説明

IDカード再発行システム、IDカード発行装置及びIDカード再発行方法

【課題】手間と時間をかけることなくIDカードを再発行することができるIDカード再発行システム、IDカード発行装置及びIDカード再発行方法を提供する。
【解決手段】撮影装置2と、IDカード発行装置3と、を備えるIDカード再発行システム1000において、IDカード発行装置3には、IDカードの再発行を申請した申請者のID番号を入力するID番号入力装置32と、CPU311に、CPU311の抽出プログラム3136の実行により抽出された撮影装置識別番号によって識別された撮影装置2に、ID番号入力装置32により入力されたID番号に対応付けられた個人情報及び顔画像情報の送信を要求する要求プログラム3137と、当該取得された個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、IDカードにプリントするプリント装置33と、を備えるよう構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、IDカード再発行システム、IDカード発行装置及びIDカード再発行方法に関する。
【背景技術】
【0002】
運転免許証や社員証などの各種IDカードは、社会生活の上で一般化し、欠くことのできないものとなっている。IDカードを発行するIDカード発行システムは、例えば、当該IDカード発行システムを統括的に制御するホストコンピュータ、IDカードの申請者の顔画像情報を取得する撮影装置、当該申請者のID番号、個人情報、顔画像情報などを記憶する記憶装置、当該申請者の個人情報や顔画像情報などに基づいて、IDカードに文字や顔写真をプリントするIDカード発行装置、これらの装置を操作する端末などから構成されている。
【0003】
このようなIDカード発行システムにおいては、例えば、IDカードにゴミが付いていたりプリントされた文字や顔写真が擦れているといったIDカードへのプリントに不具合があった場合や、IDカードを紛失した場合には、IDカードを再発行する必要がある。IDカードの再発行の際には、例えば、まず、端末から、再発行申請者のID番号が入力される。すると、例えば、当該入力されたID番号に対応付けられた個人情報や顔画像情報などが、記憶装置から抽出され、当該抽出された個人情報や顔画像情報などに基づく文字や顔写真が、IDカード発行装置によってIDカードにプリントされるようになっている(例えば、特許文献1,2参照)。
【特許文献1】特開2000−113288号公報
【特許文献2】特開2003−1981号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1,2においては、オペレータは、端末を使用して、再発行申請者のID番号を入力するため、端末とIDカード発行装置とが離れた場所に設置されている場合などには、端末が設置された場所とIDカード発行装置が設置された場所とを往復しなければならなくなって、再発行に手間と時間がかかるという問題がある。具体的には、例えば、IDカード発行装置から発行されたIDカードを見て、不具合を発見した場合には、オペレータは、IDカード発行装置が設置された場所から端末が設置された場所まで移動して、端末を使用してID番号を入力し、その後、IDカード発行装置が設置された場所まで戻って、再発行されたIDカードを入手する必要がある。
【0005】
また、IDカード発行システムによっては、撮影装置を使用してID番号を入力するものもあり、撮影装置とIDカード発行装置とが離れた場所に設置されている場合などには、端末とIDカード発行装置とが離れた場所に設置されている場合と同様の問題が生じる。さらに、IDカード発行システムによっては、顔画像情報が撮影装置に記憶されているものもあり、撮影装置が複数ある場合には、各撮影装置が設置された場所まで移動して、撮影装置に記憶された顔画像情報に基づく顔画像と、再発行申請者の顔画像とを照合する必要があるため、より一層、再発行に手間と時間がかかる。
【0006】
本発明の課題は、手間と時間をかけることなくIDカードを再発行することができるIDカード再発行システム、IDカード発行装置及びIDカード再発行方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、IDカードの発行を申請した申請者の顔画像情報を取得する複数の撮影装置と、当該複数の撮影装置とネットワークを介して接続されたIDカード発行装置と、を備えるIDカード再発行システムにおいて、前記撮影装置は、前記申請者を識別する申請者識別情報と、当該申請者の個人情報とを対応付けて記憶する個人情報記憶手段と、前記申請者を識別する申請者識別情報と、当該撮影装置により取得された当該申請者の顔画像情報とを対応付けて記憶する顔画像情報記憶手段と、前記申請者の申請者識別情報と個人情報と顔画像情報とを、当該撮影装置を識別する撮影装置識別情報とともに前記IDカード発行装置に送信する第1の送信手段と、前記IDカード発行装置からの要求に基づいて、要求された申請者識別情報に対応する個人情報と顔画像情報とを、前記個人情報記憶手段及び前記顔画像情報記憶手段から抽出して前記IDカード発行装置に送信する第2の送信手段と、を備え、前記IDカード発行装置は、前記第1の送信手段により送信された申請者識別情報と撮影装置識別情報とを対応付けて記憶する撮影装置識別情報記憶手段と、前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力手段と、前記撮影装置識別情報記憶手段を検索して、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた撮影装置識別情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された撮影装置識別情報によって識別された撮影装置に、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報及び顔画像情報の送信を要求する要求手段と、前記第2の送信手段により送信された個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリント手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、IDカードの発行を申請した申請者の顔画像情報を取得する複数の撮影装置と、申請者の個人情報を記憶する記憶装置と、当該複数の撮影装置及び当該記憶装置とネットワークを介して接続されたIDカード発行装置と、を備えるIDカード再発行システムにおいて、前記撮影装置は、前記記憶装置に対して申請者の個人情報の送信を要求する個人情報要求手段と、前記記憶装置から申請者の個人情報を取得する個人情報取得手段と、前記申請者を識別する申請者識別情報と、当該撮影装置により取得された当該申請者の顔画像情報とを対応付けて記憶する顔画像情報記憶手段と、前記申請者の申請者識別情報と前記記憶装置から取得した個人情報と顔画像情報とを、当該撮影装置を識別する撮影装置識別情報とともに前記IDカード発行装置に送信する第1の送信手段と、前記IDカード発行装置からの要求に基づいて、要求された申請者識別情報に対応する顔画像情報を、前記顔画像情報記憶手段から抽出して前記IDカード発行装置に送信する第2の送信手段と、を備え、前記記憶装置は、前記撮影装置及び前記IDカード発行装置からの要求に基づいて、要求された個人情報を、前記撮影装置及び前記IDカード発行装置に送信する個人情報送信手段を備え、前記IDカード発行装置は、前記第1の送信手段により送信された申請者識別情報と撮影装置識別情報とを対応付けて記憶する撮影装置識別情報記憶手段と、前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力手段と、前記撮影装置識別情報記憶手段を検索して、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた撮影装置識別情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された撮影装置識別情報によって識別された撮影装置に、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた顔画像情報の送信を要求する第1の要求手段と、前記記憶装置に、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報の送信を要求する第2の要求手段と、前記第2の送信手段により送信された顔画像情報と、前記個人情報送信手段により送信された個人情報とに基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリント手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、ネットワークを介して接続された撮影装置から送信された、IDカードの発行を申請した申請者の個人情報及び当該申請者の顔画像情報に基づく画像
