説明

Fターム[4K014AC17]の内容

Fターム[4K014AC17]に分類される特許

141 - 160 / 160


【課題】 溶銑を脱燐処理して低燐溶銑を製造するに当たり、多量の蛍石を使用することなく、少ない石灰系脱燐用フラックスで効率良く脱燐処理する。
【解決手段】 溶銑16を保持した容器2内に酸素源18と石灰系の脱燐用フラックス17とを添加して、溶銑に脱燐処理を施すことにより低燐溶銑を製造する方法において、上吹きランス4を通じて酸素ガスと少なくとも一部の石灰系脱燐用フラックス17とを溶銑浴面に吹き付けるとともに、搬送用ガスとともに溶銑中に吹き込んだ固体酸素源18を、前記酸素ガスの吹き付けによって生じる火点Rの近傍へ供給する。その際に、上吹きランスから供給される石灰系脱燐用フラックスのうちの少なくとも一部を火点に吹き付けること、また、固体酸素源の吹き込み速度を0.03〜1kg/分・溶銑tonとすることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 酸素含有ガス並びに粉体の精錬剤を上吹きランスから溶銑に吹き付けて溶銑を酸化精錬するに当たり、精錬剤の散逸を抑制して精錬剤を反応領域の火点へ効率的に添加する。
【解決手段】 ラバールノズル形状の複数個の主孔4を備えた上吹きランス1を用い、該上吹きランスから酸素含有ガス及び粉体状の精錬剤を溶銑の浴面に吹き付けて溶銑を酸化精錬する転炉吹錬方法であって、隣り合う主孔同士の干渉率を下記の(1)式によって定義したときに、隣り合った主孔の平均干渉率が30〜60%の範囲内である上吹きランスを用いて酸化精錬する。但し、(1)式において、γ:干渉率(%)、D:火点の直径(m)、d:隣り合う火点の中心間距離(m)である。
γ=(D-d)×100/D…(1) (もっと読む)


【課題】 機械攪拌式脱硫装置を用いてCaOを主体とする脱硫剤により溶銑を脱硫処理するに当たり、フッ素系滓化促進剤を使用しなくても効率良く溶銑を脱硫処理する。
【解決手段】 機械攪拌式脱硫装置を用いてCaOを主体とする脱硫剤7により溶銑3を脱硫処理するに際し、溶銑と接触する雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を3体積%以下に調整して脱硫処理する。その際に、ガス供給配管6から、溶銑の表面に向けて、静止状態の溶銑表面積当たり0.3Nm3 /min・m2 以上の非酸化性ガスまたは不活性ガスを吹き付けること、及び、CaO系脱硫剤は、実質的にフッ素を含有しないことが好ましい。 (もっと読む)


【課題】転炉設備で製造された溶鋼を後工程に送ることができない状況下において、脱炭炉の稼働状況の低下を起こすことなく、溶鋼のリサイクルを行う。
【解決手段】脱りん炉と脱炭炉とを備えた転炉設備で、前記脱炭炉から出鋼された溶鋼の一部又は全部が収容された取鍋を、脱りん炉の炉下を通して脱炭炉の装入側へ移送し、前記取鍋内の溶鋼を再度脱炭炉に装入して吹錬を行う。 (もっと読む)


【課題】脱りん炉および脱炭炉により行われる転炉工程において、これらのサイクルタイムの変化に関わらず脱炭炉を効率的に稼働させる操業方法を提供する。
【解決手段】脱りん処理を行う脱りん炉9、および脱りん炉から出湯した溶銑を装入して脱炭処理を行う脱炭炉10を備えた転炉設備1の操業方法であって、脱炭炉への溶銑装入(#23)を、脱りん炉への溶銑装入(#7)開始より、少なくとも脱りん炉への溶銑装入の時間と脱炭炉に装入される溶銑が入った取鍋を吊り上げる(#21)時間との合計時間T遅らせて開始する。 (もっと読む)


【課題】溶銑予備処理に際して発生するダストを用いた機械撹拌式溶銑脱硫装置による、溶銑予備処理ダストのリサイクル方法を提供する。
【解決手段】溶銑予備処理装置より発生するダストを乾式集塵機により集塵し、得られた集塵ダストを機械攪拌式脱硫装置にリサイクルして使用する方法において、集塵ダスト単独または一種類以上の精錬剤とともに、溶銑鍋内の溶銑表面の直上に設置したノズルより溶銑に向けて上方から吹き付けか、溶銑中に浸漬させた攪拌羽根に設置したノズルより溶銑中に吹込む。 (もっと読む)


