HER抗体の一定投薬
本出願は、一定用量のHER抗体、例えばパーツズマブに関する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一又は複数の一定用量のHER抗体を癌を治療するために有効な量でヒト患者に投与することを含む、癌の治療方法。
【請求項2】
前記抗体が、EGFR、HER2及びHER3からなる群から選択されるHERレセプターに結合する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抗体がHER2に結合する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記HER2抗体がHER2細胞外ドメインのドメインIIに結合する、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記抗体がHER2細胞外ドメインのドメインIとIIとIIIとの結合部に結合する、請求項1ないし4の何れか一に記載の方法。
【請求項6】
前記HER抗体がEGFR又はHER3とHER2とのヘテロ二量体化を阻害する、請求項1ないし5の何れか一に記載の方法。
【請求項7】
前記HER抗体が、それぞれ配列番号3及び4の可変軽鎖及び可変重鎖のアミノ酸配列を含有してなる、請求項1ないし6の何れか一に記載の方法。
【請求項8】
前記HER抗体がパーツズマブである、請求項1ないし7の何れか一に記載の方法。
【請求項9】
前記の一定用量がおよそ20mgからおよそ2000mgの範囲のHER抗体である、請求項1ないし8の何れか一に記載の方法。
【請求項10】
前記の一定用量が、HER抗体のおよそ420mg、およそ525mg、およそ840mg及びおよそ1050mgからなる群から選択されるものである、請求項1ないし9の何れか一に記載の方法。
【請求項11】
前記の一定用量がおよそ420mgのHER抗体である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記の一定用量がおよそ1050mgのHER抗体である、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
HER抗体の一定用量が、およそ毎週、およそ2週間ごと、およそ3週間ごと又はおよそ4週間ごとに患者に投与される、請求項1ないし12の何れか一に記載の方法。
【請求項14】
前記HER抗体の一定用量がおよそ3週間ごとに患者に投与される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記HER抗体が裸の抗体である、請求項1ないし14の何れか一に記載の方法。
【請求項16】
前記HER抗体が完全な抗体である、請求項1ないし15の何れか一に記載の方法。
【請求項17】
前記HER抗体が、抗原結合領域を含んでなる抗体断片である、請求項1ないし15の何れか一に記載の方法。
【請求項18】
前記HER抗体がヒト化IgG1抗体又はヒトIgG1抗体である、請求項1ないし17の何れか一に記載の方法。
【請求項19】
前記癌がHERの発現、増幅又は活性化を表す、請求項1ないし18の何れか一に記載の方法。
【請求項20】
前記癌が、卵巣癌、腹膜癌又は卵管癌である、請求項1ないし19の何れか一に記載の方法。
【請求項21】
前記癌が転移性乳癌(MBC)である、請求項1ないし19の何れか一に記載の方法。
【請求項22】
前記癌が非小細胞肺癌(NSCLC)である、請求項1ないし19の何れか一に記載の方法。
【請求項23】
前記癌が前立腺癌である、請求項1ないし19の何れか一に記載の方法。
【請求項24】
前記癌が結腸直腸癌である、請求項1ないし19の何れか一に記載の方法。
【請求項25】
前記患者に第二の治療薬が投与されることを含む、請求項1ないし24の何れか一に記載の方法。
【請求項26】
前記の第二の治療薬が、化学療法剤、異なるHER抗体、異なる腫瘍関連抗原に対する抗体、抗ホルモン化合物、心臓保護剤、サイトカイン、EGFR標的薬剤、抗血管形成剤、チロシンキナーゼインヒビター、COXインヒビター、非ステロイド系抗炎症薬、ファルネシルトランスフェラーゼインヒビター、癌胎児性タンパク質CA 125を結合する抗体、HER2ワクチン、他のHER標的治療、Raf又はras癌遺伝子インヒビター、ドキソルビシンHCLリポソーム注射、トポテカン、タキサン、二重チロシンキナーゼインヒビター、TLK286、EMD-7200、嘔気を治療する医薬、皮膚発疹を予防又は治療する医薬又は標準的なざ瘡治療、体温減少医薬及び造血成長因子からなる群から選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記の第二の治療薬が化学療法剤である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記の化学療法剤が抗代謝性化学療法剤である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記抗代謝性化学療法剤がゲムシタビンである、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記の第二の治療薬がトラスツズマブ、エルロチニブHCL、又はベバシズマブである、請求項26に記載の方法。
