説明

X線異物検出装置

【課題】被検査物の出入口に設けられ、遮蔽カーテンが取り付けられたサイドカバーを開閉構造として開口を簡単に開放させて清掃性やメンテナンス性を向上させる。
【解決手段】側面に被検査物の出入口となる開口5を有する筐体2と、被検査物を入口5から出口5に搬送する搬送手段6と、筐体2内において搬送される被検査物に向けてX線を照射するX線照射手段と、被検査物に混入している異物を検出するX線検出手段と、筐体2の開口5の上縁部を覆うように筐体2の側面から張り出した天板部11と、筐体2の開口5の一対の側縁部を覆うように筐体2の側面から張り出した一対の側板部15,15とからなり、一対の側板部15,15にX線の漏洩を防止する遮蔽カーテン20が取り付けられたサイドカバー10とを備え、サイドカバー10の一対の側板部15,15が、筐体2の側面に回動可能に支持され、開口5を挟んで互いに外向きに開く構造である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体内において被検査物にX線を照射し、その透過量に基づいて該被検査物に混入している異物を検出するX線異物検出装置に係り、被検査物の出入口として筐体の両側面に設けられた開口を覆うためのサイドカバーの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、X線異物検出装置には、例えば下記特許文献1に開示されるように、被検査物の出入口として筐体101の両側面に設けられた開口部からX線が漏れないように該開口部を覆うためのサイドカバー102,102が設けられている(図6参照)。図示のように、このサイドカバー102,102は、筐体101の両側面から搬送方向の前後に張り出して設けられるとともに、X線が減衰して安全となる距離を確保できる程度の十分な長さを有して設けられている。
【0003】
ところが、図6のようなX線異物検出装置100では、サイドカバー102,102が筐体101から搬送方向に長いため、装置100全体が大型化していた。また、筐体101内には搬送方向に沿って複数のX線遮蔽用シート(不図示)が配設されているため、例えば筐体101内における被検査物の状態(被検査物の姿勢など)を調べるためにカメラなどを設置するスペースが確保できなかった。
【0004】
また、下記特許文献2に開示されるX線異物検出装置には、図7に示すように、サイドカバー202,202にX線の漏洩を防止するための漏洩防止簾203,203が設けられている。これにより、サイドカバー202,202の長さを短く構成できるようになり、装置200の小型化が可能となった。さらに、サイドカバー202に設けられる漏洩防止簾203によってX線が十分遮断されるため、筐体201内に設けられた漏洩防止簾を取り除くことも可能であり、筐体201内にカメラなどを設置できるようになった。
【特許文献1】特許第3828733号公報
【特許文献2】特許第3779958号公報
【特許文献3】特開2004−317184号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、図7に示すようなX線異物検出装置200では、筐体201内の清掃やメンテナンスなどを行うために、筐体201からサイドカバー202,202を取り外して筐体201の両側面の開口を開放させる必要があった。また、清掃又はメンテナンスの作業終了後には、取り外したサイドカバー202,202を再び筐体201に取り付けなければならず、面倒であり時間もかかっていた。特にX線を斜めに照射するX線異物検出装置(上記特許文献3)などは、X線源が筐体の前面側に設けられることがあり、筐体の前面が僅かしか開放されないため、必然的に筐体の両側面の開口から清掃やメンテナンスを行わなければならない。そのため、筐体の両側面の開口開放操作の煩雑化は、清掃性やメンテナンス性を著しく低下させることになっていた。
【0006】
そこで本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、筐体の両側面の被検査物が出入りする開口に設けられ、遮蔽カーテンが取り付けられたサイドカバーを開閉構造とすることにより、開口を簡単に開放させることができ、清掃性やメンテナンス性を向上させるX線異物検出装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のX線異物検出装置は、一対の側面に被検査物の出入口となる開口5が設けられた筐体2と、
