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Fターム[4K014AC17]の内容

Fターム[4K014AC17]に分類される特許

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【課題】フッ素を含まない媒溶剤を使用して効率的な脱燐処理を確保しつつ、路盤材化の可能な脱燐スラグを安定して得ることのできる溶銑脱燐スラグの製造方法を提供する。
【解決手段】転炉形式の炉を用いて溶銑に酸素源を供給しながら脱燐処理を行う際に、螢石などのハロゲン化物を用いることなく、使用する生石灰の75質量%以上を粉体状にして、気体酸素源とともに上吹きランスから溶銑浴面に吹き付けるとともに、脱燐処理後のスラグ塩基度(CaO/SiO2)を2.3〜3.5に、かつAl23含有率を5〜10質量%に制御することを特徴とする溶銑脱燐スラグの製造方法である。前記の方法において、使用する生石灰のうち、粒径が5mm以上の塊状生石灰の使用原単位を溶銑1トン当り5.2kg以下とするか、または、脱燐処理に使用するAl23源として、SiCを2質量%以上含有するAl23含有廃耐火物を用いることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】溶銑予備処理工程における転炉内の溶銑の脱リンを速やかに行うことができる溶銑の脱リン処理方法を提供する。
【解決手段】転炉1内の溶銑の表面に上吹きランス2から酸素ガスジェットを吹き付ける溶銑の脱リン処理方法において、先端部にノズル角度の異なる3種類以上のランス孔3を備えた上吹きランス2を用い、上吹きランス2を垂直な軸線のまわりに5〜15rpmで回転させながら、溶銑表面のスラグ層Sを貫通しない流速で酸素ガスジェットを吹き付け、スラグ層Sを介して脱リンを行わせる。スラグ層Sの表面全体が速やかに溶融し、脱リン速度を向上させることができる。 (もっと読む)


【課題】 溶銑鍋や混銑車などのフリーボードの小さい容器において、CaF2 系媒溶剤を添加することなく且つスラグ噴出を抑制して効率的に溶銑を脱燐処理する。
【解決手段】 本発明に係る溶銑の脱燐処理方法は、溶銑鍋5または混銑車に収容された溶銑2に酸素源とCaO系脱燐精錬剤とを添加して溶銑に脱燐処理を施す、溶銑の脱燐処理方法であって、上吹きランス7の1つの供給系統から気体酸素源を溶銑浴面に上吹き供給するとともに、上吹きランス7の他の1つの供給系統から少なくとも一部の固体酸素源4を、前記気体酸素源が供給されている場所と同一場所またはその近傍の溶銑浴面に搬送用ガスを用いて上吹き供給し、且つ、インジェクションランス8を通じてCaO系脱燐精錬剤3を搬送用ガスとともに溶銑中に吹き込むことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】機械撹拌式の溶銑脱硫処理に際し、比較的簡便な設備を用いるだけで、脱硫剤粉体を効率よく溶銑浴に浸入させ、浴内での脱硫剤の分散を促進させて脱硫の反応効率の向上が可能な溶銑の脱硫方法を提案する。
【解決手段】溶銑へ添加する脱硫剤を分割し、該脱硫剤の一部は溶銑処理容器に収容された溶銑浴面上に上置き添加する一方、残りの脱硫剤は撹拌羽根によって撹拌されている溶銑の浴面上に上吹きランスを介して搬送ガスとともに上吹き添加する。 (もっと読む)


【課題】フッ素含有物質を用いずに、CaO含有粉体を上吹きしつつ、且つ脱炭スラグを有効にリサイクル使用し、高い効率で脱燐できる溶銑脱燐方法を提供する。
【解決手段】上底吹き機能を有する転炉形式の炉を用いて、フッ素含有物質を用いずにCaO含有粉体を上吹き酸素とともに溶銑浴面へ吹き付けて脱燐する方法において、脱燐吹錬前および脱燐吹錬の前半のうちのいずれか一方または両方において、脱炭スラグ粉の全量をサブランスから溶銑浴面へ吹き付けて添加する溶銑の脱燐方法である。前記脱燐方法において、脱燐吹錬後の溶銑温度を1350℃〜1400℃とし、脱燐後のスラグのCaOとSiO2との質量含有率の比により表される塩基度を2.2〜3.0とすることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】トピードカー内で行われる溶銑予備処理において、スラグフォーミングによるスロッピングの発生を防止する。
【解決手段】側部にガス噴射口xを有するインジェクションランスを用い、ランス先端の噴射口から溶銑中に固体酸素源を吹き込みつつ、(i)処理の初期においては、インジェクションランスのガス噴射口xから、トピードカー上部内側の付着地金に酸素ガスを噴射し、該付着地金を溶解除去し、(ii)処理の中期以降においては、インジェクションランスのガス噴射口xをスラグ中に位置させ、該ガス噴射口xからスラグ中に窒素ガスを噴射してスラグの撹拌を行う。スロッピング発生の複合的要因であるCOのスラグ層内およびトピードカー内の上部での滞留が解消される結果、スロッピング発生が防止される。 (もっと読む)


