号SSを示す波形図である。図2と図5とにおいて、この発明の実施形態中、フレーム期間PF3が右眼フレームに対応し、フレーム期間PF5が左眼フレームに対応し、フレーム期間PF4およびフレーム期間PF6がブラックフレームに対応する。また、シャッター同期信号SSがイネーブルにされる時、シャッター眼鏡220の右眼グラスが開かれているのに対して、シャッター眼鏡220の左眼グラスが閉じられている。シャッター同期信号SSがディスエーブルにされる時、シャッター眼鏡220の左眼グラスが開かれているのに対して、シャッター眼鏡220の右眼グラスが閉じられている。
【0049】
この実施形態中、フレーム期間PF3にスタート信号STVがイネーブルにされる時、同期信号発生器219がイネーブルにされたシャッター同期信号SSを出力してシャッター眼鏡220の右眼グラスを開き、左眼グラスを閉じる。さらに、フレーム期間PF4にスタート信号STVがイネーブルにされる時、同期信号発生器219がフレーム期間PF3と同じシャッター同期信号SSを出力する。言い換えれば、シャッター同期信号SSのレベルが変化しない。フレーム期間PF5中にスタート信号STVがイネーブルにされる時、同期信号発生器219がディスエーブルにされたシャッター同期信号SSを出力してシャッター眼鏡220の左眼グラスを開き、右眼グラスを閉じる。また、フレーム期間PF6中、スタート信号STVがイネーブルにされる時、同期信号発生器219がフレーム期間PF5中と同じシャッター同期信号SSを出力する。言い換えれば、シャッター同期信号SSのレベルが変化しない。
【0050】
上述した記載に従って、右眼グラスが開いている(例えば、フレーム期間PF3およびフレーム期間PF4)時、右眼フレームが半分の時間表示され、ブラックフレームが他の半分の時間表示される。即ち、右眼フレームの表示時間は、右眼グラスが開いてる時間の50%である。左眼グラスが開いている(例えば、フレーム期間PF5およびフレーム期間PF6)時、左眼フレームが半分の時間表示され、ブラックフレームが他の半分の時間表示される。即ち、左眼フレームの表示時間は、左眼グラスが開いてる時間の50%である。従って、フレームの表示時間は、アイグラスの開く期間の50%であり、それによりフレームディスプレイの輝度を増強する。
【0051】
また、映像表示装置210中、オーバードライブ技術が採用されてディスプレイデータDSをディスプレイパネル217中へ書き込む速度を増加させる。256グレイレベルを例に挙げれば、映像表示装置210は、先行するフレームのグレイスケールに一致する現在の書かれるディスプレイデータDSのグレイスケール値に対応するオーバードライブ値を決定するために、256×256サイズのオーバードライブ表を確立する。しかし、ビデオ信号VSが伝送する左眼フレーム、ブラックフレームおよび右眼フレーム間で入れ替わり、左眼フレームおよび右眼フレームのディスプレイ後の1つの前のフレームがブラックフレームである(例えば、先行するフレームが固定された0グレイレベルを有する)ため、オーバードライブ表が256×1サイズに縮小される。
【0052】
従って、ディスプレイ方法は、ビデオ信号が左眼フレームおよび右眼フレームを交替して伝送するものに適用できる。図6は、この発明の実施形態にかかるディスプレイ方法を説明するフローチャートである。図6において、この実施形態中、右眼フレームが映像表示装置に書き込まれようとする時、映像表示装置がシャッター同期信号を出力してシャッター眼鏡の左眼グラスを閉じる(ステップS610)。右眼フレームが書かれた時、映像表示装置がシャッター同期信号を出力してシャッター眼鏡の右眼グラスを開ける(ステップS620)。左眼フレームが映像表示装置に書き込まれようとする時、映像表示装置がシャッター同期信号を出力してシャッター眼鏡の右眼グラスを閉じる(ステップS630)。左眼フレームが書かれた時、映像表示装置がシャッター同期信号を出力してシャッター眼鏡の左眼グラスを開ける(ステップS640)。その後、ステップS610に戻り、実行される。この実施形態のディスプレイ方法の詳細は、上述した実施形態を参照できるので、ここでは省略する。
【0053】
また、別なディスプレイ方法がビデオ信号が左眼フレーム、ブラックフレームおよび右眼フレームを交替して伝送するものに適用できる。図7は、この発明の別な実施形態にかかるディスプレイ方法を説明するフローチャートである。図7において、この実施形態中、右眼フレームが映像表示装置に書き込まれようとする時、映像表示装置がシャッター同期信号を出力してシャッター眼鏡の右眼グラスを開け、左眼グラスを閉じる(ステップS710)。映像表示装置がブラックフレームを表示する時、映像表示装置が左眼グラスの状態および右眼グラスの状態を維持する(ステップS720)。左眼フレームが映像表示装置に書き込まれようとする時、映像表示装置がシャッター同期信号を出力してシャッター眼鏡の左眼グラスを開け、右眼グラスを閉じる(ステップS730)。映像表示装置がブラックフレームを表示する時、映像表示装置が左眼グラスの状態および右眼グラスの状態を維持する(ステップS740)。その後、ステップS710へ戻り、実行される。この実施形態のディスプレイ方法の詳細は、上述した実施形態を参照できるので、ここでは省略する。
【0054】
以上のように、この発明を実施形態により開示したが、もとより、この発明を限定するためのものではなく、当業者であれば容易に理解できるように、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正が当然なされうるものであるから、その特許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均等な領域を基準として定めなければならない。
【符号の説明】
【0055】
10, 20 3次元映像表示システム
30, 50 メディア再生装置
100, 200 3次元ディスプレイ
110, 210 映像表示装置
