説明

line−at−a−timeホイルディスプレイ

光ガイド(12)、フロントプレート(14)、および中間に存在する電気機械的に動作可能なホイル(16)を有する表示装置。2つの電極層(22、23)はホイル(16)の両側に配され、ホイル(16)に静電気力を誘起し、ホイルの選択された部分を光ガイド(12)に接触させ、これによって、光ガイド(12)から光を取り出す。第2の電極層(22)は、ホイル(16)に対して光ガイド(12)の反対側に配され、屈折層(28)によって、光ガイド(12)から離される。電極層は光ガイド自体に要求されないので、光ガイドから取り出される光線の光路はクリーンであり、光の吸収量が低下する。光ガイドは、単位長当たりの光ガイドから取り出される光がline-at-a-timeアドレッシングを可能とするのに十分であるような厚さを有することができる。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源に光学的に結合される光ガイドと、上記光ガイドの方を向くフロントプレートと、上記フロントプレートに配される第1の電極層と、上記フロントプレートに対して上記光ガイドの反対側に配され、屈折層によって上記光ガイドから離される第2の電極層と、上記光ガイドと上記フロントプレートとの間に配される第3の電極層が備えられる可動エレメントと、を有する表示装置に関する。電極層は、エレメントに静電気力を誘起し、このエレメントの選択された部分を光ガイドに接触させ、これによって、光ガイドから光を取り出す。
【背景技術】
【0002】
Line-at-a-timeアドレッシングは、当業界では周知の技術であり(例えば、パッシブマトリックスOLEDディスプレイ)、フレーム期間の間に、一回にディスプレイの1つのラインを選択する動作を連続的に行い、各ラインが選択されている間に、当該ラインの画素をアドレスすることに基づいている。結果として、各画素は、フレーム期間の一部(即ち、ラインの数で割られたフレーム期間)の間しかアドレスすることができない。したがって、line-at-a-timeアドレッシングは、所望の光出力を得るために、画素毎にかなり大きな最大強度を必要とする。
【0003】
従来のホイルディスプレイが図1に示されており、このディスプレイは、エッジに光が照射されるガラスプレートの形態の光ガイド1と光が照射されないフロントプレート2とを有し、それらのプレートの間には散乱ホイル3が固定されている。両方のプレート上に、互いに垂直に配された一組の平行電極4、5が備えられている。光ガイド、フロントプレート、およびホイル上のしかるべき電極に電圧を印加することによって、光ガイドおよびフロントプレートに向かう静電界ベクトルを有する2つの静電界を発生させることが可能である。これら2つの静電気力とホイルの弾性力との組合せのバランスを使用してホイルを光ガイド又はフロントプレートに引きつける。典型的には、列電極を使用してホイルを光ガイドに向けて引きつけ、行電極を使用してホイルをフロントプレートに向けて引きつけることができる。ホイルが光ガイドに接触すると、光が取り出され、フロントプレートを通じて放出される。好ましければ、フロントプレートはカラーフィルタおよび/又はブラックマトリックスを含むことができる。
【0004】
吸収を最小にするために、光ガイド面での反射の回数が削減されるように、光ガイドは比較的厚くされる。これは、単位長当たりの光ガイドから取り出すことができる光量であって、各光線の反射回数に比例する光量が、比較的小さいことを意味する。したがって、line-at-a-timeアドレッシングが可能ではない。簡単に言うと、光線が列方向に進むので、各光線は一列の全ての画素に当たらない。
【0005】
その代わりとして、サブフレームアドレッシング方式が使用され、これはホイルの双安定性を利用する。これは、いくつかの良い効果と一緒に、WO00/38163号に記載されている。
【0006】
しかし、実際問題として、不均一なスイッチング曲線が或る画素をON又はOFFのままにする可能性があるので、双安定スイッチングの制御は困難である。WO00/38163号は、アドレッシングの間、多数の画素スイッチングイベントも必要である。加えて、サブフレームアドレッシングは、複雑且つ高価な電子装置を必要とする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明の目的は、line-at-a-timeアドレッシング方式を可能とする改良されたホイル表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的および他の目的は、冒頭に言及された種類の装置において、光ガイドが、単位長当たりの光ガイドから取り出された光がline-at-a-timeアドレッシングを可能とするのに十分であるような厚さを有することによって達成される。
【0009】
