説明

AAL2経路状態を同期させる方法および装置

本発明は、同期要求する側としてのAAL2シグナリングノードが経路状態要求メッセージをAAL2経路のピアAAL2シグナリングノードに送信し、ピアAAL2シグナリングノードが、その要求メッセージを受信した後に、その要求メッセージによって指定されたAAL2経路の状態に局所検査を実行し、ピアAAL2シグナリングノードが、その検査の結果に基づいて、2つの側でのAAL2経路状態への一致性同期処理を制御する、ATM適合レイヤタイプ2(AAL2)シグナリングノード間でAAL2経路状態を同期させる方法および装置を提供する。本発明は、AAL2経路の2つの側での状態の間の矛盾による初期コール障害を回避することができ、AAL2経路確立の成功率を改善する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術の分野に関し、特に、AAL2シグナリングノード間でAAL2経路状態を同期させる方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ITU−T(国際通信連合電気通信標準)およびATM(非同期転送モード)会議によって提案されたAAL2(ATM adaptation layer type 2、ATM適合レイヤタイプ2)プロトコルは、低ビットレートをもつ、時間遅延を感知できる、アプリケーションサービスを実際に支えることができ、ネットワーク資源の利用効率を改善するために、ATM接続を介する複数経路の音声およびデータパケットを多重化することができる。
【0003】
ITU−T Q.2630.1(2)AAL Type2シグナリングプロトコル−機能セット1(2)は、AAL2シグナリングプロトコルにおける最も重要なプロトコルである。それは主に、複数のAAL2リンクを介してAAL2接続を確立または解放する、AAL2資源を割り当てるまたは解放する、ならびに、チャネルおよび経路を維持および制御するためなどに機能する。このシグナリングプロトコルは、広帯域ネットワークにおけるATM交換機および第3世代モバイル通信ネットワークにおけるモバイル交換機の間で広く適用される。
【0004】
図1は、ALL2経路をうまく確立および解放する基本的なフローである。図解を目的として、中間AAL2交換ノードが概略的に示される。その確立の開始側として、交換機Aは、宛先アドレスおよびルーティング設定にしたがって、経路およびチャネルを含む、適切なチャネル資源CEID(AAL2接続要素の識別子)を選択し、ERQ(接続要求)メッセージを隣接ノード交換機Bに送信する。隣接ノード交換機Bは、ERQメッセージを受信した後、CEIDの有効性および他のアクセス条件が満たされているかどうかを検査する。応答が正しい場合、それは確立状態に入り、ECF(確立確認)メッセージを交換機Aに送信する。交換機Aはまた、確立確認メッセージECFを受信したときに、確立状態に入る。解放開始側としての交換機Aが解放を実行するとき、それはREL(解放)メッセージを隣接ノード交換機Bに送信する。交換機Bは、RELメッセージを受信し、それ自体の側にプロトコル実体を見つけ、解放動作を実行し、その後にRLC(解放完了)メッセージを開始側に送信する。
【0005】
しかし、実際のアプリケーションでは、交換機A、BでのAAL2経路状態が矛盾しているというように、交換機でのソフトウェア障害などの理由がAAL2経路が片側で実際に解放されないという結果をもたらすことがあり、その経路を介する初期コール障害につながりうる。
【0006】
AAL2コール障害フローの説明が図2を参照して行われる。交換機B側でAAL2経路が確立されてあり、その経路状態は局所ブロックである。この時点で、AAL2経路のもう1つの対応する側が交換機Aで確立される。既存のITU−T Q.2630.1標準は新しく確立されたAAL2経路の2つの側の状態を同期させるための関連規約を提供しないため、新しく確立されたAAL2経路の状態は交換機Aにおいてアイドルである。
【0007】
新しく確立されたAAL2経路の状態は交換機Aにおいてアイドルであるため、交換機Aは、資源を割り当てて新しいAAL2コールを確立するために、このAAL2経路を使用しうる。即ち、交換機Aは、ERQ(確立要求)メッセージを交換機Bに送信して、このAAL2経路資源を割り当てようと試みる。しかし、交換機BでのAAL2経路の実際の状態は局所ブロックであるため、交換機BはこのERQ(確立要求)メッセージを拒否することになり、それによってこの時点でコール障害を引き起こす。
【0008】