をプリントしたIDカードを発行するIDカード発行装置において、前記IDカードの発行時に前記撮影装置から送信された、申請者を識別する申請者識別情報と、前記個人情報と、前記顔画像情報とを対応付けて記憶する申請者情報記憶手段と、前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力手段と、前記申請者情報記憶手段を検索して、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報及び顔画像情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリント手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、ネットワークを介して接続された撮影装置から送信されたIDカードの発行を申請した申請者の顔画像情報と、ネットワークを介して接続された申請者の個人情報を記憶する記憶装置から送信されたIDカードの発行を申請した申請者の個人情報とに基づく画像をプリントしたIDカードを発行するIDカード発行装置において、前記IDカードの発行時に前記撮影装置から送信された、申請者識別情報と顔画像情報とを対応付けて記憶する顔画像情報記憶手段と、前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力手段と、前記顔画像情報記憶手段を検索して、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた顔画像情報を取得する第1の取得手段と、前記記憶装置に、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報の送信を要求する要求手段と、前記記憶装置から前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報を取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段により取得された顔画像情報と、前記第2の取得手段により取得された個人情報とに基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリント手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のIDカード再発行システムによるIDカード再発行方法において、前記入力手段が、前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力ステップと、前記抽出手段が、前記撮影装置識別情報記憶手段を検索して、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた撮影装置識別情報を抽出する抽出ステップと、前記要求手段が、前記抽出ステップで抽出された撮影装置識別情報によって識別された撮影装置に、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報及び顔画像情報の送信を要求する要求ステップと、前記第2の送信手段が、前記要求ステップでの要求に基づいて、要求された申請者識別情報に対応する個人情報と顔画像情報とを、前記個人情報記憶手段及び前記顔画像情報記憶手段から抽出して前記IDカード発行装置に送信する送信ステップと、前記プリント手段が、前記送信ステップで送信された個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリントステップと、を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載のIDカード再発行システムによるIDカード再発行方法において、前記入力手段が、前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力ステップと、前記抽出手段が、前記撮影装置識別情報記憶手段を検索して、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた撮影装置識別情報を抽出する抽出ステップと、前記第1の要求手段が、前記抽出ステップで抽出された撮影装置識別情報によって識別された撮影装置に、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた顔画像情報の送信を要求する第1の要求ステップと、前記第2の送信手段が、前記第1の要求ステップでの要求に基づいて、要求された申請者識別情報に対応する顔画像情報を、前記顔画像情報記憶手段から抽出して前記IDカード発行装置に送信する送信ステップと、前記第2の要求手段が、前記記憶装置に、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報の送信を要求する第2の要求ステップと、前記個人情報送信手段が、第2の要求ステップでの要求に基づいて、要求された個人情報を、前記IDカード発行装置に送信する個人情報送信ステップと、前記プリ
ント手段が、前記送信ステップで送信された顔画像情報と、前記個人情報送信ステップで送信された個人情報とに基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリントステップと、を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載のIDカード発行装置によるIDカード再発行方法において、前記入力手段が、前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力ステップと、前記取得手段が、前記申請者情報記憶手段を検索して、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報及び顔画像情報を取得する取得ステップと、前記プリント手段が、前記取得ステップで取得された個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリントステップと、を備えることを特徴とする。
【0014】
請求項8に記載の発明は、請求項4に記載のIDカード発行装置によるIDカード再発行方法において、前記入力手段が、前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力ステップと、前記第1の取得手段が、前記顔画像情報記憶手段を検索して、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた顔画像情報を取得する第1の取得ステップと、前記要求手段が、前記記憶装置に、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報の送信を要求する要求ステップと、前記第2の取得手段が、前記記憶装置から前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報を取得する第2の取得ステップと、前記プリント手段が、前記第1の取得ステップで取得された顔画像情報と、前記第2の取得ステップで取得された個人情報とに基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリントステップと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1、5に記載の発明によれば、IDカード発行装置が備える入力手段によって、IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力することにより、この申請者の個人情報と顔画像情報を送信した撮影装置を特定して、この撮影装置に、当該申請者の個人情報と顔画像情報の再送信を要求することができる。そして、この撮影装置から再度取得した当該申請者の個人情報と顔画像情報に基づく画像を、IDカードにプリントすることができる。したがって、オペレータは、IDカード発行装置が設置された場所から移動することなく、再発行されたIDカードを入手することができることとなって、手間と時間をかけることなくIDカードを再発行することができる。
【0016】
請求項2、6に記載の発明によれば、IDカード発行装置が備える入力手段によって、IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力することができる。そして、IDカード発行装置が備えるプリント手段によって、IDカードの発行(1回目の発行)の際に使用した顔画像情報と、記憶装置から取得した個人情報とに基づく画像を、IDカードにプリントすることができる。したがって、オペレータは、IDカード発行装置が設置された場所から移動することなく、再発行されたIDカードを入手することができる。すなわち、手間と時間をかけることなくIDカードを再発行することができる。
さらに、IDカードの再発行(2回目以降の発行)の際に使用する個人情報は、記憶装置から取得したものである。したがって、例えば、発行から再発行までの間に個人情報が更新されても、当該更新された新しい個人情報を、再発行するIDカードに、自動的に反映することができることとなる。すなわち、より一層、手間と時間をかけることなくIDカードを再発行することができる。
【0017】
請求項3、7に記載の発明によれば、IDカード発行装置が備える入力手段によって、IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力することにより、この申請者の個人情報と顔画像情報を申請者情報記憶手段から取得することができ、当該取得され
た申請者の個人情報と顔画像情報に基づく画像を、IDカードにプリントすることができる。したがって、オペレータは、IDカード発行装置が設置された場所から移動することなく、再発行されたIDカードを入手することができることとなって、手間と時間をかけることなくIDカードを再発行することができる。
【0018】
請求項4、8に記載の発明によれば、IDカード発行装置が備える入力手段によって、IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力することができる。そして、IDカード発行装置が備えるプリント手段によって、IDカードの発行(1回目の発行)の際に使用した顔画像情報と、記憶装置から取得した個人情報とに基づく画像を、IDカードにプリントすることができる。したがって、オペレータは、IDカード発行装置が設置された場所から移動することなく、再発行されたIDカードを入手することができる。すなわち、手間と時間をかけることなくIDカードを再発行することができる。
