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Fターム[4K013BA05]の内容

溶融状態での鋼の処理 (7,585) | 処理目的 (1,164) | 成分除去 (748) | 脱硫を目的とするもの (155)

Fターム[4K013BA05]に分類される特許

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【課題】ステンレス精錬の脱炭にてスラグ移行したCr酸化物を溶鋼中に回収する。
【解決手段】酸素吹精して炭素を0.03%以下とし、スラグ移行したCr酸化物をSi合金鉄で還元して溶鋼中に回収する操作において、Si合金鉄は、総吹精量の関数として予め算出した投入量を添加し、その算出方法は、本操業の前に、総吹精量が異なる予備操業を複数回行い、一の予備操業で任意量のSi合金鉄で精錬し、所定含有率を超えるCr酸化物がスラグに残存した場合は、更に必要なSi合金鉄と既に投入したSi合金鉄を合算して本来の投入量を求め、他の予備操業で任意量のSi合金鉄で精錬し、Si合金鉄投入量が過剰であって溶融合金のSi濃度が所定濃度を超えた場合は、添加したSi合金鉄と溶鋼の過剰Si濃度の差から溶鋼のSi濃度を所定濃度以下にするための本来の投入量を求め、各予備操業で吹精量とSi合金鉄投入量の関数を回帰式として得る。 (もっと読む)


【課題】スラグ組成、溶鋼の昇熱処理、攪拌処理およびCa添加の適正化により、優れた耐サワー性能と清浄度を有する鋼管用高強度耐HIC鋼およびその製造方法を提供する。
【解決手段】(1)C、Mn、Si、P、S、Ti、Al、Ca、N及びO、並びに必要に応じてCr、Ni、Cu、Mo、V、B及びNbの一種以上を所定量含有し、残部がFe及び不純物からなる鋼であって、鋼中介在物がCa、Al、O及びSを主成分とし、介在物中のCaO含有率が30〜80%、かつ、鋼中N含有率(ppm)と介在物中のCaO含有率(%)との比が下記(1)式を、介在物中のCaS含有率(%)が下記(2)式を満足する耐サワー性能に優れた鋼管用鋼である。
0.28≦[N]/(%CaO)≦2.0・・・・(1)、 (%CaS)≦25%・・・・(2)
(2)鋼中N含有率(ppm)と溶鋼中へのCa添加量WCA(kg/t)との比が下記(3)式を満足するようにCaを添加する前記(1)の鋼管用鋼の製造方法である。200≦[N]/WCA≦857・・(3) (もっと読む)


【課題】溶銑、溶鋼等の溶融金属の脱硫を実施するに際し、生石灰系物質自体の脱硫効率の向上を図る溶融金属の脱硫剤を提供する。
【解決手段】CaOを含有する平均粒径200μm以下の粉体で、その粉体表面の平均細孔径が5μm以上40μm以下の脱硫剤において、粉体の補正密度ρを3500〜4500(kg/m)とするものである。更に、好ましくは、前記粉体に金属Mgを3〜30質量%又はCaCを3〜50質量%、CaFを3〜40質量%配合する溶融金属の脱硫剤である。 (もっと読む)


【課題】滓化性を向上させることができ、脱硫反応を効率良く行うことができる鉄鋼用造滓剤及びその製造方法を提供する。
【解決手段】鉄鋼用造滓剤は、生石灰又は軽焼ドロマイトよりなる粒状体の表面にフッ化カルシウムが結合されて存在し、前記フッ化カルシウムの存在量がフッ化カルシウムと生石灰又は軽焼ドロマイトとの合計量に対して8〜35質量%のものである。粒状体としては、生石灰よりなるものが好ましい。また、粒状体は2〜30mmの粒子径を有していることが好ましい。係る鉄鋼用造滓剤は、生石灰又は軽焼ドロマイトよりなる粒状体を600〜1100℃に加熱した状態で有機フッ素化合物と接触させて有機フッ素化合物を分解させ、分解して生成したフッ素を生石灰又は軽焼ドロマイトと反応させることにより製造される。有機フッ素化合物としては、ハイドロフルオロカーボンが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 低炭素合金鋼のLF精錬において、環境問題からフッ素を含有するホタル石を使用することなく、スラグの流動性を図って二次精錬を円滑に進める。
【解決手段】 LF精錬の初期造滓材のCaO・Al23・SiO2の三元系酸化物の比率を制御してスラグを低融化し、ホタル石を使用することなく、スラグの流動性を確保して、LF精錬を行う方法で、スラグ成分であるCaO・Al23・SiO2の3元系状態図から、質量%で、CaO:45〜60%、Al23:45〜60%、SiO2:0〜10%の間のスラグが低融物となる範囲を狙いとし、LF精錬の造滓初期に500〜1600℃の150tの溶鋼中にCaO:300kg+300kg、Al滓:600kg、2CaO・Al23:300kgを投入し、スラグを低融化して流動性を確保し、鋼中のS量を0.010%とする。 (もっと読む)


