説明

3,4−ジヒドロイソキノリニウム塩誘導体

本発明は、3,4−ジヒドロイソキノリニウム塩誘導体に関する。より詳しくは、下記化学式(I)の3,4−ジヒドロイソキノリニウム(3,4-dihydroisoquinolinium)塩誘導体に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記化学式(I)の3,4−ジヒドロイソキノリニウム(3,4-dihydroisoquinolinium)塩誘導体。
【化1】

(式中、RおよびRは互いに同じでも異なってもよく、それぞれ水素、ハロゲン、アルコキシ基、互いに連結したメチレンジオキシ基、炭素数1〜2のアルコキシカルボニルアミノ基、または炭素数1〜3のアルキルアミノ基であり、
は水素、アルキル基、炭素数1〜18のアルケニル基、フェニル、置換フェニル、ベンジルまたはアリールアルキル基であり、
、Z、Z、ZおよびZは互いに同じでも異なってもよく、それぞれ水素、ハロゲン、炭素数1〜5のアルキル基、トリフルオロメチル、フェニル、置換フェニル、ニトロ、炭素数1〜4のアルコキシ、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、フェノキシ、置換ベンジルオキシ、メトキシカルボキシル基、炭素数1〜4のアルコキシカルボニル基またはアンモニウム基であり、
は無機酸イオン、有機酸イオンまたはハロゲン化物である。)
【請求項2】
およびRが、互いに同じでも異なってもよく、炭素数1〜10のアルコキシ基であることを特徴とする、請求項1に記載の3,4−ジヒドロイソキノリニウム塩誘導体。
【請求項3】
が炭素数1〜18のアルキル基であることを特徴とする、請求項1に記載の3,4−ジヒドロイソキノリニウム塩誘導体。
【請求項4】
が、置換アリールアルキル基であることを特徴とする、請求項1に記載の3,4−ジヒドロイソキノリニウム塩誘導体。
【請求項5】
抗真菌の活性を有する下記化学式(I)の3,4−ジヒドロイソキノリニウム塩誘導体。
【化2】

(式中、R、R、R、Z、Z、Z、Z、ZおよびXはそれぞれ請求項1で定義した通りである。)
【請求項6】
下記化学式(II)のイソキノリニウム塩誘導体。
【化3】

(式中、RおよびRは互いに同じでも異なってもよく、それぞれ水素、ハロゲン、アルコキシ基、互いに連結したメチレンジオキシ基、炭素数1〜2のアルコキシカルボニルアミノ基、または炭素数1〜3のアルキルアミノ基であり、
は水素、アルキル基、炭素数1〜18のアルケニル基、フェニル、置換フェニル、ベンジルまたはアリールアルキル基であり、
、Z、Z、ZおよびZは互いに同じでも異なってもよく、それぞれ水素、ハロゲン、炭素数1〜5のアルキル基、トリフルオロメチル、フェニル、置換フェニル、ニトロ、炭素数1〜4のアルコキシ、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、フェノキシ、置換ベンジルオキシ、メトキシカルボキシル基、炭素数1〜4のアルコキシカルボニル基またはアンモニウム基であり、
は無機酸イオン、有機酸イオンまたはハロゲン化物である。)
【請求項7】
およびR-が、互いに同じでも異なってもよく、炭素数1〜10のアルコキシ基であることを特徴とする、請求項6に記載の3,4−ジヒドロイソキノリニウム塩誘導体。
【請求項8】
が炭素数1〜18のアルキル基であることを特徴とする、請求項6に記載の3,4−ジヒドロイソキノリニウム塩誘導体。
【請求項9】
が、置換アリールアルキル基であることを特徴とする、請求項6に記載の3,4−ジヒドロイソキノリニウム塩誘導体。
【請求項10】
抗真菌の活性を有する下記化学式(II)のイソキノリニウム塩誘導体。
【化4】

(式中、R、R、R、Z、Z、Z、Z、ZおよびXはそれぞれ請求項6で定義した通りである。)
【請求項11】
薬学的に有効な量の下記化学式(I)の3,4−ジヒドロイソキノリニウム塩誘導体を含有する薬学的組成物。
【化5】

(式中、R、R、R、Z、Z、Z、Z、ZおよびXはそれぞれ請求項1で定義した通りである。)
【請求項12】
前記薬学的組成物が、抗真菌の活性を有する組成物であることを特徴とする、請求項11に記載の薬学的組成物。
【請求項13】
薬学的に有効な量の下記化学式(II)のイソキノリニウム塩誘導体を含有する薬学的組成物。
【化6】

(式中、R、R、R、Z、Z、Z、Z、ZおよびXはそれぞれ請求項5で定義した通りである。)
【請求項14】
前記薬学的組成物が、抗真菌の活性を有する組成物であることを特徴とする、請求項11に記載の薬学的組成物。
【請求項15】
i)下記化学式(III)の化合物を下記化学式(IV)の化合物と反応させて下記化学式(VI)を製造する段階と、
ii)前記i)段階で得た化学式(VI)の化合物をハロゲン化アシルと反応させて下記化学式(VII)の化合物を製造する段階と、
iii)前記ii)段階で得た化学式(VII)の化合物を触媒の下に反応させる段階とを含む、3,4−ジヒドロイソキノリニウム塩誘導体の製造方法。
【化7】

(式中、R、R、R、Z、Z、Z、Z、ZおよびXはそれぞれ請求項1で定義したとおりである。)
【請求項16】
i)下記化学式(III)の化合物を下記化学式(V)の化合物と反応させて下記化学式(VI)を製造する段階と、
ii)前記i)段階で得た化学式(VI)の化合物をハロゲン化アシルと反応させて下記化学式(VII)の化合物を製造する段階と、
iii)前記ii)段階で得た化学式(VII)の化合物を触媒の下に反応させる段階とを含む、3,4−ジヒドロイソキノリニウム塩誘導体の製造方法。
【化8】

(式中、R、R、R、Z、Z、Z、Z、ZおよびXはそれぞれ請求項1で定義したとおりである。)
【請求項17】
i)下記化学式(III)の化合物をハロゲン化アシルと反応させて下記化学式(VIII)の化合物を製造する段階と、
ii)前記i)段階で得た化学式(VIII)の化合物を触媒の下に反応させて下記化学式(IX)の化合物を製造する段階と、
iii)前記ii)段階で得た化学式(IX)の化合物を下記化学式(V)の化合物と反応させる段階とを含む、3,4−ジヒドロイソキノリニウム塩誘導体の製造方法。
【化9】

(式中、R、R、R、Z、Z、Z、Z、ZおよびXはそれぞれ請求項1で定義したとおりである。)
【請求項18】
下記化学式(X)の化合物を下記化学式(V)の化合物と反応させてイソキノリニウム塩誘導体を製造する方法。
【化10】

(式中、R、R、R、Z、Z、Z、Z、ZおよびXはそれぞれ請求項6で定義したとおりである。)


【公表番号】特表2008−545741(P2008−545741A)
【公表日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−514554(P2008−514554)
【出願日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際出願番号】PCT/KR2006/002113
【国際公開番号】WO2006/129978
【国際公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【出願人】(595137310)ハンファ ケミカル コーポレーション (31)
【Fターム(参考)】