DTPデータ生成方法、DTPデータ生成装置及びDTPデータ生成プログラム
【課題】データベースパブリッシングにおいて紙面に表を配置できるようにする。また、表を作成した後に、各表毎に表をデザインする手間を省けるようにする。
【解決手段】表は予めユーザによりデザインされる。デザイン済みの表が選択され、表に挿入すべきレコードとフィールドが補助画面で選択されたならば、そのデータをデータベースから検索し、デザイン済みの表のサイズを調整し、調整後の表に挿入すべきレコードとフィールドのデータを挿入する。複数のカテゴリが選択された場合には、各カテゴリ毎に表のDTPデータを生成する。
【解決手段】表は予めユーザによりデザインされる。デザイン済みの表が選択され、表に挿入すべきレコードとフィールドが補助画面で選択されたならば、そのデータをデータベースから検索し、デザイン済みの表のサイズを調整し、調整後の表に挿入すべきレコードとフィールドのデータを挿入する。複数のカテゴリが選択された場合には、各カテゴリ毎に表のDTPデータを生成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、DTP(Desk Top Publishing)データを生成するためのDTPデータ生成方法、DTPデータ生成装置及びDTPデータ生成プログラムに関し、特に、物件データをデザイン済みの表に割り付けることにより表用DTPデータを生成するためのDTPデータ生成方法、DTPデータ生成装置及びDTPデータ生成プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
本出願人は、中古車掲載雑誌、宿泊施設掲載誌、住宅情報誌、求人情報誌等といった雑誌を印刷するための電子組版データを作成するにあたり、雑誌に掲載するべきデータが大量であり、且つ、入れ替わりが多いこと及び雑誌で利用するレイアウトが定型のものである場合が多いことに鑑み、データベースパブリッシングという方法を提案してきている(例えば、特許文献1乃至特許文献6参照)。
【0003】
データベースパブリッシングにおいては、雑誌に掲載する可能性がある物件データをデータベースで継続的に管理し、実際に雑誌に掲載することとなった物件データをデータベースからフィルタにより抽出し、一方で、雑誌等の各ページにページのレイアウトを表すページテンプレート及び小組のレイアウトを表す小組テンプレートを割り付け、抽出された物件データをページに割り付けられた小組テンプレートに割り付ける。この割付けが行われた後の状態を基に、雑誌等に掲載するべき物件データを表すXML電子文書及びレイアウトを表すXSLT電子文書を生成する。そして、XSLTプロセッサが、XML電子文書にXSLT電子文書を適用することにより、XSL−FO電子文書を生成する。そして、XSL−FOプロセッサが、XSL−FO電子文書を基に、電子組版データ又は電子表示データを生成する。
【特許文献1】特開2003−150581号公報
【特許文献2】特開2003−178050号公報
【特許文献3】特開2003−345782号公報
【特許文献4】特開2004−133784号公報
【特許文献5】特開2004−246405号公報
【特許文献6】特開2004−259142号公報
【0004】
なお、本出願人は、本発明に関連する発明について下記の特許出願をしている(未公開)。
特願2003−118793号
特願2003−399965号
特願2004−043400号
特願2004−089531号
特願2004−290223号
特願2004−340587号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のデータベースパブリッシングシステムの構成を図1に示す。図1を参照すると、物件データベース(物件DB)901は、データベースサーバ(DBサーバ)902により管理される。物件DB901に格納されるデータの編集は、データベース編集ツール(DB編集ツール)903がDBサーバ902を利用して行う。また、各ページへのテンプレートの割付け及びテンプレートへの物件データの割付けは、割付ツール904がDBサーバ902を利用して行う。XSLTプロセッサ及びXSL−FOプロセッサは、組版ツール905に搭載され、割付ツール904が出力したXML電子文書及びXSLT電子文書を基に電子組版データを生成する。
【0006】
このような構成の従来のデータベースパブリッシングシステムを用いた場合、以下のような問題点がある。
【0007】
データベースを管理する者は、継続的に、DB編集ツール903を用いて物件DB901を管理する。従って、割付ツール904がXML電子文書を生成してから、組版ツール905がそのXML電子文書を基に電子組版データを生成するまでの間に、そのXML電子文書の基となった、物件DB901内の物件データがDB編集ツール903により更新されている可能性がある。この様な場合、電子組版データは最新の状態の物件データを反映したものとはならない。特に、雑誌の編集にあたっては、DB編集ツール903、割付けツール904及び組版ツール905が同時に動作し、物件データは分単位で更新されているため、このようなことは不都合である。
【0008】
また、物件DB901、DBサーバ902、DB編集ツール903、割付ツール904及び組版ツール905は全体で一組となっているので、同時に複数の割付ツール904を動作させて、並列処理的に割付作業を行うことができなかった。
【0009】
更に、物件データをページに配置するためには、必ず物件データを小組テンプレートに割り当てなければならないため、フリーレイアウトで物件データをページに配置することができなかった。
【0010】
また、物件雑誌には、表を掲載することも多いため、物件データベースに格納されている物件データを利用して表を生成したいという要望が多い。そして、物件雑誌に掲載する表は必ずしも単純なものであるとは限らず、デザインがカスタマイズされた表が掲載されることも多い。そして、1つの物件雑誌に多数の同一のカスタマイズがされた表が掲載される場合も多い。
【0011】
従って、本発明は、物件データベースが頻繁に更新される場合であっても、最新の物件データを基にDTPデータが生成されることを可能とするDTPデータ生成方法、DTPデータ生成装置及びDTPデータ生成プログラムを提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、物件データを掲載した表を作成した後に、各表毎に表をデザインする手間を省けるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明によれば、指定された物件の指定されたフィールドのデータを一覧表示するための表を表すDTPデータを生成するためのDTPデータ生成方法において、DTPソフトウェアの補助画面を表示し、該補助画面において物件の指定及びフィールドの指定を受け付け、指定された物件の物件識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報を得る識別情報入力ステップと、指定された物件データの識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、指定された物件の指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索するデータ検索ステップと、指定された物件の件数、指定されたフィールドの数を少なくとも基にして、DTPデータとなっているデザイン済みの表の行数及び列数を調整する表サイズ調整ステップと、前記表サイズ調整ステップで調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、前記データ検索ステップで検索されたデータを挿入するデータ挿入ステップと、を備えることを特徴とするDTPデータ生成方法が提供される。
【0014】
上記のDTPデータ生成方法において、前記データ検索ステップで検索されたデータを基に、組版用データを生成する組版データ生成ステップを更に備え、前記データ挿入ステップでは、前記表サイズ調整ステップで調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、前記組版用データで表されるデータを挿入するようにしてもよい。
【0015】
上記のDTPデータ生成方法において、前記表サイズ調整ステップでは、行を増加させる場合には、増加させる行にデザイン済みの表の最終行のデザインを適用し、列を増加させる場合には、増加させる行にデザイン済みの表の最終列のデザインを適用するようにしてもよい。
【0016】
上記のDTPデータ生成方法において、DTPソフトウェアの補助画面を表示し、該画面において表の各項目のタイトルとして利用するフィールドの指定を受け付け、指定されたフィールドのフィールド識別情報を得るタイトル用フィールド識別情報入力ステップと、前記識別情報入力ステップで指定された物件のうちの何れかの物件の識別情報及びタイトル用フィールド識別情報入力ステップで指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、前記識別情報入力ステップで指定された物件のうちの何れかの物件のタイトル用フィールド識別情報入力ステップで指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索するタイトル用フィールドデータ検索ステップと、前記表サイズ調整ステップで調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、タイトル用フィールドデータ検索ステップで検索されたデータを表の各項目のタイトルとして挿入するタイトル用フィールドデータ挿入ステップと、を更に備えるようにしてもよい。
【0017】
上記のDTPデータ生成方法において、前記識別情報入力ステップでは、前記補助画面において、物件の指定を直接受け付ける代わりに、1以上の物件を含むカテゴリの指定を受け付け、前記データ検索ステップでは、指定されたカテゴリの識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、指定されたカテゴリに含まれる物件の指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索するようにしてもよい。
【0018】
上記のDTPデータ生成方法において、前記識別情報入力ステップでは、複数のカテゴリの指定を受け、前記データ検索ステップ、前記表サイズ調整ステップ及び前記データ挿入ステップは、各カテゴリ毎に行われ、これにより、まとめて各カテゴリ毎の表用DTPデータが生成されるようにしてもよい。
【0019】
上記のDTPデータ生成方法において、前記識別情報入力ステップでは、複数のカテゴリの指定を受けることは、複数のカテゴリを含む上位のカテゴリの指定を受けることにより行われ、前記カテゴリのツリーと同様な階層構造を有するフォルダツリーを記録媒体に生成するフォルダツリー生成ステップを更に備え、各カテゴリ毎のDTPデータは、該当するカテゴリに対応するフォルダに記録されるようにしてもよい。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、デザイン済みの表に物件データを挿入するので、表を作成した後に、各表毎に表をデザインする手間を省けるようにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【0022】
[実施形態1]
図2は、本発明の実施形態によるDTPデータ生成システムの構成を示す。
【0023】
図2を参照すると、本実施形態によるDTPデータ生成システムは、サーバサイド101とクライアントサイド102を備える。サーバサイド101とクライアントサイド102は、インターネット又はイントラネット等のIP(Internet Protocol)網131により接続されている。但し、IP網の代わりに、他のネットワーク(例えばIPX/SPX(Internetwork Packet eXchange/Sequenced Packet eXchange))を利用してもよい。サーバサイド101とIP網131との間及びクライアントサイド102とIP網131との間には、それぞれ、セキュリティ確保のために、ファイアーウォール(firewall)132が配置されていてもよい。また、図2では、クライアントサイド102が1つしかないが、複数あってもよい。このような場合、クライアントサイド102を並列的に同時に動作させることができる。
【0024】
サーバサイド101とクライアントサイド102との間の通信のためには、例えば、SOAP(Simple Object Access Protocol)を利用する。
【0025】
サーバサイド101は、物件データベース(物件DB)111、データベースサーバ(DBサーバ)112、アプリケーションサーバ(APPサーバ)113及びWEBサーバ114を備える。クライアントサイド102は、データベース編集ツール(DB編集ツール)121及び組版ツール122を備える。DBサーバ112、アプリケーションサーバ113、WEBサーバ114、データベース編集ツール121及び組版ツール122は、ハードウェアによって実現することもできるが、コンピュータをこれらの部分として機能させるためのプログラムをコンピュータが実行することによっても実現することができる。
【0026】
物件DB111は、雑誌等に掲載される可能性がある物件データを格納する。物件DB111の構成例を、図12に示す。図12を参照すると、物件テーブル351は、必ず物件DB111に1つ存在するテーブルであり、物件ID、物件名等のフィールドを有する。メーカテーブル353及び大分類テーブル352は、参照テーブルの一例である。参照テーブルは、物件テーブルから参照されるテーブルである。
【0027】
また、物件DB111は、図11に示すようなカタログテーブル301、カテゴリノードテーブル302、フィルタテーブル303及び小組テンプレートテーブル304を備える。カテゴリノードテーブル302及びフィルタテーブル303は物件テーブル351に関連付けられており、小組テンプレートテーブル304は、カタログテーブル301に関連付けられている。
【0028】
DB編集ツール121は、WEBブラウザのプラグインとして動作し、IP網131、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112を介して、物件DB111に格納される物件データ等を編集する。
【0029】
組版ツール122は、DTPソフトのプラグインとして動作し、IP網131、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112を介して、物件DB111にアクセスし、また、電子組版データ作成に必要な処理を実行し、更に、電子組版データ作成のために必要な命令をDTPソフトに与える。
【0030】
次に、組版ツール122、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112により行われるDTPデータ生成方法について説明する。なお、DB編集ツール121、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112により行われるDB編集方法については、本発明の範囲外であるので説明を省略する。WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112は、組版ツール122から要求がある時には、DTPデータ生成方法のための処理を行ない、DB編集ツール121から要求がある時には、DB編集方法のための処理を行なう。組版ツール122とDB編集ツール121は、同時に稼働し、相前後してWEBサーバ114に要求を出しても良く、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112は、各要求に対し、他の要求との間で、時分割で排他的な処理を行なう。従って、DTPデータ生成方法とDB編集方法を、同時に行なうことができる。
【0031】
組版ツール122を起動すると、組版ツール122は、図3に示すようなログイン画面201を表示する。ユーザがログイン画面201にユーザ名及びパスワードを入力し、「OK」ボタン202を押下すると、組版ツール122は、図3に示すようなカタログ選択画面211を表示する。カタログとは、例えば雑誌「ABC」の12月号というものである。カタログのリストは、物件DB111に登録されており、組版ツール122が、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112を介して、取得する。
【0032】
カタログ選択画面211のコンボボックス212でカタログが選択され、「OK」ボタンが押下されると、図4に示すような補助画面(割付データ選択パネル)221が表示される。また、画面にはDTPソフトウェアによりカタログの紙面を表す画面231も表示される。
【0033】
図4を参照すると、コンボボックス222は、フィルタを選択するためのものである。フィルタが記述されているフィルタテーブル303は上述したように物件テーブル351に関連付けられている。コンボボックス222では、物件テーブル351に関連付けられている、フィルタテーブル303に記述されている1以上のフィルタから必要なフィルタを選択することができる。
【0034】
ツリービュー223は、コンボボックス222で選択されたフィルタの配下にあるフォルダを表示するものである。図4の例では、コンボボックス222でフィルタとして「販売店で分類」が選択されており、ツリービュー223には、販売店で分類するための個々のフォルダである「MAX東川口」、「ケーツー商会」、「ナカジマ大井町店」及び「オートバンク」が表示されている。
【0035】
フォルダとしては、物件DB111から所定の物件データを抽出するためのSQL選択文と関連付けられているフォルダ及び手作業で選択された任意の物件データを収容するためのフォルダの2種類のフォルダがある。どちらの種類のフォルダも他のフォルダの親フォルダとなることができ、また、最下層のフォルダとなることができる。図4の例でツリービュー223に表示されている「MAX東川口」フォルダ、「ケーツー商会」フォルダ、「ナカジマ大井町店」フォルダ及び「オートバンク」フォルダは、SQL選択文と関連付けられているフォルダである。例えば、「オートバンク」は物件DB111から「オートバンク」で販売されている物件データのみを抽出するためのSQL選択文が関連付けられている。また、例えば、フィルタが「販売地域で分類」である場合には、フォルダを2階層にして、第1階層には、都道府県名のフォルダを設け、第2階層には、市町村区のフォルダを設けるようにしてもよい。この場合、第1階層のフォルダは、他のフォルダの親フォルダであり、且つ、所定の都道府県の物件データを抽出するためのSQL選択文と関連づけられており、第2階層のフォルダは、最下層のフォルダであり、且つ、特定の市町村区の物件データを抽出するためのSQL選択文と関連付けられているフォルダである。特許文献5は、SQL選択文の作成方法を詳細に開示している。
【0036】
テーブルビュー224は、ツリービュー223で選択されたフォルダに含まれる全ての物件のデータを表示し、必要に応じて各物件データに適用する小組テンプレートを個々に選択するためのものである。図4の例では、テーブルビュー224には、物件のデータの例としてコンボボックス223で選択された「オートバンク」フォルダに含まれる全ての物件の名称が表示されている。また、テーブルビュー224のコンボボックス227には、各物件データに適用する小組テンプレートの名称が表示されている。
【0037】
ツリービュー223で、SQL選択文に関連付けられているフォルダが選択された場合には、組版ツール122は、フォルダの識別情報であるカテゴリノードIDをWEBサーバ114を介してAPPサーバ113に通知する。APPサーバ113は、DBサーバ112にそのSQL選択文を実行させ、実行結果を受け取り、その実行結果をWEBサーバ114を介して、組版ツール122に返す。組版ツール122は、SQL選択文の実行結果に含まれている物件名をテーブルビュー224に表示する。
【0038】
図4に示す補助画面は、「テンプレート設定」のラジオボタングループのうちの「テンプレート選択」のラジオボタン225−1が選択された状態のものである。この状態においては、コンボボックス227では、図3に示すカタログ選択画面211で選択されたカタログに関連付けられている小組テンプレートのうちの何れかの小組テンプレートを選択することが可能となる。上述したように、物件DB111は、小組テンプレートテーブル304を保持しており、カタログが選択された後に、組版ツール122が、選択されたカタログに関連付けられている全ての小組に関するレコードを物件DB111から取得し、そのレコードを基にコンボボックス227を表示する。
【0039】
図5に示す補助画面は、「テンプレート設定」のラジオボタングループのうちの「テンプレートなし(素材の直接配置)」のラジオボタン225−2が選択された状態のものである。この状態においては、コンボボックス227は空白であり、小組テンプレートは選択不可となっている。
【0040】
図6に示す補助画面は「テンプレート設定」のラジオボタングループのうちの「条件選択」のラジオボタン225−3が選択された状態のものである。この状態においても、コンボボックス227は空白である。しかし、この状態では、テンプレート選択条件のコンボボックス226でテンプレート選択条件が選択できる。この状態では、コンボボックス226で選択されたテンプレート選択条件に各物件データを適用して、各物件データを割付ける小組テンプレートを選択する。例えば、物件のメーカ名が「トヨハシ」であれば、小組テンプレートAを選択し、物件のメーカ名が「ニッシン」であれば小組テンプレートBを選択するようなテンプレート選択条件が選択された場合において、物件1のメーカ名が「トヨハシ」であれば、小組テンプレートAが選択され、物件2のメーカ名が「ニッシン」であれば、小組テンプレートBが選択される。