【課題】低コストで効率良く高度な脱硫および還元精錬を行うことができ、土木・建設用資材として安全なスラグを生成することができるステンレス鋼の精錬方法を提供する。
【解決手段】AOD法またはVOD法により、溶鋼とその浴面上に浮遊するスラグを形成し、溶鋼内に吹き込んだアルゴンガスによる攪拌にて溶鋼とスラグを反応させて溶鋼を精錬するステンレス鋼の精錬方法において、CaF2を主成分とする造滓剤を用いることなしに、脱炭精錬後の溶鋼に生石灰、フェロシリコン、および金属Alの3種を同時に添加し、スラグと溶鋼との間のS分配比を300以上に制御する。 (もっと読む)


【課題】 ステンレス鋼のLF精錬の操業時にCaSiワイヤーを溶鋼に投入することによりCa添加量を調整する方法において、CaSiワイヤーの投入速度を改善し、Ca添加の歩留りを向上させることによりCaSiワイヤーの投入量を低減させる方法を提供することである。
【解決手段】 電気炉で原料のスクラップを溶解および精錬し、得られたステンレス鋼の溶鋼をさらに取鍋精錬し、この精錬の終期にCaSiワイヤーを溶鋼中に投入してCa添加を行って溶鋼の成分を調整する。すなわち、CaSiワイヤーの投入速度を最適の100m/mmの速度にすることで、投入したCaSiワイヤーを取鍋底部に到達させて順次に溶解せしめ、溶鋼中へのCa添加量の歩留りを最大の6.7%に向上させた。 (もっと読む)


【課題】還元スラグを処理した造滓材を製鋼の際に用いることで、還元スラグの発生量を抑制可能な製鋼方法を提供する。
【解決手段】還元精錬時に発生する還元スラグ1を取り出し、脱硫工程200で前記還元スラグ1に水分を接触させて脱硫して脱硫還元スラグとし、成形工程300で前記脱硫還元スラグを所定形状に成形して成形物とし、固化工程400で前記成形物を二酸化炭素により固化してCO固化体からなる造滓材2とし、精錬時に生石灰の少なくとも一部として前記造滓材2を用いて製鋼を行う。 (もっと読む)


【課題】耐孔食性と熱間加工性に優れる二相ステンレス鋼とその製造方法を提案する。
【解決手段】質量mass%で、C:0.030%以下、Ni:3〜10%、Cr:20〜28%、Mo:2〜5%、N:0.05〜0.40%、Al:0.001〜0.05%、Mg:0.0001〜0.0050%、Ca:0.0005%以下の成分組成を有し、鋼中に含まれる非金属介在物が、MgO・Al、Al、MgO、MnO−Al系酸化物、CaO濃度が40%以下のCaO−Al系酸化物のうちの1種または2種以上からなり、全非金属介在物に対するCaO−Al系酸化物の個数比率が40%以下、全非金属介在物におけるCaO濃度が10mass%以下であり、60℃、20%NaCl水溶液中における孔食電位Vc’10が600mV(vsSCE)以上である二相ステンレス鋼。 (もっと読む)


【課題】硫黄含有量が増加した使用済スラグを、脱硫能力の良好な脱硫用スラグとして再び使用して、品質が良好な製鋼を行なうことができる使用済スラグの硫黄除去方法を提供しようとする。
【解決手段】製鋼プロセスにおいて、脱硫処理に使用されて硫黄含有量が増加している使用済スラグ4を、熱処理炉Bの中に存置させ、上記炉内を二酸化炭素ガス雰囲気にすると共に、900℃以上の温度にして1時間以上加熱して、上記使用済スラグから硫黄成分以外の他の成分を変動させることなく、硫黄成分を除去し、上記使用済スラグ4の脱硫能力を増加させ、再利用可能にするようにしたものである。 (もっと読む)


