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Fターム[3J044BB36]の内容

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【課題】船舶用ピストンリングにおいて、摺動面の耐摩耗性をより向上させることである。
【解決手段】船舶用ピストンリング10であって、金属材料で形成されるピストンリング本体12と、ピストンリング本体12の摺動面13にイオンプレーティングで被覆され、CrNで形成されるCrN被覆層14と、を備え、CrN被覆層14は、70μm以上の膜厚で形成されており、X線回折によるCrN(200)面のピーク強度がCrN(111)面のピーク強度より大きい。 (もっと読む)


【課題】エンジンの熱負荷の高い環境で使用することが可能な、耐スカッフ性、耐摩耗性に優れた高熱伝導性ピストンリングを提供する。また、さらに低フリクションにより燃費の向上に寄与するピストンリングを提供する。
【解決手段】イオンプレーティング成膜条件を最適化することにより、皮膜の被覆面のX線回折測定における (220)面組織係数が1.1〜1.8であり、且つ(111)面組織係数及び(200)面組織係数よりも大きいTiN皮膜をピストンリング外周面に10〜60μmの膜厚に被覆する。また、TiNの優れた熱伝導率を損なわずに低フリクションの優れた摺動特性を得るために、TiN皮膜の上にさらに非晶質硬質炭素皮膜を被覆する。 (もっと読む)


【課題】エンジンの熱負荷の高い環境で使用することが可能な、耐スカッフ性、耐摩耗性に優れた高熱伝導性ピストンリングを提供する。また、さらに低フリクションにより燃費の向上に寄与するピストンリングを提供する。
【解決手段】イオンプレーティング成膜条件を最適化することにより、皮膜の被覆面のX線回折測定における (111)面組織係数が1.2〜1.65であり、且つ(111)面組織係数>(220)面組織係数>(200)面組織係数となるTiN皮膜をピストンリング外周面に10〜60μmの膜厚に被覆する。また、TiNの優れた熱伝導率を損なわずに低フリクションの優れた摺動特性を得るため、TiN被膜の上にさらに非晶質硬質炭素皮膜を被覆する。 (もっと読む)


【課題】ピストンリングとシリンダボア壁面との間のフリクション性能のばらつきを抑制し、オイル消費の低減及びフリクション低減の効果を安定して得られる、トップリングとセカンドリングとオイルリングとからなるピストンリングを用いたガソリンエンジン用ピストンリングの組合せを提供する。
【解決手段】ピストンリングの組合せとしてトップリングとセカンドリングとオイルリングとからなるものを用いるガソリンエンジン用ピストンリングの組合せにおいて、当該トップリング又は当該オイルリングのシリンダボア径に対する張力比は、当該トップリングの張力(N)をAとし、当該オイルリングの張力(N)をCとし、当該シリンダボア径(mm)をDとした場合に、A/D≦0.10及びC/D≦0.22の各条件を満足するガソリンエンジン用ピストンリングの組合せを採用する。 (もっと読む)


【課題】ブローバイ対策に有効な特殊合口の形成を工業的に可能とする樹脂材を使用するという、特にガスシール性に優れた組合せピストンリングにおいて、燃焼室側からの燃焼ガスを受けても燃焼室側側面に局部的な変形や溶融が生じないピストンリングを提供することを課題とする。
【解決手段】高強度耐熱樹脂からなり上下側面及び外周面からみてステップ形状となる合口部を有するピストンリング本体と、前記ピストンリング本体の内周部に装着されて前記ピストンリング本体を半径方向外方に押圧するバネとからなる組合せピストンリングとし、少なくとも前記ピストンリング本体の燃焼室側側面に耐熱性皮膜を被覆する。 (もっと読む)


【課題】MoDTCが摩擦低減剤として添加された潤滑油中であっても、低摩擦性及び耐摩耗性のいずれの性質にも優れた硬質皮膜を有するピストンリングを提供する。
【解決手段】ピストンリング基材1と、ピストンリング基材1の少なくとも外周摺動面上に設けられる硬質皮膜3とを有し、その硬質皮膜3が、10〜26原子%のCと、18〜28原子%のFeと、35〜65原子%のNとを含有するように構成したピストンリング10により、上記課題を解決した。ピストンリング基材1には、予め窒化処理をして窒化層6を形成したり、硬質皮膜3の下地膜2としてCr−N膜又はCr−B−N膜を設けてもよい。 (もっと読む)


