【課題】 保持器４ａのポケット９、９内からの各球面ころ３、３の抜け止めを図りつつ、これら各球面ころ３、３の組み込み作業に伴って、内輪軌道６、６を損傷しにくい構造を実現する。
【解決手段】 上記保持器４ａの各柱部８ａ、８ａの長さ寸法を、上記各球面ころ３、３の長さ寸法の１／２よりも大きくする。又、円周方向に隣り合う柱部８ａ、８ａの先端縁同士の円周方向に関する間隔を、上記各球面ころ３、３の最大直径よりも小さくする。この構成により、これら各球面ころ３、３がこれら各ポケット９、９から抜け出る事を防止する。更に、両入れ溝１２ａ、１２ａを外向鍔部１０、１０の基端まで形成する。この構成により、上記組み込み作業時に、上記各球面ころ３、３の先端部外周縁と上記両内輪軌道６、６とが強く擦れ合わない様にして、これら両内輪軌道６、６の損傷防止を図る。 （もっと読む）

【課題】 ステアリングシャフトの揺動トルクを小さくして、滑らかなステアリング操作を実現することができる球面すべり軸受を提供する。
【解決手段】 内周面に凹球面部３８が設けられたアウタリング３６と、外周面に前記凹球面部３８に対して摺動する凸球面部４２が設けられたインナリング３７とを備えた球面すべり軸受３４であって、前記凹球面部３８と前記凸球面部４２との摺動面に非接触部５０を設ける。 （もっと読む）

【課題】 自動調心ころ軸受の寿命を長くする。
【解決手段】 外輪軌道面１ａの軸方向及び円周方向における表面粗さ（Ｒａ）が、０．１０μｍ≦Ｒａ≦０．５０μｍを満たすようにする。また、転動面３ａの軸方向における曲率半径ｒ_c との外輪軌道面１ａの軸方向における曲率半径ｒ_a との比ｒ_c ／ｒ_a が、０．９４≦ｒ_c ／ｒ_a ≦０．９８を満たすようにする。さらに、転動面３ａの軸方向における曲率半径ｒ_c と内輪軌道面２ａの軸方向における曲率半径ｒ_b との比ｒ_c ／ｒ_b が、０．９１≦ｒ_c ／ｒ_b ≦０．９５を満たすようにする。 （もっと読む）

【課題】燃料噴射ノズルの回転に適応する燃料噴射器用ベアリングプレートアッセンブリおよび旋回器アッセンブリを提供する。
【解決手段】タービンエンジンの燃料噴射器用ベアリングプレートアッセンブリは、レース８２に縁取られた開口部８０を備えたベアリングプレート３０を有する。スイベルボール９０は、レース８２内に受容され、レース８２に対して回転する。先端ブッシング１０８などの固定具により、レース８２からボール９０が外れないようになっている。燃料噴射ノズル３８は、ボール９０の開口部９８を通って延びる。エンジン運転中、ボール９０は、横方向および軸方向の軸を中心としたノズル３８の回転運動に対応するようにレース８２内で回転することができる。タブ６２は、旋回器２４のレール４８における中断部５６に配置される。リング６４は、溝５０に固定され、旋回器２４の面４６に対してプレート３０をクランプ留めする。 （もっと読む）

【課題】 球面ころ３、３の抜け止めを図ると共にこれら球面ころ３、３を設置した空間の端部開口の面積を広く確保する。そして、この空間への潤滑剤の送込を効率良く行なえ、しかも構成各部材の加工が容易でコスト上昇を抑えられる構造を実現する。
【解決手段】 互いに独立して回転する１対の保持器４ｃ、４ｃを構成する各柱部８ｂ、８ｂの長さを、上記各球面ころ３、３の軸方向長さよりも大きくする。そして、これら各柱部８ｂ、８ｂの先端部円周方向側面に、これら各球面ころ３、３の軸方向外端面１４と係合する鍔状の抜け止め部１２、１２を設ける。 （もっと読む）