前記被検査物を前記入口開口5から前記出口開口5に搬送する搬送手段6と、
前記筐体2内において前記搬送手段6が搬送している前記被検査物に向けてX線を照射するX線照射手段と、
前記筐体2内において前記被検査物を透過したX線を検出して該被検査物に混入している異物を検出するX線検出手段と、
前記筐体2の前記各開口5の上縁部を覆うように前記筐体2の側面から張り出した天板部11(31,41)と、前記筐体2の前記各開口5の一対の側縁部を覆うように前記筐体2の側面から張り出した一対の側板部15,15(32,32,42,42)とからなり、前記天板部11(31,41)又は前記一対の側板部15,15(32,32,42,42)の少なくともいずれか一方にX線の漏洩を防ぐための遮蔽カーテン20が取り付けられたサイドカバー10(30,40)と、を備え、
前記サイドカバー10(30,40)の前記一対の側板部15,15(32,32,42,42)が、前記筐体2の側面に回動可能に支持され、前記入口又は出口開口5を挟んで互いに外向きに開くことを特徴としている。
【0008】
請求項2記載のX線異物検出装置は、前記サイドカバー10の前記天板部11が、前記一対の側板部15,15の上端部に対して着脱自在に設けられていることを特徴としている。
【0009】
請求項3記載のX線異物検出装置は、前記サイドカバー30の前記天板部31が前記開口5の幅方向に二分割され、且つ分割された前記天板部31のそれぞれの外側縁部が前記一対の側板部32,32の各上縁部と略一体形成されていることを特徴としている。
【0010】
請求項4記載のX線異物検出装置は、前記サイドカバー40の前記天板部41のいずれか一方の外側縁部が前記一対の側板部42,42の上縁部と略一体形成されていることを特徴としている。
【0011】
請求項5記載のX線異物検出装置は、前記サイドカバー10(30,40)の前記天板部11(31,41)及び/又は前記一対の側板部15,15(32,32,42,42)と前記筐体2の側面の間に、前記サイドカバー10(30,40)の開閉状態を検知するインターロックスイッチ13が設けられていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
本発明によるX線異物検出装置によれば、筐体の両側面に設けられた入口又は出口開口を覆うサイドカバーの一対の側板部が前記開口を挟んで外向きに開くことによって、開口を簡単な操作で開放できるようになる。この結果、従来のように、清掃又はメンテナンスの作業時にサイドカバーを取り外し、作業終了後に再び取り付けたりする手間がなくなるため、清掃やメンテナンスが容易となり、作業時間も短縮され、清掃性やメンテナンス性を向上させることができる。
【0013】
また、遮蔽カーテンが、天板部、又は一対の側板部の少なくとも一方に取り付けられることによって、遮蔽カーテンが開口の開放操作と干渉しないようになる。つまり、サイドカバー(一対の側板部)から遮蔽カーテンを取り外さなくても開口を開放できるため、清掃やメンテナンスの作業が更に迅速化される。
【0014】
さらに、天板部及び/又は一対の側板部と筐体の側面の間にインターロックスイッチが設けられていることにより、誤作動によるX線の漏洩を防ぐことができ、安全性を向上させる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明によるX線異物検出装置の一実施の形態のサイドカバーが閉じた状態を示す斜視図、図2は同サイドカバーが開いた状態を示す斜視図である。
【0016】
この実施の形態のX線異物検出装置は、例えば食料品などの被検査物にX線を照射し、その透過量に基づいて該被検査物に混入している金属やガラスなどの異物を検出するものである。
【0017】
