説明

Fターム[4K013BA05]の内容

溶融状態での鋼の処理 (7,585) | 処理目的 (1,164) | 成分除去 (748) | 脱硫を目的とするもの (155)

Fターム[4K013BA05]に分類される特許

101 - 120 / 155


【課題】 溶鋼表面層の乱れを最小限に押さえながら、溶鋼の混合攪拌力を従来に比して格段に強化し、脱硫などに要する取鍋精錬時間を大幅に短縮し、脱硫限度を格段に向上した取鍋精錬用の取鍋を提案する。
【解決手段】 取鍋の底部にガス吹込み用のポーラスプラグを複数持ち、取鍋の平均内径Dと取鍋内の鋼浴高さHとの関係で、鋼浴高さHを平均内径Dで除した値が0.9〜1.1を満足し、かつ、取鍋の下部内径D2と上部内径D1の差を鋼浴高さHで除した値が120〜140を満足する取鍋精錬用の取鍋とすることにより、脱硫に要する時間を大幅に短縮し、かつ、脱硫限度を大幅に向上した。 (もっと読む)


【課題】 真空脱ガス設備で溶鋼を脱硫処理するに当たり、取鍋内スラグの組成、溶鋼成分及び真空脱ガス設備における精錬の順序を最適化し、従来に比べて格段に効率良く脱硫処理する方法を提供する。
【解決手段】 大気圧下で脱炭精錬を行う脱炭精錬炉から取鍋への出鋼中に珪素含有合金鉄を投入して取鍋内の溶鋼3の珪素濃度を0.10質量%以上に調整し、出鋼後の前記取鍋内のスラグ4に対してアルミニウムを含有するスラグ改質剤を添加して、前記スラグのトータル.Fe及び酸化マンガンの合計濃度を5質量%以下に調整し、その後、前記取鍋を真空脱ガス設備1に搬送し、真空脱ガス設備で精錬されている減圧下の前記溶鋼の表面に向けて、上吹きランス13を介して脱硫剤を搬送用ガスとともに吹き付けて添加し、前記溶鋼を脱硫処理する。 (もっと読む)


【課題】還元スラグから硫黄分を低減することで、還元スラグの石灰分を造滓材として有効利用する。
【解決手段】処理設備において、処理ピット内の還元スラグに対し水蒸気を吹込むことで、水蒸気と還元スラグとが接触し、還元スラグ中の硫化カルシウムが加水分解することで、水酸化カルシウムおよび硫化水素が生成される。ここで、気体である硫化水素は大気に放出される。これにより、還元スラグの硫黄分は、硫化水素の形で還元スラグから除去される。そして、水蒸気処理後の還元スラグは、電気炉による製鋼過程における還元精練の造滓材として再利用される。 (もっと読む)


【課題】スラグ組成、溶鋼の昇熱処理、攪拌処理および取鍋蓋開口部の不活性ガスパージの適正化により、極低硫低窒素高清浄鋼を効率よく安定して溶製できる方法を提供する。
【解決手段】溶鋼を下記の工程1〜3の順序により処理する極低硫高清浄鋼の溶製方法である。工程1:大気圧下において取鍋内溶鋼にCaO系フラックスを添加する、工程2:取鍋蓋を設置し、取鍋内溶鋼中に攪拌ガスを吹き込んで蓋の内側への大気の侵入を抑制しながら攪拌するとともに、溶鋼に酸化性ガスを供給し、生成した酸化物をCaO系フラックスと混合してカバースラグを形成する、工程3:酸化性ガスの供給を停止し、取鍋内溶鋼中に攪拌ガスを吹き込んで脱硫および介在物除去を行う。さらに、蓋の開口部を不活性ガスによりパージするか、工程3の後に工程4として溶鋼のRH真空脱ガス処理に際し、溶鋼中の介在物の低減および脱窒処理などを行ってもよい。 (もっと読む)


液状の銑鉄及びFeCr固体に基づいて電気エネルギーの供給を用いることなく、オーステナイト系の領域も、フェライト系の領域もあるすべてのステンレス品質のステンレス鋼の製造を可能とするために、この場合、液状の銑鉄は、溶鉱炉(1)での前処理、及び、DDD装置(2)でのDDD処理(2)(脱リン、脱ケイ素、脱硫黄)の後で、引き続いて、AODコンバータ(3、4)で、加熱され、精錬され又は合金化され、還元され、本発明により、溶鉱炉(1)及びDDD装置で、前処理されたスラグのない液状の銑鉄が分離され、かつ、2つの従来のツインAOD−Lコンバータ(3、4)に運びこまれ、かつ、並列した反対の進行をするこの2つの従来のツインAOD−Lコンバータ(3、4)で、必要な化学的な(加熱V8、脱炭及び合金化V9の)プロセスが、自力の化学エネルギーの使用の下で行われ、かつ、第1のツインAOD−Lコンバータ(3)で、最初に、投入及び加熱(V8)が実行され、かつ、第2のツインAOD−Lコンバータ(4)で、最初に、脱炭(V9)が実行されることを提案している。
(もっと読む)