【課題】低スラグ塩基度でありながら高い脱燐効率を得ることができとともに、スピッティングやダストの発生を抑制して鉄歩留まりの低下も抑えることができる溶銑の脱燐処理方法を提供する。
【解決手段】転炉型容器内の溶銑に対して、CaO源を主体とする精錬剤を添加し、上吹きランスから溶銑浴面に気体酸素の吹き付けを行う脱燐処理方法において、上吹きランスからの気体酸素の供給速度を1.5〜5.0Nm/min/溶銑tonとするとともに、処理後のスラグ塩基度(%CaO/%SiO)が1.0以上2.5未満となるように処理を行い、好ましくは、上吹きランスから粉粒状の固体酸素源を溶銑浴面に吹き付ける。 (もっと読む)


【課題】本発明は、高い効率で製鋼スラグを溶融改質処理する方法を提供し、f.CaOをほとんど含まず体積安定性が良好な高品質スラグを得る事を目的とする。
【解決手段】燃料と支燃性ガスをバーナーへ供給して燃焼させながら、改質材として珪酸含有物質を気流搬送によりバーナーへ供給し、バーナー直下に配置されたスラグ鍋内の溶融状態の製鋼スラグに、該珪酸含有物質を添加して製鋼スラグの溶融改質処理を行うに際し、珪酸含有物質、燃料、バーナーへの供給ガスのそれぞれの性状および供給量に関して、予定されている処理条件に応じて、溶射バーナーの火炎温度が最高となる位置のバーナー噴出口からの距離(P)、珪酸含有物質が溶融状態を維持しているバーナー噴出口からの距離(M)、を事前に求めておき、バーナー噴出口からスラグ面までの距離(J)を、P<J≦Mの範囲となる様にバーナーの位置を設定して、溶融改質処理を行う。 (もっと読む)


【課題】 比較的簡便に製造可能で、特にフッ素を含有しなくても高効率で溶融鉄の脱硫処理を可能にする脱硫剤を提供する。
【解決手段】 上記課題を解決するための脱硫剤は、CaOを主成分とする粉状の石灰と、Al23 及びSiO2 を主に含有し且つ予め溶融した後に固化した固体粉状物質と、を含有することを特徴とする。この場合に、前記固体粉状物質と前記石灰との配合質量比(固体粉体物質の配合量(質量%)/石灰の配合量(質量%))を0.05以上1.0以下とする、前記固体粉状物質の平均粒子径を15μm以下とする、前記脱硫剤の塩基度(質量%CaO/質量%SiO2)を3.5以上とすることで、より一層脱硫効率が向上する。 (もっと読む)


【課題】 酸素含有ガスの供給経路と酸化鉄の供給経路とが分離された上吹きランスにおいて、酸化鉄との接触などによる損耗によって酸化鉄供給経路を形成する鋼管に破孔が生じても、酸素含有ガス供給経路への酸化鉄の混入を防止することのできる精錬用上吹きランスを提供する。
【解決手段】 上記課題は、酸化鉄を搬送用ガスとともに供給するための酸化鉄供給経路(最内管8の内部)と、この酸化鉄供給経路の周囲に設けられた、空気、還元性ガス、炭酸ガス、非酸化性ガス、希ガスのうちの何れか1種または2種以上のガスが存在する緩衝空間(内管7と最内管8との間隙)と、この緩衝空間の周囲に設けられた酸素含有ガスを供給するための酸素含有ガス供給経路(中管6と内管7との間隙)と、を備える上吹きランス1によって解決される。 (もっと読む)


