説明

日立GEニュークリア・エナジー株式会社により出願された特許

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【課題】炉心の安全性を高めることができ、必要な熱効率及び信頼性を確保することができて、他のプラント機器への影響も無い高速増殖炉型原子力発電システムを提供する。
【解決手段】炉心2を内包する原子炉容器1、一次冷却系配管3、一次冷却系配管3に設置された中間熱交換器4、一次冷却材を強制循環する一次主循環ポンプ5、中間熱交換器4に二次系冷却材を供給する二次冷却系配管6、二次冷却系配管6に接続された蒸気発生器8、二次冷却材を強制循環する二次主循環ポンプ7、蒸気発生器8にて発生した蒸気で駆動される高圧タービン10a及び低圧タービン10b、これら各タービンの軸に連結された発電機11を備えた高速増殖炉型原子力発電システムにおいて、受動的炉心停止時に発生する崩壊熱を空気冷却器53を通して空気中に放散する崩壊熱除去系熱交換器50,50Aを、一次冷却系配管3内又は二次冷却系配管6内に設置する。 (もっと読む)


【課題】
本発明は、確実に配管の内部に氷栓を形成することができ、大口径配管にも適用可能な、き裂先端近傍に働く引張残留応力を圧縮残留応力にする施工方法を提供する。
【解決手段】
内面に貫通しない微小なき裂を有する鉛直方向の配管を拡管することにより、き裂の先端近傍に圧縮残留応力域を形成する施工方法において、配管の内部の流体を除去し、気体環境中とし、配管のき裂近傍に断熱材及び冷媒容器を設置する。予め配管のき裂の鉛直下部を氷点下に冷却した後に、配管の内面の管壁に沿って鉛直上部より水を供給して氷栓を形成する。き裂の鉛直上部まで水が溜まったことを確認し、き裂の鉛直上部を冷却する。これにより、配管の内部のき裂近傍に氷栓で水が閉じ込められた領域が生じる。その後、当該領域に氷が形成されるに従い、水から氷へ変化する際の体積膨張で配管のき裂近傍が拡管される。これにより、き裂の先端近傍に圧縮残留応力域が形成される。 (もっと読む)


【課題】自然対流によって起こる液体金属ポンプのケーシングの周方向温度差に伴う変形を防止する。
【解決手段】本発明のポンプ5では、内側ケーシング25の内面に沿うように、ヒートパイプ27が水平に複数段設置されている。このため、自然対流が発生し周方向に不活性ガスの温度差が大きくなっても、ヒートパイプ27によって高温となる自然対流の上昇側30aより低温となる自然対流の下降側30bに熱が伝わり、内側ケーシング25の周方向温度差は小さくなり、内側ケーシング25の変形を抑制することができる。 (もっと読む)


【課題】スペクトルシフトロッド(SSR)を有する燃料集合体が装荷された炉心の炉心特性の制御精度を向上させる炉心性能計算方法および装置を提供する。
【解決手段】SSRを有する複数の燃料集合体が原子炉の炉心に装荷され、炉心の反応度はSSRの冷却材上昇流路内に形成される液面の位置を変えることによって制御される。燃料集合体毎の冷却水流量配分計算が行われ、燃料集合体内のボイド率分布計算及びSSR内の水位計算を含む熱水力計算処理が実行され、SSR内の水位は、中性子検出器により計測した炉心軸方向出力分布と核熱水力計算による出力分布差から補正される。 (もっと読む)


【課題】構造部材の応力腐食割れをさらに抑制できる原子力プラントの応力腐食割れを抑制する方法を提供する。
【解決手段】BWRプラント1は、給水配管8に中空子フィルタ9を設置し、さらに、金属酸イオン注入装置22及び水素注入装置22を給水配管8に接続している。BWRプラントの運転中に、中空子フィルタ9による給水中の鉄酸化物の除去により、RPV3内に持ち込まれる鉄酸化物の濃度が抑制される。さらに、BWRプラント1の運転中において、モリブデン酸イオン溶液が金属酸イオン注入装置22の金属酸イオン溶液タンク19から給水配管8内に注入され、モリブデン酸イオンを含む給水がRPV3内に供給される。モリブデン酸イオン溶液の注入量は炉水の硫酸イオン濃度に基づいて調節される。モリブデン酸イオンがBWRプラント1を構成する構造部材の炉水と接する表面に吸着されるので、SCCの発生が抑制される。 (もっと読む)