120, 220 シャッター眼鏡
211タイミング制御器
213 ソースドライバー
215 ゲートドライバー
217 ディスプレイパネル
219 同期信号発生器
CPV ゲートクロック信号
DS ディスプレイデータ
PF1〜PF6 フレーム期間
SC 走査信号
STV スタート信号
TP データラッチ信号
TP1, TP2, PSS1, PSS2, CP1, CP2 パルス
VS ビデオ信号
S610, S620, S630, S640, S710, S720, S730, S740 ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ方法であり、映像表示装置とシャッター眼鏡とを備える3次元ディスプレイに適するものであって、前記方法が:
右眼フレームが前記映像表示装置中に書き込まれようとする時、シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の左眼グラスを閉じることと;
前記右眼フレームが書かれた時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の右眼グラスを開くことと;
左眼フレームが前記映像表示装置中に書き込まれようとする時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを閉じることと;
前記左眼フレームが書かれた時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開くことと
を含むディスプレイ方法。
【請求項2】
前記右眼フレームが前記映像表示装置中に書き込まれようとする時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを閉じる前記ステップが:
前記右眼フレームに対応するフレーム期間中にスタート信号がイネーブルにされる時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを閉じること
を含むものである請求項1記載のディスプレイ方法。
【請求項3】
前記右眼フレームが書かれた時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開く前記ステップが:
前記右眼フレームに対応するフレーム期間にデータラッチ信号により伝送される最終データ書き込みパルスがイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開くこと
を含むものである請求項1記載のディスプレイ方法。
【請求項4】
前記右眼フレームが書かれた時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開く前記ステップが:
最終走査信号が前記右眼フレームに対応するフレーム期間中にイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開くこと
を含むものである請求項1記載のディスプレイ方法。
【請求項5】
前記左眼フレームが前記映像表示装置中に書き込まれようとする時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを閉じる前記ステップが:
スタート信号が前記左眼フレームに対応するフレーム期間にイネーブルにされる時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを閉じること
を含むものである請求項1記載のディスプレイ方法。
【請求項6】
前記左眼フレームが書かれた時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開く前記ステップが:
前記左眼フレームに対応するフレーム期間にデータラッチ信号により伝送される最終データ書き込みパルスがイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開くこと
を含むものである請求項1記載のディスプレイ方法。
【請求項7】
前記左眼フレームが書かれた時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開く前記ステップが:
最終走査信号が前記左眼フレームに対応するフレーム期間にイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開くこと
を含むものである請求項1記載のディスプレイ方法。
【請求項8】
前記右眼グラスおよび前記左眼グラスが、前もって閉じるにセットされるものである請求項1記載のディスプレイ方法。
【請求項9】
前記左眼グラスが、前記シャッター同期信号により伝送される第1パルス中に開かれ、前記右眼グラスが、前記シャッター同期信号により伝送される第2パルス中に開かれ、そのうち、前記第1パルスおよび前記第2パルスが異なるフレーム期間に位置するものである請求項1記載のディスプレイ方法。
【請求項10】
ディスプレイ方法であり、映像表示装置とシャッター眼鏡とを備える3次元ディスプレイに適するものであって、前記方法が:
右眼フレームが前記映像表示装置に書き込まれようとする時、シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の右眼グラスを開き、左眼グラスを閉じることと;
左眼フレームが前記映像表示装置に書き込まれようとする時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開き、前記右眼グラスを閉じることと;
前記映像表示装置がブラックフレームを表示する時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記左眼グラスの状態および前記右眼グラスの状態を維持し、そのうち、前記ブラックフレームが前記左眼フレームおよび前記右眼フレームの間に表示されるものであること
を含むディスプレイ方法。