【課題】本発明は、現状よりコストをかけないで、且つ予備処理での溶銑の温度をあまり低下させずに、転炉におけるスクラップの使用量を高めることの可能な溶銑予備処理方法を提供することを目的としている。
【解決手段】 処理容器に保持した溶銑中に、インジェクションランスを浸漬し、該ランスを介して酸化剤と石灰系造滓剤を、処理の開始当初より終了まで連続的に吹き込み、該溶銑から脱珪及び脱燐を行う溶銑の予備処理方法を改良した。改良後の方法は、処理開始当初は、気体酸素だけを吹き込み、溶銑のSi濃度が0.1質量%まで低下した後に、前記気体酸素に加え、固体酸化剤及び生石灰を吹き込むと同時に、前記処理容器の上方空間に別途設けた上吹きランスを介して、該溶銑の浴面上に気体酸素を吹き付けるものである。 (もっと読む)


【課題】 溶銑を酸化鉄及び酸素ガスを用いて、脱珪処理した後に脱燐処理するに際して、処理終了時の溶銑温度を従来に比べて高い水準に維持することのできる溶銑の脱珪・脱燐処理方法を提供することである。
【解決手段】 処理容器内の溶銑5を酸化鉄及び酸素ガスを用いて脱珪処理した後に脱燐処理する溶銑の脱珪・脱燐処理方法において、先ず、酸素ガスを上吹きすることなく、酸化鉄及び酸素ガスを溶銑中に吹き込んで処理を開始し、次いで、該処理中に計測される排ガスのCO2 ガス濃度の立ち上がりが検知された以降、酸素ガスを溶銑中に吹き込むことなく、酸素ガスを上吹きするとともに不活性ガスを搬送用ガスとしてCaO系脱燐精錬剤及び酸化鉄を溶銑中に吹き込んで処理する。 (もっと読む)


【課題】 溶銑を脱燐処理するに当たり、フッ素を含有する媒溶剤を使用しなくても、少ない石灰の使用量で、従来と同等の脱燐効率及び鉄歩留りで脱燐処理する。
【解決手段】 CaOを主体とする脱燐精錬剤を溶銑に添加して、添加したCaOを主体とする脱燐精錬剤を滓化させてスラグとなし、溶銑に対して脱燐処理を施す、溶銑の脱燐処理方法において、1つの供給系統から気体酸素源を溶銑浴面に供給し、他の1つの供給系統から固体酸素源を、気体酸素源が供給されている場所の近傍の溶銑浴面に、搬送用ガスを用いて供給する。この場合、前記気体酸素源及び固体酸素源のそれぞれの供給系統を、同一のランス内に配置することや、CaOを主体とする脱燐精錬剤を、前記気体酸素源の供給系統を通じて前記気体酸素源とともに溶銑浴面に供給することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 上吹きランスから酸素を供給して溶銑または溶鋼を精錬するに当たり、溶銑または溶鋼の精錬と同時に、転炉型精錬炉の内壁に付着した地金を効率良く溶解する。
【解決手段】 その先端に鉛直下向き方向または斜め下向き方向の吹錬用主孔ノズルを有し、且つ、先端より所定の間隔を隔てた上吹きランスの上方位置側面に水平または斜め下向き方向の副孔ノズル16を有する上吹きランス2を用いて、転炉型精錬炉に収容された溶銑8または溶鋼に酸素を供給して溶銑または溶鋼を精錬する際に、副孔ノズルから噴出する酸素噴流の中心流速が30m/sに減速する地点までの副孔ノズル出口からの水平方向距離(X0 ×sinθ)が、上吹きランス中心から転炉型精錬炉側壁までの距離(H)の0.10以上0.75以下の範囲になるように制御して酸素を供給する。 (もっと読む)


【課題】脱硫処理や脱珪処理等の精錬処理の効率を向上させる。
【解決手段】高炉2から出銑された溶銑が流れる溶銑流路4と、この溶銑流路4内を流れる溶銑に精錬剤を添加する添加装置12と、溶銑を攪拌するインペラ10を有する攪拌装置11と、攪拌装置11で攪拌された後に生じた溶銑上のスラグ14を外部へ排出する排滓樋13とを備えた高炉鋳床設備において、インペラ10の幅、段差部8の位置、段差部8の高さH及び勾配、添加装置12の位置、排滓樋13の位置を最適に設定する。 (もっと読む)


