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Fターム[3J044BC15]の内容

Fターム[3J044BC15]に分類される特許

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【課題】リークテストで不合格となった溶射皮膜を備えるシリンダブロックであっても、含浸処理を行えるようにする。
【解決手段】シリンダブロック1のシリンダボア3の内面に形成してある溶射皮膜5内には、潤滑油溜まりとして機能する気孔7が形成されている。気孔7が形成されている状態で、シリンダブロック1に対し、冷却水経路や潤滑油経路の液体漏れチェックとしてリークテストを実施し、リークテストが不合格となったら、液体漏れの要因となる欠陥孔に対し含浸処理を実施して樹脂で塞ぐ。このとき、含浸処理で使用する樹脂が気孔7に入り込むが、この気孔7に入り込んだ浸透樹脂18は、熱源19により加熱して溶融させ除去する。 (もっと読む)


【課題】マグネシウム製のシリンダブロック本体によって鋳包んだ際の残留歪みを低減できるシリンダライナを提供する。
【解決手段】円筒形を呈し、その外周面Sに周方向に連続する環状の溝11が軸方向に所定のピッチで複数本設けられ、マグネシウム系材料からなるシリンダブロック本体31によって鋳包まれるシリンダライナ10であって、シリンダライナ10の外周面Sのうち少なくとも各溝11内の表面粗さ(Rz)が、20μm以下である。外周面Sに対する各溝11の側壁Wの傾斜角度θは、45°〜90°である。 (もっと読む)


【課題】潤滑油の保持能力に優れた摺動面を有する内燃機関用部品およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明による内燃機関用部品は、シリコンを含むアルミニウム合金から形成され、摺動面101に複数のシリコン結晶粒1、2を有する。摺動面101の十点平均粗さRzJISは0.54μm以上であり、摺動面101の切断レベル30%における負荷長さ率Rmr(30)は20%以上である。複数のシリコン結晶粒1、2は、複数の初晶シリコン粒1および複数の共晶シリコン粒2を含む。複数の初晶シリコン粒1および複数の共晶シリコン粒2は、マトリックス3から突出している。 (もっと読む)


【課題】冷却水通路を確保しながらボア変形を減らし、LOCを減らすことが可能な内燃機関のシリンダブロックを提供する。
【解決手段】シリンダブロック1に、シリンダヘッドを取り付けるためのヘッドボルト5の先端部が螺合するめねじ部31をシリンダブロック1上部から十分離れた下方に形成すると共に、めねじ部31より上方に、シリンダブロック上部とめねじ部31との間にヘッドボルト5が貫通する断面積の大きい冷却水通路2を形成した。 (もっと読む)


【課題】本発明は、シリンダブロックとクランクケースとを相対摺動させることにより内燃機関の圧縮比を変更する可変圧縮比機構において、シリンダブロックとクランクケースとの間に配置されるシール材の組み付け容易性を向上させるとともにシール材の耐久性を向上させることを課題とする。
【解決手段】本発明は、シリンダブロックとクランクケースとをシリンダ軸方向に相対摺動させることにより内燃機関の圧縮比を変更する内燃機関の可変圧縮比機構において、内燃機関の全周にわたってシリンダブロックとクランクケースとの隙間を覆うように、シリンダブロックとクランクケースとの間に架設される環状のシール材を設け、該シール材を山部が一つのみの蛇腹状に形成するようにした。 (もっと読む)


【課題】摺動面におけるスカッフィング(特に低温でのスカッフィング)の発生が防止されたSi粒子含有Al−Si系合金摺動材を提供する。
【解決手段】17〜35質量%のSiを少なくとも含むと共に、研削加工により形成された潤滑油保持が可能な溝部と塑性加工が施された平坦部とを有し、少なくとも前記平坦部の表面からSi粒子の一部が突出した摺動面を備えている。 (もっと読む)


【課題】高い負荷環境においても十分な耐久性(耐剥離性)に加えて、優れた耐摩耗性と耐スカッフ性を兼ね備え、例えば、高出力エンジンのライナレスシリンダーブロックのボア内面に適用するに十分な性能を発揮する鉄系溶射被膜を提供する。
【解決手段】アルミニウム合金製母材の表面を被覆するための鉄系溶射被膜に含まれる炭素量(C)を0.3〜0.4質量%、珪素量(Si)を0.2〜0.5質量%、マンガン量(Mn)を0.3〜1.5質量%、クロム量(Cr)及び/又はモリブデン量(Mo)を合計で0.5質量%以下とし、好ましくは被膜硬度をHV250〜500とする。 (もっと読む)