ITU−T Q.2630.1の8.2.1.1.2.2項の関連規約により、交換機Bについて、AAL2経路の状態が、入力側としての、局所ブロックである場合、それは、テストコールよりも新しいコールを確立する他の要求を受信したときに、ブロックフローを開始する必要があり、コールを起動させる交換機AにBLO(ブロック要求)メッセージを送信する。交換機Aは、交換機BにBLC(ブロック確認)を送信する。今までのところ、初期コール障害の後、新しく確立されたAAL2経路の2つの側の状態は一致であることになる。即ち、交換機BでのAAL2経路の状態は「局所ブロック」であり、交換機AでのAAL2経路の状態は「遠隔ブロック」である。その後、AAL2経路の2つの側の状態は同期されることができる。
【0009】
もちろん、いくつかの交換機は、ITU−T Q.2630.1には定められていないがさまざまな製造業者の交換機によって独立して実装される、再コール試行機構を実装することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、前述の技術的問題の1つまたは複数を解決することを目的とし、新しく確立されたAAL2経路の2つの側での状態を同期させる技術的解決法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一態様によれば、以下を備える、AAL2シグナリングノードの間のAAL2経路状態を同期させる方法が提供される:ソースAAL2シグナリングノードによって、経路状態要求メッセージを目標AAL2シグナリングノードに送信することと、目標AAL2シグナリングノードが、その要求メッセージを受信した後、その要求メッセージによって指定されたAAL2経路の状態に局所検査を実行し、検査の結果に基づいて2つの側でAAL2経路の状態への一致性同期処理を制御すること。
【0012】
本発明のもう1つの態様によれば、AAL2シグナリングノードが提供される。そのAAL2シグナリングノードは、経路状態同期要求側として、以下を備える:ピアAAL2シグナリングノードに経路状態要求メッセージを送信するための送信手段と、ピアAAL2シグナリングノードからの応答メッセージに基づいて現在のAAL2シグナリングノードの経路状態に一致性リセットを実行するための制御手段。
【0013】
本発明のさらなる態様によれば、AAL2シグナリングノードが提供される。そのAAL2シグナリングノードは、経路状態同期要求される側として、以下を備える:ピアAAL2シグナリングノードから送信された経路状態要求メッセージを受信するための受信手段と、その要求メッセージで指定されたAAL2経路の状態の局所検査を実行し、検査の結果に基づいて2つの側でのAAL2経路状態の一致性同期処理を制御するための制御手段。
【0014】
本発明のまたさらなる態様によれば、AAL2シグナリングノード内でAAL2経路状態を同期させる方法が提供される。AAL2シグナリングノードは、経路状態同期要求する側として、経路状態要求メッセージを宛先AAL2シグナリングノードに送信し、宛先AAL2シグナリングノードからの応答メッセージに基づいて現在のAAL2シグナリングノードの経路状態に一致性リセットを実行することができる。
【0015】
本発明のまたさらなる態様によれば、AAL2シグナリングノード内でAAL2経路状態を同期させる方法が提供される。AAL2シグナリングノードは、経路要求同期要求される側として、経路状態要求メッセージをAAL2シグナリングノードから受信し、その要求メッセージに基づいて指定されたAAL2経路の状態に局所検査を実行し、検査の結果に基づいて2つの側でのAAL2経路状態への一致性同期処理を制御する。
【0016】
本発明は、以下の技術的利点をもつ。
【0017】
AAL2経路の2つの側での矛盾状態による初期コール障害を回避することができるように、2つの側でのAAL2経路の状態が、AAL2経路を確立する前に同期させられる。
【0018】
本発明はさらに、それが交換機資源を節約し、交換機がより安定した、信頼できる、そして正確な状態機械を確立するのを助け、AAL2経路を確立する成功率を改善することができるように、2次コールを回避することができる。
【0019】
本発明の機能、特性および利点が、同様の要素が同じ識別子をもつ添付の図面を参照して、以下の詳細な説明から明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】AAL2コールをうまく確立する標準的なフローの図である。
【図2】AAL2経路状態の矛盾のため、コールをうまく確立することができない標準的なフローの図である。
【図3】AAL2シグナリング完了参照構造の標準的な事例の図である。
【図4】本発明によるAAL2経路状態同期フローの実施形態1の図である。
【図5】本発明によるAAL2経路状態同期フローの実施形態2の図である。
【図6】本発明によるAAL2経路状態同期フローの実施形態3の図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下では、本発明の好ましい実施形態が、添付の図面を参照して、詳細に説明される。
【0022】