【0041】
図4に戻り、ユーザが、ツリービュー223で、あるフォルダを選択し、そのフォルダをページの画面231にドラッグ・アンド・ドロップするか、又は、「割付」ボタン228を押下すると、ドロップ先又は現在のページの所定位置に、そのフォルダに含まれている全ての物件データが小組テンプレートに割付けられた状態でページ上に表示される。また、ユーザがテーブルビュー224で物件データを選択し、その物件データをページの画面231にドラッグ・アンド・ドロップするか、又は、「割付」ボタン228を押下すると、ドロップ先又は現在のページの所定位置に、その物件データが小組テンプレートに割付けられた状態でページ上に表示される。図4の場合は、各物件データが割り付けられる小組テンプレートは、コンボボックス227で選択された小組テンプレートである。図6の場合は、各物件データが割り付けられる小組テンプレートは、小組テンプレート選択条件に物件データを適用することにより選択された小組テンプレートである。図5の場合は、物件データは小組テンプレートに割り付けられず、フリーレイアウトでページに配置される。
【0042】
特許文献1乃至6では、物件データのページへの割付けは、DTP上で行われていたのではなく、DTP画面をシミュレーションする擬似的な画面で行っていた。これに対し、本実施形態では、DTP上において、物件データが小組テンプレートに割付けられた状態でページ上に表示される。
【0043】
図5を参照すると、ユーザが、ツリービュー223で、あるフォルダを選択し、そのフォルダをページの画面231にドラッグ・アンド・ドロップするか、又は、「割付」ボタン228を押下すると、ドロップ先又は現在のページの所定位置に、そのフォルダに含まれている全ての物件データが小組テンプレートに割付けられた状態でページ上に表示される。また、ユーザがテーブルビュー224で物件データを選択し、その物件データをページの画面231にドラッグ・アンド・ドロップするか、又は、「割付」ボタン228を押下すると、ドロップ先又は現在のページの所定位置に、その物件データが小組テンプレートに割付けられた状態でページ上に表示される。各物件データが割付けられる小組テンプレートは、所定の小組テンプレートである。図5の例では、所定の小組テンプレートは、テキストボックス241−1乃至241−4及び画像ボックス241−5を含む。これらのボックスは、ドラッグ・アンド・ドロップにより個々に移動することが可能である。これにより、フリーレイアウトが実現される。
【0044】
図6を参照すると、ユーザが、ツリービュー223で、あるフォルダを選択し、そのフォルダをページの画面231にドラッグ・アンド・ドロップするか、又は、「割付」ボタン228を押下すると、ドロップ先又は現在のページの所定位置に、そのフォルダに含まれている全ての物件データが小組テンプレートに割付けられた状態でページ上に表示される。また、ユーザがテーブルビュー224で物件データを選択し、その物件データをページの画面231にドラッグ・アンド・ドロップするか、又は、「割付」ボタン228を押下すると、ドロップ先又は現在のページの所定位置に、その物件データが小組テンプレートに割付けられた状態でページ上に表示される。各物件データが割付けられる小組テンプレートは、選択条件により選択された小組テンプレートである。
【0045】
また、図6の例では、ページの画面にグリッド261が設けられており、このような場合には、小組テンプレートは、図6に示すように、グリッド261に沿って配置される。図4及び5の例でも、ページの画面にグリッドが設けられている場合には、小組テンプレートは、グリッドに沿って配置される。グリッドに沿った小組テンプレートの配置は、グリッドの座標を取得し、その座標に小組のDTPデータを配置することにより行われる。
【0046】
次に、上述したことを可能にするための組版ツール122、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112の動作について説明する。
【0047】
図7を参照すると、まず、組版ツール122は、WWWサーバ114に接続する(ステップS401)。この接続において、図3に示すログイン画面201が利用される。
【0048】
次に、組版ツール122は、補助画面の表示処理を行う(ステップS403)。ステップS403の詳細については、後述する。
【0049】
次に、DTPソフト及び組版ツール122に対するユーザの操作(例えば、上述したフォルダ又は物件データのドラッグ・アンド・ドロップ等)が行われたならば、組版ツール122は、WWWサーバ114に対して、XSL−FO電子文書の送信を要求する(ステップS405)。この要求に際しては、XSL−FO電子文書の基となる物件を識別するための物件識別情報(物件ID)及びXSL−FO電子文書の基となる小組テンプレートを識別するための小組テンプレート識別情報(小組テンプレートID)を送信する。補助画面221において、個々の物件が選択されたのではなく、フォルダが指定された場合には、物件識別情報の代わりに、フォルダを識別するための識別情報であるカテゴリノードIDを送信する。補助画面において、小組テンプレートが選択されたのではなく、ラジオボタン225−3が選択され、小組選択条件がコンボボックス226で選択された場合には、小組テンプレートIDの代わりに、小組選択条件を識別するための識別情報である小組テンプレート選択条件IDを送信する。補助画面において、小組テンプレートが選択されたのではなく、ラジオボタン225−2が選択された場合には、小組テンプレートIDを挿入するべき位置にNULLを挿入して送信する。
【0050】
次に、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112は、連動して、XSL−FO電子文書を生成し、また、指定された物件のデータに画像データが含まれていれば、画像データも取得する。そして、WEBサーバ114は、生成したXSL−FO電子文書及び必要に応じて取得した画像データを組版ツール122に送信する(ステップS407)。ステップS407の詳細については、後述する。
【0051】
次に、組版ツール122は、WEBサーバ114から送信されてきたXSL−FO電子文書及び必要に応じてWEBサーバ114から送信されてきた画像データを取得する(ステップS409)。
【0052】
次に、組版ツール122は、現在DTPソフトウェアにより表示されているページにグリッドが設定されているか否かを判断する(ステップS411)。
【0053】
現在DTPソフトウェアにより表示されているページにグリッドが設定されていないならば(ステップS411でNO)、組版ツール122は、ステップS409で取得したXSL−FO電子文書(及び画像データ)を基に、物件データを小組テンプレートに割り付けて得られた状態のDTPデータを生成し、そのDTPデータをそのページのドロップ位置に配置する(ステップS413)。ドラッグ・アンド・ドロップを行う代わりに「割付」ボタン228が押下された場合には、DTPデータをそのページの所定の位置に配置する。
【0054】
現在DTPソフトウェアにより表示されているページにグリッドが設定されているならば(ステップS411でYES)、組版ツール122は、ステップS409で取得したXSL−FO電子文書(及び画像データ)を基に、物件データを小組テンプレートに割り付けて得られた状態のDTPデータを生成し、そのDTPデータをそのページのグリット位置に配置する(ステップS415)。
【0055】
次に、図8及び図9を参照して、ステップS403の詳細について説明する。
【0056】
まず、組版ツール122は、WWWサーバ114に対し、物件DB111に登録されているカタログのリストの送信を要求する(ステップS421)。
【0057】
次に、APPサーバ113は、DBサーバ112を介して、物件DB111に登録されているカタログのリストを取得し、WWWサーバ114は、そのカタログのリストを組版ツール122に送信する(ステップS423)。送信するリストには、各カタログの識別情報(カタログID)及びカタログ名が含まれる。
【0058】
次に、組版ツール122は、ステップS423で受信したカタログのリストをカタログ選択画面211のリストボックス212に設定する(ステップS425)。リストボックスには、カタログ名しか表示されないが、組版ツール122は、カタログ名とカタログIDの対応関係を保持しているので、その名称が選択されたカタログに対応するカタログIDを検出することができる。
【0059】
次に、組版ツール122は、ユーザがリストボックス212から所望のカタログを選択し、「OK」ボタン213を押下したことを検出したならば、選択されたカタログのIDを保持する(ステップS427)。または、所定のカタログ(例えば、リスト中最初のカタログ)を選択し、そのカタログのIDを保持してもよい。
【0060】
次に、組版ツール122は、物件DB111に登録されているフィルタのリストの送信をWEBサーバ114に要求する(ステップS429)。カテゴリノードテーブル302の「ノード区分」フィールドは、「ルート」、「フォルダ」、「物件」又は「手作り」の値をとる。「ノード区分」フィールドの値が「ルート」であるレコードがフィルタリストに含まれるべきレコードである。或いは、「階層番号」フィールドの値がゼロであるレコードがフィルタリストに含まれるべきレコードであると判断しても同一の結果が得られる。
【0061】
次に、APPサーバ113は、DBサーバ112を介して、フィルタリストを検索し、WWWサーバ114は、フィルタリストを組版ツール122に送信する(ステップS431)。フィルタリストには、各フィルタの識別情報及びフィルタ名が含まれる。
【0062】
次に、組版ツール122は、ステップS427で選択されたカタログに関連付けられている小組テンプレート選択条件リスト及び小組テンプレートリストの送信をWEBサーバ114に要求する(ステップS433)。小組テンプレート選択条件リストとは、小組テンプレート選択条件のリストのことであり、各小組テンプレート選択条件には、物件テーブル又は参照テーブルのどのフィールドがどのような条件を満たしたならば、どの小組テンプレートを利用するのか、ということが記述されている。優先順位を付けて複数の小組テンプレート選択条件を組み合わせることができる。従って、ある小組テンプレート選択条件に記述されている選択条件が満たされない場合に、他の小組テンプレート選択条件に記述されている選択条件(第2の選択条件)が満たされているか否かを判断し、第2の選択条件が満たされているならば、その小組テンプレート選択条件に記述されている小組テンプレートを利用するようにもできる。ステップS433で送信を要求する小組テンプレート選択条件リストは、各小組テンプレート選択条件を識別するための識別情報及びその小組テンプレート選択条件の名称のリストであればよい。小組テンプレートリストとは、小組テンプレートのリストのことであるが、小組テンプレートテーブル304のレコードのうちのステップS427で選択されたカタログのIDをカタログIDをとして有するレコードの小組テンプレートIDのみのリストであればよい。小組テンプレート選択条件の識別情報とその名称との対応関係は組版ツール122で保持されることとなり、小組テンプレートの識別情報(小組テンプレートID)とその名称との対応関係も組版ツール122で保持される(小組テンプレートの名称を小組テンプレートIDとして利用している。)こととなる。組版ツール122は、これらの対応関係により、補助画面で小組テンプレート選択条件の名称が選択されれば、それに対応する小組テンプレート選択条件の識別情報を検出することができ、補助画面で小組テンプレートが選択されれば、それに対応する小組テンプレートの識別情報(小組テンプレートID)を検出することができる。
【0063】
次に、APPサーバ113は、DBサーバ112を介して、ステップS427で選択されたカタログに関連付けられている小組テンプレート選択条件のリスト及び小組テンプレートのリストを物件DB111から取得し、WWWサーバ114は、これらのリストを組版ツール122に送信する(ステップS435)。
【0064】
次に、組版ツール122は、ステップS431で受信したフィルタリストをフィルタ選択用のコンボボックス222(図4参照)に設定する。また、組版ツール122は、ステップS435で受信した小組テンプレート選択条件リストを小組テンプレート選択条件選択用のコンボボックス226(図4参照)に設定し、ステップS435で受信した小組テンプレートリストをテンプレート選択用のコンボボックス227(図4参照)に設定する(ステップS437)。
【0065】
次に、補助画面に対するユーザによる何かしらの手入力があるか否かを判断する(ステップS441)。
【0066】
手入力があった場合には(ステップS441でYES)、ユーザが、フィルタ選択のためのコンボボックス222で、あるフィルタを選択したのか否か、又は、ユーザが、ツリービュー223で、あるフォルダを選択したか否かを判断する(ステップS443、ステップS451)。
【0067】
ユーザが、フィルタ選択のためのコンボボックス222で、あるフィルタを選択した時には(ステップS443でYES)、組版ツール122は、カテゴリノードテーブル302のレコードのうちの選択されたフィルタの第1階層フォルダに対応するレコード(子カテゴリリスト)の送信をWEBサーバ114に要求する(ステップS445)。
【0068】
次に、アプリケーションサーバ113は、DBサーバ112を介して、物件DB111から、ステップS445で要求されたレコードを取得し、WEBサーバ114はそれらのレコードを組版ツール122に送信する(ステップS447)。カテゴリノードテーブル302は、「カテゴリノードID」フィールドと「親ノードID」フィールドを含んでいるため、ステップS443で検出されたフィルタのIDを「親ノードID」フィールドの値として有するレコードがこのようなレコードに該当する。
【0069】
次に、組版ツール122は、ステップS447で取得したレコードを基に、ツリービュー223の第1階層のフォルダを表示する(ステップS449)。
【0070】
ユーザが、ツリービュー223で、あるフォルダを選択した時には(ステップS451でYES)、組版ツール112は、カテゴリノードテーブル302のレコードのうちの選択されたフォルダの1つ下の階層のフォルダに対応するレコード(子カテゴリリスト)の送信をWEBサーバ114に要求する(ステップS453)。
【0071】
次に、アプリケーションサーバ113は、DBサーバ112を介して、物件DB111からステップS453で要求されたレコードを取得し、WEBサーバ114はそれらのレコードを組版ツールに送信する(ステップS455)。カテゴリノードテーブル302は、「カテゴリノードID」フィールドと「親ノードID」フィールドを含んでいるため、ステップS451で検出されたフォルダのIDを「親ノードID」フィールドの値として有するレコードがこのようなレコードに該当する。
【0072】
次に、組版ツール122は、ステップS455で取得したレコードの「ノード区分」フィールドの値が「物件」であるか否かをみることにより、小カテゴリの区分は物件であるか否かを判断する(ステップS457)。
【0073】
小カテゴリの区分が物件でない場合には(ステップS457でNO)、小カテゴリの区分がフォルダであるので、ステップS455で取得したレコードを基に、ツリービュー223の第n階層(n=2、3、・・・)のフォルダを表示する(ステップS449)。
【0074】
小カテゴリの区分が物件である場合には(ステップS457でYES)、組版ツール122は、ステップS451で検出されたフォルダに属する物件データをテーブルビュー224に表示する(ステップS459)。
【0075】
ステップS459の表示を行うためには以下のことが行われる。すなわち、組版ツール122は、ステップS451で検出されたフォルダに対応するフィルタIDをWEBサーバ114に送信する。APPサーバ113は、WEBサーバ114に送信されてきたフィルタIDを有するレコードを、DBサーバ112を介して、フィルタテーブル303から検索し、そのレコードに記述されている抽出条件ID及びソート指定IDを基に、抽出条件及びソート指定を、DBサーバ112を介して、物件DB111から検索し、検索された抽出条件及びソート指定に従ってSQL選択文を生成し、そのSQL選択文の実行をDBサーバ112に依頼する。APPサーバ113は、SQL選択文の実行結果をWEBサーバ114に供給し、WEBサーバ114は、SQL選択文の実行結果を組版ツール122に送信する。組版ツール122は、送信されてきた実行結果を物件ID及び物件データとしてテーブルビュー224に表示する。
【0076】
ステップS441乃至ステップS459は、繰り返し実行される。この繰り返しにより、ユーザが必要とするデータが補助画面に不足なく表示されることとなる。
【0077】
次に、図10を参照して、ステップS407の詳細について説明する。
【0078】
まず、ステップS405でXSL−FO電子文書の要求と共に送られてきたデータを受信する(ステップS461)。具体的には、物件ID及びカテゴリノードIDとは二者択一的に送信されてきている。また、小組テンプレートID、小組テンプレート選択条件ID及びNULLは三者択一的に送信されてきている。
【0079】
次に、小組テンプレートID又は小組テンプレート選択条件IDではなく、NULLが送信されてきたのか否かを判断する(ステップS463)。そうである場合には(ステップS463でYES)、ステップS477に進み、そうでない場合にはステップS465に進む。
【0080】
ステップS465では、小組テンプレートIDではなく、小組テンプレート選択条件IDが送信されてきたのか否かを判断する。小組テンプレート選択条件IDが送信されてきた場合には(ステップS465でYES)、ステップS467に進み、小組テンプレートIDが送信されてきた場合には(ステップS465でNO)、ステップS469に進む。
【0081】
ステップS467では、選択条件にあう小組テンプレートを取得する。具体的には、小組テンプレート選択条件IDにより識別される小組テンプレート選択条件に物件のデータが適合しているか否かを判断し、適合している場合には、その選択条件に対応する小組テンプレートを選択する。ステップS461でカテゴリノードIDを受信している場合には、そのカテゴリノードIDに対応するSQL選択文を実行して得られた全ての物件データのそれぞれについて上述の方法により小組テンプレートを選択する。ステップS467からはステップS469に進む。
【0082】
ステップS469では、ステップS461で受信した小組テンプレートIDにより特定される小組テンプレート又はステップS467で取得した小組テンプレートを記述しているXSLT電子文書を物件DB111から取得する。ステップS461でカテゴリノードIDを受信している場合には、そのカテゴリノードIDに対応する全ての物件のそれぞれについて選択された小組テンプレートを記述しているXSLT電子文書を物件DB111から取得する。
【0083】
図13及び図14にステップS469で取得されるXSLT電子文書の例を示す。
【0084】
次に、ステップS461で物件IDを受信している場合には、ステップS461で受信した物件IDを有する物件のデータを物件DB111から取得し、その物件のデータを表すXML電子文書を生成する(ステップS471)。ステップS461でカテゴリノードIDを受信している場合は、そのカテゴリノードIDに対応するSQL選択文を実行して取得した全ての物件のデータを表すXML電子文書を生成する。
【0085】
図15にステップS471で生成されるXML電子文書の例を示す。
【0086】
次に、ステップS469で取得したXSLT電子文書をステップS471で生成したXML電子文書に適用することによりXSL−FO電子文書を生成し、そのXSL−FO電子文書を組版ツール122に送信する(ステップS473)。
【0087】
図16にステップS473で生成されるXSL−FO電子文書の例を示す。
【0088】
次に、ステップS471で取得した物件のデータに画像データが含まれている場合には、その画像データを組版ツール122に送信する(ステップS475)。
【0089】
ステップS477では、ステップS471と同様に、ステップS461で物件IDを受信している場合には、ステップS461で受信した物件IDを有する物件のデータを物件DB111から取得し、その物件のデータを表すXML電子文書を生成する。また、ステップS461でカテゴリノードIDを受信している場合は、そのカテゴリノードIDに対応するSQL選択文を実行して取得した全ての物件のデータを生成する。物件データは、例えば、XMLにより記述されていても良いし、CSV形式等で記述されていても良い。
【0090】
次に、ステップS477で生成した物件データに所定のXSL−FOタグを付与することによりXSL−FO電子文書を生成し、そのXSL−FO電子文書を組版ツール122に送信する(ステップS479)。
【0091】
また、物件テーブル及び参照テーブルが図12に示すような構成を有しており、フィルタとして「大分類による分類」が設けられており、その下(第1層)に大分類の値毎のフォルダが設けられている場合において、ある大分類のフォルダがページにドラッグ・アンド・ドロップされたならば、そのフォルダに含まれる全ての物件について大分類名のテキストボックスを設けずに、大分類のテキストボックスを1つだけ生成するようにしてもよい。
【0092】
