説明

LED発光デバイス及びその製造方法

【課題】 LEDチップからの光の取り出し効率を向上させると共に、発熱や短波長領域(紫外領域)の影響による劣化を抑制したLED発光デバイスを提供すること。
【解決手段】 基板13上に半導体層14,15,16を形成すると共に該半導体層14,15,16上にn電極17及びp電極18を形成したLEDチップ12を基台11に接着してなるLED発光デバイス1であって、基台11上に該基台11の表面層11a,11b,11cよりも光反射率の高い材料からなる光反射層22を形成し、該光反射層22上にフィラーを含まない透明なシリコン系接着剤21にてLEDチップ12を接着した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は基板上に半導体層を形成すると共に該半導体層上にn電極及びp電極を形成したLEDチップを基台に接着してなるLED発光デバイスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のLED発光デバイス10としては、例えば図9に示すようなものがある(例えば特許文献1参照)。図9に示すLED発光デバイス10は、リードフレーム110上にLEDチップ12を接着したものである。LEDチップ12は、サファイア等の光透過性基板13の上にn型層14、発光層15及びp型層16を順次積層して半導体層を形成してある。n型層14は階段状に形成され、下段にn電極17を設けると共に上段に発光層15等を積層してある。p型層16の上面には透光性を有するp電極18が設けられ、p電極18上にパッド19を設け、ワイヤ20をn電極17及びパッド19にボンディングしてある。このように構成されたLEDチップ12は、リードフレーム110上に接着剤21’によって接着される。接着剤21’としては、エポキシ系接着剤にフィラーを混ぜたものが使用される。フィラーは、反射作用及び放熱作用を有する材料からなり、その代表例としてAgが挙げられる。
【0003】
従来のLED発光デバイス10は、発光層15で生じた光がp電極18側と光透過性基板13側へ放たれる。p電極18側へ放たれた光は、p電極18を透過して外部へ放射される。一方、光透過性基板13側へ放たれた光は、光透過性基板13を透過して接着剤21’に達し、接着剤21’に混入されたフィラーに反射して外部へ放射される。また、LEDチップ12にて発生した熱は、接着剤21’に混入されたフィラーによってリードフレーム110に伝達され、リードフレーム110から放熱される。
【0004】
【特許文献1】特開2000−58914号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のLED発光デバイスは、フィラーを混入したエポキシ系接着剤にてLEDチップと基台を接着してあるので、発光層から放たれた光がフィラー粒子の相互間を通り抜けたり、フィラー粒子によって乱反射したりする。その結果、反射効率や光束の低下を招き、LEDチップの性能が抑制されることが懸念される。
【0006】
また、エポキシ系接着剤を使用すると、LEDチップの発熱の影響によって劣化(変色)しやすく、また、青色LEDなどの短波長のLEDチップを使用した場合に紫外領域の光が吸収されて劣化(変色)しやすい。接着剤が劣化すると、発光層から放たれた光が透過しにくくなり、反射効率がさらに低下する。
【0007】
本発明は斯かる課題に鑑み創案されたものであって、その目的は、LEDチップからの光の取り出し効率を向上させると共に、発熱や短波長領域(紫外領域)の影響による劣化を抑制したLED発光デバイス及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るLED発光デバイスは上記目的を達成するため、基板上に半導体層を形成すると共に該半導体層上にn電極及びp電極を形成したLEDチップを基台に接着してなるLED発光デバイスであって、基台上に該基台の表面層よりも光反射率の高い材料からなる光反射層を形成し、該光反射層上にフィラーを含まない透明なシリコン系接着剤にてLEDチップの基板側を前記光反射層に接着したことを特徴とする。
【0009】
本発明に係るLED発光デバイスは、上記の如く、光反射層上にフィラーを含まない透明なシリコン系接着剤にてLEDチップを接着してあるので、半導体層にて生じた光のうち基板側に放たれた光が透明なシリコン系接着剤を透過して光反射層に到達し、基板とは反対側に反射される。これにより反射効率や光束を向上させることができ、LEDチップの性能を十分に発揮させることができる。また、シリコン系接着剤は、エポキシ系接着剤と同レベル以上に熱伝導性が高くかつ短波長領域の影響も受けにくいので、LED発光デバイスの長寿命化を図ることができる。
【0010】
また、本発明に係るLED発光デバイスは、前記基板が透明基板からなることを特徴とする。このように、前記基板を透明に構成すると、LEDチップの半導体層中の発光層から光反射層までの間が透明に構成されるので、発光層から光反射層へ向かって発せられた光が減衰しにくく、光反射層に反射してLED発光デバイスの外部へ効率よく出射される。
【0011】
