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【課題】ロール表層の耐疲労性に優れた熱間圧延用遠心鋳造製ロール外層材を提供する。
【解決手段】質量%で、C:2.3〜2.9%、Si:0.2〜0.8%、Mn:0.2〜1.0%、Cr:5.0〜7.5%、Mo:4.4〜6.5%、V:5.3〜7.0%、Nb:0.6〜1.5%を、14.0≦(Mo+1.7V)≦17.0(ここで、Mo、V:各元素の含有量(質量%))を満足するように含み、さらにAl:0.001〜0.03%および/またはREM:0.001〜0.03%を含有する組成を有し、炭化物を面積率で13〜40%含有する遠心鋳造製ロール外層材とする。これにより、表層の耐疲労性が顕著に向上する。また、このロール外層材に軸材を溶着一体化し、複合ロールとすることにより、表層の耐疲労性にも優れた、熱間仕上圧延用ロールとして好適な、遠心鋳造製複合ロールとなる。 (もっと読む)


【課題】駆動機構に連繋される駆動軸側の強度を高め、圧延機により受ける曲げ応力、ねじり応力に対処することのできる圧延用複合ロールを提供する。
【解決手段】外層30と、該外層が周面に形成される胴部22と、該胴部の回転軸方向の一端に駆動機構に連繋される駆動軸24、他端に非駆動側機構に連繋される従動軸26が突設された軸芯20と、を具える圧延用複合ロールにおいて、前記軸芯は、駆動軸が従動軸よりも引張強度を50MPa以上高くした。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性、およびロール表層の耐疲労性に優れた熱間圧延用遠心鋳造製ロール外層材および遠心鋳造製複合ロールを提供する。
【解決手段】外層を、質量%で、C:2.2〜2.8%、Si:0.2〜0.7%、Mn:0.2〜0.7%、Cr:5.0〜8.0%、Mo:4.4〜6.0%、V:5.3〜7.0%、Nb:0.6〜1.3%、Ti:0.002〜0.1%、Cu:0.01〜0.2%を、10.4<(Mo+V)≦12.5、および0.6≦(C−0.24V−0.13Nb−0.25Ti)≦1.3(ここで、Mo、V、C、Nb:各元素の含有量(質量%))を満足するように含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有する遠心鋳造製外層材とし、該外層材に軸材を溶着一体化した複合ロールとする。これにより、耐摩耗性に優れるとともに、表層の耐疲労性にも優れた、熱間仕上圧延後段用ロールとして好適な遠心鋳造製複合ロールとなる。 (もっと読む)


【課題】短工期でかつ安価に行える使用済圧延用複合ロールの再生方法を提供する。
【解決手段】鋼系材料からなる芯材11を有し、連続鋳掛け法によって胴部15に硬質の第1の鉄系外層材13が形成された使用済圧延用複合ロール14の再生方法であって、胴部15の表面を機械加工して素地を露出させ、その周囲に、質量%で、C:0.5〜3.0%、Si:0.2〜2.0%、Mn:0.2〜2.0%、V:0.5〜10.0%、Cr:3.0〜10.0%を含有し、更にMo:2.0〜10.0%及びW:2.0〜10.0%のいずれか一方又は双方を有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる第2の鉄系外層材16を、連続鋳掛け法を用いて形成し、再生複合ロール10を製造する。 (もっと読む)


【課題】サーマルクラウンの成長が抑制され、且つサーマルクラウンプロフィル変化を大幅に緩和することが可能な圧延ロールを提供する。
【解決手段】外層1、中間層2及び軸材3で構成される圧延ロールであって、外層1を構成する材料と中間層2を構成する材料の熱伝導率が、軸材3を構成する材料の熱伝導率よりも大きいことを特徴とする。温度上昇の大きい外層1と中間層2において被圧延材からの入熱をロール軸方向に積極的かつ効率的に拡散させ、外層1と中間層2の熱膨張量の絶対値とロール軸方向での急峻なサーマルクラウンプロフィル変化を抑制することができる。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性、およびロール表層の耐疲労性に優れた熱間圧延用遠心鋳造製ロール外層材および遠心鋳造製複合ロールを提供する。
【解決手段】外層を、C:2.2〜2.6%、Si:0.2〜0.7%、Mn:0.2〜0.7%、Cr:5.0〜8.0%、Mo:4.4〜6.0%、V:5.3〜7.0%、Nb:0.6〜1.3%を、10.0<(Mo+V)≦12.5および0.6≦(C−0.24V−0.13Nb)≦1.3(ここで、Mo、V、C、Nb:各元素の含有量(質量%))を満足するように含有し、さらにCo:0.1〜4%およびB:0.01〜0.06%を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有する遠心鋳造製外層材とし、該外層材に軸材を溶着一体化した複合ロールとする。これにより、耐摩耗性に優れるとともに、表層の耐疲労性にも優れた、熱間仕上圧延後段用ロールとして好適な、遠心鋳造製複合ロールとなる。 (もっと読む)