次に、ステップS477で取得した物件のデータに画像データが含まれている場合には、その画像データを組版ツール122に送信する(ステップS475)。
【0093】
[実施形態2]
物件雑誌等において、複数物件に関する諸項目を記述した表を掲載したい場合がある。しかし、小組テンプレートを利用して表を作成した場合、列数や行数が固定されているため、掲載する物件の数に対応した小組テンプレートを利用する必要が生ずる。従って、予め何種類もの小組テンプレートを作成しておく必要が生ずる。また、掲載する物件の数を増減する場合、小組テンプレートの選択もやり直す必要が生ずる。更に、一度作成した表に物件を追加したい場合も、その表を削除し、新たな表を作り直さなければならない。実施形態2は、このような問題点を解消するものであり、小組テンプレートを利用せずに表を作成する。
【0094】
本実施形態では、図17(a)に示すように、DTPソフトに組み込まれている表組み機能を利用して、テキストボックスに表を作成する。そして、図17(a)に示すような表にレコードを追加して図17(b)に示すような表を作成することができる。また、追加するレコードの表に組み込むべきフィールドが異なる場合には、図17(c)に示すように別の形式の表を追加することができる。
【0095】
次に、上記のことを可能にするための方法について説明する。
【0096】
図18を参照すると、まず、ユーザが図19に示す補助画面221Fに対して所定の設定をする(ステップS681)。
【0097】
図20を参照すると、ステップS681では、ユーザは、「小組の設定」のラジオボタングループの「選択したフィールドの素材のみを配置」のラジオボタン501−1を選択し(ステップS681−1)、「表形式で配置する」のチェックボックス501−9をチェックし(ステップS681−3)、「小組の配置位置」のラジオボタングループの「ドラッグドロップした位置に割り付け」のラジオボタン502−1を選択する(ステップS681−5)。
【0098】
図18に戻り、ユーザが図19に示す補助画面221Fの「設定」ボタン501−10を押下すると、図21に示す「表の設定」の画面594を表示するので、ユーザは必要に応じて「ヘッダを付ける」のチェックボックスをチェックし、また、「1物件を横1行に並べる」のラジオボタン又は「1物件を縦一列に並べる」のラジオボタンを選択し、最後に「OK」ボタン594−7を押下する(ステップS683)。ここで、ヘッダとはフィールド名を印刷又は表示するための領域である。
【0099】
次に、ユーザが「設定」ボタン501−2を押下する。そうすると、図22に示すような「フィールド選択ダイアログ」画面591が表示される。左側のツリービュー591−1には、物件テーブル及び参照テーブルの全てのフィールドが表示される。ユーザは、表に組み込みたいフィールドをここから選択し、右方向矢印ボタン591−2を押下することにより、表に組み込みたいフィールドを右側のリストビュー591−3にコピーする。また、ユーザは、全てのフィールドを表に組み込みたい場合には、二重右方向矢印ボタン591−4を押下することにより、全てのフィールドを右側のリストビュー591−3にコピーしても良い。ユーザが「OK」ボタン591−5を押下すると、補助画面221F(図19)に戻る(ステップS685)。
【0100】
次に、組版ツール122は、ステップS685で選択されたフィールド数をメモリに格納する(ステップS687)。
【0101】
次に、ユーザは、ページに配置されているテキストボックスのうちの表を挿入したいテキストボックスを選択する(ステップS689)。ここで、表を挿入するテキストボックスは、小組内のテキストボックスであってもよいし、小組とは別個のテキストボックスであってもよい。
【0102】
次に、ユーザはツリービュー223からフォルダをページにドラッグ・アンド・ドロップする処理又はリストビュー224から物件をページにドラッグ・アンド・ドロップする処理を行う(ステップS691)。
【0103】
次に、ページに1つの選択されたテキストボックスが存在するか否かを判断し(ステップS693)、そうであれば、組版ツール122は、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112を利用して、ドラッグ・アンド・ドロップされたフォルダに含まれている物件又はドラッグ・アンド・ドロップされた物件のステップS685で選択されたフィールドのデータを物件DB111から取得する(ステップS695)。
【0104】
次に、組版ツール122は、表挿入の処理を行う(ステップS697)。
【0105】
図23を参照すると表挿入の処理(ステップS697)では、まず、表の設定値を取得する(ステップS697−1)。取得する設定値は、ステップS683で設定された表の方向とヘッダの有無である。次に、選択されているテキストボックスに既に表が存在しているか否かを判断する(ステップS697−3)。存在していない場合には(ステップS697−3でNO)、ステップS697−11に進む。存在している場合には(ステップS697−3でYES)、存在している表のうちの末尾の表の組方向とフィールド数を取得し(ステップS697−5)、ステップS687で格納したフィールド数がステップS697−5で取得したフィールド数と等しいか否かを判断する(ステップS697−7)。等しくない場合には(ステップS697−7でNO)、ステップS697−11に進む。等しい場合には(ステップS697−7でYES)、ステップS683で設定した表の組方向とステップS697−1で取得した表の組方向が等しいか否かを判断する(ステップS697−9)。等しくない場合には(ステップS697−9でNO)、ステップS697−11に進み、等しい場合には(ステップS697−9でYES)、ステップS697−13に進む。
【0106】
ステップS697−11では、選択されているテキストボックスに新規な表を追加する。このためには、組版ツール122からDTPソフトの表組みの機能を呼び出す。この機能には、(1)フィールド数、(2)テキストボックスのサイズとフィールド数から求まったフィールドの幅、(3)フィールドデータ等を渡す。
【0107】
ステップS697−13では、テキストボックスに存在する末尾の表に行又は列を追加する。このためにも組版ツール122からDTPソフトの表組みの機能を呼び出す。
[実施形態3]
実施形態3も実施形態2と同様に表を作成するものである。
【0108】
実施形態2では、作成する表のデザインを独自のものとすることができない。従って、ユーザは、表のデザインを独自のものとしたい場合、表が作成された後に、表のデザインを手作業でカスタマイズしなければならない。これは、表の数が多い場合には、繁雑な作業となる。ここで、表のデザインとは、所定の文字属性(フォント、級数、色、太字、斜体、下線、網掛けなど)や所定のセル属性(サイズ、色、罫線など)によりセルを装飾すること、所定位置の複数の列を結合すること、所定位置の複数の行を結合すること、所定位置の列を分割すること、所定位置の行を分割することなどを含む。
【0109】
そこで、実施形態3では、独自なデザインの表(カスタマイズされた表)のひな形を予め作成しておき、そのひな形にデータを流し込むことにより、表を完成させる。表の列数と行数は、データのレコード数とフィールド数に応じて自動的に調整する。一度作成した独自なデザインを多数のカテゴリに適用することにより、カテゴリ毎に生成される多数の表に適用するが可能となる。このような場合、特に、予めデザイン済みの表を作成しておき、そこにデータを流し込むことによりまとめて個々の表を完成させることの効果が大きくなる。
【0110】
また、実施形態2では、1度の一連の操作で1つの表しか作成することができない。従って、ユーザは、多数の表を作成しようとする場合、この一連の操作を繰り返さなければならない。
【0111】
そこで、実施形態3では、ツリービュー223(図19参照)で複数のフォルダが選択されたならば、一度に各フォルダ毎に表を作成する。また、作成した複数の表を現在あるDTP画面上に配置してもよいが、1つの表を含むDTPファイルを複数作成する。ユーザは、各表毎に作成されたDTPファイルを基に表が配置されているDTP画面を表示し、その表をドキュメント間(すなわち、カタログ間)でコピー・アンド・ペーストすることにより、目的とするカタログの目的の位置に作成済みの表を配置することができる。
【0112】
更に、ツリービュー223(図19参照)で複数のフォルダが選択されたならば、各フォルダ毎に表を作成するのは、前述したとおりであるが、選択されたフォルダの下に更にフォルダがある場合(選択したフォルダが親フォルダである場合)には、その配下にある最下層の各フォルダ毎に表を作成する。最下層のフォルダは選択されたフォルダの直下のフォルダであるとは限らず、複数層下のフォルダである場合もある。複数の親フォルダが選択された場合には、全ての親フォルダについて同様なことが行われる。作成された表は、DTPファイルとして保存されるが、ツリービュー223におけるフォルダのツリー構造と同一の構造を有するフォルダのツリー構造をハードディスクなどの記録媒体に構築し、最下層のフォルダにDTPファイル(すなわち、ドキュメントファイル)を格納する。
【0113】
更に、実施形態2では、「表の設定」ダイアログ594(図21参照)で、「ヘッダを付ける」にチェックを入れた場合、表にヘッダを付けられるようにしている。しかし、実施形態2で付けられる表のヘッダとして利用される文字列は、物件DB111の物件テーブルや参照テーブルにおけるフィールド名に固定されている。しかし、フィールド名以外の文字列をヘッダの文字列として利用したいというユーザからの要望がある。
【0114】
そこで、実施形態3では、フィールド名以外の文字列もヘッダの文字列として利用できるようにする。
【0115】
次に、上記のことを可能にするための方法について説明する。
【0116】
図24を参照すると、まず、ユーザによる操作に従って、DTPソフトウェアを利用して、デザイン済みの表を作成する(ステップS701)。
【0117】
次に、ログイン画面803(図25)、805(図26)をユーザインターフェースとして、ユーザをログインさせる(ステップS703)。
【0118】
次に、ユーザにより、画面801(図27参照)の「表形式で配置する」のラジオボタン801−3がチェックされることを受け付ける(ステップS707)。
【0119】
次に、表の設定のための画面807(図28参照)をユーザインターフェースとして、表の設定を行う(ステップS709)。
【0120】
図29を参照すると、ステップS709では、まず、ラジオボタングループ807−3に対するユーザの操作に従って、1物件を横一行に並べるのか、又は、1物件を縦一行に並べるのかを決定する(ステップS709−1)。次に、ラジオボタングループ807−1に対するユーザの操作に従って、デザイン済みの表に物件データを流し込むのか、又は、デザインされていない表を新たに作成するのかを決定する(ステップS709−3)。デザインされていない表を新たに作成することは、実施形態2に対応するが、実施形態2は、更に、表を1つのみ作成することに限定されている。
【0121】
図24に戻り、次に、物件DB111にある物件テーブルに含まれるフィールド及び参照テーブルに含まれるフィールドのうちのどのフィールドのデータを表に組み込むのかを、画面809(図30参照)、画面811B(図31参照)及び画面813(図32参照)に対するユーザの操作に従って、決定する(ステップS711)。
【0122】
ステップS711の詳細を図33を参照して説明する。
【0123】
まず、画面809(図30参照)を利用して、表に組み込むフィールドをユーザに選択させる(ステップS711−1)。具体的には、ユーザが「一括挿入」ボタン809−9を押下すると、フィールド選択ダイアログボックス813(図32参照)が表示される。これは、フィールド選択ダイアログボックス591(図22)を利用したフィールドの選択方法と同一であり、この説明は既にしたので省略する。フィールド選択ダイアログボックス813(図32)から画面809(図30)に戻ると、ユーザにより選択されたフィールドがリストボックス809−1に表示される。ここで、1行が物件DB111の或るテーブルの或るフィールドに対応し、1フィールドに対してテーブルの1列(1物件を横一列に並べる場合)又は1行(1物件を縦一列に並べる場合)が対応する。
【0124】
次に、画面809(図30)のラジオボタングループにおいて、「見出しなし」のラジオボタン809−3、「本体の項目名を見出しにする」のラジオボタン809−5又は「見出しとなる項目を指定する」のラジオボタン809−7のうちのどのラジオボタンが選択されたかを判断する(ステップS711−3)。「見出しなし」のラジオボタン809−3又は「本体の項目名を見出しにする」のラジオボタン809−5の何れかが選択されているならば、ステップS711の処理を終了する。
【0125】
「見出しとなる項目を指定する」のラジオボタン809−7が選択されている場合には、物件データベース111の指定されたテーブルの指定されたフィールドに実際に格納されているデータ自体が見出しとなる。こうすることにより、見出しの文字列をフィールド名の文字列と異ならせることが可能となる。
【0126】
「見出しなし」のラジオボタン809−3又は「本体の項目名を見出しにする」のラジオボタン809−5の何れかが選択されている場合には、今まで説明していたように画面809(図30)が表示されるが、「見出しとなる項目を指定する」のラジオボタン809−7が選択されている場合には、画面811(図31)が表示される。ユーザが「一括挿入」ボタン811−9を押下すると、フィールド選択ダイアログボックス813(図32参照)が表示される。フィールド選択ダイアログボックス813を利用したフィールドの選択方法は既に説明したので省略する。フィールド選択ダイアログボックス591から画面811(図31)に戻ると、ユーザにより選択されたフィールドがリストボックス811−1に表示される。ここで、1行が物件DB111のあるテーブルのあるフィールドに対応し、1フィールドに対してテーブルの各列(1物件を横一列に並べる場合)の見出し又は各行(1物件を縦一列に並べる場合)の見出しが対応する。
【0127】
次に、見出しフィールドのフィールド数と本体フィールド(実際のデータのフィールド)のフィールド数が等しいか否かを判断する(ステップS711−7)。異なっている場合には、各列に正しく見出しが付けられた表を作成することができないので、ステップS711−1に戻る。等しい場合には、ステップS711の処理を終了する。
【0128】
図24に戻り、ステップS711の次に、ユーザが、データを挿入するDTP上の表又はそのような表を含んでいるテキストボックスを選択することを受け付ける(ステップS713)。
【0129】
次に、ユーザが補助画面(割付パネル)801(図27参照)上の物件リスト801−7にある物件又はツリービュー801−5にあるカテゴリ(フォルダ)を選択し、選択したものをDTP画面にドラッグ・アンド・ドロップすることを受け付ける(ステップS715)。選択される物件は1つであっても複数であってもよいが、表を作成するのであるから、複数の物件が選択される。また、選択されるカテゴリも1つであっても複数であってもよい。最下層の1つのカテゴリが選択された場合には、そのカテゴリに属する全ての物件データを含む1つの表が生成される。最下層の複数のカテゴリが選択された場合には、各カテゴリ毎にそのカテゴリに属する全ての物件データを含む1つの表が生成される。全体では複数の表が生成される。最下層でない1つのカテゴリ(1つの親カテゴリ)が選択された場合には、その配下にある最下層の各カテゴリ毎にそのカテゴリに属する全ての物件データを含む1つの表が生成される。全体では複数の表が生成される。同時に複数の親カテゴリを選択することもでき、全ての親カテゴリについて同様なことが行われる。
【0130】
ステップS715で物件が選択され、且つ、ステップS709で「表にデータを流し込む」のラジオボタンが選択された場合には、デザイン済みの表に各物件データを流し込むことにより、表を生成するために、ステップS721に進む。
【0131】
ステップS715で物件が選択され、且つ、ステップS709で「新規に表を作成」のラジオボタンが選択された場合には、デザインなしの表を新たに作成するために、ステップS723に進む。
【0132】
ステップS715でカテゴリが選択され、且つ、ステップS709で「表にデータを流し込む」のラジオボタンが選択された場合には、各カテゴリ毎にデザイン済みの表に物件データを流し込むことにより、各カテゴリ毎の表を生成するために、ステップS725に進む。
【0133】
ステップS715でカテゴリが選択され、且つ、ステップS709で「新規に表を作成」のラジオボタンが選択された場合には、警告ダイアログを表示して処理を終了する(ステップS727)。
【0134】
次に、ステップS721の処理について図34を参照して説明する。
【0135】
まず、デザイン済みの表又はデザイン済みの表を含んだテキストボックスが選択されているか否かを判断し(ステップS721−1)、選択されていない場合には、警告ダイアログを表示して処理を終了する(ステップS721−15)。
【0136】
次に、選択されている場合には(ステップS721−1でYES)、サーバから組み版データ(具体的には、表に挿入するべきレコードの表に挿入するべきフィールドのデータを記述したXSL−FOファイル)を取得する(ステップS721−3)。表に画像も表示する場合には、画像ファイルもサーバから取得する。
【0137】
次に、表の過不足を無くす(ステップS721−5)。
【0138】
図35を参照すると、ステップS721−5では、取得した物件データのレコード数とフィールド数と見出しの有無と配置方向を基に必要な行数及び列数を計算し(ステップS721−5−1)、デザイン済みの表の行数と列数がステップS721−5−1で計算した行数及び列数と一致しない場合には、行、列又はその双方を増加又は減少させることにより、デザイン済みの表の行数及び列数をステップS721−5−1で計算した行数及び列数に一致させる(ステップS721−5−3)。ここで、列数が不足している場合には、列を右に追加する。追加する列の属性は、デザイン済みの右端の列の属性に従う。また、列が余っている場合には、列を右から順に削除する。行についても同様である。
【0139】
図34に戻り、デザイン済みの表が選択されているのか、又は、デザイン済みの表を含んだテキストボックスが選択されているのかを判断する(ステップS721−7)。
【0140】
デザイン済みの表が選択されている場合には、選択されている表(ステップS721−5で調整済み)にステップS721−3で取得したデータ(及び画像)を流し込む(ステップS721−9)。
【0141】
デザイン済みの表を含んだテキストボックスが選択されている場合には、選択されているテキストボックスのうちの最初の表(ステップS721−5で調整済み)にステップS721−3で取得したデータ(及び画像)を流し込む(ステップS721−11)。
【0142】
ステップS721−9又はステップS721−11の次に、見出し追加の処理をする(ステップS721−13)。
【0143】
図36を参照すると、ステップS721−13では、まず、画面809(図30)で、「見出しなし」のラジオボタン809−3、「本体の項目名を見出しにする」のラジオボタン809−5又は「見出しとなる項目を指定する」のラジオボタン809−7のうちのどのラジオボタンが選択されたかを判断する(ステップS721−13−1)。この判断は、既に、ステップS711−3で行われており、判断結果が変数として保存されているので、これを参照する。
【0144】
「見出しなし」のラジオボタン809−3が選択された場合には、何も処理をしない。つまり、見出しを生成するための処理を行わない。
【0145】
「本体の項目名を見出しにする」のラジオボタン809−5が選択された場合には、その通り、本体の項目名を見出しとして設定する(ステップS721−13−3)。なお、本体の項目名は、サーバから組版データ(XSL−FO文書)として既に受信している。
【0146】
「見出しとなる項目を指定する」のラジオボタン809−7が選択された場合には、見出しとして利用するフィールドデータの組版データ(XSL−FO文書)サーバから受信し(ステップS721−13−5)、そのフィールドデータ(文字列である)を見出しの文字列として設定する(ステップS721−13−7)。なお、見出しとして利用するフィールドの指定をしてあるが、どのレコードの指定されたフィールドを見出しとして利用するかを指定していない。しかし、指定されたカテゴリの最初のレコードがどのレコードであるかが予めわかっていれば、当該最初のレコードの指定されたフィールドに見出しとして利用する文字列を格納しておき、本ステップにおいて、当該最初のレコードの指定されたフィールドのデータを見出し用のデータとして利用する。また、同一のカテゴリの全てのレコードの指定されたフィールドに見出しとして利用する文字列を格納しておけば、選択されたカテゴリの任意のレコードの指定されたフィールドのデータを見出し用のデータとして利用することができる。
【0147】
次に、ステップS723の処理について図37を参照して説明する。
【0148】
図37を図23と比較すると明らかなように、ステップS723の処理は、基本的にステップS697の処理と同一である。具体的には、ステップS723−3、S723−5、S723−7、S723−9、S723−11、S723−13及びS723−15は、それぞれ、ステップS697−3、ステップS697−5、ステップS697−7、ステップS697−9、ステップS697−11及びステップS697−13に対応する。
【0149】
従って、まだ、説明していない部分のみを説明する。
【0150】
