説明

PCMO薄膜へのドーピングによりRRAM特性を生じさせる方法

【課題】ドープされたPCMO層を単一の堆積工程で形成方法を提供する。
【解決手段】RRAMに適用出来るドープされたPCMO薄膜層の形成方法であって、その中に遷移金属添加物を有するPCMO前躯体溶液を準備する工程と、ドープされたPCMOスピンコーティング溶液をウェハ表面上にスピンコーティングし焼成後アニーリングする工程と、前記スピンコーティングを複数回繰り返す工程と、さらにアニーリングする工程とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、Pr0.7Ca0.3MnO(PCMO)薄膜の可逆的抵抗スイッチ特性を調整するためのPCMOスピンコーティングの前処理、薄膜前躯体、及び、PCMO層のドーピングに関する。
【背景技術】
【0002】
数ナノ秒の短電気パルスを印加することによるPr0.7Ca0.3MnO(PCMO)金属酸化物薄膜の可逆的抵抗スイッチ特性は、下記の非特許文献1、及び、特許文献1(「薄膜抵抗体で用いられるペロブスカイト物質の特性をスイッチングさせるための方法」としてLiu等に対し2001年3月20日特許付与)に開示されている。これらに開示されているPCMO薄膜は、パルスレーザアブレーション(PLA)技術によって、エピタキシャルなYBaCu(YBCO)、若しくは、部分的にエピタキシャルなPt/LAO(LaAlO)基板上で成長させられる。下記の特許文献1及び非特許文献1で開示されているXRD(X線回折装置)の極性図は、PCMO薄膜の従来のエピタキシャル特性を示し、更に、巨大磁気抵抗(Colossal magnetoresistance、CMR)物質が室温で可逆的抵抗変化特性を持つことを示している。
【0003】
また、シリコンウェハと一体化されたPCMO薄膜の構造、及び、電気的可逆的抵抗変化を成し遂げるための方法も知られている。Mn(OAc)(2HO)の前熱処理を通して安定したスピンコーティングPCMO前躯体溶液を合成するための方法は、特許文献2(「PCMOスピンコーティング堆積法」として2004年1月15日出願)に開示されている。
【0004】
【特許文献1】米国特許第6,204,139B1号明細書
【特許文献2】米国特許出願第10/759,468号明細書
【非特許文献1】Liu等、「Electric−pulse−induced Reversible Resistance Change Effect in Magnetoresistive Films」、Vol.76、No.19、2749〜2751頁(2000年)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、ドープされたPCMO層を単一の堆積工程で形成することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ドープされたPCMO薄膜層の形成方法であって、Ca(OAc)(HO)及びMn(OAc)(2HO)の脱水、Pr(OAc)(HO)、Ca(OAc)(HO)及びMn(OAc)(2HO)の混合、PCMO前躯体溶液への遷移金属添加物の追加、及び、前記PCMOの化学物質及び前記遷移金属の有機溶媒中への溶解、を含む前記PCMO前躯体溶液を準備する工程と、約90℃から120℃の間の温度で約1時間から8時間の間、前記ドープされたPCMO前躯体溶液を加熱する工程と、0.2μmのフィルタを通して前記ドープされたPCMO前躯体溶液をろ過し、結果としてドープされたPCMOスピンコーティング溶液を形成する工程と、ウェハ表面上へ前記ドープされたPCMO前躯体溶液を注入し、約2500RPMで約45秒間前記ウェハをスピンさせ、
約180℃で約1分間コーティングされた前記ウェハを焼成し、焼成温度を約230℃に上げて約1分間の焼成を行い、約500℃で約5分間RTA加熱炉中で前記ウェハをアニーリングすることにより、前記ドープされたPCMO前躯体溶液を前記ウェハ上にスピンコーティングするスピンコーティング工程と、前記ドープされたPCMO薄膜層を形成するために少なくとも3回前記スピンコーティング工程を繰り返す工程と、乾燥した清浄な空気中で約500℃から600℃の間の温度で、約1時間から6時間の間前記ウェハをアニーリングする工程と、を有することを特徴とする。
【0007】
課題を解決するための手段の欄で示した記載によって、発明の特徴の可及的速やかな理解が提供される。更に、発明の十分な理解は、下記に詳述された図面と発明を実施するための最良の形態を参照することによって得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
Liu等の特許文献1では、電気パルスを室温でPr0.7Ca0.3MnO(PCMO)に印加したときに前記PCMO薄膜が可逆的抵抗変化特性を示すことが従来技術として開示され、前記可逆的抵抗変化は、電気パルスの極性によって制御される。抵抗値は短い正のパルスを印加することによって増加し、更に、抵抗値は短い負のパルスを印加することによって減少する。前記PCMO薄膜は、パルスレーザ堆積法(PLD)によって、エピタキシャルなYBaCu(YBCO)及び部分的にエピタキシャルなプラチナ基板上に堆積される。