本発明に係るLED発光デバイスの製造方法は、基板上に半導体層を形成すると共に該半導体層上にn電極及びp電極を形成したLEDチップと、表面層よりも光反射率の高い材料からなる光反射層を形成した基台とを準備する準備工程と、基台の光反射層上の所定領域にフィラーを含まない透明なシリコン系接着剤を塗布する塗布工程と、基台の所定領域に透明なシリコン系接着剤を介してLEDチップを押圧して接着する接着工程とを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明に係るLED発光デバイスの製造方法は、上記の如く、準備工程にて準備した基台の光反射層上の所定領域に、塗布工程にて透明なシリコン系接着剤を塗布し、接着工程にて基台の所定領域に透明なシリコン系接着剤を介してLEDチップを押圧して接着すると、製造誤差により、シリコン系接着剤がLEDチップの半導体層内の発光層の側面にまではみ出ることがある。このようにシリコン系接着剤がLEDチップの発光層の側面にまではみ出しても、シリコン系接着剤が透明なので、LEDチップの側方における光の減衰を抑制しつつ反射光を出射できるLED発光デバイスが得られる。
【0013】
また、本発明に係るLED発光デバイスの製造方法は、複数のLEDチップが基台の光反射層上の所定領域にフィラーを含まない透明なシリコン系接着剤を介して接着されており、所定の樹脂で複数のLEDチップを被覆する被覆工程を含むことを特徴とする。
【0014】
上記のLED発光デバイスの製造方法は、基台の光反射層上に配置された複数のLEDチップを所定の樹脂で被覆するようにしたので、LEDチップの側方から直接的に又はシリコン系接着剤を介して間接的に出射された光を、LEDチップの相互間の領域に形成された光反射層においても反射させることができ、所定の樹脂の表面が均一に発光するLED発光デバイスが得られる。
【0015】
さらに、本発明に係るLED発光デバイスの製造方法は、前記準備工程で準備する基台には前記複数のLEDチップが接着される位置の相互間に電極部材が形成されており、かつ、前記LEDチップの前記半導体層内の発光層の高さが電極部材よりも高く形成されており、前記接着工程と前記被覆工程の間に前記複数のLEDチップの各々と前記電極部材とをワイヤで接続するワイヤ接続工程とを含むことを特徴とする。
【0016】
上記のLED発光デバイスの製造方法は、LEDチップの半導体層内の発光層の高さを電極部材よりも高くすることで、シリコン系接着剤がLEDチップの半導体層内の発光層の側面にまではみ出していても、接着剤を透明にすることで得られたLEDチップの側方から発せられる光を利用してLEDチップ間の電極部材を照らすことができ、所定の樹脂の表面が均一に発光するLED発光デバイスが得られる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、熱伝導性に優れた透明なシリコン系接着剤にてLEDチップと基台を接着してあるので、LEDチップにて発生した熱を効率よく放熱することができ、LED発光デバイスの長寿命化を図ることができる。また、シリコン系接着剤が透明であるため、LEDチップから基台側に放たれた光を透過させて、基台上に形成した光反射層にて反射させることで反射効率や光束を高めることができる。
【0018】
また、本発明方法によれば、製造誤差により、シリコン系接着剤がLEDチップの半導体層内の発光層の側面にまではみ出しても、シリコン系接着剤が透明なので、LEDチップの側方における光の減衰を抑制しつつ反射光を出射できるLED発光デバイスが得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、添付図面を参照しつつ本発明に係るLED発光デバイスの一実施形態について説明する。なお、従来例と同一部位には同一符号を付して詳しい説明を省略する。
【0020】
図1は、本発明に係るLED発光デバイス1の一実施形態を示す縦断面図である。このLED発光デバイス1は、基台11上に基台11の表面よりも光反射率の高い材料からなる光反射層22を形成し、この光反射層22の上にフィラーを含まない透明なシリコン系接着剤21にてLEDチップ12を接着したものである。LEDチップ12は従来例と同様の構成とされ、従来例と同一部位には同一符号を付して詳しい説明を省略する。なお、LEDチップ12の基板13は、サファイアのみで構成されていることが望ましい。
【0021】
基台11は、Cu層11a,11cの間にMo層11bを介在させた積層型の基板であり、LEDチップ12の基板13を構成するサファイアと熱膨張率がほぼ等しくなっている。基台11の表面層とLEDチップ12の基板13の熱膨張率をほぼ等しくすると、LEDチップ12で発生した熱を基台11に放熱しやすくなる。なお、基台11は、積層型の基板に限定されず、従来例と同様の構成(単層基板からなるリードフレーム)など他の構成であってもよい。
【0022】
光反射層22は白色のAgPtからなり、その表面が平坦になっている。光反射層22を構成するAgPtは、基台11の表面となるCu層11aよりも光反射率が高い材料である。基台11の表面となるCu層11aよりも光反射率が高い材料としてはAgPtのほかAgも挙げられる。白色のAgPtはグレー色のAgよりも光反射率が高い材料である。
【0023】