図1,2に示すように、この実施の形態のX線異物検出装置1は、箱型の筐体2を有し、四本の脚部3で設置面上に支持されている。この筐体2は、内部から有害な量のX線が外部に漏洩しないように放射線防護材料を用いて形成されている。また、筐体2の前面は開放されており、筐体2前面に前面開口を閉塞するための開閉自在な扉4が設けられている。さらに、筐体2の両側面には被検査物の出入口となる開口5,5が設けられている。そして、筐体2の両側面には、これらの開口5を覆うための後述するサイドカバー10が設けられている。
【0018】
図1,2に示すように、搬送手段としてのベルトコンベア6は、筐体2内に設けられ、且つ筐体2を搬送方向Yに貫通して設けられている。また、ベルトコンベア6は、搬送方向Yの両端にローラ7,7を備えており、これらローラ7,7間に無端状の搬送ベルト8が掛け回されている。いずれか一方のローラ7は、図示しない駆動モータと接続されている。このベルトコンベア6は、前段の装置から搬送されてきた被検査物を入口開口5から出口開口5に搬送し、更に後段の装置へと送るものである。
【0019】
また、図示しないが、X線照射手段としてのX線発生器は、筐体2内において、ベルトコンベア6の斜め上方における所定位置に設けられている。このX線発生器は、例えば金属製の箱内にX線を発生させるX線管が絶縁油に浸漬されてなり、X線を斜め下方(ベルトコンベア6)に向けて照射させる。なお、X線発生器から照射されるX線の態様は、ベルトコンベア6の搬送面に対して所定の角度で入射し、且つ搬送方向Yと直交し、斜め下向きに拡がる略三角面状となっている。
【0020】
同じく図示しないが、X線検出手段としてのX線検出器は、筐体2内において、ベルトコンベア6の下方における前記X線発生器と対向する位置に設けられている。このX線検出器は、複数の素子が搬送方向Yと直交する方向に直線状に配列されてなる。また、これらの素子は、フォトダイオードと、フォトダイオード上に配設されたシンチレータとで構成されている。
【0021】
上述したX線検出器の構成では、筐体2内において、ベルトコンベア6によって搬送されている被検査物に向けてX線発生器からX線が照射される。この照射に伴って被検査物を透過したX線は、X線検出器のシンチレータで光に変換され、変換された光はフォトダイオードで受光され、更に電気信号に変換されて出力される。そして、この出力信号を予め設定された各種異物ごとの閾値と比較し、その結果に基づいて被検査物に混入している異物が検出される。
【0022】
以下、本発明の要旨であるサイドカバーについて説明する。
図1,2に示すように、前述したサイドカバー10は、筐体2の両側面に設けられた開口5の上縁部を覆うように筐体2側面から張り出した天板部11と、開口5の一対の側縁部を覆うように筐体2側面から張り出した一対の側板部15,15と、から略構成されている。
【0023】
図1に示すように、天板部11は、略矩形板の四辺が下方に屈曲形成され、略箱型をなしている。天板部11の両側面には、後述する固定手段を構成するためのフック部12がそれぞれ設けられている。天板部11は、固定手段によって、一対の側板部15,15の上縁部に対して着脱自在となる。また、筐体2の両側面における天板部11の取り付け位置には、サイドカバー10の開閉状態を検知するためのインターロックスイッチ13が設けられている。なお、筐体2の側面において、インターロックスイッチ13が設けられる位置は、天板部11の取り付け位置のみに限らず、一対の側板部15,15の取り付け位置などに設けられてもよい。
【0024】
図1,2に示すように、一対の側板部15,15は、基端側がヒンジ部材16によって筐体2の側面に水平方向に回動可能となるように支持されている。さらに、先端側は互いに近接する方向に屈曲されている。これら一対の側板部15,15の各外面には、前述した固定手段としてのキャッチクリップ17が設けられている。
【0025】
また、一対の側板部15,15の各内面には、前記開口5からのX線の漏洩を防ぐための遮蔽カーテン20が取り付けられている。この遮蔽カーテン20は、例えば略矩形にカットされた鉛入りのゴムシートからなり、一方の側縁部が側板部15の内面に固定されて片持ち状態となっている。さらに、本実施の形態では、遮蔽カーテン20を搬送方向Yに向けて傾け、一対で略V字状となるように側板部15に取り付けられており、X線の漏洩を防止するとともに被検査物の搬送を阻止しないようになっている。また、本実施の形態では、この遮蔽カーテン20は、側板部15の内面の基端側と先端側に設けられている。