【課題】 従来に比べて少ない石灰の使用量であっても、しかも、フッ素を含有する媒溶剤を使用しなくても、従来と同等の脱燐効率で脱燐処理する。
【解決手段】 CaOを主体とする媒溶剤を添加し、酸素源として気体酸素源及び/または固体酸素源を供給して、添加したCaOを主体とする媒溶剤を滓化させてスラグとなし、溶銑に対して脱燐処理を施す、溶銑の脱燐処理方法において、CaOを主体とする媒溶剤に加えて、酸化チタンを含有する物質を媒溶剤の一部として使用する。この際に、前記スラグの酸化チタンの含有量を10質量%以下とすること、造滓剤の一部として更に酸化アルミニウムを含有する物質を使用すること、前記CaOを主体とする媒溶剤、酸化チタンを含有する物質及び酸化アルミニウムを含有する物質は実質的にフッ素を含有しないこと、更に、前記酸化チタンを含有する物質として砂鉄を使用することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 溶銑の脱燐処理及び脱珪処理において発生したスラグから回収した地金を、溶銑の脱燐処理及び脱珪処理工程において、水蒸気爆発の危険性がなく且つ未溶解の地金を発生することなく、鉄源として効率良く利用する。
【解決手段】 溶銑13に酸素源を供給して脱燐処理或いは脱珪処理を施す溶銑の予備処理方法において、溶銑の脱燐処理または脱珪処理で発生したスラグから回収した地金16を、処理開始前または処理期間中に溶銑の上方から溶銑に向けて添加する。これにより、水蒸気爆発の危険性がなく且つ未溶解の地金を発生することなく、鉄源として効率良く利用することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】 低燐溶銑を製造する際に、二次燃焼熱の溶銑への着熱効率を向上させることで熱余裕度を高め、生産量の増大を可能ならしめる。
【解決手段】 上底吹き機能を有する転炉型容器内に収容された溶銑を脱燐処理する際に、二次燃焼率を10%以上に制御するとともに、上吹きランスから、酸素ガスとともに該酸素ガス量の10〜50vol%の量の窒素ガスまたは空気若しくは窒素富化空気を溶銑浴面に吹き付ける。これにより着熱効率が顕著に向上し、熱余裕度が高められて生産量が増大する。 (もっと読む)


【課題】 低燐溶銑を製造する際に、重量屑サイズのスクラップを効率的に溶解しつつ溶銑脱燐を行う。
【解決手段】 転炉型容器内に収容された溶銑に対して、脱燐剤を添加するとともに、上吹きランスから酸素ガス又は酸素含有ガスを吹き付け、且つ炉底又は/及び側壁から撹拌用ガスを吹き込みつつ、溶銑の脱燐処理を行う方法であって、重量屑の割合が90mass%以上のスクラップ屑を転炉型容器に装入し、このスクラップ屑を溶銑に溶解させつつ脱燐処理を行う。 (もっと読む)


【課題】低燐溶銑を製造する際に、熱余裕度の向上と高効率な脱燐処理を実現する低燐溶銑の製造方法を提供する。
【解決手段】全吹錬期間の前半の一定期間内でのみ二次燃焼率を10%以上に高め、且つその際のスラグ塩基度を1.8以下に抑える。これにより、高効率な脱燐を行いつつ、炉体耐火物の損傷を最小限に抑えて溶銑への熱付与を効率的に行うことができ、溶銑の熱余裕度を効果的に向上させることができる。 (もっと読む)


【課題】 炉内の残存スラグを利用して溶銑予備処理炉の炉内壁に短時間で長寿命のスラグコーティング層を形成することができる溶銑予備処理炉の補修方法を提供する。
【解決手段】溶銑予備処理炉1の残存スラグ3に酸素ブローを行うことにより、スラグ中のFeと酸素を反応させてFeOを増加させる。この発熱反応によりスラグは加熱されるとともに、スラグの融点が低下する。次にスラグ深さとほぼ等しい直径の石灰石を投入して冷却固化させ、炉内壁にスラグコーティング層を形成する。石灰石の投入によりスラグ組成はCaOリッチの高融点となり、強固な保護層となる。 (もっと読む)


【課題】 溶銑に酸素源を供給して脱燐処理或いは脱珪処理を施すに当たり、生成するSiO2 濃度の高い高粘度のスラグのフォーミングを安価に且つ確実に抑制する。
【解決手段】 処理容器2に収容された溶銑13に酸素源を供給して脱燐処理或いは脱珪処理を施す溶銑の予備処理方法において、溶銑の脱燐処理で発生したスラグから回収した、スラグを付着する地金16を、処理中に前記処理容器内に上置き添加してスラグ19のフォーミングを抑制する。その際に、前記地金に付着したスラグ中のCaO含有量を30質量%以上とすること、前記スラグを付着した地金中の鉄分の比率を30質量%以上とすることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】環境や人体への影響が懸念されるFやNa,Clを含まない脱りん剤を用いて、極低りんの高炭素鋼を安定して製造する。
【解決手段】溶銑脱りん炉および脱炭精錬炉の2基の転炉容器を用いるものとし、まず溶銑脱りん炉での脱りんに際し、脱りん剤として石灰系脱りん剤を用い、吹錬中の排ガス組成や流量、酸素ガス流量、副原料投入量および溶銑成分から酸素バランスを逐次計算することにより求められる蓄積酸素量に基づき、次式(1)により炉内のFeO生成量を推定し、その推定したFeO量に応じて、上吹きランス高さ、酸素ガス流量および底吹きガス流量のうち少なくともいずれか一つを調整して、処理後のりん濃度を0.015mass%以下まで低減し、ついで除滓後、上記脱炭精錬炉で所望の炭素濃度まで脱炭吹錬する。
FeO(kg/t)=[蓄積酸素量(m3(標準状態)/t)/22.4]×71.85 ・・・ (1) (もっと読む)