さらに、IDカードの再発行(2回目以降の発行)の際に使用する個人情報は、記憶装置から取得したものである。したがって、例えば、発行から再発行までの間に個人情報が更新されても、当該更新された新しい個人情報を、再発行するIDカードに、自動的に反映することができることとなる。すなわち、より一層、手間と時間をかけることなくIDカードを再発行することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0020】
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態について説明する。
【0021】
<IDカード再発行システムの構成>
まず、IDカード再発行システム1000の構成を、図1を参照して説明する。
【0022】
IDカード再発行システム1000は、例えば、図1に示すように、ホストコンピュータ1、撮影装置2、IDカード発行装置3などを備えて構成される。ホストコンピュータ1と、撮影装置2と、IDカード発行装置3とは、ネットワークを介して接続されており、互いに通信可能となっている。
【0023】
なお、ネットワークは、専用線により構築された通信ネットワークであり、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などの回線形態を適用することが可能である。
また、一つのホストコンピュータ1に接続される、撮影装置2、IDカード発行装置3の個数は、図1の限りではなく、任意である。
【0024】
ここで、本発明におけるIDカード再発行システム1000は、IDカードの再発行(2回目以降の発行)を申請した申請者のIDカードを再発行する。
【0025】
ホストコンピュータ1は、予め記憶されたプログラムに従い、IDカード再発行システム1000を統括的に制御するコンピュータである。ホストコンピュータ1は、例えば、図1に示すように、記憶装置11(例えば、磁気テープ装置や磁気ディスク装置などの磁気記憶装置など)を接続している。
【0026】
記憶装置11には、例えば、図1に示すように、個人情報データベース111などが格納されている。
【0027】
個人情報データベース111は、申請者を識別する申請者識別情報としてのID番号と、当該申請者の個人情報とを対応付けて記憶する。
個人情報データベース111は、具体的には、例えば、「ID番号」記憶領域、「個人情報」記憶領域などを有する。
「ID番号」記憶領域は、申請者を識別するID番号を記憶する。
「個人情報」記憶領域は、「ID番号」記憶領域に記憶されたID番号によって識別される申請者の個人情報(住所、氏名、国籍・本籍、生年月日など)を記憶する。
【0028】
なお、個人情報データベース111は、ホストコンピュータ1に格納してもよいし、或いは、ネットワークを介して接続される外部装置内に格納してもよい。
また、個人情報データベース111の「個人情報」記憶領域には、個人情報を表すものとして、予め登録されている文字データの他に、新たに作成した欠字や外字などを表すデータを記憶するようにしてもよい。
【0029】
撮影装置2は、IDカードの発行を申請した申請者の顔画像情報を取得する。
撮影装置2は、例えば、図1に示すように、エンジニアリング・ワーク・ステーション(以下、EWS)21、画像処理装置22、ID番号入力装置23などを備えている。そして、撮影装置2は、EWS21によってネットワークに接続されている。
【0030】
EWS21は、例えば、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)211、RAM(Random Access Memory)212、記憶部213などを備えている。
【0031】
CPU211は、記憶部213に記憶されたEWS21用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
【0032】
RAM212は、CPU211によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
【0033】
記憶部213は、EWS21で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU211によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形で記憶部213に記憶されている。
具体的には、記憶部213には、例えば、図1に示すように、申請者情報データベース2131、送信プログラム2136などが格納されている。
【0034】
申請者情報データベース2131は、IDカードの発行(1回目の発行)を申請した申請者に関する申請者情報を記憶する。
具体的には、申請者情報データベース2131は、個人情報記憶手段として、申請者を識別するID番号と、当該申請者の個人情報とを対応付けて記憶する。
また、申請者情報データベース2131は、顔画像情報記憶手段として、申請者を識別するID番号と、撮影装置2により取得された当該申請者の顔画像情報とを対応付けて記憶する。
【0035】
より具体的には、申請者情報データベース2131は、「ID番号」記憶領域、「個人情報」記憶領域、「顔画像情報」記憶領域などを有する。
「ID番号」記憶領域は、申請者を識別するID番号を記憶する。
「個人情報」記憶領域は、「ID番号」記憶領域に記憶されたID番号によって識別される申請者の個人情報(住所、氏名、国籍・本籍、生年月日など)を記憶する。
「顔画像情報」記憶領域は、「ID番号」記憶領域に記憶されたID番号によって識別される申請者の顔画像情報を記憶する。
【0036】
ID番号、個人情報、顔画像情報は、IDカードの発行(1回目の発行)の前に、申請者情報データベース2131に記憶される。
具体的には、「ID番号」記憶領域には、例えば、IDカードの発行の前にID番号入力装置23から出力されたID番号が記憶されている。
また、「個人情報」記憶領域には、例えば、IDカードの発行の前に記憶装置11が格納する個人情報データベース111から取得された個人情報が記憶されている。
また、「顔画像情報」記憶領域には、例えば、IDカードの発行の前にビデオカメラ221(後述)により取得されて画像処理装置22から出力された顔画像情報が記憶されている。
【0037】
送信プログラム2136は、IDカードの発行(1回目の発行)時に、CPU211に、申請者のID番号と個人情報と顔画像情報とを、撮影装置2を識別する撮影装置識別情報としての撮影装置識別番号とともにIDカード発行装置3に送信する機能を実現させる。
また、IDカードの再発行(2回目以降の発行)時に、CPU211に、IDカード発行装置3からの要求(具体的には、要求プログラム3137を実行したCPU311(後述)からの要求)に基づいて、要求されたID番号に対応する個人情報と顔画像情報とを、申請者情報データベース2131から抽出してIDカード発行装置3に送信する機能を実現させる。
CPU211は、かかる送信プログラム2136を実行することによって、第1の送信手段及び第2の送信手段として機能する。
【0038】
画像処理装置22は、例えば、図1に示すように、ビデオカメラ221、TVモニタ222などを接続している。画像処理装置22は、ビデオカメラ221により取得された顔画像情報(アナログビデオ信号)を、デジタル化して、EWS21に出力する。
【0039】
ビデオカメラ221は、例えば、オペレータによってビデオカメラ221に設けられた撮影開始ボタン(図示省略)が押下されると、申請者の顔を中心とした胸像を撮影して、申請者の顔画像情報を取得する。
【0040】
TVモニタ222は、ビデオカメラ221により取得した顔画像情報に基づく顔画像を表示する。オペレータは、TVモニタ222に表示された顔画像を見て、当該顔画像の顔画像情報を、IDカードにプリントする顔画像の顔画像情報として確定するか否かを判断することができる。
【0041】
ID番号入力装置23は、例えば、カーソルキー、文字/数字キー、各種機能キーなどから構成され、オペレータのキー操作に伴う押下信号をEWS21に出力する。また、ID番号入力装置23は、必要に応じてマウスやタッチパネルなどのポインティングデバイスや、バーコードリーダ、スキャナ、OCR装置、磁気読取装置など、その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
具体的には、ID番号入力装置23は、例えば、オペレータが、IDカードの発行を申請した申請者のID番号を入力する際に使用される。
【0042】
IDカード発行装置3は、例えば、図1に示すように、EWS31、ID番号入力装置32、プリント装置33などを備えている。そして、IDカード発行装置3は、EWS31によってネットワークに接続されている。
【0043】
EWS31は、例えば、図1に示すように、CPU311、RAM312、記憶部313などを備えている。
【0044】
CPU311は、記憶部313に記憶されたEWS31用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
【0045】
RAM312は、CPU311によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
【0046】
記憶部313は、EWS31で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU311によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形で記憶部313に記憶されている。
具体的には、記憶部313には、例えば、図1に示すように、撮影装置識別情報データベース3131、抽出プログラム3136、要求プログラム3137などが格納されている。
【0047】
撮影装置識別情報データベース3131は、撮影装置識別情報記憶手段として、IDカードの発行(1回目の発行)時に、撮影装置2のCPU211の送信プログラム2136の実行により送信されたID番号と撮影装置識別番号とを対応付けて記憶する。
【0048】
具体的には、撮影装置識別情報データベース3131は、「ID番号」記憶領域、「撮影装置識別番号」記憶領域などを有する。