【0026】
上述したサイドカバー10によれば、キャッチクリップ17を外して天板部11と一対の側板部15,15との固定を解除し、天板部11を取り外した後、各側板部15,15を外向きに開くことで開口5が開放される。なお、天板部11を筐体2の側面から離したときにインターロックスイッチ13がOFFとなり、装置1操作が出来なくなるようになっている。そして、サイドカバー10を再びセットするときは、一対の側板部15,15を閉じて、その上縁部に天板部11を取り付け、キャッチクリップ17を止めるだけという簡単な操作で完了する。
【0027】
この実施の形態によれば、筐体2の両側面に設けられた入口開口5又は出口開口5を覆うサイドカバー10の一対の側板部15,15が外向きに開くことによって、開口5を簡単な操作で開放できるようになる。この結果、清掃やメンテナンスが容易となり、作業時間も短縮され、清掃性やメンテナンス性を向上させることができる。
【0028】
また、遮蔽カーテン20が、一対の側板部15,15の内面に取り付けられていることによって、サイドカバー10による開口5の開放操作に遮蔽カーテン20が干渉しないようになる。この結果、一対の側板部15,15から遮蔽カーテン20を取り外さなくても開口5を開放でき、清掃やメンテナンスの作業が更に迅速化される。
【0029】
さらに、天板部11と筐体2の側面の間の所定位置にインターロックスイッチ13が設けられていることにより、誤作動によるX線の漏洩を防ぐことができる。これにより、安全性を向上させることができる。
【0030】
また、天板部11が略箱型であることは、サイドカバー10をセットしたときの剛性を高めるため、型崩れなどを起こさず、幅広の開口5にも適用できる。
【0031】
なお、上述した実施の形態では、遮蔽カーテン20は、側板部15の内面に片持ち状態で取り付けられ、搬送方向Yに傾けて配置していたが、例えば、図3(a)に示すように、遮蔽カーテン20Aを傾斜させず、搬送方向Yと直交するように取り付けた構成としてもよい。また、例えば、図3(b)に示すように、鉛入りゴムシートなどを暖簾状に形成した遮蔽カーテン20Bを天板部11から吊り下げるような構成であってもよい。これにより、上述した実施の形態と同様に、サイドカバー10から遮蔽カーテン20を取り外さなくても開口5を開放でき、作業の迅速化を図ることができる。
【0032】
図4及び5は上述したサイドカバーの変形例を示す斜視図である。
図4のサイドカバー30は、図示のように、天板部31と、一対の側板部32,32とで略構成されている。天板部31は、開口5の幅方向に二分割され、分割された各天板部31a,31bの外側縁部が一対の側板部32,32の各上縁部と略一体形成されている。また、一対の側板部32,32の基端側にはヒンジ部材33が設けられ、このヒンジ部材33によって側板部32は筐体2の側面に水平方向に回動可能に支持されている(図4(b)参照)。
【0033】
このような構成によれば、上述した実施の形態と同様に、筐体2の両側面に設けられたサイドカバー30の一対の側板部32,32が外向きに開き、開口5を簡単な操作で開放できるようになる。この結果、清掃やメンテナンスが容易となり、作業時間も短縮され、清掃性やメンテナンス性を向上させることができる。また、このサイドカバー30は、天板部31と一対の側板部32,32とが略一体であり、固定手段なども設ける必要がないため、上述した実施の形態よりも部品点数が少なく安価に得られる。
【0034】
また、図5のサイドカバー40は、図示のように、天板部41と、一対の側板部42,42とで略構成されている。そして、天板部41のいずれか一方の外側縁部が、一方の側板部42aの上縁部と略一体形成され、断面略L字形をなしている。また、他方の側板部42bは略矩形板状である。これら側板部42a,42bは、それぞれの基端側に設けられたヒンジ部材43によって筐体2の側面に水平方向に回動可能に支持されている(図5(b)参照)。
【0035】