AAL2サービスエンドポイントとして、AAL2交換機A、BはそれぞれAAL2シグナリングユーザ、AAL2シグナリング実体、およびシグナリング転送レイヤを備える、本発明によるALL2シグナリング完了参照構造の例が図3に示され、そこでは:
AAL2シグナリングユーザは、そこにAAL2シグナリング実体が対応するサービスを提供するAAL2ベースの上位レイヤシグナリング実体である。AAL2シグナリング実体によって上位レイヤユーザシグナリング実体に提供されるサービスは主に、以下を備える:AAL2リンクを確立すること、およびAAL2リンクを解放すること。
【0023】
AAL2シグナリング実体は、AAL2シグナリング制御手段およびAAL2シグナリング送受信手段を備えることができ、そのAAL2シグナリング制御手段は主に、たとえば、ALL2シグナリングメッセージおよびパラメータを生成し、アセンブルし、分析する、帯域幅、CIDなどの資源を割り当て、管理する、コール承認を制御する、ルートを選択する、および、AAL2経路接続を確立し、解放するなどする、交換機内のALL2接続に関するコール手続きを処理する。標準的なAAL2経路は、すべてのATMベースの負荷情報を支えるための、2つのAAL2シグナリングノード間のVCC(仮想チャネル接続)でもよい。AAL2シグナリング送受信手段は、たとえば出力送信プロトコルプロセス、入力受信プロトコルプロセス、および保守プロトコルプロセスなどの複数のプロトコルプロセスによって実装されうる、AAL2シグナリングメッセージ出力送信、入力受信、および経路状態保守を実行し、前述のプロセスは、コールプロセス中に動的に作成および削除されることができる。AAL2経路状態は、たとえば、出力/入力解放保留、出力/入力修正保留などの複数の方式を介して交換機内部で識別されることができ、一方で経路の2つの側での実際の状態の観点から、それらは「アイドル」、「局所ブロック」、および「遠隔ブロック」として定義されることができる。
【0024】
シグナリング転送レイヤは、たとえば、セル多重化/逆多重化、セルヘッダの生成および削除、セルのトラフィック管理、およびセルレート適合など、上位レイヤAAL2プロトコル実体レイヤへの固定長のATMサービスデータユニット伝送の機能を提供し、ATM物理レイヤ機能を介して特定の物理媒体を介してATMセルを伝送する、ATM伝送モードを採用することができる。
【0025】
本発明の実施形態を参照して、AAL2経路を確立する前に、AAL2交換機AのAAL2シグナリング制御手段は先ず、AAL2経路状態同期要求を実行する。具体的には、それは、経路状態要求メッセージをAAL2経路のピアAAL2交換機Aに送信する。その要求メッセージは、CEID(AAL2接続ユニットの識別子)およびOSAID(ソースシグナリング接続の識別子)情報を備え、UBLメッセージが向けられるAAL2経路が決定されることができる。シグナリング送信プロセス中の中間AAL2交換ノードの、またはAAL2サービスエンドポイントとしてのAAL2交換機Bの、AAL2シグナリング制御手段(以下、一様に「AAL2シグナリングノード」と称す)は、要求メッセージを受信した後、指定されたAAL2経路の状態に局所検査を実行し、検査の結果に基づいて2つの側でのAAL2経路状態に一致性同期を実行し、たとえば、それは、それが要求側のAAL2交換機内の経路状態と一致であるように、局所AAL2経路状態を修正する、または、それがその局所AAL2経路状態と一致であるように、そのAAL2経路状態を修正するために、要求側のAAL2交換機に通知する。
【0026】
以下で、前述の経路同期はさらに、図4、5、および6に示す異なるAAL2経路状態を参照して、要求側としてのAAL2交換機Aでさらに説明される。
【0027】
図4のAAL2経路状態同期フローの実施形態1では、ピアのAAL2経路状態が「アイドル」である場合に、AAL2経路状態が同期させられ、経路が確立される。
【0028】
AAL2経路を確立する前に、確立開始側としてのAAL2交換機Aのシグナリング実体がUBL(非ブロック要求)メッセージをピアAAL2シグナリングノード、即ち交換機B、に送信し、その間に、タイマTimer_UBLを起動させ、経路状態が「アイドル」にセットされる。
【0029】
ピアAAL2交換機Bのシグナリング実体が、UBLメッセージを受信し、そのUBLメッセージ内の経路識別子に基づいて、その局所AAL2経路状態が「アイドル」であることを検査および取得し、その後、UBC(非ブロック確認)メッセージを開始側AAL2交換機Aに送信する。
【0030】
AAL2交換機Aのシグナリング実体が、タイマTimer_UBLの期間中にピアAAL2交換機Bのシグナリング実体から送信されたUBC(非ブロック確認)メッセージを受信する場合、次に本交換機がタイマTimer_UBLを停止し、経路状態はまだ「アイドル」を維持する。交換機Aのシグナリング実体が、タイマTimer_UBLの期間中にピアAAL2交換機のシグナリング実体から送信されるUBC(非ブロック確認)メッセージを受信しない場合、それはさらにUBL(非ブロック要求)メッセージをピアAAL2交換機Bに送信することができる。