「ID番号」記憶領域は、申請者を識別するID番号を記憶する。
「撮影装置識別番号」記憶領域は、「ID番号」記憶領域に記憶されたID番号を記憶する申請者情報データベース2131を格納した、撮影装置2を識別する撮影装置識別番号を記憶する。
【0049】
抽出プログラム3136は、CPU311に、撮影装置識別情報データベース3131を検索して、入力手段としてのID番号入力装置32により入力されたID番号に対応付けられた撮影装置識別番号を抽出する機能を実現させる。
CPU311は、かかる抽出プログラム3136を実行することによって、抽出手段として機能する。
【0050】
要求プログラム3137は、CPU311に、CPU311の抽出プログラム3136の実行により抽出された撮影装置識別番号によって識別された撮影装置2に、入力手段としてのID番号入力装置32により入力されたID番号に対応付けられた個人情報及び顔画像情報の送信を要求する機能を実現させる。
CPU311は、かかる要求プログラム3137を実行することによって、要求手段として機能する。
【0051】
ID番号入力装置32は、例えば、カーソルキー、文字/数字キー、各種機能キーなどから構成され、オペレータのキー操作に伴う押下信号をEWS31に出力する。また、ID番号入力装置32は、必要に応じてマウスやタッチパネルなどのポインティングデバイスや、バーコードリーダ、スキャナ、OCR装置、磁気読取装置など、その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
具体的には、ID番号入力装置32は、例えば、入力手段として、オペレータが、IDカードの再発行を申請した申請者のID番号を入力する際に使用される。
【0052】
プリント装置33は、プリント手段として、要求プログラム3137を実行したCPU311からの要求に基づいて撮影装置2のCPU211の送信プログラム2136の実行により送信された、個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、IDカードにプリントする。
【0053】
<処理>
次に、IDカード再発行システム1000における処理(IDカード発行処理、IDカード再発行処理)について説明する。
ここで、IDカード再発行システム1000には、例えば、図1に示すように、一つのホストコンピュータ1と、二つの撮影装置2A,2Bと、一つのIDカード発行装置3とが備えられているとする。そして、例えば、撮影装置2Aの撮影装置識別番号は「01」、撮影装置2Bの撮影装置識別番号は「02」であるとする。
【0054】
<IDカード発行処理>
まず、IDカード再発行システム1000における、IDカードの発行に関する処理について、図2のフローチャートを参照して説明する。
【0055】
まず、ID番号が入力されて、当該ID番号によって識別された申請者のIDカードを発行するよう指示されると(ステップS11)、撮影装置2(例えば、撮影装置2A)のCPU211は、申請者情報データベース2131から、当該入力されたID番号に対応付けられた個人情報及び顔画像情報を取得する(ステップS12)。
【0056】
次いで、CPU211は、送信プログラム2136を実行して、ステップS11で入力されたID番号と、ステップS12で取得した個人情報及び顔画像情報と、撮影装置2Aを識別する撮影装置識別番号(「01」)とを、IDカード発行装置3に送信する(ステップS13)。
【0057】
撮影装置2AのCPU211から送信されたID番号、個人情報、顔画像情報及び撮影装置識別番号を受信すると(ステップS14)、IDカード発行装置3のCPU311は、撮影装置識別情報データベース3131に、当該受信したID番号と撮影装置識別番号とを対応付けて記憶させる(ステップS15)。
【0058】
次いで、CPU311は、プリント装置33に、ステップS14で受信した、ID番号、個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、IDカードにプリントさせて、IDカードを発行し(ステップS16)、本処理を終了する。
【0059】
<IDカード再発行処理>
次に、IDカード再発行システム1000における、IDカードの再発行に関する処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。
【0060】
まず、IDカード発行装置3のオペレータが、ID番号入力装置32を操作して、IDカードの再発行を申請した申請者のID番号を入力すると(ステップS21)、IDカード発行装置3のCPU311は、抽出プログラム3136を実行して、撮影装置識別情報データベース3131を検索して、当該入力されたID番号に対応付けられた撮影装置識別番号を抽出する(ステップS22)。
具体的には、例えば、ステップS22で、撮影装置識別番号「01」が抽出されたとする。
【0061】
次いで、CPU311は、要求プログラム3137を実行して、ステップS22で抽出
された撮影装置識別番号(「01」)によって識別された撮影装置2(撮影装置2A)に、ステップS21で入力されたID番号を送信して、当該ID番号に対応付けられた個人情報及び顔画像情報の送信を要求する(ステップS23)。
【0062】
IDカード発行装置3のCPU311から送信されたID番号を受信すると(ステップS24)、撮影装置2AのCPU211は、送信プログラム2136を実行して、申請者情報データベース2131を検索して、当該受信したID番号に対応付けられた個人情報及び顔画像情報を抽出する(ステップS25)。
【0063】
次いで、CPU211は、ステップS24で受信したID番号と、ステップS25で抽出した個人情報及び顔画像情報とを、IDカード発行装置3に送信する(ステップS26)。
【0064】
撮影装置2AのCPU211から送信されたID番号、個人情報及び顔画像情報を受信すると(ステップS27)、IDカード発行装置3のCPU311は、プリント装置33に、当該受信したID番号、個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、IDカードにプリントさせて、IDカードを再発行し(ステップS28)、本処理を終了する。
【0065】
以上説明した第1の実施の形態のIDカード再発行システム1000によれば、IDカード発行装置3が備えるID番号入力装置32によって、IDカードの再発行を申請した申請者のID番号を入力することにより、この申請者の個人情報と顔画像情報を送信した撮影装置2を特定して、この撮影装置2に、当該申請者の個人情報と顔画像情報の再送信を要求することができる。そして、この撮影装置2から再度取得した当該申請者の個人情報と顔画像情報に基づく画像を、IDカードにプリントすることができる。したがって、オペレータは、IDカード発行装置3が設置された場所から移動することなく、再発行されたIDカードを入手することができることとなって、手間と時間をかけることなくIDカードを再発行することができる。
【0066】
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。
【0067】
<IDカード再発行システムの構成>
まず、IDカード再発行システム1000aの構成を、図4を参照して説明する。
なお、第2の実施の形態のIDカード再発行システム1000aの特徴は、第1の実施の形態のIDカード再発行システム1000(図1)における、ホストコンピュータ1に接続された記憶装置11が異なる点、撮影装置2のEWS21の記憶部213が異なる点、IDカード発行装置3のEWS31の記憶部313が異なる点、IDカード発行装置3のプリント装置33が異なる点である。したがって、異なる箇所のみについて説明し、その他の共通する部分は同一符号を付して説明する。
【0068】
IDカード再発行システム1000aは、例えば、図4に示すように、記憶装置11aを接続したホストコンピュータ1、撮影装置2a、IDカード発行装置3aなどを備えて構成される。ホストコンピュータ1と、撮影装置2aと、IDカード発行装置3aとは、ネットワークを介して接続されており、互いに通信可能となっている。
【0069】
記憶装置11aは、例えば、図4に示すように、記憶装置11に格納されていた個人情報データベース111に加えて、個人情報送信プログラム112を格納している。
【0070】
個人情報送信プログラム112は、ホストコンピュータ1に、撮影装置2a及びIDカード発行装置3aからの要求に基づいて、要求された個人情報を、撮影装置2a及びID
カード発行装置3aに送信する機能を実現させる。
ホストコンピュータ1は、かかる個人情報送信プログラム112を実行することによって、個人情報送信手段として機能する。
【0071】
撮影装置2aのEWS21aの記憶部213aは、図4に示すように、第1の実施の形態の記憶部213に格納される申請者情報データベース2131の代わりに、顔画像情報データベース2132を格納し、送信プログラム2136の代わりに、送信プログラム2136aを格納している。また、要求・取得プログラム2137も格納している。
【0072】
顔画像情報データベース2132は、顔画像情報記憶手段として、IDカードの発行(1回目の発行)を申請した申請者を識別するID番号と、撮影装置2aにより取得された当該申請者の顔画像情報とを対応付けて記憶する。
【0073】
具体的には、顔画像情報データベース2132は、「ID番号」記憶領域、「顔画像情報」記憶領域などを有する。
「ID番号」記憶領域は、申請者を識別するID番号を記憶する。
「顔画像情報」記憶領域は、「ID番号」記憶領域に記憶されたID番号によって識別される申請者の顔画像情報を記憶する。
【0074】
ID番号、顔画像情報は、IDカードの発行(1回目の発行)の前に、顔画像情報データベース2132に記憶される。
具体的には、「ID番号」記憶領域には、例えば、IDカードの発行の前にID番号入力装置23から出力されたID番号が記憶されている。