【課題】 少ない加工工数で球面ころ端面外周部のエッジが案内輪に干渉するのを防止することができる構造の自動調心ころ軸受を提供する。
【解決手段】 自動調心ころ軸受１１は、内輪１２と、外輪１３と、内輪１２および外輪１３の間に複列に配置された球面ころ１４と、球面ころ１４の間隔を保持する保持器１５と、左右の列の球面ころ１４の間に位置し、内輪１２によって案内される案内部材としてのリング状の案内輪１６とを備える。球面ころ１４は、案内輪１６のころ案内面１６ａと接触する端面１４ａが、３次元的に見て円錐形状であり、また、案内輪１６は、球面ころ１４の端面１４ａに接触するころ案内面１６ａが、３次元的に見て平面形状をしている。 （もっと読む）

【課題】 荷重負荷時であっても、容易且つ確実に調心することができる、簡単な構成の調心輪付き転がり軸受を提供すること。
【解決手段】 内輪２と凸形状球面の外周面３ａを有する外輪３との間に複数の転動体５を挟持した転がり軸受１と、外輪３の外周面３ａに外嵌する凹形状球面の内周面４ａを有する調心輪４と、から成っており、調心輪４の内径Ｒφ１が外輪３の外径Ｒφ２より若干大きく設定された調心輪付き転がり軸受であって、外輪３の外径Ｒφ２の曲率半径は、調心輪４内径Ｒφ１の曲率半径の９５〜９９％に設定されている。 （もっと読む）

【課題】 調心輪の内径凹部球面と外輪の外径凸部球面との間で、クリープが生起した場合でも、発熱及び摩耗を防止することにより、軸受寿命を向上すること。
【解決手段】 （ａ）の例では、調心輪１２の内径に、油溜まりとなる多数のポケット２１が加工してある。これにより、ポケット２１に、組込み時に固形状潤滑剤を充填することにより、調心輪１２の内径凹部球面１３と外輪２の外径凸部球面１４との間でクリープが生起した場合でも、ポケット２１内に保持した固形状潤滑剤により、発熱を抑えて摩耗を防ぐことができる。また、ポケット２１内に保持した固形状潤滑剤により、調心輪１２の内径凹部球面１３と外輪２の外径凸部球面１４との間での調心性も、良好に維持することができる。（ｂ）の例では、外輪２の外径に、油溜まりとなる多数のポケット２１が加工してある。 （もっと読む）

【課題】 左右の列で異なる荷重が作用する環境で、各列の負荷状況に応じた適切な支持が行なえる複列転がり軸受を備えたはすば歯車支持構造、および、そのようなはすば歯車支持構造を備えた風力発電機用増速機を提供する。
【解決手段】 内輪１２と、外輪１３と、球面ころ１４，１５と、保持器１６とを備える複列自動調心ころ軸受１１を風力発電機用増速機の軸受に適用する場合、ラジアル荷重とアキシアル荷重の両方を支持することができる軸受１１ｂを、大きなアキシアル荷重を受ける側に配置する。 （もっと読む）

【課題】１００〜１２０℃の高温での使用が可能で、機械的強度に優れ、極性の大きい潤滑油及びその潤滑油を基油としたグリースを安定に保持した潤滑剤供給体を提供する。
【解決手段】Ａ）芳香族ポリエステルからなるハード成分と、特定の脂肪族ポリエステルまたは芳香族ポリエーテルからなるソフト成分とから形成されるポリエステルエラストマーと、Ｂ）ポリエステルエラストマーとの相溶性が高い第１の潤滑油またはそのグリースと、ポリエステルエラストマーとの相溶性が低い第２の潤滑油またはそのグリースとの混合物であって、かつ該混合物全量に対して第２の潤滑油またはそのグリースが３〜２５ｗｔ％を占める混合潤滑剤とを含み、前記ポリエステルエラストマーが前記混合潤滑剤を含有した状態で固化してなり、かつ表面から第１及び第２の潤滑油が滲み出ている潤滑剤供給体、並びに前記潤滑剤供給体を備える転がり軸受、リニアガイド及びボールねじ。 （もっと読む）