【請求項31】
少なくとも一の一定用量のパーツズマブを患者に投与することを含み、該一定用量がパーツズマブのおよそ420mg、およそ525mg、およそ840mg及びおよそ1050mgからなる群から選択されるものである、ヒト患者の癌の治療方法。
【請求項32】
一定用量のパーツズマブがおよそ3週間ごとに患者に投与される、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記癌が、卵巣癌、腹膜癌、卵管癌、転移性乳癌(MBC)、非小細胞肺癌(NSCLC)、前立腺癌及び結腸直腸癌からなる群から選択される、請求項31又は請求項32に記載の方法。
【請求項34】
一定用量のHER抗体を含有してなるバイアルを具備する製造品であって、該一定用量がHER抗体のおよそ420mg、およそ525mg、およそ840mg及びおよそ1050mgからなる群から選択されるものである、製造品。
【請求項35】
前記HER抗体がパーツズマブである、請求項34に記載の製造品。
【請求項36】
さらに、使用者に一定用量を癌患者に投与することを指示するパッケージ挿入物を具備する請求項34又は請求項35に記載の製造品。
【請求項37】
前記癌が、卵巣癌、腹膜癌、卵管癌、転移性乳癌(MBC)、非小細胞肺癌(NSCLC)、前立腺癌及び結腸直腸癌からなる群から選択される、請求項36に記載の製造品。
【請求項38】
さらに、前記パッケージ挿入物が、使用者に、HER発現、増幅又は活性化を表す癌患者に一定用量を投与することを指示する、請求項36又は請求項37に記載の製造品。
【請求項39】
第一のバイアルがおよそ840mgのパーツズマブの一定用量を包含しており、第二のバイアルがおよそ420mgのパーツズマブの一定用量を包含する、2つのバイアルを具備する請求項34ないし38の何れか一に記載の製造品。
【請求項40】
第一のバイアルがおよそ1050mgのパーツズマブの一定用量を包含しており、第二のバイアルがおよそ525mgのパーツズマブの一定用量を包含する、2つのバイアルを具備する請求項34ないし38の何れか一に記載の製造品。
【請求項1】
一又は複数の一定用量のHER抗体を癌を治療するために有効な量でヒト患者に投与することを含む、癌の治療方法。
【請求項2】
前記抗体が、EGFR、HER2及びHER3からなる群から選択されるHERレセプターに結合する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抗体がHER2に結合する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記HER2抗体がHER2細胞外ドメインのドメインIIに結合する、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記抗体がHER2細胞外ドメインのドメインIとIIとIIIとの結合部に結合する、請求項1ないし4の何れか一に記載の方法。
【請求項6】
前記HER抗体がEGFR又はHER3とHER2とのヘテロ二量体化を阻害する、請求項1ないし5の何れか一に記載の方法。
【請求項7】
前記HER抗体が、それぞれ配列番号3及び4の可変軽鎖及び可変重鎖のアミノ酸配列を含有してなる、請求項1ないし6の何れか一に記載の方法。
【請求項8】
前記HER抗体がパーツズマブである、請求項1ないし7の何れか一に記載の方法。
【請求項9】
前記の一定用量がおよそ20mgからおよそ2000mgの範囲のHER抗体である、請求項1ないし8の何れか一に記載の方法。
【請求項10】
前記の一定用量が、HER抗体のおよそ420mg、およそ525mg、およそ840mg及びおよそ1050mgからなる群から選択されるものである、請求項1ないし9の何れか一に記載の方法。
【請求項11】
前記の一定用量がおよそ420mgのHER抗体である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記の一定用量がおよそ1050mgのHER抗体である、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
HER抗体の一定用量が、およそ毎週、およそ2週間ごと、およそ3週間ごと又はおよそ4週間ごとに患者に投与される、請求項1ないし12の何れか一に記載の方法。
【請求項14】
前記HER抗体の一定用量がおよそ3週間ごとに患者に投与される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記HER抗体が裸の抗体である、請求項1ないし14の何れか一に記載の方法。
【請求項16】
前記HER抗体が完全な抗体である、請求項1ないし15の何れか一に記載の方法。
【請求項17】
前記HER抗体が、抗原結合領域を含んでなる抗体断片である、請求項1ないし15の何れか一に記載の方法。
【請求項18】
前記HER抗体がヒト化IgG1抗体又はヒトIgG1抗体である、請求項1ないし17の何れか一に記載の方法。
【請求項19】
前記癌がHERの発現、増幅又は活性化を表す、請求項1ないし18の何れか一に記載の方法。
【請求項20】
前記癌が、卵巣癌、腹膜癌又は卵管癌である、請求項1ないし19の何れか一に記載の方法。
【請求項21】