このような構成によれば、上述した実施の形態と同様に、筐体2の両側面に設けられたサイドカバー40の一対の側板部42a,42bが外向きに開き、開口5を簡単な操作で開放できるようになる。この結果、清掃やメンテナンスが容易となり、作業時間も短縮され、清掃性やメンテナンス性を向上させることができる。さらに、このサイドカバー40も、上述した実施の形態よりも部品点数が少なく安価に得られる。
【0036】
なお、図4及び5に示すサイドカバー30,40には、図示しないが、上述した実施の形態と同様に、遮蔽カーテンが取り付けられる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明によるX線異物検出装置の一実施の形態のサイドカバーが閉じた状態を示す斜視図である。
【図2】同サイドカバーが開いた状態を示す斜視図である。
【図3】(a),(b)は同サイドカバーに取り付けられる遮蔽カーテンの他の例を示す斜視図である。
【図4】(a),(b)は同サイドカバーの変形例を示す斜視図である。
【図5】(a),(b)は同サイドカバーの変形例を示す斜視図である。
【図6】従来のX線異物検出装置を示す正面図である。
【図7】従来のX線異物検出装置を示す正面図である。
【符号の説明】
【0038】
1…X線異物検出装置
2…筐体
3…(入口又は出口)開口
6…搬送手段としてのベルトコンベア
10,30,40…サイドカバー
11,31,41…天板部
15,32,42…一対の側板部
20…遮蔽カーテン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の側面に被検査物の出入口となる開口(5)が設けられた筐体(2)と、
前記被検査物を前記入口開口から前記出口開口に搬送する搬送手段(6)と、
前記筐体内において前記搬送手段が搬送している前記被検査物に向けてX線を照射するX線照射手段と、
前記筐体内において前記被検査物を透過したX線を検出して該被検査物に混入している異物を検出するX線検出手段と、
前記筐体の前記各開口の上縁部を覆うように前記筐体の側面から張り出した天板部(11,31,41)と、前記筐体の前記各開口の一対の側縁部を覆うように前記筐体の側面から張り出した一対の側板部(15,15,32,32,42,42)とからなり、前記天板部又は前記一対の側板部の少なくともいずれか一方にX線の漏洩を防ぐための遮蔽カーテン(20)が取り付けられたサイドカバー(10,30,40)と、を備え、
前記サイドカバーの前記一対の側板部が、前記筐体の側面に回動可能に支持され、前記入口又は出口開口を挟んで互いに外向きに開くことを特徴とするX線異物検出装置。
【請求項2】
前記サイドカバー(10)の前記天板部(11)が、前記一対の側板部(15,15)の上端部に対して着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1記載のX線異物検出装置。
【請求項3】
前記サイドカバー(30)の前記天板部(31)が前記開口(5)の幅方向に二分割され、且つ分割された前記天板部のそれぞれの外側縁部が前記一対の側板部(32,32)の各上縁部と略一体形成されていることを特徴とする請求項1記載のX線異物検出装置。
【請求項4】
前記サイドカバー(40)の前記天板部(41)のいずれか一方の外側縁部が前記一対の側板部(42,42)の上縁部と略一体形成されていることを特徴とする請求項1記載のX線異物検出装置。
【請求項5】
前記サイドカバー(10,30,40)の前記天板部(11,31,41)及び/又は前記一対の側板部(15,15,32,32,42,42)と前記筐体(2)の側面の間に、前記サイドカバーの開閉状態を検知するインターロックスイッチ(13)が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載のX線異物検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−275452(P2008−275452A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−119469(P2007−119469)
【出願日】平成19年4月27日(2007.4.27)
【出願人】(302046001)アンリツ産機システム株式会社 (238)
【Fターム(参考)】