【0031】
この時点で、指定されたAAL2経路の2つの側での状態は、「アイドル」に同期させられる。
【0032】
図5のAAL2経路状態同期フローの実施形態2では、ピアAAL2経路状態が「遠隔ブロック」である場合に、AAL2経路状態が同期させられ、経路が確立される。
【0033】
AAL2経路を確立する前に、確立開始側としてのAAL2交換機Aのシグナリング実体が、UBL(非ブロック要求)メッセージをピアAAL2シグナリングノード、即ち交換機B、に送信し、その間に、タイマTimer_UBLを起動させ、経路状態が「アイドル」にセットされる。
【0034】
ピアAAL2交換機Bのシグナリング実体が、UBLメッセージを受信し、そのUBLメッセージの経路識別子に基づいて、その局所AAL2経路状態が「遠隔ブロック」であることを取得し、その後、それは「アイドル」としてのその経路状態をリセットし、さらに、UBC(非ブロック確認)メッセージを開始側AAL2交換機Aのシグナリング実体に送信する。
【0035】
AAL2交換機Aのシグナリング実体がタイマTimer_UBLの期間中にピアAAL2交換機Bから送信されたUBC(非ブロック確認)メッセージを受信する場合、次に、本交換機はタイマTimer_UBLを停止し、経路状態はまだ「アイドル」を維持する。AAL2交換機AがタイマTimer_UBLの期間中にピアAAL2交換機Bのシグナリング実体から送信されたUBC(非ブロック確認)メッセージを受信しない場合、それはさらにUBL(非ブロック要求)メッセージをピアAAL2交換機Bに送信することができる。
【0036】
この時点で、指定されたAAL2経路の2つの側での状態は「アイドル」に同期させられる。
【0037】
図6のAAL2経路状態同期フローの実施形態3では、ピアAAL2経路状態が「局所ブロック」である場合に、AAL2経路状態が同期させられ、経路が確立される。
【0038】
AAL2経路を確立する前に、確立開始側としてのAAL2交換機Aのシグナリング実体がUBL(非ブロック要求)メッセージをピアAAL2シグナリングノード、即ち交換機B、に送信し、その間に、タイマTimer_UBLを起動させ、経路状態が「アイドル」にセットされる。
【0039】
ピアAAL2交換機Bのシグナリング実体は、AAL2経路のUBLメッセージを受信し、そのUBLメッセージ内の経路識別子に基づいて、その局所AAL2経路状態が「局所ブロック」であることを検査し、取得し、そのUBLメッセージを無視する。ITU−T Q.2630.1の8.2.1.2.2.1b項内の規約を参照して、それはブロックプロセスを開始し、BLO(ブロック要求)メッセージをピアAAL2交換機Aに送信することになる。
【0040】
ピアAAL2交換機Bから送信されるBLO(ブロック要求)メッセージを受信するとき、開始側AAL2交換機Aのシグナリング実体は、タイマTimer_UBLを停止し、経路状態は「遠隔ブロック」としてセットされ、その経路は非テストタイプの新しいコールを受信しないことになる。その後、AAL2交換機Aのシグナリング実体はさらに、BLC(ブロック確認)メッセージをAAL2交換機Bに送信することができる。
【0041】
それまで、指定されたAAL2経路の2つの側での状態は、「局所ブロック」および「遠隔ブロック」として同期させられる。
【0042】
いくつかの実施形態が本発明を説明するために前記で提供されたが、それらは本発明の保護範囲を制限するために使用されない。当業者は、本発明の範囲および趣旨を逸脱することなしにこれらの実施形態にさまざまな修正を行うことができる。すべてのかかる修正は、本発明の範囲内にある。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
AAL2シグナリングノードの間のAAL2(ATM適合レイヤタイプ2)経路状態を同期させる方法であって、
a)同期要求する側としてのAAL2シグナリングノードによって、経路状態要求メッセージをAAL2経路のピアAAL2シグナリングノードに送信するステップと、
b)ピアAAL2シグナリングノードによって、要求メッセージを受信した後にその要求メッセージによって指定されたAAL2経路の状態に局所検査を実行するステップと、
c)ピアAAL2シグナリングノードによって、その検査の結果に基づいて2つの側でのAAL2経路状態への一致性同期処理を制御するステップと
を備える、方法。
【請求項2】