ステップS723−1では、表が選択されているのか又はテキストボックスが選択されているのかを判断し、表が選択されている場合には、その表を含んだテキストボックスが選択されているとする。
【0151】
ステップS723−13では、サーバから必要なレコードの必要なフィールドのデータの組版データ(XSL−FO文書)を取得し、それを基に、新たな未デザインの表を生成する。
【0152】
ステップS723−13では、サーバから必要なレコードの必要なフィールドのデータの組版データ(XSL−FO文書)を取得し、それを含む行又は列を既にある未デザインの表に追加する。
【0153】
次に、ステップS725の処理について図38を参照して説明する。本実施形態の導入部で説明したように、本実施形態では、ツリービュー223(図19参照)(ツリービュー801−5(図27と同一))で複数のフォルダが選択されたならば、各フォルダに対応する各カテゴリ毎に表を作成する。また、選択されたフォルダの下に更にフォルダがある場合(選択したフォルダが親フォルダである場合)には、その配下にある最下層の各フォルダに対応する各カテゴリ毎に表を作成する。ステップS725は、これを可能にするものである。
【0154】
まず、選択した全てのカテゴリ(選択した全てのフォルダ)についてステップS727−3〜S725−21の処理を繰り返す(ステップS727−1)。ここで、画面801のツリービュー上でのフォルダがカテゴリに対応する。
【0155】
ステップS725−3では、現在着目しているカテゴリに子カテゴリ(子フォルダ)が存在するか否かを判断する。
【0156】
存在しない場合には(ステップS725−3でNO)、現在着目しているカテゴリが最下層のカテゴリであるため、現在着目しているカテゴリについて表を表すドキュメントファイルを作成することとし、ステップS725−5に進む。
【0157】
存在する場合には(ステップS725−3でYES)、現在着目しているカテゴリの下のカテゴリ(子カテゴリ)について、再帰的処理をすることとし、ステップS725−15に進む。
【0158】
ステップS725−5では、表のDTPデータを格納するためのドキュメントファイルを作成する。このドキュメントファイルは、メインメモリ上に作成されていればよく、現段階では、記録媒体に未格納であってよい。また、このドキュメントファイルに従って、DTP画面にドキュメントが表示される。
【0159】
次に、ステップS725−5で新たに作成したドキュメントファイルに、選択したデザイン済みの表をコピーする(ステップS725−7)。
【0160】
次に、ステップS725−7でコピーした表を選択する(ステップS725−9)。ここで、「選択する」とは、ハンドラをつかむということであり、選択された表に対して操作をすることが可能となる。
【0161】
次に、ステップS725−9で選択した表について、表生成の処理をする(ステップS725−11)。この処理の内容は、図34を参照して説明したステップS721と同一であるため、詳細な説明を省略するが、簡単に説明すると、選択されているデザイン済みの表の行数、列数を調整した上で、現在着目しているカテゴリに含まれる物件データのうち選択されたフィールドのデータを挿入することにより、表を生成する。
【0162】
次に、ステップS725−11で生成された表を含むドキュメントファイルを保存する(ステップS725−13)。この際、ファイル名を自動的にカテゴリの名称とすることにより、ユーザが間違ったファイル名を手作業で入力してしまうことを防止することができる。そして、次のカテゴリについての処理(次の繰り返し)に進む。
【0163】
ステップS725−15では、ドキュメントファイルを保存するべき記録媒体(ハードディスクドライブなど)に、現在着目しているカテゴリの名称を有するフォルダを作成し、カレント・フォルダをそのフォルダに移動させる(ステップS725−15)。ここで、カレント・フォルダとは、ツリー・ビューでいうカレント・フォルダのことではなく、ファイル・システム上のカレント・フォルダのことである。ファイル・システム上のカレント・フォルダにステップS725−5〜S725−13の処理でドキュメントファイルが書き込まれることとなる。
【0164】
次に、子カテゴリの全てを選択し(ステップS725−17)、ステップS725−1を再帰的に呼び出す(ステップS725−19)。
【0165】
次に、1つ上のフォルダに戻り(ステップS725−21)、戻った階層で次のカテゴリについての処理(次の繰り返し)に進む。
【0166】
[実施形態4]
実施形態2では、物件DB111に格納されている物件データしかDTPデータとして利用することができなかった。しかし、一般に普及している表計算ソフトウェアや他のデータベース等により作成された表もDTPデータとして利用したいという要望がある。
【0167】
そこで、実施形態4では、CSV形式の表データを基にDTP上でデザイン済みの表を作成できるようにする。
【0168】
次に、上記のことを可能にするための方法について説明する。
【0169】
図39を参照すると、まず、ユーザによる操作に従って、DTPソフトウェアを利用して、デザイン済みの表を作成する(ステップS741)。これは、実施形態3のステップS701と同様である。
【0170】
次に、ユーザが、デザイン済みの表又はデザイン済みの表を含んだテキストボックスが選択する操作を受け付ける(ステップS743)。
【0171】
次に、ユーザが、メニューから、「表の自動組版開始(CSV)」を選択する操作を受け付ける(ステップS745)。
【0172】
次に、フォルダ指定画面を利用して、ユーザが1以上のCSVファイルのあるフォルダを指定する操作を受け付ける(ステップS747)。
【0173】
次に、フォルダ選択画面を利用して、ユーザが、生成されたドキュメントファイルを保存するフォルダを指定する操作を受け付ける(ステップS749)。
【0174】
次に、ステップS753を、ステップS747で指定されたフォルダにある全てのCSVファイルについて繰り返す(ステップS751)
次に、ステップS751の詳細について図40を参照して説明する。
【0175】
まず、表のDTPデータを格納するべきドキュメントファイルを新たに生成する(ステップS753−1)。このドキュメントファイルは、メインメモリ上に作成されていればよく、現段階では、記録媒体に未格納であってよい。また、このドキュメントファイルに従って、DTP画面にドキュメントが表示される。
【0176】
次に、ステップS753−3で生成したドキュメントファイルに、ステップS743で選択された表又はステップS743で選択されたテキストボックスに挿入されている表をコピーする(ステップS753−3)。
【0177】
次に、ステップS753−3でコピーした表を選択する(ステップS753−5)。ここで、「選択する」とは、ハンドラをつかむということであり、選択された表に対して操作をすることが可能となる。
【0178】
次に、ステップS753−3で選択された表にCSVデータを流し込む(ステップS753−7)。これは、DTPソフトウェアの機能を利用して行う。
【0179】
次に、ステップS753−1で生成され、ステップS753−3からS753−7までの処理が行われたドキュメントファイルをカレント・フォルダに保存する(ステップS753−9)。ここで、ファイルの拡張子は、ドキュメントファイルに対して決められている所定の拡張子であるが、本体部分は、CSVファイルと共通とする。これにより、ユーザが手作業でファイル名を誤入力してしまうことを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0180】
【図1】従来例によるデータベースパブリッシングシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1によるデータベースパブリッシングシステムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態1によるログイン画面及びカタログ選択画面を示す図である。
【図4】本発明の実施形態1において表示される補助画面及びページ画像を示す第1の図である。
【図5】本発明の実施形態1において表示される補助画面及びページ画像を示す第2の図である。
【図6】本発明の実施形態1において表示される補助画面及びページ画像を示す第3の図である。
【図7】本発明の実施形態1によるデータベースパブリッシングシステムにより行われるデータベースパブリッシング方法の全体を示すフローチャートである。
【図8】図7に示すステップS403の詳細を示すフローチャート(1/2)である。
【図9】図7に示すステップS403の詳細を示すフローチャート(2/2)である。
【図10】図7に示すステップS407の詳細を示すフローチャートである。
【図11】図2に示す物件DBに格納されるテーブルのうちの一部のテーブルを示す図である。
【図12】図2に示す物件DBに格納されるテーブルのうちの他の一部のテーブルを示す図である。
【図13】本発明の実施形態1により生成されるXSLT電子文書の例を示す図(1/2)である。
【図14】本発明の実施形態1により生成されるXSLT電子文書の例を示す図(2/2)である。
【図15】本発明の実施形態1により生成されるXML電子文書の例を示す図である。
【図16】本発明の実施形態1により生成されるXSL−FO電子文書の例を示す図である。
【図17】本発明の実施形態2により配置された表を示す図である。
【図18】本発明の実施形態2によるデータベースパブリッシングシステムにより行われるデータベースパブリッシング方法の全体を示すフローチャートである。
【図19】本発明の実施形態2において表示される補助画面を示す図である。
【図20】図18に示すステップS681の詳細を示すフローチャートである。
【図21】本発明の実施形態2において表示される表の設定の画面を示す図である。
【図22】本発明の実施形態2において表示されるフィールド選択ダイアログ画面を示す図である。
【図23】図18に示すステップS697の詳細を示すフローチャートである。
【図24】本発明の実施形態3による表の生成方法の全体を示すフローチャートである。
【図25】本発明の実施形態3によるログイン画面(1/2)を示す図である。
【図26】本発明の実施形態3によるログイン画面(2/2)を示す図である。
【図27】本発明の実施形態3において表示される補助画面を示す図である。
【図28】本発明の実施形態3において表示される表の設定のための画面を示す図である。
【図29】図24に示すステップS709の詳細を示すフローチャートである。
【図30】本発明の実施形態3において表示される表に含めるべきフィールドを設定するための画面を示す図である。
【図31】本発明の実施形態3において表示される表に含めるべきフィールドを設定するための画面において、「見出しとなる項目を指定する」のラジオボタンが選択されたときの変形画面を示す図である。
【図32】本発明の実施形態3において図30又は図31に示す図から呼び出される画面を示す図である。
【図33】図24に示すステップS711の詳細を示すフローチャートである。
【図34】図24に示すステップS721の詳細を示すフローチャートである。
【図35】図34に示すステップS721−5の詳細を示すフローチャートである。
【図36】図34に示すステップS721−13の詳細を示すフローチャートである。
【図37】図24に示すステップ723の詳細を示すフローチャートである。
【図38】図24に示すステップS725の詳細を示すフローチャートである。
【図39】本発明の実施形態4による表の生成方法の全体を示すフローチャートである。
【図40】図39に示すステップS753の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0181】
101 サーバサイド
102 クライアントサイド
111 物件データベース(物件DB)
112 データベースサーバ(DBサーバ)
113 アプリケーションサーバ(APPサーバ)
114 WEBサーバ
121 データベース編集ツール(DB編集ツール)
122 組版ツール
132 ファイアーウォール
【技術分野】
【0001】
本発明は、DTP(Desk Top Publishing)データを生成するためのDTPデータ生成方法、DTPデータ生成装置及びDTPデータ生成プログラムに関し、特に、物件データをデザイン済みの表に割り付けることにより表用DTPデータを生成するためのDTPデータ生成方法、DTPデータ生成装置及びDTPデータ生成プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
本出願人は、中古車掲載雑誌、宿泊施設掲載誌、住宅情報誌、求人情報誌等といった雑誌を印刷するための電子組版データを作成するにあたり、雑誌に掲載するべきデータが大量であり、且つ、入れ替わりが多いこと及び雑誌で利用するレイアウトが定型のものである場合が多いことに鑑み、データベースパブリッシングという方法を提案してきている(例えば、特許文献1乃至特許文献6参照)。
【0003】
データベースパブリッシングにおいては、雑誌に掲載する可能性がある物件データをデータベースで継続的に管理し、実際に雑誌に掲載することとなった物件データをデータベースからフィルタにより抽出し、一方で、雑誌等の各ページにページのレイアウトを表すページテンプレート及び小組のレイアウトを表す小組テンプレートを割り付け、抽出された物件データをページに割り付けられた小組テンプレートに割り付ける。この割付けが行われた後の状態を基に、雑誌等に掲載するべき物件データを表すXML電子文書及びレイアウトを表すXSLT電子文書を生成する。そして、XSLTプロセッサが、XML電子文書にXSLT電子文書を適用することにより、XSL−FO電子文書を生成する。そして、XSL−FOプロセッサが、XSL−FO電子文書を基に、電子組版データ又は電子表示データを生成する。
【特許文献1】特開2003−150581号公報
【特許文献2】特開2003−178050号公報
【特許文献3】特開2003−345782号公報
【特許文献4】特開2004−133784号公報
【特許文献5】特開2004−246405号公報
【特許文献6】特開2004−259142号公報
【0004】
なお、本出願人は、本発明に関連する発明について下記の特許出願をしている(未公開)。
特願2003−118793号
特願2003−399965号
特願2004−043400号
特願2004−089531号
特願2004−290223号
特願2004−340587号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のデータベースパブリッシングシステムの構成を図1に示す。図1を参照すると、物件データベース(物件DB)901は、データベースサーバ(DBサーバ)902により管理される。物件DB901に格納されるデータの編集は、データベース編集ツール(DB編集ツール)903がDBサーバ902を利用して行う。また、各ページへのテンプレートの割付け及びテンプレートへの物件データの割付けは、割付ツール904がDBサーバ902を利用して行う。XSLTプロセッサ及びXSL−FOプロセッサは、組版ツール905に搭載され、割付ツール904が出力したXML電子文書及びXSLT電子文書を基に電子組版データを生成する。
【0006】
このような構成の従来のデータベースパブリッシングシステムを用いた場合、以下のような問題点がある。
【0007】
データベースを管理する者は、継続的に、DB編集ツール903を用いて物件DB901を管理する。従って、割付ツール904がXML電子文書を生成してから、組版ツール905がそのXML電子文書を基に電子組版データを生成するまでの間に、そのXML電子文書の基となった、物件DB901内の物件データがDB編集ツール903により更新されている可能性がある。この様な場合、電子組版データは最新の状態の物件データを反映したものとはならない。特に、雑誌の編集にあたっては、DB編集ツール903、割付けツール904及び組版ツール905が同時に動作し、物件データは分単位で更新されているため、このようなことは不都合である。
【0008】
また、物件DB901、DBサーバ902、DB編集ツール903、割付ツール904及び組版ツール905は全体で一組となっているので、同時に複数の割付ツール904を動作させて、並列処理的に割付作業を行うことができなかった。
【0009】
更に、物件データをページに配置するためには、必ず物件データを小組テンプレートに割り当てなければならないため、フリーレイアウトで物件データをページに配置することができなかった。
【0010】
また、物件雑誌には、表を掲載することも多いため、物件データベースに格納されている物件データを利用して表を生成したいという要望が多い。そして、物件雑誌に掲載する表は必ずしも単純なものであるとは限らず、デザインがカスタマイズされた表が掲載されることも多い。そして、1つの物件雑誌に多数の同一のカスタマイズがされた表が掲載される場合も多い。
【0011】
従って、本発明は、物件データベースが頻繁に更新される場合であっても、最新の物件データを基にDTPデータが生成されることを可能とするDTPデータ生成方法、DTPデータ生成装置及びDTPデータ生成プログラムを提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、物件データを掲載した表を作成した後に、各表毎に表をデザインする手間を省けるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明によれば、指定された物件の指定されたフィールドのデータを一覧表示するための表を表すDTPデータを生成するためのDTPデータ生成方法において、DTPソフトウェアの補助画面を表示し、該補助画面において物件の指定及びフィールドの指定を受け付け、指定された物件の物件識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報を得る識別情報入力ステップと、指定された物件データの識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、指定された物件の指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索するデータ検索ステップと、指定された物件の件数、指定されたフィールドの数を少なくとも基にして、DTPデータとなっているデザイン済みの表の行数及び列数を調整する表サイズ調整ステップと、前記表サイズ調整ステップで調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、前記データ検索ステップで検索されたデータを挿入するデータ挿入ステップと、を備えることを特徴とするDTPデータ生成方法が提供される。
【0014】
上記のDTPデータ生成方法において、前記データ検索ステップで検索されたデータを基に、組版用データを生成する組版データ生成ステップを更に備え、前記データ挿入ステップでは、前記表サイズ調整ステップで調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、前記組版用データで表されるデータを挿入するようにしてもよい。
【0015】
上記のDTPデータ生成方法において、前記表サイズ調整ステップでは、行を増加させる場合には、増加させる行にデザイン済みの表の最終行のデザインを適用し、列を増加させる場合には、増加させる行にデザイン済みの表の最終列のデザインを適用するようにしてもよい。
【0016】
上記のDTPデータ生成方法において、DTPソフトウェアの補助画面を表示し、該画面において表の各項目のタイトルとして利用するフィールドの指定を受け付け、指定されたフィールドのフィールド識別情報を得るタイトル用フィールド識別情報入力ステップと、前記識別情報入力ステップで指定された物件のうちの何れかの物件の識別情報及びタイトル用フィールド識別情報入力ステップで指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、前記識別情報入力ステップで指定された物件のうちの何れかの物件のタイトル用フィールド識別情報入力ステップで指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索するタイトル用フィールドデータ検索ステップと、前記表サイズ調整ステップで調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、タイトル用フィールドデータ検索ステップで検索されたデータを表の各項目のタイトルとして挿入するタイトル用フィールドデータ挿入ステップと、を更に備えるようにしてもよい。
【0017】
上記のDTPデータ生成方法において、前記識別情報入力ステップでは、前記補助画面において、物件の指定を直接受け付ける代わりに、1以上の物件を含むカテゴリの指定を受け付け、前記データ検索ステップでは、指定されたカテゴリの識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、指定されたカテゴリに含まれる物件の指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索するようにしてもよい。
【0018】
上記のDTPデータ生成方法において、前記識別情報入力ステップでは、複数のカテゴリの指定を受け、前記データ検索ステップ、前記表サイズ調整ステップ及び前記データ挿入ステップは、各カテゴリ毎に行われ、これにより、まとめて各カテゴリ毎の表用DTPデータが生成されるようにしてもよい。
【0019】
