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Fターム[2E139BA08]の内容

Fターム[2E139BA08]に分類される特許

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【課題】地震時に発生する杭頭曲げモーメントに対して杭頭接合部の回転剛性を制御し、免震装置に有害な回転を発生させない簡易で信頼性の高い免震装置回転制御機構を提供する。
【解決手段】パイルキャップ3とパイルキャップ定着部7とは接合鉄筋9により接合され、接合鉄筋9は、パイルキャップ3内のコンクリート19に定着する第1接合鉄筋部9aと、基礎杭4内のコンクリート19に定着する第2接合鉄筋部9bと、杭頭接合部12に設けられ、杭頭曲げモーメントにより接合鉄筋9に発生する引張力が所定の値を越えた場合に内部に引張降伏によるヒンジを形成させる回転量制御部6とを備え、回転量制御部6内部のヒンジにより杭頭接合部12の回転剛性を所定の値に低減させ、地震時の免震装置2の回転量を許容回転量以内に制御する。 (もっと読む)


【課題】小変形時からPδ効果等によって耐震部材に耐力低下が生じる大変形時まで、架構の耐力を保持し、高いエネルギー吸収能力を発揮する。
【解決手段】層間変形角が1/200を越えるような大きな変形であっても、架構100を構成する梁120及び支持部以外の柱110の剛性が維持されると共に、支持部以外の柱110の曲げ降伏が防止又は抑制される。このように層間変形角が1/200を越える大きな変形が可能となることで、第一耐震装置200のブレース材202と第二耐震装置300のブレース材310,320の両方が、例えば破断等で耐力を失うまで、架構100全体として、エネルギー吸収効果を発揮する。したがって、小変形時から第一耐震装置200のブレース材202と第二耐震装置300のブレース材310,320の両方に耐力低下が生じる大変形時まで、架構100の耐力が保持され、高いエネルギー吸収能力が発揮される。 (もっと読む)


【課題】巨大地震時に万が一方杖が破断したとしても余力を充分に残し、しかも補強の方向が一方向に限定されることのないラーメン構造体の補強構造を提供することを目的とする。
【解決手段】ダンパー5は、第1接合プレート5a2を大梁2の下フランジ2aにボルト接合し、第2接合プレート5a3を柱1のダンパーとの接合部1gにボルト接合することによって、大梁2と柱1に跨って配置されている。大梁2に対しては、大梁2の下フランジ2aの、柱1の配置の基準となる基準線から305mmの位置にある孔群2a1を利用してボルト接合されている。柱1は、外形寸法が150mm角の角形鋼管からなる通し柱となっており、下部柱1cは、22mmの肉厚を有する即ち横断面内に溶接による継目が存在しない角形鋼管であり、長さ方向についても接合部を有することなく構成されている。 (もっと読む)


【課題】 本願発明の課題は、従来技術が抱える問題を解消することである。すなわち、特許文献1の構法を、既存建築物の耐震補強においても(つまり耐震補強リフォームにも)容易に用いることができるように改良することを課題としており、具体的には、天井面や床面を取り外すことなく構築することのできる制震壁面軸組構造を提供することにある。
【解決手段】本願発明の制震壁面軸組構造は、それぞれの主柱の上方及び下方に斜材取付け具が固定され、中央付近に制震デバイスが固定され、斜材の一端は斜材取付け具と螺設され、他端は制震デバイスの一部を構成するガセットプレートに螺設され、枠面に水平力が作用すると、斜材によって力が加えられ制震素子が摺動変形することでこの力を吸収することによって、枠面全体の変形を抑制し得るものである。 (もっと読む)


【課題】制振柱の施工方法に関し、上・下プレキャストコンクリート柱に制振装置を設ける施工方法を提供する。
【解決手段】プレキャストコンクリート柱を構成する上・下プレキャストコンクリート柱2,3を工場で製作し、下プレキャストコンクリート柱2をスラブ8の上に揚重・取付した後、振動エネルギーを吸収する制振装置6を下プレキャストコンクリート柱2に仮締め固定して取付け、上プレキャストコンクリート柱3の側壁に荷重受け手段5を取付けて、上プレキャストコンクリート柱3を揚重・搬入し下プレキャストコンクリート柱2の上位置に下ろし、上プレキャストコンクリート柱3の全荷重を荷重受け手段5に係合し支持する支保工12によって受けさせた後に、制振装置6と上プレキャストコンクリート柱3とを仮締め固定して取付け、上階の工事進捗に伴って制振装置6と上・下プレキャストコンクリート柱2,3との仮締め固定を本締めして固定する。 (もっと読む)