【解決手段】 本発明は、エンドレスプロセス内において、鋳造圧延によって、薄い熱間ストリップ1を製造するための装置であって、このエンドレスプロセスが、先ず第一に、その鋳造機械内において薄スラブ3が鋳造される該鋳造機械2と、その圧延ライン内において上記薄スラブ3が鋳造工程の一次熱の利用のもとで圧延される、上記鋳造機械2の内の少なくとも1つの鋳造機械に後置された該圧延ライン4、5と、および、それら仕上げロールスタンド内において熱間ストリップ1がワークロール8でもって最終厚さへと圧延される、上記熱間ストリップ1の搬送方向Fにおいて後方の領域6内に設けられた多数の該仕上げロールスタンド7とを備える様式の上記装置に関する。エンドレスプロセス内における、薄い熱間ストリップの製造製造を改善するために、本発明において、仕上げロールスタンド7のワークロール8が、摩耗の少ないロール表面を有している。更に、本発明は、エンドレスプロセス内において、鋳造圧延によって、薄い熱間ストリップ1を製造するための方法に関する。
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【課題】硬質材及び薄板材圧延のため、より小径の作業ロールを使用可能とし、高い生産性や高い製品品質の帯板を得ることができる圧延機及びそれを備えたタンデム圧延機を提供する。
【解決手段】帯板1を圧延する上下1対の作業ロール2と、この上下1対の作業ロール2を支持する各々上下1対の中間ロール3と、この上下1対の中間ロール3を支持する各々上下1対の補強ロール4から成り、前記作業ロールの圧延可能な板幅内,外に支持ロールを有しない6段式の圧延機や中間ロールの無い4段式の圧延機において、前記作業ロールが駆動されると共に、同作業ロールは、小径で超硬合金やセラミックス等の高い縦弾性係数の材質を使用した。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性、およびロール表層の耐疲労性に優れた熱間圧延用遠心鋳造製ロール外層材および遠心鋳造製複合ロールを提供する。
【解決手段】外層を、C:2.2〜2.6%、Si:0.2〜0.7%、Mn:0.2〜0.7%、Cr:5.0〜8.0%、Mo:4.4〜6.0%、V:5.3〜7.0%、Nb:0.6〜1.3%を、10.0<Mo+V≦12.5および0.6≦C−0.24V−0.13Nb≦1.3(ここで、Mo、V、C、Nb:各元素の含有量(質量%))を満足するように含有し、さらにCo:0.1〜4%を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有する遠心鋳造製外層材とし、該外層材に軸材を溶着一体化した複合ロールとする。これにより、耐摩耗性に優れるとともに、表層の耐疲労性にも優れた、熱間仕上圧延後段用ロールとして好適な、遠心鋳造製複合ロールとなる。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性、ロール表層の耐疲労性に優れた熱間圧延用遠心鋳造製ロール外層材および遠心鋳造製複合ロールを提供する。
【解決手段】外層を、C:2.2〜2.6%、Si:0.2〜0.7%、Mn:0.2〜0.7%、Cr:5.0〜8.0%、Mo:4.4〜6.0%、V:5.3〜7.0%、Nb:0.6〜1.3%を、10.0<(Mo+V)≦12.5および0.6≦(C−0.24V−0.13Nb)≦1.3(ここで、Mo、V、C、Nb:各元素の含有量(質量%))を満足するように含有し、さらにB:0.01〜0.07%含み、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有する遠心鋳造製外層材とし、該外層材に軸材を溶着一体化した複合ロールとする。これにより、耐摩耗性に優れ、表層の耐疲労性にも優れた、熱間仕上圧延後段用ロールとして好適な、遠心鋳造製複合ロールとなる。 (もっと読む)