【課題】実質的にフッ素を含まない脱燐剤を使用して溶銑を脱燐処理する場合であっても、効率的に脱燐を進行させ、安定した操業を可能とする溶銑の脱燐処理を行う。
【解決手段】転炉形式の炉を用いて、実質的にフッ素を含まない脱燐剤を使用して溶銑を脱燐処理する際に、脱燐処理後のCaOとSiO2の質量濃度比で定義されるスラグ塩基度を2.5、以上3.5以下にし、かつ脱燐処理後の溶銑鍋中の溶銑温度を1320℃以上、1380℃以下にするとともに、全吹錬時間の60%が経過する前から吹錬終了まで、底吹きガス流量を0.18Nm3/min/t以下に保つことにより、脱燐処理後のスラグ中のT.Fe濃度を5質量%以上に制御する。これにより、脱燐後のスラグの排滓性を向上させるとともに、炉内付着地金の成長を抑制し、安定して低燐溶銑を得ることができる。 (もっと読む)


【課題】実質的にフッ素を含まない脱燐剤を使用して溶銑を脱燐処理する場合であっても、効率的に脱燐を進行させ、安定した操業を可能とする溶銑の脱燐処理を行う。
【解決手段】転炉形式の炉を用いて、実質的にフッ素を含まない脱燐剤を使用して溶銑を脱燐処理する際に、脱燐処理後のCaOとSiO2の質量濃度比で定義されるスラグ塩基度を2.5以上、3.5以下に、脱燐処理後のスラグ中のT.Fe濃度を3質量%以上、15質量%以下にし、かつ脱燐処理後の溶銑鍋中の溶銑温度を1320℃以上、1380℃以下にするとともに、下記の(1)式で定義されるT.Mn原単位を溶銑1tあたり4kg以上とすることにより脱燐処理後のスラグの排滓性を向上させる。(1)T.Mn原単位(kg/t)=溶銑中のMn濃度(質量%)×10+脱燐炉内へのMn純分の投入量(kg/t) (もっと読む)


【課題】 同一の転炉型容器を用いて脱燐処理と脱炭処理とを中間に排滓工程を挟んで連続して実施して溶銑から溶鋼を製造する際に、脱燐用精錬剤にフッ素源を配合しなくても脱燐処理することができ且つ中間排滓を充分に行うことができる製鋼方法を提供する。
【解決手段】 転炉型容器に溶銑を装入し、該溶銑にCaO系媒溶剤を主体とする脱燐用精錬剤と酸素源とを供給して脱燐処理を行った後、該脱燐処理で生成した脱燐スラグの少なくとも一部を転炉型容器から排出し、その後、転炉型容器内の溶銑に酸素源を供給して脱炭処理を行い、溶銑から溶鋼を製造する製鋼方法において、脱燐処理では、処理後に生成される脱燐スラグの塩基度(質量%CaO/質量%SiO2 )を2.5以下とするとともに、脱燐用精錬剤の一部として酸化チタン源または/及びAl23 源を使用し、且つ、脱燐処理後には、生成した脱燐スラグの60質量%以上を転炉型容器から排出する。 (もっと読む)


【課題】 機械攪拌式脱硫装置で溶銑を脱硫するに当たり、フッ素含有物質を滓化促進剤として使用せず、且つ、耐火物の侵食を増大させるNa2 Oも使用せずに、従来のCaO−CaF2 系脱硫剤と同等の脱硫能力を有するCaO系脱硫剤を提供する。
【解決手段】 上記課題は、粒径150μm以下の微粉が90質量%以上であるCaO粉体100質量部に対して、Al23 を50質量%以下含有するアルミナ―金属Al混合体を5〜20質量部添加した脱硫剤により解決される。この脱硫剤7を、攪拌羽根4によって攪拌されている溶銑3の浴面に、上吹きランス5を介して搬送用ガスとともに上吹き添加することで、効率的に脱硫処理することができる。 (もっと読む)


【課題】 安価に製造可能で且つ高効率の脱硫処理を可能とする、溶鉄との濡れ性を向上させたCaO系脱硫剤を提供する。
【解決手段】 上記課題を解決するためのCaO系脱硫剤は、主成分がCaO粒子であるCaO系脱硫剤において、平均粒径が5μm以下である、主成分を炭素とする炭素質粒子を、前記CaO粒子と混合させたものである。また、前記炭素質粒子の平均粒径を1μm以下とする、前記CaO粒子の平均粒径を10μm以上とする、前記炭素質粒子の配合率を1質量%以上とすることで、脱硫効率を一層向上させることが可能となる。 (もっと読む)


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