説明

豊生ブレーキ工業株式会社により出願された特許

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【課題】ブレーキシューに新たな加工を必要とすることなく、部品点数が少なく、組付け性の高い安価なドラムブレーキを提供する。
【解決手段】バッキングプレート20と、そのバッキングプレート20上に拡開可能に配設されて回転ドラム16の内周面に摺接させられる円弧状の一対のブレーキシュー24,26とを備えたドラムブレーキ10であって、軸受76の外周輪88に固着され、さらに、前記バッキングプレート20の内周部に固定されたシュー保持部材68は、その一対のブレーキシュー24,26を拡開可能に支持するため、シューホールドダウン装置を使用せずに、円弧状の一対のブレーキシュー24,26をバッキングプレート20に平行な方向に移動可能に保持することができるので、ブレーキシュー24,26に新たな加工を必要とせず、部品点数が減少し、高い組付け性が得られ、ドラムブレーキ10をより安価に製造することができるようになる。 (もっと読む)


【課題】ライニング外周面における押圧時の圧力分布の均一性を高め且つブレーキシューを安価に製造させるブレーキシューの製造方法を提供する。
【解決手段】耐熱性ゴム部材56は、非押圧時には、均一な厚みを有する長手帯板状であって、両端部56aから中央部56bに向かうにしたがって減少する横断面積を有するが、押圧時には、ライニング18外周面と押圧面26との間であってその耐熱性ゴム部材56の横断面積が減少させられることによって形成された空間Aが詰められるようにゴム特有の流体のような挙動で弾性変形をするため、耐熱性ゴム部材56の厚みは、その両端部56aから中央部56bに向かうにしたがって薄くなり、耐熱性ゴム部材56とライニング18の外周面とを当接させる押圧力は、中央部56bと両端部56aとの間で接近し、中央部56bの圧力集中を抑制させることができ、ライニング18外周面の圧力分布の均一性を高める。 (もっと読む)


【課題】ブレーキシューを製造するための部品点数や製造工数が少なく、安価に製造可能なドラムブレーキを提供する。
【解決手段】一対のブレーキシュー16、18の本体33は、円弧状に曲げられた帯板状のシューリム部32と、そのシューリム部32の内周面の幅方向中間部から内周側へ向かって所定量突設されたシューウエブ部30とをそれぞれ備えたものであり、そのシューリム部32およびシューウエブ部30は、1枚の鋼板から塑性加工によって一体に形成されたものであることから、2個の部品を作成したり、それらを複数箇所の抵抗溶接やすみ肉溶接を用いることによって相互に固着したりすることが不要となるので、部品点数や、位置決めや溶接のための製造工数が少なく、安価に製造可能となる。 (もっと読む)


【課題】ブレーキシューの断面形状がシューウエブを基準とした線対称形状とならない場合でも、バッキングプレート上の2位置のいずれにもに装着可能な相互に互換性を有する一対のブレーキシューを有するドラムブレーキを提供する。
【解決手段】一方の側面がバッキングプレートに接する姿勢でバッキングプレートの2位置の一方および他方のいずれにも装着可能な形状を有することから、ブレーキシュー16、18の断面形状がシューウエブ28を基準とした線対称形状とならない場合でも、バッキングプレート上の2位置のいずれにもに装着可能な相互に互換性を有する一対のブレーキシュー16、18を備えたドラムブレーキが得られる。したがって、一対のブレーキシュー16、18の部品が共通化され、部品の種類数が少なくされ、部品管理が容易となり部品や費用が低減される。 (もっと読む)


【課題】部品点数が少なく、組付け性の高い安価なドラムブレーキを提供する。
【解決手段】ブレーキシュー16、18は、第1端部案内面74および第2端部案内面80と中間部案内面76とによってバッキングプレート14に平行な方向に移動可能に保持されていることから、従来のようにシューホールドダウン装置を用いなくても、ブレーキシュー16、18がバッキングプレート14に平行な方向に移動可能に保持されるので、部品点数が減少し、高い組付け性が得られ、ドラムブレーキをより安価に製造することができるようになる。 (もっと読む)