ステップa)内の経路状態要求メッセージが非ブロック要求メッセージである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ステップc)において、ピアAAL2シグナリングノードがその局所AAL2経路状態が「アイドル」であることを検出するときに、それが同期要求する側のAAL2シグナリングノードに確認する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ステップc)において、ピアAAL2シグナリングノードが、その局所AAL2経路状態が「ピアブロック」であることを検出するときに、それが「アイドル」として局所AAL2経路状態をリセットし、同期要求する側のAAL2シグナリングノードに確認する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
ステップc)において、ピアAAL2シグナリングノードがその局所AAL2経路状態が「局所ブロック」であることを検出するときに、それが同期要求する側のAAL2シグナリングノードに通知してAAL2経路状態をリセットする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
経路状態要求メッセージをピアAAL2シグナリングノードに送信するように構成された、送信手段と、
ピアAAL2シグナリングノードからの応答に基づいて、本AAL2シグナリングノードの経路状態に一致性リセットを実行するように構成された、制御手段と
を備える、AAL2(ATM適合レイヤタイプ2)シグナリングノード。
【請求項7】
その送信手段の経路状態要求メッセージが非ブロック要求メッセージである、請求項6に記載のAAL2シグナリングノード。
【請求項8】
その応答メッセージが非ブロック確認メッセージであるときに、その制御手段が局所AAL2経路状態を変更なしに維持する、請求項7に記載のAAL2シグナリングノード。
【請求項9】
その応答メッセージがブロック要求メッセージであるときに、その制御手段が、そのピアAAL2シグナリングノードに関する局所AAL2経路状態に一致性リセットを実行する、請求項6に記載のAAL2シグナリングノード。
【請求項10】
AAL2シグナリングノードから送信された経路状態要求メッセージを受信するように構成された、受信手段と、
その要求メッセージで指定されたAAL2経路の状態に局所検査を実行し、その検査の結果に基づいて2つの側でのAAL2経路状態への一致性同期処理を制御するように構成された、制御手段と
を備える、AAL2(ATM適合レイヤタイプ2)シグナリングノード。
【請求項11】
その経路状態要求メッセージが非ブロック要求メッセージである、請求項10に記載のAAL2シグナリングノード。
【請求項12】
局所AAL2経路状態が「アイドル」であるときに、その制御手段がピアAAL2シグナリングノードに確認する、請求項10に記載のAAL2シグナリングノード。
【請求項13】
局所AAL2経路状態が「ピアブロック」であるときに、その制御手段が「アイドル」として局所AAL2経路状態をリセットし、ピアAAL2シグナリングノードに確認する、請求項10に記載のAAL2シグナリングノード。
【請求項14】
その局所AAL2経路状態が「局所ブロック」であることを検出するときに、その制御手段がピアAAL2シグナリングノードに通知してAAL2経路状態をリセットする、請求項10に記載のAAL2シグナリングノード。
【請求項15】
AAL2シグナリングノード内のAAL2(ATM適合レイヤタイプ2)経路状態を同期させる方法であって、
ステップa)、経路状態要求メッセージをピアAAL2シグナリングノードに送信するステップと、
ステップb)、ピアAAL2シグナリングノードからの応答に基づいて本AAL2シグナリングノードの経路状態に一致性リセットを実行するステップと
を備える、方法。
【請求項16】
AAL2シグナリングノード内でAAL2(ATM適合レイヤタイプ2)経路状態を同期させる方法であって、
a2)、AAL2シグナリングノードから送信される経路状態要求メッセージを受信するステップと、
b2)、その要求メッセージに基づいて、指定されたAAL2経路状態に局所検査を実行し、検査の結果に基づいて、2つの側でのAAL2経路状態への一致性同期処理を制御するステップと
を備える、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2012−531850(P2012−531850A)
【公表日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−518006(P2012−518006)
【出願日】平成22年3月19日(2010.3.19)
【国際出願番号】PCT/CN2010/071141
【国際公開番号】WO2011/000229
【国際公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【出願人】(391030332)アルカテル−ルーセント (1,149)
【Fターム(参考)】