【課題】シリンダブロックの製造コストをより低減する。
【解決手段】金型昇温工程においては、鉄系シリンダライナ5に替えて鉄系シリンダライナ5よりも軸方向長さが長いアルミニウム合金製のダミーライナ7を可動型1と固定型2との間に挟みこんだ状態で型締めする。これにより、ダミーライナ7の軸方向両端面7a,7bでシールを行うことができる。この結果、ライナーサポート4とダミーライナ7との間に溶湯が流れ込むのを防止するためにダミーライナ7の内周面に機械加工を行なう必要がないから、シリンダブロックの製造コストを低減することができる。もとより、ダミーライナ7の材質として、溶湯と同様の材質であるアルミニウム合金を用いるから、金型昇温工程で鋳造されるダミーシリンダブロックの再処理作業の効率化を図ることができる。 (もっと読む)


【課題】シリンダブロック側の冷却水の通流を制御するための開閉弁やその制御機構を必要としない簡単な二系統冷却装置を提供する。
【解決手段】シリンダヘッド側ウォータジャケット4は、前端部の冷却水入口7と後端部の冷却水出口8とを有し、電動ウォータポンプ10によって強制的に冷却水が循環する。シリンダブロック側ウォータジャケット2は、冷却水が滞留し、自然対流のみで冷却水が移動する。両者は、シリンダヘッドガスケットの連通孔15を介して連通する。シリンダ壁5表面には、微細な空孔を有する凹凸表面構造16を備える。シリンダブロック1側は冷却水が強制循環しないので、過度の冷却が回避される。シリンダ壁5の熱負荷が高いときには、凹凸表面構造16によって核沸騰が助長され、積極的な冷却が行われる。 (もっと読む)


【課題】鋳包まれたシリンダライナとシリンダブロックとの界面での隙間の発生を防止してシリンダライナの変形を抑えるとともに、硬質メッキの密着性を向上させ、かつ充分良好な加工性が得られるエンジンのシリンダライナを提供する。
【解決手段】7〜12mass%のSiを含むエンジンのシリンダブロック2で鋳包まれるシリンダライナ4である。このシリンダライナ4は、組成が20〜30mass%のSi,0.05〜2.0mass%のCu,0.1〜1.5mass%のMg,0.04〜0.35mass%のCr及び2.0mass%以下のFeを含み、残部がアルミニウム及び不可避不純物であるアルミニウム合金である。また、このシリンダライナ4は、前記組成の急冷凝固粉末を焼結固化後、熱間押出し法により形成され、前記急冷凝固粉末の初晶Si粒子の大きさが最大20μm以下、平均5μm以下であるとともに、熱膨張係数がシリンダブロック2の熱膨張係数の90%以下のものである。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性および耐焼き付き性に優れ、且つ、摩擦ロスの小さいシリンダブロックおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明によるシリンダブロックは、摺動面101を有するシリンダ壁103を備え、シリコンを含むアルミニウム合金から形成されたシリンダブロックである。本発明によるシリンダブロックは、摺動面101に複数のシリコン結晶粒1、2を有し、摺動面101の十点平均粗さRzJISおよび切断レベル30%における負荷長さ率Rmr(30)は、摺動面101の上側1/4の部分101aにおいて、摺動面101の下側1/4の部分101bにおいてよりも大きい。 (もっと読む)


【課題】エンジンの実働時に生じるシリンダの熱4次歪を、効果的に低減する。
【解決手段】シリンダブロック20は、端気筒のシリンダボア16Bの肉厚Tに対し、中気筒のシリンダボアの16Aの肉厚Tが、全体的に厚く形成されていることにより、ライナ鋳包み時のシリンダボア冷却工程中の中気筒16Aの剛性が、端気筒16Bと比較して高くなる。そして、中気筒の収縮力が端気筒の収縮力を上回り、中気筒に係るシリンダボアの形状が冷却完了時まで優先的に維持されることから、ボア間が凹むことによる、中気筒のライナの熱4次歪の発生が抑えられる。 (もっと読む)


【課題】高出力エンジンにおいても十分な耐久性(耐剥離性)を発現でき、優れた耐摩耗性や耐スカッフ性を併せて実現し得る鉄系溶射被膜、その形成方法及び摺動部材を提供すること。
【解決手段】アルミ合金製母材の表面を被覆する鉄系溶射被膜である。鉄系溶射被膜の主原料である線材又は粉末が鉄を主成分とし、記線材又は粉末に含まれる炭素量(C)が、0.12≦C(質量%)の範囲にある。
プラズマ溶射によって、線材又は粉末の溶滴をアルミ合金製母材の表面に噴射する鉄系溶射被膜の製造方法である。
アルミ合金製母材と、その表面に形成された鉄系溶射被膜を備える摺動部材である。鉄系溶射被膜が上記の鉄系溶射被膜から成る。 (もっと読む)