【課題】木造軸組の仕口部に設ける制震装置の制震効果を向上させる。
【解決手段】地震などの外力によって金属ダンパー180が変形しエネルギーが吸収され制震する。固定部160Aは貫10を上下方向に挟み上下方向に貫通するボルト20で固定され、固定部160Bは柱12を左右方向に挟み左右方向に貫通するボルト20で固定されている。よって、固定部160が貫10及び柱12から引き抜かれる方向に大きな荷重が繰り返しかかっても、ずれや外れが防止又は抑制される。更に、固定部160の第一固定板部162及び第二固定板部164の端部が折り曲げられることによって形成された突起部163が、貫10及び柱12に食い込んでいるので、貫10及び柱12に沿った方向へのずれや外れが防止又は抑制される。また、ボルト20軸部が、貫通孔16及び貫通孔166との隙間分、微少移動することによる、固定部160のずれが防止又は抑制される。 (もっと読む)


【課題】施工性を向上しつつ、複数の開口部を形成することができる波形鋼板耐震壁、及びこれの初期弾性せん断剛性算出方法を得ることを目的とする。
【解決手段】波形鋼板30には、複数の開口部40が形成されている。これらの開口部40は半径が同一の円形の孔とされており、隣接する開口部40間に上下方向に対して反対方向へ傾斜する応力伝達部42A,42Bが形成されるように、波形鋼板30の各平板部30Pに千鳥状に配列されている。 (もっと読む)


【課題】既設建物に簡易に付加することが可能で、かつ、多方向から既設建物に作用する地震力に対して制震することを可能とした制震構造を提案する。
【解決手段】地震時の多方向からの入力に対する既設建物1の応答を抑制する制震構造であって、既設建物1の外面に沿って形成された平面視L字状の壁柱2を備えており、壁柱2はその脚部が回転可能に支承されていて、壁柱2の両側端は、ダンパー3,3を介して既設建物1または他の壁柱2に連結されている。 (もっと読む)


【課題】 必要なエネルギー吸収性を与えつつ、剛性を高めることができ、かつ低コスト化が可能な座屈拘束ブレースを提供する。
【解決手段】 この座屈拘束ブレース1は、芯材2と、この芯材2の両面に沿って配置した拘束材3とを有する。芯材2は、拘束材3との並び方向の厚みよりも並び方向と直交する方向の幅が広い帯板状である。芯材2の長手方向の一部分に他よりも断面二次モーメントが小さいエネルギー吸収部7を設け、このエネルギー吸収部7に長手方向に沿う構造スリット8を1つ以上設ける。構造スリット8により隔てられた複数の芯材分割部分9,10の幅寸法を互いに異ならせる。 (もっと読む)


【課題】安定したエネルギー吸収性能を得ることができるとともに、工期を短縮でき、抑制部材の組織変化を生じることがない振動抑制装置を提供する。
【解決手段】平板からなる抑制部材10を備え、二つの構造体70a,70bの間に設置し、抑制部材10がせん断変形することにより一方の構造体70bから他方の構造体70aに伝達される振動エネルギーを吸収して他方の構造体70aの振動を抑制する振動抑制装置1において、平面により抑制部材10を挟む態様で抑制部材10の表面と裏面とに配設した一対の拘束部材20と、一対の拘束部材20を締結固定し、一対の拘束部材と抑制部材10とを密接する締結部材30とを備えた。 (もっと読む)


【課題】鉄筋コンクリート製の梁の梁端部のエネルギー吸収能力を向上させる。
【解決手段】鉄筋コンクリート製の梁50にせん断ひび割れ(亀裂)が入り、主筋42のコンクリートQに対する付着特性が劣化しても、波形鋼板100が横方向にアコーディオンのように伸縮(繰り返し塑性変形)することで、梁端部52の塑性ヒンジ部分が回転変形する際のエネルギーが吸収される。したがって、波形鋼板100が接合されていない構成と比較し、梁端部52エネルギー吸収能力が向上する。 (もっと読む)


【課題】従来よりも安価に製造でき、施工性もよく、かつエネルギー吸収メカニズムを簡潔に評価でき、さらには様々な寸法に容易に対応することもできる純せん断型エネルギー吸収デバイスを提供すること。
【解決手段】せん断型エネルギーを吸収する鋼製のせん断パネル部3と、せん断パネル部3と一体であって当該せん断パネル部の上下端部にそれぞれ形成された固定用パネル部4・5と、を有する純せん断型エネルギー吸収デバイス1である。2枚の拘束板6・7でせん断パネル部3を挟み込むとともにその周囲に炭素繊維シート8を巻き付けて、せん断パネル部3に対して拘束板6・7を固定し、せん断パネル部3の面外変形を拘束している。 (もっと読む)