【課題】 各球面ころを各ポケット９内に挿入する作業を容易に行なえると共に、これら各球面ころの脱落を有効に防止できる構造を実現する。
【解決手段】 外向フランジ部１０を構成する円輪部１６の内周縁の円周方向複数個所に、舌片１４ａを形成する。各球面ころを各ポケット９に挿入する以前の状態で、各舌片１４ａのポケット９側の片側面を、上記円輪部１６のうちのこれら各舌片１４ａと円周方向同位置のポケット９側の片側面と同一の仮想平面上に位置させる。又、上記各舌片１４ａのこれら各ポケット９側の片側面と、これら各ポケット９の舌片１４ａと対向する内側面との最短距離Ｌ₉ ´を、これら各ポケット９内に保持する各球面ころの軸方向長さよりも大きくする。 （もっと読む）

【課題】 左右の列で負荷容量の異なる複列自動調心ころ軸受において、外輪に左右対称の標準品を使用し、また、内輪および外輪精度測定時の測定作業を効率化した複列自動調心ころ軸受を提供する。
【解決手段】 内輪２２と、外輪２３と、内輪２２と外輪２３との間に左右の列でころ長が互いに異なる球面ころ２４，２５とを備える複列自動調心ころ軸受２１において、左右の列の接触角θ_１，θ_２を同一とする。 （もっと読む）

【課題】
高負荷による短寿命、軽負荷に伴なうすべりによる表面損傷、つば部での摩耗を防止し、実質寿命を延長できる複列自動調心ころ軸受および該軸受を用いた風力発電用主軸支持装置を提供する。
【解決手段】
ブレードが取り付けられた主軸が、軸受ハウジングに設置された少なくとも１個の転がり軸受により支持された風力発電用主軸支持装置であって、上記転がり軸受は、内輪と、外輪と、この内輪および外輪間に介在する転動体とを備え、上記転動体の周囲にグリースを封入してなる転がり軸受であり、上記グリースは基油と、増ちょう剤と、無機ビスマスとを含み、該無機ビスマスが、上記グリース全体に対して 0.01〜15 重量％配合され、複列自動調心ころ軸受は、上記風力発電用主軸支持装置に用いられる。 （もっと読む）

【課題】 噛合部のバックラッシュ量の減少と、ウォームの出力軸側及び出力軸と反対側を支持する転がり軸受によるウォームの軸長方向へのガタつきの低減とを、一つの弾性環体と、一方の転がり軸受とにより達成することができるようにする。
【解決手段】 電動モータ１の出力軸１ａに連動連結されるウォーム３の出力軸１ａ側をハウジング５に支持する第１の転がり軸受７の外周面を軸長方向へ弧状となる凸面７ｂとし、該凸面７ｂが内嵌される弧状凹面５３をハウジング５に設け、ウォーム３をウォームホイール４に向けて押付ける第１押付部２０ａ及びウォーム３の出力軸３ａと反対側を支持する第２の転がり軸受８の外輪８ｂを前記第１の転がり軸受７側へ押付ける第２押付部２０ｂを有する弾性環体２０を設けた。 （もっと読む）

【課題】高温環境下においても寸法安定性が良好であり長寿命な自動調心ころ軸受を提供する。
【解決手段】自動調心ころ軸受１は、内輪２と、外輪３と、２列の球面ころ４と、球面ころ４を保持する保持器５と、で構成されている。また、内輪２の外周面には２列のころ４の軌道面２ａ，２ａが形成され、外輪３の内周面は２列一体の球面軌道面３ａとされている。
この自動調心ころ軸受１の内輪２及び外輪３は、高炭素クロム軸受鋼で構成され、平均残留オーステナイト量が０．５体積％以上２体積％以下である。そして、内輪２及び外輪３の軌道面２ａ，２ａ，３ａを含む表面には、浸炭処理又は浸炭窒化処理による表面層（硬化層）が形成されており、表面層の残留オーステナイト量は３体積％以上１５体積％以下とされている。 （もっと読む）

