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Fターム[3J057DA20]の内容

Fターム[3J057DA20]に分類される特許

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【課題】簡単な構成で、摩擦係合部を押圧するピストン部材が軸方向に対して傾くことを防止できるクラッチ構造を提供する。
【解決手段】軸方向に移動することで摩擦係合部(23)を押圧するピストン部材(33)には、リターンスプリング(35)の付勢により摩擦係合部(23)から最も離間した位置でピストンハウジング(31)に接地する接地部(39)が設けられており、この接地部(39)は、ピストン部材(33)の外径端(33a)におけるピストン室(32)側の面(33d)に配置されている。また、リターンスプリング(35)は、ピストン部材(33)の外径端(33a)におけるピストン室(32)と反対側の面(33c)に設けた当接部(36)に当接しており、該当接部(36)を軸方向に押圧するように設置されている。これらによって、ピストン部材(33)が軸方向に対して傾くことを防止できる。 (もっと読む)


【課題】部品数を少なく抑えた簡単な構成で、ピストン室の油圧の変動を効果的に抑制できる駆動力配分装置の油圧供給装置を提供する。
【解決手段】作動油が導入されるピストン室(32)に設置されて、クラッチ(20)に係合圧を付与するピストン部材(33)は、ピストン室(32)の一の壁面をなす板状の壁面部(33a)を有する略円形環状の部材からなる。そして、ピストン部材(33)の外径寸法(DA)に対する内径寸法(DB1)の割合は、ピストン室(32)内の作動油の油圧で壁面部(33a)に撓み変形が生じるような割合に設定されている。これによおり、ピストン室(32)に油圧の変動を抑制するアキュムレータとしての機能及び作用を持たせている。 (もっと読む)


【課題】部品数を少なく抑えた簡単な構成で、ピストン室の油圧の変動を効果的に抑制できる駆動力配分装置の油圧供給装置を提供する。
【解決手段】クラッチ(20)に係合圧を付与するピストン(33)を駆動するための油圧を発生するピストン室(32)は、そのピストン(33)と反対側の面がピストンハウジング(31)の一部である薄板状の背面部(31a)で覆われている。背面部(31a)は、ピストン室(32)内の作動油の油圧でその面に撓み変形が生じる厚さ寸法に設定されている。これにより、ピストン室(32)は、油圧の変動を抑制するアキュムレータとしての機能を有している。また、背面部(31a)のピストン室(32)と反対側の面に、背面部(31a)を補強するための突起状のリブ(31b)が形成されていることで、ピストンハウジング(31)に必要な強度が確保されている。 (もっと読む)


【課題】 第1クラッチと、径方向からみて第1クラッチと重なるように当該第1クラッチの内周側に配置される第2クラッチとを備える変速装置において、第2クラッチのクラッチドラムの変形を抑制しつつ、装置のコンパクト化を図る。
【解決手段】クラッチC1のクラッチドラム30は、第1外筒部301と、第1外筒部301から径方向内側に延出される第1側壁部302とを含み、クラッチC2のクラッチドラム40は、第2外筒部401と、第2外筒部401から径方向内側に延出される第2側壁部402とを含み、クラッチC1のキャンセルプレート36は、内周部363がクラッチドラム40の第2側壁部402と当接して当該クラッチドラム40の第2側壁部402により軸方向に支持される。そして、キャンセルプレート36の内周部363とクラッチドラム40の第2側壁部402とがクラッチドラム40に締結される。 (もっと読む)


【課題】駆動源の出力軸1と変速機の入力軸2との間に設けられる摩擦式のクラッチ3を作動させるためのコンセントリックスレーブシリンダ5において、ピストン53からシールリング57を離隔させにくくしながら、ピストン53およびシールリング57の動作円滑化を図る。
【解決手段】変速機側が閉塞していてクラッチ3側が開放している筒形の油圧室56にスライド可能に挿入される筒形のピストン53の突出部分の外径側にレリーズベアリング55を取り付けている。ピストン53において前記突出部分と軸方向反対側の内端側にシールリング57が非固定に配置されている。このシールリング57には油圧室56の外径側壁面および内径側壁面に個別に接触するシールリップ57c,57dを備えている。外径側壁面においてシールリング57の初期組み付け位置から油圧室56の開口寄り所定位置までの領域に、内径寸法が漸増する拡径面52cが設けられている。 (もっと読む)


【課題】油圧クラッチのキャンセル油室への作動油の充填に際して空気の排出を促進させつつ作動油の流出を抑制すると共に、キャンセル油室における遠心油圧をより適正に確保する。
【解決手段】クラッチドラム30の内筒部303内に嵌合されたスリーブ52の一方の端面520は、当該内筒部303に形成された段部303dに当接する。そして、当該スリーブ52は、クラッチドラム30の内筒部303に形成された第1キャンセル油室37と連通する中継油路303cと連通すると共に端面520に向けて軸方向に延びるようにスリーブ52の外周に形成された第1通路521と、端面520よりも軸方向に凹むように形成されると共に径方向に延在して第1通路521とスリーブ52の内部とを連通させる第2通路522とを有する。 (もっと読む)