【請求項11】
前記右眼フレームが前記映像表示装置に書き込まれようとする時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開き、前記左眼グラスを閉じる前記ステップが:
前記右眼フレームに対応するフレーム期間にスタート信号がイネーブルにされる時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開き、前記左眼グラスを閉じること
を含む請求項10記載のディスプレイ方法。
【請求項12】
前記左眼フレームが前記映像表示装置に書き込まれようとする時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開き、前記右眼グラスを閉じる前記ステップが:
前記左眼フレームに対応するフレーム期間にスタート信号がイネーブルにされる時、前記シャッター同期信号を前記映像表示装置により出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開き、前記右眼グラスを閉じること
を含む請求項10記載のディスプレイ方法。
【請求項13】
前記左眼グラスが第1レベルで前記シャッター同期信号により開かれ、前記右眼グラスが第2レベルで前記シャッター同期信号により開かれ、そのうち、前記第1レベルが前記第2レベルと同じでないものである請求項10記載のディスプレイ方法。
【請求項14】
ビデオ信号を受信して左眼フレームまたは右眼フレームを表示し、前記左眼フレームまたは前記右眼フレームに従ってシャッター同期信号を出力するよう構成された映像表示装置と;
前記映像表示装置に連結され、前記シャッター同期信号に従って左眼グラスおよび右眼グラスのうち1つを開くように構成されるシャッター眼鏡と
を備える3次元ディスプレイ。
【請求項15】
前記映像表示装置が:
前記ビデオ信号を受信して、前記左眼フレームまたは前記右眼フレームが表示されているかに従ってスタート信号、ゲートクロック信号、データラッチ信号を発生させるように構成されたタイミング制御器と;
前記タイミング制御器に連結され、前記スタート信号および前記ゲートクロック信号に従って複数の走査信号を発生させるように構成されたゲートドライバーと;
前記タイミング制御器に連結され、前記データラッチ信号に従って複数のディスプレイデータを出力するように構成されたソースドライバーと;
前記ゲートドライバーおよび前記ソースドライバーに連結され、前記複数の走査信号に従って前記ディスプレイデータを受信して前記左眼フレームまたは前記右眼フレームを表示するよう構成されたディスプレイパネルと;
前記タイミング制御器に連結され、前記スタート信号、前記ゲートクロック信号または前記データラッチ信号に従って前記シャッター同期信号を発生させるように構成された同期信号発生器と
を備える請求項14記載の3次元ディスプレイ。
【請求項16】
前記スタート信号が前記右眼フレームに対応するフレーム期間中にイネーブルにされる時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼フレームを閉じる請求項15記載の3次元ディスプレイ。
【請求項17】
前記右眼フレームに対応するフレーム期間中に前記データラッチ信号により伝送される最終データ書き込みパルスがイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開く請求項15記載の3次元ディスプレイ。
【請求項18】
前記右眼フレームに対応するフレーム期間に前記複数の走査信号の最終走査信号がイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開く請求項15記載の3次元ディスプレイ。
【請求項19】
前記左眼フレームに対応するフレーム期間に前記スタート信号がイネーブルにされる時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを閉じる請求項15記載の3次元ディスプレイ。
【請求項20】
前記左眼フレームに対応するフレーム期間に前記データラッチ信号により伝送される最終データ書き込みパルスがイネーブルにされることからディスエーブルにされることへ変化する時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開く請求項15記載の3次元ディスプレイ。
【請求項21】
前記左眼フレームに対応するフレーム期間に前記複数の走査信号の最終走査信号がイネーブルにされることからディスエーブルにされることに変化する時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開く請求項15記載の3次元ディスプレイ。
【請求項22】
前記右眼フレームに対応するフレーム期間に前記スタート信号がイネーブルにされる時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記右眼グラスを開き、前記左眼グラスを閉じるものである請求項15記載の3次元ディスプレイ。
【請求項23】
前記左眼フレームに対応するフレーム期間に前記スタート信号がイネーブルにされる時、前記同期信号発生器が前記シャッター同期信号を出力して前記シャッター眼鏡の前記左眼グラスを開き、前記右眼グラスを閉じる請求項15記載の3次元ディスプレイ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−166732(P2011−166732A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−166987(P2010−166987)
【出願日】平成22年7月26日(2010.7.26)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(502352807)中華映管股▲ふん▼有限公司 (84)
【Fターム(参考)】