上記のDTPデータ生成方法において、前記識別情報入力ステップでは、複数のカテゴリの指定を受けることは、複数のカテゴリを含む上位のカテゴリの指定を受けることにより行われ、前記カテゴリのツリーと同様な階層構造を有するフォルダツリーを記録媒体に生成するフォルダツリー生成ステップを更に備え、各カテゴリ毎のDTPデータは、該当するカテゴリに対応するフォルダに記録されるようにしてもよい。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、デザイン済みの表に物件データを挿入するので、表を作成した後に、各表毎に表をデザインする手間を省けるようにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【0022】
[実施形態1]
図2は、本発明の実施形態によるDTPデータ生成システムの構成を示す。
【0023】
図2を参照すると、本実施形態によるDTPデータ生成システムは、サーバサイド101とクライアントサイド102を備える。サーバサイド101とクライアントサイド102は、インターネット又はイントラネット等のIP(Internet Protocol)網131により接続されている。但し、IP網の代わりに、他のネットワーク(例えばIPX/SPX(Internetwork Packet eXchange/Sequenced Packet eXchange))を利用してもよい。サーバサイド101とIP網131との間及びクライアントサイド102とIP網131との間には、それぞれ、セキュリティ確保のために、ファイアーウォール(firewall)132が配置されていてもよい。また、図2では、クライアントサイド102が1つしかないが、複数あってもよい。このような場合、クライアントサイド102を並列的に同時に動作させることができる。
【0024】
サーバサイド101とクライアントサイド102との間の通信のためには、例えば、SOAP(Simple Object Access Protocol)を利用する。
【0025】
サーバサイド101は、物件データベース(物件DB)111、データベースサーバ(DBサーバ)112、アプリケーションサーバ(APPサーバ)113及びWEBサーバ114を備える。クライアントサイド102は、データベース編集ツール(DB編集ツール)121及び組版ツール122を備える。DBサーバ112、アプリケーションサーバ113、WEBサーバ114、データベース編集ツール121及び組版ツール122は、ハードウェアによって実現することもできるが、コンピュータをこれらの部分として機能させるためのプログラムをコンピュータが実行することによっても実現することができる。
【0026】
物件DB111は、雑誌等に掲載される可能性がある物件データを格納する。物件DB111の構成例を、図12に示す。図12を参照すると、物件テーブル351は、必ず物件DB111に1つ存在するテーブルであり、物件ID、物件名等のフィールドを有する。メーカテーブル353及び大分類テーブル352は、参照テーブルの一例である。参照テーブルは、物件テーブルから参照されるテーブルである。
【0027】
また、物件DB111は、図11に示すようなカタログテーブル301、カテゴリノードテーブル302、フィルタテーブル303及び小組テンプレートテーブル304を備える。カテゴリノードテーブル302及びフィルタテーブル303は物件テーブル351に関連付けられており、小組テンプレートテーブル304は、カタログテーブル301に関連付けられている。
【0028】
DB編集ツール121は、WEBブラウザのプラグインとして動作し、IP網131、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112を介して、物件DB111に格納される物件データ等を編集する。
【0029】
組版ツール122は、DTPソフトのプラグインとして動作し、IP網131、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112を介して、物件DB111にアクセスし、また、電子組版データ作成に必要な処理を実行し、更に、電子組版データ作成のために必要な命令をDTPソフトに与える。
【0030】
次に、組版ツール122、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112により行われるDTPデータ生成方法について説明する。なお、DB編集ツール121、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112により行われるDB編集方法については、本発明の範囲外であるので説明を省略する。WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112は、組版ツール122から要求がある時には、DTPデータ生成方法のための処理を行ない、DB編集ツール121から要求がある時には、DB編集方法のための処理を行なう。組版ツール122とDB編集ツール121は、同時に稼働し、相前後してWEBサーバ114に要求を出しても良く、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112は、各要求に対し、他の要求との間で、時分割で排他的な処理を行なう。従って、DTPデータ生成方法とDB編集方法を、同時に行なうことができる。
【0031】
組版ツール122を起動すると、組版ツール122は、図3に示すようなログイン画面201を表示する。ユーザがログイン画面201にユーザ名及びパスワードを入力し、「OK」ボタン202を押下すると、組版ツール122は、図3に示すようなカタログ選択画面211を表示する。カタログとは、例えば雑誌「ABC」の12月号というものである。カタログのリストは、物件DB111に登録されており、組版ツール122が、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112を介して、取得する。
【0032】
カタログ選択画面211のコンボボックス212でカタログが選択され、「OK」ボタンが押下されると、図4に示すような補助画面(割付データ選択パネル)221が表示される。また、画面にはDTPソフトウェアによりカタログの紙面を表す画面231も表示される。
【0033】
図4を参照すると、コンボボックス222は、フィルタを選択するためのものである。フィルタが記述されているフィルタテーブル303は上述したように物件テーブル351に関連付けられている。コンボボックス222では、物件テーブル351に関連付けられている、フィルタテーブル303に記述されている1以上のフィルタから必要なフィルタを選択することができる。
【0034】
ツリービュー223は、コンボボックス222で選択されたフィルタの配下にあるフォルダを表示するものである。図4の例では、コンボボックス222でフィルタとして「販売店で分類」が選択されており、ツリービュー223には、販売店で分類するための個々のフォルダである「MAX東川口」、「ケーツー商会」、「ナカジマ大井町店」及び「オートバンク」が表示されている。
【0035】
フォルダとしては、物件DB111から所定の物件データを抽出するためのSQL選択文と関連付けられているフォルダ及び手作業で選択された任意の物件データを収容するためのフォルダの2種類のフォルダがある。どちらの種類のフォルダも他のフォルダの親フォルダとなることができ、また、最下層のフォルダとなることができる。図4の例でツリービュー223に表示されている「MAX東川口」フォルダ、「ケーツー商会」フォルダ、「ナカジマ大井町店」フォルダ及び「オートバンク」フォルダは、SQL選択文と関連付けられているフォルダである。例えば、「オートバンク」は物件DB111から「オートバンク」で販売されている物件データのみを抽出するためのSQL選択文が関連付けられている。また、例えば、フィルタが「販売地域で分類」である場合には、フォルダを2階層にして、第1階層には、都道府県名のフォルダを設け、第2階層には、市町村区のフォルダを設けるようにしてもよい。この場合、第1階層のフォルダは、他のフォルダの親フォルダであり、且つ、所定の都道府県の物件データを抽出するためのSQL選択文と関連づけられており、第2階層のフォルダは、最下層のフォルダであり、且つ、特定の市町村区の物件データを抽出するためのSQL選択文と関連付けられているフォルダである。特許文献5は、SQL選択文の作成方法を詳細に開示している。
【0036】
テーブルビュー224は、ツリービュー223で選択されたフォルダに含まれる全ての物件のデータを表示し、必要に応じて各物件データに適用する小組テンプレートを個々に選択するためのものである。図4の例では、テーブルビュー224には、物件のデータの例としてコンボボックス223で選択された「オートバンク」フォルダに含まれる全ての物件の名称が表示されている。また、テーブルビュー224のコンボボックス227には、各物件データに適用する小組テンプレートの名称が表示されている。
【0037】
ツリービュー223で、SQL選択文に関連付けられているフォルダが選択された場合には、組版ツール122は、フォルダの識別情報であるカテゴリノードIDをWEBサーバ114を介してAPPサーバ113に通知する。APPサーバ113は、DBサーバ112にそのSQL選択文を実行させ、実行結果を受け取り、その実行結果をWEBサーバ114を介して、組版ツール122に返す。組版ツール122は、SQL選択文の実行結果に含まれている物件名をテーブルビュー224に表示する。
【0038】
図4に示す補助画面は、「テンプレート設定」のラジオボタングループのうちの「テンプレート選択」のラジオボタン225−1が選択された状態のものである。この状態においては、コンボボックス227では、図3に示すカタログ選択画面211で選択されたカタログに関連付けられている小組テンプレートのうちの何れかの小組テンプレートを選択することが可能となる。上述したように、物件DB111は、小組テンプレートテーブル304を保持しており、カタログが選択された後に、組版ツール122が、選択されたカタログに関連付けられている全ての小組に関するレコードを物件DB111から取得し、そのレコードを基にコンボボックス227を表示する。
【0039】
図5に示す補助画面は、「テンプレート設定」のラジオボタングループのうちの「テンプレートなし(素材の直接配置)」のラジオボタン225−2が選択された状態のものである。この状態においては、コンボボックス227は空白であり、小組テンプレートは選択不可となっている。
【0040】
図6に示す補助画面は「テンプレート設定」のラジオボタングループのうちの「条件選択」のラジオボタン225−3が選択された状態のものである。この状態においても、コンボボックス227は空白である。しかし、この状態では、テンプレート選択条件のコンボボックス226でテンプレート選択条件が選択できる。この状態では、コンボボックス226で選択されたテンプレート選択条件に各物件データを適用して、各物件データを割付ける小組テンプレートを選択する。例えば、物件のメーカ名が「トヨハシ」であれば、小組テンプレートAを選択し、物件のメーカ名が「ニッシン」であれば小組テンプレートBを選択するようなテンプレート選択条件が選択された場合において、物件1のメーカ名が「トヨハシ」であれば、小組テンプレートAが選択され、物件2のメーカ名が「ニッシン」であれば、小組テンプレートBが選択される。
【0041】
図4に戻り、ユーザが、ツリービュー223で、あるフォルダを選択し、そのフォルダをページの画面231にドラッグ・アンド・ドロップするか、又は、「割付」ボタン228を押下すると、ドロップ先又は現在のページの所定位置に、そのフォルダに含まれている全ての物件データが小組テンプレートに割付けられた状態でページ上に表示される。また、ユーザがテーブルビュー224で物件データを選択し、その物件データをページの画面231にドラッグ・アンド・ドロップするか、又は、「割付」ボタン228を押下すると、ドロップ先又は現在のページの所定位置に、その物件データが小組テンプレートに割付けられた状態でページ上に表示される。図4の場合は、各物件データが割り付けられる小組テンプレートは、コンボボックス227で選択された小組テンプレートである。図6の場合は、各物件データが割り付けられる小組テンプレートは、小組テンプレート選択条件に物件データを適用することにより選択された小組テンプレートである。図5の場合は、物件データは小組テンプレートに割り付けられず、フリーレイアウトでページに配置される。
【0042】
特許文献1乃至6では、物件データのページへの割付けは、DTP上で行われていたのではなく、DTP画面をシミュレーションする擬似的な画面で行っていた。これに対し、本実施形態では、DTP上において、物件データが小組テンプレートに割付けられた状態でページ上に表示される。
【0043】
図5を参照すると、ユーザが、ツリービュー223で、あるフォルダを選択し、そのフォルダをページの画面231にドラッグ・アンド・ドロップするか、又は、「割付」ボタン228を押下すると、ドロップ先又は現在のページの所定位置に、そのフォルダに含まれている全ての物件データが小組テンプレートに割付けられた状態でページ上に表示される。また、ユーザがテーブルビュー224で物件データを選択し、その物件データをページの画面231にドラッグ・アンド・ドロップするか、又は、「割付」ボタン228を押下すると、ドロップ先又は現在のページの所定位置に、その物件データが小組テンプレートに割付けられた状態でページ上に表示される。各物件データが割付けられる小組テンプレートは、所定の小組テンプレートである。図5の例では、所定の小組テンプレートは、テキストボックス241−1乃至241−4及び画像ボックス241−5を含む。これらのボックスは、ドラッグ・アンド・ドロップにより個々に移動することが可能である。これにより、フリーレイアウトが実現される。
【0044】
図6を参照すると、ユーザが、ツリービュー223で、あるフォルダを選択し、そのフォルダをページの画面231にドラッグ・アンド・ドロップするか、又は、「割付」ボタン228を押下すると、ドロップ先又は現在のページの所定位置に、そのフォルダに含まれている全ての物件データが小組テンプレートに割付けられた状態でページ上に表示される。また、ユーザがテーブルビュー224で物件データを選択し、その物件データをページの画面231にドラッグ・アンド・ドロップするか、又は、「割付」ボタン228を押下すると、ドロップ先又は現在のページの所定位置に、その物件データが小組テンプレートに割付けられた状態でページ上に表示される。各物件データが割付けられる小組テンプレートは、選択条件により選択された小組テンプレートである。
【0045】
また、図6の例では、ページの画面にグリッド261が設けられており、このような場合には、小組テンプレートは、図6に示すように、グリッド261に沿って配置される。図4及び5の例でも、ページの画面にグリッドが設けられている場合には、小組テンプレートは、グリッドに沿って配置される。グリッドに沿った小組テンプレートの配置は、グリッドの座標を取得し、その座標に小組のDTPデータを配置することにより行われる。
【0046】
次に、上述したことを可能にするための組版ツール122、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112の動作について説明する。
【0047】
図7を参照すると、まず、組版ツール122は、WWWサーバ114に接続する(ステップS401)。この接続において、図3に示すログイン画面201が利用される。
【0048】
次に、組版ツール122は、補助画面の表示処理を行う(ステップS403)。ステップS403の詳細については、後述する。
【0049】
次に、DTPソフト及び組版ツール122に対するユーザの操作(例えば、上述したフォルダ又は物件データのドラッグ・アンド・ドロップ等)が行われたならば、組版ツール122は、WWWサーバ114に対して、XSL−FO電子文書の送信を要求する(ステップS405)。この要求に際しては、XSL−FO電子文書の基となる物件を識別するための物件識別情報(物件ID)及びXSL−FO電子文書の基となる小組テンプレートを識別するための小組テンプレート識別情報(小組テンプレートID)を送信する。補助画面221において、個々の物件が選択されたのではなく、フォルダが指定された場合には、物件識別情報の代わりに、フォルダを識別するための識別情報であるカテゴリノードIDを送信する。補助画面において、小組テンプレートが選択されたのではなく、ラジオボタン225−3が選択され、小組選択条件がコンボボックス226で選択された場合には、小組テンプレートIDの代わりに、小組選択条件を識別するための識別情報である小組テンプレート選択条件IDを送信する。補助画面において、小組テンプレートが選択されたのではなく、ラジオボタン225−2が選択された場合には、小組テンプレートIDを挿入するべき位置にNULLを挿入して送信する。
【0050】
次に、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112は、連動して、XSL−FO電子文書を生成し、また、指定された物件のデータに画像データが含まれていれば、画像データも取得する。そして、WEBサーバ114は、生成したXSL−FO電子文書及び必要に応じて取得した画像データを組版ツール122に送信する(ステップS407)。ステップS407の詳細については、後述する。
【0051】
次に、組版ツール122は、WEBサーバ114から送信されてきたXSL−FO電子文書及び必要に応じてWEBサーバ114から送信されてきた画像データを取得する(ステップS409)。
【0052】
次に、組版ツール122は、現在DTPソフトウェアにより表示されているページにグリッドが設定されているか否かを判断する(ステップS411)。
【0053】
現在DTPソフトウェアにより表示されているページにグリッドが設定されていないならば(ステップS411でNO)、組版ツール122は、ステップS409で取得したXSL−FO電子文書(及び画像データ)を基に、物件データを小組テンプレートに割り付けて得られた状態のDTPデータを生成し、そのDTPデータをそのページのドロップ位置に配置する(ステップS413)。ドラッグ・アンド・ドロップを行う代わりに「割付」ボタン228が押下された場合には、DTPデータをそのページの所定の位置に配置する。
【0054】
現在DTPソフトウェアにより表示されているページにグリッドが設定されているならば(ステップS411でYES)、組版ツール122は、ステップS409で取得したXSL−FO電子文書(及び画像データ)を基に、物件データを小組テンプレートに割り付けて得られた状態のDTPデータを生成し、そのDTPデータをそのページのグリット位置に配置する(ステップS415)。
【0055】
次に、図8及び図9を参照して、ステップS403の詳細について説明する。
【0056】
まず、組版ツール122は、WWWサーバ114に対し、物件DB111に登録されているカタログのリストの送信を要求する(ステップS421)。
【0057】
次に、APPサーバ113は、DBサーバ112を介して、物件DB111に登録されているカタログのリストを取得し、WWWサーバ114は、そのカタログのリストを組版ツール122に送信する(ステップS423)。送信するリストには、各カタログの識別情報(カタログID)及びカタログ名が含まれる。
【0058】
次に、組版ツール122は、ステップS423で受信したカタログのリストをカタログ選択画面211のリストボックス212に設定する(ステップS425)。リストボックスには、カタログ名しか表示されないが、組版ツール122は、カタログ名とカタログIDの対応関係を保持しているので、その名称が選択されたカタログに対応するカタログIDを検出することができる。
【0059】
次に、組版ツール122は、ユーザがリストボックス212から所望のカタログを選択し、「OK」ボタン213を押下したことを検出したならば、選択されたカタログのIDを保持する(ステップS427)。または、所定のカタログ(例えば、リスト中最初のカタログ)を選択し、そのカタログのIDを保持してもよい。
【0060】
次に、組版ツール122は、物件DB111に登録されているフィルタのリストの送信をWEBサーバ114に要求する(ステップS429)。カテゴリノードテーブル302の「ノード区分」フィールドは、「ルート」、「フォルダ」、「物件」又は「手作り」の値をとる。「ノード区分」フィールドの値が「ルート」であるレコードがフィルタリストに含まれるべきレコードである。或いは、「階層番号」フィールドの値がゼロであるレコードがフィルタリストに含まれるべきレコードであると判断しても同一の結果が得られる。
【0061】
次に、APPサーバ113は、DBサーバ112を介して、フィルタリストを検索し、WWWサーバ114は、フィルタリストを組版ツール122に送信する(ステップS431)。フィルタリストには、各フィルタの識別情報及びフィルタ名が含まれる。
【0062】