また、「顔画像情報」記憶領域には、例えば、IDカードの発行の前にビデオカメラ221により取得されて画像処理装置22から出力された顔画像情報が記憶されている。
【0075】
送信プログラム2136aは、IDカードの発行(1回目の発行)時に、CPU211に、申請者のID番号と、記憶装置11aから取得した個人情報と、撮影装置2aにより取得された顔画像情報とを、撮影装置2aを識別する撮影装置識別番号とともにIDカード発行装置3aに送信する機能を実現させる。
また、IDカードの再発行(2回目以降の発行)時に、CPU211に、IDカード発行装置3aからの要求に基づいて、要求されたID番号に対応する顔画像情報を、顔画像情報データベース2132から抽出してIDカード発行装置3aに送信する機能を実現させる。
CPU211は、かかる送信プログラム2136aを実行することによって、第1の送信手段及び第2の送信手段として機能する。
【0076】
要求・取得プログラム2137は、CPU211に、記憶装置11aを接続したホストコンピュータ1に対して申請者の個人情報の送信を要求し、当該要求に基づいて送信された申請者の個人情報を取得する機能を実現させる。
CPU211は、かかる要求・取得プログラム2137を実行することによって、個人情報要求手段及び個人情報取得手段として機能する。
【0077】
IDカード発行装置3aのEWS31aの記憶部313aは、図4に示すように、第1の実施の形態の記憶部313に格納される要求プログラム3137の代わりに、第1の要求プログラム3138及び第2の要求プログラム3139を格納している。
【0078】
第1の要求プログラム3138は、CPU311に、CPU311の抽出プログラム3136の実行により抽出された撮影装置識別番号によって識別された撮影装置2aに、ID番号入力装置32により入力されたID番号に対応付けられた顔画像情報の送信を要求
する機能を実現させる。
CPU311は、かかる第1の要求プログラム3138を実行することによって、第1の要求手段として機能する。
【0079】
第2の要求プログラム3139は、CPU311に、記憶装置11aを接続したホストコンピュータ1に、ID番号入力装置32により入力されたID番号に対応付けられた個人情報の送信を要求する機能を実現させる。
CPU331は、かかる第2の要求プログラム3139を実行することによって、第2の要求手段として機能する。
【0080】
IDカード発行装置3aのプリント装置33aは、プリント手段として、第1の要求プログラム3138を実行したCPU311からの要求に基づいて、撮影装置2aの送信プログラム2136aの実行により送信された顔画像情報と、第2の要求プログラム3139を実行したCPU311からの要求に基づいて、ホストコンピュータ1の個人情報送信プログラム112の実行により送信された個人情報とに基づく画像を、IDカードにプリントする。
【0081】
<処理>
次に、IDカード再発行システム1000aにおける処理(IDカード発行処理、IDカード再発行処理)について説明する。
ここで、IDカード再発行システム1000aには、例えば、図4に示すように、一つのホストコンピュータ1と、二つの撮影装置2Aa,2Baと、一つのIDカード発行装置3aとが備えられているとする。そして、例えば、撮影装置2Aaの撮影装置識別番号は「01」、撮影装置2Baの撮影装置識別番号は「02」であるとする。
【0082】
<IDカード発行処理>
まず、IDカード再発行システム1000aにおける、IDカードの発行に関する処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0083】
まず、ID番号が入力されて、当該ID番号によって識別された申請者のIDカードを発行するよう指示されると(ステップS31)、撮影装置2a(例えば、撮影装置2Aa)のCPU211は、要求・取得プログラム2137を実行して、ホストコンピュータ1に、当該入力されたID番号を送信して、当該ID番号に対応付けられた個人情報の送信を要求する(ステップS32)。
【0084】
撮影装置2AaのCPU211から送信されたID番号を受信すると(ステップS33)、ホストコンピュータ1は、記憶装置11aに格納された個人情報送信プログラム112を実行して、記憶装置11aに格納された個人情報データベース111を検索して、当該受信したID番号に対応付けられた個人情報を取得し(ステップS34)、ステップS33で受信したID番号と、ステップS34で取得した個人情報とを、撮影装置2Aaに送信する(ステップS35)。
【0085】
ホストコンピュータ1から送信されたID番号及び個人情報を受信すると(ステップS36)、撮影装置2AaのCPU211は、顔画像情報データベース2132から、ステップS31で入力されたID番号に対応付けられた顔画像情報を取得する(ステップS37)。
【0086】
次いで、CPU211は、送信プログラム2136aを実行して、ステップS31で入力されたID番号と、ステップS36で受信した個人情報と、ステップS37で取得した顔画像情報と、撮影装置2Aaを識別する撮影装置識別番号(「01」)とを、IDカー
ド発行装置3aに送信する(ステップS38)。
【0087】
撮影装置2AaのCPU211から送信されたID番号、個人情報、顔画像情報及び撮影装置識別番号を受信すると(ステップS39)、IDカード発行装置3aのCPU311は、撮影装置識別情報データベース3131に、当該受信したID番号と撮影装置識別番号とを対応付けて記憶させる(ステップS40)。
【0088】
次いで、CPU311は、プリント装置33aに、ステップS39で受信した、ID番号、個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、IDカードにプリントさせて、IDカードを発行し(ステップS41)、本処理を終了する。
【0089】
<IDカード再発行処理>
次に、IDカード再発行システム1000aにおける、IDカードの再発行に関する処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0090】
まず、IDカード発行装置3aのオペレータが、ID番号入力装置32を操作して、IDカードの再発行を申請した申請者のID番号を入力すると(ステップS51)、IDカード発行装置3aのCPU311は、抽出プログラム3136を実行して、撮影装置識別情報データベース3131を検索して、当該入力されたID番号に対応付けられた撮影装置識別番号を抽出する(ステップS52)。
具体的には、例えば、ステップS52で、撮影装置識別番号「01」が抽出されたとする。
【0091】
次いで、CPU311は、第1の要求プログラム3138を実行して、ステップS52で抽出された撮影装置識別番号(「01」)によって識別された撮影装置2a(撮影装置2Aa)に、ステップS51で入力されたID番号を送信して、当該ID番号に対応付けられた顔画像情報の送信を要求する(ステップS53)。
【0092】
IDカード発行装置3aのCPU311から送信されたID番号を受信すると(ステップS54)、撮影装置2AaのCPU211は、送信プログラム2136aを実行して、顔画像情報データベース2132を検索して、当該受信したID番号に対応付けられた顔画像情報を抽出し(ステップS55)、ステップS54で受信したID番号と、ステップS55で抽出した顔画像情報とを、IDカード発行装置3aに送信する(ステップS56)。
【0093】
また、顔画像情報の送信の要求とは別個に、CPU311は、第2の要求プログラム3139を実行して、ホストコンピュータ1に、ステップS51で入力されたID番号を送信して、当該ID番号に対応付けられた個人情報の送信を要求する(ステップS57)。
【0094】
IDカード発行装置3aのCPU311から送信されたID番号を受信すると(ステップS58)、ホストコンピュータ1は、記憶装置11aに格納された個人情報送信プログラム112を実行して、記憶装置11aに格納された個人情報データベース111を検索して、当該受信したID番号に対応付けられた個人情報を取得し(ステップS59)、ステップS58で受信したID番号と、ステップS59で取得した個人情報とを、IDカード発行装置3aに送信する(ステップS60)。
【0095】
撮影装置2AaのCPU211から送信されたID番号及び顔画像情報を受信し(ステップS61)、ホストコンピュータ1から送信されたID番号及び個人情報を受信すると(ステップS62)、IDカード発行装置3aのCPU311は、プリント装置33aに、当該受信したID番号、個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、IDカードにプリン
トさせて、IDカードを再発行し(ステップS63)、本処理を終了する。
【0096】
以上説明した第2の実施の形態のIDカード再発行システム1000aによれば、IDカード発行装置3aが備えるID番号入力装置32によって、IDカードの再発行を申請した申請者のID番号を入力することができる。そして、IDカード発行装置3aが備えるプリント装置33aによって、IDカードの発行(1回目の発行)の際に使用した顔画像情報と、記憶装置11aから取得した個人情報とに基づく画像を、IDカードにプリントすることができる。したがって、オペレータは、IDカード発行装置3aが設置された場所から移動することなく、再発行されたIDカードを入手することができる。すなわち、手間と時間をかけることなくIDカードを再発行することができる。
さらに、IDカードの再発行(2回目以降の発行)の際に使用する個人情報は、記憶装置11aから取得したものである。したがって、例えば、発行から再発行までの間に個人情報が更新されても、当該更新された新しい個人情報を、再発行するIDカードに、自動的に反映することができることとなる。すなわち、より一層、手間と時間をかけることなくIDカードを再発行することができる。