【課題】真空脱ガス工程における復硫現象を抑制する技術を提供する。
【解決手段】(a)取鍋精錬〜真空脱ガスの溶鋼温度[℃]を1560〜1660とし、(b)取鍋精錬終了〜真空脱ガス開始の時間[min]を60以下とする。(c)攪拌動力[Watt/ton]を15〜110とし、(d)環流流量[ton/min]を130〜195とする。(e)Al投入量[kg/ton]を0.5〜2.0とし、(f)酸素吹付量[Nm3/ton]を0.4〜2.0とする。(g)取鍋精錬工程終了〜真空脱ガス工程終了のスラグ厚み[mm]を200〜400とし、下記式を満足する。(h)取鍋精錬工程におけるスラグ組成を所定の組成とし、スラグ融点を取鍋内溶鋼の温度以下とする。
TL≧11667 L2-9117 L+3030
TL[℃]:前記スラグの液相線温度、L[m]:前記スラグの厚み (もっと読む)


【課題】 上吹転炉または不活性ガス底吹撹拌式の上底吹転炉を用いて含Cr低合金鋼を溶製する際に、転炉耐火物の溶損を防止し且つ取鍋でのCr含有合金鋼屑の溶け残りを防止しつつ安価な大形のCr含有合金鋼屑をCr源として活用した溶製方法を提供する。
【解決手段】 転炉及び取鍋精錬炉を経て含Cr低合金鋼を溶製するに際し、大形のCr含有合金鋼屑を予め入れ置きした取鍋に転炉で精錬した溶鋼を出鋼するか、または、転炉から取鍋に出鋼した溶鋼に大形のCr含有合金鋼屑を供給し、その後、前記溶鋼を溶鋼の加熱機能及び撹拌機能を有する取鍋精錬炉で精錬する。 (もっと読む)


【課題】溶鋼の脱硫処理を効率よくかつ均一に行うことができ、さらに耐火物溶損の少ない溶鋼の脱硫剤およびその製造方法を提供する。
【解決手段】CaO、CaF2及びMgOの3成分を三角図の座標軸で示したとき、CaOが35〜55質量%、CaF2が25〜45質量%、MgOが7〜33質量%の範囲にあり、不純物含有量が10質量%以下である脱硫剤であり、CaO粒子表面にCaF2層が融着している脱硫剤であり、CaO粒子表面に融着しているCaF2層の厚みが0.1μm以上である脱硫剤。 (もっと読む)


【課題】溶鋼のレードルにおける脱酸・脱硫精錬において、大量の塩基性スラグの廃棄、廃棄に際してスラグ中のフッ素Fの地中への溶出問題および塩基性スラグの風解現象による煤塵問題等を解決し、廃棄スラグの転用やスラグ量自体の大幅削減を図るレードル精錬方法を提供する。
【解決手段】レードル4には予め塩基度が1.5以下となる造滓材を装入しておき、溶解炉1において塩基性スラグ下で酸化精錬された溶鋼のみをレードルに出鋼し、同時に脱酸剤を投入し、減圧下でガスバブリングして溶鋼とスラグを反応させ、脱酸・脱非金属介在物を進めるが脱硫はなされなかった精錬終了後の溶鋼を特定の連続鋳造方法による鋳造機11に供し、無偏析且つ主として柱状晶から成る鋼片を製造し、S%の過剰を許容する。該連続鋳造方法は湾曲式の連続鋳造において芯部が凝固するまでに1/4円を超え3/4周まで引き上げて引く抜き、中空鋳片を形成し、圧下して中実とする。 (もっと読む)


【課題】製鋼二次精錬工程における溶鋼の脱硫方法に関し、Al23介在物による脱硫能低下を抑制することで二次精錬工程での高い脱硫率を実現し、脱硫剤使用量を少なくしても低硫域まで脱硫でき、さらに耐火物溶損も軽減する方法を提供する。
【解決手段】脱炭精錬後に転炉から取鍋へ溶鋼を出鋼する際にフェロシリコンをSi換算で溶鋼1t当たり2kg以上投入し、続く二次精錬工程の真空脱ガス設備において、Alを溶鋼1t当たり0.2kg以上投入し、溶鋼を3分以上10分以下循環した後に脱硫剤をArとともに吹き込むことを特徴とする溶鋼の脱硫方法である。CaO、CaF2、MgOおよび不可避的不純物から構成され、その組成が1.0≦CaO/CaF2≦3.0を満たし、かつMgOが10質量%以上40質量%以下である脱硫剤を使用すると好ましい。 (もっと読む)