【課題】締結状態及び解放状態において油圧ピストンを変位させる油室に供給する油圧を減らし、自動変速機を搭載した車両の燃費を向上させる。
【解決手段】多板式クラッチ1は、複数のドリブンプレート2及びドライブプレート3と、油圧ピストン10と、油圧ピストン10の受圧部10bに接触するスプリング13と、受圧部10bに油圧を作用させる油室22と、油室22に油圧が供給されてスプリング13が受圧部10bによって圧縮され、ドリブンプレート2及びドライブプレート3が非締結状態となった状態において、油圧ピストン10のドリブンプレート2及びドライブプレート3に近づく締結方向の移動を規制するロック機構9と、を備える。 (もっと読む)


【課題】流体圧室側へ移動させるための構成に関わらず、流体圧力に応じた適切な動作を行うことができるクラッチピストンを提供する。
【解決手段】本発明のクラッチピストン2は、第一流体圧室R1内の流体圧力によってクラッチシリンダ3内を軸方向に移動してクラッチを作動させるピストン本体5と、ピストン本体5の内周端及び外周端に設けられクラッチシリンダ3とピストン本体5との間を密封するシール部材6,7とを備えている。シール部材6,7は、流体圧室R側に設けられ流体圧室Rを密封する第一シールリップ6b及び第三シールリップ7bを備えているとともに、外側空間S側に設けられ外側空間S側においてクラッチシリンダ3とピストン本体5との間を密封する第二シールリップ6c及び第四シールリップ7cを備えている。 (もっと読む)


シールは、軸線を中心にして概して同軸に配置された第1及び第2の部材の間の間隙スペースをシールするためのものであり、2つの部材のうちの一方は、概して軸線に沿って2つの部材のうちの他方に対して線形に移動可能である。シールは、第1の部材と連結された概して環状のボディを有しており、ボディは、中心軸線と概して同軸の中心線と、軸線を中心にして周方向に延びたシール面と、シール面から概して半径方向に延びかつ第2の部材と接触した複数の突出部とを有している。突出部は、隣接する突出部の各対の間に別個の潤滑ギャップを形成するように、軸線を中心にして周方向で互いに間隔を置いて配置されている。ボディは、少なくとも所定の流体圧力に曝されたときに半径方向に撓むように構成されており、これにより、突出部の間に延びたシール面の凹部が第2の部材に接触して間隙スペースを実質的に閉塞するようになっている。
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【課題】 クラッチピストンを動作するための油圧制御を簡易な構成で行うことのできる油圧クラッチの提供。
【解決手段】 作動油で満たされたクラッチ油室とキャンセラー油室とを分け隔てているクラッチピストンに、各油室に連通する油路とオイルポンプとを設け、オイルポンプを駆動することによって油路を介して各油室間で相互に作動油を移動させる。作動油を移動させると、各油室のうち一方を満たす油量が増加して他方を満たす油量が減少される。この際に、油量が増加している油室からクラッチピストンに対してかかる油圧が増すことになり、クラッチピストンは油量が増加した油室側から油量が減少した油室側へと移動を開始する。このようにして、クラッチ油室及びキャンセラー油室それぞれを満たす油量をオイルポンプを駆動して調整するといった簡単な構成で、クラッチピストンを移動制御することができるようになる。 (もっと読む)


【課題】クラッチ操作経路における荷重効率を向上させ、エンジントルクが大きい車種でも操作フィーリングを向上させることができるクラッチ装置を提供すること。
【解決手段】クラッチペダルの操作に応じてレリーズベアリング25をストロークさせるレリーズ機構30は、クラッチディスク10がフライホイール4とプレッシャプレート24とに挟み込まれて圧縮されているときに、クラッチディスク10の摩擦面で発生する押付荷重(ディスクスプリング15のばね荷重)と釣合うようにスプリング40のばね荷重が設定されるとともに、クラッチペダルの仕事をクラッチディスク10の摩擦面で発生する押付荷重とスプリング40のばね荷重との釣合いを崩すことに使う機構(例えば、歯車プレート44、ラックバー45を含む機構)を有する。 (もっと読む)


【課題】クラッチピストンのシール構造におけるシールリップの捲れを抑制して耐久性を向上させる車両用自動変速機を提供する。
【解決手段】クラッチドラム14の内周側における、クラッチピストン18がスプリング24により最も押し戻された位置でのシールリップ30に対応する部位に、そのシールリップ30の外周端部30cを収容してその捲れを戻すための環状の溝部14cが形成されたものであることから、クラッチピストン18が押し戻された状態においてシールリップ30に荷重がかかり続けることがなく、そのシールリップ30の塑性流動等による耐久性の低下を抑制できることに加え、クラッチピストン18の作動時等にシールリップ30の捲れが発生したとしてもそのクラッチピストン18が前記スプリング24により押し戻されることで、そのシールリップ30の外周端部30cが溝部14cに逃がされてその捲れを解消することができる。 (もっと読む)