【課題】 球面ころの端面に形成されたぬすみのエッジ部と、案内輪の平坦面との接触による案内輪の急激な摩耗を抑制する案内輪付き複列自動調心ころ軸受を提供する。
【解決手段】 案内輪付き複列自動調心ころ軸受１は、案内輪７と当接する球面ころ４の端面４ａの中央部にぬすみ４ｂが形成されており、案内輪７は、その側面に球面ころ４と接する平坦面７ａを有している。上記構成において、球面ころ４のぬすみ４ｂのエッジ部と、案内輪７の平坦面７ａとが接触することがない案内輪付き自動調心ころ軸受１である。 （もっと読む）

【課題】軸線周りの円滑な回転変位を確保することができると共に、軸振れを良好に吸収することができ、且つ構造の簡略化及び組込性の容易化を図ることができると共に、転がり軸受に径方向予圧を容易に付与することができる調芯機能付軸受ユニットを提供する
【解決手段】調芯機能を備えた軸受ユニット３０であって、転がり軸受３１の外輪３２の外周部に調芯機能を有する球面部３３を一体に設け、該球面部３３をゴム材又はエラストマー材とする。 （もっと読む）

【課題】 外輪の鍔部に異常が発生しにくい自動調心軸受を提供する。
【解決手段】 本発明による自動調心軸受は、内周面１ａが球面状である調心輪１と、外周面が調心輪１の内周面１ａに嵌合する球面で、軸方向両端に径方向内向きの鍔部５，５を有する外輪２と、内輪３と、複数の円筒ころ４とを備えており、外輪２の幅Ｔに対する外輪２の軌道面２ｂの幅Ａの比（Ａ／Ｔ）が０．６５以上、０．７５以下であり、かつ、外輪軌道面２ｂと鍔部５の内面との隅角点Ｘから外輪２の外周面と調心輪１の内周面１ａとの摺接内径点Ｙまでの断面長さＨと、外輪軌道面２ｂの幅Ａとの比（Ｈ／Ａ）が０．１６以上である。 （もっと読む）

【課題】 ウォームとウォームホイールとの接触部でウォームに半径方向の力が作用してモータ出力軸に撓みが発生しても、転動体が内輪軌道溝肩部或いは外輪軌道溝肩部に乗り上げることがないウォームギアモータ装置を提供する。
【解決手段】 モータ出力軸３１上に形成されたウォーム３２はウォームホイール３３に噛合する。モータ出力軸３１の先端部分３１ａはハウジング３５に配置されたラジアル滑り軸受３６で支持され、モータ出力軸３１のモータに近い部分３１ｂは、球面座付き玉軸受１０で支持される。モータ出力軸３１に撓み或いは傾きが発生しても、軸受に付与されている自動調心性が機能して内外輪と転動体の相対位置は一定に保持され、転動体が内輪軌道溝肩部或いは外輪軌道溝肩部に乗り上げることがない。球面座付き玉軸受１０に代えて単列自動調心ころ軸受で支持することもできる。 （もっと読む）

【課題】ステアリングシャフトに作用するラジアル荷重を十分に支持でき、滑らかなステアリング操作を実現することが可能な軸受ユニットを提供する。
【解決手段】アウタースリーブ１３の外周面端部に形成されたフランジ１８とハウジング１２の内周面に形成された段部２９との間に組み込まれる環状弾性体３０にテーパ面３０１を形成し、このテーパ面３０１に段部２９の角部を当接させてアウタースリーブ１３の軸方向及び径方向のがたつきを抑制する。 （もっと読む）