【課題】ピストンとシリンダ内壁面との往復動摩擦を低減させるとともに、当該低減効果を維持することができるピストンリングを提供すること。
【解決手段】ピストンのリング溝に装着され、シリンダライナあるいはシリンダの内壁面と摺動する内燃機関用ピストンリングであって、ピストンリングの外周摺動面のうち、ピストンリングのバレル幅領域には、微小な凹部が複数形成されており、バレル幅領域において凹部が形成されていない凹部非形成領域の面積が、凹部形成前のバレル幅領域の全面積を100%としたときの20〜85%の範囲内であり、バレル幅領域の軸方向切断面のすべてには、凹部非形成領域が存在している。 (もっと読む)


鋳鉄または鋼で作製されているのが好ましいスライド要素、とりわけピストンリングは、CrN層(14)およびa−C:H:Me層(16)が交互に重なり合った多重層を有するコーティングを備える。鋳鉄または鋼で作製されているのが好ましいスライド要素、とりわけピストンリングをコーティングするための方法では、複数のCrN層とa−C:H:Me層が交互に設けられる。 (もっと読む)


【課題】特に内燃機関もしくはコンプレッサーに用いるための、セラミック/金属多層の概念をベースとするコーティングを備えたピストンリングを提供する。
【解決手段】少なくとも1つの金属ベース(2)と、この金属ベースに物理蒸着(PVD)法により塗布されたコーティング(3)を含み、このコーティングは周期性(P)を有し、少なくとも1つの第1の層(5)と少なくとも1つの第2の層(5’)により形成され、これらの層は隣接しており、第1の層(5)は主に金属クロム(5)により形成されており、第2の層は主にセラミッククロム(5’)により形成されていることを特徴とするピストンリング。 (もっと読む)


本発明はスライド部材に関し、このスライド部材は支持部およびこの支持部上に熱スプレーによって塗布されたコーティングを備え、このコーティングは少なくとも2つの相を備え、かつこの少なくとも2つの相の少なくとも1つは他の相に対して陥凹することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】シリンダボア5の内周面の摩擦抵抗を十分に低減しつつ、ピストン9が上死点に達したときにシリンダボア5の内周面と最も燃焼室11側寄りのピストンリング15Aの間の油膜切れを防止する。
【解決手段】内側にシリンダボアを有し、ピストン9の外周面に複数本の周溝13が形成され、複数本の周溝13にシリンダボア5の内周面に摺動可能なピストンリング15それぞれ嵌合して設けられ、複数本のピストンリング15のうち最も燃焼室11側寄りのピストンリング15の外周面に、放電エネルギーによってポーラスな被膜27が形成されていること。 (もっと読む)


【課題】デポジットの堆積防止,側面凝着の防止,耐摩耗性の向上,シリンダ内壁との接触抵抗の低減,シリンダ内壁に対する攻撃性の低減等の効果を同時に得ることができる内燃機関用ピストンリングを得る。
【解決手段】鉄系合金製のピストンリング表面に,例えばチタン,スズ,亜鉛,タングステン,ジルコニア等の酸化により光触媒機能を発揮する金属元素(触媒化金属元素)を含む平均粒径20〜400μmの被膜形成用噴射粒体を噴射速度80m/s以上,又は噴射圧力0.2MPa以上で噴射して衝突させる。この噴射,衝突により,前記被膜形成用噴射粒体中の前記触媒化金属元素を前記ピストンリングの表面付近に拡散浸透させると共に酸化させて,前記ピストンリングの構成金属と酸化した前記触媒金属元素とが合金化した酸化被膜を形成する。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性、ガスシール性および油かき性を同時に満たすことが可能であり、かつその摺動面に形成された硬質皮膜自体が剥離することのないピストンリングを提供すること。
【解決手段】外周面に凹部が形成された母材と、前記凹部に設けられる硬質皮膜と、からなるピストンリングにおいて、前記ピストンリングの径方向に垂直な断面において、前記凹部を、母材の上下面のいずれか一方から他方に向かって、ピストンリング外周面に平行に延びる第1の面と、前記第1の面の一端からピストンリング外周面に向かって延びる第2の面と、から構成し、前記凹部に硬質皮膜を設けることで、ピストンリング外周面を、硬質皮膜が形成されている部分と母材が露出している部分とが存在し、前記凹部を形成する第2の面とピストンリング外周面とは10〜30°の角度をもって接しているようにする。 (もっと読む)