【課題】摩擦係合要素を係合させている間であっても作動油を供給し続ける必要を無くし、エネルギーを効率的に利用することができる摩擦係合装置を提供する。
【解決手段】摩擦係合装置は、摩擦係合要素2,3,4,5と、作動用油路81から供給される作動油が第1油圧室71に供給されることを許容し、第1油圧室71内の作動油が作動用油路81を介して排出されることを阻止する油圧保持弁91と、開放用油路82から第2油圧室72へ供給される作動油により油圧保持弁91を開弁させる油圧開放ピストン92とを備える。 (もっと読む)


【課題】リターンスプリングにウエーブスプリングを用いたクラッチにおいて、座屈を生じさせないで、安定した変速性能が得られるようにする。
【解決手段】ピストン20とスプリングリテーナ30の間にリターンスプリング15を配置する。ピストンはスプリングリテーナに向かう複数の突起25を周方向に有し、スプリングリテーナは筒部32を備えて先端に突起に対応する切欠き35を有する。突起が切欠き内に進入することにより筒部と突起が軸方向にそって連続して、リターンスプリングが間隙sへ落ち込むのを規制するので、圧縮の際に径方向にズレたリターンスプリングが筒部と突起に挟まれてクラッチの締結解放機能を損ずる事態が確実に回避されるとともに、切欠きと突起の係合によってピストンとスプリングリテーナ間の相対回転も抑えられるので、リターンスプリングは波の山同士のズレが助長されることなく、座屈が防止される。 (もっと読む)


【課題】応答性の高い摩擦係合装置を提供する。
【解決手段】摩擦係合装置は、油圧チャンバ5を規定するケース13と、ケース13内で往復運動可能なピストン2と、ケース13とピストン2との間に介在して油圧チャンバ5を密閉可能なリップシール22とを備える。リップシール22の一部は油圧チャンバ5の作動油の圧力によってその形状が変化する。高圧時には、作動油50を油圧チャンバ5内に密封し、低圧時には、ケース13とピストン2との間に隙間29を形成して油圧チャンバ5の気体を外部へ排出するように外周部23が変形する。 (もっと読む)


【課題】容易に成形することができると共に、使用中に摩耗による寸法変化がなく当初の機能を長期間維持することができ、しかもシリンダと当接するとき異音の発生を抑制することができる突起が形設されている自動変速機用ピストンを提供する。
【解決手段】有底円筒形状のシリンダ内部を軸方向に変位しシリンダとで加圧室を画成し、シリンダと当接する突起60が加圧室側に突出して配設されている自動変速機用ピストン1において、突起60は、シリンダと当接する先端部61が樹脂若しくは金属製で、基部62がゴム状弾性材製で形設されている。 (もっと読む)


【課題】 ベアリングの大型化を招くことがない乾式クラッチを提供すること。
【解決手段】 乾式クラッチにおいて、第1ピストンと第2ピストンとの間に配置されたベアリングと乾式クラッチプレートとの間を遮蔽して、ベアリングに潤滑油を供給することとした。 (もっと読む)


【課題】相対回転する相手部材への潜り込みを回避できるウェーブスプリングの挟持構造を提供する。
【解決手段】周方向に交互に形成された複数の山部91および谷部92と、周方向の一部に形成された開口部93とを有するウェーブスプリング90は、底板部材50bおよびスナップリング10によって挟持される。スナップリング10の周方向の一部が分断され隙間12が形成されている。ウェーブスプリング90およびスナップリング10は、互いに相対回転可能に設けられている。ウェーブスプリング90は、山部91が底板部材50b側に突起し谷部92がスナップリング10側に突起するように、底板部材50bおよびスナップリング10によって挟持されている。開口部93は、山部91に形成されている。 (もっと読む)


【課題】 パッククリアランスを自動的に調整することができ簡易な構造の摩擦係合装置を提供する。
【解決手段】 自動パック調整機構20は、クラッチピストン13に具えられ、該ピストンとクラッチプレート14とのパッククリアランスが一定となるように、クラッチピストンによる摩擦係合装置10の断続動作を1サイクル行うことによりクラッチピストンとクラッチプレート13との間隙を自動調整する。これにより、従来のように多数の複雑な工程は不要であり、大幅な工数低減を図ることができる。また、種々の厚さを有する組み替え用のクラッチプレートを在庫として保守・管理する必要が無いので、該保守・管理コストを削減することができる。 (もっと読む)


【課題】軽量化及びコンパクト化を図るとともに、摺動抵抗を小さくして応答性を向上させるピストン装置の提供。
【解決手段】シリンダケース2の内部に形成されるピストン装置Pに関し、ピストンを構成する環状の可動部材4と、シリンダケース2に固定される固定部材8とを備える。可動部材4は、第1油圧室12に供給された作動油の油圧を受ける第1受圧部と、第2油圧室13に供給された作動油の油圧を受ける第2受圧部と、第1受圧部と第2受圧部とを接続する中央筒部とを有し、且つ金属板をプレス加工して一体形成されたピストン環4aを備える。固定部材8は、第2油路15と第2油圧室13とを連通させる連通孔11を有し、且つ金属板をプレス加工して一体形成された固定環8aを備える。ピストン環4a及び固定環8aに設けられた環状のシール6,7,9,10によって、第1油圧室12及び第2油圧室13が密封される。 (もっと読む)


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