【0097】
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。
【0098】
<IDカード再発行システムの構成>
まず、IDカード再発行システム1000bの構成を、図7を参照して説明する。
なお、第3の実施の形態のIDカード再発行システム1000bの特徴は、第1の実施の形態のIDカード再発行システム1000(図1)における、IDカード発行装置3のEWS31の記憶部313が異なる点、IDカード発行装置3のプリント装置33が異なる点である。したがって、異なる箇所のみについて説明し、その他の共通する部分は同一符号を付して説明する。
【0099】
IDカード再発行システム1000bは、例えば、図7に示すように、ホストコンピュータ1、撮影装置2、IDカード発行装置3bなどを備えて構成される。ホストコンピュータ1と、撮影装置2と、IDカード発行装置3bとは、ネットワークを介して接続されており、互いに通信可能となっている。
ここで、IDカード発行装置3bは、ネットワークを介して接続された、撮影装置2から送信された、IDカードの発行を申請した申請者の個人情報及び当該申請者の顔画像情報に基づく画像をプリントしたIDカードを発行する。
【0100】
IDカード発行装置3bのEWS31bの記憶部313bは、図7に示すように、第1の実施の形態の記憶部313に格納される撮影装置識別情報データベース3131の代わりに、申請者情報データベース3132を格納し、要求プログラム3137の代わりに、取得プログラム3140を格納している。なお、記憶部313bは、第1の実施の形態の記憶部313に格納される抽出プログラム3136は格納していない。
【0101】
申請者情報データベース3132は、申請者情報記憶手段として、IDカードの発行(1回目の発行)時に撮影装置2から送信された、申請者を識別するID番号と、当該申請者の個人情報と、当該申請者の顔画像情報とを対応付けて記憶する。
具体的には、申請者情報データベース3132は、IDカードの発行(1回目の発行)時に、撮影装置2のCPU211の送信プログラム2136の実行により送信された、撮影装置2の申請者情報データベース2131に記憶される、申請者のID番号と、当該申請者の個人情報と、当該申請者の顔画像情報とを対応付けて記憶する。したがって、申請者情報データベース3132は、撮影装置2の申請者情報データベース2131と略同一である。
【0102】
取得プログラム3140は、CPU311に、申請者情報データベース3132を検索して、ID番号入力装置32により入力されたID番号に対応付けられた個人情報及び顔画像情報を取得する機能を実現させる。
CPU311は、かかる取得プログラム3140を実行することによって、取得手段として機能する。
【0103】
IDカード発行装置3bのプリント装置33bは、プリント手段として、CPU311の取得プログラム3140の実行により取得された個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、IDカードにプリントする。
【0104】
<処理>
次に、IDカード再発行システム1000bにおける処理(IDカード再発行処理)について説明する。
【0105】
<IDカード再発行処理>
IDカード再発行システム1000bにおける、IDカードの再発行に関する処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0106】
まず、IDカード発行装置3bのオペレータが、ID番号入力装置32を操作して、IDカードの再発行を申請した申請者のID番号を入力すると(ステップS71)、IDカード発行装置3bのCPU311は、取得プログラム3140を実行して、申請者情報データベース3132を検索して、当該入力されたID番号に対応付けられた個人情報及び顔画像情報を取得する(ステップS72)。
【0107】
次いで、CPU311は、プリント装置33bに、ステップS71で入力されたID番号と、ステップS72で取得した個人情報及び顔画像情報とに基づく画像を、IDカードにプリントさせて、IDカードを再発行し(ステップS73)、本処理を終了する。
【0108】
以上説明した第3の実施の形態のIDカード再発行システム1000b及びIDカード発行装置3bによれば、IDカード発行装置3bが備えるID番号入力装置32によって、IDカードの再発行を申請した申請者のID番号を入力することにより、この申請者の個人情報と顔画像情報を申請者情報データベース3132から取得することができ、当該取得された申請者の個人情報と顔画像情報に基づく画像を、IDカードにプリントすることができる。したがって、オペレータは、IDカード発行装置3bが設置された場所から移動することなく、再発行されたIDカードを入手することができることとなって、手間と時間をかけることなくIDカードを再発行することができる。
【0109】
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態について説明する。
【0110】
<IDカード再発行システムの構成>
まず、IDカード再発行システム1000cの構成を、図9を参照して説明する。
なお、第4の実施の形態のIDカード再発行システム1000cの特徴は、第2の実施の形態のIDカード再発行システム1000a(図4)における、IDカード発行装置3aのEWS31aの記憶部313aが異なる点、IDカード発行装置3aのプリント装置33aが異なる点である。したがって、異なる箇所のみについて説明し、その他の共通する部分は同一符号を付して説明する。
【0111】
IDカード再発行システム1000cは、例えば、図9に示すように、記憶装置11a
を接続したホストコンピュータ1、撮影装置2a、IDカード発行装置3cなどを備えて構成される。ホストコンピュータ1と、撮影装置2aと、IDカード発行装置3cとは、ネットワークを介して接続されており、互いに通信可能となっている。
ここで、IDカード発行装置3cは、ネットワークを介して接続された、撮影装置2aから送信された、IDカードの発行を申請した申請者の顔画像情報と、ネットワークを介して接続された、個人情報データベース111を格納した記憶装置11aを接続したホストコンピュータ1から送信された、当該申請者の個人情報とに基づく画像をプリントしたIDカードを発行する。
【0112】
IDカード発行装置3cのEWS31cの記憶部313cは、図9に示すように、第2の実施の形態の記憶部313aに格納される撮影装置識別情報データベース3131の代わりに、顔画像情報データベース3133を格納し、第1の要求プログラム3138及び第2要求プログラム3139の代わりに、第1の取得プログラム3141、要求プログラム3142及び第2の取得プログラム3143を格納している。なお、記憶部313cは、第2の実施の形態の記憶部313aに格納される抽出プログラム3136は格納していない。
【0113】
顔画像情報データベース3133は、顔画像情報記憶手段として、IDカードの発行(1回目の発行)時に撮影装置2aから送信された、ID番号と顔画像情報とを対応付けて記憶する。
具体的には、顔画像情報データベース3133は、IDカードの発行(1回目の発行)時に、撮影装置2aのCPU211の送信プログラム2136aの実行により送信された、撮影装置2aの顔画像情報データベース2132に記憶される、申請者のID番号と、当該申請者の顔画像情報とを対応付けて記憶する。したがって、顔画像情報データベース3133は、撮影装置2aの顔画像情報データベース2132と略同一である。
【0114】
第1の取得プログラム3141は、CPU311に、顔画像情報データベース3133を検索して、ID番号入力装置32により入力されたID番号に対応付けられた顔画像情報を取得する機能を実現させる。
CPU311は、かかる第1の取得プログラム3141を実行することによって、第1の取得手段として機能する。
【0115】
要求プログラム3142は、CPU311に、記憶装置11aを接続したホストコンピュータ1に、ID番号入力装置32により入力されたID番号に対応付けられた個人情報の送信を要求する機能を実現させる。
CPU311は、かかる要求プログラム3142を実行することによって、要求手段として機能する。
【0116】
第2の取得プログラム3143は、CPU311に、要求プログラム3142を実行したCPU311からの要求に基づいて、ホストコンピュータ1の個人情報送信プログラム112の実行により送信された、ID番号入力装置32により入力されたID番号に対応付けられた個人情報を取得する機能を実現させる。
CPU311は、かかる第2の取得プログラム3143を実行することによって、第2の取得手段として機能する。
【0117】
IDカード発行装置3cのプリント装置33cは、プリント手段として、CPU311の第1の取得プログラム3141の実行により取得された顔画像情報と、CPU311の第2の取得プログラム3143の実行により取得された個人情報とに基づく画像を、IDカードにプリントする。
【0118】
<処理>
次に、IDカード再発行システム1000cにおける処理(IDカード再発行処理)について説明する。
【0119】
<IDカード再発行処理>
IDカード再発行システム1000cのおける、IDカードの再発行に関する処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。
【0120】
まず、IDカード発行装置3cのオペレータが、ID番号入力装置32を操作して、IDカードの再発行を申請した申請者のID番号を入力すると(ステップS81)、IDカード発行装置3cのCPU311は、第1の取得プログラム3141を実行して、顔画像情報データベース3133を検索して、当該入力されたID番号に対応付けられた顔画像情報を取得する(ステップS82)。
【0121】
