説明

アイシン・エーアイ株式会社により出願された特許

411 - 420 / 490


【課題】ダストが特に多い環境下でも、オイルシールの摩耗を少なくして車両用変速機の出力軸シール装置からの潤滑油の漏洩を防止する。
【解決手段】変速機ハウジング10の後端部に形成した出力軸導出部10aと、それから後方に突出される出力軸15の間にオイルシール17を設ける。それぞれ環状板部20a,25aとその外周に連続して形成された外フランジ部20b,25bよりなる静止側及び回転側デフレクタ20,25を出力軸導出部の先端部10bと出力軸に同軸的に固定し、両デフレクタはそれぞれの外フランジ部が半径方向に隙間をおきかつ軸線方向に重なり合うよう配置する。静止側デフレクタにはその外周から半径方向外向きで進行方向に対し斜め後向きに突出するフラップ部22を設ける。静止側デフレクタの環状板部には、少なくともフラップ部と反対側となる位置に通風孔21を形成してもよい。 (もっと読む)


【課題】遊星歯車式変速比切換機構を備えたトランスファ装置の構造を簡略化し、切り換え時のギヤ鳴りをなくする。
【解決手段】遊星歯車機構30のサンギヤ32とキャリア31にそれぞれ設けたスプライン44,43aを、出力軸22に軸線方向摺動自在に設けた切換スリーブ42のスプライン42a,42bに選択的に連結する。サンギヤに形成した円錐面45に摩擦係合可能な円錐穴46aが形成されたシンクロナイザリング46を押圧する作動部材47は、切換スリーブ42の移動の向きに応じて両方向に傾動されるとともに、何れの向きに傾動した場合でもシンクロナイザリングを押圧するよう構成する。 (もっと読む)


【課題】変速機のシフト装置の加工を容易にして製造コストを低下させる。
【解決手段】正多角形の厚板状のシフト部材30,35をシフトアンドセレクトシャフト11に同軸的に固定し、保持部材20をこのシフト部材に当接して同軸的に回転自在にかつ支持ハウジング10に対する回転が拘束されるように取り付ける。保持部材の各外平面にはフォークシャフトの駆動ピン44a〜47aが摺動自在に係合される複数の中立インターロック溝を形成し、シフト部材の各外平面の1つには保持部材の一端面と対向するシフト斜面31a,36aを有する段状凹欠部31,36を形成し、その他外平面には保持部材の各中立インターロック溝と連続可能な複数の非シフト溝を形成する。シフト部材を回転して保持部材に対し割り出した後、保持部材とシフト部材を往復動させ、駆動ピンをシフト斜面に当接させてフォークシャフトを往復動させる。 (もっと読む)


【課題】シンクロメッシュ機構により変速歯車の切り換えを行う際に、衝撃音が発生することを防止する。
【解決手段】シンクロメッシュ機構は、変速軸10と一体的に回転されるクラッチハブ11の一側に回転自在に支持された変速歯車13にともに回転するように設けられたギヤピース21と、クラッチハブとギヤピースの間に設けられたシンクロナイザリング22を有している。ギヤピースは、その内周の内歯スプライン21cが変速歯車のボス部13aの外周の外歯スプライン13bに円周方向に所定角度範囲だけ相対回動可能にかつ軸線方向摺動可能に係合されて、バイアススプリング25により変速歯車に対し伝達される回転力と抗する向きに弾性的に付勢されて所定角度範囲の一方の終端部において停止され、またギヤピースと変速歯車は軸線方向において互いに弾性的に押圧されて当接されている。 (もっと読む)


【課題】遊転時のシンクロナイザーリングとギヤコーンの間の摺動抵抗を低減することができる変速機の同期装置を提供すること。
【解決手段】不図示の駆動軸に連結されるクラッチハブ1と、クラッチハブにスプラインを介して滑合するスリーブ4と、スリーブと対向して駆動軸に遊嵌されスリーブと係合可能なギヤピース2と、ギヤピースとクラッチハブの間に配置されてクラッチハブに連結され駆動軸上を移動してギヤピースのギヤコーン5と摺動可能なシンクロナイザーリング3とを有し、変速時、シンクロナイザーリングがギヤピースのギヤコーンと摺動することにより、ギヤピースと駆動軸の回転を同期させる装置であって、回転方向に互いに対向して係合するようかつ軸方向に摺動可能に形成された少なくとも一対の斜面1a,3aを、クラッチハブとシンクロナイザーリングの相対回転を誘起する回転駆動力により、両者が接近する方向に相対摺動するように形成する。 (もっと読む)