次に、組版ツール122は、ステップS427で選択されたカタログに関連付けられている小組テンプレート選択条件リスト及び小組テンプレートリストの送信をWEBサーバ114に要求する(ステップS433)。小組テンプレート選択条件リストとは、小組テンプレート選択条件のリストのことであり、各小組テンプレート選択条件には、物件テーブル又は参照テーブルのどのフィールドがどのような条件を満たしたならば、どの小組テンプレートを利用するのか、ということが記述されている。優先順位を付けて複数の小組テンプレート選択条件を組み合わせることができる。従って、ある小組テンプレート選択条件に記述されている選択条件が満たされない場合に、他の小組テンプレート選択条件に記述されている選択条件(第2の選択条件)が満たされているか否かを判断し、第2の選択条件が満たされているならば、その小組テンプレート選択条件に記述されている小組テンプレートを利用するようにもできる。ステップS433で送信を要求する小組テンプレート選択条件リストは、各小組テンプレート選択条件を識別するための識別情報及びその小組テンプレート選択条件の名称のリストであればよい。小組テンプレートリストとは、小組テンプレートのリストのことであるが、小組テンプレートテーブル304のレコードのうちのステップS427で選択されたカタログのIDをカタログIDをとして有するレコードの小組テンプレートIDのみのリストであればよい。小組テンプレート選択条件の識別情報とその名称との対応関係は組版ツール122で保持されることとなり、小組テンプレートの識別情報(小組テンプレートID)とその名称との対応関係も組版ツール122で保持される(小組テンプレートの名称を小組テンプレートIDとして利用している。)こととなる。組版ツール122は、これらの対応関係により、補助画面で小組テンプレート選択条件の名称が選択されれば、それに対応する小組テンプレート選択条件の識別情報を検出することができ、補助画面で小組テンプレートが選択されれば、それに対応する小組テンプレートの識別情報(小組テンプレートID)を検出することができる。
【0063】
次に、APPサーバ113は、DBサーバ112を介して、ステップS427で選択されたカタログに関連付けられている小組テンプレート選択条件のリスト及び小組テンプレートのリストを物件DB111から取得し、WWWサーバ114は、これらのリストを組版ツール122に送信する(ステップS435)。
【0064】
次に、組版ツール122は、ステップS431で受信したフィルタリストをフィルタ選択用のコンボボックス222(図4参照)に設定する。また、組版ツール122は、ステップS435で受信した小組テンプレート選択条件リストを小組テンプレート選択条件選択用のコンボボックス226(図4参照)に設定し、ステップS435で受信した小組テンプレートリストをテンプレート選択用のコンボボックス227(図4参照)に設定する(ステップS437)。
【0065】
次に、補助画面に対するユーザによる何かしらの手入力があるか否かを判断する(ステップS441)。
【0066】
手入力があった場合には(ステップS441でYES)、ユーザが、フィルタ選択のためのコンボボックス222で、あるフィルタを選択したのか否か、又は、ユーザが、ツリービュー223で、あるフォルダを選択したか否かを判断する(ステップS443、ステップS451)。
【0067】
ユーザが、フィルタ選択のためのコンボボックス222で、あるフィルタを選択した時には(ステップS443でYES)、組版ツール122は、カテゴリノードテーブル302のレコードのうちの選択されたフィルタの第1階層フォルダに対応するレコード(子カテゴリリスト)の送信をWEBサーバ114に要求する(ステップS445)。
【0068】
次に、アプリケーションサーバ113は、DBサーバ112を介して、物件DB111から、ステップS445で要求されたレコードを取得し、WEBサーバ114はそれらのレコードを組版ツール122に送信する(ステップS447)。カテゴリノードテーブル302は、「カテゴリノードID」フィールドと「親ノードID」フィールドを含んでいるため、ステップS443で検出されたフィルタのIDを「親ノードID」フィールドの値として有するレコードがこのようなレコードに該当する。
【0069】
次に、組版ツール122は、ステップS447で取得したレコードを基に、ツリービュー223の第1階層のフォルダを表示する(ステップS449)。
【0070】
ユーザが、ツリービュー223で、あるフォルダを選択した時には(ステップS451でYES)、組版ツール112は、カテゴリノードテーブル302のレコードのうちの選択されたフォルダの1つ下の階層のフォルダに対応するレコード(子カテゴリリスト)の送信をWEBサーバ114に要求する(ステップS453)。
【0071】
次に、アプリケーションサーバ113は、DBサーバ112を介して、物件DB111からステップS453で要求されたレコードを取得し、WEBサーバ114はそれらのレコードを組版ツールに送信する(ステップS455)。カテゴリノードテーブル302は、「カテゴリノードID」フィールドと「親ノードID」フィールドを含んでいるため、ステップS451で検出されたフォルダのIDを「親ノードID」フィールドの値として有するレコードがこのようなレコードに該当する。
【0072】
次に、組版ツール122は、ステップS455で取得したレコードの「ノード区分」フィールドの値が「物件」であるか否かをみることにより、小カテゴリの区分は物件であるか否かを判断する(ステップS457)。
【0073】
小カテゴリの区分が物件でない場合には(ステップS457でNO)、小カテゴリの区分がフォルダであるので、ステップS455で取得したレコードを基に、ツリービュー223の第n階層(n=2、3、・・・)のフォルダを表示する(ステップS449)。
【0074】
小カテゴリの区分が物件である場合には(ステップS457でYES)、組版ツール122は、ステップS451で検出されたフォルダに属する物件データをテーブルビュー224に表示する(ステップS459)。
【0075】
ステップS459の表示を行うためには以下のことが行われる。すなわち、組版ツール122は、ステップS451で検出されたフォルダに対応するフィルタIDをWEBサーバ114に送信する。APPサーバ113は、WEBサーバ114に送信されてきたフィルタIDを有するレコードを、DBサーバ112を介して、フィルタテーブル303から検索し、そのレコードに記述されている抽出条件ID及びソート指定IDを基に、抽出条件及びソート指定を、DBサーバ112を介して、物件DB111から検索し、検索された抽出条件及びソート指定に従ってSQL選択文を生成し、そのSQL選択文の実行をDBサーバ112に依頼する。APPサーバ113は、SQL選択文の実行結果をWEBサーバ114に供給し、WEBサーバ114は、SQL選択文の実行結果を組版ツール122に送信する。組版ツール122は、送信されてきた実行結果を物件ID及び物件データとしてテーブルビュー224に表示する。
【0076】
ステップS441乃至ステップS459は、繰り返し実行される。この繰り返しにより、ユーザが必要とするデータが補助画面に不足なく表示されることとなる。
【0077】
次に、図10を参照して、ステップS407の詳細について説明する。
【0078】
まず、ステップS405でXSL−FO電子文書の要求と共に送られてきたデータを受信する(ステップS461)。具体的には、物件ID及びカテゴリノードIDとは二者択一的に送信されてきている。また、小組テンプレートID、小組テンプレート選択条件ID及びNULLは三者択一的に送信されてきている。
【0079】
次に、小組テンプレートID又は小組テンプレート選択条件IDではなく、NULLが送信されてきたのか否かを判断する(ステップS463)。そうである場合には(ステップS463でYES)、ステップS477に進み、そうでない場合にはステップS465に進む。
【0080】
ステップS465では、小組テンプレートIDではなく、小組テンプレート選択条件IDが送信されてきたのか否かを判断する。小組テンプレート選択条件IDが送信されてきた場合には(ステップS465でYES)、ステップS467に進み、小組テンプレートIDが送信されてきた場合には(ステップS465でNO)、ステップS469に進む。
【0081】
ステップS467では、選択条件にあう小組テンプレートを取得する。具体的には、小組テンプレート選択条件IDにより識別される小組テンプレート選択条件に物件のデータが適合しているか否かを判断し、適合している場合には、その選択条件に対応する小組テンプレートを選択する。ステップS461でカテゴリノードIDを受信している場合には、そのカテゴリノードIDに対応するSQL選択文を実行して得られた全ての物件データのそれぞれについて上述の方法により小組テンプレートを選択する。ステップS467からはステップS469に進む。
【0082】
ステップS469では、ステップS461で受信した小組テンプレートIDにより特定される小組テンプレート又はステップS467で取得した小組テンプレートを記述しているXSLT電子文書を物件DB111から取得する。ステップS461でカテゴリノードIDを受信している場合には、そのカテゴリノードIDに対応する全ての物件のそれぞれについて選択された小組テンプレートを記述しているXSLT電子文書を物件DB111から取得する。
【0083】
図13及び図14にステップS469で取得されるXSLT電子文書の例を示す。
【0084】
次に、ステップS461で物件IDを受信している場合には、ステップS461で受信した物件IDを有する物件のデータを物件DB111から取得し、その物件のデータを表すXML電子文書を生成する(ステップS471)。ステップS461でカテゴリノードIDを受信している場合は、そのカテゴリノードIDに対応するSQL選択文を実行して取得した全ての物件のデータを表すXML電子文書を生成する。
【0085】
図15にステップS471で生成されるXML電子文書の例を示す。
【0086】
次に、ステップS469で取得したXSLT電子文書をステップS471で生成したXML電子文書に適用することによりXSL−FO電子文書を生成し、そのXSL−FO電子文書を組版ツール122に送信する(ステップS473)。
【0087】
図16にステップS473で生成されるXSL−FO電子文書の例を示す。
【0088】
次に、ステップS471で取得した物件のデータに画像データが含まれている場合には、その画像データを組版ツール122に送信する(ステップS475)。
【0089】
ステップS477では、ステップS471と同様に、ステップS461で物件IDを受信している場合には、ステップS461で受信した物件IDを有する物件のデータを物件DB111から取得し、その物件のデータを表すXML電子文書を生成する。また、ステップS461でカテゴリノードIDを受信している場合は、そのカテゴリノードIDに対応するSQL選択文を実行して取得した全ての物件のデータを生成する。物件データは、例えば、XMLにより記述されていても良いし、CSV形式等で記述されていても良い。
【0090】
次に、ステップS477で生成した物件データに所定のXSL−FOタグを付与することによりXSL−FO電子文書を生成し、そのXSL−FO電子文書を組版ツール122に送信する(ステップS479)。
【0091】
また、物件テーブル及び参照テーブルが図12に示すような構成を有しており、フィルタとして「大分類による分類」が設けられており、その下(第1層)に大分類の値毎のフォルダが設けられている場合において、ある大分類のフォルダがページにドラッグ・アンド・ドロップされたならば、そのフォルダに含まれる全ての物件について大分類名のテキストボックスを設けずに、大分類のテキストボックスを1つだけ生成するようにしてもよい。
【0092】
次に、ステップS477で取得した物件のデータに画像データが含まれている場合には、その画像データを組版ツール122に送信する(ステップS475)。
【0093】
[実施形態2]
物件雑誌等において、複数物件に関する諸項目を記述した表を掲載したい場合がある。しかし、小組テンプレートを利用して表を作成した場合、列数や行数が固定されているため、掲載する物件の数に対応した小組テンプレートを利用する必要が生ずる。従って、予め何種類もの小組テンプレートを作成しておく必要が生ずる。また、掲載する物件の数を増減する場合、小組テンプレートの選択もやり直す必要が生ずる。更に、一度作成した表に物件を追加したい場合も、その表を削除し、新たな表を作り直さなければならない。実施形態2は、このような問題点を解消するものであり、小組テンプレートを利用せずに表を作成する。
【0094】
本実施形態では、図17(a)に示すように、DTPソフトに組み込まれている表組み機能を利用して、テキストボックスに表を作成する。そして、図17(a)に示すような表にレコードを追加して図17(b)に示すような表を作成することができる。また、追加するレコードの表に組み込むべきフィールドが異なる場合には、図17(c)に示すように別の形式の表を追加することができる。
【0095】
次に、上記のことを可能にするための方法について説明する。
【0096】
図18を参照すると、まず、ユーザが図19に示す補助画面221Fに対して所定の設定をする(ステップS681)。
【0097】
図20を参照すると、ステップS681では、ユーザは、「小組の設定」のラジオボタングループの「選択したフィールドの素材のみを配置」のラジオボタン501−1を選択し(ステップS681−1)、「表形式で配置する」のチェックボックス501−9をチェックし(ステップS681−3)、「小組の配置位置」のラジオボタングループの「ドラッグドロップした位置に割り付け」のラジオボタン502−1を選択する(ステップS681−5)。
【0098】
図18に戻り、ユーザが図19に示す補助画面221Fの「設定」ボタン501−10を押下すると、図21に示す「表の設定」の画面594を表示するので、ユーザは必要に応じて「ヘッダを付ける」のチェックボックスをチェックし、また、「1物件を横1行に並べる」のラジオボタン又は「1物件を縦一列に並べる」のラジオボタンを選択し、最後に「OK」ボタン594−7を押下する(ステップS683)。ここで、ヘッダとはフィールド名を印刷又は表示するための領域である。
【0099】
次に、ユーザが「設定」ボタン501−2を押下する。そうすると、図22に示すような「フィールド選択ダイアログ」画面591が表示される。左側のツリービュー591−1には、物件テーブル及び参照テーブルの全てのフィールドが表示される。ユーザは、表に組み込みたいフィールドをここから選択し、右方向矢印ボタン591−2を押下することにより、表に組み込みたいフィールドを右側のリストビュー591−3にコピーする。また、ユーザは、全てのフィールドを表に組み込みたい場合には、二重右方向矢印ボタン591−4を押下することにより、全てのフィールドを右側のリストビュー591−3にコピーしても良い。ユーザが「OK」ボタン591−5を押下すると、補助画面221F(図19)に戻る(ステップS685)。
【0100】
次に、組版ツール122は、ステップS685で選択されたフィールド数をメモリに格納する(ステップS687)。
【0101】
次に、ユーザは、ページに配置されているテキストボックスのうちの表を挿入したいテキストボックスを選択する(ステップS689)。ここで、表を挿入するテキストボックスは、小組内のテキストボックスであってもよいし、小組とは別個のテキストボックスであってもよい。
【0102】
次に、ユーザはツリービュー223からフォルダをページにドラッグ・アンド・ドロップする処理又はリストビュー224から物件をページにドラッグ・アンド・ドロップする処理を行う(ステップS691)。
【0103】
次に、ページに1つの選択されたテキストボックスが存在するか否かを判断し(ステップS693)、そうであれば、組版ツール122は、WEBサーバ114、APPサーバ113及びDBサーバ112を利用して、ドラッグ・アンド・ドロップされたフォルダに含まれている物件又はドラッグ・アンド・ドロップされた物件のステップS685で選択されたフィールドのデータを物件DB111から取得する(ステップS695)。
【0104】
次に、組版ツール122は、表挿入の処理を行う(ステップS697)。
【0105】
図23を参照すると表挿入の処理(ステップS697)では、まず、表の設定値を取得する(ステップS697−1)。取得する設定値は、ステップS683で設定された表の方向とヘッダの有無である。次に、選択されているテキストボックスに既に表が存在しているか否かを判断する(ステップS697−3)。存在していない場合には(ステップS697−3でNO)、ステップS697−11に進む。存在している場合には(ステップS697−3でYES)、存在している表のうちの末尾の表の組方向とフィールド数を取得し(ステップS697−5)、ステップS687で格納したフィールド数がステップS697−5で取得したフィールド数と等しいか否かを判断する(ステップS697−7)。等しくない場合には(ステップS697−7でNO)、ステップS697−11に進む。等しい場合には(ステップS697−7でYES)、ステップS683で設定した表の組方向とステップS697−1で取得した表の組方向が等しいか否かを判断する(ステップS697−9)。等しくない場合には(ステップS697−9でNO)、ステップS697−11に進み、等しい場合には(ステップS697−9でYES)、ステップS697−13に進む。
【0106】
ステップS697−11では、選択されているテキストボックスに新規な表を追加する。このためには、組版ツール122からDTPソフトの表組みの機能を呼び出す。この機能には、(1)フィールド数、(2)テキストボックスのサイズとフィールド数から求まったフィールドの幅、(3)フィールドデータ等を渡す。
【0107】
ステップS697−13では、テキストボックスに存在する末尾の表に行又は列を追加する。このためにも組版ツール122からDTPソフトの表組みの機能を呼び出す。
[実施形態3]
実施形態3も実施形態2と同様に表を作成するものである。
【0108】
実施形態2では、作成する表のデザインを独自のものとすることができない。従って、ユーザは、表のデザインを独自のものとしたい場合、表が作成された後に、表のデザインを手作業でカスタマイズしなければならない。これは、表の数が多い場合には、繁雑な作業となる。ここで、表のデザインとは、所定の文字属性(フォント、級数、色、太字、斜体、下線、網掛けなど)や所定のセル属性(サイズ、色、罫線など)によりセルを装飾すること、所定位置の複数の列を結合すること、所定位置の複数の行を結合すること、所定位置の列を分割すること、所定位置の行を分割することなどを含む。
【0109】
そこで、実施形態3では、独自なデザインの表(カスタマイズされた表)のひな形を予め作成しておき、そのひな形にデータを流し込むことにより、表を完成させる。表の列数と行数は、データのレコード数とフィールド数に応じて自動的に調整する。一度作成した独自なデザインを多数のカテゴリに適用することにより、カテゴリ毎に生成される多数の表に適用するが可能となる。このような場合、特に、予めデザイン済みの表を作成しておき、そこにデータを流し込むことによりまとめて個々の表を完成させることの効果が大きくなる。
【0110】
また、実施形態2では、1度の一連の操作で1つの表しか作成することができない。従って、ユーザは、多数の表を作成しようとする場合、この一連の操作を繰り返さなければならない。
【0111】
そこで、実施形態3では、ツリービュー223(図19参照)で複数のフォルダが選択されたならば、一度に各フォルダ毎に表を作成する。また、作成した複数の表を現在あるDTP画面上に配置してもよいが、1つの表を含むDTPファイルを複数作成する。ユーザは、各表毎に作成されたDTPファイルを基に表が配置されているDTP画面を表示し、その表をドキュメント間(すなわち、カタログ間)でコピー・アンド・ペーストすることにより、目的とするカタログの目的の位置に作成済みの表を配置することができる。
【0112】
更に、ツリービュー223(図19参照)で複数のフォルダが選択されたならば、各フォルダ毎に表を作成するのは、前述したとおりであるが、選択されたフォルダの下に更にフォルダがある場合(選択したフォルダが親フォルダである場合)には、その配下にある最下層の各フォルダ毎に表を作成する。最下層のフォルダは選択されたフォルダの直下のフォルダであるとは限らず、複数層下のフォルダである場合もある。複数の親フォルダが選択された場合には、全ての親フォルダについて同様なことが行われる。作成された表は、DTPファイルとして保存されるが、ツリービュー223におけるフォルダのツリー構造と同一の構造を有するフォルダのツリー構造をハードディスクなどの記録媒体に構築し、最下層のフォルダにDTPファイル(すなわち、ドキュメントファイル)を格納する。
【0113】
更に、実施形態2では、「表の設定」ダイアログ594(図21参照)で、「ヘッダを付ける」にチェックを入れた場合、表にヘッダを付けられるようにしている。しかし、実施形態2で付けられる表のヘッダとして利用される文字列は、物件DB111の物件テーブルや参照テーブルにおけるフィールド名に固定されている。しかし、フィールド名以外の文字列をヘッダの文字列として利用したいというユーザからの要望がある。
【0114】
そこで、実施形態3では、フィールド名以外の文字列もヘッダの文字列として利用できるようにする。
【0115】
次に、上記のことを可能にするための方法について説明する。
【0116】
図24を参照すると、まず、ユーザによる操作に従って、DTPソフトウェアを利用して、デザイン済みの表を作成する(ステップS701)。
【0117】
次に、ログイン画面803(図25)、805(図26)をユーザインターフェースとして、ユーザをログインさせる(ステップS703)。
【0118】
次に、ユーザにより、画面801(図27参照)の「表形式で配置する」のラジオボタン801−3がチェックされることを受け付ける(ステップS707)。
【0119】
次に、表の設定のための画面807(図28参照)をユーザインターフェースとして、表の設定を行う(ステップS709)。
【0120】
図29を参照すると、ステップS709では、まず、ラジオボタングループ807−3に対するユーザの操作に従って、1物件を横一行に並べるのか、又は、1物件を縦一行に並べるのかを決定する(ステップS709−1)。次に、ラジオボタングループ807−1に対するユーザの操作に従って、デザイン済みの表に物件データを流し込むのか、又は、デザインされていない表を新たに作成するのかを決定する(ステップS709−3)。デザインされていない表を新たに作成することは、実施形態2に対応するが、実施形態2は、更に、表を1つのみ作成することに限定されている。