前記癌が転移性乳癌(MBC)である、請求項1ないし19の何れか一に記載の方法。
【請求項22】
前記癌が非小細胞肺癌(NSCLC)である、請求項1ないし19の何れか一に記載の方法。
【請求項23】
前記癌が前立腺癌である、請求項1ないし19の何れか一に記載の方法。
【請求項24】
前記癌が結腸直腸癌である、請求項1ないし19の何れか一に記載の方法。
【請求項25】
前記患者に第二の治療薬が投与されることを含む、請求項1ないし24の何れか一に記載の方法。
【請求項26】
前記の第二の治療薬が、化学療法剤、異なるHER抗体、異なる腫瘍関連抗原に対する抗体、抗ホルモン化合物、心臓保護剤、サイトカイン、EGFR標的薬剤、抗血管形成剤、チロシンキナーゼインヒビター、COXインヒビター、非ステロイド系抗炎症薬、ファルネシルトランスフェラーゼインヒビター、癌胎児性タンパク質CA 125を結合する抗体、HER2ワクチン、他のHER標的治療、Raf又はras癌遺伝子インヒビター、ドキソルビシンHCLリポソーム注射、トポテカン、タキサン、二重チロシンキナーゼインヒビター、TLK286、EMD-7200、嘔気を治療する医薬、皮膚発疹を予防又は治療する医薬又は標準的なざ瘡治療、体温減少医薬及び造血成長因子からなる群から選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記の第二の治療薬が化学療法剤である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記の化学療法剤が抗代謝性化学療法剤である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記抗代謝性化学療法剤がゲムシタビンである、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記の第二の治療薬がトラスツズマブ、エルロチニブHCL、又はベバシズマブである、請求項26に記載の方法。
【請求項31】
少なくとも一の一定用量のパーツズマブを患者に投与することを含み、該一定用量がパーツズマブのおよそ420mg、およそ525mg、およそ840mg及びおよそ1050mgからなる群から選択されるものである、ヒト患者の癌の治療方法。
【請求項32】
一定用量のパーツズマブがおよそ3週間ごとに患者に投与される、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記癌が、卵巣癌、腹膜癌、卵管癌、転移性乳癌(MBC)、非小細胞肺癌(NSCLC)、前立腺癌及び結腸直腸癌からなる群から選択される、請求項31又は請求項32に記載の方法。
【請求項34】
一定用量のHER抗体を含有してなるバイアルを具備する製造品であって、該一定用量がHER抗体のおよそ420mg、およそ525mg、およそ840mg及びおよそ1050mgからなる群から選択されるものである、製造品。
【請求項35】
前記HER抗体がパーツズマブである、請求項34に記載の製造品。
【請求項36】
さらに、使用者に一定用量を癌患者に投与することを指示するパッケージ挿入物を具備する請求項34又は請求項35に記載の製造品。
【請求項37】
前記癌が、卵巣癌、腹膜癌、卵管癌、転移性乳癌(MBC)、非小細胞肺癌(NSCLC)、前立腺癌及び結腸直腸癌からなる群から選択される、請求項36に記載の製造品。
【請求項38】
さらに、前記パッケージ挿入物が、使用者に、HER発現、増幅又は活性化を表す癌患者に一定用量を投与することを指示する、請求項36又は請求項37に記載の製造品。
【請求項39】
第一のバイアルがおよそ840mgのパーツズマブの一定用量を包含しており、第二のバイアルがおよそ420mgのパーツズマブの一定用量を包含する、2つのバイアルを具備する請求項34ないし38の何れか一に記載の製造品。
【請求項40】
第一のバイアルがおよそ1050mgのパーツズマブの一定用量を包含しており、第二のバイアルがおよそ525mgのパーツズマブの一定用量を包含する、2つのバイアルを具備する請求項34ないし38の何れか一に記載の製造品。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図12A−C】
【図12D−F】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図12A−C】
【図12D−F】
【図13】
【図14】
【公表番号】特表2008−528486(P2008−528486A)
【公表日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−552110(P2007−552110)
【出願日】平成17年6月15日(2005.6.15)
【国際出願番号】PCT/US2005/021287
【国際公開番号】WO2006/078307
【国際公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月15日(2005.6.15)
【国際出願番号】PCT/US2005/021287
【国際公開番号】WO2006/078307
【国際公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]