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Fターム[5G321DC09]の内容

Fターム[5G321DC09]に分類される特許

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【課題】高Sn濃度のブロンズを用いても、Nbフィラメント径に比べて大きなδ相を発生させずに加工性の良好なNbSn超電導線材製造用前駆体を提供することにあり、必要によって線材の断面構成を最適化した多芯型前駆体を構成することによって、高い磁場での実用レベルの超電導特性を発揮するNbSn超電導線材を提供する。
【解決手段】Cu−Sn基合金製母材に複数のNbまたはNb基合金芯を埋設したブロンズ法NbSn超電導線材製造用の前駆体であって、
前記Cu−Sn基合金製母材はSnを含有する他、Tiおよび/またはZrを含有し、Snの含有量をX(質量%)、Tiおよび/またはZrの合計含有量をY(質量%)としたとき、これらが下記(1)式および(2)式の関係を満足するものである。
0.4≦(X−15.6)/Y≦1.9…(1)
15.6<X≦19 …(2) (もっと読む)


【課題】内部歪みが緩和されている化合物超電導線で構成され、従来よりも耐歪み特性および臨界電流値などの超電導特性の向上が図れる超電導コイルおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】超電導生成熱処理された化合物超電導線を巻線して形成する超電導コイルであって、前記化合物超電導線が、少なくともその断面内の一部に化合物超電導体を有し、且つ所定の化合物超電導体生成熱処理が施された後、正反両方向から曲げ歪みを加える両振り曲げ加工を施して、前記化合物超電導線の内部歪みを緩和したことを特徴とする超電導コイル。 (もっと読む)


【課題】 超電導マトリクス部と安定化銅層を隔離する拡散障壁層を更に改善することで、優れた伸線加工性の下で安価に提供することができ、しかも高レベルの超電導特性を与えるNb3Sn系超電導線材とその前駆体を提供すること。
【解決手段】 Cu−Sn系合金マトリクス中にNbまたはNb基合金からなる心材が配置された超電導マトリクス部が、NbまたはNb基合金(但し、Nb−Ti合金を除く)からなる拡散障壁層を介して安定化銅層と一体化されたNb3Sn系超電導線材前駆体であって、前記超電導マトリクス部と拡散障壁層の間にNb−Ti合金層が設けられた前駆体と、これを伸線加工し拡散熱処理して超電導特性を与えたNb3Sn系超電導線材を開示する。 (もっと読む)


【課題】改良された、すなわち、臨界電流密度jcが高い超伝導エレメントをブロンズ・ルートによって製造できる複合材料を提供する。
【解決手段】本発明は、Cu-Snブロンズ・マトリックス(2)と該ブロンズ・マトリックス(2)によって囲まれたフィラメント(3)とを含み、該フィラメント(3)がニオブ(= Nb)又はNb合金を含む複合材料(1)において、該フィラメント(3)が該Nb又はNb合金内に分布している0.3から20体積%の銅(= Cu)サブ構造(4)を含むことを特徴とする複合材料(1)に関する。この複合材料を用いて、ブロンズ・ルートによって、改善された臨界電流密度を有する超伝導エレメントを製造することができる。 (もっと読む)


【課題】 優れた超電導特性を示すNb3Sn系超電導線材の製造方法であって、Nb3Sn系超電導相生成のための熱処理時間を比較的短時間とすることが可能なNb3Sn系超電導線材の製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明のNb3Sn系超電導線材10の製造方法は、銅(Cu)−スズ(Sn)系合金材(ブロンズ材2)に複数本のニオブ(Nb)又はニオブ合金フィラメント3を配設してなるサブマルチ線1を備えた熱処理前Nb3Sn系超電導線材10’に熱処理を施してNb3Sn系超電導物質4を生成させるための熱処理工程において、0.5〜10℃/時間の温度上昇率にて30〜200℃の温度幅で温度上昇させる熱処理工程を有することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】臨界温度、上部臨界磁場強度が高く、十分な機械的安定性を有する超伝導素子の製造方法。
【解決手段】Cu及びスズSnを含有するブロンズマトリックスと、Nb又はNb合金を含有する1つの細長構造体が埋設された複合体の、押出し成形ステップ、伸長ステップ、アニールステップ及び束化ステップを1回以上繰り返し、後続の、中間アニールプロセスを含む最終伸長プロセスであって、固体拡散反応を含む熱処理によって超伝導相が得られる最終伸長プロセスにおいて、複合体をその最終長さにまで伸長する製造方法は、前記伸長ステップの少なくとも一部分及びアニールステップを、前記ブロンズマトリックスの再結晶温度以上である450℃〜750℃の温度域における定温熱間圧延により実行することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】超伝導フィラメントの体積分率が高い場合における超伝導に優れ、特に臨界温度Tc及び上部臨海磁場強度Bc2が高く、電磁コイルなどの商業的用途に対して十分な機械的安定性をを有する超伝導素子の製造方法を提供する。
【解決手段】この、製造方法は、標準的なCu−Sn合金の再結晶温度以上である520℃〜750℃の温度で実行される中間アニール処理と、30秒未満内に100℃以下へ冷却する急冷処理とにより先行される冷間加工により冷間加工ステップ又は高温加工ステップの少なくとも一部分及びアニールステップを実行する。 (もっと読む)


【課題】マトリックスからSn、Ga等を酸化除去し、臨界電流密度Jcを高めることのできるA15化合物超伝導線材の製造方法を提供すること。
【解決手段】 拡散障壁層のない超伝導前駆線材の真空または不活性ガス雰囲気での熱処理の後半において、マトリックス中のCu以外の成分が酸化される酸素分圧を有する雰囲気に替え、その状態に保持する。
即ち、表面のSnが酸化除去されると、CuSn合金の中で、Snの濃度勾配が生じ、線材内部からSnの拡散が起る。これにより線材全体からSnの酸化除去が可能となる。 (もっと読む)


【課題】 高いJc特性を有し、Q特性の増大を抑制し得る熱処理を施すことによりNbSn超電導線材となるNb−Sn化合物系超電導線の前駆線材を提供する。
【解決手段】 Cu基金属マトリックス中にSn基金属コアおよびその周囲にNb基金属フィラメントを同心状に配置したモジュールを複数個備えた構造を有し、上記モジュールが熱処理によりSn基金属コアのSnとCu基金属マトリックスとが反応することで生成するε相ブロンズ層の境界をNb基金属フィラメントをすべて含むか、あるいは略0.05以上略0.35以下の割合を含むようにSn基金属コアの量を調整することでNb−Sn化合物系超電導線の前駆線材とした。 (もっと読む)


【課題】 実用的に高いJを有すると共に、Qの上昇が抑制されたNb−Sn化合物系超電導線を得ることができる。
【解決手段】 Nb−Sn化合物系超電導線15は、ブロンズにNbSnフィラメント16が埋設され、中心部がブロンズ17のみからなり、その周囲に、上記Nb−Sn化合物系超電導線15の径方向においては、放射状に上記NbSnフィラメント16が配置されるとともに、放射状にそれぞれが接触し、かつ外側の上記NbSnフィラメントほどその直径が大である。また、上記Nb−Sn化合物系超電導線15の周方向においては、それぞれのNbSnフィラメント16の間隔が電磁気的に孤立する間隔である。 (もっと読む)


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