説明

ホーヤ マグネティクス シンガポール プライベートリミテッドにより出願された特許

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【課題】磁気記録層の記録再生時のノイズを抑えつつ、適切な保磁力Hcを有するよう、補助記録層を改善し、さらに、補助記録層が、生産の再現性、量産性を得られるだけの十分な厚さを有する、垂直磁気記録媒体を提供。
【解決手段】少なくともコバルト(Co)を含有する結晶粒子の間に粒界部を形成する非磁性物質を含むグラニュラー構造の磁気記録層22と、磁気的に連続した薄膜からなる補助記録層24とを備える垂直磁気記録媒体100において、補助記録層24はコバルト、クロム(Cr)、プラチナ(Pt)を含有する単層からなり、補助記録層24の膜厚は4〜12nmであり、当該垂直磁気記録媒体のS/N比は17〜25(dB)であり、当該垂直磁気記録媒体の保磁力は3500〜5000(Oe)であることを特徴とする垂直磁気記録媒体。 (もっと読む)


【課題】 耐摩耗性や耐衝撃性等の耐久性を向上し、媒体保護層の膜厚が3nm以下に制限されたとしてもハイフライライト等の諸問題を回避可能な垂直磁気記録媒体を提供する。
【解決手段】 基体10、磁気記録層22、媒体保護層26を備える、本発明の垂直磁気記録ディスク100において、媒体保護層26は、含有する窒素(N)と炭素(C)の原子量比(N/C)が0.050〜0.150であり、かつ、波長514.5nmのアルゴンイオンレーザ光により媒体保護層26を励起して得られる波数900cm−1〜波数1800cm−1におけるラマンスペクトルから蛍光を除いたスペクトルの1350cm−1付近に現れるDピークDhと1520cm−1付近に現れるGピークGhとをガウス関数により波形分離したときのピーク比Dh/Ghが0.70〜0.95であることを特徴としている。 (もっと読む)


【課題】垂直磁気記録媒体の加熱温度Tと、その結果得られるカーボン保護層の密度dとの関係を明らかにすることにより、所望の密度のカーボン保護層が得られる加熱温度の範囲を求める。
【解決手段】垂直磁気記録媒体の磁気記録層を形成する工程と、垂直磁気記録媒体を加熱する工程と、カーボン保護層を形成する工程とを含み、加熱する工程では195≦T≦370℃に加熱し、XRR法によって測定したカーボン保護層の膜厚をtとし、XRF法によって測定するカーボン保護層の範囲の面積をwとし、XRF法によって測定したカーボン保護層に含まれるカーボン原子の数をnとし、カーボン保護層の密度をdとしたとき、d=n×12×10−6/(w×t×6.02×1023)(g/cm)で表される密度が、d≧1.65であることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】磁気記録層の結晶配向性をさらに向上させることにより、磁性粒を微細化しても高いS/N比と保磁力Hcを維持し、高記録密度化を図ることが可能な磁気記録媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】基板上に配向制御層16、非磁性の下地層18、磁気記録層22を備える磁気記録媒体において、配向制御層16はfcc構造であって(111)面が基板に平行であり、下地層18はhcp構造であって(0001)面が基板に平行であり、配向制御層16の(111)面の原子間距離は、下地層18の格子間隔に対して−0.2Å〜+0.15Åであることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 AFCを熱に強い構造とすることで、垂直磁気記録ディスクの耐熱温度を上げ、AFCの機能を損なうことなくコロージョンの発生を抑制することを目的とする。
【解決手段】 本発明によるディスク基体10上に軟磁性層14、磁気記録層22、媒体保護層26をこの順に備える垂直磁気記録媒体100では、軟磁性層14は、Feを30〜70at%含有する反強磁性交換結合(AFC)構造で形成され、磁気記録層22は、少なくともCoを含有する結晶粒子の間に粒界部を形成する非磁性物質を含むグラニュラー構造の強磁性層であり、媒体保護層は、ラマンスペクトルのピーク比Dh/Ghが、0.60〜1.05であることを特徴としている。 (もっと読む)


【課題】カーボン保護層に対する潤滑剤の付着率を向上させ、マイクロスクラッチや磁気ヘッドへの潤滑剤の移着が生じない、磁気記録媒体の製造方法を提供する。
【解決手段】基体上に、カーボン保護層26、潤滑層28をこの順序で備える磁気記録媒体100の製造方法において、カーボン保護層26の表層に、RF(Radio Frequency)プラズマ法によって、水酸基(OH)と結合可能な窒素を添加する添加工程と、潤滑層28を、水酸基を含むパーフルオロポリエーテル(PFPE)で成膜する潤滑層成膜工程とを含む。 (もっと読む)


【課題】記録領域間を磁気的に分離する分離領域をイオンビームの照射により形成する場合に、イオンビームの照射量(Dose)を低減する。
【解決手段】磁気記録媒体10の製造方法であって、連続膜層24を有する垂直磁気記録層30を形成する記録層形成工程と、垂直磁気記録層30において磁気信号がそれぞれ記録される複数の記録領域の間の領域にイオンビームを照射することにより、連続膜層24における複数の記録領域の間に軟磁性の分離領域202を形成するイオンビーム照射工程とを備える。 (もっと読む)


【課題】トラックエッジノイズを低減して、トラック密度を向上させる。また、磁気記録を行う場合に、記録領域の外側に広がる記録磁界を遮断して、記録磁界の境界を急峻にする。
【解決手段】基板12と、基板12上に形成された垂直磁気記録層30を備える磁気記録媒体10であって、垂直磁気記録層30は、磁気信号を記録するグラニュラ層20と、グラニュラ層20と磁気的に結合する連続膜層24とを有し、連続膜層24は、グラニュラ層20に磁気信号が記録される記録領域に対応する位置にそれぞれ形成される複数の硬磁性部204と、複数の硬磁性部204の間に形成される磁気シールド部であって、磁化曲線を測定した場合に、印加磁場が0の領域において磁化曲線の傾きが前記硬磁性部より大きく、かつ残留磁気分極が前記硬磁性部よりも小さい磁界シールド部202とを含む。 (もっと読む)


【課題】磁気記録媒体において、磁化遷移領域ノイズの低減と、熱安定性の向上とを適切に両立させる。
【解決手段】基板12と、基板12上に形成される磁気記録層20とを備える磁気記録媒体10であって、磁気記録層20は、グラニュラ層32と連続膜層36とを有し、グラニュラ層32において、基板12の主表面と平行な断面における磁性粒子が占める面積は、断面全体の70〜80%であり、連続膜層36の磁性層106において、基板の主表面と平行な断面における磁性粒子が占める面積は、断面全体の90%以上である。 (もっと読む)


【課題】磁気記録媒体用基板のテクスチャの形状を適切に管理する。
【解決手段】磁気記録媒体用基板の製造方法であって、基板を準備する準備工程S102と、テクスチャを基板の主表面に形成するテクスチャ形成工程S104と、テクスチャの形状を検査する検査工程S106とを備え、検査工程S106は、断面形状測定段階S202と、断面形状の波形をフーリエ変換することにより、断面形状の波形を波長と強度との関係に変換するフーリエ変換段階S204と、波長と強度との関係に基づき、全範囲の波長の範囲について強度を積分した全範囲積分値と、予め設定された波長の範囲について強度を積分した設定範囲積分値とを算出する積分段階S206と、全範囲積分値に対する設定範囲積分値の比が基準値以上の場合に基板を合格とする判定を行う判定段階S208とを有する。 (もっと読む)


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