【課題】簡単な構成でライナとクローズドデッキ構造のウォータジャケットとを有しており、剛性が高く且つ安いコストで容易に成形することができる構造のシリンダブロックを提供する。
【解決手段】本発明のシリンダブロック1は、ボア孔Hの内周面に配設されるライナLと、このライナの径方向外側に配設されるウォータジャケットWJとを備えてなるもので、円筒状部材2の端部が折り返すように曲げ加工されることにより、ライナLとなるライナ部20の一端部または両端部にウォータジャケットWJを構成し得る空洞部21が一体に形成されており、この円筒状部材2をシリンダブロック成形材料3で鋳包んでなるものである。 (もっと読む)


【課題】パッキンあるいはガスケットなどを用いることなく冷却水をシールでき、しかも軽量化する。
【解決手段】樹脂製のカバー部材3の周縁部をシリンダブロック1に液密に接合することで、シリンダブロック1の外表面との間にウォータジャケットとなる間隙Hを形成した。
軽量化を達成できるとともに、パッキンあるいはガスケットが不要となる。 (もっと読む)


【課題】潤滑油の保持能力に優れた摺動面を有する内燃機関用部品およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明による内燃機関用部品は、シリコンを含むアルミニウム合金から形成され、摺動面101に複数のシリコン結晶粒1、2を有する。摺動面101の十点平均粗さRzJISは0.54μm以上であり、摺動面101の切断レベル30%における負荷長さ率Rmr(30)は20%以上である。 (もっと読む)


【課題】オープンデッキタイプのシリンダブロックであって、デッキ面部分に金属基複合材料を適用するものにおいて、シリンダライナと金属基複合材料との密着状態を安定的に得ながらも、シリンダブロックのデッキ面部分に高い強度が得られるシリンダブロック及びそのシリンダブロックの製造方法を提供する。
【解決手段】シリンダライナ3を鋳込んだオープンデッキタイプのシリンダブロック1において、デッキ面1a部分のみに対して、シリンダライナ3の外周側に金属基複合材料で成る偏平円環形状のMMCリング4を密着状態で配設し、このMMCリング4の外周側がウォータジャケット12に臨む構成とする。これにより、デッキ面1a部分にアルミニウム合金が単独では存在しないようにしてデッキ面1a部分の強度を高める。 (もっと読む)


【課題】隣接するシリンダボアの間隔が比較的狭いシリンダブロックであっても、シリンダボア間冷却用の冷却水路を形成するに際し、十分な通路面積を有する冷却水路を容易に形成することができ、シリンダボアの効率的な冷却を行うことが可能となり、エンジンの出力の制限や燃費の低下の原因となるシリンダボアにおけるフリクションを低減させる。
【解決手段】複数のシリンダボアを、複数のシリンダライナ20を鋳包んで鋳造することにより形成するシリンダブロックの製造方法であって、複数のシリンダライナ20をシリンダボア群に対応する配置状態で連結するとともに、隣接するシリンダライナ20間にて両シリンダライナ20の外周面とともに閉空間15を形成する連結部材10を用い、複数のシリンダライナ20を、連結部材10により連結した状態で鋳包む。 (もっと読む)


【課題】溶射後の円筒内面の軸方向端部に付着した溶融用材料が固化し凝縮する際に発生する応力を抑える。
【解決手段】シリンダボア内面5に対して溶射皮膜30を形成する前の下地処理加工として、ねじ状の凹凸部からなる粗面9を形成する。粗面9は、シリンダボア3の軸方向端部であるクランクケース側端部13およびシリンダヘッド側端部15の面粗度を、軸方向中央部17の面粗度より粗くする。 (もっと読む)


【課題】 エンジンの温度変化によってヘッドボルトの締付軸力が増加することを低減したシリンダブロックの締結構造を提供すること。
【解決手段】 シリンダブロック1は、デッキ面1aに、シリンダヘッド4がヘッドボルト3によって締結される。ヘッドボルト3の雄ねじ部3bは、シリンダブロック1に設けられた筒体6を挿通して、シリンダブロック1に形成された雌ねじ部1dに螺着される。筒体6は、複数の球状セルと、隣合う複数の球状セル同士を連通させる連通孔とで構成された三次元網目構造のセラミック成形体の前記球状セルに金属が充填された金属基複合部材からなる。 (もっと読む)


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