説明

住友金属工業株式会社により出願された特許

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【課題】丸鋼片の孔繰り加工時における歩留り低下を最小限とする。
【解決手段】Niを20質量%以上含有し、かつオーステナイト単相組織を有する高合金またはステンレス鋼のブルーム1を、圧延或いは鍛造して得られる丸鋼片3に対し、丸鋼片3の中心部に存在する欠陥を孔繰り加工した後、熱間押出法により継目無鋼管を製造する方法である。ブルーム1の長辺長さをA(mm)、短辺長さをB(mm)とした場合、ブルームの扁平比(A/B)が1.4以上、2.4以下で、かつ、丸鋼片3の半径をR(mm)とした場合、ブルーム1から丸鋼片3への圧延比(A×B)/πR2が2.0以上、9.0以下となるようにする。
【効果】ブルームに発生する粒界割れが圧延・鍛造後の丸鋼片内部に残存しても、少ない中心孔繰り加工により除去することができ、製管後の内面欠陥発生を防止した継目無鋼管を製造できる。 (もっと読む)


【課題】浸漬ノズルの予熱不足に起因して発生するスポーリングの防止と浸漬ノズルの均一な予熱を可能にする。
【解決手段】タンディッシュ内の溶鋼を鋳型に注湯する際に使用する浸漬ノズル2を、前記注湯前に予熱する方法及び装置1である。予熱ポット1a内に挿入した浸漬ノズル2の、注湯口2bの上部に予熱バーナ1dを設置する。その後、浸漬ノズル2の注湯口2bより燃焼高温ガスを供給して浸漬ノズル2の内管部2dを加熱する。内管部2dを通過した前記燃焼高温ガスを浸漬ノズル2の下方に設けられた吐出孔2c部より前記予熱ポット1a内へ排出させた後、予熱ポット1a内と連通する排気管1eを介して予熱ポット1aの外側へ排出させる。
【効果】浸漬ノズルを内外両面から同時に加熱するので、浸漬ノズルを短時間で均一に加熱することができ、加えてスポーリング等の浸漬ノズルトラブルを防止できる。 (もっと読む)


【課題】液体潤滑と同程度の低い優れた潤滑特性を示すが、表面にべとつきのない固体潤滑被膜を備えた摺動面を有する摺動部材の提供。
【解決手段】摺動面を、潤滑油含有ポリオレフィン樹脂粒子を含んだ紫外線硬化樹脂からなる潤滑被膜で被覆する。この樹脂粒子の少なくとも一部は潤滑被膜の表面に露出している。この潤滑被膜は、紫外線硬化樹脂塗料中にポリオレフィン樹脂粒子を混合した混合液を摺動面に塗布し、必要により保持時間をとった後、塗膜を紫外線照射により硬化させ、形成された硬化被膜に潤滑油を塗布し、ポリオレフィン樹脂の融点より高温に加熱して被膜表面に露出している樹脂粒子に潤滑油を相溶させることにより製造できる。 (もっと読む)


【課題】孔型ロールを用いて高強度の素管を高加工度で冷間圧延するピルガー圧延において、孔型ロールの工具寿命を長寿命化することが可能な高強度管の製造方法を提供する。
【解決手段】1対の孔型ロールと、その孔型ロールの間にマンドレルを備えたピルガー圧延により、引張降伏応力が700MPa以上の素管を、断面減少率が70%以上で冷間圧延する高強度管の製造方法であって、HRCで57〜61の硬度を有する低合金高速度鋼からなる孔型ロールを用いることを特徴とする。低合金高速度鋼は、質量%で、C:0.50〜0.75%、Si:0.02〜2.00%、Mn:0.1〜3.0%、P:0.05%以下、S:0.01%以下、Cr:5.0〜6.0%、Mo:1.5〜4.0%、W:0.5〜2.0%、V:0.70〜1.25%およびAl:0.1%以下を含有し、残部がFeおよび不純物からなる化学組成を有するのが好ましい。 (もっと読む)


【課題】制動時に、制動力を確保しつつ、電力を回収することができる電力生成機能付き渦電流式減速装置を提供する。
【解決手段】減速装置は、回転軸に固定された制動ドラム1Aと、制動ドラム1Aの内周面に対向して円周方向にわたり永久磁石3および電力生成用の巻線コイル5を保持する強磁性体の磁石保持リング2Aと、制動状態と非制動状態に切り替える制動切替え機構と、を備え、磁石3およびコイル5は、2つの磁石3と1つのコイル5を一組としてその各々が円周方向に繰り返し等角度間隔で配列され、互いに隣接する磁石3の磁極の向きが異なり、かつ、コイル5を間に挟んで隣接する磁石3の磁極の向きが同じであり、制動ドラム1Aの内周面には、コイル5それぞれの配置角度と一致して凹部6が形成されている。 (もっと読む)