【課題】導入される圧縮軸力を低減しつつ、構造を単純化することができる間柱を得ることを目的とする。
【解決手段】ウェブ部20は、フランジ部22によって補強された2つの補強領域Sと、フランジ部22によって補強されていない非補強領域Tを備えている。補強領域Sでは、ウェブ部20の幅方向の両端部にフランジ部22がそれぞれ設けられており、間柱10の水平断面形状が略H形状になっている。一方、非補強領域Tでは、ウェブ部20の幅方向の両端部にフランジ部が設けられておらず、フランジ部が存在していない。即ち、フランジ部22は、非補強領域Tを避けて、補強領域Sにのみ設けられている。これにより、非補強領域Tでは、ウェブ部20が上下方向へ伸縮可能になっている。 (もっと読む)


【課題】設計の自由度が高いとともに、経済的に実施できる制振建物を提供する。
【解決手段】屋根部2に住宅設備用パネルとしての太陽電池モジュールパネル3が設置された建物において、先端に膨出部23を有する折板である屋根部2は、その上面に突出部としての山部を有し、山部に嵌合部材7がそれぞれ嵌め込まれており、太陽電池モジュールパネル3は、嵌合部材7との間にエネルギー吸収部材5がそれぞれ介装されて設置された構成とする。 (もっと読む)


【課題】窓や出入り口などの開口部を様々な態様で設けられる高い設計の自由度に加え、大きな制震性能を発揮する制震建物を提供する。
【解決手段】ユニット建物B1を構成する建物ユニットが小割にした大きさの小割建物ユニット1aと1b,2aと2b,3aと3b,4aと4bの組合せとされ、小割建物ユニット1a,2a,3a,4aの柱梁架構K2内に制震装置としての油圧ダンパーが斜めにそれぞれ架設された構成とされている。 (もっと読む)


【課題】様々な規模や周期の地震に広く対応できる制振装置を提供する。
【解決手段】対向する略平行な面の面方向の相対変位が許容された状態で間隔を置いて配置される一対のフランジ7A,7Bと、フランジのそれぞれに対して、前記面方向の相対変位が拘束される拘束部81,81を介して両側の端部が取り付けられる制振板8と、一方の端部が一方のフランジ7Aに固定されるとともに、他方の端部は前記面方向が長手方向となる長穴92cが形成された取付板92aの一端に接合され、かつ、その取付板の他端は長穴を通したボルト92bによってフランジ7Bに取り付けられる制振板9とを備えている。
そして、制振板9の変形開始時点のフランジ間の相対変位が、制振板8の変形開始時点の相対変位より大きくなるように設定されている。 (もっと読む)


【課題】建築物に作用する水平力に対するエネルギー吸収性能を大幅に向上させることができるとともに部材コストの抑制をも図ることができる制震構造および建築物を提供すること。
【解決手段】建築物に作用する水平力の増大に伴って先ず、接合金物2のダンパー部23が降伏し、ダンパー部23によるエネルギー吸収が開始され、水平力がさらに増大すると、耐力壁1が降伏して耐力壁1によるエネルギー吸収が開始されることとなり、接合金物2のエネルギー吸収効果を損なわずに、さらに耐力壁1のエネルギー吸収効果が得られることから、エネルギー吸収性能を大幅に向上させることができる。また、接合金物2のみならず耐力壁1まで降伏させることで、耐力壁1を弾性状態に維持させる場合と比較して、耐力壁1の部材断面や材料強度を適度に低下させることができ、部材コストを抑制させることができる。 (もっと読む)


【課題】制震構造において制震材が限界変形に達したときも、制震構造として機能する制震材を用いた制震パネルを提供することを課題とする。
【解決手段】低降伏点鋼からなる部材間に粘弾性体が介装された制震材からなる制震構造であって、該制震構造が限界変形に達したときに前記部材どうしの相対変形を規制する手段が設けられ、前記部材どうしの相対変形を規制することにより、前記低降伏点鋼よりなる部材が制震部材として機能し、粘弾性体による制震構造と低降伏点鋼による制震構造を併せ持つことを特徴とする制振材を用いた制震パネル。
【選択図】 図4
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【課題】本発明は、梁と各柱との間に設けたダンパー材の変形により、簡単な構成で地震時の建物の制震制御を行うことを目的とする。
【解決手段】本発明による木造住宅用制震装置は、梁下(2a)に接続され断面形状でZ型をなすダンパー材(17)と、前記ダンパー材(17)の一端が接続された断面コ字型の斜材受け材(1)と、前記斜材受け材(1)の両端にドリルねじ(8)を介して接続された第1、第2斜材柱固定金物(15,15')とを備え、前記各斜材柱固定金物(15,15')が各柱(3,4)に接続されている構成である。 (もっと読む)


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