シリコン系接着剤21は、Ag等のフィラーを含まない透明なものであり、Ag等のフィラーを含まないエポキシ系のペーストと同レベル以上に熱伝導性に優れている。
【0024】
本実施形態のLED発光デバイス1は上記の如く構成され、LEDチップ12自体の発光層15から、図示上、上向きと下向きに光が放たれる。上向きの光は透光性を有するp電極18を透過して外部へ放射される。下向きの光はサファイア基板13及び透明なシリコン系接着剤21を透過して光反射層22に到達し、光反射層22にて反射して上向きに向きを変え、シリコン系接着剤21及びLEDチップ12を透過して外部へ放射される。下向きの光を平坦な光反射層22で反射させることで、乱反射しにくくなり、反射効率や光束を向上させることができる。なお、光反射層22を設けずに基台11をAgやAgPtで構成しても上記実施形態と同様の反射作用を享受することはできるが、光反射層22を設けた方がコストを抑制することができる。
【0025】
また、LEDチップ12で発生した熱は、シリコン系接着剤21を介して基台11に放熱される。シリコン系接着剤21は、Ag等のフィラーを含まないエポキシ系のペーストと同レベル以上に熱伝導性に優れ、熱による劣化が生じにくい。さらに、シリコン系接着剤21は、青色LED等の短波長領域で劣化(変色)しにくい。このようにLEDチップ12の発熱や短波長領域(紫外領域)の影響を受けにくいシリコン系接着剤21を使用することで、LED発光デバイス1の長寿命化を図ることができる。また、基台11の表面層とLEDチップ12の基板13の熱膨張率をほぼ等しくしてあるので、LEDチップ12で発生した熱が基台11に伝わりやすくLEDチップ12の発熱による劣化を抑制することもできる。
【0026】
以上、本発明に係るLED発光デバイス1の一実施形態につき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば上記実施形態では、LEDチップ12の放熱性を高めるために、基板13と基台11の表面層の熱膨張率をほぼ等しくしてあるが、図2に示すように、筒状の放熱部材23を使用することで基台11の放熱性を高めることもできる。筒状の放熱部材23は、アルミ等の金属材料からなり、内部に空気の対流が発生するので放熱性が向上する。さらに、図3に示すスワン型口金モジュール24や図4に示すエジソン型口金モジュール25を介して放熱することもできる。図3及び図4では、LED発光デバイス1をLED装置本体26に装着し、LEDモジュール27としてモジュール化してある。このようにモジュール化することで、様々なタイプの口金に対応できる。スワン型口金モジュール24やエジソン型口金モジュール25の内部には、電流制限用の抵抗などを設けてある。
【0027】
次に、図5乃至図8を参照しつつ上述したLED発光デバイス1の製造方法について説明する。
【0028】
図5は、本発明方法の一工程である準備工程にて準備する基台11を示している。この基台11の表面には光反射層22が形成されており、光反射層22の上には電極部材23が配設される。電極部材23は、例えば金や銅などの導電性材料からなる配線パターン23aを、セラミックなどで形成された電極部材本体23bの上面に設けたものである。また、電極部材23は、基台11上の複数のLEDチップが接着される位置の相互間に配設される。ここで、LEDチップ12の半導体層内の発光層15は電極部材23よりも高くなっている。つまり、電極部材23としては、LEDチップ12の半導体層内の発光層15よりも低いものが使用される。
【0029】
図6は、本発明方法の一工程である塗布工程を示す概略図である。塗布工程では、基台11の光反射層22上の所定領域(LEDチップ12の配設箇所)にシリコン系接着剤21を塗布する。
【0030】
図7は、本発明方法の一工程である接着工程を示す概略図である。図示しないダイボンダによって半導体ウェハからLEDチップ12を取り出し、基台11上のシリコン系接着剤21の塗布箇所にLEDチップ12を押圧して接着する。なお、図7におけるLEDチップ12は簡略化して示しているが、図1に示すものと同じものである。
【0031】
図8は、本発明方法にて得られたLED発光デバイス1の一例を示す概略図である。接着工程の後、ワイヤ接続工程と被覆工程が行われる。ワイヤ接続工程は、いわゆるワイヤボンディングであり、複数のLEDチップ12の各々と電極部材23とをワイヤ20で接続する工程である。ワイヤ接続工程の後、所定の樹脂24で複数のLEDチップ12を被覆する被覆工程が行われ、図8に示すLED発光デバイス1が得られる。
【0032】