【0121】
図24に戻り、次に、物件DB111にある物件テーブルに含まれるフィールド及び参照テーブルに含まれるフィールドのうちのどのフィールドのデータを表に組み込むのかを、画面809(図30参照)、画面811B(図31参照)及び画面813(図32参照)に対するユーザの操作に従って、決定する(ステップS711)。
【0122】
ステップS711の詳細を図33を参照して説明する。
【0123】
まず、画面809(図30参照)を利用して、表に組み込むフィールドをユーザに選択させる(ステップS711−1)。具体的には、ユーザが「一括挿入」ボタン809−9を押下すると、フィールド選択ダイアログボックス813(図32参照)が表示される。これは、フィールド選択ダイアログボックス591(図22)を利用したフィールドの選択方法と同一であり、この説明は既にしたので省略する。フィールド選択ダイアログボックス813(図32)から画面809(図30)に戻ると、ユーザにより選択されたフィールドがリストボックス809−1に表示される。ここで、1行が物件DB111の或るテーブルの或るフィールドに対応し、1フィールドに対してテーブルの1列(1物件を横一列に並べる場合)又は1行(1物件を縦一列に並べる場合)が対応する。
【0124】
次に、画面809(図30)のラジオボタングループにおいて、「見出しなし」のラジオボタン809−3、「本体の項目名を見出しにする」のラジオボタン809−5又は「見出しとなる項目を指定する」のラジオボタン809−7のうちのどのラジオボタンが選択されたかを判断する(ステップS711−3)。「見出しなし」のラジオボタン809−3又は「本体の項目名を見出しにする」のラジオボタン809−5の何れかが選択されているならば、ステップS711の処理を終了する。
【0125】
「見出しとなる項目を指定する」のラジオボタン809−7が選択されている場合には、物件データベース111の指定されたテーブルの指定されたフィールドに実際に格納されているデータ自体が見出しとなる。こうすることにより、見出しの文字列をフィールド名の文字列と異ならせることが可能となる。
【0126】
「見出しなし」のラジオボタン809−3又は「本体の項目名を見出しにする」のラジオボタン809−5の何れかが選択されている場合には、今まで説明していたように画面809(図30)が表示されるが、「見出しとなる項目を指定する」のラジオボタン809−7が選択されている場合には、画面811(図31)が表示される。ユーザが「一括挿入」ボタン811−9を押下すると、フィールド選択ダイアログボックス813(図32参照)が表示される。フィールド選択ダイアログボックス813を利用したフィールドの選択方法は既に説明したので省略する。フィールド選択ダイアログボックス591から画面811(図31)に戻ると、ユーザにより選択されたフィールドがリストボックス811−1に表示される。ここで、1行が物件DB111のあるテーブルのあるフィールドに対応し、1フィールドに対してテーブルの各列(1物件を横一列に並べる場合)の見出し又は各行(1物件を縦一列に並べる場合)の見出しが対応する。
【0127】
次に、見出しフィールドのフィールド数と本体フィールド(実際のデータのフィールド)のフィールド数が等しいか否かを判断する(ステップS711−7)。異なっている場合には、各列に正しく見出しが付けられた表を作成することができないので、ステップS711−1に戻る。等しい場合には、ステップS711の処理を終了する。
【0128】
図24に戻り、ステップS711の次に、ユーザが、データを挿入するDTP上の表又はそのような表を含んでいるテキストボックスを選択することを受け付ける(ステップS713)。
【0129】
次に、ユーザが補助画面(割付パネル)801(図27参照)上の物件リスト801−7にある物件又はツリービュー801−5にあるカテゴリ(フォルダ)を選択し、選択したものをDTP画面にドラッグ・アンド・ドロップすることを受け付ける(ステップS715)。選択される物件は1つであっても複数であってもよいが、表を作成するのであるから、複数の物件が選択される。また、選択されるカテゴリも1つであっても複数であってもよい。最下層の1つのカテゴリが選択された場合には、そのカテゴリに属する全ての物件データを含む1つの表が生成される。最下層の複数のカテゴリが選択された場合には、各カテゴリ毎にそのカテゴリに属する全ての物件データを含む1つの表が生成される。全体では複数の表が生成される。最下層でない1つのカテゴリ(1つの親カテゴリ)が選択された場合には、その配下にある最下層の各カテゴリ毎にそのカテゴリに属する全ての物件データを含む1つの表が生成される。全体では複数の表が生成される。同時に複数の親カテゴリを選択することもでき、全ての親カテゴリについて同様なことが行われる。
【0130】
ステップS715で物件が選択され、且つ、ステップS709で「表にデータを流し込む」のラジオボタンが選択された場合には、デザイン済みの表に各物件データを流し込むことにより、表を生成するために、ステップS721に進む。
【0131】
ステップS715で物件が選択され、且つ、ステップS709で「新規に表を作成」のラジオボタンが選択された場合には、デザインなしの表を新たに作成するために、ステップS723に進む。
【0132】
ステップS715でカテゴリが選択され、且つ、ステップS709で「表にデータを流し込む」のラジオボタンが選択された場合には、各カテゴリ毎にデザイン済みの表に物件データを流し込むことにより、各カテゴリ毎の表を生成するために、ステップS725に進む。
【0133】
ステップS715でカテゴリが選択され、且つ、ステップS709で「新規に表を作成」のラジオボタンが選択された場合には、警告ダイアログを表示して処理を終了する(ステップS727)。
【0134】
次に、ステップS721の処理について図34を参照して説明する。
【0135】
まず、デザイン済みの表又はデザイン済みの表を含んだテキストボックスが選択されているか否かを判断し(ステップS721−1)、選択されていない場合には、警告ダイアログを表示して処理を終了する(ステップS721−15)。
【0136】
次に、選択されている場合には(ステップS721−1でYES)、サーバから組み版データ(具体的には、表に挿入するべきレコードの表に挿入するべきフィールドのデータを記述したXSL−FOファイル)を取得する(ステップS721−3)。表に画像も表示する場合には、画像ファイルもサーバから取得する。
【0137】
次に、表の過不足を無くす(ステップS721−5)。
【0138】
図35を参照すると、ステップS721−5では、取得した物件データのレコード数とフィールド数と見出しの有無と配置方向を基に必要な行数及び列数を計算し(ステップS721−5−1)、デザイン済みの表の行数と列数がステップS721−5−1で計算した行数及び列数と一致しない場合には、行、列又はその双方を増加又は減少させることにより、デザイン済みの表の行数及び列数をステップS721−5−1で計算した行数及び列数に一致させる(ステップS721−5−3)。ここで、列数が不足している場合には、列を右に追加する。追加する列の属性は、デザイン済みの右端の列の属性に従う。また、列が余っている場合には、列を右から順に削除する。行についても同様である。
【0139】
図34に戻り、デザイン済みの表が選択されているのか、又は、デザイン済みの表を含んだテキストボックスが選択されているのかを判断する(ステップS721−7)。
【0140】
デザイン済みの表が選択されている場合には、選択されている表(ステップS721−5で調整済み)にステップS721−3で取得したデータ(及び画像)を流し込む(ステップS721−9)。
【0141】
デザイン済みの表を含んだテキストボックスが選択されている場合には、選択されているテキストボックスのうちの最初の表(ステップS721−5で調整済み)にステップS721−3で取得したデータ(及び画像)を流し込む(ステップS721−11)。
【0142】
ステップS721−9又はステップS721−11の次に、見出し追加の処理をする(ステップS721−13)。
【0143】
図36を参照すると、ステップS721−13では、まず、画面809(図30)で、「見出しなし」のラジオボタン809−3、「本体の項目名を見出しにする」のラジオボタン809−5又は「見出しとなる項目を指定する」のラジオボタン809−7のうちのどのラジオボタンが選択されたかを判断する(ステップS721−13−1)。この判断は、既に、ステップS711−3で行われており、判断結果が変数として保存されているので、これを参照する。
【0144】
「見出しなし」のラジオボタン809−3が選択された場合には、何も処理をしない。つまり、見出しを生成するための処理を行わない。
【0145】
「本体の項目名を見出しにする」のラジオボタン809−5が選択された場合には、その通り、本体の項目名を見出しとして設定する(ステップS721−13−3)。なお、本体の項目名は、サーバから組版データ(XSL−FO文書)として既に受信している。
【0146】
「見出しとなる項目を指定する」のラジオボタン809−7が選択された場合には、見出しとして利用するフィールドデータの組版データ(XSL−FO文書)サーバから受信し(ステップS721−13−5)、そのフィールドデータ(文字列である)を見出しの文字列として設定する(ステップS721−13−7)。なお、見出しとして利用するフィールドの指定をしてあるが、どのレコードの指定されたフィールドを見出しとして利用するかを指定していない。しかし、指定されたカテゴリの最初のレコードがどのレコードであるかが予めわかっていれば、当該最初のレコードの指定されたフィールドに見出しとして利用する文字列を格納しておき、本ステップにおいて、当該最初のレコードの指定されたフィールドのデータを見出し用のデータとして利用する。また、同一のカテゴリの全てのレコードの指定されたフィールドに見出しとして利用する文字列を格納しておけば、選択されたカテゴリの任意のレコードの指定されたフィールドのデータを見出し用のデータとして利用することができる。
【0147】
次に、ステップS723の処理について図37を参照して説明する。
【0148】
図37を図23と比較すると明らかなように、ステップS723の処理は、基本的にステップS697の処理と同一である。具体的には、ステップS723−3、S723−5、S723−7、S723−9、S723−11、S723−13及びS723−15は、それぞれ、ステップS697−3、ステップS697−5、ステップS697−7、ステップS697−9、ステップS697−11及びステップS697−13に対応する。
【0149】
従って、まだ、説明していない部分のみを説明する。
【0150】
ステップS723−1では、表が選択されているのか又はテキストボックスが選択されているのかを判断し、表が選択されている場合には、その表を含んだテキストボックスが選択されているとする。
【0151】
ステップS723−13では、サーバから必要なレコードの必要なフィールドのデータの組版データ(XSL−FO文書)を取得し、それを基に、新たな未デザインの表を生成する。
【0152】
ステップS723−13では、サーバから必要なレコードの必要なフィールドのデータの組版データ(XSL−FO文書)を取得し、それを含む行又は列を既にある未デザインの表に追加する。
【0153】
次に、ステップS725の処理について図38を参照して説明する。本実施形態の導入部で説明したように、本実施形態では、ツリービュー223(図19参照)(ツリービュー801−5(図27と同一))で複数のフォルダが選択されたならば、各フォルダに対応する各カテゴリ毎に表を作成する。また、選択されたフォルダの下に更にフォルダがある場合(選択したフォルダが親フォルダである場合)には、その配下にある最下層の各フォルダに対応する各カテゴリ毎に表を作成する。ステップS725は、これを可能にするものである。
【0154】
まず、選択した全てのカテゴリ(選択した全てのフォルダ)についてステップS727−3〜S725−21の処理を繰り返す(ステップS727−1)。ここで、画面801のツリービュー上でのフォルダがカテゴリに対応する。
【0155】
ステップS725−3では、現在着目しているカテゴリに子カテゴリ(子フォルダ)が存在するか否かを判断する。
【0156】
存在しない場合には(ステップS725−3でNO)、現在着目しているカテゴリが最下層のカテゴリであるため、現在着目しているカテゴリについて表を表すドキュメントファイルを作成することとし、ステップS725−5に進む。
【0157】
存在する場合には(ステップS725−3でYES)、現在着目しているカテゴリの下のカテゴリ(子カテゴリ)について、再帰的処理をすることとし、ステップS725−15に進む。
【0158】
ステップS725−5では、表のDTPデータを格納するためのドキュメントファイルを作成する。このドキュメントファイルは、メインメモリ上に作成されていればよく、現段階では、記録媒体に未格納であってよい。また、このドキュメントファイルに従って、DTP画面にドキュメントが表示される。
【0159】
次に、ステップS725−5で新たに作成したドキュメントファイルに、選択したデザイン済みの表をコピーする(ステップS725−7)。
【0160】
次に、ステップS725−7でコピーした表を選択する(ステップS725−9)。ここで、「選択する」とは、ハンドラをつかむということであり、選択された表に対して操作をすることが可能となる。
【0161】
次に、ステップS725−9で選択した表について、表生成の処理をする(ステップS725−11)。この処理の内容は、図34を参照して説明したステップS721と同一であるため、詳細な説明を省略するが、簡単に説明すると、選択されているデザイン済みの表の行数、列数を調整した上で、現在着目しているカテゴリに含まれる物件データのうち選択されたフィールドのデータを挿入することにより、表を生成する。
【0162】
次に、ステップS725−11で生成された表を含むドキュメントファイルを保存する(ステップS725−13)。この際、ファイル名を自動的にカテゴリの名称とすることにより、ユーザが間違ったファイル名を手作業で入力してしまうことを防止することができる。そして、次のカテゴリについての処理(次の繰り返し)に進む。
【0163】
ステップS725−15では、ドキュメントファイルを保存するべき記録媒体(ハードディスクドライブなど)に、現在着目しているカテゴリの名称を有するフォルダを作成し、カレント・フォルダをそのフォルダに移動させる(ステップS725−15)。ここで、カレント・フォルダとは、ツリー・ビューでいうカレント・フォルダのことではなく、ファイル・システム上のカレント・フォルダのことである。ファイル・システム上のカレント・フォルダにステップS725−5〜S725−13の処理でドキュメントファイルが書き込まれることとなる。
【0164】
次に、子カテゴリの全てを選択し(ステップS725−17)、ステップS725−1を再帰的に呼び出す(ステップS725−19)。
【0165】
次に、1つ上のフォルダに戻り(ステップS725−21)、戻った階層で次のカテゴリについての処理(次の繰り返し)に進む。
【0166】
[実施形態4]
実施形態2では、物件DB111に格納されている物件データしかDTPデータとして利用することができなかった。しかし、一般に普及している表計算ソフトウェアや他のデータベース等により作成された表もDTPデータとして利用したいという要望がある。
【0167】
そこで、実施形態4では、CSV形式の表データを基にDTP上でデザイン済みの表を作成できるようにする。
【0168】
次に、上記のことを可能にするための方法について説明する。
【0169】
図39を参照すると、まず、ユーザによる操作に従って、DTPソフトウェアを利用して、デザイン済みの表を作成する(ステップS741)。これは、実施形態3のステップS701と同様である。
【0170】
次に、ユーザが、デザイン済みの表又はデザイン済みの表を含んだテキストボックスが選択する操作を受け付ける(ステップS743)。
【0171】
次に、ユーザが、メニューから、「表の自動組版開始(CSV)」を選択する操作を受け付ける(ステップS745)。
【0172】
次に、フォルダ指定画面を利用して、ユーザが1以上のCSVファイルのあるフォルダを指定する操作を受け付ける(ステップS747)。
【0173】
次に、フォルダ選択画面を利用して、ユーザが、生成されたドキュメントファイルを保存するフォルダを指定する操作を受け付ける(ステップS749)。
【0174】
次に、ステップS753を、ステップS747で指定されたフォルダにある全てのCSVファイルについて繰り返す(ステップS751)
次に、ステップS751の詳細について図40を参照して説明する。
【0175】
まず、表のDTPデータを格納するべきドキュメントファイルを新たに生成する(ステップS753−1)。このドキュメントファイルは、メインメモリ上に作成されていればよく、現段階では、記録媒体に未格納であってよい。また、このドキュメントファイルに従って、DTP画面にドキュメントが表示される。
【0176】
次に、ステップS753−3で生成したドキュメントファイルに、ステップS743で選択された表又はステップS743で選択されたテキストボックスに挿入されている表をコピーする(ステップS753−3)。
【0177】
次に、ステップS753−3でコピーした表を選択する(ステップS753−5)。ここで、「選択する」とは、ハンドラをつかむということであり、選択された表に対して操作をすることが可能となる。
【0178】
次に、ステップS753−3で選択された表にCSVデータを流し込む(ステップS753−7)。これは、DTPソフトウェアの機能を利用して行う。
【0179】
次に、ステップS753−1で生成され、ステップS753−3からS753−7までの処理が行われたドキュメントファイルをカレント・フォルダに保存する(ステップS753−9)。ここで、ファイルの拡張子は、ドキュメントファイルに対して決められている所定の拡張子であるが、本体部分は、CSVファイルと共通とする。これにより、ユーザが手作業でファイル名を誤入力してしまうことを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0180】
【図1】従来例によるデータベースパブリッシングシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1によるデータベースパブリッシングシステムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態1によるログイン画面及びカタログ選択画面を示す図である。
【図4】本発明の実施形態1において表示される補助画面及びページ画像を示す第1の図である。
【図5】本発明の実施形態1において表示される補助画面及びページ画像を示す第2の図である。
【図6】本発明の実施形態1において表示される補助画面及びページ画像を示す第3の図である。
【図7】本発明の実施形態1によるデータベースパブリッシングシステムにより行われるデータベースパブリッシング方法の全体を示すフローチャートである。
【図8】図7に示すステップS403の詳細を示すフローチャート(1/2)である。
【図9】図7に示すステップS403の詳細を示すフローチャート(2/2)である。
【図10】図7に示すステップS407の詳細を示すフローチャートである。
【図11】図2に示す物件DBに格納されるテーブルのうちの一部のテーブルを示す図である。
【図12】図2に示す物件DBに格納されるテーブルのうちの他の一部のテーブルを示す図である。
【図13】本発明の実施形態1により生成されるXSLT電子文書の例を示す図(1/2)である。
【図14】本発明の実施形態1により生成されるXSLT電子文書の例を示す図(2/2)である。
【図15】本発明の実施形態1により生成されるXML電子文書の例を示す図である。
【図16】本発明の実施形態1により生成されるXSL−FO電子文書の例を示す図である。
【図17】本発明の実施形態2により配置された表を示す図である。
【図18】本発明の実施形態2によるデータベースパブリッシングシステムにより行われるデータベースパブリッシング方法の全体を示すフローチャートである。
【図19】本発明の実施形態2において表示される補助画面を示す図である。
【図20】図18に示すステップS681の詳細を示すフローチャートである。
【図21】本発明の実施形態2において表示される表の設定の画面を示す図である。
【図22】本発明の実施形態2において表示されるフィールド選択ダイアログ画面を示す図である。
【図23】図18に示すステップS697の詳細を示すフローチャートである。
【図24】本発明の実施形態3による表の生成方法の全体を示すフローチャートである。
【図25】本発明の実施形態3によるログイン画面(1/2)を示す図である。
【図26】本発明の実施形態3によるログイン画面(2/2)を示す図である。
【図27】本発明の実施形態3において表示される補助画面を示す図である。
【図28】本発明の実施形態3において表示される表の設定のための画面を示す図である。
【図29】図24に示すステップS709の詳細を示すフローチャートである。
【図30】本発明の実施形態3において表示される表に含めるべきフィールドを設定するための画面を示す図である。
【図31】本発明の実施形態3において表示される表に含めるべきフィールドを設定するための画面において、「見出しとなる項目を指定する」のラジオボタンが選択されたときの変形画面を示す図である。