【課題】 EF−LF−RH工程で高Ni−Fe合金鋼の極低のS、C及びSi化を図り、2次精錬でAl23非金属介在物を生成することなく、非金属介在物を低融点可塑性のスペーサタイトのMnO・Al23・SiO2に形態制御する。
【解決手段】 EFでスクラップ、合金を溶解し、LFで高塩基度スラグを用い、不純物以外の金属Alを使用せず、LFからRH終了までに精錬、脱硫、高塩基度スラグ除去し、低塩基度とAl23含有フラックスを投入してスラグ置換し、脱酸時にSi添加してLF終了し、RHで酸素吹精して脱炭、脱Siし、脱炭中は鋼中Siを残存させ、脱炭終了後に高CのMnおよびSiを投入して脱酸し、攪拌時間を置いて溶鋼の脱酸とAl23の還元を促進し、非金属介在物をスペーサタイトのMnO・Al23・SiO2に形態制御し、Si≦0.03%、C≦0.006%、S≦30ppm、O2≦60ppmの高Ni−Fe合金鋼を得る。 (もっと読む)


【課題】 比較的簡便に製造可能で、特にフッ素を含有しなくても高効率で溶融鉄の脱硫処理を可能にする、環境に悪影響のない脱硫剤の製造方法を提供する。
【解決手段】 発明の脱硫剤の製造方法は、CaOを主成分とする粉状の石灰と、Al23 及びSiO2 を主に含有し且つ予め溶融した後に固化した粉状の既溶融化物質と、を含有する脱硫剤の製造方法であって、前記粉状の石灰と前記粉状の既溶融化物質とを混合処理することを特徴とする。前記混合処理を、攪拌羽根を内蔵した高速攪拌混合機を用いて実施する、或いは、前記石灰と前記既溶融化物質とを同時に粉砕することにより行うことができる。 (もっと読む)


【課題】 比較的簡便に製造可能で、特にフッ素を含有しなくても高効率で溶融鉄の脱硫処理を可能にする脱硫剤を提供する。
【解決手段】 上記課題を解決するための脱硫剤は、CaOを主成分とする粉状の石灰と、Al23 及びSiO2 を主に含有し且つ予め溶融した後に固化した固体粉状物質と、を含有することを特徴とする。この場合に、前記固体粉状物質と前記石灰との配合質量比(固体粉体物質の配合量(質量%)/石灰の配合量(質量%))を0.05以上1.0以下とする、前記固体粉状物質の平均粒子径を15μm以下とする、前記脱硫剤の塩基度(質量%CaO/質量%SiO2)を3.5以上とすることで、より一層脱硫効率が向上する。 (もっと読む)


【課題】良好な脆性破壊伝播停止特性及び大入熱溶接熱影響部靭性を有する厚手高強度鋼板の製造方法、及び、それによって得られる厚手高強度鋼板を提供する。
【解決手段】規定の成分組成を有し、強脱酸元素による脱酸後に残存し弱脱酸元素であるTiにより脱酸され得る残存酸素量OTi、変態前のオーステナイト素地に固溶する有効B量:Bef、炭素当量Ceqが各関係式によって規定される連続鋳造スラブを、連続鋳造後にAr−200℃以下まで冷却した後、950〜1100℃に再加熱し、次いで、900℃以上で累積圧下量が30%以上である粗圧延を行い、次いで、700℃以上で累積圧下量が50%以上である仕上圧延を、仕上圧延開始温度および仕上圧延終了温度が、ともに、式{−0.5×スラブ加熱温度(℃)+1325}(℃)で表される温度以下とされた条件で行い、次いで、加速冷却を適用して500℃以下まで冷却する方法としている。 (もっと読む)


【課題】耐火物の損耗部分を、健全部分の脱落を生じさせることなく適切且つ経済的に補修することが可能な耐火物被覆ランスを提供する。
【解決手段】先端にノズルを有するランス芯金の外側を耐火物で被覆した耐火物被覆ランスにおいて、ランス芯金長手方向の少なくとも1箇所に、前記耐火物をランス芯金周方向で仕切るフランジ状の仕切り板を設けた。この仕切り板により耐火物がランス長手方向で分断されるため、仕切り板で仕切られた一方の領域の損耗した耐火物部分を解体する際に、他方の領域の健全な耐火物部分に衝撃が伝わりにくく、また、解体する耐火物部分に生じた亀裂が健全な耐火物部分に伝播することがないので、健全部分の耐火物の脱落を適切に防止できる。 (もっと読む)


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