【課題】高強度鋼板を対象として、予め施した溶接部の延性を改善し、成形限界を向上させ得る成形素材の溶接方法およびレーザ溶接装置と、それにより得られる成形素材、ならびにこの成形素材を用いる加工方法および成形品を提供する。
【解決手段】高強度鋼板を複数枚重ね合わせた成形素材を溶接し、溶接部を再加熱する溶接方法であって、1回目の溶接部7の近傍に2回目の溶接を、1回目の溶接部7と略平行に、しかも2回目の溶接部10の方が1回目の溶接部7よりも成形の際に変形を受ける箇所から遠くなるように施すことを特徴とする高強度鋼板を用いた成形素材の溶接方法である。再加熱または2回目の溶接を、レーザを用いまたはレーザ溶接により行い、さらに間隔を1.5〜2mmとするのが望ましい。この方法は本発明のレーザ溶接装置により好適に実施できる。 (もっと読む)


【課題】溶鋼に酸化物を微細に分散せしめるとともに、その状態を受け継いだ鋼材を得るための鋼の製造方法を提供する。
【解決手段】Zr,Hf,YおよびREMの1種以上から選ばれた主たる脱酸元素を添加して溶鋼を脱酸して、主たる脱酸元素の酸化物系介在物を分散させた鋼の製造方法において、主たる脱酸元素の添加前に、製鋼温度域で、酸素との親和力がAl以下かつMnよりも強い予備脱酸元素を添加して予備脱酸を行い、これにより生成し溶鋼中に懸濁する予備脱酸元素の酸化物系介在物を製鋼温度域で固相とし、この酸化物系介在物の溶鋼中の濃度を、酸素濃度換算で0.0005質量%以上0.01質量%以下とし、かつ予備脱酸元素の酸化物と平衡するそれぞれの予備脱酸元素の溶鋼中の濃度を、脱酸反応式で計算される酸素分圧が5×10-13atm以上1×10-11atm以下になる濃度以下とし、その後主たる脱酸元素を添加して脱酸を行う。 (もっと読む)


【課題】二次元又は三次元に屈曲する曲げ加工部を有するとともに、引張強度が1100MPa超の超高強度を有するサイドメンバーを提供する。
【解決手段】フロントサイドメンバー53は、先端部54aの一部は焼入れ処理が行われない非焼入れ部であるとともに、先端部54aの一部を除いた残余の部分は高周波焼入れ処理が行われた高周波焼入れ部であり、傾斜部の全ては、高周波焼入れ処理が行われた高周波焼入れ部であり、さらに、後端部54bの一部は焼入れ処理が行われない非焼入れ部であるとともに、後端部54bの一部を除いた残余の部分は、高周波焼入れ処理が行われた高周波焼入れ部である。 (もっと読む)


【課題】破壊靱性に優れ、かつ高塩化物環境における耐食性に優れる海洋構造物用厚鋼板を安価かつ簡便な手段で提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.02〜0.1%,Si:0.03〜0.5%,Mn:0.5〜2.0%、Al:0.002〜0.08%,N:0.001〜0.008%,Nb:0.003〜0.05%,Ti:0.003〜0.05%,Sn:0.03〜0.50%,残部がFeおよび不純物からなる厚鋼板であって、鋼板のミクロ組織が、未再結晶オーステナイトから変態したフェライトと硬質第二相からなり、フェライト粒径が2〜15μmでありかつ硬質第二相のアスペクト比が10未満であることを特徴とする海洋構造物用厚鋼板。さらに、Ni,Cr,Mo,VおよびCuの元素のうちの1種以上を含有してもよい。 (もっと読む)


【課題】特別な設計および施工を行うことなく溶接部の疲労き裂発生特性を改善できかつ疲労き裂が母材部に進入したときには母材部で疲労き裂進展抵抗特性を発揮する溶接継手を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.01〜0.10%、Si:0.04〜0.60%、Mn:0.50〜2.00%、P:0.025%以下、S:0.020%以下、Al:0.003〜0.060%、Ti:0.001〜0.100%、N:0.0020〜0.0120%、Mo:0.04〜0.50%を含有し、残部はFeと不純物からなる化学組成を有し、硬質部の素地とこの素地中に分散した軟質部からなる複合組織を有し、硬質部と軟質部の硬度差がビッカース硬度で150以上である母材を溶接してなる溶接継手であって、
溶接熱影響部の硬度が、母材、溶接金属の各々の硬度と下記の不等式(1)の関係を満たすと共に、溶接熱影響部における[回転曲げ疲労強度/引張強度]の比が0.45以上であることを特徴とする溶接継手。
{Min(母材硬度、溶接金属硬度)}×1.5≧(HAZ硬度の最大値) ・・・式(1)ただし、Min(母材硬度、溶接金属硬度)とは、母材の硬度および溶接金属の硬度のうちの低い方の値を意味する。HAZ硬度の最大値とは、溶接熱影響部における硬度の最大値を意味する。 (もっと読む)


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