【課題】脱りん炉に装入する適切な銑鉄スクラップの量を算出可能とする。
【解決手段】脱りん炉2と脱炭炉3とをそれぞれ備える製鋼設備1で、脱りん炉2内の溶銑4に銑鉄スクラップ5を装入した上で脱りん処理を行う製鋼設備の操業方法において、前記銑鉄スクラップ5の量を、脱りん処理前後での溶銑重量の変化量と、脱りん炉で発生し且つ脱りん処理に必要な熱量を上回る余裕熱量とを基に算出する。 (もっと読む)


【課題】多量のCaFを添加することなく且つ少ない精錬剤添加量で効率的な脱燐処理を行う。
【解決手段】処理後スラグ量を従来に較べて相当程度低減させた条件の下で、気体酸素と精錬剤を特定の形態で溶銑浴面に供給することにより、スラグの不均一な溶融状態を利用した極めて効率的な脱燐精錬が可能となることを見い出しなされたもので、上吹きランスを通じて気体酸素と少なくとも一部の精錬剤を溶銑浴面に吹き付けることにより脱燐処理を行うとともに、処理後スラグ量を30kg/溶銑ton以下とし、好ましくは脱燐処理前の溶銑中Si含有量を0.15mass%以下とすることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】
COガスの気泡発生をなるべく抑えながら,溶融スラグ全体を均一に加熱及び改質できる手段を提供する。
【解決手段】
スラグ鍋2に入れられた溶融スラグaを加熱して処理する装置1であって,溶融スラグaを加熱するバーナ3と,溶融スラグa中でガスを噴射するためのランス4を備え,前記ランス4には,溶融スラグa中において水平方向にガスを噴射する噴射口10が複数箇所に設けられ,かつ,各噴射口10は,ランス4を中心にして溶融スラグaに旋回流を与えるように同一の旋回方向に指向している。スラグ鍋2に入れられた溶融スラグaを所定時間静置し,その後,溶融スラグaを加熱する工程と溶融スラグaを攪拌する工程とを交互に一回ずつもしくは複数回ずつ行う。 (もっと読む)


【課題】 より高速で脱りんすることが可能な脱りん処理の方法を提供する。
【解決手段】 上吹きランスおよび底部に底吹き羽口を備える溶銑予備処理容器を用い、その上吹きランスからは酸素ガスを吹き付けると同時に底吹き羽口からは攪拌用ガスを吹き込むことにより、溶銑の脱りんを行う方法において、前記溶銑予備処理容器内に脱りん剤を添加した後の上吹きランスから浴面への酸素ガスの吹き付けを、脱りん剤の滓化完了まではソフトブローとし、滓化の完了後はハードブローとするとともに、前記ソフトブロー時に生成するスラグ中のFeO含有量が30mass%以上になったとき、前記底吹き羽口からの攪拌ガス流量を増加させてスラグ−メタル間の攪拌を強化する溶銑の脱りん方法。 (もっと読む)


【課題】溶銑予備脱燐処理による低燐溶銑の製造方法において、気体酸素の溶銑浴面への供給により精錬剤の高い滓化促進作用を得るとともに、気体酸素が供給される溶銑浴面領域での酸化反応による高温場の形成を抑制し、高い脱燐反応効率を得る。
【解決手段】溶銑を保持した容器内に酸素源とCaO源である精錬剤を添加して、溶銑予備処理である脱燐処理を行ことにより低燐溶銑を製造する方法において、溶銑浴面に浴面上方から気体酸素を供給するとともに、この気体酸素が供給される溶銑浴面領域に化学反応又は/及び熱分解反応により溶銑の熱を吸熱する物質を供給し、気体酸素が供給される溶銑浴面領域の温度上昇を抑制する。 (もっと読む)


【課題】転炉に収容された溶銑に脱燐と脱炭とを並行して行うことにより溶銑の精錬効率を高めることができる溶銑の精錬方法を提供する。
【解決手段】転炉に収容された溶銑に、酸化カルシウムを含む生石灰、石灰石又は水酸化カルシウムの粉体を、溶銑トン当たり毎分1.0〜4.5Nmの流量の酸素ガスととともに吹付けることによって脱燐と脱炭の一部とを並行して行うことにより溶銑の炭素濃度を1.8〜3.8質量%とする第1の工程と、転炉に収容された第1の工程を経た溶銑に脱炭の残りを行う第2の工程とを経て、所望の燐濃度及び炭素濃度を有する溶鋼を製造する。 (もっと読む)


141 - 160 / 160