説明

LEDライティングパネル

【課題】全反射率が光の波長の違いで低下する一般の反射材(アルミ、PET等は、LED素子の光を均一かつ、高反射させることが不可能。したがって LEDライティングパネルの要件である「均一な光で、高照度」の反射材としては不適当。
【解決手段】LEDライティングパネルが必要とする「均一高照度」を可能にする、銀被膜の反射材を導光板の反射材とし、かつパネル面を高照度とするためにLEDケース内のLED点灯方式を間接照明タイプとして、LEDのルーメンを最大限に利用する形状とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、LEDライティングパネルの形状に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のLEDライティングパネルの形状は、図2に示すように、LED素子をパネルの両端あるいは片側に「直接照明方式」で取り付け、導光板と反射材でパネル面を光らせる形状・構造であり、LED素子の構造やLEDの光の特性を考慮したものでない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【非特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、以上の技術によれば、LED素子の明るさは、従来の蛍光灯型のライティングパネルの照度にすることは出来なかった。
また、従来の反射材は、LED素子の色の違いによる波長に対処が難しく、可視光線領域の赤から紫までの様々な色の変化の内、全反射率が20−25%減少することから、パネル面を均一な光でかつ明るく照明することができない。
そこで、この発明は、この課題を解決し、LEDライティングパネルが、従来のライティングパネルに替わる次世代の照明として、看板照明、標識照明および一般照明等、様々な分野で利用出来るLEDライティング照明を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、第一発明は、反射材が、あらゆるLEDの光を95%程度の全反射率で均一に反射させる「シルバー、銀被膜の反射材」とした。これを便宜的に「均一高反射」と呼ぶ。
また、第二発明は、照度の大幅な増加を目的に、 LED素子を直接照明で導光板に反射させる形状から、第一発明と同一素材の反射材を集光タイプの形状に変え、LED素子を間接照明として導光板と組合せた。
【発明の効果】
【0007】
第一発明によれば、従来のライティングパネル用反射材の可視光線領域(500〜1250nm)の全反射率(90〜75%と不均一)を、LED素子の色の違いに無関係に全反射率を95%の均一な状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】 この発明の一実施形態を示す断面図である。図1a,b
【図2】 従来技術を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
この発明の一実施形態を、図1に示す。
LEDライティングパネル反射材の本体はアルミ製であり、「均一高反射」を実現させるために、アルミ材の中央部分に「銀被膜」を施している。この本体とは別に、LED素子と組み合わせる反射ケースを、LED素子のルーメンを最大限に利用でき、照度向上に繋がる間接照明タイプの形状とする。
【実施形態の効果】
【0010】
この実施形態によれば、LED素子の光が反射ケース内の反射材に反射し、高照度になった状態で導光板裏面の反射材を屈折反射する事で、従来のLEDライティングパネルでは不可能な「均一高反射」「高照度」な照明となる。
【図1a】

【図1b】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
銀被膜のアルミ反射材LEDライティングパネル。
【請求項2】
前記の反射材による 請求項1のLEDケース。

【図2】
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【公開番号】特開2013−58461(P2013−58461A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−209840(P2011−209840)
【出願日】平成23年9月6日(2011.9.6)
【出願人】(511054673)株式会社オーディーシー (3)
【Fターム(参考)】