液状の銑鉄及びFeCr固体に基づいて電気エネルギーの供給を用いることなく、オーステナイト系の領域も、フェライト系の領域もあるすべてのステンレス品質のステンレス鋼の製造を可能とするために、この場合、液状の銑鉄は、DDD処理(脱リン、脱ケイ素、脱硫黄)の溶鉱炉(1)での前処理の後、投入及び加熱され、精錬され又は合金化され、還元され、本発明により、溶鉱炉(1)で前処理されたスラグのない液状の銑鉄が分離され、かつ、2つの従来のツインAOD−Lコンバータ(2、3)に運びこまれ、かつ、並列した反対の進行をするこの2つの従来のツインAOD−Lコンバータ(2、3)で、必要な化学的な(加熱、脱炭及び合金化のDDD処理の)プロセスが、自力の化学エネルギーの使用の下で行われ、かつ、この場合、第1のツインAOD−Lコンバータ(2)で、最初に、DDD処理が実行され、かつ、第2のツインAOD−Lコンバータ(3)で、最初に、脱炭が実行されることを提案している。
(もっと読む)


【課題】前処理および設備の変更を伴わずに簡便に実施することができ、溶鋼中の硫黄および水素の含有量が少ない取鍋精錬方法を提供する。
【解決手段】取鍋3に受けた前記溶鋼を昇温する前または昇温途中に、MgO≧95%、CaO=0%である第1のフラックスを溶鋼1トンあたり5〜8kg添加し、第1のフラックスの添加後に、生石灰および/またはフッ化カルシウム(CaF2)を有する第2のフラックスを添加し、第1のフラックスおよび第2のフラックスの添加の結果として、精錬後のスラグが下記成分となるように溶鋼の2次処理を行う。
CaO :20〜40mass%
SiO2 :20〜30mass%
CaF2 :10〜20mass%
MgO :20〜25mass%
T.Fe+MnO+Cr23 ≦2.0mass%
(CaO+MgO)/SiO2 :1.5〜3.0 (もっと読む)


【課題】溶湯から受ける浮力に起因する芯金の曲がり、及び、耐火物層の亀裂や剥離を抑制することができるランスパイプを提供する。
【解決手段】ランスパイプは、ガス及び溶湯処理剤の少なくとも何れか一方を流通させる流通経路11を有する長尺管状の芯金10と、芯金10の内側面に軸長方向に沿って設けられた長尺の補強リブ2と、芯金10の外周面を被覆する耐火物層4とを具備し、補強リブ2は板状に形成され、対向する一対の側面がそれぞれ芯金10の内側面に接合されている。 (もっと読む)


【課題】 粉体吹込み用浸漬ランスからのガスの噴流を溶銑中或いは溶鋼中に深く侵入させ、吹き込んだ粉体を溶銑中或いは溶鋼中に長時間滞留させることのできる粉体吹込み用浸漬ランスを提供する。
【解決手段】 上記課題を解決するための粉体吹込み用浸漬ランス1は、少なくとも2以上の流路5,6を有し、それぞれの流路から精錬用粉体9を搬送用ガスとともに溶銑中または溶鋼中に吹き込むための粉体吹込み用浸漬ランスであって、それぞれの流路における搬送用ガスの流速が異なるとともに、隣り合う流路から噴射される搬送用ガスがそれぞれの流路の噴射口7,8の近傍で互いに接触した状態で噴射されるように、それぞれの流路の噴射口は、近接し且つ同一方向を向いている。 (もっと読む)


【課題】溶湯の浮力による芯金の曲がり、及び、これに伴い耐火物層に生じた亀裂の直線状の伸展を抑制することができるランスパイプを提供する。
【解決手段】ランスパイプ1は、ガス及び溶湯処理剤の少なくとも何れか一方を流通させる流通経路11を有する管状の芯金10と、芯金10の外周面に軸長方向に沿って複数設けられた棒状の補強リブ2と、複数の補強リブ2に外接する環状の補強リング3と、芯金10の外周面、補強リブ2、及び補強リング3を被覆する耐火物層4とを具備する。 (もっと読む)