【図32】本発明の実施形態3において図30又は図31に示す図から呼び出される画面を示す図である。
【図33】図24に示すステップS711の詳細を示すフローチャートである。
【図34】図24に示すステップS721の詳細を示すフローチャートである。
【図35】図34に示すステップS721−5の詳細を示すフローチャートである。
【図36】図34に示すステップS721−13の詳細を示すフローチャートである。
【図37】図24に示すステップ723の詳細を示すフローチャートである。
【図38】図24に示すステップS725の詳細を示すフローチャートである。
【図39】本発明の実施形態4による表の生成方法の全体を示すフローチャートである。
【図40】図39に示すステップS753の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0181】
101 サーバサイド
102 クライアントサイド
111 物件データベース(物件DB)
112 データベースサーバ(DBサーバ)
113 アプリケーションサーバ(APPサーバ)
114 WEBサーバ
121 データベース編集ツール(DB編集ツール)
122 組版ツール
132 ファイアーウォール
【特許請求の範囲】
【請求項1】
指定された物件の指定されたフィールドのデータを一覧表示するための表を表すDTPデータを生成するためのDTPデータ生成方法において、
DTPソフトウェアの補助画面を表示し、該補助画面において物件の指定及びフィールドの指定を受け付け、指定された物件の物件識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報を得る識別情報入力ステップと、
指定された物件データの識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、指定された物件の指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索するデータ検索ステップと、
指定された物件の件数、指定されたフィールドの数を少なくとも基にして、DTPデータとなっているデザイン済みの表の行数及び列数を調整する表サイズ調整ステップと、
前記表サイズ調整ステップで調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、前記データ検索ステップで検索されたデータを挿入するデータ挿入ステップと、
を備えることを特徴とするDTPデータ生成方法。
【請求項2】
請求項1に記載のDTPデータ生成方法において、
前記データ検索ステップで検索されたデータを基に、組版用データを生成する組版データ生成ステップを更に備え、
前記データ挿入ステップでは、前記表サイズ調整ステップで調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、前記組版用データで表されるデータを挿入することを特徴とするDTPデータ生成方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のDTPデータ生成方法において、
前記表サイズ調整ステップでは、行を増加させる場合には、増加させる行にデザイン済みの表の最終行のデザインを適用し、列を増加させる場合には、増加させる行にデザイン済みの表の最終列のデザインを適用することを特徴とするDTPデータ生成方法。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか1項に記載のDTPデータ生成方法において、
DTPソフトウェアの補助画面を表示し、該画面において表の各項目のタイトルとして利用するフィールドの指定を受け付け、指定されたフィールドのフィールド識別情報を得るタイトル用フィールド識別情報入力ステップと、
前記識別情報入力ステップで指定された物件のうちの何れかの物件の識別情報及びタイトル用フィールド識別情報入力ステップで指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、前記識別情報入力ステップで指定された物件のうちの何れかの物件のタイトル用フィールド識別情報入力ステップで指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索するタイトル用フィールドデータ検索ステップと、
前記表サイズ調整ステップで調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、タイトル用フィールドデータ検索ステップで検索されたデータを表の各項目のタイトルとして挿入するタイトル用フィールドデータ挿入ステップと、
を更に備えることを特徴とするDTPデータ生成方法。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか1項に記載のDTPデータ生成方法において、
前記識別情報入力ステップでは、前記補助画面において、物件の指定を直接受け付ける代わりに、1以上の物件を含むカテゴリの指定を受け付け、
前記データ検索ステップでは、指定されたカテゴリの識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、指定されたカテゴリに含まれる物件の指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索することを特徴とするDTPデータ生成方法。
【請求項6】
請求項5に記載のDTPデータ生成方法において、
前記識別情報入力ステップでは、複数のカテゴリの指定を受け、
前記データ検索ステップ、前記表サイズ調整ステップ及び前記データ挿入ステップは、各カテゴリ毎に行われ、これにより、まとめて各カテゴリ毎の表用DTPデータが生成されることを特徴とするDTPデータ生成方法。
【請求項7】
請求項6に記載のDTPデータ生成方法において、
前記識別情報入力ステップでは、複数のカテゴリの指定を受けることは、複数のカテゴリを含む上位のカテゴリの指定を受けることにより行われ、
前記カテゴリのツリーと同様な階層構造を有するフォルダツリーを記録媒体に生成するフォルダツリー生成ステップを更に備え、
各カテゴリ毎の表用DTPデータは、該当するカテゴリに対応するフォルダに記録されることを特徴とするDTPデータ生成方法。
【請求項8】
指定された物件の指定されたフィールドのデータを一覧表示するための表を表すDTPデータを生成するためのDTPデータ生成装置において、
DTPソフトウェアの補助画面を表示し、該補助画面において物件の指定及びフィールドの指定を受け付け、指定された物件の物件識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報を得る識別情報入力手段と、
指定された物件データの識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、指定された物件の指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索するデータ検索手段と、
指定された物件の件数、指定されたフィールドの数を少なくとも基にして、DTPデータとなっているデザイン済みの表の行数及び列数を調整する表サイズ調整手段と、
前記表サイズ調整手段で調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、前記データ検索手段で検索されたデータを挿入するデータ挿入手段と、
を備えることを特徴とするDTPデータ生成装置。
【請求項9】
請求項8に記載のDTPデータ生成装置において、
前記データ検索手段で検索されたデータを基に、組版用データを生成する組版データ生成手段を更に備え、
前記データ挿入手段では、前記表サイズ調整手段で調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、前記組版用データで表されるデータを挿入することを特徴とするDTPデータ生成装置。
【請求項10】
請求項8又は9に記載のDTPデータ生成装置において、
前記表サイズ調整手段は、行を増加させる場合には、増加させる行にデザイン済みの表の最終行のデザインを適用し、列を増加させる場合には、増加させる行にデザイン済みの表の最終列のデザインを適用することを特徴とするDTPデータ生成装置。
【請求項11】
請求項8乃至10の何れか1項に記載のDTPデータ生成装置において、
DTPソフトウェアの補助画面を表示し、該画面において表の各項目のタイトルとして利用するフィールドの指定を受け付け、指定されたフィールドのフィールド識別情報を得るタイトル用フィールド識別情報入力手段と、
前記識別情報入力手段で指定された物件のうちの何れかの物件の識別情報及びタイトル用フィールド識別情報入力手段で指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、前記識別情報入力手段で指定された物件のうちの何れかの物件のタイトル用フィールド識別情報入力手段で指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索するタイトル用フィールドデータ検索手段と、
前記表サイズ調整手段で調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、タイトル用フィールドデータ検索手段で検索されたデータを表の各項目のタイトルとして挿入するタイトル用フィールドデータ挿入手段と、
を更に備えることを特徴とするDTPデータ生成装置。
【請求項12】
請求項8乃至11の何れか1項に記載のDTPデータ生成装置において、
前記識別情報入力手段は、前記補助画面において、物件の指定を直接受け付ける代わりに、1以上の物件を含むカテゴリの指定を受け付け、
前記データ検索手段は、指定されたカテゴリの識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、指定されたカテゴリに含まれる物件の指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索することを特徴とするDTPデータ生成装置。
【請求項13】
請求項12に記載のDTPデータ生成装置において、
前記識別情報入力手段では、複数のカテゴリの指定を受け、
前記データ検索手段、前記表サイズ調整手段及び前記データ挿入手段は、各カテゴリ毎に動作し、これにより、まとめて各カテゴリ毎の表用DTPデータが生成されることを特徴とするDTPデータ生成装置。
【請求項14】
請求項13に記載のDTPデータ生成装置において、
前記識別情報入力手段は、複数のカテゴリの指定を受けることを、複数のカテゴリを含む上位のカテゴリの指定を受けることにより行い、
前記カテゴリのツリーと同様な階層構造を有するフォルダツリーを記録媒体に生成するフォルダツリー生成手段を更に備え、
各カテゴリ毎の表用DTPデータは、該当するカテゴリに対応するフォルダに記録されることを特徴とするDTPデータ生成装置。
【請求項15】
請求項1乃至7の何れか1項に記載のDTPデータ生成方法をコンピュータに行わせるためのDTPデータ生成プログラム。
【請求項1】
指定された物件の指定されたフィールドのデータを一覧表示するための表を表すDTPデータを生成するためのDTPデータ生成方法において、
DTPソフトウェアの補助画面を表示し、該補助画面において物件の指定及びフィールドの指定を受け付け、指定された物件の物件識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報を得る識別情報入力ステップと、
指定された物件データの識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、指定された物件の指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索するデータ検索ステップと、
指定された物件の件数、指定されたフィールドの数を少なくとも基にして、DTPデータとなっているデザイン済みの表の行数及び列数を調整する表サイズ調整ステップと、
前記表サイズ調整ステップで調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、前記データ検索ステップで検索されたデータを挿入するデータ挿入ステップと、
を備えることを特徴とするDTPデータ生成方法。
【請求項2】
請求項1に記載のDTPデータ生成方法において、
前記データ検索ステップで検索されたデータを基に、組版用データを生成する組版データ生成ステップを更に備え、
前記データ挿入ステップでは、前記表サイズ調整ステップで調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、前記組版用データで表されるデータを挿入することを特徴とするDTPデータ生成方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のDTPデータ生成方法において、
前記表サイズ調整ステップでは、行を増加させる場合には、増加させる行にデザイン済みの表の最終行のデザインを適用し、列を増加させる場合には、増加させる行にデザイン済みの表の最終列のデザインを適用することを特徴とするDTPデータ生成方法。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか1項に記載のDTPデータ生成方法において、
DTPソフトウェアの補助画面を表示し、該画面において表の各項目のタイトルとして利用するフィールドの指定を受け付け、指定されたフィールドのフィールド識別情報を得るタイトル用フィールド識別情報入力ステップと、
前記識別情報入力ステップで指定された物件のうちの何れかの物件の識別情報及びタイトル用フィールド識別情報入力ステップで指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、前記識別情報入力ステップで指定された物件のうちの何れかの物件のタイトル用フィールド識別情報入力ステップで指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索するタイトル用フィールドデータ検索ステップと、
前記表サイズ調整ステップで調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、タイトル用フィールドデータ検索ステップで検索されたデータを表の各項目のタイトルとして挿入するタイトル用フィールドデータ挿入ステップと、
を更に備えることを特徴とするDTPデータ生成方法。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか1項に記載のDTPデータ生成方法において、
前記識別情報入力ステップでは、前記補助画面において、物件の指定を直接受け付ける代わりに、1以上の物件を含むカテゴリの指定を受け付け、
前記データ検索ステップでは、指定されたカテゴリの識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、指定されたカテゴリに含まれる物件の指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索することを特徴とするDTPデータ生成方法。
【請求項6】
請求項5に記載のDTPデータ生成方法において、
前記識別情報入力ステップでは、複数のカテゴリの指定を受け、
前記データ検索ステップ、前記表サイズ調整ステップ及び前記データ挿入ステップは、各カテゴリ毎に行われ、これにより、まとめて各カテゴリ毎の表用DTPデータが生成されることを特徴とするDTPデータ生成方法。
【請求項7】
請求項6に記載のDTPデータ生成方法において、
前記識別情報入力ステップでは、複数のカテゴリの指定を受けることは、複数のカテゴリを含む上位のカテゴリの指定を受けることにより行われ、
前記カテゴリのツリーと同様な階層構造を有するフォルダツリーを記録媒体に生成するフォルダツリー生成ステップを更に備え、
各カテゴリ毎の表用DTPデータは、該当するカテゴリに対応するフォルダに記録されることを特徴とするDTPデータ生成方法。
【請求項8】
指定された物件の指定されたフィールドのデータを一覧表示するための表を表すDTPデータを生成するためのDTPデータ生成装置において、
DTPソフトウェアの補助画面を表示し、該補助画面において物件の指定及びフィールドの指定を受け付け、指定された物件の物件識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報を得る識別情報入力手段と、
指定された物件データの識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、指定された物件の指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索するデータ検索手段と、
指定された物件の件数、指定されたフィールドの数を少なくとも基にして、DTPデータとなっているデザイン済みの表の行数及び列数を調整する表サイズ調整手段と、
前記表サイズ調整手段で調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、前記データ検索手段で検索されたデータを挿入するデータ挿入手段と、
を備えることを特徴とするDTPデータ生成装置。
【請求項9】
請求項8に記載のDTPデータ生成装置において、
前記データ検索手段で検索されたデータを基に、組版用データを生成する組版データ生成手段を更に備え、
前記データ挿入手段では、前記表サイズ調整手段で調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、前記組版用データで表されるデータを挿入することを特徴とするDTPデータ生成装置。
【請求項10】
請求項8又は9に記載のDTPデータ生成装置において、
前記表サイズ調整手段は、行を増加させる場合には、増加させる行にデザイン済みの表の最終行のデザインを適用し、列を増加させる場合には、増加させる行にデザイン済みの表の最終列のデザインを適用することを特徴とするDTPデータ生成装置。
【請求項11】
請求項8乃至10の何れか1項に記載のDTPデータ生成装置において、
DTPソフトウェアの補助画面を表示し、該画面において表の各項目のタイトルとして利用するフィールドの指定を受け付け、指定されたフィールドのフィールド識別情報を得るタイトル用フィールド識別情報入力手段と、
前記識別情報入力手段で指定された物件のうちの何れかの物件の識別情報及びタイトル用フィールド識別情報入力手段で指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、前記識別情報入力手段で指定された物件のうちの何れかの物件のタイトル用フィールド識別情報入力手段で指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索するタイトル用フィールドデータ検索手段と、
前記表サイズ調整手段で調整されたデザイン済みの表のDTPデータに、タイトル用フィールドデータ検索手段で検索されたデータを表の各項目のタイトルとして挿入するタイトル用フィールドデータ挿入手段と、
を更に備えることを特徴とするDTPデータ生成装置。
【請求項12】
請求項8乃至11の何れか1項に記載のDTPデータ生成装置において、
前記識別情報入力手段は、前記補助画面において、物件の指定を直接受け付ける代わりに、1以上の物件を含むカテゴリの指定を受け付け、
前記データ検索手段は、指定されたカテゴリの識別情報及び指定されたフィールドのフィールド識別情報をキーにして、指定されたカテゴリに含まれる物件の指定されたフィールドのデータを物件データベースから検索することを特徴とするDTPデータ生成装置。
【請求項13】
請求項12に記載のDTPデータ生成装置において、
前記識別情報入力手段では、複数のカテゴリの指定を受け、
前記データ検索手段、前記表サイズ調整手段及び前記データ挿入手段は、各カテゴリ毎に動作し、これにより、まとめて各カテゴリ毎の表用DTPデータが生成されることを特徴とするDTPデータ生成装置。
【請求項14】
請求項13に記載のDTPデータ生成装置において、
前記識別情報入力手段は、複数のカテゴリの指定を受けることを、複数のカテゴリを含む上位のカテゴリの指定を受けることにより行い、
前記カテゴリのツリーと同様な階層構造を有するフォルダツリーを記録媒体に生成するフォルダツリー生成手段を更に備え、
各カテゴリ毎の表用DTPデータは、該当するカテゴリに対応するフォルダに記録されることを特徴とするDTPデータ生成装置。
【請求項15】
請求項1乃至7の何れか1項に記載のDTPデータ生成方法をコンピュータに行わせるためのDTPデータ生成プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図5】
【図6】
【図2】
【図3】
【図4】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図5】
【図6】
【公開番号】特開2006−323838(P2006−323838A)
【公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−118059(P2006−118059)
【出願日】平成18年4月21日(2006.4.21)
【出願人】(000162113)共同印刷株式会社 (488)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年4月21日(2006.4.21)
【出願人】(000162113)共同印刷株式会社 (488)
【Fターム(参考)】
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