【課題】一層伝熱効率が高く、迅速な硬化が可能とするブレーキシューの製造方法および装置を提供する。
【解決手段】ライニング18をシューリム16の外周面に加熱接着するに際して、常圧過熱水蒸気を用いてそのシューリムを加熱するが、その過熱水蒸気は加熱空気に比較して5倍以上の熱容量を有するとともに常圧で最大500℃程度までの高温とすることが可能である性質であるのに加えて、対流伝熱に加えて放射伝熱および凝縮伝熱によってもシューリムが加熱されるので、高い伝熱効率が得られるとともに、接着剤の迅速な硬化およびシューリム16に対するライニング18の迅速な固着が得られる。 (もっと読む)


【課題】 シール溝が設けられる円筒部の肉厚を薄くすると共に、環状端面の幅寸法を大きくして面圧を低下させ得るシール構造を提供する。
【解決手段】 円筒部30の外周面に成形ダイスを押圧して冷間転造加工を施すことによりシール溝32が形成される一方、その冷間転造加工によって、環状端面52の径方向における幅寸法wが円筒部30の肉厚寸法tよりも拡大された押圧部38がピストンの開放端に同時に設けられるため、切削加工で形成する場合に比較して円筒部30の肉厚を薄くしつつ、環状端面52の幅寸法wを十分に大きくしてインナパッドとの当たり面の大きさを大きくし、延いては面圧を低下させることが可能となる。 (もっと読む)


【課題】ブレーキシュー保持部材を容易に製造し、ドラムブレーキを安価に提供することにある。
【解決手段】 第1ブレーキシュー13および第2ブレーキシュー14のシューウェブ部13b、14bおよびシューリム13a、14a部は一体に成形されたものであり、シューウェブ部13b、14bには、内周側に開口する係合穴31が形成され、保持突部15aは、その係合穴31内に挿入されているため、第1ブレーキシュー13および第2ブレーキシュー14は、バッキングプレート12に対して面方向に相対移動可能に保持することができ、シューウェブ部13b、14bにブレーキシュー保持部材15を保持するための係合穴31が設けられ、ブレーキシュー保持部材15はその係合穴31に嵌め入れられる保持突部15aが備えられることによりその形状が単純になり、ドラムブレーキ10を安価に構成することができる。 (もっと読む)


【課題】 ドラムブレーキ部品のブレーキレバーやストラットのがたつきを簡単な構成で防止し、装置を安価に提供する。
【解決手段】 両端部に形成された切欠40a、40b内にその第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18のシューウェブ24、34を嵌め入れた状態でその一対の第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18の間に架け渡されたストラット40と、その一対のブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18を縮径するように張設されたリターンスプリング42を含むドラムブレーキ11において、前記ストラット40は、前記リターンスプリング42との干渉によってその長手方向の中心線Cまわりの一回動方向に付勢させられるため、ストラット40の切欠40a、40bと第1ブレーキシュー16および第2ブレーキシュー18とが常時接触してそのがたつきが抑制される。 (もっと読む)


【課題】 一対のブレーキシューの一端部間で間隙調節装置を介して安定した荷重伝達ができるドラムブレーキを提供する。
【解決手段】一対のブレーキシュー16、18の一端部にそれぞれ突設された係合突部96および98のうちの少なくとも一方の係合突部98が、その係合突部98と係合穴94との間のその係合突部98の板厚方向の空間を詰めるための断面凸形状にプレス成形されていることから、ブレーキシュー18の一端部に突設された係合突部98の板厚方向のガタが好適に抑制されるので、一対のブレーキシュー16、18の一端部間で安定した荷重伝達が間隙調節装置20を介して可能となる。 (もっと読む)


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