次いで、CPU311は、要求プログラム3142を実行して、ホストコンピュータ1に、ステップS81で入力されたID番号を送信して、当該ID番号に対応付けられた個人情報の送信を要求する(ステップS83)。
【0122】
IDカード発行装置3cのCPU311から送信されたID番号を受信すると(ステップS84)、ホストコンピュータ1は、記憶装置11aに格納された個人情報送信プログラム112を実行して、記憶装置11aに格納された個人情報データベース111を検索して、当該受信したID番号に対応付けられた個人情報を取得し(ステップS85)、ステップS84で受信したID番号と、ステップS85で取得した個人情報とを、IDカード発行装置3cに送信する(ステップS86)。
【0123】
ホストコンピュータ1から送信されたID番号及び個人情報を、IDカード発行装置3cの第2の取得プログラム3143を実行したCPU311が受信し取得すると(ステップS87)、CPU311は、プリント装置33cに、当該受信したID番号及び個人情報と、ステップS82で取得した顔画像情報とに基づく画像を、IDカードにプリントさせて、IDカードを再発行し(ステップS88)、本処理を終了する。
【0124】
以上説明した第4の実施の形態のIDカード再発行システム1000c及びIDカード発行装置3cによれば、IDカード発行装置3cが備えるID番号入力装置32によって、IDカードの再発行を申請した申請者のID番号を入力することができる。そして、IDカード発行装置3cが備えるプリント装置33cによって、IDカードの発行(1回目の発行)の際に使用した顔画像情報と、記憶装置11aから取得した個人情報とに基づく画像を、IDカードにプリントすることができる。したがって、オペレータは、IDカード発行装置3cが設置された場所から移動することなく、再発行されたIDカードを入手することができる。すなわち、手間と時間をかけることなくIDカードを再発行することができる。
さらに、IDカードの再発行(2回目以降の発行)の際に使用する個人情報は、記憶装置11aから取得したものである。したがって、例えば、発行から再発行までの間に個人情報が更新されても、当該更新された新しい個人情報を、再発行するIDカードに、自動的に反映することができることとなる。すなわち、より一層、手間と時間をかけることなくIDカードを再発行することができる。
【0125】
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、個人情報の中には、申請者のバイオデータなども含めてよい。
【0126】
また、第2の実施の形態において、IDカードを再発行する際、IDカード発行装置3aが直接、ホストコンピュータ1に接続された記憶装置11aから最新の個人情報を取得する構成としたが、撮影装置2aが記憶装置11aから最新の個人情報を取得して、顔画像情報ともにIDカード発行装置3aに送信する構成としてもよい。
【0127】
また、第2の実施の形態において、IDカードを発行する際、撮影装置2aがホストコンピュータ1に接続された記憶装置11aから取得した個人情報を、撮影装置2aの記憶部213aに記憶するようにしてもよい。そして、IDカードを再発行する際、IDカード発行装置3aは、ホストコンピュータ1に接続された記憶装置11aから個人情報を取得するのではなく、撮影装置2aから顔画像情報とともに個人情報も取得する構成としてもよい。
【0128】
また、第1及び第2の実施の形態において、撮影装置(撮影装置2、撮影装置2a)とIDカード発行装置(IDカード発行装置3、IDカード発行装置3a)が1対1に固定的に接続されている場合は、IDカード発行装置の記憶部(記憶部313、記憶部313a)に格納された撮影装置識別情報データベース3131は必要なく、すなわち、ID番号毎に撮影装置を特定する必要はなく、IDカード発行装置に、当該撮影装置の撮影装置識別番号を固定的に記憶させ、常に記憶された撮影装置から情報を取得するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0129】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるIDカード再発行システムの全体構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるIDカード再発行システムにおける、IDカードの発行に関する処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるIDカード再発行システムにおける、IDカードの再発行に関する処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるIDカード再発行システムの全体構成を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるIDカード再発行システムにおける、IDカードの発行に関する処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるIDカード再発行システムにおける、IDカードの再発行に関する処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態におけるIDカード再発行システムの全体構成を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態におけるIDカード再発行システムにおける、IDカードの再発行に関する処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施の形態におけるIDカード再発行システムの全体構成を示す図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態におけるIDカード再発行システムにおける、IDカードの再発行に関する処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0130】
1 ホストコンピュータ(個人情報送信手段)
11 記憶装置
111 個人情報データベース
112 個人情報送信プログラム(個人情報送信手段)
2,2a 撮影装置
211 CPU(第1の送信手段、第2の送信手段、個人情報要求手段、個人情報取得手段)
2131 申請者情報データベース(個人情報記憶手段、顔画像情報記憶手段)
2132 顔画像情報データベース(顔画像情報記憶手段)
2136,2136a 送信プログラム(第1の送信手段、第2の送信手段)
2137 要求・取得プログラム(個人情報要求手段、個人情報取得手段)
3,3a,3b,3c IDカード発行装置
32 ID番号入力装置(入力手段)
33,33a,33b,33c プリント装置(プリント手段)
311 CPU(抽出手段、要求手段、第1の要求手段、第2の要求手段、取得手段、第1の取得手段、第2の取得手段)
3131 撮影装置識別情報データベース(撮影装置識別情報記憶手段)
3132 申請者情報データベース(申請者情報記憶手段)
3133 顔画像情報データベース(顔画像情報記憶手段)
3136 抽出プログラム(抽出手段)
3137 要求プログラム(要求手段)
3138 第1の要求プログラム(第1の要求手段)
3139 第2の要求プログラム(第2の要求手段)
3140 取得プログラム(取得手段)
3141 第1の取得プログラム(第1の取得手段)
3142 要求プログラム(要求手段)
3143 第2の取得プログラム(第2の取得手段)
1000,1000a,1000b,1000c IDカード再発行システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
IDカードの発行を申請した申請者の顔画像情報を取得する複数の撮影装置と、当該複数の撮影装置とネットワークを介して接続されたIDカード発行装置と、を備えるIDカード再発行システムにおいて、
前記撮影装置は、
前記申請者を識別する申請者識別情報と、当該申請者の個人情報とを対応付けて記憶する個人情報記憶手段と、
前記申請者を識別する申請者識別情報と、当該撮影装置により取得された当該申請者の顔画像情報とを対応付けて記憶する顔画像情報記憶手段と、
前記申請者の申請者識別情報と個人情報と顔画像情報とを、当該撮影装置を識別する撮影装置識別情報とともに前記IDカード発行装置に送信する第1の送信手段と、
前記IDカード発行装置からの要求に基づいて、要求された申請者識別情報に対応する個人情報と顔画像情報とを、前記個人情報記憶手段及び前記顔画像情報記憶手段から抽出して前記IDカード発行装置に送信する第2の送信手段と、を備え、
前記IDカード発行装置は、
前記第1の送信手段により送信された申請者識別情報と撮影装置識別情報とを対応付けて記憶する撮影装置識別情報記憶手段と、
前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力手段と、
前記撮影装置識別情報記憶手段を検索して、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた撮影装置識別情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された撮影装置識別情報によって識別された撮影装置に、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報及び顔画像情報の送信を要求する要求手段と、
前記第2の送信手段により送信された個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリント手段と、
を備えることを特徴とするIDカード再発行システム。
【請求項2】
IDカードの発行を申請した申請者の顔画像情報を取得する複数の撮影装置と、申請者の個人情報を記憶する記憶装置と、当該複数の撮影装置及び当該記憶装置とネットワークを介して接続されたIDカード発行装置と、を備えるIDカード再発行システムにおいて、
前記撮影装置は、