本発明は、第2の電極層が光ガイドの反対側に配されるとき、光ガイドから取り出される光線の光路はクリーンであり、光ガイドでの光の吸収量は低下する。この吸収量の低下によって、光ガイドをもっと薄くすることが可能であり、これは、反射をもっと多くし、したがって単位長当たりの利用可能な光強度を大きくする。各光線が従来のホイルディスプレイより多く反射しても、吸収量は妥当なレベルに保たれる。
【0010】
屈折層は、光ガイドの全反射を確保するようなものであり、光ガイドの屈折率よりも小さい屈折率を有する。屈折層は光ガイドに被着することができ、第2の電極層は屈折層に被着することができる。あるいは、上記第2の電極層はバックプレートに配され、上記バックプレートは上記光ガイドの上記フロントプレートに対する反対側に配され、上記屈折層は上記バックプレートを上記光ガイドから離す空気層によって形成される。
【0011】
ホイルと光ガイドの反対側の電極との間の距離が増大するので、ホイルをアクティブプレートに引きつけるために大きな電圧が必要である。しかし、光ガイドと第2の電極層との間の距離を最小にすることによって、必要な電圧を抑えることができる。
【0012】
スイッチング特性の双安定性はディスプレイのアドレッシングに必要ではなく、その設計を修正して、小さなアドレスパルスを使用することができるようにもっと小さい双安定領域を得ることができる。
【0013】
例えば、上記光ガイドは、0.05mm〜1mmの厚さ、好ましくは0.1mm〜0.3mmの厚さを有するガラスプレートとすることができる。
【0014】
第1の実施例によれば、第2の電極層はアンストラクチャとされ(unstructured)、第1の電極層および第3の電極層は、いずれも一組の電極として構成される。これらの一組の電極を使用してホイルをアドレスすることができる。アドレスを容易にするために、上記第1の電極層は第1の組の平行電極を有することができ、上記第3の電極層は、上記第1の組と直角の第2の組の平行電極を有することができる。これによって、複数の平行電極に分割されたホイル電極層は、1つのアンストラクチャ電極とホイル電極に垂直な一組の平行電極との間に配される。これによって、電極の交差部によって画定される個々の画素のアドレッシングが可能となる。
【0015】
この構造の利点は、第2の電極層に印加される電圧であって、ホイル電極までの距離のせいでかなり大きくなければならない電圧(典型的には数百Vから数kV)を、各フレームの期間、一定DC(おそらく異なるフレームに対して反転する極性を有する)とすることができる点である。これによって、高電圧による高周波スイッチングが回避される。
【0016】
この場合、フロントプレートとホイルとの間、および/又は光街路とホイルとの間、に配されるスペーサは、ホイル上の電極に対して垂直に延在することが好ましい。これによって、位置決めの厳密さが緩和される。
【0017】
第2の実施例によれば、上記第3の電極層はアンストラクチャとされ、第1の電極層および第2の電極層は、いずれも一組の電極として構成される。これらの一組の電極は、ホイルをアドレスするために使用できる。やはり、第1の実施例のように、これらの電極の組は互いに垂直な平行電極を有することができる。これによって、互いに垂直な2組の平行電極は、この場合アンストラクチャのホイル電極の両側に配され、電極の交差部によって画定される個々の画素のアドレッシングを可能にする。
【0018】
line-at-a-timeアドレッシングによれば、列パルスのパルス幅変調に使える時間が抑えられる。所望の解像度を達成するために、最も短いパルスは1μmのオーダの期間でなければならない。したがって、PHNL021414に記載されているように、表示装置に光源の強度を調整する手段を備えることが有利である。
【0019】
本発明のこれらおよび他の態様は、今のところ好ましい本発明の実施例を示す添付図面を基準にして、更に詳細に記載されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図2および図3は、本発明の2つの異なる実施例によるホイル表示装置11を示す。装置の対応する要素に対して同一の符号が使用されている。表示装置のデザインを最も良好に示している図2を主に基準にすると、表示装置は光ガイド(アクティブプレート)12およびフロントプレート14を有する。フロントプレート14は、ここでは適切な厚さ(例えば、2mm)のガラスプレートであり、光ガイド12は、好ましくは0.05mm−1mmの範囲の厚さ(好ましい例では0.1mm−0.3mm)を有するもっと薄いガラスプレートである。
【0021】
電気機械的に動作可能なホイル16は、フロントプレート14と光ガイド12との間にクランプされている。ホイルは、パリレンなどのフレキシブルで光を散乱する材料とすることができ、電極層17は、ホイルの、フロントプレート14を向いている側に配されている。ホイル16をフロントプレート14および光ガイド12から離すために、スペーサ18、19がホイル16の両側に配されている。