【課題】 溶銑や溶鋼などの溶鉄を脱硫処理するに際し、溶鉄の攪拌のためのインジェクション法などを併用せずとも、且つCaF2 を配合しなくとも、金属帯被覆脱硫用ワイヤーによるワイヤーフィーダー法のみで効率良く脱硫処理することのできる金属帯被覆脱硫用ワイヤーを提供するとともに溶鉄の脱硫処理方法を提供する。
【解決手段】 上記課題を解決するための金属帯被覆脱硫用ワイヤーは、CaO系フラックスと、金属Mg及び/またはMgOと、金属Alと、廃トナー粉と、を混合した粒状及び/または粉状の脱硫剤が金属質の帯材で被覆されていることを特徴とし、上記課題を解決するための溶鉄の脱硫処理方法は、前記金属帯被覆脱硫用ワイヤーを溶銑中または溶鋼中に供給して脱硫処理することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】入熱量が40kJ/mm以上の溶接を行った場合のHAZ靭性に優れると共に、鋼材内で脆性破壊亀裂が発生するのを抑制した鋼材、およびその製法を提供する。
【解決手段】鋼材中に、REMおよび/またはCaと、Zrとを単独酸化物もしくは複合酸化物として含有し、且つ厚みt(mm)の鋼材の圧延方向に平行で且つ鋼材表面に対して垂直な面の金属組織を観察したときに、(1)フェライト面積率が75%以上で、(2)t/2位置におけるフェライト粒の平均円相当径が20.0μm以下で、(3)t/2位置におけるフェライト粒の平均アスペクト比が1.6以下を満足すればよい。 (もっと読む)


【課題】 転炉出鋼時に普通鋼或いは低硫鋼のS含有量が目標S濃度の上限を外れた場合、製造工程に撹乱を生ずることなく、且つ、製造コストの上昇を抑えしかも安定してこれらのS含有量を目標上限以下に低減することのできる脱硫方法を提供する。
【解決手段】 溶銑の脱炭精錬により得た溶鋼を転炉から取鍋に出鋼し、取鍋内溶鋼の湯面上に存在するスラグの還元処理を行った後、溶鋼をRH真空脱ガス装置にて二次精錬するに当たり、RH真空脱ガス装置にて溶鋼中にAlを投入して溶鋼を脱酸した後、RH真空脱ガス装置に設けた上吹きランスから、真空脱ガス槽内の溶鋼湯面に向けてCaOを48〜58mass%、Al23 を42〜52mass%含有し、CaF2 を含有しない脱硫用プリメルトフラックスを吹き付けて溶鋼を脱硫する。その際に、脱硫用プリメルトフラックスを吹き付ける前に、真空脱ガス槽内の溶鋼にMgOを投入することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】従来の分割精錬で達成された脱P、脱S工程能力を維持しつつ、大幅な熱裕度の向上をもたらす効果的な精錬方法を提供する。
【解決手段】溶銑から連続鋳造に供する溶鋼を製造する方法であって、高炉から出銑された溶銑をそのまま転炉に装入し、以降の精錬については、脱Si脱P処理を行った後、排滓を行い、その後同一転炉で、引き続き脱C処理を行い、溶鋼を取鍋に出鋼してアーク加熱取鍋精錬装置で昇温を施し、脱Si脱Pは、前記転炉に装入した一連の工程の中でのみ行い、脱S処理は、前記アーク加熱取鍋精錬装置でのみ行うことを特徴とする溶鋼の製造方法。好ましくは、脱C処理の吹き止め%Cを0.07%以上および吹き止め温度を1660℃以下とする。 (もっと読む)


【課題】インジェクションランスの芯金を覆う耐火物上でのクラック発生や剥離を防止し、ランスの寿命延長を可能とし、溶銑予備処理コストの低減及び生産性向上などを実現する。
【解決手段】表面にアンカーが複数設けられたパイプ状の金属製芯金の外周に、耐火物を配したインジェクションランスであって、ランスの少なくとも溶銑に浸漬する部分の構成を、前記芯金外周上におけるアンカーの配置間隔が、芯金周方向に対しては、45°以上180°以下、且つ、芯金軸方向に対しては3cm以上100cm以下とし、さらに、下記(1)及び(2)式を満たすように形成する。
1.2≦R1/R3≦3 ・・・(1)
R3≦R2<0.6×(R1+R3) ・・・(2)
ここで、R1:インジェクションランスの外径(mm)、R2:アンカーを含めた金属製芯金の最大外径を示す部分の外径(mm)、R3:金属製芯金に用いたパイプの外径(mm)。 (もっと読む)