前記記憶装置に対して申請者の個人情報の送信を要求する個人情報要求手段と、
前記記憶装置から申請者の個人情報を取得する個人情報取得手段と、
前記申請者を識別する申請者識別情報と、当該撮影装置により取得された当該申請者の顔画像情報とを対応付けて記憶する顔画像情報記憶手段と、
前記申請者の申請者識別情報と前記記憶装置から取得した個人情報と顔画像情報とを、当該撮影装置を識別する撮影装置識別情報とともに前記IDカード発行装置に送信する第1の送信手段と、
前記IDカード発行装置からの要求に基づいて、要求された申請者識別情報に対応する顔画像情報を、前記顔画像情報記憶手段から抽出して前記IDカード発行装置に送信する第2の送信手段と、を備え、
前記記憶装置は、
前記撮影装置及び前記IDカード発行装置からの要求に基づいて、要求された個人情報を、前記撮影装置及び前記IDカード発行装置に送信する個人情報送信手段を備え、
前記IDカード発行装置は、
前記第1の送信手段により送信された申請者識別情報と撮影装置識別情報とを対応付けて記憶する撮影装置識別情報記憶手段と、
前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力手段と、
前記撮影装置識別情報記憶手段を検索して、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた撮影装置識別情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された撮影装置識別情報によって識別された撮影装置に、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた顔画像情報の送信を要求する第1の要求手段と、
前記記憶装置に、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報の送信を要求する第2の要求手段と、
前記第2の送信手段により送信された顔画像情報と、前記個人情報送信手段により送信された個人情報とに基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリント手段と、
を備えることを特徴とするIDカード再発行システム。
【請求項3】
ネットワークを介して接続された撮影装置から送信された、IDカードの発行を申請した申請者の個人情報及び当該申請者の顔画像情報に基づく画像をプリントしたIDカードを発行するIDカード発行装置において、
前記IDカードの発行時に前記撮影装置から送信された、申請者を識別する申請者識別情報と、前記個人情報と、前記顔画像情報とを対応付けて記憶する申請者情報記憶手段と、
前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力手段と、
前記申請者情報記憶手段を検索して、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報及び顔画像情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリント手段と、
を備えることを特徴とするIDカード発行装置。
【請求項4】
ネットワークを介して接続された撮影装置から送信されたIDカードの発行を申請した申請者の顔画像情報と、ネットワークを介して接続された申請者の個人情報を記憶する記憶装置から送信されたIDカードの発行を申請した申請者の個人情報とに基づく画像をプリントしたIDカードを発行するIDカード発行装置において、
前記IDカードの発行時に前記撮影装置から送信された、申請者識別情報と顔画像情報とを対応付けて記憶する顔画像情報記憶手段と、
前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力手段と、
前記顔画像情報記憶手段を検索して、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた顔画像情報を取得する第1の取得手段と、
前記記憶装置に、前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報の送信を要求する要求手段と、
前記記憶装置から前記入力手段により入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得された顔画像情報と、前記第2の取得手段により取得された個人情報とに基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリント手段と、
を備えることを特徴とするIDカード発行装置。
【請求項5】
請求項1に記載のIDカード再発行システムによるIDカード再発行方法において、
前記入力手段が、前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力ステップと、
前記抽出手段が、前記撮影装置識別情報記憶手段を検索して、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた撮影装置識別情報を抽出する抽出ステップと、
前記要求手段が、前記抽出ステップで抽出された撮影装置識別情報によって識別された撮影装置に、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報及び顔画像情報の送信を要求する要求ステップと、
前記第2の送信手段が、前記要求ステップでの要求に基づいて、要求された申請者識別
情報に対応する個人情報と顔画像情報とを、前記個人情報記憶手段及び前記顔画像情報記憶手段から抽出して前記IDカード発行装置に送信する送信ステップと、
前記プリント手段が、前記送信ステップで送信された個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリントステップと、
を備えることを特徴とするIDカード再発行方法。
【請求項6】
請求項2に記載のIDカード再発行システムによるIDカード再発行方法において、
前記入力手段が、前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力ステップと、
前記抽出手段が、前記撮影装置識別情報記憶手段を検索して、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた撮影装置識別情報を抽出する抽出ステップと、
前記第1の要求手段が、前記抽出ステップで抽出された撮影装置識別情報によって識別された撮影装置に、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた顔画像情報の送信を要求する第1の要求ステップと、
前記第2の送信手段が、前記第1の要求ステップでの要求に基づいて、要求された個人情報を、前記顔画像情報記憶手段から抽出して前記IDカード発行装置に送信する送信ステップと、
前記第2の要求手段が、前記記憶装置に、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報の送信を要求する第2の要求ステップと、
前記個人情報送信手段が、第2の要求ステップでの要求に基づいて、前記申請者を識別する申請者識別情報と、当該申請者の個人情報とを、前記IDカード発行装置に送信する個人情報送信ステップと、
前記プリント手段が、前記送信ステップで送信された顔画像情報と、前記個人情報送信ステップで送信された個人情報とに基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリントステップと、
を備えることを特徴とするIDカード再発行方法。
【請求項7】
請求項3に記載のIDカード発行装置によるIDカード再発行方法において、
前記入力手段が、前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力ステップと、
前記取得手段が、前記申請者情報記憶手段を検索して、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報及び顔画像情報を取得する取得ステップと、
前記プリント手段が、前記取得ステップで取得された個人情報及び顔画像情報に基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリントステップと、
を備えることを特徴とするIDカード再発行方法。
【請求項8】
請求項4に記載のIDカード発行装置によるIDカード再発行方法において、
前記入力手段が、前記IDカードの再発行を申請した申請者の申請者識別情報を入力する入力ステップと、
前記第1の取得手段が、前記顔画像情報記憶手段を検索して、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた顔画像情報を取得する第1の取得ステップと、
前記要求手段が、前記記憶装置に、前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報の送信を要求する要求ステップと、
前記第2の取得手段が、前記記憶装置から前記入力ステップで入力された申請者識別情報に対応付けられた個人情報を取得する第2の取得ステップと、
前記プリント手段が、前記第1の取得ステップで取得された顔画像情報と、前記第2の取得ステップで取得された個人情報とに基づく画像を、前記IDカードにプリントするプリントステップと、
を備えることを特徴とするIDカード再発行方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−313480(P2006−313480A)
【公開日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−136152(P2005−136152)
【出願日】平成17年5月9日(2005.5.9)
【出願人】(303050159)コニカミノルタフォトイメージング株式会社 (1,066)
【Fターム(参考)】