【0009】
特許文献2では、PCMO前躯体の合成、及びスピンコーティングによる前記PCMO前躯体の適用について開示されている。結果的に、前記PCMO薄膜は、短い電気パルスを印加すると可逆的抵抗スイッチを示すように形成される。
【0010】
本発明方法は、RRAM(シャープ株式会社の登録商標)デバイスで用いるPCMO薄膜のドーピング法を提供するものであり、ドープされたPCMO薄膜を単一の堆積工程で形成可能にし、電気的特性を調整する。
【0011】
図1は、本発明方法の概要(矢符10)を示している。PCMOの合成に用いる未加工の化学物質12は、Pr(OAc)(HO)、Ca(OAc)(HO)及びMn(OAc)(2HO)であり、ここでOAcはOOCCHである。Ca(OAc)(HO)及びMn(OAc)(2HO)の両方に対し、前処理として熱処理及び脱水処理を行う。ドーピング元素14は、ここではV、Cr、Co、Fe、Ni、Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、Mo、W、及び、Zn等の遷移金属添加物であり、PCMO化学物質12と混合される。ドーピングの量は、PCMOに対する遷移金属の比が約0.01mol%から10mol%となるように範囲を決める。本発明方法で用いる有機溶媒16は、酢酸HOAcである。以上、PCMO化学物質12とドーピング元素14を有機溶媒16に溶解させてPCMO前躯体溶液が形成される(工程#16)。ドーパントの追加されたPCMO前躯体と酢酸溶液は、約90℃から120℃の間の温度で約1時間から8時間加熱される(工程#18)。前記溶液は、0.2μmフィルタを通してろ過され(工程#20)、結果としてドープされたPCMOスピンコーティング溶液となる(工程#22)。ドープされたPCMO薄膜は、Pt/Ti/SiOウェハ基板上に、ドープされたPCMOスピンコーティング溶液をスピンコーティングすることによって形成される。PCMOスピンコーティング溶液はウェハ表面上に注入され(工程#24)、引き続き、ウェハが約2500RPMでスピンされ(工程#26)、このスピン速度は約45秒間維持される。コーティングされたウェハは、約180℃で約1分間焼成され(工程#28)、引き続き、温度を約230℃に上げて約1分間焼成される(工程#30)。ウェハは、約500℃で約5分間、RTA加熱炉内でアニーリングされる(工程#32)。スピンコーティング工程(#24〜#32)は、ドープされたPCMO層を形成するために、少なくとも3回繰り返す。ドープされたPCMO層が完成すると、前記ウェハは、乾燥した清浄な空気中で、約500℃から600℃の間の温度で約1時間から6時間の間、アニーリングされる(工程#34)。
【0012】
初めてのドーピング実験により、以下の実施例に示すようなPCMO薄膜のRRAM特性へのドーピングの影響が示された。
【0013】
<実施例1>
本実施例では、工程#22におけるスピンコーティング溶液が、添加物としてクロム(III)酢酸‐水酸化物:(CHCOCr(OH)の形で0.1mol%のCr金属を含んでいる。3層のCrドープされたPCMO薄膜が、スピンコーティングによってPt/Ti/SiO/Siウェハ基板上に堆積された。約200μmの厚さのプラチナ上部電極が、CrドープされたPCMO薄膜上に形成された。525℃で約40分、後処理としてアニーリングした後、PCMO薄膜の抵抗値は300Ωから200Ωに低下した。しかしながら、抵抗値のスイッチングは、印加した電気パルスの種類及び持続期間にかかわらず観測されなかった。
【0014】
<実施例2>
以下、Cr金属添加物を、PCMO薄膜中で約0.05mol%に減少させた場合の最初のテスト結果を示す。実施例1と同様に、クロム(III)酢酸‐水酸化物が、クロミウム添加物として用いられた。3層のCrドープされたPCMO薄膜が、スピンコーティングによってPt/Ti/SiO/Siウェハ基板上に堆積された。約200μmの厚さのプラチナ上部電極が、CrドープされたPCMO膜上に形成された。525℃で約40分、後処理としてアニーリングした後、薄膜の抵抗値は300Ωから200Ωに低下し、図2に示すように、可逆的抵抗スイッチ特性が観察された。
【0015】
本実施例2のドープされたPCMO薄膜は、書き込み動作のために5V/100nsの電気パルスを必要とし、リセット動作のために3V/10μsの電気パルスを必要とする。図3〜図6は、CrドープされたPCMO薄膜の抵抗スイッチ性能を示している。ここで、図3は、書き込みパルス電圧依存性を示している。図4は、書き込みパルス幅依存性を示している。図5は、リセットパルス電圧依存性を示している。図6は、リセットパルス幅依存性を示している。書き込み電圧の閾値は3.5Vであり、パルス幅の閾値は75nsである。リセットプロセスでは、電圧及びパルス幅の閾値は夫々2.5V及び3μsである。