【課題】本発明は、熱延鋼板の熱間仕上圧延において、ワークロールに発生するサーマルクラウンを抑えて、そのことにより、通板性が良好で安定した圧延と鋼板の形状品質の向上を可能とする熱間仕上圧延機用ワークロール、該ロールを組み込んだ複数の熱間仕上圧延機からなる圧延機列および該圧延機列による圧延方法を提供する。
【解決手段】仕上げ圧延機に組み込むワークロールは、炭素鋼製または合金鋼製の軸材、Fe−Ni合金製の中間層およびハイス系材料製の外層からなる複合ロールであり、ワークロールバレル部において、軸材はロール胴長方向の中央部の外周に凹部を有し、中間層は該凹部に形成されて、軸材と中間層とで円柱状をなしており、かつ中間層は胴長方向断面が台形状に形成されている。 (もっと読む)


【課題】本発明は、金属板の熱間圧延、とりわけ薄鋼板の熱間仕上圧延において、ワークロールに発生するサーマルクラウンを抑えて、そのことにより、通板性が良好で安定した圧延と圧延後の金属板や薄鋼板の形状品質の向上を可能とする熱間圧延機用ワークロールおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】ワークロールは、炭素鋼製または合金鋼製の軸材、Fe−Ni合金製の中間層およびハイス系材料製の外層からなる複合ロールであり、バレル部において、軸材はロール胴長方向の中央部の外周に凹部を有し、中間層は該凹部に形成されて、軸材と中間層とで円柱状体を形成し、該円柱状体の外周に外層が形成されている。製造方法は連続鋳掛方法を採用することができる。 (もっと読む)


【課題】短工期でかつ安価に行える使用済圧延用複合ロールの再生方法及びこの方法によって製造された再生複合ロールを提供する。
【解決手段】鋼系材料からなる芯材11を有し、連続鋳掛け法によって胴部15に硬質の第1の鉄系外層材13が形成された使用済圧延用複合ロール14の再生方法であって、胴部15の表面を機械加工して素地を露出させ、その周囲に、質量%で、C:0.5〜3.0%、Si:0.2〜2.0%、Mn:0.2〜2.0%、V:0.5〜10.0%、Cr:3.0〜10.0%を含有し、更にMo:2.0〜10.0%及びW:2.0〜10.0%のいずれか一方又は双方を有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる第2の鉄系外層材16を、連続鋳掛け法を用いて形成し、再生複合ロール10を製造する。 (もっと読む)


【要 約】
【課 題】耐摩耗性、およびロール表層の耐疲労性に優れた熱間圧延用遠心鋳造製ロール外層材および遠心鋳造製複合ロールを提供する。
【解決手段】外層を、質量%で、C:2.2〜2.6%、Si:0.2〜0.7%、Mn:0.2〜0.7%、Cr:5.0〜8.0%、Mo:4.4〜6.0%、V:5.3〜7.0%、Nb:0.6〜1.3%を、10.0 <(Mo+V)≦ 12.5、および0.6 ≦(C−0.24V−0.13Nb)≦ 1.3 (ここで、Mo、V、C、Nb:各元素の含有量(質量%))を満足するように含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有する遠心鋳造製外層材とし、該外層材に軸材を溶着一体化した複合ロールとする。これにより、耐摩耗性に優れるとともに、表層の耐疲労性にも優れた、熱間仕上圧延後段用ロールとして好適な、遠心鋳造製複合ロールとなる。 (もっと読む)


【課題】熱間粗圧延、特に熱疲労き裂に対し損傷が小さくかつこの種のロールが有する耐摩耗性を適度に有して消耗が少ない熱間圧延用複合ロール及びその製造方法を提供する。
【解決手段】組合せモールド12内に芯材13を挿入しその外周の環状空隙部に溶湯14を注入して芯材13を連続的に降下させ、肉盛層15を形成した後、熱処理と機械加工を行って製造される熱間圧延用複合ロールであり、溶湯14は、C:1.0〜2.0質量%、Si:0.2〜2.0質量%、Mn:0.2〜2.0質量%、V:4.0〜8.0質量%、Cr:2.0〜5.0質量%、Mo及び/又はW:2.0〜8.0質量%、及びTi:0.05〜0.30質量%を含有し残部がFeで、肉盛層15に晶出したMC、MC及びMの1種又は2種以上の金属炭化物の占有率を3.0面積%以下、及び金属炭化物のサイズと二次デンドライト組織の結晶粒サイズを50μm以下に微細化した。 (もっと読む)