【課題】CaFの使用量を低減させる、あるいはCaFを使用することなく、溶解性及び保存性に優れた製鋼用フラックスを得ることができる製鋼用フラックスの製造方法を提供する。
【解決手段】複数の原料組成物を混合処理する第1工程と、前記第1工程で得られた混合物を加熱溶融する第2工程と、前記加熱溶融した混合物を水砕により急冷して、得られる固体状の製鋼用フラックスをガラス化させる第3工程とを有する。これにより、製造された製鋼用フラックスはガラス化度が向上した非晶性固体となるので、溶解しやすく介在物除去効率が高くなり、溶湯温度損失を低減させることが可能となると共に、粉末化しにくく保存性も向上する。 (もっと読む)


【課題】海水淡水化用ポンプ材料、設備機器、ケミカルタンク用材料として好適な塩化物環境での耐食性と衝撃特性に優れた二相ステンレス鋼を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.06%以下,Si:0.05〜3.0%,Mn:0.1〜6.0%,P:0.05%以下,S:0.010%以下,Ni:1.0〜10.0%,Cr:18〜30%,Mo:5.0%以下,Cu:3.0%以下,N:0.10〜0.40%,Al:0.001〜0.08%以下,Ti:0.003〜0.05%,Mg:0.0001〜0.0030%,O:0.010%以下を含有し、Nの活量係数fNとTi含有量とN含有量の積:fN×Ti×Nが0.00004%2以上であり、Ti含有量とN含有量の積:Ti×Nが0.008%2以下であることを特徴とする二相ステンレス鋼である。 (もっと読む)


【課題】 安価に製造可能で且つ高効率の脱硫処理を可能とする、溶鉄との濡れ性を向上させたCaO系脱硫剤を提供する。
【解決手段】 上記課題を解決するためのCaO系脱硫剤は、主成分がCaO粒子であるCaO系脱硫剤において、平均粒径が5μm以下である、主成分を炭素とする炭素質粒子を、前記CaO粒子と混合させたものである。また、前記炭素質粒子の平均粒径を1μm以下とする、前記CaO粒子の平均粒径を10μm以上とする、前記炭素質粒子の配合率を1質量%以上とすることで、脱硫効率を一層向上させることが可能となる。 (もっと読む)


【課題】 高効率の脱硫処理を可能とする、溶鉄との濡れ性を向上させたCaO系脱硫剤を、簡便に且つ安価にしかも安定して製造する。
【解決手段】 上記課題を解決するためのCaO系脱硫剤の製造方法は、主成分をCaO粒子とし、該CaO粒子の表面に炭素質粒子が付着したCaO系脱硫剤の製造方法であって、CaO粒子と、平均粒径が5μm以下である、主成分を炭素とする炭素質粒子とを混合してCaO粒子の表面に炭素質粒子を付着させることを特徴とする。その際に、前記炭素質粒子の平均粒径を1μm以下とする、前記CaO粒子と前記炭素質粒子とを混合した後のCaO粒子の測色計による明度指数L* 値を30以下とすることにより、より高効率のCaO系脱硫剤を安定して製造することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】ステンレス鋼に含有される介在物、特に硬質介在物を低減し、製品の表面疵や加工時の割れを防止可能な溶融金属精錬用浸漬管の提供。
【解決手段】本体が、SiO2:5%以下、C:35%以下、SiC:10%以下,Al2O3:40〜80%,残部がその他の耐火成分および不可避的不純物からなる組成を有するAl2O3-C系耐火物からなるとともに、本体の外周の一部が、C:30%以下、SiC:10%以下,ZrO2:60〜90%,残部がその他の耐火成分および不可避的不純物からなる組成を有するZrO2-C系耐火物からなる浸漬管1を、ステンレス溶鋼3に浸漬し、浸漬管1の内部にガス5を吹き込みながらガス5の圧力を変化させることにより浸漬管1の内部にステンレス溶鋼3の下降流7を生成し、下降流7により容器2の底部へ向かう、ガスの円環状気泡8を生成することにより、ステンレス溶鋼3に含まれる介在物8bを低減する。 (もっと読む)


101 - 120 / 155