【0016】
図7は、ドープされていないPCMO薄膜の高い温度依存性を示している。図8は、CrドープされたPCMO薄膜の高い温度依存性を示している。図7及び図8を比較すると、CrドープされたPCMO薄膜は、温度依存性が、ドープされていないPCMO薄膜より弱いことを示している。図9は、CrドープされたPCMO薄膜の抵抗値と、ドープされていないPCMO薄膜の抵抗値との対比を示している。CrドープされたPCMO薄膜は、ドープされていないPCMO薄膜より、抵抗値の測定電圧に対する影響がより小さいことを示している。
【0017】
<実施例3>
本実施例では、添加物として0.05mol%のバナジウムをPCMO薄膜に導入した。バナジルアセチルアセトナート:[CHCOCHCOCHVOが、バナジウム添加物の化合物として用いられた。前述の実施例と同様に、3層のV(バナジウム)ドープPCMO薄膜が、スピンコーティングによってプラチナ基板上に堆積され、約200μmの厚さのプラチナ上部電極が、VドープされたPCMO膜上に形成された。約525℃で約40分、後処理としてアニーリングした後、VドープされたPCMO薄膜は必要なRRAM特性を示した。しかしながら、スイッチサイクル数が限られており、VドープされたPCMO薄膜層が回復できないダメージを受けることが明らかになった。
【0018】
以上、可逆的抵抗スイッチ特性を高めるためのPCMO薄膜のドーピング方法を説明した。本発明方法は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載で規定される技術的範囲内において、変形及び改良が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明方法に係るドープされたPCMO前躯体の前処理工程及びスピンコーティングプロセスを示すフローチャート
【図2】CrをドープしたPCMO薄膜の抵抗スイッチ特性を示す図
【図3】CrをドープしたPCMO薄膜の特性を示す図
【図4】CrをドープしたPCMO薄膜の特性を示す図
【図5】CrをドープしたPCMO薄膜の特性を示す図
【図6】CrをドープしたPCMO薄膜の特性を示す図
【図7】CrをドープしたPCMO薄膜の温度依存性を示す図
【図8】CrをドープしたPCMO薄膜の温度依存性を示す図
【図9】抵抗測定におけるCrをドープしたPCMO薄膜の効果を示す図
【符号の説明】
【0020】
10 本発明方法を示すフローチャート
14 ドーピング元素

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドープされたPCMO薄膜層の形成方法であって、
Ca(OAc)(HO)及びMn(OAc)(2HO)の脱水、
Pr(OAc)(HO)、Ca(OAc)(HO)及びMn(OAc)(2HO)の混合、
PCMO前躯体溶液への遷移金属添加物の追加、及び、
前記PCMOの化学物質及び前記遷移金属の有機溶媒中への溶解、を含む前記PCMO前躯体溶液を準備する工程と、
約90℃から120℃の間の温度で約1時間から8時間の間、前記ドープされたPCMO前躯体溶液を加熱する工程と、
0.2μmのフィルタを通して前記ドープされたPCMO前躯体溶液をろ過し、結果としてドープされたPCMOスピンコーティング溶液を形成する工程と、
ウェハ表面上へ前記ドープされたPCMO前躯体溶液を注入し、
約2500RPMで約45秒間前記ウェハをスピンさせ、
約180℃で約1分間コーティングされた前記ウェハを焼成し、
焼成温度を約230℃に上げて約1分間の焼成を行い、
約500℃で約5分間RTA加熱炉中で前記ウェハをアニーリングすることにより、前記ドープされたPCMO前躯体溶液を前記ウェハ上にスピンコーティングするスピンコーティング工程と、
前記ドープされたPCMO薄膜層を形成するために少なくとも3回前記スピンコーティング工程を繰り返す工程と、
乾燥した清浄な空気中で約500℃から600℃の間の温度で、約1時間から6時間の間前記ウェハをアニーリングする工程と、を有することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記PCMO前躯体溶液を準備する工程における前記遷移金属添加物の追加は、V、Cr、Co、Fe、Ni、Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、Mo、W、及び、Znから構成される遷移金属添加物のグループからの前記遷移金属添加物の選択を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記PCMO前躯体溶液を準備する工程における前記遷移金属添加物の追加は、前記PCMOに対する前記遷移金属添加物の比が約0.01mol%から10mol%の間の範囲となるように前記遷移金属添加物を追加することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記有機溶媒が、ドープされたPCMO前躯体溶液を構成する酢酸であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