【0022】
装置11内には2つの他の電極層22、23が備えられ、1つの層22は、光ガイド12の、ホイル16の反対を向いている側12aに存在し、一つの層23は、フロントプレート14の、ホイル16に向いている表面14a上に存在する。絶縁層25は、フロントプレート14上の電極層23上に配される。
【0023】
全ての電極層を、言及された表面上に配されたITO層によって形成することができる。
【0024】
LED20などの光源からの光は、レンズシステム21を用いて光ガイド12に結合される。できるだけ多くの光を光ガイドに結合するために、好ましくは、例えばフィーディングプリズムなどの光フィーディングガイドが使用される。光は、全反射によってガラスプレート内に閉じ込められる。以下に更に記載されるように、適切な電圧を電極層17、22、23に印加して散乱ホイル16を光ガイドに接触させることによって、光をガイドから取り出すことができる。
【0025】
図2に示される実施例によれば、フロントプレート14上の電極層23は、第1の組の平行電極24(列電極)を含み、ホイル16上の電極層17は、第1の組に対して垂直の第2の組の平行電極26(行電極)を含む。各組の電極の交差部は、ディスプレイの画素を画定する。光ガイド12の反対側12aの第3の電極層22は、アンストラクチャとされている(unstructured)、即ち小さい電極に分割されていない。
【0026】
好ましくは、スペーサ18、19は、ホイル16上の電極26に対して垂直に、即ちフロントプレート14上の電極に対して平行に、配される。これは、スペーサの位置決めの要件を緩和する。
【0027】
光ガイド12上の電極層22は、光ガイドに結合される光が全反射で反射し層28にも電極22にも入射しないような屈折率を有する層28によって、光ガイド12から離されている。これは、吸収を低減する。
【0028】
図3に示される実施例によれば、第1の組の平行電極24(列電極)はフロントプレート14上に配され、第2の組の平行電極27は光ガイド12上に配される。この場合、ホイル16上の電極層17’はアンストラクチャとされ、製造が容易である。
【0029】
本発明によれば、ホイル16と電極層22との間の距離は、従来のホイルディスプレイと比較して増加する。例えば、εr=5であり厚さが1μmではなく100μmであれば、およそ20倍高い電圧を生成する。これは、ホイル16に吸引力を発生させるために、20Vの電圧の代わりに、400Vが電極層22に印加されなければならないことを意味する。
【0030】
本発明による表示装置のアドレッシングは、好ましくは、行単位で連続的に実行される。アドレッシングパルスのタイミング図は図4に示されており、記載された実施例の各々のスイッチング曲線が図5aおよび図5bに記載されている。
【0031】
図4は、行を選択するために、複数の行パルス41が一回で1つの行電極26;27にどのように印加されるかを示す。このパルス期間の間に、画像データは列電極24への列パルス42の形で列に印加される。選択された行の画素のみを列パルス42によって活性化することができる。
【0032】
図2に示される実施例では(即ち、ホイル電極17がストラクチャとされている(structured))、一定のDC高電圧(1kVのオーダー)が光ガイド12上の電極層22に印加される。同時に、全ての行電極26が高くした電位(20Vのオーダー)に保持され、全ての列電極24は低くした電位(−20Vのオーダー)に保持される。ホイル電極17と電極層23との間の電圧差(V1)によって、ホイル16はフロントプレート14に向けて引きつけられる(図5aの中の位置51)。
【0033】
次いで、アドレスされるべき行の行電極26が行パルスの間にゼロ電位に設定され、それによって、この選択された行に沿う電圧差V1が低減し(図5aの中の位置52)、したがってこの行に作用し光ガイドに向かう力が増加する。次いで、光を放出しなければならない画素の列24も、ゼロ電位に設定され、これによって、斯かる画素の電位差V1が更に(ゼロに)低下し(図5aの中の位置53)、したがって、画素に作用する力が更に増加する。ホイル電極17と電極層22との間の電圧差(V2)は、電極層22に印加される電圧がもっと大きくなるので、ほぼ一定である点に注意されたい。したがって、位置51、52、53は、本質的に、図5aの水平ライン上に位置する。
【0034】
行電極と列電極との両方がゼロ電位に設定される位置53の画素は、フロントプレート14に向かう如何なる吸引力にもさらされず、したがって、ホイルは、それらの画素の位置において、絶え間ない吸引力の結果により光ガイド12の方に移動する。位置51又は52にある他の画素は、全て、程度は違うが、フロントプレートの方に引きつけられたままである。
【0035】
したがって、この実施例によれば、行電極および列電極上のスイッチング電圧を比較的低くし、薄い光ガイドプレートを使用することができる。