ここで、図7及び図8に示すように、基台11上の所定領域に塗布されたシリコン系接着剤21にLEDチップ12を押圧して接着する接着工程を行うと、シリコン系接着剤21がLEDチップ12の側面にはみ出ることがある。このシリコン系接着剤21がはみ出した部分を側壁21aと称する。この側壁21aは、シリコン系接着剤21の塗布量や塗布位置のずれ、LEDチップ12の位置ずれなどの製造誤差により生じたり、或いは、LEDチップ12の接着強度を増すために意図的に形成したりする。側壁21aには製造誤差が生じやすく、例えば図7及び図8の右側のLEDチップ12では側壁21aがLEDチップ12の下部を囲むように形成されているが、左側のLEDチップ12では側壁21aがLEDチップ12の側面の殆どを覆っている。このように側壁21aがLEDチップ12の側面の殆どを覆った場合にフィラーを含む従来の接着剤を使用していると、LEDチップ12の側方から光が出射しにくくなる。これに対し、本発明においては、フィラーを含まない透明なシリコン系接着剤21を使用しているので、側壁21aがLEDチップ12の側面の殆どを覆ったとしても、LEDチップ12の側方から光を出射させることができる。さらに、LEDチップ12の2つの電極17,18に接触するほど側壁21aが大きい場合にフィラーを含む従来の接着剤を使用していると、電極17,18間がショートするが、本発明においては、フィラーを含まない透明なシリコン系接着剤21を使用しているので、電極17,18はショートしない。
【0033】
また、図8において、電極部材23の高さh1よりもLEDチップ12の発光層15の高さh2の方が高くなっている。これにより、側壁21aが発光層15の側方を覆うか否かに関わらず、発光層15から出た光が電極部材23に反射してLED発光デバイス1の前面から出射する。したがって、品質の安定したLED発光デバイス1が得られる。なお、所定の樹脂24に蛍光体を含有させれば、蛍光体の色を変更することで、LEDチップ12からの光を所望の色に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明に係るLED発光デバイスの一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明に係るLED発光デバイスの第1の改変例を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るLED発光デバイスの第2の改変例を示す縦断面図である。
【図4】本発明に係るLED発光デバイスの第3の改変例を示す縦断面図である。
【図5】本発明に係るLED発光デバイスの製造方法の一工程である準備工程にて準備する基台の一例を示す概略図である。
【図6】本発明に係るLED発光デバイスの製造方法の一工程である塗布工程の一例を示す概略図である。
【図7】本発明に係るLED発光デバイスの製造方法の一工程である接着工程の一例を示す概略図である。
【図8】本発明に係るLED発光デバイスの製造方法により得られたLED発光デバイスの一例を示す概略図である。
【図9】従来のLED発光デバイスの一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0035】
1 LED発光デバイス
11 基台
11a,11cCu層
11b Mo層
12 LEDチップ
13 基板
14 n型層
15 発光層
16 p型層
17 n電極
18 p電極
19 パッド
20 ワイヤ
21 シリコン系接着剤
22 光反射層
23 電極部材
24 所定の樹脂

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に半導体層を形成すると共に該半導体層上にn電極及びp電極を形成したLEDチップを基台に接着してなるLED発光デバイスであって、
基台上に該基台の表面層よりも光反射率の高い材料からなる光反射層を形成し、該光反射層上にフィラーを含まない透明なシリコン系接着剤にてLEDチップの基板側を前記光反射層に接着したことを特徴とするLED発光デバイス。
【請求項2】
前記基板が透明基板からなることを特徴とする請求項1に記載のLED発光デバイス。
【請求項3】
基板上に半導体層を形成すると共に該半導体層上にn電極及びp電極を形成したLEDチップと、表面層よりも光反射率の高い材料からなる光反射層を形成した基台とを準備する準備工程と、
基台の光反射層上の所定領域にフィラーを含まない透明なシリコン系接着剤を塗布する塗布工程と、
基台の所定領域に透明なシリコン系接着剤を介してLEDチップを押圧して接着する接着工程とを含むことを特徴とするLED発光デバイスの製造方法。
【請求項4】
複数のLEDチップが基台の光反射層上の所定領域にフィラーを含まない透明なシリコン系接着剤を介して接着されており、所定の樹脂で複数のLEDチップを被覆する被覆工程を含むことを特徴とする請求項3に記載のLED発光デバイスの製造方法。
【請求項5】
前記準備工程で準備する基台には前記複数のLEDチップが接着される位置の相互間に電極部材が形成されており、かつ、前記LEDチップの前記半導体層内の発光層の高さが電極部材よりも高く形成されており、
前記接着工程と前記被覆工程の間に前記複数のLEDチップの各々と前記電極部材とをワイヤで接続するワイヤ接続工程とを含むことを特徴とする請求項4に記載のLED発光デバイスの製造方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2007−311401(P2007−311401A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−136460(P2006−136460)
【出願日】平成18年5月16日(2006.5.16)
【出願人】(000000309)IDEC株式会社 (188)
【Fターム(参考)】