ドープされたPCMO薄膜層の形成方法であって、
Ca(OAc)(HO)及びMn(OAc)(2HO)の脱水、
Pr(OAc)(HO)、Ca(OAc)(HO)及びMn(OAc)(2HO)の混合、
V、Cr、Co、Fe、Ni、Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、Mo、W、及び、Znから構成される遷移金属添加物のグループからの前記遷移金属添加物の選択を含む、PCMO前躯体溶液への前記遷移金属添加物の追加、及び、
前記PCMOの化学物質及び前記遷移金属の有機溶媒中への溶解、を含む前記PCMO前躯体溶液を準備する工程と、
約90℃から120℃の間の温度で約1時間から8時間の間、前記ドープされたPCMO前躯体溶液を加熱する工程と、
0.2μmのフィルタを通して前記ドープされたPCMO前躯体溶液をろ過し、結果としてドープされたPCMOスピンコーティング溶液を形成する工程と、
ウェハ表面上へ前記ドープされたPCMO前躯体溶液を注入し、
約2500RPMで約45秒間前記ウェハをスピンさせ、
約180℃で約1分間コーティングされた前記ウェハを焼成し、
焼成温度を約230℃に上げて約1分間の焼成を行い、
約500℃で約5分間RTA加熱炉中で前記ウェハをアニーリングすることにより、前記ドープされたPCMO前躯体溶液を前記ウェハ上にスピンコーティングするスピンコーティング工程と、
前記ドープされたPCMO薄膜層を形成するために少なくとも3回前記スピンコーティング工程を繰り返す工程と、
乾燥した清浄な空気中で約500℃から600℃の間の温度で、約1時間から6時間の間前記ウェハをアニーリングする工程と、を有することを特徴とする方法。
【請求項6】
前記PCMO前躯体溶液を準備する工程における前記遷移金属添加物の追加は、前記PCMOに対する前記遷移金属添加物の比が約0.01mol%から10mol%の間の範囲となるように前記遷移金属添加物を追加することを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記有機溶媒が、ドープされたPCMO前躯体溶液を構成する酢酸であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
ドープされたPCMO薄膜層の形成方法であって、
Ca(OAc)(HO)及びMn(OAc)(2HO)の脱水、
Pr(OAc)(HO)、Ca(OAc)(HO)及びMn(OAc)(2HO)の混合、
V及びCrから構成される遷移金属添加物のグループからの前記遷移金属添加物の選択を含む、PCMO前躯体溶液への前記遷移金属添加物の追加、及び、
前記PCMOの化学物質及び前記遷移金属の有機溶媒中への溶解、を含む前記PCMO前躯体溶液を準備する工程と、
約90℃から120℃の間の温度で約1時間から8時間の間、前記ドープされたPCMO前躯体溶液を加熱する工程と、
0.2μmのフィルタを通して前記ドープされたPCMO前躯体溶液をろ過し、結果としてドープされたPCMOスピンコーティング溶液を形成する工程と、
ウェハ表面上へ前記ドープされたPCMO前躯体溶液を注入し、
約2500RPMで約45秒間前記ウェハをスピンさせ、
約180℃で約1分間コーティングされた前記ウェハを焼成し、
焼成温度を約230℃に上げて約1分間の焼成を行い、
約500℃で約5分間RTA加熱炉中で前記ウェハをアニーリングすることにより、前記ドープされたPCMO前躯体溶液を前記ウェハ上にスピンコーティングするスピンコーティング工程と、
前記ドープされたPCMO薄膜層を形成するために少なくとも3回前記スピンコーティング工程を繰り返す工程と、
乾燥した清浄な空気中で約500℃から600℃の間の温度で、約1時間から6時間の間前記ウェハをアニーリングする工程と、を有することを特徴とする方法。
【請求項9】
前記PCMO前躯体溶液を準備する工程における前記遷移金属添加物の追加は、前記PCMOに対する前記遷移金属添加物の比が約0.01mol%から10mol%の間の範囲となるように前記遷移金属添加物を追加することを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記有機溶媒が、ドープされたPCMO前躯体溶液を構成する酢酸であることを特徴とする請求項8に記載の方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−121050(P2006−121050A)
【公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−254723(P2005−254723)
【出願日】平成17年9月2日(2005.9.2)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】