【0036】
図4に示される実施例では、ホイル16のアンストラクチャ電極17は、一定電位に保持される。さらに、列電極24に正電圧が印加され、これによってホイルをフロントプレート14に引きつけ、したがって全ての画素はオフ状態に保持される(図5bの中の位置54)。ホイル電極層17’と電極層22’との間の電圧差(V1)を増加させることによって、即ち正電圧パルス41を行電極27に印加することによって、行が選択される。この選択パルスにより、光ガイド12に向かう静電気力が増加し、画素が図5bの中の状態55になる。
【0037】
選択された斯かる行の画素は、負のパルス42を列電極に印加することによって、ONに切り替えられる、即ち、図5bの中の状態56に移行し、これによって、ホイル16と電極層23との間の電圧差(V2)が増加する。選択されていない行の画素は中間状態に切り替るだろうが(図5bの中の位置57)、光ガイド12に接触しない。したがって、光は、行が選択され列電圧がオン値に対応している画素領域のみに取り出される。行選択パルス41の終わりに、電圧差V1が再び増加し、全ての画素は、再び、列プレートに引きつけられる、即ちオフ状態51に切り替えられる。次に、後続する行を選択することができる。
【0038】
本実施例によるアドレッシングは、複雑な駆動電子回路の原因になる比較的高い行電圧(上を参照)の切替えを必要とする。
【0039】
図6に示される他の実施例によれば、電極層22、22’を第3のプレート30に配し、この第3のプレート30を追加のスペーサ32によって光ガイド12から離すことによって、層28を実現することができる。言い換えると、この場合、層28はエアギャップである。光ガイドの反対側12aと電極層22、22’との間の距離は小さくしておくべきであり、好ましくは0.1μm−0.5μmの範囲である。
【0040】
line-at-a-timeアドレッシングが実現され、画素が列パルス62の期間の間のみオン状態のままであるとき、列パルスの長さを変化させることによってグレースケールを発生させることができる。これは図7aに示されている。
【0041】
白の画素は、行選択パルス71と本質的に同じ長さを有する列パルス72に対応し、パルス幅を狭くすることによって、列パルス73および74で示されているように、より低いグレースケールを作ることが可能である。
【0042】
VGAディスプレイ(480行)に対して、各行選択パルスに使える時間は、行の数で除算されるフレーム時間、即ち、10ms/480≒20μmである。したがって、必要な数の異なるグレーレベルを発生させるために、1μsよりも短い期間の列パルスを適用する必要がある。図7bに示すように、この問題は、各行選択パルスの間に光強度75を同時に変調することによって回避することができる。この技術はPHNL021414に更に詳細に記載されており、これは、参照することによって本明細書に組み込まれる。また、グレースケールレベルは、パルス72−74の長さを変えることによって調整される。しかし、行選択パルス71の一部の期間における光源20の低い強度75は、もっと長いパルス幅で低いグレースケールを発生させる可能性をもたらす。
【0043】
グレースケールを発生させる別の方法は、画素と光ガイドとの間の接触面積を調整することである。従来のホイルディスプレイとは異なり、本発明によるディスプレイでは、ホイルは光ガイドに向かう力を制御することによってスイッチングされ、このスイッチングプロセスの間にフロントプレートに向かう力は存在しない。したがって、画素と光ガイドとの接触面積の調整は、アクティブプレートに向かう静電気力を単に変化させることによって達成できる。
【0044】
特許請求の範囲により規定される本発明の範囲を逸脱することなく、上記の実施例の多くの変形例が、当業者によってもちろん実現することができる。
【0045】
例えば、行電極と列電極との位置は交換することができる。しかし、図4に示す実施例では、高い電圧の電極26’があり、行選択パルスはもっと低いデューティサイクルを有するので、電極26’を行電極として使用することが好ましい。
【0046】
記載された実施例では、line-at-a-timeアドレッシングが使用されているが、双安定性が依然として存在するとき、本発明のディスプレイはサブフレームアドレッシングスキームで使用することもできる。その場合、通常の厚さの光ガイド12を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】先行技術による表示装置の概略断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例による表示装置の分解図である。
【図3】本発明の第2の実施例による表示装置の概略断面図である。
【図4】本発明による表示装置の行パルスおよび列パルスの例を示す図面である。
【図5a】図2の実施例によるホイルディスプレイの画素のスイッチング曲線を示す図である。
