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国際特許分類[F16D25/063]の内容

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国際特許分類[F16D25/063]に分類される特許

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【課題】係合要素に対して作用するピストンの押圧力のバラツキを抑制し、伝達トルクの制御性の向上を図ることができる摩擦係合装置を提供すること。
【解決手段】第1ピストン31に設けられる第2ピストン32は、第1ピストン31が係合要素5に対して押圧力を与える際に、第1ピストン31よりも先に周方向における一部の範囲で係合要素5に対して押圧力を与える。これにより、係合要素5に押圧力を与えるタイミングや強さを、係合要素5を摩擦係合させるごとに同じタイミングや強さにすることができる。従って、係合要素5を摩擦係合させることにより外側回転体50と内側回転体70との間で回転トルクを伝達する際における伝達トルクの伝達タイミングを、係合要素5を摩擦係合させるごとに一定にすることができる。この結果、係合要素5に対して作用するピストン30の押圧力のバラツキを抑制し、伝達トルクの制御性の向上を図ることができる。 (もっと読む)


【課題】軸方向にコンパクトに構成される自動変速機のクラッチユニットを提供する。
【解決手段】それぞれ油圧サーボ20、40及びキャンセル油室28、48を有する第3のクラッチC3と第4のクラッチC4とを、軸方向にオーバラップして径方向の異なる位置に配置する。外径側に位置する第3のクラッチC3のクラッチドラム22には、そのクラッチドラム22に鍔部22dが設けられていると共に該鍔部22dの内周面には、内スプライン54aが形成されている。また、内径側に位置する第4のクラッチC4のクラッチドラム42には、段差部53が設けられており、該段差部53の円筒部53aの外周には外スプライン54bが形成されている。上記第3及び第4のクラッチC3,C4のクラッチドラム22,42は、内スプライン54aと外スプライン54bとが係合することによって軸方向一体に形成される。 (もっと読む)


【課題】軸方向にコンパクトな自動変速機のクラッチユニットを提供する。
【解決手段】それぞれ油圧サーボ20、40及びキャンセル油室28、48を有する第3のクラッチC3と第4のクラッチC4とを、軸方向にオーバラップして径方向の異なる位置に配置する。第3のクラッチC3のキャンセル油室28を構成するキャンセルプレート25は、第4のクラッチC4のクラッチドラムの段差部53に嵌合していると共に、該第4のクラッチC4のキャンセル油室48を構成するキャンセルプレート45はスナップリング30によって抜止め配置されている。第3のクラッチC3のキャンセル油室28に配設されるリターンスプリング26は、第4のクラッチC4のキャンセル油室48に配設されるリターンスプリング46と比して付勢力が大きいため、第4のクラッチC4のクラッチドラム42は、常にスナップリング50に当接して位置決めされる。 (もっと読む)


【課題】ポンプカバーに備えられたピストンを確実に摩擦要素方向へ摺動させることができるピストン室供給油路穴構造を提供する
【解決手段】第1油穴33や第2油穴43のピストン室32、42側の開口部を長穴として、ピストン室32、42に供給される油の運動エネルギーがピストン31、41を付勢するリターンスプリング36、46の弾性エネルギーを超えることがないように設定することにより、第1ピストン31の受圧面31cや第2ピストン41の受圧面41cの一点に強い油圧が集中して吹き付けられることがなくなりリターンスプリング36、46が形状変形することが防止され、第1ピストン31や第2ピストン41が傾斜してしまうことを防ぐことができる。これにより第1ピストン31や第2ピストン41にスティックスリップなどの不具合が発生することなく、確実に第1ブレーキ35や第2ブレーキ45側へ摺動させることができる。 (もっと読む)


【課題】溶接によらない、デュアルクラッチのリアカバーと第2クラッチドラムの接合構造を提供すること。
【解決手段】リアカバー12とハブ13の一体形成体18のリアカバー12に形成した内歯スプライン18Aと、第2クラッチドラム22に形成した外歯スプライン22Aを噛合わせることにより、リアカバー12と第2クラッチドラム22間の回転方向の相対移動をなくし、さらに、リアカバー12とハブ13の一体形成体18の軸方向内側に形成した内側突出部19の外周に設けた雄ねじ19Aに、ストッパ30に設けた雌ねじ30Aをねじ込むことによって、第2クラッチドラム22の端部22Bをリアカバー12に押付け軸方向の相対移動を阻止した、デュアルクラッチのリアカバーと第2クラッチドラムの接合構造。 (もっと読む)