【課題】容易に検査を行えるとともに、溶接線に存在する周割れおよび軸割れをも検出できる超音波検査方法および超音波検査装置を提供することにある。
【解決手段】超音波探触子101は、溶接部の反対側に位置する構造物の面(走査面)に配置される。走査面の法線方向をX軸、前記溶接線方向をY軸、前記X軸およびY軸に垂直な方向をZ軸とし、X軸をZ軸について回転させた軸をX’軸とするとき、前記超音波は、X’−Z平面内で任意の角度で走査することを特徴とする。制御機構103は、超音波を任意の角度で走査したとき、欠陥DE―Vおよび欠陥DE―H等から得られる反射波信号の強度を、信号処理を行うことで欠陥の検出および長さ測定を行う。 (もっと読む)


【課題】燃料集合体の燃焼度をさらに増大させた場合においても放射線被ばくをさらに低減できる原子力プラントの放射線被ばく低減方法を提供する。
【解決手段】BWRプラント1は、燃料集合体5を装荷した炉心4、復水器8とRPV3を接続して中空子フィルタ10が設置される給水配管9を備える。中空子フィルタ10の設置により、RPV3内に供給される給水中の鉄酸化物濃度が1×10-9mol/kg以下に抑制される。燃料集合体5に含まれる各燃料棒に用いられる被覆管の外面に、フェライト皮膜が形成されている。炉水中のコバルト酸化物がフェライト皮膜に付着しても、このコバルと酸化物はフェライト皮膜に含まれる四酸化三鉄との間で生じる静電的反発力の作用により被覆管の外面から剥離される。このため、被覆管外面での非放射性コバルトの放射化が抑制され、炉水中の放射性コバルトの濃度が低減される。 (もっと読む)


【課題】燃料集合体の燃焼度をさらに増大させた場合でも放射線被ばくを低減できる沸騰水型原子力プラントの放射線被ばく低減方法を提供する。
【解決手段】BWRプラント1は、RPV3、給水配管8及び無機酸化物粒子注入装置25を備える。主蒸気配管5がRPV3とタービン6を連絡する。復水フィルタ9が設けられた給水配管8がRPV3と復水器7を連絡する。無機酸化物粒子注入装置25が給水配管8に接続される。復水フィルタ9である中空子フィルタにより、RPV3に供給される給水の鉄酸化物の濃度が1×10-9mol/kg以下に抑制される。無機酸化物粒子注入装置25の無機酸化物粒子タンク19から注入配管21をとおして、アナターゼ型チタン酸化物粒子の懸濁液が給水配管8内の給水に注入される。このチタン酸化物粒子は親水性であり炉水に含まれるコバルトを吸着する。 (もっと読む)


【課題】フェライト皮膜の形成に要する時間をさらに短縮することができる炭素鋼部材へのフェライト皮膜形成方法を提供する。
【解決手段】皮膜形成装置の循環配管の両端部をBWRプラントの炭素鋼製の給水配管に接続する(S1)。皮膜形成装置から給水配管内に除染液を供給して化学除染を実行する(S2)。循環配管内を流れる水(または皮膜形成水溶液)の温度を60〜100℃に加熱する(S3)。ヒドラジンを、循環配管内を流れる水(または給水配管から戻された皮膜形成水溶液)に注入する(S4)。鉄(II)イオン及びギ酸を含む薬液を、ヒドラジンを含む水溶液に注入する(S5)。過酸化水素を、pH調整剤及び鉄(II)イオン等を含む水溶液に注入する(S6)。その後、この水溶液を給水配管内に導いて給水配管の内面にフェライト皮膜を形成する。 (もっと読む)


【課題】構造部材の応力腐食割れをさらに低減できる機械加工層の除去方法を提供する。
【解決手段】BWRの運転停止後、RPV内の炉内機器が搬出され(ステップ31)、化学除染を実施する(ステップ32)。炉心シュラウドが切断されて搬出され(ステップ33)、RPV内の点検が実施される(ステップ34)。RPV内の構造物の溶接部及びその付近に対して、応力改善対策が実施される(ステップ35)。応力改善対策によって圧縮残留応力がその溶接部等に付与される。その後、応力改善対策で形成された機械加工層が除去される(ステップ36)。この機械加工層の除去は電解研磨によって行われる。RPV内に電解研磨液が所定レベルまで注入され、電解研磨を行う溶接部の近傍に対電極を配置する。対電極とRPVの間に電流を流し、溶接部に形成された機械加工層を除去する。その後、必要な作業が行われ、新炉心シュラウドが据付けられる。 (もっと読む)


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