【図5b】図3の実施例によるホイルディスプレイの画素のスイッチング曲線を示す図である。
【図6】本発明の他の実施例による表示装置の概略断面図である。
【図7a】本発明による装置のグレースケールの生成を示す。
【図7b】本発明による装置のグレースケールの生成を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源に光学的に結合される光ガイド、
前記光ガイドの方を向くフロントプレート、
前記フロントプレートに配される第1の電極層、
前記フロントプレートに対して前記光ガイドの反対側に配され、屈折層によって前記光ガイドから離される第2の電極層、および、
前記光ガイドと前記フロントプレートとの間に配される第3の電極層が備えられる可動エレメント、
を有し、
前記第1、第2、および第3の電極層は、前記可動エレメントに静電気力を誘起し、前記可動エレメントの選択された部分を前記光ガイドに接触させ、これによって前記光ガイドから光を取り出し、
前記光ガイドは、単位長当たりの前記光ガイドから取り出された光がline-at-a-timeアドレッシングを可能とするのに十分であるような厚さを有する、表示装置。
【請求項2】
前記屈折層は前記光ガイドに被着され、前記第2の電極層は前記屈折層に被着される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第2の電極層はバックプレートに配され、前記バックプレートは前記光ガイドの前記フロントプレートに対する反対側に配され、前記屈折層は前記バックプレートを前記光ガイドから離す空気層によって形成される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記光ガイドは、0.05mm〜1mmの厚さ、好ましくは0.1mm〜0.3mmの厚さを有するガラスプレートである、請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項5】
第2の電極層はアンストラクチャとされ、第1の電極層および第3の電極層は、いずれも一組の電極として構成される、請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第1の電極層は第1の組の平行電極を有し、前記第3の電極層は、前記第1の組と直角の第2の組の平行電極を有する、請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記フロントプレートと前記ホイルとの間に配された、前記第2の組の電極に垂直に延在するスペーサを更に有する、請求項5に記載の表示装置。
【請求項8】
前記光ガイドと前記ホイルとの間に配された、前記第2の組の電極に垂直に延在するスペーサを更に有する、請求項5又は7に記載の表示装置。
【請求項9】
前記第3の電極層はアンストラクチャとされ、前記第1の電極層および前記第2の電極層は、いずれも一組の電極として構成される、請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項10】
前記第1の電極層は第1の組の平行電極を有し、前記第2の電極層は前記第1の組に垂直の第2の組の平行電極を有する、請求項9に記載の表示装置。
【請求項11】
前記光源の強度を調整する手段を更に有する、請求項1から10のうちのいずれか一項に記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5a】
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【図5b】
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【図6】
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【図7a】
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【図7b】
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【公表番号】特表2007−500877(P2007−500877A)
【公表日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−530852(P2006−530852)
【出願日】平成16年5月14日(2004.5.14)
【国際出願番号】PCT/IB2004/050695
【国際公開番号】WO2004/107298
【国際公開日】平成16年12月9日(2004.12.9)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V.
【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
【Fターム(参考)】