【課題】リターンスプリングとスプリングリテーナとの誤組付けを防ぐことが可能なスプリングユニットを提供する。
【解決手段】例えば摩擦係合用油圧サーボ1にあって、ピストン部材12と支持プレート16の間には、スプリングリテーナ13と座金15と複数のリターンスプリング14とからなるスプリングユニット2が配設される。このスプリングリテーナ13の複数の凸部のうちの少なくとも1つの凸部13bの先端部分が、該リターンスプリング14の端部14bの内径D2より幅広で、かつ該リターンスプリング14の内径部14baに嵌合し得る幅広部13bbを有している。これにより、例えば支持プレート16を組付ける際に衝撃等が生じた場合でも、リターンスプリング14とスプリングリテーナ13との組付け位置がずれてしまうことが防止され、それらの誤組付けが防がれる。 (もっと読む)


【課題】複式クラッチ装置に設けられた油路周辺の構造を工夫することで、装置全体の軸方向寸法を短縮する。
【解決手段】複式クラッチ装置1は、入力軸10と同軸状に配置された第1出力軸20と、第1出力軸20の外周側に同軸状に配置された筒状の第2出力軸30と、入力軸10の外周側に配置され、入力軸10に入力されるトルクを第1出力軸20へ伝達及び遮断可能な環状の第1クラッチ100と、第1クラッチ100の外周側に配置され、入力軸10に入力されるトルクを第2出力軸30へ伝達及び遮断可能な環状の第2クラッチ200と、入力軸10の外周側に配置され、第1及び第2クラッチ100、200に対して油圧を供給するための制御バルブ40とを備えている。また、制御バルブ40は、内周部に軸方向トランスミッション2側へ延びる筒状突出部44を有し、筒状突出部44は第2クラッチ200の内周側に配置されている。 (もっと読む)


【課題】 車両用自動変速機の機能を損なわずに車両用自動変速機の軸心方向への軸長を短縮化した摩擦係合装置を提供する。
【解決手段】 第1摩擦係合要素42と第2摩擦係合要素44との間に共通のスナップリング51を介在させ、このスナップリング51の内周面に円周溝51aを設けることで、一方の摩擦係合要素の押圧によってスナップリング51の一端が変形させられても、そのスナップリング51の変形は、スナップリングの円周溝51a内で吸収され、スナップリング51の他端には伝達されないため、他方の摩擦係合要素への影響を防止することができる。 (もっと読む)


【課題】 エアの排出による応答性を向上しつつ、油の排出による圧力損失を抑えること。
【解決手段】 摩擦係合装置33を係脱させるとともにシリンダ20内を摺動可能なピストン22に対して第1油圧室23および第2油圧室24の2つの油圧室が配設され、第1油圧室23および第2油圧室24のそれぞれ独立に油路25、26を有する自動変速機の油圧制御装置であって、シリンダ20は、第1油圧室23と第2油圧室24の間の油路にブリードオリフィス20dを有し、変速過渡時に第1の油圧室23に油圧を供給するとともに、変速終了時に第1油圧室23および第2油圧室24に油圧を供給する油圧回路を備える。 (もっと読む)


【課題】 有底円筒状のクラッチピストンの円筒状シリンダ部材をアルミニウム合金で構成した際でも充分な強度を備えた構造を有する車両用自動変速機を提供する。
【解決手段】 円筒状のシリンダ部材50a、そのシリンダ部材50aの一端部内に嵌め入れられる円板状の底板部材50b、およびスナップリング76の複数の部材で構成される第2クラッチピストン50は、シリンダ部材50aの内周面には複数本の長手状の位置決め突起78を設け、その位置決め突起78の端面79に円板状の底板部材50bを当接させることによって、切欠を設けることなく底板部材50bをシリンダ部材50aの一端部内に嵌め入れることができ、摩擦係合装置の係合の際にシリンダ部材50aに生じる引っ張り力に対抗する耐久性を保持することができる。 (もっと読む)


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