【課題】粗圧延機から仕上圧延機に供給される鋼スラブがハイテンのように高強度で、かつ幅方向の材質ムラによる左右バランスのズレが大きくなりやすい場合でも品質の低下や蛇行の発生を招くことなく熱間圧延鋼帯を高効率で製造することのできる熱間圧延鋼帯の製造方法と仕上圧延機用ワークロールを提供する。
【解決手段】加熱された鋼スラブを粗圧延し、次いで複数の圧延スタンドを有する仕上圧延機により仕上圧延して熱間圧延鋼帯を製造するに際して、複数の圧延スタンドのうち少なくとも1つの圧延スタンドのワークロール2の周面部が超硬合金で形成され、かつ超硬合金で形成されたワークロール2の周面部の研磨目8がワークロール軸方向とほぼ平行に形成されている仕上圧延機を用いる。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性にすぐれる材料からなる外層部とダクタイル鋳鉄からなる軸部を有する圧延用複合ロールにおいて、軸部におけるチャンキー黒鉛の晶出を防止する。
【解決手段】軸部は、Sb:0.001〜0.1%を含有するダクタイル鋳鉄材からなり、パーライトを主体とする基地中に球状黒鉛が晶出した組織を有し、該球状黒鉛は、軸部の露出部表面の任意の2mm×2mmの領域における黒鉛の合計面積の90%以上が、円相当径で30μm以上であり、好ましくは、引張強さが350MPa以上である。 (もっと読む)


【課題】 鋼板の熱間連続圧延において、圧延鋼板との間で高い摩擦を有し摩耗が少なく、かつ偏平や降伏損傷せず圧延鋼板との間にスリップ現象を生じない圧延用ロール及びその製造方法等を提供する。
【解決手段】 帯鋼または鋼板を熱間圧延する連続熱間圧延機群の後方3基の圧延機に組み込まれる熱間圧延用複合ロールである。ロールの直径を250〜620mmとし、縦弾性係数を200GPa以上とするとともに、外層の化学成分が質量比で、C:1.0%〜3.0%、Si:0.2〜2.0%、Mn:0.2〜2.0%、V:3.0〜10.0%、Cr:3.0〜10.0%、Mo、Wの1種または2種を2.0〜10.0%およびTiを0.2%以下含有し残部Feおよび不可避的不純物からなる外層材を形成し、連続鋳掛け法を用いて複合ロールとしたことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】絶縁不良が生じにくい長寿命の金属板搬送用電気絶縁ロールを提供すること
【解決手段】導電性のロール基材1の周面にその両端部分を除いてアンダーカット加工を施す工程と、このロール基材1の全周面に絶縁性のセラミックスを溶射することによって電気絶縁皮膜2を形成する工程と、電気絶縁皮膜2の上に炭化物系サーメットを含むサーメットを溶射することによって耐摩耗皮膜3を形成する工程と、電気絶縁皮膜2および耐摩耗皮膜3が形成されたロール基材1の周面の両端部分に電気絶縁皮膜2が露出するまで周面を研磨する工程とを含む金属板搬送用電気絶縁ロールの製造方法。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性を向上させるためにVとともにNbを同時に添加した時の重力偏析の発生および粗大なMC炭化物や粗大結晶粒の晶出といった問題点を解決し、耐摩耗性が高くかつ肌荒れ等の品質問題のない高品質な遠心鋳造製圧延用複合ロ−ルを提供することを目的とする。
【解決手段】質量%でC:2.5〜3.4、Si:0.5〜2.0、Mn:0.5〜1.0、Ni:3.0〜6.0、Cr:1.0〜2.0、Mo:0.2〜0.8、V:1.0〜4.0、Nb:0.2〜1.0含有すると共に、VとNbの質量%が下記(1)、(2)式を満たし、残部Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする、遠心鋳造製圧延用複合ロ−ルの外層材である。
1≦(V−1)/Nb≦4・・・(1)
0.7≦1.8(V−1)+Nb≦5.0・・・(2) (もっと読む)


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