【課題】高速段走行時、トルクを伝達しない低速段の遊転ギヤとシンクロナイザーリングとの間に発生する摺動抵抗を低減ないし消失することができる変速機を提供すること。
【解決手段】各ギヤ列が遊転ギヤを有する常時噛合い式の変速機であって、低速段ギヤ列(1速又は2速)において、アウトプットシャフト1と一体回転するクラッチハブ5と遊転ギヤ3,4との間には、遊転ギヤ3,4とアウトプットシャフト1を同期回転させるためのシンクロナイザーリング6,7が配置されている。前記各ギヤ列のうち少なくとも低速段ギヤ列において、遊転ギヤ3,4と常時噛合する反遊転ギヤ9,10がカウンタシャフト2上に配置されている。反遊転ギヤ9,10とカウンタシャフト2との間に、低速段走行時には反遊転ギヤ9,10をカウンタシャフト2と一体回転させ、高速段走行時には反遊転ギヤ9,10の遊転を許容するワンウェイクラッチ11が配置されている。 (もっと読む)


【課題】下部に油溜まりを形成した変速機ハウジングにおいて、潤滑用のポンプへの空気の吸入をなくし、かつ構造簡単で潤滑後の潤滑油の油溜まりへの戻りをよくする。
【解決手段】変速機ハウジングは、筒状の第1周側壁11を備えた第1ケース10と、第1周側壁に接合連結される筒状の第2周側壁21、その一部を第1ケースの内部から仕切る隔壁22及び隔壁の下部に基端部が連結されて第1ケースと反対側に向かって延びる筒状通路23を備えた第2ケース20により構成される。油溜まり部Aは第1ケース内の下部に形成され、筒状通路は隔壁に連結される基端部が第1ケース側に開口されその先端部23bは第2ケース内に開口される。筒状通路の内面23aには第1ケース側に鋳抜き可能な抜き勾配を設け、筒状通路の底部の内面の先端部は第1ケースと反対側となる第2周側壁の端面近くの底部の内面と同じ高さとする。 (もっと読む)


【課題】シフトフィーリングの悪化を防止しつつコーン角の低減が可能な同期装置を提供すること。
【解決手段】スリーブスプライン1sは、スリーブスプライン1sの先端に形成されたスリーブ側チャンファ部1aと、スリーブスプライン1sの先端側に歯元側ないし軸方向中央側に向ってスプライン歯幅を徐々に狭くするよう形成されたスリーブ側テーパ歯面1bと、スリーブ側テーパ歯面1bに引き続き前記歯元側ないし軸方向中央側に向ってスプライン歯幅を徐々に広げるよう形成された傾斜歯面1cと、を備え、傾斜歯面1cは、スリーブスプライン1sの歯面において、スリーブ1がシフトする際、スリーブ側チャンファ部1aとギヤ側チャンファ部3aが接触した後かつスリーブ側テーパ歯面1bとギヤ側テーパ歯面3bが当接する直前、リング側チャンファ部2aと接触した状態にあるよう形成されている。 (もっと読む)


【課題】スナップリングの前記両端の拡開を可能にするとともに、組付け穴を2つにすることで穴径の縮小を可能にして、省スペース化を可能にし、ケースの剛性を向上させること。
【解決手段】 回転軸1を軸支するベアリング2をケース3に固定するためにケース3側に予め組み付けられ、前記ベアリング2を前記ケース3に固定する際、スナップリング4の両端の間隔を広げることを可能にする組付用穴部5を備えたケース3において、前記組付用穴部5が、前記スナップリング4の前記両端41、42がそれぞれ位置する部位にそれぞれ開口し、前記スナップリング4の前記両端41、42の拡開を可能にする2個の穴部51、52によって構成されている変速機用ケースである。 (もっと読む)


【課題】ギアとシンクロナイザリングとの摩擦係合部分に効率よくかつ確実に潤滑油を供給することが可能な変速機の同期装置を提供すること。
【解決手段】同期装置1は、ギア2のテーパコーン面2cに摩擦係合するシンクロナイザリング3を有する。シンクロナイザリング3は、ギア2の供給路2aを介して供給される潤滑油をテーパコーン面2c側に誘導する誘導部3fと、潤滑油をテーパコーン面の周方向に誘導する横溝3eと、を備える。誘導部3fは、ギア2との嵌合時に、潤滑油の供給口2bに対向する位置に形成されると共に、潤滑油をテーパコーン面2cに誘導するためのらせん状の誘導溝3gを有する。横溝3eは、らせん状の溝であり、誘導溝3gと横溝3eは、連続的に形成されている。テーパコーン面2cの小径側から大径側方向へ向かう誘導溝3g及び横溝3eのらせん方向は、シンクロナイザリング3の回転方向とは逆方向である。 (もっと読む)


411 - 420 / 490