ピストンリング(100)が開示されており、このピストンリングは、半径方向に延びた上面(110)と、半径方向に延びた下面(102)と、上面と下面との間に延びた半径方向で最も内側の表面(114)と、上面と下面との間に延びた半径方向で最も外側の表面(106)とを有している。下面(102)は、溶射皮膜(104)を有しており、半径方向で最も外側の表面と上面とは皮膜を有していない。したがって、溶射皮膜(104)は、概して、リングの半径方向に延びた下面(102)だけに塗布されている。
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【課題】 非晶質炭素被膜と有機モリブデン化合物との化学的な反応による非晶質炭素被膜の摩耗を確実に抑制することができる摺動構造を提供する。
【解決手段】 相互に摺動する一対の摺動部材20,30のうち、一方の摺動部材20の摺動面23に非晶質炭素被膜22が形成された一対の摺動部材20,30と、該一対の摺動部材20,30の間に存在し、有機モリブデン化合物としてジアルキルジチオカルバミン酸モリブデン41を少なくとも含む潤滑剤40と、を少なくとも備えた摺動構造1であって、前記他方の摺動部材30の摺動面33には、酸素元素を含まない硬質被膜32が形成されている。 (もっと読む)


ピストンリング上の焼けを回避するために、ピストンリングを、熱伝導容量少なくとも180W/(m・K)をもつ材料から成る耐摩耗及び耐剥傷性保護被膜で外装することが提案される。耐摩耗及び耐剥傷性保護被膜の少なくとも5体積%は、窒化アルミから成る。 (もっと読む)


支持材料と耐摩耗性被膜から成るピストンリングが開示される。耐摩耗性被膜は3元系A−B−Nから成り、PVD法を用いて成膜される。A及びBは各々、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Al、Si及びCを包含する群から選ばれた元素であり、ここでA≠B、Nは窒素を表す。耐摩耗性被膜の厚みは≧3μmとなる。 (もっと読む)


【課題】結晶構造がCrNからなる硬質皮膜の耐クラック性及び耐剥離性を改善し、耐久性に優れたピストンリングを提供する。
【解決手段】ピストンリング1には結晶構造がCrNからなる硬質皮膜3が被覆されている。硬質皮膜3は酸素含有量が1.5重量%未満のA層と酸素含有量が3〜20重量%の範囲にあるB層とを交互に合計3層以上積層して構成する。A層の一層の厚さは0.05〜5μm、B層の一層の厚さは0.05〜10μmの範囲にあることが好ましい。硬質皮膜3の合計の厚さは1〜80μmの範囲にあることが好ましい。硬質皮膜3の少なくともB層には、Cr,N,Oの他に、B,C,Al,Si,Ti,Fe,Zr,Mo,W,Hf,Nb,及びVの中の一種又は二種以上を合計で0.05〜10重量%含有していることが好ましい。 (もっと読む)


少なくとも1つのチャンバ(7)を備える摺動面(3)と、上側(4)および下側の側面(5)と、内側の円周面(6)と、を有する基体(2)を備えたピストンリング(1)であって、摺動面は少なくとも1つのPVD層(8)を備えており、該PVD層はチャンバ(7)に完全に充填されることなく摺動面の輪郭に合わせられるようになっており、それぞれの端部領域(8,9)は、チャンバの構成に応じてチャンバの層厚(a)よりも小さい層厚(b)を有している。
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ピストンリングは、摺動面と、上部側面および下部側面と、内周面とを有する本体を備え、これらの側面の少なくとも1つが、少なくともPVD被覆層を備え、PVD被覆層の膜厚が、半径方向外側から内側へ向かって徐々に減少している。
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